恋愛が自然消滅で終わる時は、ひどくあっさりした別れ方に感じることが多くて、中には「自然消滅した自分達カップルは本当に付き合っていたのか」とまで考えてしまう時もある。
別れる理由が説明されないまま音信不通になって別れるのが「自然消滅」だけど、やはり別れたいならちゃんと別れたいと言ってほしかったし、なぜ別れるのか理由を説明してほしいという気持ちに駆られる。
特に最近は「マッチングアプリで知り合った女性や男性と自然消滅した」というケースは増えていて、ネットを介した出会いで付き合ったカップルが自然消滅する事例が急増している。
昔よりちゃんと別れる前に自然消滅したことがある人の割合が増えている状況だ。
自然消滅で別れるとあまりに寂しい別れ方に感じるが、実際人によっては「最もひどい別れ方だ」と思う人もいる。
そこで今回は、自然消滅するカップルの特徴と、自然消滅で別れるメリット・デメリットについて解説し、自然消滅で別れるとはどういうことか、自然消滅しそうな時はけじめはつけるべきか、自然消滅させないでちゃんと別れるにはどうするべきかを徹底解説していく。
記事内では「どのくらい連絡がなければ自然消滅したと言えるのか」や「自然消滅する時の最後のLINEの特徴」も解説しており、現時点で彼女や彼氏と自然消滅しそうな人が参考になる解説をふんだんに詰め込んでいる。
モヤモヤしている人も、ふんぎりをつけたい人も、ぜひ参考にしてみよう。
- カップルの自然消滅とは?恋愛関係が自然消滅するとはどんな別れ方なのか
- 自然消滅するカップルの特徴::自然消滅する女の特徴と自然消滅する男の特徴とは?
- 日常に繋がりがないカップルは自然消滅しやすい!マッチングアプリなどネットで出会ったカップルは自然消滅する確率が高い
- 付き合い始めに軌道に乗らなかったカップルは音信不通になって自然消滅しやすい!自然消滅するカップルは交際期間が短いのが特徴
- 遠距離恋愛のカップルは倦怠期の時期に自然消滅する確率が高い
- ケンカが多いカップルは自然消滅しやすい!感情的な男性や女性は恋人と自然消滅することが多い
- お互いが忙しいカップルは自然消滅しやすい!仕事が忙しい男性や女性は自然消滅で別れる傾向がある
- 学校の卒業や、職場の転勤、仕事の転職など、環境が変わると自然消滅するカップルが多い
- 出会いが多い彼氏や彼女と付き合ってる人は「恋人の乗り換え」が自然消滅する原因に…
- 自然消滅で別れるメリット
- 自然消滅で別れるデメリット
- 彼氏や彼女と自然消滅する時の最後のLINEの特徴
- 最悪な自然消滅の仕方、ひどい自然消滅の別れ方とは?
- 自然消滅しそうな時はけじめはつけるべきか
- 自然消滅させないでちゃんと別れるにはどうするべきか
- まとめ
カップルの自然消滅とは?恋愛関係が自然消滅するとはどんな別れ方なのか
カップルの自然消滅とは、「別れよう」「別れたい」などの別れの言葉が無い状態で、正式な別れ話をしないまま自然に別れる、別れた状態になることを言う。
別れるというよりは、文字通り二人の関係が “自然に消滅する” のが特徴だ。
自然消滅は消えていくようにカップルが別れるから、いつから別れたのか分からないのも特徴になってしまっているため、最初に気になるのが「どのくらい連絡がなければ自然消滅したと言えるのか」という部分だろう。
どのくらい連絡がなければ自然消滅したと言えるのか:カップルが自然消滅したと言える「音信不通の期間」とは?
自然消滅したと言える一般的な期間は、連絡が取れなくなった後1ヶ月が目安の期間となる。少なくても、音信普通になって2ヶ月経つとどんな付き合い方をしていても自然消滅したと判断する人が多い。
自然消滅は、1週間から2週間の音信不通からそれを疑い始めるが、連絡がなくなって1ヶ月以上しないと、別れたいと言われてない以上なかなか別れたことを受け入れられないことが多い。
普段、喧嘩などの事情があった時に連絡なしで過ごす期間はそれぞれのカップルごとに大きく違うが、どんなに連絡を取らないカップルでも音信不通の期間が1ヶ月経って連絡がくるということはほとんど起きないため、連絡を取らなくなって1ヶ月経ったら自然消滅したと考えるのが妥当だ。
様々な事情を考慮したとしても、音信不通の期間が2ヶ月を過ぎたら自然消滅したと断定して、これからとるべき行動を選択しよう。
音信不通になって3ヶ月経ってるカップルが元サヤに戻ることもあるにはあるが、その場合は「仲直りした」というより「別れた後にもう一度付き合う」という意味合いの方がずっと大きくなる。
なぜ自然消滅の期間を具体的に「いつ」と説明することが不可能なのか
具体的な自然消滅のタイミングが一つに絞れない理由は、カップル毎に普段の連絡の頻度が異なっているからであり、忙しさなどの相手の事情や二人の普段の関係性も踏まえて判断する必要があるからだ。
- 1週間に2,3回しか連絡を取らないカップル=自然消滅したと確定するまでの期間を長く見る必要がある
- 毎日連絡を取り合うカップル=急に連絡がなくなるのはいつもの態度とギャップが大きいため、自然消滅したと確定するまでの期間を短い期間で判断できる
2日~3日に1回くらいのLINEや電話だけでコミュニケーションを取っているカップルなら自然消滅が成立したと断言できるまでには時間を要するし、毎日LINEしているカップルが突如として連絡が途絶えてしまったなら、2週間程度で自然消滅させられたと断定できることもある。
音信不通の期間で自然消滅したと判断するのであれば、最低2週間は様子見してから1ヶ月を目途に気持ちを切り替えるようにしよう。
もちろん、その間に「どうしたの?」「連絡ください」などの連絡を入れながら相手の返信を待つのは基本で、「自分は連絡してるけど、相手から返信がない状態が続くこと」が自然消滅を判断する条件になる。
未練がある場合でも、1か月以上連絡を待つのは余計に傷つくだけだから、返信や連絡がなくなって1ヶ月以上経ったら別れたものと思って気持ちを整理する方が建設的な考え方となる。
ただし、自然消滅したかどうかを判断する基準は、音信不通の期間だけじゃない。もう1つ頭に入れておくべきことがある。
自然消滅したかどうかを判断するには、連絡が取れなくなった理由も勘案する必要がある
連絡が取れなくなったり音信不通になる事情は限られると思うけれど、たとえば大きい喧嘩をした時などは自然消滅と関係継続の間で揺れ動く(=まだ好きだけど別れるか迷う)場合があって、「2週間音信不通になったけど、やっぱりやり直したいって連絡がきた」という話しがないわけじゃない。
自然消滅したかどうかの判断基準は、音信不通の期間だけじゃなく、音信不通になった理由や経緯、きっかけも勘案する必要がある。
喧嘩して連絡が空いたなら相手にムカついてるかもしれないが、それで愛情が冷めたかと言うと「人と状況による」というのが答えだ。
だから、自然消滅したといえる期間については、具体的な数字にするのが難しい。
- 音信不通になる理由が思い浮かばない=2週間以上の音信不通で十分に不自然な態度だと判断できるため、連絡がないのは相手が別れたいと思っているサインだと判断できる
- 音信不通になる理由に思い当たる節がある=連絡しないことに明確な理由があるため、2週間程度の音信不通では別れたいと思っているか判断できない。その問題に答えを出した時点で連絡が来る可能性が残っている
つまり、カップルの自然消滅とは、(故意である場合もあるが)段々と自然に消滅する場合もある一方で、ある事件が発端となる場合があって、きっちりといつ別れたのか特定できない。
そういう意味では、別れ話をしないで、成り行きで別れることの全般を「自然消滅した」と言うから、曖昧な別れ方になってしまっている。
自然消滅の定義を解説したところで、次は自然消滅するカップルの特徴を解説する。
自然消滅のメリットとデメリットを知りたい人は、1つ大見出しを飛ばして読み進めてほしい。
自然消滅するカップルの特徴::自然消滅する女の特徴と自然消滅する男の特徴とは?
きちんと付き合う約束をしたカップルが自然消滅するのは、どちらかというと異常な別れ方に分類されるべき別れ方だ。
通常は、彼氏彼女のどちらかが別れたい気持ちを別れ話として伝え、相手がその気持ちを受け入れることでお互いに「別れること」を納得した状態で交際を解消する。
別れ話をされる時は納得できる理由が示されない場合も少なくないが、彼氏や彼女の「別れたいという意思」を受け取って、交際を続けられないことに納得することが本来の「別れ」の要件になっているというのが一般的な感覚だ。
では、「自然消滅されるんじゃなくて、ちゃんと別れる方がいい」という考え方が大勢を占める中で、自然消滅するカップルとはどんな特徴を持ったカップルなのだろう?
ここでは、自然消滅する女や男の特徴を含めて「自然消滅するカップルの代表的なパターン」を7つ解説する。
日常に繋がりがないカップルは自然消滅しやすい!マッチングアプリなどネットで出会ったカップルは自然消滅する確率が高い
カップルが別れるためには、別れたいと言い出す方にもそれなりにパワーがいる。
相手にまだ気持ちがある場合はとても悲しい話を切り出すことになるし、泣かれることや、すがられること、怒り出すことだってある。これを回避しようと思う人がいるのも納得できるほど、時にカップルの別れは覚悟を要する。
しかし、別れた後の関係を考えて綺麗に別れる必要がない相手には、別れたいと思った時に「別れ話をするプロセス」に重要性が感じられない場合があり、自然消滅で逃げるように自分ひとりで別れを決めてしまう場合がある。
「相手との繋がりがないのなら、一方的に音信不通にして別れてもデメリットがない」という考え方で、彼氏や彼女と自然消滅する別れ方を選ぶのだ。
そのため、マッチングアプリやSNSなど、ネットがきっかけで知り合った人とは自然消滅する確率がその他の出会い方と比べて高くなってしまっている。自然消滅する女や男の一つの特徴として「アプリで出会った」「SNSで出会った」ということが挙げられる。
- 学校や職場で会う人、友達が繋がってる人=きれいに別れないと後々で面倒になるし、気まずくなりたくない心理が働いてちゃんと別れる選択をしがち
- 学校や職場で会わない人、友達が繋がってない人=きれいに別れないでも会わないから特に問題がない、気まずくなっても今後の人生で影響がないから自然消滅で逃げる人もいる
日常で繋がりのある人との恋愛は、周りとの関係も考えて恋愛が進む。
これは片思いから両想いになっても引き続き意識され、別れる場合はなおのこと気にする人が多くなる。周りの人も含めて別れた彼女や彼氏と会うことになるからだ。
別れた後のことも気にしないといけないのが「普段の付き合いのある人と付き合った場合」である。
繋がりがある人と別れる時はお互いに「今後の日常」も気にするし、自然消滅を狙ってもどうせ会うことになるので、きちんと別れ話をする場合がほとんどで自然消滅しにくい。
喧嘩別れするにしても、今までのことが何もなかったように別れるケースは稀で、何らかの会話を通して別れを決める。
つまり、別れた後でも外的要因で友達関係を続けざるを得ないカップルは自然消滅がしづらく、逆に繋がりの無い関係は自然消滅で別れる可能性が高くなるということだ。
付き合い始めに軌道に乗らなかったカップルは音信不通になって自然消滅しやすい!自然消滅するカップルは交際期間が短いのが特徴
友達期間に上手くいってた男女も、いざ正式に付き合うとなると案外相性が悪い場合が少なくない。
カップルの付き合いはじめは色々なことを二人で波に乗せていく必要があるが、しっくりこないと、まだ付き合いはじめのカップルだけに音信不通になりやすく、自然消滅しやすいという特徴がある。
付き合いたては彼氏と彼女の関係になった瞬間からそれまでの空気が変わってしまうこともあるので、「合わないのかな」「思った感じと違った」と思えば何となく放置して自然消滅してしまうことがある。
自然消滅するカップルは交際期間が短いのが1つの特徴であるため、付き合ってすぐに自然消滅で別れるカップルが多く存在する。3か月付き合って自然消滅カップルより、1か月や2ヶ月付き合って自然消滅するカップルの方が割合的に多いのである。事実、下の記事はこの恋愛のすべて内でも、よく読まれてる記事の1つだ。
付き合いはじめに気まずい雰囲気がある場合は自然消滅する流れに入りやすいため、もしすぐに打ち解けていく展開にならない時は注意しないといけない。自然消滅する女や男は「付き合ったら急によそよそしくなった」「彼女(彼氏)になった瞬間に変な空気になった」と感じる交際になるのが特徴だ。
付き合いたての時期に「連絡が空く」「あんまり自分から連絡しない」など、距離を作ってしまう人は自然消滅する特に気を付けよう。
遠距離恋愛のカップルは倦怠期の時期に自然消滅する確率が高い
遠距離恋愛が難しいとされる理由として、男女の恋愛観の違いが挙げられることが多い。
男性は物理的な距離を重視する傾向があるが、それに対して女性は精神的な距離を重視するためだ。
男女で交際中に大切にしたいものが異なっているから、遠距離恋愛はなかなか上手くいかない。
遠距離恋愛では、この男女の恋愛観の違いがよく問題となることや、会えないことによるコミュニケーション不足(物理的意味も込めて)ですれ違いを引き起こし、実際に離れている距離が自然消滅の別れを助長させる。
遠距離恋愛カップルは、日常的に会うことができないことで、連絡してもお互いの近況報告だけをし合うような状況になることも多く、交通費に代表される「金銭的な負担」なども時の経過とともに積み上がり、段々面倒になったり気持ちが離れることに繋がっていく。
これは倦怠期の原因にもなっていて、遠距離恋愛カップルは交際の流れが悪い時に自然消滅する確率が非常に高い。
離れているからこその「嫉妬の問題」まで絡んでくると、「このまま音信不通にして自然消滅させたい」との気持ちを膨らませることもあり、遠距離恋愛が自然消滅しやすい理由は複数の項目で説明可能だ。
そもそも、遠距離恋愛の終わり方は、段々と連絡の頻度が減っていくことで迎えるケースが典型的なパターンであるため、そのまま自然消滅する別れ方が多くなっている。
最も “自然に消滅するカップルの特徴” だと言えるだろう。
遠距離恋愛という点は、自然消滅する彼女や彼氏の一つの特徴になっている。
ケンカが多いカップルは自然消滅しやすい!感情的な男性や女性は恋人と自然消滅することが多い
カップルが自然消滅する最大の理由はやはり「大きな喧嘩」がきっかけになっている。
しかし、普段から喧嘩が多いとそこまで大きい喧嘩でなくても「このまま付き合っていても楽しくない」と、仲直りすることなく自然消滅させる道を選びやすい。
そもそもケンカが多いカップルは別れる直前のサインが出ていて、すでに危険信号を察知していることから、「このままじゃ別れ話されるかも…」と心配になる人が多いのだが、喧嘩を繰り返していると別れ話がなく別れてしまう案件も非常に多くなっている。
喧嘩が絶えない状態なら二人で話し合うことができない場合も少なくないから、ある日を境に音信不通になってしまうことが珍しくないのだ。
ケンカが増えてきたらしっかり話し合って原因を取り除く努力が求められるし、自然消滅したくないなら悪い雰囲気を放置するべきではない。
短期間に喧嘩を繰り返したときは、自然消滅しやすい状態になっていることを自覚して、問題解決に当たるようにしよう。
喧嘩別れは自然消滅の最も多いパターンになっている。
自分の人間性として「感情的なところがある」「すぐにキレてしまう傾向がある」という男性や女性は、恋人と自然消滅しやすい人の特徴だ。
お互いが忙しいカップルは自然消滅しやすい!仕事が忙しい男性や女性は自然消滅で別れる傾向がある
時間の無い二人の付き合いは、かなりの工夫が必要だ。付き合うことは精神的なパワーもいるが、何より時間が取られる。
忙しい人は、彼女・彼氏のために時間を確保することが難しく、相手まで忙しかった場合は、何とか上手く付き合おうとしても限界がある。多忙さは恋愛と相性が悪い。
ここは、自然消滅する女や男の特徴にもなっている部分で、忙しい人と付き合った際はコミュニケーション不足に注意しないと自然消滅しやすい。
忙しければ心が離れる原因にもなるので、気付けば自分に取って彼女や彼氏が必要と思っていないことを自覚する人もいる。忙しくてそのまま連絡できないことを言い訳に、自然消滅を迎えるまで連絡しないことはあり得る処置だ。
中には、連絡が空いたことで気まずいと思ってしまい、成り行きで自然消滅を選ぶ場合もある。
仕事が急に忙しくなったり、配置換えで新しい業務に追われたりする時は、なおさら心の余裕がなくなって、深い付き合いが億劫に感じることがあり、自然消滅の原因になることも…。
せめてどちらか一方でも時間があれば乗り越えることもできるが、タイミング次第でカップルの命を奪うこともある。忙しい男性や女性と付き合う時は、自然消滅する可能性があると思って具体的に対策しよう。
学校の卒業や、職場の転勤、仕事の転職など、環境が変わると自然消滅するカップルが多い
たとえば、高校の卒業や大学の卒業を機に二人の環境が変わると、自然消滅するカップルが一定の割合で出てくる。
これは、新しい場所に慣れるために恋人以外のことに気力が割かれることが自然消滅する大きな原因で、実際に時間が奪われることも自然消滅しやすい原因だ。
そのため、職場の異動による転勤や、仕事の転職などがきっかけで自然消滅するカップルも多くて、結果的に遠距離恋愛になるとなおさら自然消滅する確率が上がる。
環境が変わると新しい出会いがあったり、新たに親しくなる異性が出てきたりと、カップル二人の関係性を見た時に外部環境が悪化しやすい面もある。
そもそも心理学では「素敵だな」と思う異性は周りにいる異性との相対評価でイメージが決まるとも言われていて、恋人の環境変化は悪い意味でカップルにとって1つの契機になることもある。
彼氏や彼女の周りに素敵な人が増えれば、相対的に自分の価値が下がることで冷める場合もあり得るということだ。
卒業・転勤・転職などで周りにいる人が変わると、忙しさと心変わりが重複する形で自然消滅することが多々ある。
出会いが多い彼氏や彼女と付き合ってる人は「恋人の乗り換え」が自然消滅する原因に…
日常生活に出会いがない人と比較して、新しい出会いが多い人は「恋人の乗り換え」が原因で自然消滅しやすい。
新しい彼氏や彼女と既に付き合ってるなら「別れ話をするのがめんどくさい」という心理で放置しやすく、ものすごくわがままではあるものの、「別れる理由を言いにくい心理」で自然消滅を選びやすい。
しかも、この心理は「いい感じになった人ができた」など付き合う前でも起こるため、やはり彼氏や彼女の浮気問題はカップルにとって非常にナーバスな問題だ。
そもそも出会いが多い人は一人の恋人と長続きしない傾向があるけど、そういうイメージがない彼氏や彼女に対しても、自然消滅するとしたら「他に仲良くしてる異性がいる」と疑うことが時に重要である。恋人の心に他の誰かかがいるなら、自分のことを適当に扱うことも納得できる。
以上が、自然消滅するカップルの特徴、自然消滅する女や男の特徴として代表的な7パターンだ。
次に、自然消滅で別れるメリットとデメリットを解説する。自然消滅は悲しい別れ方だけど、見方を変えると良い面と悪い面の両方が存在する。
自然消滅で別れるメリット
自然消滅する別れ方は一般的に「ひどい別れ方だ」とか「最低の別れ方」だと言われることが多いけど、恋愛関係が自然消滅するメリットの一番大きなところは、散り際の美しさにある。
自然消滅すると別れ話をしていない分、二人の関係だけをみれば非常に静かに終わっていくのが特徴なので、別れ自体はあっさりしている。
時には夢でもみてたのではないかと思うほどだ。
自然消滅するカップルは別れ話をしないため、もめない別れ方ができる
カップルが別れる時は、自然消滅するにしてもちゃんと別れるにしても「別れるという結果が変わらない」なら、もめない別れ方に一定のメリットがある。
自然消滅するカップルは、別れ話をしないで別れるので、別れ方自体は非常に綺麗なのだ。
別れ話をすれば、「なぜ好きじゃなくなったのか」とか「なぜ別れたいのか」を相手が説明するだけでなく、別れ話をされた相手の質問にも答えて、その場は「別れたいと思ってる方」と「別れたいと思ってない方」でもめがちだが、別れ話をしないのであればもめることはない。
自然消滅で別れるカップルの最も大きなメリットは、別れ話をする時にあるあるな「ストレスを与え合う関係にならない」で別れられることだろう。
自然消滅は寂しい別れ方だが、その寂しさは見方を変えると恩恵も与えている。
※ただし、この解説はあくまでも自然消滅のメリットを解説しているのであって、自然消滅するのを推奨するわけではない。下の記事で詳しく解説しているように、私個人としてはちゃんと別れ話をする別れ方を推奨している。
自然消滅の別れ方は精神的なダメージが小さい
それに加えて、ショックと精神的なダメージが小さいことも自然消滅で別れるメリットにあげることができる。
もちろんここは個人的な価値観が絡む問題なのだが、どんな話をしたとしても別れることを決めた相手との話し合いは平行線に終わるので、別れるのにかかる精神的な消耗は自然消滅を選ぶことで小さくなるのは間違いない。
確かに彼氏や彼女と自然消滅すると、「ちゃんと言葉が欲しかった」とか、「直してほしいところがあったら言ってほしかった」と考えることは多いが、実際に「もう別れたい」と言われた時のショックは大きいし、すがった時に「もう冷めたから」と言われた時のショックも大きい。
時間をかけてかみ砕くように別れを受け入れる自然消滅での別れ方は、精神的な負担が少なくなるという考え方もできないわけじゃない。
自然消滅するなら、ショック過ぎる別れ話をされるよりも傷つかないケースが現実にある。
自然消滅と言っても、列記とした別れであることは変わらない。事情はそれぞれのカップルごとに違っているが、結局のところ別れを止めることができなかったから、そのカップルは「自然に」別れたのだろう。
それなら、変にもめることはなかったのかもしれないし、言葉が無くても十分伝わるものがあったはず。具体的な理由が聞けないのは辛いと感じるが、もめない分、恋愛の終わらせ方としては前向きな別れ方でもある。
「振った・振られた」で拘る人がいるように、細かなことを考慮すると、別れ方には理想と現実に高い壁がある。自然消滅は、実は二人の傷が一番浅い別れ方とも取れるだろう。
自然消滅で別れるデメリット
自然消滅で別れることの最大のデメリットは、誠意が全く感じられない別れ方なので、その恋愛自体への否定感が強くなることだ。
デート中の笑顔も、好きだと言ってくれた時のことも、全てが嘘だったかのような感覚を相手に与えてしまう。
メリットで挙げた関係は、一方的な拒否による自然消滅ではないことを想定しているが、もしそれとは逆に完全なる一方的な拒否によって彼氏彼女のどちらかが自然消滅 “させた” としたら、相当に恨まれることになるだろう。
自然消滅された方は、好きだという感情が一気に憎いという感情に変わるのがむしろ自然だ。忘れるためにはそれでも良いのだろうが、自分から自然消滅を狙うなら大きなデメリットになる。
気まずさは計り知れないので、もし相手のアプローチを無視することで自然消滅させるなら、二度と笑い合う関係には戻れないことを覚悟するべきである。
本当に無視し続けることで別れを確定させようとするなら、このポイントについては一度考えておかないといけない。
彼氏や彼女と自然消滅する時の最後のLINEの特徴
カップルが自然消滅する時は、彼氏のLINE・彼女のLINEに特徴的なサインが出ることがある。
このパートでは、彼氏や彼女と自然消滅する時の最後のLINEの特徴について5つのポイントを挙げて解説する。
喧嘩したままLINEが終わっている、喧嘩した後に謝ったのに返信がない
自然消滅するカップルの特徴のところで解説したように、自然消滅するカップルは喧嘩別れするようなパターンが多いため、自然消滅する時の最後のLINEは「喧嘩したままどっちも次のLINEを送らない状態」になっているのが一つの特徴だ。
もしくは、「謝ったのに返信がない」という状態になっている。
カップルが喧嘩すると、一旦は感情的になってしまうけど、冷静になったところで「関係を修復したい」と思い、どちらかがLINEする。基本的には喧嘩の原因を作った方が謝罪のLINEをするが、カップルは好き同士で付き合っているため、相手が悪い場合でも「ごめん、ちょっと言い過ぎた」という感じで自分が悪かったところを見つけて謝るケースが多い。
しかし、自然消滅するカップルはどちらも謝りのLINEをしないのが特徴で、最後のLINEは言い合いになっていたり、気まずい感じで終わっていることが多くなってしまっている。
もし喧嘩した後に数日間LINEがこない状況になった時は自然消滅する可能性が高まっているので、どんな事情があっても自分からLINEするようにしよう。
最後のLINEになるかもしれないのに、好きな人に意地を張るのは自分を不幸にする行動である。
「忙しい」「疲れた」と愚痴が多く、LINEしても会話が続かない状態になっている
彼氏や彼女とLINEしてる時に「忙しい」「疲れた」という言葉が増えたら、自然消滅する可能性が高まっている状況だ。
自然消滅する前の最後のLINEは、忙しい・疲れたと愚痴が多くなっているのが特徴で、LINEしても会話が続かない状態になっていることが多い。
もしこのようなサインが出たら、負担にならない方法を考えて軽いデート(ご飯だけ、お茶だけ)をしたり、デートを控えて電話するだけにしながらも、コミュニケーションが取れない状況にしないように注意しよう。
自分が彼氏や彼女を責めるようなLINEをした後に返信がない
自然消滅する前の最後のLINEは「相手を責めるようなLINEで終わっている」のも特徴だ。
彼氏や彼女を責める内容のLINEを送った直後から音信普通になった場合はそのまま自然消滅で別れる可能性が高まっている。
カップルが自然消滅する時というのは「喧嘩」が一番のきっかけになっているのだが、一方がつっかかる言葉を言ったのに「喧嘩にすらならない」のはさらにマズイ状況だ。
相手があなたとの交際のことで悩んでいた場合は「もういいや…、このまま別れよう」と踏ん切りをつけるきっかけになることが多々ある。
何か責めることを言った時に数日後に返信がくる場合も多いから様子見する期間は必要だけど、2週間以上の音信不通になってしまった場合は自然消滅させる気かもしれない。
自分のLINEに次の日や2日後に返信が来るなど、明らかに返信が遅くなっている
カップルが自然消滅する時は「うまく行ってない時」が代表的なため、別れる前のLINEは履歴が日付け的に飛び飛びになっているケースが多い。
もし自分が送ったLINEに次の日や2日後に返信が来るなど、明らかに返信が遅くなっている時は自然消滅する可能性が高まっているサインだと判断しよう。
彼氏や彼女が別れるつもりになった時は、LINEの返信にその雰囲気が出る。すぐに返信が来なくなるのは自然消滅する前のLINEあるあるなので、要注意サインだ。
急に「ごめんね」と謝るLINEが来る
彼氏や彼女から急にごめんねとLINEが来たら、そのまま音信不通になった場合、自然消滅する最後のLINEの可能性が非常に高い。
自然消滅する別れ方を選ぶ男性や女性は、別れ話をしないことに罪悪感を持つので、音信不通になる前(ブロック前)に一言「ごめん」と言って連絡を絶つケースが多くある。
もし何もないのにごめんと謝ってきた時は、明らかにおかしい空気を察知して、すぐにでも電話するべきだ。そのままLINEで連絡を取ろうとしても連絡が取れなくなることが多いから注意してほしい。
最悪な自然消滅の仕方、ひどい自然消滅の別れ方とは?
ここでは、最悪な自然消滅の仕方、ひどい自然消滅の別れ方を解説する。
そもそも自然消滅が最悪でひどい別れ方だと思う人もいるけど、私が知ってる限り最も悪い自然消滅の仕方があるので、2つのパターンを取りあげておきたい。
こういう自然消滅のされ方をしたらトラウマになる人もすごく多い。
昨日まで仲良く付き合っていたのに急に連絡が取れなくなって自然消滅するパターンは最もひどい最悪な別れ方
普通、自然消滅するカップルは具体的なきっかけに心当たりがあるか、少なくても自然消滅の前兆や予兆を感じる。
自然消滅する前に、(毎日していたLINEが減るなど)連絡頻度が減ったり、デート中の雰囲気が変わったりするのが普通なのだ。
少なくても、自然消滅する前は、カップルとしてうまく行ってないことがどこかで確認できる。だからこそ、自然消滅したことを受け入れることができる面もある。
しかし、最悪な自然消滅の仕方をすると、あらゆる意味の「自然消滅の前兆がない状態」で別れることになり、本当にひどいケースでは連絡がなくなる前日まで普通に接してることさえある。
それこそ、事故にあったとか、携帯をなくしたことを本気で疑うような状況になるので、何の心配をすれば良いか分からなくなるほどだ。
それでも音信不通になって1週間もたつと「これが別れなんだ」と無理にでも受け入れていくのだけど、突然の別れが「急に連絡が取れなくなること」で突きつけられると、本当にひどい別れ方をされたように感じる。
自然消滅してから「次に会った時」に普通に接してくると、自分たちの関係の軽さに絶望する
もう1つ最悪なのが、正式な別れ話がないまま自然消滅して、色々な想いを持って日々過ごす中で「次に会った時に普通にされた時」だ。
自分が引きずってる時は本当に最悪で、自分だけモヤモヤしていたのが馬鹿馬鹿しくも思い、カップルの軽さや相手の恋愛観にめまいがする。
自然消滅は気まずい別れ方なのに、まさに「どうでもいい人」だと扱われると、トラウマレベルのショックを受けるし、カップルの絆を信じていた人は絶望する。
下の記事で解説しているように「振った相手への接し方」はナーバスで難しいけど、自然消滅したカップルの場合、あまりに「普通にされる」と気持ちの無さが出ているように感じて、心の傷が大きくなる。
元々好きだったら別れた後に普通にできないという常識的な感覚もあるし、別れ話をしてないという事実を軽く見られてるように思うと自分の気持ちの大きさに応じて傷つく度合いが大きくなる。
カップルが自然消滅すること自体が異常な別れ方に分類されるべきなのかもしれないが、このパートで挙げた2つは実際に経験したくない自然消滅の仕方だ。
自然消滅しそうな時はけじめはつけるべきか
彼氏や彼女と自然消滅しそうな時は、あなたの気持ち次第で「けじめをつけるか」「そのままフェードアウトするか」を決めるようにしよう。
カップルは、付き合う約束をした以上、別れる時にきちんと別れる約束もするべきだけど、自然消滅で別れるのにもメリットがあって、2人の気持ちが「自然に別れること」を望むなら、変にもめる可能性がある「別れ話」をしない方が良いケースもある。
自然消滅させないでけじめをつける方が「失恋から立ち直る期間」は短くなる傾向があるが、それはあくまでも「まだどうにかなる」と思っていた人であって、話し合いの余地があるカップルだ。
別れ方に自然消滅を選ぶと、別れ話をしない分、過去の思い出は綺麗に残るし、別れ話をしたところで別れることを決めた彼氏や彼女は本当の気持ちを語ってくれない可能性もあるので、付き合い方が浅かったり、すでに冷めてる雰囲気が合った場合は「けじめをつける方が良い」とは言えない。
ただし、このパートの解説を読んでも「自然消滅させないできちんとけじめをつけたい」と思う人も多いと思うので、次で「自然消滅させないでちゃんと別れるにはどうするべきか」を解説する。
自然消滅させないでちゃんと別れるにはどうするべきか
彼氏や彼女と自然消滅で別れたくないと思ったら、ここで解説する対処法を実践してみよう。自然消滅で別れるのではなく、ちゃんと別れるにはどうするべきか、私の経験から対処法を解説する。
自然消滅しそうになったら、その悪い雰囲気を受けいれて、きちんと自分の気持ちを伝える
自然消滅しそうな雰囲気が漂うと、多くの人は「相手は別れたがってるんだ」「もう冷めたから連絡してこないんだ」と思ってカップルがお互いに連絡を取らなくなることが多いけど、その対処法ではちゃんと別れることができない。
もし、自然消滅する雰囲気になったら、その悪い雰囲気を受けいれて、LINEで良いので自分の気持ちを伝えるようにしよう。
「最近LINEくれなくなったね、私は○○とたくさん話せたらいいなと思ってるんだけど、○○はどうかな?このままさよならするのは辛すぎるから、何でもいいから連絡ください」
恋愛経験が少ないと別れる前の雰囲気が分からないかもしれないけど、自然消滅する前は最初に「雰囲気が悪くなる」という前兆があるので、それに気づいた時点でしっかり自分の気持ちを伝えることで、相手が自分の気持ちを語る機会を作ろう。
もし既に末期的な雰囲気になっていた場合は「ちゃんと別れ話がしたいです」「別れたいなら、ちゃんと話して」とLINEしても良い。
自然消滅する時はカップルごとに雰囲気が違うけど、別れる可能性が高いと思う時ほどストレートに相手に別れ話を促して、微妙な空気の時は自分の愛情を伝える言葉と共に相手の気持ちを聞くLINEを送ろう。
自然消滅しそうな状況で音信不通になったら、ちゃんと別れるために「家に行く」「帰りを待ち伏せする」行動も必要になる
自然消滅は「逃げる」という心理が深く関係しているため、ちゃんと別れるために「相手の家に行く」「職場からの帰りを待ち伏せする」という行動が必要になるケースも多くある。
もし、LINEしても返信がない、音信不通にされたのなら、直接会う方法を考えて実践することを検討しよう。
そこまでしてちゃんと別れる意味があるかないかは個人の価値観によるけど、実際に私の経験では、職場の帰りに待ち伏せされたことがあって、「自然消滅は嫌だからちゃんと別れたい」と言われたことがあった。
何度もやるとストーカーになってしまうが、一度しっかり向き合って話したいと思ったら会いに行く必要性について考えてみよう。
連絡が取れなくなった彼氏や彼女には、相手の「友達」を頼ることで別れ話をする場を作ってもらうこともできる
自然消滅しそうになった時、連絡が取れなくなった彼氏や彼女には、相手の「友達」を頼ることで別れ話をする場を作ってもらうこともできる。
もし共通の友達がいるなら相談してみよう。
急に相手の前に表れるより、友達から話してもらう方が印象が良い場合もあるので、2つの方法から最適な方法を選んで2人で会うようにしてみよう。
ちゃんと別れるのには「電話」でも良いのだが、別れ話は無言になってしまう時間も長く、表情や雰囲気から察するべき情報も多いので、できたら会う方が良い。
この点も勘案してどんな方法を取るか選ぶと後悔しないと思う。
まとめ
今回は、自然消滅するカップルの特徴と、自然消滅の別れ方のメリットとデメリットを解説した。
最後は、「自然消滅させないで~けじめはつけるべきか」「自然消滅させないでちゃんと別れるにはどうするべきか」も解説しているので、ぜひ総合的に参考にしてもらえたらと思う。
もし、本当の意味で「自然」に「消滅」した恋愛関係なら、その別れ方はポジティブに捉えるべきだと私は思っている。
恋愛はお互いを傷つけ合うものでもあるから、その最たる例である「別れ方」が静かであったなら、次の恋愛を意識する点において恐らく悲しいことだと言い切れない。
自然消滅は正しい別れ方ではないけれど、お互いに離れていくように別れるなら、別れたくなった理由を聞くよりも傷つく度合いは小さくなる。
ただし、その前提となるのは、自然消滅になった別れが一方的ではなかったということ。本文でも挙げたように、連絡が取れなくなる前日まで普通だったのに突然音信普通になる別れ方は最悪だ。
そういう別れ方ではなく、自然消滅を本当に自然な形で迎えたとしたら、カップルは二人で付き合う以上自然に別れることを決めたのは「二人」であり、二つの気持ちが同時にカップル継続への努力をしなかったことになる。
そんな別れは、大事に想い合う二人が迎えるべき結末じゃない。それだけの関係になっていたということだ。
後悔が残る気持ちを頭から否定したくはないが、事実を受け入れることで少し楽になれるのではないだろうか。前向きに捉えて、忘れる努力をすることも大切なことかもしれない。
自然消滅を狙う心理について下の記事でまとめているので、合わせて読んでおこう。
関連記事: