「ずるい男・ずるい女」を好きになると、恋愛の副作用に悩むことが多いと思う。いわゆる「つらい恋愛」になるのが特徴で、進みそうで進まない感じに気持ちの消耗も大きい。
恋愛は惚れたら負けと言われるが、それを最も自覚する瞬間が「ずるい男」「ずるい女」を好きになってしまった時ではないだろうか?
相手の態度や言葉に振り回されているように感じことが多くて、薄々黒い気持ちに気づきながらも、好きだから結局離れることができない。
この記事では、恋愛における「ずるい男」「ずるい女」とはどのような人を言うのか、恋愛時の特徴から心理も考えてみるので、好きになった人がそんなタイプか悩んだら参考にしてみよう。
あなたの周りにいる「ずるい人」は、どこに当てはまって何を考えているのだろう。
無責任だからずるい
彼氏・彼女がいるのにアプローチしてくる人、又は既婚であったりも含まれるけれど、恋愛における「ずるい男」「ずるい女」とは、大事な人がいるのにモーションをかけてくる人が最も典型的な例だ。もし好きになってしまえば「好きにさせといてずるい」と思わずにいられない。
好きになられても責任が持てないのにアプローチしてくるのはずるいし、気持ちを弄んでいるような態度に映る。当然それは、疑いレベルではなく、相手の心理にそんな気持ちがあったのだろう。
実際に自分の気持ちがバレていそうな人に関係を中途半端にされながら、「これって付き合っているの?」って状態になっているといたら、気持ちを利用されてセカンドやキープ扱いになっているかもしれない。
下は、男性に絞った記事だが、行動や心理を知りたい女性は合わせて読んでみよう。

思わせぶりな態度を取るのはずるい
思わせぶりな態度を取る人は、意図してそうする人と、意図せずにそうなっている人に分けられる。後者は装っている人も含めると案外多くて、同性に評判が悪くなりがちなのが特徴だ。
「思わせぶりな態度をとるな」というのは、言い換えれば「意味がないのに意味があるようなことはするな」と言うことでもあって、男女の友情は曖昧なものだからこそ、人付き合いの中では常識的な行動が求められている面もある。
ずるい男とずるい女は、簡単に思わせぶりな態度を取るのが特徴であり、気がないのにきがある素振りをして「異性を釣る」ように色々な人と接する。
特に問題となるのは相手の気持ちに気づきながらこれをやる場合だろう。好きじゃなかったり意識していなかったらやんわり脈なしを伝えるべきタイミングに、ずるい男とずるい女は脈ありサインを出して余計に混乱させ、傷つける。
しかし一方で、性格上、人懐っこい人も「思わせぶりな態度を取っている」と言われてしまう。そういう人は雰囲気が「ウェット」になり難いのが特徴なのだが、甘えるタイプでもあったなら過剰に愛想を振りまいているようにも見える。
一つ一つの好意をジャッジすれば「ずるい」「ずるくない」に大方分けられるとは思うのだが、受け取り手次第であるのがこのテーマにを少し難しくしている面があるだろう。被害妄想だと思う人の意見に出くわすことも多い点も特徴になっている面は否定できない。
相手の心理が白いのか黒いのかは接する態度に出るため、客観的に考えてみることも重要だ。
駆け引きするからずるい
恋愛している相手に「ずるい」と思ってしまうのは、相手に振り回されているのも原因だ。その最たる例は「駆け引き」があげられる。
押したり引いたりを楽しむかのように、気持ちを掴ませない恋愛の仕方をする人はずるい人である。真正面から接してくれず、いつもどこかふわっとした印象で接してくる。
逃げれば追いたくなるのが恋愛感情だから、時々近づいてくるからこそ離れていく態度にギャップできて割り切りたいと思ってもそれが難しい。少しキープされている感じがする場合は相手の心理に喜ぶべき要素はないだろう。
恋愛自体をゲームのように感じているかはわからないが、そうした態度をとり続ける相手に対しては黒い心理が透けて見える。
本気で好きなら押し引きがあっても僅かな期間だろうし、相手に余裕はない。ずるい男や女を好きになったときにこんな状況になった場合は、自分と相手との精神的余裕の差が顕著になるため、良い意味がないと思えばスパッと切るべき恋愛がある。
真面目な人でもずるくなる瞬間がある
恋愛は理屈を度々超えるものだから、結果的に「ずるい人」になっていることもよくある話だ。迷い・不安・不満・怒り・悲しみなどなど、恋愛はその人の感情次第で天使のような行動が取れたり、悪魔のような行動を取ることもあって、恋愛に真面目なタイプも時と場合によってはずるい男・ずるい女になる瞬間がある。
ずるい!と感じたその瞬間は、確かに悪いことをしたのかもしれないけれど、人格の否定が必要かと言えば、ケースバイケース。軽やかにずるい態度を取るその人も、実は内心でとんでもなく悩んでいることもある点はこの問題の心理を考える時に知っておきたいことだ。
例えばもう冷めた恋の延長戦をやっているような恋人関係なら、「恋人へ誠実に接しないといけないと思いながらも、他の誰かに魅かれる自分のバランスを失ってしまったり」なんてことは起こり易いだろうし、それでも付き合っている恋人がいるのは事実なのだから、態度と言っていることに矛盾が生じやすく、相手からすれば「ずるい男・ずるい女」の典型になることさえある。
その本人が自分を上手く制御できていない場合、周囲の人が振り回されることになるけれど、不誠実な態度かと言えば、その判断は案外難しいのではないだろうか。
ずるい男・ずるい女との恋愛で、そのずるさがなくなって自分と真正面から向き合ってくれる日を待つという判断は、誰かに相談すれば否定も多いし、実際に可能性の面では良い方向に進むことが少ないのだけれど、誠実な人であっても状況次第でずるくなることもある点を踏まえると、最後は「自分がどこまでその人を信じるか」と「自分がどこまで相手を好きか」ということになる。
当然、悪意を持って遊ぶ人がこんなことを言い訳にするのだから、正しい判断は相当に難しいし、相手が迷っているなら結果論でしか語れない面もあるけど、ある意味で間違っても良いとまで考えを煮詰めないといけない場合も出てくると思う。
ただただ「ずるい!」と恨みにも似た感情だけでいるよりは、進むべきか撤退するべきか、相手が全くつれない態度ではないからこそ、苦しくても向き合わないといけない問題になることは多い。
流されるとどうしても後悔が大きくなる恋愛なので、そこには注意をしよう。
「ずるい」という感じる恋愛は辛い
このテーマを扱うなら、やはり最後は否定しておかないといけないだろう。
なぜなら、「ずるい」と感じている恋愛は辛いものだからだ。
理由は大きく2つある。
一つ目は、「ずるい」と感じるのは相手に利益があって、自分が損をしている点。
都合のいい女・都合のいい男にされている場合などはその典型と言えるけれど、自分の気持ちを利用されたり、寂しさを埋めるためだけに利用されたり、ずるい人は実際に悪意のある人の方が多いのは事実である。
こういった意見は一般論の範疇だと判断したので、先にこの部分を否定する内容から述べているが、基本のスタンスはこちらに置かないといけないのは、経験則からも分かるところ。
更にプラスして、「ずるい」と感じることが既に負の感情を持っている点が二つ目の理由。
「ずるい」という言葉自体は相手を否定する言葉で、自分の気持ちを受け入れてくれないことで持つ負の感情とは違った種類の苦しみが既に発生してしまっている。
「それでもいい」と言い切れずに、相手の文句を言わないと気が済まないという状態になってしまうと、不平等な関係に悩んだ結果、相手との衝突も避けられなくなるだろう。
たくさんの矛盾が関係を蝕むことは多く、ただ距離を縮めていく片思いとは違った種類のしんどさがある。時間を見送ることがただの消耗戦にならないようにすることは大切な処置だ。
まとめ
今回は、恋愛における「ずるい男」「ずるい女」についてまとめた。
しんどい恋愛になることが多いのが特徴だが、自分を受け入れてくれないわけではない点で進むのも断ち切るのも難しく、悩んだ経験のある人は少なくないだろう。
相手の心理としては、悪意があるパターンが多いと言えるけど、それだけでは語りきれないケースもあって、しっかり意味や理由を考えたい。
時間をかけることで実際に進展することもあるから、「今はこのまま」という判断が間違いとは言いたくないけど、向き合わないといけない状態を放置すれば溜まるストレスも大きくなる。
はっきりさせることを恐れてばかりではいけないだろう。
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