あなたは、誰かから「お試しで付き合おう」「試しに付き合ってみる?」と言われたことがあるだろうか。
普通の感覚では “付き合う” ということはそれなりに重いことであり、「お試し」と言う言葉は恋愛に合わないように感じるが、意外と恋愛の進み方によっては向き合う可能性のある言葉である。
そこで今回は、お試しで付き合うとはどういうことか、お試しで付き合おうと言う心理や、それをOKする理由、お試しで付き合う期間について徹底解説していく。
その他に、お試しで付き合う時のルールや、期間限定で付き合う意味など、試しに付き合うことを迷う人や、お試しの交際を検討している人が参考になる情報をポイントごとに解説したい。
最後は「お試しで付き合おうと言われた時の返事の仕方」についてもパターン別に解説する。
お試しで付き合うとは?お試しで付き合う意味
お試しで付き合うとは、告白した告白された時点では両想いではないが、カップルとして試しに付き合ってみることで相性を確認したり、付き合ってみた感覚で両想いになれるかどうか試すことを指す。
「仮で付き合う」「期間限定で付き合う」などと表現されることもあり、正式な彼氏や彼女ではないが、ある程度限定されたルールの中でカップルのように短い期間交際する。
イメージとしては「お友達から始めましょう」というニュアンスに近いが、それよりはもう少しカップルになることの意味が大きい感じだ。
試しに付き合うカップルが実際に試していることとは?
では、具体的に “何を試す” のがお試しで付き合うということなのか。これに関しては主に以下の3つを試すことになる。
【お試しで付き合うカップルが試していること】
- 何度かデートをしてみて、二人で過ごす時間が楽しいか試す
- 付き合ってみて、好きになれるか試す
- 付き合ってみたらどう思うか相手を彼氏・彼女として試す(※主にお試しで付き合うことを提案した方が試される)
お試しで付き合うと、カップルと似た感じで付き合うことになるので、定期的に二人でデートをするのが普通だ。
すぐに「じゃあ明日空いてる?」「今週はいつ暇?」となるかはその二人によるが、デートに応じるつもりがないのであれば最初からお試しで付き合うのを断るのが通例で、お試しでも付き合えばデートに出かける。
何度かデートをしてみて、お互いの気持ちや2人の関係性がどうなっていくかを試す形だ。
お試しで付き合うカップルの連絡の取り方:試しに付き合うカップルのLINEの仕方とは?
お試しで付き合うカップルは、LINEなどの「連絡」についても、普通のカップルの頻度で行う。
2日に1回くらいのLINEから始めるお試しカップルもいるが、基本的には普通のカップルのように毎日LINEするようになる。LINEに関しては、本当に付き合ってるみたいなLINEをするケースが多い。
ただ、「お試しで付き合って」とお願いした方が頑張るようになりやすいのが「お試し期間」の特徴だから、お試しで付き合おうと切り出した方が、最初は一方的な連絡をする形になり、試しに付き合ってみる人が返信する形で連絡を取り合うことが多い。
順調に進むと双方向的なやり取りに変わって行く。
あなたがお試しで付き合おうと言った立場なら自分から連絡するべきだし、言われたなら相手の連絡に対応する。お試しで付き合うことをOKした人は、相手の頻繁な連絡にちゃんと対応するというのが「お試しで付き合ってる状態」だ。
(※もちろんお互いの好みが優先されるし、「もうちょっとLINEを少なくしてほしい」など要望を言う場合や、心地良い頻度を探るケースも多い)
お試しで付き合うカップルのデートの仕方と、試しに付き合ってる時のデート頻度
