「寂しいから好きじゃない人と付き合う」
「好きになれるかもしれないと思って好きじゃない人と付き合う」
こんな経験をしている人は案外多い。
恋人のいない人は、アリかなと思う人からのアプローチに対して、ふる理由がない場合は前向きに付き合うことを考えたくなる時があるだろう。嫌いじゃないから付き合ってみることを考える。
では、好きじゃない人と付き合うメリットとデメリットとはどんなことがあるだろう?
この記事では、微妙な人から告白された人や、好きじゃない人に告白された人向けに、「好きじゃない人と付き合うメリットとデメリット」を解説する。
微妙な人から告白されたら、あなたならどうする?
好きじゃない人からアプローチされた人も含めて、ぜひこの記事をあなたの恋愛に役立ててほしい。
好きじゃない人と付き合うメリット
微妙な人から告白された場合、好きじゃない人と付き合うメリットから考えてみよう。
好きじゃない人と言っても、微妙だと思うなら好きにならない人ではない。検討の段階でナシだと思う人は対象にはならないと思うので、ある程度あなたが「つきあってもいいかな…」と思える人をイメージして解説していく。
恋愛で難しい「タイミングのズレ」を解消できる
好きじゃない人と付き合うかどうか悩んだ時は、アプローチを受けていたり、告白されたりと言った形で、「相手が先にあなたのことが好きになった状態」であることが多い。
知り合ってからの期間が長い場合はここに当てはまらないと思うけど、もしまだお互いの理解が進んでいない状況で「好きじゃない人と付き合うかどうか」という問題に直面したなら、好きになるまでの時間の違いからタイミングのズレが起きている可能性がある。
今はまだ好きじゃないけど、付き合っている内に好きになることもあるから、タイミングがズレていただけなら、好きじゃない人と付き合うメリットは大きい。好きになり切れていないからって微妙な人からの告白を振ると、幸せを逃すことにもなりかねないところだ。
もしこれから好きになるかもしれないなら、それをそのまま説明して、もう少しお友達期間を置いてもいいと思うが、相手としては一度振られることに似ている点に問題がある。
相手から、「好きになろうとしなくていい」とか「無理に考えないで」といった形のリアクションも懸念されるから、話し合えない関係だった場合はそのまま受け入れることで「将来の可能性」を残せる。これは、代表的な好きじゃない状態でも付き合うメリットだろう。
「これから好きになるかもしれない」との返答はなかなか相手に伝えにくいし、前向きに考えることができる人を結果的に振るのも勇気がいるから、取り敢えず付き合ってみて、自分の気持ちの変化に期待することも選択肢の一つといったところだ。
話し合える人は今の気持ちを相手に説明して、お試しで付き合うイメージでも考えてみよう。
イベントのボッチ脱出
クリスマスや誕生日など、イベントの時に彼氏や彼女がいないと、周りのカップルがやけに羨ましく思える時もあると思う。何だか自分がイケてない人のようにも感じることもあると思うけど、好きじゃない人とでも付き合うことでイベントのボッチは回避できる。
カップルでイベントを過ごすことに憧れている人や、インスタやLINE、ツイッターなどでリア充アピールしたい人に取っては好きじゃない人と付き合うメリットとして大きいだろう。
文字にしてしまうとかなり寂しい考え方のようだけど、実際は周りの人でこれを理由に微妙な人と付き合う人がいて、何気に幸せを掴んだ人を見てきたから、メリットとして挙げておく。現実的には好きじゃない微妙な人と付き合う理由の一つになっている。
アプローチを受けていたなら、振ってしまうことでそれがなくなって寂しさを感じる場合もあり、イベントが近い場合は振り難いと感じる人がいる。
イベントがボッチで寂しいと感じることに合わさって、自分を想ってくれる人をも失う寂しさを感じるのを回避したいと思うことは、自然な発想かもしれない。
誕生日に一人切りが嫌だって人があなたの周りにもいないだろうか?
