自分の身近な人を好きになるタイプは、「グループ内恋愛」を経験することがあると思う。
男女グループみんなで仲良くなる内に誰かを好きになって恋愛をするタイプは、「グループ内の恋愛」だからこそ、恋愛の難しさを感じることが多いのではないだろうか?
友達になったら恋愛対象にならないタイプの人には想像しにくいとは思うけど、グループ付き合いをしながら色々な面を知っていく内に魅かれる人もいるから、男女の場合は同じグループ内でも、異性の友達を友達と割り切れない部分がある。
しかし、男女の仲良しグループに取って「恋愛」は、関係を壊すものになってしまうことが珍しくなく、恋愛の進め方も難しいし、周りとの折り合いも難しい。
そこで今回は、そんな「グループ内恋愛が難しいと感じる理由」について解説していこう。
男女グループで恋愛する時の問題点、グループ内に好きな人がいると何が起きてどうして気まずい雰囲気を感じるか等々、グループ内恋愛について深堀しながら徹底解説していく。
仲がいいグループの一人を好きになると恋愛はなぜ難しくなってしまうのだろう?
同じグループの人を好きになるとどんな問題が出てくるのだろうか?
同じグループ内に気になる人がいる人や、好きな人がいる人はぜひ参考にしてみてほしい。
この記事の最後では、「グループ内の人と付き合った時(グループに彼氏や彼女ができた時)の問題点」と、「男女のグループ内恋愛のNG行動と注意点」も取り上げている。
- 男女グループは恋愛が「崩壊」のきっかけになる!グループ内に好きな人ができたら友情を壊すような罪悪感が辛い
- グループ内の好きな人と、恋愛感情を持ったまま「普通に接する」のが難しい
- グループ内に好きな人がいると、同性の友達と自分を比べてしまう片思いの辛さが自信を奪う
- 仲良しグループ内だと、好きな人がかぶった時に気まずい:同じ人を好きになると友達がライバルになる
- グループ内恋愛は、三角関係や四角関係になりやすい
- グループで遊ぶ時、グループ内に好きな人がいると単純に楽しめなくなるから、余計に片思いが辛くなる
- 男女グループで好きな人ができたら、裏で動いてもグループ内で相談されてしまう:噂されるリスクに注意!
- 男女のグループ内で恋愛しても付き合えない可能性が高い?「仲がいいグループ内の人を恋愛対象に見れない」というタイプがいる事実
- グループ内で付き合った時の問題点:男女グループにカップルができた時から別れた後まで
- 男女のグループ内恋愛のNG行動と注意点
- まとめ
男女グループは恋愛が「崩壊」のきっかけになる!グループ内に好きな人ができたら友情を壊すような罪悪感が辛い
男女グループはどれだけ仲がいいグループになっても、1つの恋愛がグループ崩壊を招くことがあり、男女の友情が成立する関係においては「恋愛感情を持たないこと」が基本になっている。
ここがまず、グループ内に好きな人ができた時の大きな問題点となる。
男女グループは気まずい雰囲気にならないために「恋愛感情の排除」が暗黙のルールになっている
男女グループは、気まずくならないグループ関係の維持に “恋愛” が実質的に邪魔なものになっていて、男グループや女グループと違い、男女グループは恋愛感情が友情関係を崩壊させる主たる原因になっている。
このことはグループ内の人にある程度は共通認識になっている面があって、男女のグループにおいては「恋愛」を絡めないことが暗黙の内に「ルール」となっているところがある。
実際は、男女の仲良しグループだと、全く恋愛の絡まない関係を作り出すのが難しかったりもするけれど、グループ内で「友情」を意識すれば「恋愛」は対極にあるから、男女グループでは形式上の意味も含めて恋愛が御法度のものになっている。
本当に仲が良い男女グループを目指した時、ほとんどの人は恋愛グループになることを望まないし、もしそうなった場合にグループの関係が悪くなることはみんなが知っている。