お試しで付き合うカップルは、お試し期間の中で定期的にデートをしていく。
付き合う前の関係次第でデート頻度に関してはパターンが様々あるが、週1回のペースでデートをし、最低限3~5回くらいはお試しデートをするイメージだ。
当然ながら、お試しのデートを重ねる中で上手くいかないと判断したり、好きになれないことが確定すれば、そのカップルは事前に決めたお試しで付き合う期間に関わらず、別れる(振る・振られる)ことになる。
毎回のデートがテストのような役割になるわけじゃないけど、お試しで付き合う期間のデートはどうしても「このままの関係を続けても仕方ない」と思われる可能性を持ったデートになるため、初デート(1回目のデート)から「やっぱり別れたい…」となることもある。
やはり、試しで付き合うとは言え、誰かの彼氏や彼女になることは重いことだと思う人も多いから、普通のカップル以上に、お試しで付き合うカップルの関係性は微妙にならざるを得ない。
お試しで付き合うような “期間限定カップル” は、決めた期間を満了することが目的ではないから、いつ本当に付き合うことになっても、いつ別れることになってもおかしくない「曖昧な関係」なのは間違いない。
本気で付き合ってるカップルでもすぐに別れるカップルがいるのだから、両思いじゃないのに付き合い始めたのならデートの仕方によってその後の2人はいくらでも形を変える。
お試しで付き合うことは恋愛的に悪いことなのか:期間限定や仮に付き合うなど、試しに付き合うのは意味があることなのか
お試しで付き合うことに悪いイメージを持っていたり、チャラい・軽いと思う人もいるが、恋愛的には「たとえお試しでも好きな人と付き合えたのなら前に進んでる」というのが答えになる。
お試しで付き合おうと言ってきた相手の言葉をきっかけに、付き合ってみると決めた人に関しても、「付き合ってみようかなと思えた人と付き合い始めるのは正しい判断」だ。
もちろん各恋愛の状況によっては、試しに付き合うより、良い方法もあるだろう。
でも、お試しで付き合うにしても実際は、
「定期的に二人で会う関係になれる」
「相手が自分を思い切り意識する中で生活する」
「仮彼氏・仮彼女だとしても毎日連絡を取り合う関係になれる」
などのメリットがあるので、恋愛的には進展してるし、プラス材料だ。
事実、お試しで付き合った結果、正式なカップルになれることもあり、交際する中でお互いに両想いになることもある。
「期間限定でいいから付き合って」など、試しに付き合う提案を具体的にする時はある程度2人の関係性も発展しかかってる時が多いので、2人で(お試しでも)付き合うことを決めたのであれば恋愛的には良い兆候となる。
ただし、デメリットがないわけではないので、「お試し期間がつらい」と思ったり、「期待しような展開にならない」ということも普通にある。その点には注意も必要だ。
お試しで付き合う期間とは
お試しで付き合う期間は、あくまで「二人が納得する期間がどの程度必要か」ということが大事だ。
それを先に言った上で、お試し期間の目安は、週1くらいでデートして1ヶ月~2ヶ月がおおよその目安の期間である。
お試し期間の最短は「1週間」、最長は「3ヶ月」、普通は「1ヶ月から2ヶ月」
お試しで付き合うカップルの交際期間は、最短で「1週間」と言う場合もある。
「ちょっと付き合ってみようよ」「本当に少しでもいいから付き合ってみて」と言うような場合は、1週間だけ付き合ってみる人がいる。
ただ、1週間だけ付き合うことにほとんど意味はないため、お試し期間としてはまったくおすすめできない期間だ。
