濃密な人間関係を嫌う人は、「正式に付き合う」という契約みたいなことに否定的な考え方をする。
「どうせ別れるのになぜ付き合うのか」と思う人もいるし、「どうせ別れるなら付き合わない方がいい」と思う人もいる。
少し前に準彼氏・準彼女という言葉が流行ったこともあって、「なんで付き合うんだろう?」と、付き合う意味を疑問に思う瞬間があなたにもあるかもしれない。
(※準彼氏とは、準彼女とは、友達以上恋人未満の異性のことで、デートはするけど正式には付き合ってない、彼氏や彼女みたいだけど本当はそうじゃない微妙な存在の恋愛対象のこと)
友達関係を壊すリスクを冒してでも好きな人に告白し、正式に彼氏と彼女の関係を目指す理由を、あなたはどんな風に考えるだろう?
この記事では、「なぜ好きな人と正式に付き合うという選択をするのか」について徹底解説していく。
友達のまま、両想いならそれでいいのだろうか?
なぜ付き合うのか、カップルになる理由は?
恋愛の専門家である私から「好きな人と正式に付き合う理由や意味」を解説することで「なんのために付き合うのか」「どうして付き合いたいと思うのか」といった恋愛に関する基本的な疑問に答えたい。
- なぜ付き合うのか理由① 近づくほど辛くなる恋愛において「好きな人と微妙な関係のまま」は嫌だから
- なぜ付き合うのか理由② 「好きな人にもっと会いたい」、それを叶える方法が「付き合う」という選択だから
- なぜ付き合うのか理由③ 好きな人と付き合いたい人の本音には「独占欲」も絡んでいる!嫉妬のストレスが正式に付き合いたい心理を高める
- なぜ付き合うのか理由④ 【承認欲求】恋人として愛情を受け入れる、気持ちを受け入れることの意味が友達とは違うから
- なぜ付き合うのか理由⑤ 付き合う意味は結婚相手を決めるため?結婚願望がある人は、どうせ別れるのにとは思ってない
- なぜ付き合うのか、最大の理由は「好きな人とずっと一緒にいたい」と願うから
- どうせ別れるのになぜ付き合うのか:別れるかもしれないのに付き合う理由
- 好きな人と付き合う幸せを知らない人は、付き合う理由を理解するのが難しい?何で付き合うのかと思う人は、恋愛経験がない人に多い傾向
- なぜ付き合うのか、正式に付き合う理由についての「よくある質問」
- まとめ
なぜ付き合うのか理由① 近づくほど辛くなる恋愛において「好きな人と微妙な関係のまま」は嫌だから
人はなぜ付き合うという選択をするのか。
その一つの理由に、好きになった人と微妙な関係のままでいるのが一番辛いという恋愛の側面が絡んでいる。
どうにかして好きな人と仲良くなろうとする恋愛に比べて、遠くから見ているだけの恋の方が、はっきり言って楽だ。好きな人との関係性が遠いままなら、付き合いたいと思ったとしても、目標ではなく “夢” となり、付き合いたい心理は一定のラインから先に高まらない。
最初から付き合う気がない人は、好きな人との距離感を縮めていかない(一定のところで止める)傾向があるけど、好きない人と付き合いたいと思う人は、好きな人と仲良くなる内に「付き合ってない」という現実がだんだん辛くなるように恋愛が展開していく。
親しくなれたからこそ、「友達じゃ嫌だ」「ちゃんとした彼氏になりたい、彼女になりたい」と思う場面に遭遇するようになり、付き合わないという選択のデメリットを強く感じていく。
しっかりアプローチして好きな人との距離が縮まると、微妙な関係でいることが我慢できなくなって「正式な彼氏になりたい、彼女になりたい」と思うのである。
恋愛が進むと、両想いになっても「付き合ってない」という現実がつらいから正式に付き合いたいと思う
好きな人のことを見ているだけで、たまに話しかけたり話しかけられるだけの恋愛は、好きな人との絡みの度に気持ちの浮き沈みがあったとしても、好きな人と表面的な関係を築くだけだから、恋愛的な傷つき方も喜び方も両方がマイルドになる。
踏み込まない恋愛に慣れると、付き合う幸せにも鈍感になる傾向があり、消極的な恋愛をする人は「どうせ別れるのになぜ付き合うのか」と少し冷めた見方をする。
一方、「正式に付き合う」という関係を目指す恋愛は、好きな人との関係が進むほど喜び方も傷つき方も大きくなり、付き合う前後の微妙な関係に我慢できないストレスを覚えるようになる。
「今日、今すぐ会いたい」
もし、その願いが叶いそうで叶わない関係にある恋愛をあなたがしているなら、正式に付き合う人の気持ちが分かるはず。こんな気持ちになれば、「どうせ別れるのに付き合う意味があるんだろうか?」なんて考えるよりも、「今すぐ会いたい」と思いながら「会いたいと言えない関係を続ける自分への矛盾感」を感じるくらいだ。
もっと進んで、「何で今日は会えないんだろう?」とまで思うなら、告白して関係をはっきりさせたい想いが募ってもその方が自然である。この時、「どうして付き合うの?」と聞かれたら「会いたいと言って会える関係になりたいから」と答えるだろう。