だから、男女グループ内に好きな人ができたら、グループの輪を乱すような意識を持つことがあって、少なくても自分の恋愛感情がグループに不協和音を起こさないように注意しながら恋愛することになるため、つらい恋愛になりやすいという特徴がある。
グループ内恋愛をすると、罪悪感を覚えるのがつらい
仲良しグループ内恋愛をした時、今挙げたことは自分の中の「罪悪感」に繋がる。
グループ内恋愛をしたなら、友情関係に恋愛感情を持ち込むことに自分自身も抵抗感があり、心中は非常に複雑になるのだ。
グループ内恋愛に限らず、恋愛中は好きな人との関係で色々と悩むものだけど、仲良しグループを自分が壊してしまうかもしれない状況は、恋愛そのものへの迷いを生み、好きな人への積極性をなくす原因になるのもつらいところだ。
告白の勇気をなくすのはもちろん、それ以前のアプローチ段階でグループ内恋愛は様々な難しい選択を迫られる。
そもそも片思いした時に当たって砕けろ的な恋愛をするタイプの人は少ないから、自分がグループ内の友情を壊す行為をしようとしているような「罪悪感」があると、思い切ったアプローチができなくなり、中途半端な恋愛になる中で非常にモヤモヤした恋愛になりやすい。
グループ内恋愛に罪悪感を持ちながら、恋愛自体も進めにくい状況になると、想像以上にストレスが大きい。
グループ内の好きな人と、恋愛感情を持ったまま「普通に接する」のが難しい
男女のグループ内で「恋愛感情」は邪魔なものだという共通認識があるとすれば、たとえ好きな人が相手だったとしても、普通に接しないといけないのがグループ恋愛の基本になる。
実際、グループの中に好きな人ができたら、好意を隠してコミュニケーションをするのが一般的となっているけど、そうなれば多くの場合で恋愛のステップアップをどのように促すか悩むことになる。
しかし一方で、好きな人への好意という特別な感情は、「普通の態度」を分からなくする。
「自分の何が特別な態度で、何が普通の態度なのか」
これが恋愛中は曖昧だ。
意識して好きな人に普通を装えば、それがかえって特別なことになったりして、いっそのこと好きな人への接触を控えようと思うことが多いのも、グループ内恋愛をした時の特徴と言える。
6人グループ以上のグループだと、好きな人に普通でいることができなくなった結果、好き避けする人もいる
グループ内恋愛だからこそ自分の好きな気持ちをどうしていくか悩むと、軽い「好き避け」状態になる人も多い。
4人グループくらいだと大丈夫だが、6人グループから8人グループくらいの規模感では、「グループ内にいる好きな人にどう接していいか分からない」ことで、好きな人を避けてしまう人がいるのだ。
その結果、「みんなの前だから普通に接しないといけない」という発想が、自分の気持ちを打ち消そうとする気持ちを強くするのも、グループ内恋愛の問題の一つである。
「みんながいる時は普通にしないといけない。でも、どうしたら普通の態度に見えるのかよく分からない」
こんな精神状態で片思いを両想いに変えていくのは至難の業だし、ただ好きでいるのも辛い。
グループ内に好きな人ができた時じゃなくても好き避けしてしまうなら、なおさら恋愛が難しいと感じる理由になるだろう。
グループ内に好きな人がいると、同性の友達と自分を比べてしまう片思いの辛さが自信を奪う
誰でも自分にコンプレックスを持っているものだけど、恋愛をしている時ほどそれと向き合うことが多い。
上手くいかない恋愛では、「〇〇できたらいいのに…」と思うことも多いし、「〇〇が原因で好きな人と両想いになれない」という考え方に至りがちだ。
恋愛にはこんな背景があるのに、仲良しグループ内恋愛では、同性の友達と好きな人との間の関係がリアルに見えてしまうところに問題がある。
グループ内に好きな人ができると、同性の友達を自分と比べてしまって、片思いの辛さが倍増してしまうのだ。
「私はあんな風に可愛く笑って○○くんと話せない」「俺はあんな風に男らしく○○ちゃんに話しかけられない」などと思って、最終的に自分が恋人に選ばれるイメージもできなくなっていく。