では、普通は試しに付き合う人の平均交際期間は?というと、1ヶ月から2ヶ月だ。それで交際が終わるのではなく、お試し期間が1ヶ月から2ヶ月くらい経ったところで「本当に付き合うか別れるか」を決める展開になる。
最初から「1ヶ月だけ付き合う」と決めることもあるが、どれだけ長くてもお試しで付き合う時の交際期間は3ヶ月までがイメージとして妥当だ。
普通の感覚では、試しに付き合う場合でも2ヶ月~3ヶ月の間仲良く付き合えたのなら、ちゃんと付き合う判断をすることが多い。
試しに付き合う中で2人の距離も縮まるから、親密になってきたことを実感したタイミングで「お試しじゃなくてちゃんと付き合いたい」と言うような展開になるのが普通だ。短い交際期間ではあるが、お試し期間が2ヶ月もあれば、お互いへの気持ちやこれからのことが話題に出る。
お試しで付き合った結果、その関係が良好かつ発展的に続くなら、後は「正式に付き合おう」という告白待ちの状態になる。
お試しで付き合うカップルは交際してみた印象ですぐに別れることもある
簡単に前述したけど、お試しで付き合うカップルは定期的にデートする中で相性や好き同士になれる可能性を模索していくので、「付き合ってみた印象が悪い」なら、事前に話していたお試し期間を無視して別れることになる。
あくまでも仮交際の形だから「1週間で振られた」とか「1ヶ月も経たないで別れた」ということも普通に起こる。
ただし、逆にすぐにちゃんと付き合い始めるカップルもいるので、試しに付き合う期間については本当にバラバラだと思っておこう。平均すると1ヶ月から2ヶ月で答えを出すイメージだ。
お試しで付き合うカップルが終わる時は、告白で本当に付き合うことになるか、そうでない場合は別れ話をして別れる
お試しで付き合うカップルは、はじめから期間を決めて付き合う場合であっても、終わる時は「本当に付き合う」か「別れる」かを選ぶ形になる。
曖昧な関係なので自然消滅することもあるのだけど、いずれにしても話し合いのような感じで二人の関係が決まることの方が多い。
やはりお試しでも付き合った以上は関係を解消するときに「別れる」という形になるし、ちゃんとカップルになるなら付き合いながらどこかのタイミングで告白をする・受けることになる。
お試しで付き合う期間はだらだら続けるべきじゃない
お試しで付き合うことを決めた際、パターンによってはずっと告白が無い状態ではっきりしない関係をダラダラ続けるカップルもいるのだが、恋愛的にはおすすめできない。
お試しで付き合う期間が長引けば、適当な付き合いにしかならないからだ。
あなたが適当な付き合いを望んでいるなら話しは別だが、お試し期間を無駄に引っ張れば、恋愛として良いことはないことを伝えておく。
少なくてもお試しで付き合って3ヶ月過ぎたら、きちんとお互いに向き合ってこれからのことを話し合うのがポイントだ。
付き合い始める段階で「お試しで付き合う期間を決める」と良い恋愛になりやすい
お試し彼氏やお試し彼女ときちんとした恋愛にしたいなら、お試しで付き合うことを決めた段階で、試しに付き合う目安の期間を設定すると良い。
「1ヶ月だけお試しで付き合ってみよう」「○月まで試しに付き合ってみる」など、期間を決めてそれを二人で意識しながら付き合うと、無駄な時間を過ごさずに済むし、別れる時もスムーズになりやすい。
ちゃんと答えを出そうと思って交際した方が、お試しカップルは結果が良いから、人と深い関係に進むことにデメリットがあることも踏まえて、きちんとすべきところは最初からきちんとしておこう。
腐れ縁になってしまうと関係解消も難しいし、周囲から見たあなたの評判も落ちるので注意も必要だ。
お試しで付き合う時のルールとは?