本気の恋愛感情はやっぱり感情的で、「なぜ付き合うのか」の答えはその時々によって変わることもあるくらい複雑だ。でも、好きな人と付き合う選択をする人に間違いなく存在している気持ちは「付き合ってないのが辛い」と言う気持ちである。
好きだから付き合う、好きだから付き合いたいと思う、と言ってしまうとあまりに単純だけど、好きな人と密接な関係を築く人は、付き合ってない現実を見つめるのが辛いと思っている。付き合ってないのなら、どれだけ仲良くなっても関係性は友達で、それがやたら遠い関係に思えるのが「本当に好きになって、その人と親しくなった時」である。
好きな人と付き合うためのアプローチができる人は、好きな人と距離が縮まる度に「自分が彼氏じゃない、彼女じゃない」のを突きつけられるような体験をして、それこそ自分の気持ち的に付き合う必要性まで感じるようになる。
微妙な関係がつらいから、付き合いたい気持ちを強くする
今述べた通り、「なんのために付き合うのか」という理由は人それぞれどころか、その恋愛ごとに違いもあってとても複雑だけど、片思いから両想いに近づくと「好き同士になれたかもしれない」という喜び以上に、「それでも付き合ってない」という現実が重くなる面が「付き合いたい気持ち」を強くするところがある。
ロマンティックな言い方をすれば、彼氏や彼女になりたいというより、好きな人と気持ちを確かめ合いたいという気持ちの方が強いかもしれない。
恋愛を進めていくと、進んだ分だけ辛くなる面が「付き合う」という選択に繋がっているのである。
正式に付き合って関係作りもきちんとできたら、好きな人と会いたい日に会える関係になれる。「好きな人に会いたい」という気持ちは恋愛に取ってすごく大事な気持ちであるため、次の見出しでもう少し解説する。
なぜ付き合うのか理由② 「好きな人にもっと会いたい」、それを叶える方法が「付き合う」という選択だから
友達のまま、付き合わない選択をすれば好きな人に「会う理由」がなかなか浮かばない。「会いたい」と言えない関係であることを自覚するのは、むしろ「好きな人に会えた後」で、「次はいつ会えるだろう?」とモヤモヤすれば、好きな人と「友達のまま」がもう無理だってことに気付く。
「会いたい」と思うのが好きな人だ。
好きな人には、ふとした瞬間に「会いたい」と強く思う。
でも、付き合ってないなら気軽に会えない。
恋愛中は、会えば会うほど「もっと会いたい」という素直な欲求が募って処理できないのに、好きな人と付き合わないで友達関係なら、「遊ぼう」というのにも実質的に理由がいる。
心の底から会いたいのに会えないのが辛いと思った時、「なんで付き合うのか」の答えは本当に単純になっている。
両思いと付き合うの違いは会いたい時に会えないこと!付き合ってないと会いたい時に会いたいと言えないから、付き合いたいと思う
確かに仲の良い友達は会うのに理由なんかいらない。「暇なら遊ぼう」で約束は成立し、別に2・3日しか間が空いてないのに会える関係は男女の場合でもそう珍しくない。
でも、だからと言って「付き合っていない好きな人を実際に誘えるか?」と問われると、「時と場合による」のが実際のところだ。
好きな人に「二人で会いたい」と思った時に「誘えない」と思ってしまうのが付き合ってない時期である。
カップルでさえ、付き合い始めは「付き合っているんだから会うのが当たり前だよね」って思いながら「好きな人を誘う自分を勇気付けて付き合い始めを上手く行かせる」というパターンが意外に少なくない。
上の記事で解説しているように、理由を作ってでも会いたいのが「好きな人」だから、理由がなくても会える「付き合っているという状態(=カップルになる)」を目指したくなるのは、すごく自然な発想なのだと思う。
「どうせ別れるのに付き合う理由なんかない」と言う人は、それだけ大好きになった人がいないか、大好きな人と仲良しになったことがない人かもしれない。
なんで付き合うのかと問われた時に、二人きりでもっと会いたいと思ったからと答える人は、付き合うメリットばかり見てしまうくらい、相手が大好きになっている。
付き合う理由が明確になると、交際後も好きな人のために頑張れるから、さらに良い関係性を築ける面もある。
なぜ付き合うのか理由③ 好きな人と付き合いたい人の本音には「独占欲」も絡んでいる!嫉妬のストレスが正式に付き合いたい心理を高める
恋愛すると、「嫉妬」の問題は大きなストレスとなる。人によって大なり小なり嫉妬心の強弱は分かれるけれど、「好きな人のことを自分だけのものにしたい」って気持ちは複雑になる恋心の主だった副作用だ。
誰だって本気で好きな人には「独占欲」を持つ。独占欲求を完全に無視できる恋愛というのは現実的に世の中にほとんどないだろう。恋愛感情がドロドロしてるとまで言わないが、本当に好きになったら「好きな人が幸せになれるなら他の男・女との恋愛でも応援できる」なんて聖人はそうそういない。