微妙な人だからこそ「精神的な余裕」のある恋愛になる
大好きな人と付き合うことになれば、どうしてもその分の不安を抱える人がいる。
好きだからこそ期待してしまうことがあるし、好きだからこそ許せないことがあるから無理に束縛してしまうことも。そうなれば、交際が軌道に乗るまでお互いがしんどい思いをする場合もあるだろう。
好きな人と付き合っていると不安になる人は、好きじゃない人と付き合うことで精神的なゆとりのある恋愛ができる場合があり、追う恋愛ばかりで疲れた人は追われる恋愛に魅かれる。
大好きになってしまうと辛いと言う人が、想ってくれるからこそ好きじゃない人と付き合うことがある。辛い恋愛が多い人は、精神的な余裕が持てることが微妙な人とつきあyメリットの一つになるだろう。

打算はおすすめできないのだが、恋愛には色々な幸せの形があるのは事実だ。追われる恋愛が未経験なら、やってみないと分からない面はある。
想われる幸せ
一つ上の見出しと繋がる部分だが、いつも自分の気持ちばかりが相手よりも強くなってしまうと感じる人は、「思われる幸せ」が好きじゃない人と付き合う大きなメリットに感じることも。
頑張ってくれる相手の想いが心地よい恋愛となる。
想われることに価値観が高いなら、好きになる日もそう遠くないかもしれない。
寂しさの解消
好きじゃない人と付き合う人は、現実的にはこれが一番多い理由となるだろうか。
彼氏や彼女など、恋人ができれば会っている時間以外のコミュニケーションも多くなり、一人の時間が減って寂しさはある程度埋めてくれる。
これから挙げるデメリットも勘案した上で「好きじゃない人と付き合うか」は決めるべきだけど、寂しさを感じている人は、アプローチを受けた時に印象の良い人なら好きじゃなくても付き合ってしまうことは多い。
彼氏がいる生活、彼女がいる生活は、仲良く一緒に居られるなら寂しさを解消してくれる。最終的に好きになるなら、幸せも感じるようになっていくだろう。
好きじゃない人と付き合うデメリット
好きじゃない人と付き合うならメリットばかりではないから注意が必要だ。
微妙な人から告白されたらデメリットもよく確認して決断をしよう。一つ一つ、可能性を現実的に考えていく。
好きじゃないという罪悪感と彼氏・彼女になったという使命感
好きじゃない人と付き合う理由にもよると思うけど、後ろ向きな理由が多いほど、好きじゃないのに付き合っていることで相手の気持ちに申し訳ない気持ちになって、罪悪感を覚えることがある。
特に何も説明をしない場合は、付き合うことをOKした時点で「相手は自分のことを好きだと思う」ので、気持ちを利用しているような感覚になればあなたの罪悪感は強くなる。
適当に付き合うような人ならそうでもないかもしれないが、いい人だと思えば思うほど罪悪感が強くなり、せっかく好きになれそうな相手でも「好きにならなくちゃ!」と思ってしまっては気持ちに反動が出る恐れも出てくる。
相手がスピィーディーに恋人関係を深めようとした場合などは、特に大きな問題となり易い。好きじゃない人と付き合う時は距離感が難しくなるから、少し恋愛上級者向けの対処が必要になることがある。
「恋人持ち」になって、他の人との恋愛には悪影響
好きじゃない人と付き合う時は、それでも立派な恋人持ちの状態になるため、他の人とは恋愛がしにくくなる。
彼氏持ちや彼女持ちとして見られると、本当に好きな人を作ろうとするときにデメリットが大きくなる。
フリーでいたら好きになっていたかもしれない人との関係には大きな悪影響がでるので、理想の恋愛を考えた場合は好きじゃない人と付き合うのが間違いになる。
本当はもっと良い相手がいたはずなのに機会損失する可能性は出てくるので、「その相手で本当にいいのか」は考えないと、後悔ばかりになってしまうこともある。
好きになれなければ時間の無駄
好きじゃない人と付き合うことで寂しさを紛らわすことができる一方で、想定以上に時間が取られることも少なくないから、時間の無駄を感じることも多い。
特に世間で言うところの「婚期」を気にしている女性は、自分が理想とする結婚が遠ざかる面もあるだろう。