お試しで付き合う時は2人の関係性が曖昧なため、ある程度のルールを決めることが多い。
ただし、最初から話し合って2人の付き合い方を決めるより、試しに付き合う中でルールみたいになることが多いので、「お試しカップルの常識」についてポイントを解説していく。
「お試しで付き合う時のルールってどんな感じ?」と思ったら注目してほしい。
お試しで付き合う時は「過度な束縛をしない」のがルール
お試しで付き合ってる時は付き合うことのデメリットを最小化できるようにルール設定するカップルが多い。
どちらかは「好きだし付き合いたい」と思ってるが、もう一方は「好きってわけじゃないし、試しに付き合ってみるだけ」というような気持ちだからだ。
そこで最も暗黙のルールになりやすいのが「束縛しないこと」である。ただお試しで付き合うだけなのに束縛してくる仮彼氏や仮彼女は「話が違う」と思われがちなので注意しよう。
お試しで付き合うカップルは、むしろ「定期的に会って連絡を取り合う」くらいしかルールがないとも言える関係性なので、相手がウザイ・めんどくさいと思うことをしないことが暗黙のルールになる。
お試しで付き合ってる期間では、基本キスはしない(お試しで付き合う時はどこまで?問題)
試しに付き合うカップルは完全に両想いになって付き合うわけではないため、お試しで付き合う期間では、恋人同士だからする「キス」などは基本なしで進む。
真面目なアプローチとして提案されるなら、恋人気分を高める意味で手を繋ぐくらいならあっても、キスすら普通はしないで何とか両想いになれないか模索する期間だ。
そういう意味では、友達以上恋人未満のような状態と似ている面がある。
普段の暮らしの中でも「お試し期間」の中で最後まで体験できるサービスが少ないように、試しに付き合う時は両想いになれるのかどうかという点を試すことになる感じである。
ただ、例外として、大人な二人は体の相性を確認する場合はある。確かに恋愛では大事な要素になってくるので、お互いが良ければすべてを試すことはありえないことではない。
しかし一方で、お試し期間のモチベーションは、二人の間に圧倒的な差のある状態だ。頑張ってみるから試してみて!という気持ちが絡みやすい恋愛の形になっている。
したがって、お試しで付き合っている時も嫌なことは嫌だと言うべきだし、相手が踏み込んできたことがきっかけでルールが明確に決められることも多い。
特に女性は、お試しで付き合う中で適当な女にならないようにすることが重要なので、嫌なことがあったり、行き過ぎたことがあれば、きちんと言葉で伝えることが大切だ。
お試しで付き合おうと言う人の心理と理由
お試しで付き合ったことがある人は少ない中、お試しで付き合おうと言う人は一体何を考えているのだろう?
お試しで付き合うことを提案する「相手の心理」は色々な理由が絡むので、ここできちんとまとめておく。
世の中には実際にお試しで付き合っているカップルもいるので、あなたの価値観と比べながら読んでみてほしい。
恋愛に軽い心理(目的は遊び?)
「お試しで付き合おう」と言われた時は、相手の言い方とその後の会話からニュアンスが掴めると心理が読みやすい。
実際にお試しで付き合ってよと提案された時にどのような印象を持ったか、その時に感じたことがそのまま相手の心理を表している。
お試しで付き合おうと言われた時にあなたが軽い印象を受けれた場合は、相手も軽い気持ちで言っていることが多く、付き合うという概念が非常にゆるいことが予想される。
要は、恋愛に軽いから、付き合うという特別なことに「試しで…」などの概念を持ち込む。
お試しで付き合おうと言うこと自体は、正式な告白よりやはり軽い言葉だ。それをさらに言い方まで軽くする人がいたら、それは軽い気持ちから言ってることの証明である。その一瞬だけでなく、その後の会話の雰囲気も加味して判断しよう。
照れ隠しの態度はしっかり見抜くとして、チャラい印象を受ける「お試しの付き合い」は、「いいじゃん!付き合ってよ」と言い換えることができるような気持ちからあなたに伝えられた可能性が高い。
お試しで付き合おうと言われた時以外も含めて、総合的な判断をしてもなお、相手から「軽さ」を感じる場合は、変に相手の心理を深読みすることはない。普通の感覚なら相手にはしないのが正解だ。
