告白された時に返事の仕方に迷うのは、「断り方」や「振り方」がすごく微妙な判断になるからだ。
告白を振るなら相手を傷つけることになるから答えにくいし、言い方が難しい。
しかし、告白された時は、それが真剣な告白だった時ほど、返事をする方も真剣に答えるべきで、告白の振り方は間違えると恋愛トラブルになるものだから、「正しい断り方」が実際に重要となる。
そこでこの記事では、「告白された時の断り方や振り方」を徹底解説する。
「断る場合はどう言ったらいいの?」と考えてしまう人に、状況に応じた断り方を解説するので、参考にしてもらえたらと思う。
なぜ告白された時の振り方が大事なの?告白の断り方は「過度に傷つけない断り方」をしないとトラブルになることも…
告白された時に振り方を考えるのは、相手のためであり自分のためでもある。
恋愛感情は複雑な気持ちであるため、軽い告白だと感じても断るなら慎重に対処をするべきだ。
告白の断り方は「過度に傷つけない断り方」をしないとトラブルになることもあり、実際に私は振り方を間違えてトラブルになったことが複数ある。
告白の断り方を失敗して恋愛トラブルになった場合は、あなたの環境を一気に変えることもあるので注意をしてほしい。
優しい振り方をするのは間違いになる確率が高い!告白を断る時はどっちつかずの返事をするとトラブルに発展しやすい
私はこれまでに告白された人が20人以上いるのだが、その経験から意味をはき違えた “優しい振り方をするのは間違い” だと答えが出ている。(参考:【経験談】モテ期は本当にあるのか、その特徴とは?~モテ期がこないという人のために体験談とアドバイスを綴る)
振るのがつらいという理由で、やさしさのつもりでどっちつかずな返事の仕方をしたことが何度かあったのだが、遊んでないのに「遊ばれた」と周囲に広められたり、愛情が憎悪に変わって振ったあとにトラブルになったことが度々あった。
告白された時の振り方や断り方は、相手が友達だった場合に「傷つけないように」と考えると思うが、”優しさの意味” を間違えると余計に傷つける結果となるから十分に注意しよう。
「そんな優しさ求めてない!」と思われれば、好きだっただけにすごくムカつかれることがある。
告白の断り方が大事になる理由
これから様々なパターンで告白の振り方でポイントになることを挙げていくけど、なぜ振り方が大事になるのか、その理由は以下の4つだ。各ポイントを理解した上でこの記事を読み進めてほしい。
なぜ告白の断り方が大事なのか
- 振った後の関係性に影響を与えるから(気まずい振り方をすると周囲が気を遣わないといけないような関係性になる)
- 振り方で周りからの目が変わる場合もあるから(振られた相手は必ず他の誰かに振られた時の状況をしゃべる)
- きちんと伝えないと誤解する可能性があるから(最悪の場合、ストーカーになる場合も…)
- 2回目以降の告白される可能性に影響するから(悪い断り方をすると簡単にあきらめない人もいる)
それぞれ解説する。
①告白の振り方はその後の関係性に影響を与える
告白の振り方は、相手の大切な気持ちに対する答えを言うことになるので、その後の関係性に大きな影響を与える。
気まずくならない振り方ができると、振ったあとに多少ギクシャクすることはあっても、比較的早い段階で元の空気に戻れる。
友達だと思ってた人に告白されたらショックを受けることもあるけど、そこで感情的にならずきちんとした断り方をするべきだ。
②告白を断る時はその一部始終を相手の友達に報告・相談される
告白を断る時は正直言って「なんで告白してきたの?」と思うような相手も含まれていて、「その人からどう思われても良い」と思うこともよくあるのだが、それでも丁寧な断り方をするべき理由は、「相手がその後に周辺に振られたことを相談・報告するから」だ。
好きな人から振られたという事実は相手にとって相当重いことなので、一人で抱え込む人が少ない。振られたことを言いふらす人はいないけど、親友の1人や2人に相談・報告するのはあるあるで仲がいいグループがあったら失恋を共有したくなる。
そのため、最悪な振り方をすると相手の周辺から一気に嫌われる原因になることがある。
悪い噂ほど広まりやすいことを踏まえると、どんな相手に告白されたとしても綺麗な振り方をするべきである。
告白を断る時は、相手の周辺にまで気を遣った振り方をしよう。
③告白の断り方は言い方が悪いと真意を誤解される
告白の断り方を間違えると、言い方が悪いことで誤解が生じることがよくある。
ここは相手の性格も関係していて、ポジティブな性格の人は言葉の意味を前向きに捉えやすいし、ネガティブな性格の人は後ろ向きに言葉の意味を捉えるので、相手に合った言い方で告白を振るようにしないと「振ったつもりが勘違いされた」ということも起こる。
相手の告白を断る時は優しい言い方をすればトラブルにならないと思う人もいるのだが、実際は優しければ良いと言えないところに「告白の断り方」の難しさがある。
④告白の断り方が悪いと2回目の告白をされる可能性が高まる
今述べたことに関係するのだが、告白の断り方が悪いと2回目の告白をされたり、しつこい相手になってしまうこともよくある。
告白の断り方は過度に傷つけないことも念頭に置きながらも「ちゃんと諦めてもらう断り方」をしないとお互いに不幸な結果を招くので注意しよう。
間違った告白の断り方は、相手も自分も傷つくだけでなく、トラブルに発展する種となる。この記事を参考にきちんと告白の返事を考えていこう。どんな振り方がベストか、ポイントを挙げながら解説するので参考にしてもらいたい。
男性が女性を振る場合の断り方のポイント
女性から告白された男性が断る場合、ポイントになるのは「きちんと言葉で気持ちを伝えること」だ。
男性は、分かってくれるだろうって気持ちが強いタイプが多いし、気持ちを言葉にするのが恥ずかしいと思ってしまうタイプが多いけど、適当な振り方をすると女性心理では余計に傷つく。
これまでの経緯で伝わっている気持ちがあると思っても、「告白」という正式な交際の申し込みに対しては、きちんと向き合ってあげて、考えたことをきちんと言葉にして伝えることがポイントになる。
振る時のセリフは、「相手目線」で選ぶ!それまでの関係性も踏まえた振り方をしよう
男性が女性を振る場合、告白を断るセリフは「相手がどう感じるか」を考えてから選ぶようにしよう。
基本的に告白の振り方は「本当のことを言えばそれで良い」とは言えない。
現実には相手目線に立った時にひどい振り方というものが存在しているので、今後の関係性を考えると、相手の気持ちを考えた上で言葉選びをして、「無難な断り方をする」方がお互いのためになる。
ここは、あなたと告白してきた人との間にあったことを踏まえて答えを出すと良い。
たとえば、告白されると思ってなかった相手なら表面的な言葉で振るのも悪くないけど、もしある程度好きになりそうな雰囲気を出していたなら、踏み込んだ言葉で振らないといけない時もある。
状況に応じて言葉選びも慎重に行おう。何度も2人で食事していたとか、複数回デートに行っていたなら「一言で振る」のは間違いだ。相手との距離が近かったのなら、言葉を尽くして相手の気持ちに応えてあげよう。OKできないまでも、ちゃんと向き合ってあげると女性心理では救われた気持ちになる。
女性を振る時の言葉は「ごめんと言うだけ」ではなく、もう一言付け加えて振る
女性から告白された時の振り方は、一言「ごめんだけを言う」のではなく、もう一言付け加えよう。振る時の言葉は長くしゃべる必要はないので、ごめんという言葉に振る理由を一言加えると良い。
- 「ごめん、友達にしか思えない」
- 「ごめん、女として見てなかった」
- 「ごめん、彼女を作るつもりがない」
告白を断る以上、あなたがする謝罪に大きな意味はないので、断る理由を付け加える方が相手はすっきりする。
振られることへの納得の度合いも変わってくるので、告白の返事をごめんだけで終わらせるのではなく、「もう一言」がすごく大事だ。
女性は好きな人の言葉で気持ちを聞きたい心理が強いので、あなたがどう思っていたのか等を付け加えて、一言で振らないのが「女性を振る時」のポイントの一つである。
振った後の質問にはなるべく真摯に答える
告白の振り方は、振った後の会話も重要だ。
たとえば「どうして付き合えないの?」とか「私のどこが嫌いなの?」などと聞かれたのであれば、質問に答えるのがせめてもの礼儀になる。
ただし、すべて本当の気持ちを答えることはないし、言えないことは言わなくて良い。
聞かないと相手が消化不良になるので、一方的に振って逃げるのは最悪な対応だという意味だ。
答えられる範囲で、言葉を選びながら答えるようにしよう。
振られたショックで文句を言うような女性もいるが、そんなタイプには「黙って聞いてあげる対応をする」と良い。
告白を振る時の雰囲気
女性は細かなところに視線を配るから、告白をお断りする際は真剣であることを伝えるために、恥ずかしいと思っても照れ隠しの笑顔を我慢しよう。
最低限、微笑む程度に抑えないと、笑顔の意味を勘違いされる可能性が高い。
告白を振る時の雰囲気は、むしろ重めの空気にする方ががうまく断れる。告白の返事を期待させないようにするために、断るなら明るい雰囲気より暗い雰囲気で対応しよう。
男性は告白を断る時によくやさしさをはき違えてしまうから、気持ちに応えられないことに関しては、はっきり言葉にしてあげるほうが彼女も諦めやすくなる。
断る言葉を言ったあとにフォローしたいこともあると思うので、断った後に彼女が笑顔を見せてくれたり、言葉を続けたところでフォローする言葉を入れよう。
優しいタイプの男性は、女友達から告白された時に「愛情」と「情」を間違えるタイプが多いので、下の記事を読んでおくと考え方が少しスッキリするかもしれない。
女性が男性を振る場合の断り方
男性から告白されて女性が断る場合、ポイントになるのは「鈍感な男性でも振っていると伝わるように、わかりやすい言葉で振ること」だ。
男性を振る時は遠回しに振る方法は選ばないこと
男性を振る時は、「遠回しに振る方法」は選ばない方が良い。
女性は複雑な自分の気持ちを話す時にまとまりのない話になってしまうことが多いのだが、遠回しな言い方になり過ぎると告白した男性側が真意が分からないことで女性の気持ちを誤解しやすい。
鈍感な男性でも言いたいことがきちんと伝わるように、告白を断る言葉は「シンプル」を意識しよう。そう思っても他に言いたいことが出てきたりして、そこまでストレートな振り方にはならない。
告白する人は気持ちを聞いてほしいとも思っているので、断るほうがたくさんしゃべるよりも、相手にしゃべらせるほうがトラブルを防げる。
その点からも、まずは短い言葉で振ってから、会話の中でフォローするようにしよう。
簡潔な振り方をすると男性心理では好感を持たれる
男友達から告白された時の振り方は、曖昧な返事で困らせるより、白黒はっきりしたい男性心理を踏まえて、簡潔な振り方をする方が良い。言い切った上でフォローの言葉を言うようにしよう。
断る理由をダラダラ続けずにきっぱり断り、その後に今後の関係性などに自分の希望を伝えるようにすると、次会った時の心配や気まずさが減る。
振る時にあまり前置きを長くすると「期待させておいてから振るのかよ」と反感を持たれることがあるので、自分がどんな趣旨の話をしているか分かりやすい話し方をしよう。
告白を断ると決めているなら変に保留しない
告白を断る時は、「言いにくい」と思って無意味に返事を保留したくなることがあるけど、男性から告白された時はおすすめできない対処法だ。
「考えさせて」と告白の返事を待たせると、相手は期待してしまう。迷うなら保留にするのが間違いではないけど、振ることが決まっているなら変に期待させるのは本当の優しさではないから、答えが出ているならその場で答えるほうがお互いにモヤモヤしない。
問題を先送りしても良いことがないので、「付き合いたくない」と答えが出ているなら、考えをまとめる時間をその場でもらって伝え方を考えた上で振るようにしよう。
「そんなこと言われると思ってなかったからビックリしちゃって…、一旦落ち着くからちょっと待ってね」と言ってから時間をもらうようにすると、相手も納得してくれる。
押しに弱い女性は勢いでOKしちゃうこともあるけど、好きじゃない人と付き合うことになったら後悔する確率が高い。断るのに迷っている人は下の記事も合わせて読んでおこう。振ったあとにしつこい男性もいるので、自分の気持ちに即してその後の会話にも対応してほしい。
LINEやメールで告白された時の断り方
最近はLINEで告白された、メールで告白されたという人が増えているが、その際の振り方は面と向かって告白される場合と違う面がある。
ここでは、LINEやメールで告白されたときの断り方を3つのポイントで解説する。
LINEで振る、メールで振る時の返信するタイミング(告白LINEの返信するまでの時間)
LINEやメールで告白された場合、断るなら変な駆け引きをせずに、時間を置かないで返信しよう。
告白した方はずっと返事が気になっている。待たせるとストレスを与えるだけになるので、考える時間があってもいいが、わざと待たせるようなことをしない方が良い。
あまりにすぐ答えるのも確かに微妙だが、時間を空けるとこじらせる人もいるので注意しよう。
メールやLINEで告白した相手は今すぐ返事が欲しいと思っているので、追撃ラインがきたり、催促が来たりすることも多い。あまり待たせない方が振った後の関係が悪くならないから、答えが出たらその時点で返信しよう。
もしLINEの会話中に告白されたなら、返信のタイミングはおおよそ30分以内が妥当で、携帯を見たら告白LINEが入っていたという場合は、2時間以内に返信すると良い。
告白の真剣さに応じて、断る返信の雰囲気を決める
LINEやメールで告白された場合は相手のテンションがわからないし、真剣な告白かどうかも怪しいので返事に困ると思う。
しかし、もし真剣な告白だった場合にあなたが適当な返し方をすると傷つけ方も大きくなるため、告白されそうもない相手からメッセージで告白されたら、会話によって真剣さを測るようにしてみよう。
「急にどうしたの?」とか「酔ってるの?」などが告白LINE後の様子見LINEとしておすすめだ。
LINEでは冗談で告白する “嘘告” の問題もあるため、相手によっては反応の仕方に注意しないといけない。(参考:嘘告とは?イタ告って何でするの?好きな人が嘘告してきたらどう見分ける?)
ただし、これまでの経緯から告白されそうな相手からのメッセージだった場合は、基本的に本気扱いをする方がトラブルが起きない。
LINEで告白されたら、適当な返信をするよりもはぐらかす方が無難だが、断る場合なら確信をつく質問から会話を深くして、そこでお断りのメッセージを送ると良い。関係性から考えるようにしよう。
どんな対応の仕方をするにしても、好きじゃない人から告白LINEが来たら脈なしサインを出しておく方が何かとトラブルが減る。本気の告白の前にメールやLINEで探りを入れられる感じなら、やんわり「好きじゃないサイン」を出すようにしよう。
真剣さが伝わるならあなたも真剣に対処するのだが、メールやLINEは “履歴が残る” という点に細心の注意が必要だ。振り方に気を遣うのは、LINEやメールだと後で読み返せるから。私の経験では、LINEで振る場合はあまり長文を送らずに、ストレートすぎる表現を控えてメッセージを考えた。
相手のメッセージ量を参考に、自分のメッセージ量を考えるとバランスが取れるので、素っ気なさすぎる態度にも注意して返信しよう。
LINEで振る時は、スタンプや顔文字を使わない
LINEやメールの告白の場合も、相手が真剣なら流さない方がトラブルは少ない。最低限、スタンプや顔文字がそのやり取りにふさわしいかは考えないといけない。
トラブルにならない「告白を断る方法」を今回は紹介しているので、そういう意味ではスタンプや顔文字は、使わないのが一般論としての答えになる。
相手が使ってきても合わせずに断る方が「気持ちを受け止めてもくれない」なんて思われずに真摯さが伝わる。
相手を傷つけない告白の断り方とは?優しく振る方法
男女別に断り方のポイントを説明し、メール・LINEで告白された時の断り方を説明したところで、「相手を傷つけない断り方」でポイントになることを説明しよう。
好きじゃない人から告白されたら、傷つかないように断る方法を考えると思うので、参考にしてもらいたい。優しく振る方法を解説する。
告白を受け入れられないことに謝罪する:「ごめんなさい」は振る時に必ず言うこと
まず、告白を振る時は、相手の気持ちを受け入れられないことに謝罪の言葉を言うようにしよう。
「ごめんなさい、○○さんのことはいい人だと思うけど、彼氏としては見れません」
最初に謝ることで、後から言う言葉が「振る言葉」だとわかると、相手は結論が分かった状態であなたの言葉を聞くので、話の趣旨が捉えやすい。上げて落とすようなこともないのでショックを与えない断り方ができる。
友達だと思っていた人から告白されたりすると、怒りにも似た感情で「なんで告白してきたの」と思ってしまうけど、相手が真剣にあなたのことを好きになったなら、振る時は理不尽でも謝るしかない。
振るセリフの冒頭は「ごめんなさい」から入るようにすると優しい振り方ができるから、言い訳やフォローはごめんの後に言うのが正解だ。まずは分かりやすく「答え」を聞いてもらおう。
告白を振る時は、相手の好きだという気持ちに感謝の気持ちで応える
好きだと告白する相手の気持ちに対して、あなたが応えられる最低限のことは自分のことを好きになってくれたことへの「感謝の気持ちを表現すること」だ。
もし振る相手と今後も友達付き合いをする場合や、交流を持つ場合は、断り文句と一緒に感謝の気持ちを添えると良い。
好きになってくれたことに感謝する言葉を伝えると、相手の気持ちを全面否定しないで済む。
「ごめん、他に好きな人がいるから○○とは付き合えないよ。でも、私のこと好きだって言ってくれてうれしかった、気持ちに応えられないけどありがとう」
よくある告白の断り方だが、せめて自分の気持ちを喜んでくれたことは、告白した人の気持ちが少し報われる瞬間だ。
笑顔で言わずに断る雰囲気はそのままで、でも言葉で「気持ちはうれしい」ってことを伝えると、「今後の関係」が良くなる。優しい断り方になるから、相手を尊重する場合は使ってみよう。
相手がわかってくれる人だと思うときほど、やってあげると傷つけない告白の断り方になる。
告白を断る理由は、真実を伝えるより、傷つかない理由を考える
告白の断り方はすべて本当のことを言わないといけないものではない。
振る時は相手に伝えるべき真実とそうではない真実とがあるので、ストレート過ぎる言葉で過度に相手を傷つけないようにしよう。
「え?ないない!無理だから!」
こんなストレートな振り方をする人は滅多にいないと思いながらではあるが、傷つけたくないと思うなら、自分が伝えようとする言葉が「あえて伝えるべき言葉」なのかは考えるべきだ。
無難な告白の断り方を選ぶことが、本当のことを言うよりも相手のためになることは実際あることだから、「嘘をつく」ことも合わせて過度に傷つけない振り方をしよう。
相手の性格を考えて断り方を決める(きっぱり断るか、やんわり断るかは、告白してきた相手によって振り方の正解が違う)
告白を断る場合に最適な言葉があるとすれば、それは各恋愛ごとにカスタマイズされた言葉である。
どんな関係だったかや、どんな友達付き合いがあったかで、断る言葉が変わってくるのだが、その基本にあるべきことは「相手の性格」を考えた断り方だ。
振られる場合に、はっきり言ってほしい人もいるし、やんわり言ってほしい人もいるので、相手がどんな人かを考慮して振り方を考えてあげれば、より傷つけない断り方になる。
ここは、「どんな告白の仕方をしてきたか」でも答えが出せる場合もある。たとえば、ストレートな告白にはストレートな断り方を実践し、遠回しな告白をしてきた人には遠回しに断るようなイメージだ。
普段相手がどんな考え方をもっているか知っているなら、告白の仕方と相手の性格を踏まえて、傷つけたくないと思うときほど自分の考え方より相手を思いやる振り方をしよう。
告白で「はっきり言ってほしい」と言われた場合など、(言葉は選ぶけれど)ストレート気味な言葉のほうが相手のためになる場合もある。
告白を振ったあとに今後の事を話す
告白を振ったあとは、今後のことについて少し話す時間が作れると、気まずくなることがない。もし、今後も友達付き合いしたい相手なら、これからのことについて言及しよう。
「これからも友達でいてほしい、ダメかな?」
「これで話さなくなるのは寂しいな」
告白を振られた相手は、好きだと言ったことで嫌われた可能性を考えたり、相手が好きじゃないのに告白してしまったことで気まずいと思っていることが多いから、振ったあとでこれからのことに言及すると安心することがある。
最終的に振った振られたの関係は振られた方が今後の関係性を決めることになるのだけど、もしお互いにこれからも友達でいたいと思ってる場合は関係性が良化する施策になるので、ダメ元の場合も含めてこれからのことに言及しておこう。
傷つけない振り方4個の言い訳
告白を振るセリフは「嘘でも良い」と言ったが、傷つけない振り方をするためにここで「振る言い訳の例」を4個紹介する。
- 今は誰とも付き合う気がない
- 恋人を作る余裕がない(精神的余裕、時間的余裕)
- 今は○○にだけ集中したい(勉強や部活や仕事や資格試験など)
- ○○のことは友達として見ていた(相手が食い下がった場合は、男・女として見れないと言う)
告白された時の優しい断り方の基本は、「あなたが悪いから振るのではない」と伝えることなので、「誰とも付き合う気がない」「恋人を作る余裕がない」は告白を断る時の言葉で最も相手を傷つけない言葉になる。
ただし、優しい振り方をすると相手が食い下がってくる可能性があり、「彼氏(彼女)がほしいと思うまで待つから」とか「○○が付き合ってもいいと思うまで待ってるから」などと言われることがある。
ここまではっきり言われなくても「たまにデートしてくれたらそれでいいから」とか「付き合わなくてもいいから仲良くしてほしい」などと言うこともある。
そのため、前述したように、相手の性格や人間性を踏まえて振り方を選ばないとトラブルの種を作ることもあるから、優しい言葉で振るのか、はっきりした言葉で振るのかは、きちんと相手に合わせて選択するようにしよう。
これまでの関係性と、これから希望する関係性によっては、はっきり断る方が正しい場合もある。
職場の人から告白された時の断り方
同じ会社の人から告白された場合、断り方を間違えると仕事に支障をきたす場合があって、振り方に悩む人が多いと思う。
職場の人に告白されて断り方を考える場合は、2つポイントがあるので押さえよう。
- 相手の人格を否定せずに断る
- 温和な雰囲気で会話が終了できるように配慮する
職場の人を振る場合:気まずくならない断り方の例文
たとえば下のような言葉なら、お互いの距離感も適切で、今後の関係もまだ築き直せる「告白の断り方」になる。曖昧な返事になって期待させるとトラブルに発展しかねないので、基本は守りながら答えてみよう。
「ごめんなさい。〇〇さんのことは男性としてみることはできません。でも、〇〇さんはすごく仕事ができる方なので先輩として尊敬しています。いつも色々と面倒見てくださって、ありがとうございます。できたら、これからも今まで通り接してもらえたら嬉しいです」
社内恋愛で告白された場合は、常識がある人からなら関係性を考えて強引に話を進めない方が良い。もちろん納得してくれない場合や期待をしている態度を取られるならきっぱりした態度を取らないといけないが、社会人恋愛なのだしオブラートに包んで告白を断る方法が好ましい。
一言相手を立てるのは今後のことを思ってのことだ。相手だってあなたと気まずくなりたくないと思うので、そこでお互いが歩み寄れると良い。
そのために一言「尊敬の気持ち」があった方が相手も落としどころが見つかる。
友達から告白された場合の断り方
友達と言っても関係性から距離感まで様々あるから一定の答えが示しにくいが、友人から告白された時は断り方にポイントが3つあるので確認しておこう。
- 友達っぽく探りに近い告白は、脈なしを伝えて気持ちの確認に留める(相手の出方に合わせる)
- お互いにどんな関係を望むのかを話し、振りっぱなしにしない(告白後の対応は大切)
- 笑って流すなら雰囲気に注意、敢えて真正面から受け止めない選択は雰囲気次第(告白の主導権は告白した方にある)
仲の良い友達から告白された場合は、”どの程度シリアスな雰囲気になるか” で断り方が変わる。基本は相手のテンションに合わせよう。
今後のことを考えて探りに近い感じで曖昧な告白をする場合は、相手の意思を尊重して脈なしであることだけやんわり伝える方が関係を修復しやすい。
友達のままでいたいと言う相手に対しては、話を深くし過ぎないのもアリだ。
友達から告白された時に気まずくならないように断るには、振った後の態度が大事
友達同士の関係で告られた場合はグループ内恋愛やコミュニティー内恋愛であることも多いと思うので、「振りっぱなしにしない」こともポイントとなる。
「今まで通りの関係でいたい」といったあなたの気持ちは相手に伝えてみて、答えをもらおう。
振った後にどんな態度を取るべきかに悩む関係なので、相手の気持ちを聞いておきたいし、友達に戻れるならその方がお互いのためだ。
恥ずかしくてまともに相手をしないパターンも考えられるが、告白を断る場合は「相手」をせめて尊重することが振る方の礼儀である。
悪い振り方をすると怒りを買うこともあるから、笑って流せる雰囲気かどうかは慎重に判断したい。真剣な態度を笑ってしまうとバカにされたように感じることがあるから注意をしよう。
気まずくならないために!間違った告白の断り方とは
最後に、告白された時の「間違った断り方」についてまとめる。
告白された時のNG行動はぜひ押さえてほしいところなので、おさらいも含めて確認しておこう。間違った告白の振り方をしなければ、正しいリアクションに拘ることもないから、大切なポイントだ。
告白を振る時は、言葉を選ばない態度がNG
どんな相手から告白されたとしても、相手が必要以上のショックを受けるような断り方はNG行動だ。
せっかく仲良くなった友達から告白された場合は、告白された方も「友達だと思ってたのに何だよ、それ…」って思うようなこともあるが、言葉はきちんと選んであげないと、愛情が憎悪に変わる可能性すら出てくる。
「え?!無理無理。だって友達でしょ?やめてよ(笑)」
告白を振る時は、こんな言葉を選ばない断り方はやめよう。
酔った時に告白する場合など、実際に “軽い告白” もあるにはあるが、気持ちの大きさは態度や表現に出ない時もある。
どんな人からの告白であっても思いやりをもって言葉を選ぼう。
告白を振る時は、無駄に期待させるのがNG
曖昧な告白の返事は、はっきり言わない分、自分は少し楽になる。告白された時に、何となくあやふやな断り方をしたくなる時もあるが、相手が期待してしまう反応をするのは「思わせぶり」になってしまうのでNGだ。
「驚いちゃって…。返事はすぐできないけど、ちょっと待っててくれる?」
こんな言葉を軽く笑顔で言われたら、期待する人は期待する。その他にもはっきりと断らない状態で「仲良くしたい」とか「月に何回か会ったりしよう」なんて言葉で濁そうとしても、真意が伝わらない恐れがある。
「友達にしか見えない」
「恋愛対象だと思えない」
「彼氏(彼女)にはできない」
など、告白の返事は付き合えないという点を、言葉を選びながらきちんと伝わるように伝えよう。
あやふやな告白の返事の仕方でごまかすのが間違いになるケースは少なくない。期待させると「裏切られた」って気持ちが反発を生むことがあるので注意してほしい。
笑いにして告白を断るのはNG
明るい雰囲気で告白されたときは、断り方も軽くしがちだが、笑いにして告白を断る方法は選ばない方が無難だ。
相手は大事な気持ちを告白するのだから、せめて明るい雰囲気で告白しようと頑張ったのかもしれない。真摯に受けとめる態度は最低限意識したいところだ。
「もう、冗談でしょ(笑)。だって、私たちが付き合うとかあり得ないもんね(笑)」
告白して笑われると、相手は馬鹿にされた感じがするし、振られた恥ずかしさは数倍になる。相手がどんな気持ちで告白してきたかはせめて一瞬考えよう。
遊びに近い告白を真に受けるのも自分が恥ずかしいから、笑いに変えるのがすべて悪いとは言わないけれど、どっちかと言えば告白を笑いに変えるのは告白した方の立場に委ねるべき。
返事をした後に会話して、そこから雰囲気を立て直す方が正しい選択になる。断り方をきちんと考えてあげるのが相手への情けである。
まとめ
今回は「告白された時の断り方」を解説した。振る場合はどう言ったらいい?と疑問に思う人へ向けて綴ったが、トラブルにならない振り方が分かっただろうか?
友達関係で告白されたり、同じ会社の職場の人から告白されたり、「断り方」と言っても複雑な関係性があって難しいところだが、大きくポイントは5つある。
- 相手の話をきちんとした態度で聞く
- 断るなら期待させずに断る
- 好きになってくれたことに軽く感謝の気持ちを伝え、発言にバランスを与える
- 関係性があるなら今後の付き合い方について多少会話しておく
- 言葉を選んで過度に傷つけないように配慮する
好きじゃない人から告白されたら、受け入れるわけにはいかないから振ることになる。そんな時でも相手への配慮をきちんとしていれば通常は好きな人の言うことだし、相手も納得して引き下がってくれるはず。
しかし、気まずくならない断り方ばかりを意識してしまって、笑って流したり、受け止めてあげなかったりすると、相手の気持ちが大きい場合はトラブルになりやすい。
相手が告白するという状態まで気持ちを煮詰めてしまったならきちんと断るのは礼儀だ。一度真剣な話で付き合わないことになっても、そこからの行動や態度で関係をもう一度作り直すこともできるので、やさしさをはき違えずに断り方を考えよう。
振った相手の接し方が分からない人はこちらの記事を合わせて読んでみよう。
振った相手を後悔する瞬間についてはこちら。
軽く付き合う人、次々に恋人を変える心理が知りたいなこちら。
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