好きじゃない人と付き合えば、ちょっとしたことでも別れる可能性が高くなってしまうので、その恋愛が「時間の無駄」となってしまわないかは考えた方が良い。付き合って別れることになれば気持ちの消耗も当然大きい。
特にコミュニティー内の恋愛なら、別れた後の関係もある程度続くだろうし、周りの見方などもあるため、気軽にOKしてしまうと後悔の元になる。
結婚を意識する人は、下の記事を参考にして、きちんと自分の幸せにアプローチしよう。

次の恋にも悪影響が
好きじゃない人と付き合うことになったとしても、やはりお付き合いをする以上は恋人を傷つけることもあれば、あなたが傷付くこともある。
想いが弱いだけあって精神的な余裕はあると思うけど、付き合っている以上接する時間が多いのだから、色々ある中で綺麗なお付き合いだけができるわけではない。
別れた人をすぐに忘れるタイプの人は良いが、なんだかんだと色々なことで引きずるタイプの人は、好きじゃない人と付き合うことで傷付いて、次の恋までも悪影響があって幸せが遠ざかることになることも。
ずるずると付き合ってしまった時などは、このデメリットが大きくなる。

理由はどうあれ、付き合った後は「別れ」が大きな決断となるのは言うまでもない。決断力がない人ほど「好きじゃない人と付き合うかどうか」に慎重になるべきかもしれない。
別れ話を自分からできない人には好きな人以外の人と付き合うのがおすすめできない。
対処法:微妙な人から告白された時、恋愛の専門家である私ならどうするか
最後に、今回のテーマ「好きじゃない人と付き合うメリットとデメリット」を考慮して、私自身の答えを示してみよう。あなたの参考になるかもしれない。
私の場合、微妙な人から告白された経験は何度もあるのだが、付き合ったのはたった一人だ。基本は、自分が好きになった人を自分から告白して付き合う流れで恋愛してきている。
好きじゃなくても付き合ったのは、「いいかな?」と思ったのが主な動機だが、相手が私のことを本当に大好きになってくれたからだ。「想われる恋愛」に一瞬夢を見せてくれた。
好きじゃない状態で付き合うデメリットにも多く向き合った経験もあり、基本は好きになったと思えないなら振ることになるが、それで後悔することがないのは「私の恋愛の仕方」があってこそだと思う。
まだ気持ちが微妙で、気持ちを受け入れられない人からの告白を回避したり、まだ時間が必要な恋愛を調整することが段々できるようになった。
これも言葉にすると少し黒く見えるかもしれないけれど、恋愛はコミュニケーションだから、ストレートな言葉以外で伝わるものがある。
微妙な人からの告白と言っても、微妙さがまた違うから、悩む気持ちはよく分かるところだ。
もしあなたが好きじゃない人と付き合うことに悩んだら、「好きになるのか」を一番に考えるべきだと私は思う。好きになれないお付き合いは結局自分が辛くなる。相手は純粋に愛情を注いでいるのに、自分が返せないとなると辛いのだ。
彼氏として付き合うこと、彼女として付き合うことはやっぱり重いから、きちんと「現実的な未来」を想像してみよう。
希望があれば進んでみるのも勇気だ。その理由はあなたが幸せを感じられるなら十分。弱さに負けて楽な方に逃げれば後悔することも出てくる。
そんな決断の仕方も参考にしてもらえたらと思う。
まとめ
今回は、好きじゃない人と付き合うメリットとデメリットを紹介した。
後ろ向きな理由で付き合うことを決めれば、どうしても後悔することも出てくると思うが、前向きな理由であれば選択肢の一つとして考えてみると良い。
告白のタイミングが合えば一番いいのだが、相手の問題は自分で如何ともし難い部分がある。
好きじゃない人とは付き合えないと思う人は、不安定であやふやな気持ちを相手に伝えるのは難しいけど、率直な気持ちを伝えるようにしたら後悔は減ると思う。一生懸命に言葉を尽くせば、誠意は相手に伝わる。
相手のモヤモヤはすごいことになるけど、タイミングの問題だけですれ違うのはもったいないから、自分の言葉で気持ちを語ることは大切だ。
それぞれで拘りもある部分だと思うので、自分の納得のいく答えを出そう。
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