男性から女性へ向けられた言葉であったなら、それは恋愛以外に目的があることを疑うべきである。男性の照れ隠しの態度が分からない女性は下の記事を参考にしてほしい。
異性として向き合ってほしい心理
お試しで付き合おうと言う心理の中には、異性として向き合ってほしいという願いが含まれることがある。
真面目にアプローチされた雰囲気だったら、この意味が大きいと思われる。
「お試しで付き合って!」という言葉は、印象の軽さが気になるが、本気で相手のことを好きで言う場合もある。
何とか気持ちが伝わるように、片思いを進展させる努力の一環として「お試しでもいいから付き合ってほしい」という人は、自分を恋人候補として向き合ってほしいとお願いしている。
この場合は、普通の告白を断った後や、あるいは何らかのきっかけで「気持ちがバレた後」に言われやすいという特徴がある。
中学生や高校生の頃は告白の最後に付ける人もいるかもしれないが、大学生以降、特に社会人になってからは本気の告白の言葉に「お試し」を付ける人はほぼいない。
自信がないという心理がそうさせることはありえなくはないが、あまりにも腰が引けた告白である。普通は告白の言葉には選ばないし、選びたくない言葉だ。
その点を踏まえると、本気で好きなのにお試しでいいから付き合ってほしいと言われる時は、告白後に弱い断り方をした時が王道的パターンになる。
振られそうになったのを回避する意味だったり、迷いみたいのを感じた時に、最後の一押しに使われることがある。
いずれにしても、本気の場合は「アプローチを受けている時の感じに誠意があるか」が大事で、言い方の重さやシチュエーションを加味すると、相手の心理はおおよそ分かる。まっすぐ相手を見ることで見抜きやすいので、判断の根拠にしよう。
友達として付き合っていたから、照れて告白の言葉が言えなくて「お試しで付き合って」と言ってくる心理
本当は好きなのに友達として仲良くなっていった場合、2人きりになった時の話しの流れで「お試しで付き合ってみない?」という言葉がでることがある。
心理としては、友達として付き合っていたから「照れくさくて好きだと言えない」といったところだ。
仲良くなった女友達や男友達に対しては、本気で告白してしまうと関係が崩れるから言えないし、友達なんだからいきなり真剣に告白するのがルール違反のように感じる場合もある。
最初は友達として接していると、何かのきっかけで急に異性として意識した後もなかなかアプローチっぽいことができないものだ。
そんな中で二人の時間が増えてくると、「俺じゃダメかな?」的な意味合いで、「俺たち試しに付き合ってみない?」と聞いてくることがある。
友達として付き合っていた中で、男女として恋愛感情が芽生えると、そこからカップルになるのはなかなか難しく、相手から恋愛的な雰囲気を作らないようにされると、できること限定されて微妙な言い回しで展開を計らざると得ない。
一つ上の「向き合う」ことに似ているが、真剣にお試しで付き合おうと言う人には「異性をとして見てしまったから、自分のことも異性として見て欲しい」と言う心理が裏にあることが多い。
友達になってしまって進まない恋愛をしてる時、会話中にちょっと口説けそうな流れができれば、ふと「試しに俺と…」なんて口にする機会がある。たとえば、「○〇は結構いい男なのに彼女できないよね、なんでなんだろうね」なんて言葉が出れば、「じゃあ俺とお試しで付き合ってみる?」という感じだ。
“本気なんだけど本気で言えない” ような時は、よく冗談っぽく告白するようなパターンがある。
私自身は、お試しで付き合うことに否定派なので上手い例えが浮かばないが、良い意味のアプローチが無いわけではないことを付け加えておく。
アプローチで「お試しで付き合おうよ」と言う心理
告白後の会話以外だと重くなりくい「お試しで付き合おうよ」という言葉は、相手の反応も軽くなりがちで、「何言ってるの笑」みたいな流され方をすることが実際は多い。
恋愛経験豊富な人はこんな反応になることを知っているので、実は「お試しで付き合おう」という言葉は、ストレートなアプローチに使う人がいる。
振られないで好意を伝える方法になるので、グイグイ押す人は口説き文句の一つにするのだ。