付き合ったとしても、本当の意味で “他人” を自分のものになんかできないけれど、幻想に近い気持ちだと分かっているのに、むしろだからこそ “好きな人を手に入れたい” と思うのだから、恋愛時の本質的な欲求なのだろうと感じる。
これが「人はなぜ付き合うのか」の答えに直結することがある。
ここは一見すると、男が付き合いたいと思う理由だと思う人が多いのだが、女が付き合いたいと思う理由にもなっていて、男女差はそこまで大きくない。
付き合いたい理由の裏にある心理には「束縛」「独占」が存在している
友達関係と恋人関係の違いに、「束縛」がある。
これは束縛する具体的な行動や態度、言葉以外に「付き合っているという状態そのもの」が束縛する効果を持っていて、単純な話ではない。
実際の話をすると、付き合うという状態は一種の契約のように働いていて、正式に付き合っているなら、浮気をしないことが前提で関係作りは行われる。
付き合う約束をした瞬間、浮気しないことが一種の条件になっているのである。
友達のままなら、たとえどんなに弱い束縛でも、好きな人を縛ることはできない。誰とどこに行っても自由で、異性と遊んだとしても報告の義務もなければ質問に答える義務もない。
恋愛において曖昧な関係が楽なのは、誰にも何にも縛られないからだ。付き合う意味がわからないという人は、こういった正式に付き合わないメリットの方に注目するが、ちゃんと付き合いたいと思う人は、この「お互いが自由」であることに2人の関係性の弱さを感じる。
友達関係なら踏み込んでいい領域みたいのもあって、微妙な関係の辛さは「自分の存在」の危うさにある。付き合う前は、好きな人に取って自分がどんな存在なのか、よく悩むものだ。
付き合いたいと思う気持ちは、すごく乱暴な言い方にすると、「自分だけのものにしたい」って気持ちを叶える方法へのモチベーションとも関係している。
好きな人に嫉妬した時に「それは嫌だ」と言える関係は、友達じゃなくて彼氏や彼女である。恋愛感情には「好きだから付き合う」というとても純粋な気持ち以外に「自分だけを見ていてほしい」「いつも自分のことを気にしていてほしい」「自分だけを好きでいてほしい」という気持ちがあり、その気持ちの裏にある本音は「誰にも取られたくない気持ち」だ。
これが、「なぜ付き合いたいのか」の裏の心理として大きな影響を与えている。
恋愛感情に嫉妬が絡んだ時、彼氏になる意味や彼女になる意味は果てしなく大きい
基本的に…としか言えないのかもしれないけれど、それでも「恋人に選ぶのはたった一人である」ということを踏まえれば、好きな人の彼氏・彼女の席に座る価値が「正式に付き合う価値」と言い換えることができる。
それは、好きな人に取っての自分の価値をも表現する。
大勢いる友達の一人なのか、たった一人の彼氏・彼女なのか、ではまったく自分の存在価値が違う。
恋愛感情にある「嫉妬」や「束縛」の気持ちは、好きな人と仲良くなる度に大きくなる面があって、自分たちの関係が「付き合ってない」というあやふやな関係になってると特にそれが辛くなる。
付き合う理由の中には、「(一般的な常識の部分を含んで)彼氏になる意味、彼女になる意味」を期待するところがあるのだ。
実際、「なんのために付き合うのか」との質問に「誰にも取られたくないから」と答える人も決して少なくない。付き合ったら誰にも取られないわけじゃないけど、付き合う前より付き合った後は好きな人が2人の関係と自分のことを大切にしてくれる。
正式に付き合う選択をする人にとってこれは、「わざわざ付き合う意味」となる。
なぜ付き合うのか理由④ 【承認欲求】恋人として愛情を受け入れる、気持ちを受け入れることの意味が友達とは違うから
正式に付き合うことで、「承認欲求(=他人から認められたいという気持ち)」がそれ以上ない形で満たされる面がある。
好きな人が彼氏になる、彼女になることで、満たされる承認欲求は、恋愛以外ではなかなか味わえないレベルだ。
恋人に選ぶのがたった一人であるとすれば、付き合う・付き合わないという意味で、好きな人から「気持ちを受け入れてもらうことの意味」は、友達としての好意を受け入れる意味と全然違う。
正式に付き合う約束をすると、承認欲求の満たされ方が変わり、それこそ「幸せ」の感じ方まで変わってくる。好きな人と付き合うことが決まった瞬間は、片思い中の最高の喜びの一つである。
上の記事でも解説している通り、両想いだけど付き合わない関係も世の中にはあるのだけど、「相手の気持ちをただ受け入れた関係」と「彼氏や彼女として受け入れた関係」は意味が違っている。
自分の「好き」を好きな人が受け入れてくれた場合、それでも付き合わないなら「ただ認めて拒否しなかっただけ」だ。
関係は変わらず、友達のまま一定の距離を取るなら、「気持ちを受け入れてくれた事実」はどの程度重いのだろう?
好きな人からただ「ありがとう、これからも友達でいてね」と言われて嬉しいだろうか?
もっと踏み込んで、「私(俺)も好きだよ。これからも仲良くしようね」とまで言われた時、付き合わない理由が必要になるさえと感じるところだ。
好きな人のたった一人の恋人になることで「本当に好きになってくれた」ことが確認できる
好きな人が自分の愛情を受け入れてくれたとき、付き合わないなら社交辞令でも言葉だけでも何でもOKである。
彼氏や彼女にならないのだから、その気持ちが本当か嘘かも本質的にはどうでも良くて、めんどくさいから話を合わせることだって世の中にはいくらでもある。
実際、下の記事で解説している通り、チャラい男性が言う「好き」という言葉は、時に綿毛くらい軽い物になることがある。正式に付き合わないのであれば、言葉は嘘をつける。
しかし、正式に付き合うなら「気持ちを受け入れること」の意味は重く、付き合い出すのだから「話を合わせる」「嘘をつく」というわけにはいかない。
「ありがとう」で済まないのが「付き合ってください」と言われた場合だ。
そう考えると、恋愛には「好きかどうか」だけじゃなく、「付き合うかどうか」にもハードルがあることに気づく。
両想いより付き合う意味の方が重いから「正式に付き合いたい」と思う
すごく軽い両想いの中には「好きだけど付き合いたい相手じゃない」という気持ちもある。
気になる、意識する以上の気持ちが「好きな気持ち」だと考えた場合、好き以上の気持ちが「付き合いたい気持ち」だと考えることができる。あなたの周りにも「本当に好きにならないと付き合わないと決めてる人」がいるだろう。
実際、好きな人から「好きだけど付き合いたいかわからない」と言われた場合、「その程度の気持ちだ」と思ったり、「本当に好きなの?」と疑う人は、きっと多いと思う。
好きになったら付き合いたいと思う人にとっては、「付き合いたいと思うくらい好きになってないかもしれない」と疑う気持ちも辛いと感じることがあり、その時の「なぜ告白するのか」の答えは、まさに “相手の本当の気持ち” を聞くためだ。
いずれにしても、付き合う場合と付き合わない場合とでは「気持ちを受け入れてもらうことの意味」が違っているのは間違いなくて、これから付き合うことを約束するなら「好きだよ」と言ってくれたことの意味を重くする。
それが片思いしていた人、恋をしている人にとって幸せを最大化させるのは、あなたも想像できるはず。
彼氏になりたい、彼女になりたいという気持ちは、「心の底から好きになってほしい」という気持ちと関連している。
なぜ付き合うのか理由⑤ 付き合う意味は結婚相手を決めるため?結婚願望がある人は、どうせ別れるのにとは思ってない
恋愛と結婚を結び付けて考える人は多い中、正式に付き合うという選択が「結婚相手を決めるため」という意味を持つ場合がある。
あなたの周りにも「結婚を考えられる人以外とは付き合わない」と言っている人がいないだろうか?
特に20代後半から30代前半の人は、付き合う人に結婚相手としての条件を満たしていることを望む人が現実的にも多くなる。
結婚適齢期じゃなくても、「自分に取って最高のパートナーを探すため」だったり、「人生の伴侶を探すため」だったり、「一緒に家庭を作る人を探すため」と、付き合う選択に結婚を結び付けて考える人はそこまで少なくない。
結婚願望が強い人なら「正式に付き合うのは結婚相手を決めるため」と言い切っても良いのだろう。確かに、きちんと付き合うことでしか相手の深いところまで分からない。
ここら辺は年齢や価値観の部分による影響が大きいが、多くの人が恋愛結婚を望む中、社会人恋愛では十分に「付き合う意味」「付き合う理由」になっている。
結婚願望がある人は10代や20代前半でも「どうせ別れるのに付き合う」とは思ってない
結婚願望がない人も含めてなのだが、少なくても結婚願望がある人は、誰かと付き合う時に「どうせ別れるのに付き合う」とは思ってない。
結婚を見据えても付き合いたいと思う理由があった時は、「ずっと付き合い続ける」と本気で思って交際を始める。
これは、本人の年齢にはほとんど影響を受けないで、恋愛観や価値観の部分で異性との交際をとらえている。そう意味では、結婚願望がない人は「付き合う必要ない」と考える割合も高い傾向がある。
現実的な人は、こんなタイプの人に夢を見ているような感覚を持つかもしれないけど、本人は本気で好きになった人との絆を信じてるし、何度かの失恋を経験していても「この人なら今度こそ」と本気で期待している。
付き合っても別れることを失敗と考え、それを繰り返すなら「付き合う意味が分からない」という人の方が正しい感覚なのだろうが、エン婚活エージェント株式会社の行った調査では、結婚するまでの交際人数で最も多かったのは2人から3人(男性38.5%、女性30.5%)で、次いで4人から5人(男性24.9%、女子28.2%)だったことからも、実際にこれから付き合う人と結婚する確率は現実的数値になっている(※ソースはこちら)。
「なぜ付き合うのか」の答えが「最高のパートナーと結婚するため」と言う人は、誰かと付き合いはじめる時に、別れる可能性を考えてないのではなく、幸せになる可能性を信じて付き合い始める。
恋愛と結婚をくっつけて考えない人も、恋愛は結果的に最高のパートナー選びという側面を持っているので、下の見出しで解説する理由には納得がいくと思う。自分は結婚願望がないと思った人は注目してほしい。
なぜ付き合うのか、最大の理由は「好きな人とずっと一緒にいたい」と願うから
付き合っている状態と付き合っていない状態の最大の違いは、「未来の確かさ」である。
「付き合わないで友達のままが嫌な理由」は、いつ相手に恋人ができても不思議はなくて、明日「彼氏ができた・彼女ができた」と言われても正式な文句は言えないところに集約される。
感情的にダダをこねることはできたとしても、付き合わない関係に留まっていた責任は自分にもあるから、好きな人に恋人ができたと言われたら納得するしかない。
付き合わってないなら今まで両想いであったかどうかなんか関係なくて、ただの友達に留まっていたなら、相手に恋人ができた時に終わるのが「男女の友達関係」である。
「付き合わないでも友達じゃダメなの?」と聞かれた時に、最もストレートで分かりやすい答えが「いつ相手に彼氏・彼女ができるか分からないから、ちゃんと付き合いたい」という理由である。
恋愛感情の副作用に先ほどは嫉妬を挙げたけれど、本質的な意味では漠然とした「未来への不安」が辛い。
「今の関係」が付き合うことで保証なんてされないのだけど、それでも付き合っている以上は「二人で関係を守ること」が前提にあるから、安心感は違っている。
何のために付き合うのか、その答えは「好きな人と少しでも確かな関係になりたい」から
二人の未来の不確かさを、少しでも確かにする方法が「正式に付き合う」という状態になることだ。
恋愛経験がない人からすると想像しにくいことかもしれないけれど、相手がいる恋愛においては、「二人で関係を守ろうとすること」がすごく大事で、わざわざ付き合う意味は「好きな人と支え合う関係になる」ためでもある。
彼氏と彼女として一緒にいることができれば、二人の関係性を二人で温めることができ、守ることができる。
彼氏と彼女の関係でも簡単に別れてしまうことがある恋愛において、ただ気持ちが通じ合っただけの二人がどこまで未来を確かなものに感じることができるだろう?
付き合ってない状態は、好きになりすぎないように気持ちを抑えることができれば一見「楽な関係」にも思えるが、二度と関係が戻らない不可逆的な人間関係では「いいトコ取り」は不可能だ。友達のままという楽な関係を作れば、その楽さの分だけ簡単に壊れる。それだけ付き合う前の関係はもろく儚いのである。
好きな人とずっと一緒にいたいと思ったなら、正式に付き合う選択をして、二人で未来を作るべき
好きな人とはずっと一緒にいたいと思う。もしそんな人が現れたら、その気持ちを大事にするべきだ。理由は、そんな簡単にずっと一緒に居たいと思える人と出会えないからである。
好きな人と仲良くなると、「このままでもいい」と思える瞬間を何度も迎える。でも、実は「正式に付き合う」という選択をする人もそれは同じで、今の不確かな関係を少しでも確かにしたい、二人で関係を守りたいと思うから先に進めるのだと思う。
たぶん、人は放っておくと自分の都合がいいように色々なことを判断する。それほど好きじゃないなら「正式に付き合う」なんてめんどくさいことをしなくても良いのだが、簡単に終わる関係を放置すれば、思ったよりも「いい感じの期間が短かった」という経験をするはず。
少なくても私の経験では、ずっと一緒にいたいと思っていたの告白しないで、付き合わないという選択をした人とは長く良い関係が続かなかった。
恋愛は進むべきタイミングできちんと進まないと、関係を維持することすらできない。人間関係というのはずっと絶えず変化し続けるからだ。
好きな人と両想いになったと思ったとき、正式に付き合う選択をするべきだと私が思うのは、友達のままで良い関係が「ずっと続かない」という理由が一番大きい。
きちんとした関係には確かにデメリットがあると思いつつも、もっと大切な気持ちを守るために「進む」のだと思う。「人はなぜ付き合うのか」という問いは哲学的な側面を持ってるけど、付き合った方が好きな人と一緒にいられる時間が長くなると考えると、もっと単純に答えが出るかと思う。
好きな人とずっと一緒に居たいと思ったなら、正式に付き合う選択をして、二人で未来を作るべきだ。
少しでも「好きな人とは付き合った方がいいのかな?」と思う人には、不確かな関係を継続して、何となく好きな人と離れてしまう経験をしてほしくない。
せっかくこの記事を読んでくれたのなら、自己完結型の恋愛をぜひ卒業しよう。
この記事を読んでも自分の中で付き合う理由が浮かばない人は、自分の恋愛観に照らして付き合わない選択をすれば良いが、「わざわざつき合うのがめんどくさい」と思ったら、行動しないデメリットにぜひ注目してほしい。
どうせ別れるのになぜ付き合うのか:別れるかもしれないのに付き合う理由
正式に付き合う理由や意味について詳しく話すと、「どうせ別れるのになぜ付き合うのか」と質問されることがよくある。
確かに好きだった人と別れるのは冷めた後でもつらいことで、いずれ別れる結末がくるなら「最初から付き合わない」という選択が正しいと思うことにも頷ける。
別れるかもしれないのに付き合う理由についてはこの記事を通して触れてきたが、ここで改めて詳しく解説しておこう。
多くのカップルは「どうせ別れるのに付き合う」のだが、ずっと一緒にいられるカップルも最初は不確かな関係から始まっている
付き合うという形で好きな人と関係を深めるなら、その関係を解消する時に苦しい気持ちが大きくなるのは分かりきったことで、ほとんどのカップルが結婚しないでいつか別れることを冷静に踏まえれば、付き合わない選択も決して間違いとは言えない。
でも、好きな人と付き合って別れるのは「結果論」であって、結婚するカップルや、ずっと何年も一緒にいるカップルも、本人たちが「ずっと一緒にいたい」という気持ちを「正式に付き合う」「ちゃんとしたカップルになる」という形に落とし込んだから、その幸せを掴むことができた。
付き合わなければそんな関係になれなかっただろう。苦しい思いはしないで済むかもしれないが、本当はずっと一緒にいられるカップルになれたはずの男女でさえ、付き合わなかったら友達関係のもろさに直面する。