時にそれは、「嫉妬」というわかりやすい形ででることもあるけれど、恋愛的な嫉妬の他にも、能力・個性への嫉妬も含まれているから、少しタチが悪い問題だ。
ネガティブな気持ちが仲の良い自分の友達へと向くのだから、「グループに好きな人がいると辛い」という気持ちが、片思いしてる期間が長くなる度に大きくなる。
男女グループ内恋愛は、好きな人と仲良くしてる友達に嫉妬するのが辛い
恋愛を進めていくのにセルフイメージ(=自信)が重要であることはこのサイト内で何度も説明してきていることだが、男女グループ内の恋愛では自分の好きな人と異性の友達が接するのを間近でみることになり、自分が好きな人と一番仲の良い状態ならそうでもないが、もしそうではなかった場合、自信を失いやすい側面がある。
つまり、グループ内恋愛は、具体的に自分に足りないものが浮かび上がりやすい環境にあると言え、比べる相手が自分とも仲の良い友達だから苦しい気持ちになるということ。
好きになると自分に自信が持てなくなるけど、嫉妬の問題まで絡むと辛いのは言うまでもない。これは明らかな男女のグループ恋愛の問題点なので、意識的にポジティブに恋愛しようとするスタンスが重要になる。
仲良しグループ内だと、好きな人がかぶった時に気まずい:同じ人を好きになると友達がライバルになる
グループ内では「恋愛」が友情を否定する一方で、実はむしろ「恋愛感情」が仲の良さを支えているグループも少なくない。
グループであっても、男女が仲良くなる過程に恋愛感情はよく作用するものでもあるのだ。
そんなグループでは「好きな人がかぶる」こともよく起こりがちだ。
彼氏候補・彼女候補として魅力的な人はある程度限定される面もあるため、グループ内で何人かが同じ人を好きになることもある。
自分と好きな人が上手くいかないことで、気まずくなることを恐れる気持ちもグループ内恋愛を難しくしているが、仲の良い同性の友達との友情すら壊してしまう恋愛になった時、進退を決めるのはとても難しい問題になる。
ここも、男女グループ内恋愛の大きな問題点だ。
好きな人が被ったらグループ内恋愛は多くの人を傷つける恋愛になる
グループの中の人を好きになった際は「同じ人を好きになる」のがあるあるだと言ったが、もし本当に友達と同じ人を好きになった時は、結局何かが壊れることになる。
あなたと好きな人が上手くいったとしても、友達が好きな人と上手くいったとしても、どうしても傷つく人が出てくるのだ。
これが分かっていてもグループ内に好きな人ができるのは、「恋愛感情」が制御しきれない感情だからだけど、それは友達も同じで、同時にグループ内に好きな人ができたら、まさに「恋愛がグループを崩壊させる」最も典型的なパターンとなる。
もちろん、グループ内で好きな人が被ったらすべてが崩壊の道につながるわけじゃないけど、気まずい思いをしたり、グループ内できまずい空気が漂う瞬間はほぼ100%やってくる。
友達が好きだとわかったら好きな人へのアプローチにおいても大きく影響することになるし、悩む時間が長くなり、気まずい思いをする期間もそれに比例して延びてしまうのは、グループ内恋愛の大きな問題点である。
グループ内で好きな人がかぶった時はお互いに気づくから気まずい
グループ内恋愛で好きな人がかぶった時は、かなりの割合でお互いに気づくことになる。
やはり好きな人との関わりには自分・他人問わず注目してしまうものなので、他の人が好きな人を好きになると自然と気づいてしまうのだ。
グループ内恋愛をすると人間関係は複雑になりがちで、これはグループ内恋愛の構造的問題である。
高校生や大学生だと仲良くなった人を好きになりやすい傾向もあるので、学生の仲良しグループでは誰かが誰かを好きになることが日常的にあるわけだが、もし友達が恋敵になったとしたら、グループ内恋愛の辛さは筆舌に尽くしがたい。
グループの中の人を好きになった時は、この “人間関係” への対策や対処法を知っておく方が後で後悔しないから、あまり場当たり的な行動をしないで、グループ内恋愛のNG行動を知った上でアプローチするようにしよう。この点はこの記事のラストで詳しく解説する。