「結構、本気なんだけどな」
チャラいわけでもなく、だからと言って重い雰囲気もない時、お試しで付き合おうと言った人は恋愛アプローチのつもりで言ったのかもしれない。
女性から「私と付き合ってみない?」と言ってくるパターンもあるので、意外と男女問わないアプローチの仕方だから、距離が縮まってきたタイミングや、積極的にアプローチしてくるタイプの場合は、流しつつも「その後の態度」をしっかり見てみるべきだろう。
軽い言葉だが、その他の行動や態度がしっかりしている人なら、相手の気持ちを信じて良いパターンもある。
ここまで「お試しで付き合おうと言う人の心理や理由」を解説したところで、次は「お試しで付き合おうと言われた人が、返事に迷う時はどんな考え方をしたら良いか」について解説する。
お試しで付き合うことをOKするのか断るのか迷う時の対処法
お試しで付き合うことをOKするか断るかに迷うときは、「押しに負けて付き合うことを了承しないこと」が大事だ。
きちんと相手を恋人として評価し、冷静に判断しよう。
お試しで付き合ってほしいと言われた時に迷う時は、返事を保留する選択肢もある
もし「お試しで付き合ってほしい」と言われた時に返事の仕方を迷う時は、「考えさせて」と答えて、返事をするのに時間をもらうと良い。
お試しで付き合う時にも普通の告白同様に「保留」との選択肢はあるから、答えが出せない時は無理に返事をすることはない。
なお、返事の仕方については次の大見出しで詳しく解説する。
お試しで付き合う時も、適当な気持ちでOKしないことが重要
繰り返しになるが、お試しでもOKすれば付き合うことになるのは間違いない。
お付き合いの方法と言うのはそれぞれで価値観やイメージが違うし、あなたの望んだ付き合い方ができるかどうかはわからないから、きちんと関係を作っていける相手だと思った時にだけOKの返事をしよう。
やはり「お試し」という簡単なイメージを先行させて適当に返事をしてしまっては、後で面倒になる可能性は高くなる。
お試しで付き合うのが嫌だと思ったら、自分の気持ちを大切にしてちゃんと断ることも重要だ。曖昧な返事は当たり障りがないかもしれないが、問題を先送りする結果にもなりかねない。
しかし一方で、自分の気持ちに正直になった結果、お試しで付き合ってみたいと思うならOKするのが間違いではない。
好きな人や好きになりかけている人に「お試しで」と言われれば簡単に振ることはできないし、お試しからでもきちんとした付き合い方をして正式なカップルになることはできる。
ある程度気持ちをのせて告白されたなら、付き合いながら関係を深めてみようとしないと、その告白をもって関係が止まってしまう可能性がある。
「好きになりかけてる」「いいなと思ってたけどまだ好きになり切ってない」などの場合は、付き合いながら本当のカップルになっていくことを目指してみても良い。
お試しで付き合うのをOKする時の注意点
お試しで付き合うのをOKする時に気を付けるべきは「遊ばれないこと」だ。せめて真剣な言葉だけを検討対象にしたい。
もし軽い気持ちから出てきた言葉なら、その軽さのまま冗談で扱ってしまって話を変えよう。相手にしないことで流すことも考える。
それはすなわち、お試しで付き合ってと言われた最初の段階でしっかり判断して、付き合うにしても分別のある行動を取ることが大事であるということ。
酔った時に男性から「試しに付き合ってみない?」と聞かれた女性は下の記事も参考にしてほしい。
本来なら「付き合おう」という言葉は真剣な言葉で出てくるものだ。簡単に「試しに付き合ってみてよ」言ってしまう人とあなたの恋愛観が合わないかもしれない。
真面目な恋愛観を持っている人は、雰囲気や相手の押しに適当な返事をしない方が良い。特にLINEで試しに付き合う提案をされた時は真意が分かるように一旦2人で会って様子を見るべきだ当。
いいなと思っていた人以下の人から「お試しでいいから付き合って」と言われた時は、よく考えて答えを出そう。
「妥協で付き合うこと」については下の記事でまとめているので、興味があれば合わせて読んでみてほしい。本当は好きじゃない人と付き合うことのデメリットについても言及している。
お試しで付き合おうと言われた時の返事の仕方!無難な反応とは?