どんなカップルも「ずっと一緒にいたい」と思って付き合うのだけど、「ずっと一緒にいられること」に明確な確信などなくて、むしろ少しでも一緒にいられる時間が長くなるように付き合い始める。
どうせダメになると思って何かを始める人や、どうせうまくいかないから何も始められない人は夢を掴めないなんて言うけれど、この格言みたいなものは恋愛にも言えることだ。
誰かを本気で好きになって「今日も明日も、ずっと一緒にいたい」と思って付き合い始めてその積み重ねが絆を生んだとき、交際後の恋愛では「○○と出会えて幸せだった」と思う気持ちを持つまで幸せを感じることができる。
この気持ちは、たとえ別れたとしても心に刻まれ、良い交際ができれば別れた後でさえ「付き合わなければ良かった」とは思わない。
「どうせ別れるから付き合わない」のではなく、「別れるかもしれないけど、もっとずっと一緒にいたいから付き合う」のだと私は思う。本当にそうなれることもあるし、別れることもあるけれど、その過程で感じることができる幸福は恋愛以外ではなかなか味わえない。
好きな人と付き合って別れる経験は、恋愛力はもちろん、人間力も高める
「どうせ別れるのになんで付き合うの?」と聞く人は、悲しい失恋を経験したか、誰かと付き合うことに否定的な人が多いけど、好きな人と付き合って別れる経験はそのすべてが自身の成長につながり、いつか出会う「本当に結ばれるべき相手」との恋愛を成功させる要因になる。
好きになった人と付き合うから、好きな人との関係性の作り方がわかり、自分のダメなところがわかり、自分を成長させることができるから「本当に結ばれるべき相手」との出会いを自身への幸福につなげられる。
別れた彼氏や彼女が自分を成長させてくれたから、「また誰かと付き合いたい」という気持ちを高める面もあるのだと、過去を振り返って思うところだ。
好きな人と真剣に付き合うことで恋愛力がつくのはもちろんのこと、誰かと深くかかわる経験は人間力そのものを成長させて、「未来のあなたが幸せになる要因」の1つとなる。
ずっと付き合い続けるカップルが少ないのは、最初から最高のパートナーを見つけられないという理由も大きいけど、それと同じくらい「好きな人とうまくやっていけない」という恋愛力・人間力も問題になっている。
「どうせ別れるのに付き合う」ことが、色々なことを学ぶ恋愛経験となって、本当に幸せにしたい人を幸せにできる人へとあなたを成長させる。
失恋した人に「無駄じゃなかった」なんて声をかけることはないけれど、実際は本当に無駄な恋なんてなくて、自分のことを知ったり、恋愛のことを知ったり、上手くいく交際の仕方を学ぶことで、別れるべきではない相手との恋愛を成功に導く。
たとえ、一生一緒にいるべき相手と出会えたとしても、恋愛力がない・人間力がない人は、自分も相手も幸せにできない。「どうせ別れるなら付き合う必要はない」と思うなら、このことはぜひ理解しておいてほしいと思う。
好きな人と付き合う幸せを知らない人は、付き合う理由を理解するのが難しい?何で付き合うのかと思う人は、恋愛経験がない人に多い傾向
私が「なんで付き合うの?」と、好きな人と付き合う理由を聞かれる時は、明らかに恋愛経験がない人に多かった。
話を聞いていると、「好きな人と付き合う幸せを知らない人」は、わざわざギャンブルのような告白をして、片思いに白黒つける意味が分からないかもしれないと感じた。
特に、付き合ったことがない人がせっかく好きな人と仲良くなれた際は、「時々二人で会える関係」や「仲良さげに会話できる機会」を全力で守ろうとする傾向が顕著で、好きな人を失う怖さを感じると、正式に付き合う工程を進んでいく勇気が持てない。
付き合わない選択にも恋愛上のメリットがあるのだから、付き合おうとするデメリットに目を向ければ、消極的になって当然だ。付き合ってない現状でも一定の満足感と幸福感があるなら、付き合う意味が分からないと考えてもおかしいとは言えない。
この点を踏まえると、もしあなたが交際経験なしの状態で、付き合う理由や、付き合いたい心理が分からないなら、一度本当に好きな人と付き合う経験をしてみるしか、本当の意味で「付き合う意味を知る方法」はないとも思う。
それができない場合は、既に付き合っているカップルから話を聞いてみると良いだろう。「好きな人と付き合えるってすごく幸せなんだろうな」と、わざわざ付き合う意味がないと思っていた人も納得できる答えが返ってくる可能性がある。
「付き合ったらめんどくさいこともいっぱいあるじゃん」という意見も決して間違っているわけじゃないので、好きな人と付き合えている幸せを知らないと、わざわざ付き合う意味は軽く見える。
あらゆるものは「距離を取っている方が楽」だから、好きな人や気になる人に対しても「恋人より友達の方がお互いに楽」であるため、付き合わないのが正しい選択に思えるのだ。
付き合おうとしなければ、好きな人に嫌われる可能性も低くなる。それはそれでよい関係を築けると思っても発想的には理解できる。
この記事を通して「好きなら付き合うのが正しい」という主張をしたいわけではないので、あなたなりの答えを出すという事も考えてほしい。なぜ付き合うのか知りたいなら、積極的に自分の体験をしてみるべきで、経験したことがないことは「分からない」のが当然である。
好きな人と親しくなった時に「友達のままがいい」と思う人が、もし今まで付き合ったことがないのであれば、本当に自分が友達のままがいいと思ってるかもわからない。もしその発想が逃げの心理が出ているなら、自分の中の問題なのだし、ちゃんと向き合ってみても良いのではないかと私は思う。
恋愛から逃げてしまっていた人は、下の記事も合わせて読んでみてほしい。
なぜ付き合うのか、正式に付き合う理由についての「よくある質問」
最後に、今回のテーマでよくある質問をより上げて回答を示す。
付き合うと両思いの違いは?
付き合うと両思いの違いは、端的に言うと「彼氏・彼女」か「友達」かである。
両思いになっても付き合ってないなら2人の関係性は友達同士だ。好き同士ではあるが、他の異性との交遊は自由で、関係性を断つ時に言葉もいらない。距離感は近いが、恋愛上は付かず離れずの関係性を続けているのが「付き合わない両思いの2人」である。ただお互いに好きになっただけなのが両思いだ。
両思いになっただけなら「好きだけど付き合いたくない」とか「好きだけど付き合う必要性を感じない」などの気持ちを持つこともあって、そこから先に2人の気持ちが進んだ時に「付き合う」という状態に至る。
普通は…と言うつもりはないけど、一般的には「好き」という感情の先に「付き合いたい」という気持ちがあるため、両思いなのに付き合わないカップルを友達以上恋人未満と言ったりもする。
付き合うことになれば、彼氏彼女として日常的に連絡を取り合って、定期的に会うことを約束し合う意味合いがあって、これから先の人生をお互いにパートナーとして認め合って歩んでいく。
少し言葉が大げさだし、付き合い方による部分も大きいけど、付き合うとは、相手を自分のパートナーとみなし、相手が自分をパートナーとして見ていることを受け入れて生活することを差す。そのため、(一部は自然消滅するカップルもいるけれど)基本的には別れる時は言葉が必要で、一定の束縛も受けることがある。
付き合うと両思いの違いは、2人の形式上の関係性もさることながら、お互いを唯一無二のパートナーとして認め合うかどうかで違いが大きい。
ただの両思いであれば、いつ自然消滅しても理屈上は相手に文句が言えない、弱い関係性を続けていることになる。
付き合いたいかわからない時はどうする?
好きなのに付き合いたいか分からない状態になった時は、定期的に連絡を取り合い、友達以上に頻繁に会う関係を続けて、付き合いたい気持ちになるかどうかを試す形をとる。
先ほども言ったように、好きの先に付き合いたい気持ちが存在するので、もしあなたが今好きな人とたくさんの時間を共有することで「もっと好きになる」のなら、自然に付き合いたい気持ちが芽生えるはずだ。
もしこういった恋愛感情に疎い場合は、その時間の共有を行う中で「明日から連絡が来なくなってもいいのか」「次に2人で会った時に恋人ができたと打ち明けられても後悔しないか」と考えてみよう。
自分の気持ちに鈍感な人は、少し自分を追い込むような思考をしないと「本当に大切な人」を見失う傾向があるので、漠然と「付き合いたい気持ちってどんな気持ちだろう?」とだけ考えていては、時間だけが過ぎて手遅れになるケースがある。
付き合う必要性を感じないなら付き合わないでもいい?
人間関係において恋愛の「付き合う」とは、家族以外の他人と最も深い関係性になることを意味するため、付き合う必要性を感じない相手とは付き合わないで良い。
この記事で解説した付き合わないデメリットも熟考して、それでもあなたの価値観的に付き合う意味がないと思うなら、付き合うデメリットが存在する以上、付き合わないのが正しい判断となる。
ただし、相手があなたと同じ価値観を持っていて、同じ考え方をするかは、また別の話だ。
今はお互いに付き合う必要性を感じないでも、これから先はわからない。相手がもっと好きになれば付き合いたいと思うかもしれないし、恋愛感情がさらに高まるにつれて付き合ってないのがつらいと思い始めるかもしれない。
人間関係というのは相手と自分で心地良い関係性が違うので、好きな人に対して付き合う必要性を感じない時は、そのままの関係を続けながら「万が一相手から告白されて付き合いたいと言われたらどうするか」を考えておこう。
その場の感情もあるから答えを出しておく必要はないので、相手の気持ちのことも考えておくと良い。
「友達のままで」と言った時に、「それは辛いから気持ちを消すために距離を置きたい」と思われることもある。
好きな人から付き合う意味がわからないと言われたらどうする?
ここは好きな人に告白した時の返事でそこそこの頻度であり得るパターンだけど、好きな人から付き合う意味がわからないと言われたら、話し合いの糸口を見つけるためにもまずは相手の意見を詳しく聞くようにする。
その上で自分の気持ちを伝えるのだが、よくある説得の仕方は以下の5つだ。
- 「好きだったら付き合ってほしい」とストレートに自分の気持ちを伝える
- 「曖昧な関係を続けるのが辛い」と現状の不満を伝える
- 「いつ疎遠になるか分からないからちゃんと付き合いたい」とお互いに大切にし合う関係になりたい気持ちを伝える
- 「束縛しない」「たくさん会ってと言わない」など、付き合い方を譲歩する(付き合い始めたその後に正式に付き合うようなイメージ)
- 「付き合ってくれないなら、2人で会うのはやめる」と、はっきりしない相手に最後通告する(もしくは、寂しそうに「そっか、わかった」と言って距離を置き、押し引きする)
本当に心の底から付き合う意味がわからない、付き合ってる人の気持ちがわからない場合は「恋愛観の違い」になっているから説得することができないことが多いのだけど、お互いに本音を言い合うと、付き合わないまでも2人が納得できる関係性を作れることもあるので、きちんと話し合ってみよう。
好きな人の気持ちを聞いて、あなた自身も「付き合わないでもいい」と思えることもある。その後に考え方が変わる可能性もあるので、最後通告に関しては慎重に判断してほしい。
本当に好きな人と付き合いたいと思ったらどうしたら良いか
「本当に好きになってから付き合いたい」と思ったら、いい感じの状態を続けて本当に好きになるかを試す形で恋愛を進める。
その際の問題点として「相手に告白されたらどうするか問題」があるのだけど、もし告白される展開になるなら、「本当に好きになってから付き合いたい」と言ってしまって良い。
これからもっと好きになるか、それとも冷めるかは分からないけど、納得のいかない交際の仕方は2人の将来にとってマイナスだから、あなたが思ってることは別に異常な考えでもワガママな考えでもないので、しっかり話し合って付き合う時期を少し先にしてもらおう(最終的に付き合わないで終わることになるケースも少なくないが、その場合も形式上は問題ない)。
当然、ストレートに一言だけの返事は相手がショックを受ける可能性があるため、ちゃんと惹かれていることも伝えるべきだし、付き合いたいと思うくらい好きになれたらいいなと思ってることも言葉を選んで伝えるべきだ。
本当に好きな人と付き合いたいという気持ちは意外と多くの人が持っている気持ちなので、しっかり話せば相手も納得してくれるはずだし、すれ違いのリスクは小さい。デートを重ねて本当に好きになれるか経過観察しよう。
真剣に付き合いたいの意味は?
真剣に付き合いたいとは、遊びで付き合うのではなく、本気で好きになっていて浮気をするつもりはなく、その相手だけを想い続ける覚悟を決めた状態の告白を差す。
「ちょっと付き合ってみる?」とか「お試しで付き合ってみない?」などの対極にあるのが「真剣に付き合いたい」という言葉で、告白の仕方としては重いが、その分強い愛情と覚悟が備わっているのが特徴になっている。
昔は、真剣に付き合いたいの意味が「結婚を見据えて付き合いたい」「将来を考えた交際がしたい」という意味を含んでいたが、結婚するかどうかを選ぶ時代になった今は、真剣に付き合いたいという気持ちに「結婚したい気持ち」まで含まれているとは言えない。
もちろん、結婚まで考えてるという意味で真剣に付き合いたいと言う男性や女性もいるので、もし結婚のことが気になったらストレートにどういう意味か聞いておく方が良い。
真剣に付き合いたいと言う人は、その告白にきちんと覚悟が決まっているので、どんな質問をしても真剣に答えてくれるはずだ。
まとめ
今回は、「なぜ好きな人と正式に付き合うのか」について詳しく解説した。
好きな人と仲良くなれた時というのは「友達のまま」が居心地良くて、進まないことで自分を守ることができる。両想いに確信が持てない恋愛がほとんどだから、ちゃんと付き合おうとしないことにメリットがないわけじゃない。
ただ、何人もの人と恋愛が進んで付き合ったり付き合わなかったりした私の経験を総合して考えると、「友達のまま」という選択は恋愛において「逃げ」であると感じる。
付き合うまで仲良くなれない恋愛もそうだし、両想いっぽいのにもう一歩進まないこともそうだ。大切な人ができたら、ぜひ進む勇気を持ってほしいと思うのは、私が不確かな関係がそう長く続かないと知っているからだ。
適当な関係にはそれに見合った幸せしかないから、自分の恋愛を自ら “クダラナイモノ” にしたくない人は、きちんと付き合うまで恋愛を進めて、好きな人の「たった一人の存在」になってほしい。
なお、当然ながら「ただ付き合うだけ」で幸せになれないのが恋愛だ。下の記事で解説しているカップルのように、付き合ってる意味がないカップルにならないよう、好きな人と付き合えた後もしっかり努力して、彼氏や彼女を幸せにすることで自分も幸せになれるような恋愛をしてほしい。
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