グループ内恋愛は、三角関係や四角関係になりやすい
グループは、誰かが恋愛を持ち出すと他の人にも伝播しやすい。恋愛サークルなどと言われるサークルがあるのは、恋愛を意識しやすい環境があるためだ。
この点を踏まえると、グループ内恋愛をした時は「三角関係や四角関係になりやすい」という問題があるのに気づけるだろう。
ここもグループ内恋愛の大きな問題点になっている。
先ほどは、あなたが友達と好きな人が被った場合で解説したけど、他にも三角関係になるパターンがあるので解説する。
グループ内恋愛が三角関係や四角関係になりやすい理由
そもそもなぜグループ内恋愛をすると三角関係や四角関係になりやすいかと言うと、仲良しグループはコミュニケーションが多く深いために「好きになるきっかけ」がたくさんあるからだ。
あなたが好きな人のためにするアピールが他の人のアンテナに引っかかる(=他の友達から好かれる)こともあり、アプローチしている態度が第三者であるグループ内の女友達や男友達から見た時に「素敵だな」と思われることもそこまで珍しい話ではない。
グループ内恋愛の三角関係と言うと「好きな人が他の友達を好きになった」という状況をイメージすることが多いが、あなたが他の友達から好かれるケースだって現実的に想定できる。
誰かが恋愛の雰囲気を出すとグループは急にそれぞれの恋愛が動き出すことがあるのだけど、それは誰かが急に「男を出す、女を出す」ことがきっかけになっている。それが三角関係や四角関係ができるきっかけになると、グループ恋愛をしたことに後悔することもよくある話だ。
グループ内恋愛で三角関係になると、何かと気まずい雰囲気になることが増えてしまう
グループ内で三角関係になると、関係性は非常にややこしくなる。仲良しグループだから冷たくできないし、かと言って仲良くしてたら好きな人に誤解される。
要は、グループ内に好きな人ができた時は、八方ふさがりになる恋愛を経験しやすいのである。人間関係が複雑化してしまうパターンが非常に多いのだ。
自分から好きな人にアプローチする時も自分のことが好きになった人が気になったり、実際に邪魔されることもある。
グループ内の男子や女子を振ることになったら気まずいなんてものじゃないから、様々な経験をする中で、好きな人を諦めて「グループ内恋愛の否定派」に回る人さえいる。
グループ内恋愛をする時は、三角関係になった際の対処法も事前に知っておく必要がある。最悪、好きな人以外から告白されるような状況になると相手への接し方に好きな人の問題まで絡んでくることになり、すごく複雑になる。
グループで遊ぶ時、グループ内に好きな人がいると単純に楽しめなくなるから、余計に片思いが辛くなる
付き合う前の片思いは、本気になった時ほど抱えた恋愛感情が辛い。
好きな人への意識はグループで一緒にいる時にもオフにはできず、意識し続けるからグループで遊んでも楽しめなくなる人が多い。
ただでさえ辛いのが片思いなのに、グループ内恋愛をすると自分のいる環境も悪化させる(=楽しくなくなる)から、余計につらい恋愛になるのである。
せっかく仲が良いグループなのに、自分が恋愛感情を持ち込んだことで「居心地が悪くなった」と感じることも…
仲良しグループで恋愛すると好きな人とのコミュニケーションが多いのが魅力だが、自分が持っているグループへの気持ちが複雑になる点は、注意が必要な問題だ。
片思いが上手くいっている時は相乗効果で何もかもが楽しく感じることもあるが、そうでない場合は癒しの時間となるはずの「仲良しグループで遊ぶ時」が純粋に楽しめなくなる。
グループを取るか、好きな人を取るか、迷う理由は恋愛とグループ交際の両立が難しいからだ。
ここは男女グループのあるあるだけど、実際に当事者になると本当につらい。
男女グループで好きな人ができたら、裏で動いてもグループ内で相談されてしまう:噂されるリスクに注意!