最後に、お試しで付き合おうと言われた際の「返事の仕方」を解説する。
恋愛感情の有無や、前向きに考えるか・振ってしまうかで、パターン別にまとめる。
好きな人からお試しで付き合おうと言われた場合の返事の仕方
好きな人からお試しで付き合おうと言われたら、基本的には少し話し合いみたいな雰囲気にするのが正解だ。
特にLINEでお試しで付き合おうと言われたら相手の雰囲気が分からないので、探っていかないと返信ができない。
本当に好きだったら自分は正式に付き合うのでも良いわけだから、相手の真意がわかるような反応をするのがベストである。
たとえば、「なんでお試しなの?」「どうして付き合ってみたいの?」と質問するだけで、相手の気持ちはずいぶん分かりやすくなる。
話がこじれるのが嫌だったら無難にOKするのでも問題ないが、お試しで付き合うことになると自然消滅も怖いので、きちんとした場所と雰囲気で言われた場合以外は、会話に発展させるのが上手く行かせるコツである。
「いや、俺はお試しじゃなくて、本気で付き合いたいんだけどさ…」
こんな返事が返ってくるかもしれない。
微妙な人からお試しで付き合う提案をされた場合の返事の仕方
好きになったわけじゃないけど、いいなと思っているくらいの微妙な人や、気になる人からお試しで付き合おうと言われた時は、タイミングが早い告白になってしまったパターンなので、お試しで付き合うことを一度真剣に考えるべきだ。
そこで前向きに考えられる場合はOKするので良いと思うが、考えても微妙な時は冗談にして流すのが正解になる。
本気にしないことで将来の可能性を残しつつ、気まずくならない対処法をすると良い。
話を流す時は一気に他の話題にすると相手も合わせてくるはずなので、会話が続くように配慮しよう。
もし相手が本気で好きなら簡単には諦めないので、あなたの方からLINEを送ったり話しかけたり、「嫌いだから流した」のだと気持ちを誤解されないように態度や行動を調整すれば、「冗談に思われた…」と思ってそれまでの関係が続けられる。
お試しで付き合おうと言う言葉は告白より軽いので、こんな返事の仕方でも「その後のフォロー」をしておけば、告白前と変わらない雰囲気で “二人のこれから” を確認できる。
恋愛対象外の人から「お試しで付き合って」と言われた時の返事の仕方(断り方)
恋愛対象外の人から言われた時は、しっかり振る・断るのがトラブルを起こさないコツになる。
「何言ってるの!むりだよ!お試しなんてやめてよ笑」
付き合えない人から「お試しで」と言われる時は、相手も冗談半分の雰囲気で言ってくるパターンがほとんどだから、そのまま明るい雰囲気を崩さないようにしながらも、言葉自体は完全否定して、お試しでも付き合う気がないことが分かってもらえる言い方で断るようにしよう。
将来の可能性をつぶしておけば、時間の問題で諦めてくれるはずだ。
実際に言う時はしんどいかもしれないが、好きだと言われたわけじゃないなら一度しっかり振ることでその後の態度は普通にしても大丈夫だから、変な反応の仕方をして脈ありだと誤解されないようにするのがポイントになる。
無難なリアクションをした際はいずれ本気の告白をされるかもしれないし、普通に接することができなくなって気まずくなることも多いので、明るい雰囲気ではっきり無理だと言うのが正しい断り方だ。
もし、重い言い方で告白してきた時や、重い振り方になってしまった場合は、下の記事を参考にトラブルを大きくしない接し方をしよう。
まとめ
今回は、「お試しで付き合うとは?」ということで、お試しで付き合いたいという心理や付き合う理由、お試しで付き合う期間などについてまとめた。
お試しで付き合うと言うと「遊びの恋愛」をイメージするが、そういった軽い恋愛観も多い一方で、真剣なアプローチの意味や、照れくさいから言葉を軽くする場合など、本気の恋愛である場合もないわけじゃない。
特に積極的なアプローチをする際は「お試しでも付き合ってみれば自分の良さが分かってもらえる」と考える場合もあったりするため、言葉の意味よりも相手と向き合って答えを出そう。
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