男女グループ内恋愛に限らず、恋愛に絡む動きはよく相談の対象となる。
それは、アプローチをしている人か、アプローチを受ける人かを問わないので、自分だけの努力ではどうしようもない問題であって、自分の恋愛事情やアプローチの内容など、色々なことが広まってしまう原因となる。
グループ内恋愛は噂になるリスクが高い恋愛の形なのだ。
どうしても煮え切らない時は、自分からグループ内の誰かに相談してしまうこともあるだろう。
そこから噂が広まってグループ内で好きな人のことを共有されてしまうことも珍しくない。
いずれにしても、グループ内に好きな人ができると、周りに自分の恋愛がバレバレになって気まずい思いをすることが多い。
男女のグループ内の恋愛では、友達に好きな人がバレないように行動するが、好きな人本人が友達に相談するリスクがある
とは言え、男女グループでは、みんなにバレないようにアプローチする場合がほとんどで、恋愛を進めていくのに大っぴらなアプローチをしないで、裏で動く人が多い。
どんな人も噂になるリスクには対策していて、一般的にグループ内恋愛のアプローチはLINEなどの「連絡」で二人のコミュニケーションを増やし、距離を縮めつつ、デートをする仲に発展させていく形が多くなっている。
大胆にアプローチするのは気が引けるという人も多い。
みんなでいる時は友達として接して、どうにか二人きりになる方法を考えるのがグループ内恋愛の基本だけど、みんなにバレないように裏で動いたとしても、相手があなたとの関係性に悩んで誰かに相談してしまうと、自分だけがバレていないと思っている状況で恋愛が進むこともよくある話だ。
普通の友達でいたい心理が強い グループ内の異性からのアプローチは、好きか嫌いかを別にして恋愛感情そのものが(第一印象的に)迷惑だと思われやすいから、少しアプローチしたところで脈ありと脈なしを上手くかぎ分けて進めていかないと、好きな人本人が周りに相談してしまうことがある。
したがって、グループ内に好きな人ができた時は、微妙なさじ加減でアプローチする中で、好きな人目線で「自然に距離を縮める方法」が求められる部分がある。
グループ内恋愛をした時点で何もできなくなる人がいるのは、「みんなの噂になりたくない」という心理が絡むからだ。消極的な人はそもそもアプローチできないことにも悩むだろう。
男女のグループ内で恋愛しても付き合えない可能性が高い?「仲がいいグループ内の人を恋愛対象に見れない」というタイプがいる事実
人はどこかで恋愛対象の人を出会ってすぐに決めている部分があるが、仲良しグループの中の人を恋愛対象から除外するタイプも一定数いる。
そんな人から言わせれば、「友達は友達でしょ?」と考えるもの。アプローチが好きな人の迷惑になる可能性があるのは、「同じグループ」というだけで恋愛対象外になってしまうことも少なくないから。
「男女のグループ内で恋愛しても付き合えない可能性が高いのか」という点は個別的に考えるべき事項であると個人的には思うけれど、友達になったのなら恋愛対象から外れるという人は少なくないので、男女のグループ内の恋愛をした時によく問題となる。
同じグループの人を好きになった時、どうにも縮まらない距離を感じたり、恋愛対象として見てもらえない現実に直面すると、悩みは深くなりがちだ。
好きな人の恋愛観や考え方次第で、諦めるべき恋がグループ内恋愛では存在している。
恋愛対象外から恋人までの道のりは険しくて長いから、もしグループ内恋愛をしたなら知っておきたい事実である。
グループ内で付き合った時の問題点:男女グループにカップルができた時から別れた後まで
ここからは番外編として2つの見出しを設けて解説を続ける。
最初に取り上げるのは、グループ内恋愛が成就して付き合うことになった後の問題点についてだ。
男女グループに彼氏や彼女ができると、周りが気を遣うから気まずい
同じグループ内に彼氏が彼女ができたら、周りの友達は気を遣うことになる。
そこには「付き合ってる二人だから」とポジティブな意味で気を遣う人がいる一方で、「男女グループで付き合うとか周りに迷惑」というネガティブな意味で気を遣う人もいるので、友達の価値観次第で気まずい雰囲気になることもあるのが厄介な問題だ。
そのため、グループ内の人と付き合う時は「みんなでいる時にどんな接し方をするか」などを付き合い始めにある程度話し合って決める必要がある。
ここをなあなあにすると、カップルに取って悪循環が起こることも多いため、グループの中の人と付き合った時のポイントになっている。
特に喧嘩した時は周りが非常にナイーブな問題を抱えるから、自分でいっぱいいっぱいになった際は、想像以上に周りに迷惑をかける。
男女グループでは恋愛のゴタゴタを非常にめんどくさい目で見るので、グループ内で付き合い始めるなら「喧嘩してもみんなといる時は普通にしようね」くらいは事前に約束しておきたい。
グループ内に彼氏が彼女ができると、グループの付き合いが悪くなることで、グループの人から批判の対象になる
グループ内に彼氏や彼女ができた時は、多くの人が「付き合いが悪くなる」ことで批判の対象になる。
なぜなら、「遊ぶ時間」には限りがあるので、好きな人と付き合ってると、グループで遊ぶより、二人きりの時間を優先したくなるから。
グループ内カップルは、交際が順調に進むと、グループで遊ぶ時間を削って二人きりでデートしてしまうのである。
高校生や大学生などの学生恋愛であればそこまで問題ではないことも多いのだが、グループで集まる頻度やグループで遊ぶ時間の長さにも影響を受けるので、バランスを取るのが難しい場合もある。
忙しい社会人ならなおさらで、「あいつら付き合うようになってから付き合い悪くなったよな」と悪口を言われるのは、グループ内恋愛に否定的な人が多いのも理由になっている。
グループはメンバーが減るのをすごく嫌うところがあるから、付き合い方を考えないと思いがけず人間関係が悪化するから注意が必要だ。
「彼氏ができた(彼女ができた)んだからしょうがないじゃん」と思うと、グループ内の友達と価値観のギャップが起きる。
さらに「嫉妬」の問題まで絡んでくるとグループ内の付き合いをわざと減らす人までいるので、問題はやや複雑だ。
嫉妬しやすい人と付き合うとグループ内交際は非常に難しくなるので、そこにも注意しよう。
グループ内カップルは別れた後が気まずい
グループ内の異性と付き合うと、別れた後の気まずさは覚悟しないといけない問題だ。
グループ付き合いがある中でカップルが別れると、付き合った時以上に周りは色々と気を遣うので、自分たちは気まずくないと思っていても周りが気まずいと思うこともある。
ここは別れ方がどんなだったかで変わってくる部分も大きいのだが、グループ内恋愛特有の「他の友達と浮気した」なんて状況になったらもう最悪だ。グループ内で付き合うと、仲良しグループを失うリスクもないわけじゃない。
好きだったら付き合う時に別れた後のことを考えることはないのかもしれないけど、グループ内恋愛の経験者の立場から言えば、別れ方はなるべく綺麗にすることをおすすめする。
お互いに仲良しグループと疎遠になるのは望んでないことだと思うので、付き合い始めに「たとえ別れたとしても…」ということは話しておくと良いだろう。
「普通にしたいと思ってる」と分かっていれば、実際に別れた時に接し方が変わってくる。
男女のグループ内恋愛のNG行動と注意点
最後に、男女のグループ内恋愛をしている男性や女性のために、NG行動と注意点を7つ紹介する。
注意点が分かっているとリスクが大きいグループ内恋愛を成功させられる確率も高まるので、押さえておこう。
グループで遊ぶ時に無理に好きな人と2人きりになろうとしない
男女のグループ内で恋愛する場合は、グループで遊ぶ時に無理に2人きりにならないように注意しよう。
グループ内に好きな人ができたら、「2人だけで話したい」と思うけど、それをやってしまうとグループの輪が乱れることになり、周りはあなたの行動を批判的に見るようになる。
好きバレの原因になるし、好きな人本人に迷惑だと思われる確率も高まるので、みんなで遊ぶ時はアプローチのチャンスだと思わずにグループ全体のことを考えて行動しよう。
グループ内恋愛は「LINE」で距離を縮めるようにして、みんなと一緒にいる時に過度なアピールをしないこと
グループ内恋愛は、基本的に「LINEでアプローチする」のが基本だ。
みんなで遊んだ日の夜にLINEしたり、特に用事がない日のLINEで少しずつ好意をアピールしていく。
グループ内恋愛は「みんなにバレないように進める」のが鉄則なので、みんなと一緒にいる時に過度なアピールをしないように注意しよう。
グループ内恋愛はライバルの存在も気になるところで、好きな人にアピールすることで周りにけん制したい時もあるけど、みんなの前でアプローチすると好きな人はどちらにしても反応に困る。
「どんなリアクションをしたらいいかわからない」と思われたら、あなたと絡むのもめんどくさいと思われるので、距離を取られることが多い。
好意のアピールだったり、自分の魅力をアピールしたい時は「LINEから電話に繋げるアプローチ」をしたりして、好きな人と2人きりで話せるタイミングにしよう。
電話の誘い方については下の記事が参考になる。男性向けのタイトルだが女性も参考になるだろう。
グループ内の人が見てない状況なら、あなたのアプローチにも素直に反応してくれるはずだ。
グループ内恋愛は友達としての接し方をメインにして、少しずつ「男として」「女として」アピールする
グループ内恋愛は、好きになった瞬間から「友達の雰囲気を変えたい」と思うことが多いけど、好きになったからと言って急に「男を出す」「女を出す」と引かれる確率が高い。
グループ内に好きな人がいる状態になっても、基本は友達として接するようにして、男としてのアピール・女としてのアピールは少しずつ行う方が良い。
ここは逆の立場で考えたらわかることだと思うので、自分がグループ内の男子や女子に好かれた場合を想定して「どんなアプローチなら引かれないで少しずつでも自分を好きになってもらえるだろう?」と考えてみよう。
友達としての接し方でも、あなたが内心で好きなら言葉の端々や雰囲気に好意がにじみ出るので、「特別に仲良しの関係になろう(友達の延長線上で恋人になるイメージ)」と決めてアプローチしていくのでも付き合える場合もある。
友達に見られたら終わりと言う人も少なくないから解説は難しいが、急な態度の変化は相手目線だと「気持ち悪い」「うざい」と思われる原因になるので注意したい。
グループ内恋愛で本気になるなら、もし付き合えなかった時に「好きな人と関りながら忘れること」を予め覚悟しておくこと
ここまでの解説を参考にグループ内の好きな人にアプローチしても、脈なしサインばかりで諦めるしかない状況になることもある。
グループ内恋愛は、特に本気で好きになる場合はこのことを事前に織り込んでおく必要があり、「もし付き合えなかった時に、好きな人と関りながら忘れるしかない状況になる」ことは覚悟して恋愛を進めよう。
最悪の場合は、振られることもあると思うけど、それでグループから疎遠になると、あなたが原因で仲良しだった男女グループが崩壊するかもしれない。
そんな状況を振られる前に望む人はいないと思うので、「ダメだった時のこと」を想定してグループ内の好きな人との関わり方を決定しよう。
想定できていれば、悪い方向に進んでも後悔しない選択ができる。
グループ内恋愛は、恋愛の順序を必ず守ること
グループ内恋愛は必ず恋愛の順序を守るようにしよう。
ここで言う恋愛の順序とは、「アプローチ→告白→付き合う→手を繋いだり、キスしたりする」という順序のことを指す。
アプローチ前に勢いで告白すると気まずい関係を作るだけだし、勢いで急に手を繋ごうとしたり、付き合ってないのにキスしたりすれば、それもグループ内に気まずい空気を作る原因になる。
グループ内恋愛は2人の動向が周りの人に影響する恋愛の形なので、きちんと恋愛の順序を踏みながら2人の関係を発展させよう。
違うグループの人を好きになったらこの限りではないが、グループ内恋愛は「ある一つのエピソード」で気まずくなることがあるから注意が必要だ。
グループ内恋愛が進んできたら「みんなには内緒にしよう」と約束しておくこと
グループ内恋愛は、普通の友達から少しでも発展した段階で、好きな人と2人で「周りに秘密にする約束」をしておこう。
たとえば、2人でご飯に行くくらいなら普通の友達同士でもあり得るが、「デートする」ようになったら、軽い口留めが必要だ。
好きな人が鈍感だと、あなたからアプローチされてることに気づかないでグループ内の男子や女子に「2人で遊んだこと」をしゃべってしまって、変に噂になってしまうことがあるため、内緒にしてもらえるように頼んでおいた方が無難だ。
両思いに近付いてる場合は好きな人も意識して周りに言わないことの方が多いけど、脈なしの片思いを脈ありに変えようと頑張ってるシチュエーションなら「普通の友達」として見ている関係でぽろっと周りに行ってしまい、空気が気まずくなることがある。
グループ内恋愛は好きな人にだけのめり込まず、みんなと仲良くしながら恋愛を進めること
グループ内恋愛は、そのグループが大切だと思ってる人ほど、「好きな人だけ」にならないように注意しよう。
グループ内恋愛は誰かが誰かを好きになってスタンドプレーを始めると、周りが白ける部分がある。
みんなと仲良くしながら恋愛を進めるとそこまで問題にならないことも多いので、特に恋愛が進んできたタイミングでは気を付けてほしい。
グループ内で好きな人を特別扱いしすぎたり、仲がいいことを理由に2人だけで話し混むようなことが連続すると、グループ内に不協和音が起こるから注意しよう。
まとめ
今回は「仲良しグループ内恋愛が難しいと感じる8つのポイント」を解説し、番外編として「グループ内で付き合った後の問題点」「男女のグループ内恋愛のNG行動」を解説した。
もし今、同じグループの人に恋をしているなら、直面している問題もいくつかあったのではないだろうか。
どのようなタイミングで人が人を好きになるかは、それぞれ特徴みたいなものがあると思うけど、接していく内に色々な部分を知ることで好きになるタイプの人は、グループ内の人に恋をする。
今回はあくまで「問題」として考えた結果、とても進め辛い恋愛のように表現してしまったが、もし相手が同じタイプの人なら友達から恋人への道がスムーズにいくことだってある。
ただ、グループ内恋愛の問題となりそうなことの中には、気を付けるべきポイントがあったと思うので、仲がいいグループだからこそ好きな人には気を遣ったアプローチをするべきだろう。
それが、仲良しグループに好きな人ができた人が、片思いを叶える方法にもつながっていく。
一部の人は、友達から恋人になるのはありえないと捉える人がいて、特に仲がいいグループ内恋愛には否定的な層がいるのも事実。
本文でも言っているように、それは個別具体的に判断するべきことでもあると私は考えるけど(自分の考え方と違う関係性に発展することもあるということ。恋愛では例外が生れやすい)、距離感に気を配りつつ、相手がどんなタイプを知ることも重要になる。
関連記事: