彼氏や彼女と別れることを決断した時は、別れ話の切り出し方に悩む。もう冷めてしまったとしても好きだった相手だし、別れるタイミングではまだ複雑な感情を持っていることも多い。
別れ話でもめたくないとの思いが強いかもしれないが、恋人と綺麗に別れるためにも「別れ話の切り出し方」は重要だ。
特に別れた後も会う関係の場合は、別れ方に失敗すると周りにも迷惑をかけてしまうことがある。別れ話のタイミングや、彼氏・彼女の振り方は、別れる時の雰囲気だけじゃなく、別れた後にも直結するため、なるべくベストな方法を選びたい。
そこで今回は、「別れ話の切り出すタイミング・場所・方法」を徹底解説する。次の恋愛のことを考えても大事なことなので、じっくり説明していこう。
別れるつもりのデートの誘い方、別れ話をするタイミング、別れ話の切り出し方、別れ話をした後の状況別対応方法など、別れたい相手がいる人が知りたい情報を網羅的に解説する。
最後は、「別れ話をする食事」ついて、誘い方や別れ話の仕方のポイントも取り上げている。
別れ話の誘い方:別れ話をする時は呼び出す?それとも電話やLINEで終わらせる?
彼氏や彼女と別れると決めたら、まず「会って別れるか」「LINEで別れるか」「電話で別れるか」を選択する。
最初に、別れ話をする方法の選び方から解説しよう。
別れ話をする方法の選び方:別れ話をするタイミングは彼氏や彼女と会ってる時?
お互いに納得できる別れ方をするには「会って別れる」のが最もおすすめだが、下の記事で解説している通り、最近はLINEを使って別れる人が増えてきている状況があるのは事実だ。
ただし、LINEで別れ話を切り出すと、別れたいと言われた人は会って言われるより余計に傷つく傾向がある。
別れ話を切り出す方は色々考えた末の決断だったとしても、相手としては「簡単に文字で別れた」という印象になり、冷たい別れ方だと思ったり、そっけない別れ方だと思うことが多いからだ。
この点を踏まえると、最後に誠意を見せたい人や、別れた後も大切な思い出にしたい人、お互いに納得して別れたい人は、「別れ話に誘う」「恋人と一緒にいるタイミングで別れ話を切り出す」という選択肢が良い。(※実際は別れ話をするために呼び出すか、別れるつもりのデートに誘う感じになる)
別れ話をするタイミングで「揉める可能性がある」「すがるかもしれない」と思う人は、LINEよりも会って別れ話をする方が結果的にすんなり別れることができるだろう。
このような場合は、LINEや電話で別れ話をしても「会って話そう」という話になりがちだ。それなら、最初から腰を据えて話ができる状況で別れ話をする方が変にこじれることがない。
でも、もう別れるのだしどう思われても良いと思うなら、「LINEで別れる」という選択肢が、あなたの精神的ストレスだけを考えると良い選択になる。
別れたい彼氏や彼女と日常生活で無関係な人、なるべく早く別れたい人、思い出はどうでもいいから早く忘れたい人は、一方的にLINEで別れてブロック削除するのが最も効率的な方法ではある。
LINEで別れた場合と比較して、会って別れた方が “別れ話をする方” としては、つらい別れ方になるため、あなたの気持ち次第で「別れ話をする方法」は選択肢が変わる。
もしLINEで別れる場合は、2週間くらいのイメージでしばらく会わない期間を作ったあと、1週間はそっけないLINEの態度を取ってから「別れよう」「別れたい」とLINEするようにしよう。
別れる雰囲気を作ってからLINEする方がショックが減って相手を傷つけないため、LINEで別れる場合に関しても別れ話をするタイミングには気を遣う方がお互いのためになる。
この記事では、最も選択する人が多い、別れるつもりのデートをするような「最後に会って別れる別れ方」を解説していく。
まず、別れ話をするデートの誘い方から解説しよう。
別れ話の誘い方
別れつもりのデートに誘う際は、別れ話をする前日に「明日は大事な話がある」と伝える場合もあるが、その場合はLINEで喧嘩になってしまうことが多いため、もめない別れ話にしたいなら「具体的には何も言わない」方が良い。
別れ話の誘い方は普通のデートの誘い方に近い形にしよう。後述する「別れる前の準備」ができていれば、いつものデートの誘い方で誘うので問題ない。
私自身、別れ話をする前日に「明日、聞いてほしい話がある」とか「ちょっと話したいことがあるから」みたいに言って別れ話を匂わせる話をしたことが何度かあったのだが、こういう話をされた相手はパニックになってしまうことも多くて、余計にもめる原因になった。その一言が原因で別れる前にLINEが荒れたのだ。
別れるつもりのデートに誘った時点で「別れたいの?」と聞かれた時の対応が難しいので、経験則から言うと決してお勧めできない。
別れ話をするつもりのデートに普通のデートのつもりでくる彼氏や彼女は可哀想だけど、ちゃんと自分の気持ちを伝えて別れるなら、そっけないLINEをしつつも別れるつもりがあることは具体的に伝えないようにしよう。
別れるつもりのデートの前にやっておくべきこと:相手のショックを和らげるためにカップルが別れる前兆に気づかせる
別れ話の誘い方をしたとき、その時点で相手が「別れ話をされるんだろうな」と思うような状況を作ると、別れ話の切り出し方が本当に楽になる。
別れる前兆に気づいたら、相手が心の準備ができるからだ。
すんなり別れられるようにもなるので、別れるつもりのあるデートの前に下の5つをやっておこう。
別れ話を切り出す前にやっておくこと(カップルが別れる前兆に気づかせる方法)
- 連絡を減らす
- LINEを短くする(そっけない返信)
- 会う回数を減らす(別れる前に会わない期間を作る)
- 自分から日常の報告をしない(関係性を弱める)
- 「予定がある」などと言って電話で話さない
すべて一気にやると別れたいと思ってることが伝わりすぎるので、別れるまでの期間に余裕がある人は徐々に無くしていくイメージを持つと良い。
カップルが別れる前兆を感じる状態で「会おう」と誘われたら、相手は別れ話をされる可能性について考えるので、あなたが別れを切り出した時に会話がストレートに進みやすくなる。
別れ話をするデートは「自分から誘う」方が良い:自分から別れ話をするなら最後のデートは自分から誘おう
別れ話をするつもりのデートは振る方も嫌なデートなので、つい相手から誘われたタイミングを選びがちなのだが、自分から誘う方が良い。
自分から誘った方が相手が「何かあるかもしれない」と思いやすいし、デートに誘ったらOKしてくれるという状況は別れる直前の雰囲気としては少し不自然で、最低1回は相手の誘いを断った後に自分から誘って別れ話を切り出す方が、別れる流れが自然になる。
どうしても自分から誘えない場合は仕方ないけど、相手の誘いをOKする形でデートする場合は「前日から考えてたデートプランを説明された」「色々調べてお店を予約していた」などが原因で別れ話をする雰囲気にならないケースが多くあるため、「一度は誘いを断る→自分から誘う→そのデートで別れ話を切り出す」という流れがおすすめだ。
別れ話をするタイミング:別れを切り出すタイミングとは?
別れ話をいつ切り出すかという「タイミング」の問題は本当に重要だ。
別れ話をする時は、別れ話をされた相手の反応が分からない以上、最低限の気遣いがいる。
このパートでは、「別れ話のタイミング」について各ポイントを解説していくので、すべてのポイントを押さえた上で別れ話をするようにしよう。
別れ話をするならいつがいいのか(別れ話をする時期について)
長く付き合った彼氏や彼女と別れる場合は、「別れ話をする時期」について考えることもあるが、時期的な問題で「いつ別れ話をするか」に悩んだら、以下の条件を満たしたタイミングが望ましい。
別れ話をする時期的なタイミング
- お互いに仕事が忙しくないタイミング
- お互いに恋愛以外のいざこざで悩みがないタイミング
- 誕生日やクリスマスなどの「楽しみにしてるイベントの日以外」のタイミング(1週間前などイベント直前に振るのも望ましくない、最低2週間前に振る)
長続きしたカップルが別れるタイミングは人生の中でも一大事なので、お互いに余裕があるタイミングが選べるとベストだ。
ただ、これはあくまでもベストな時期を挙げるなら…ということなので、基本的には「別れたいと思ったタイミングで、別れる準備をしてから別れ話を切り出す」という考え方で間違いとはならない。
相手に配慮する余裕がある場合や、別れ方に拘りたい時は参考にしてみよう。
時期的な問題を解説したところで、より細かく別れ話をするタイミングについて解説する。
別れ話を切り出すタイミングは、デートの後かデートの前か
別れ話を切り出すタイミングで悩むのが、デートの後に切り出すか、デートの前に切り出すかという問題だ。
これは別れ話の内容で判断する必要がある。
もう好きではなくなっていて、相手の彼氏や彼女がどんな反応をしようとも完全に別れることが決まっている状況なら、デートの前に別れ話をする方が良い。どこかに行く予定だったらその予定をナシにして別れ話ができる場所に移動する。
半日デートや1日デートをして、そのデートの終わり際に別れ話を切り出すと相手のショックが大きくなるので、別れるのが確定している時は「デートの前に別れ話を切り出す」のが最適だ。
言い換えると「普通にデートに誘うけど、デートしないで別れ話をする」というイメージになる。
一方、まだ気持ちが残っていて別れるかどうにかに迷っているなら、デートの後に別れ話を切り出す方が別れ話がしやすくなる。
最後のデートで別れるか決断する場合もあるので、その場合は別れ話をデートの後にすることになったとしても、その日に決断できたら別れ話を切り出す。
なぜ、別れるか迷う人はデートの後のタイミングで別れ話をするべきかというと、最後のデートが現状の不満を確認できる機会になったり、冷めたと確信できる機会になったりすることがよくあるからだ。
別れた方がいいかな…と思う状態で、心理的にはっきりしない状況で別れ話をされたら相手も反応に困るので、迷う場合は別れ話をする前の最後のデートで「やっぱり別れたい」と確信した段階で別れ話をするようにしよう。その方が、別れる理由も説明しやすいタイミングとなる。
問題が解決できたら別れないという選択もあると思うので、まだ迷っている内は自分の中で別れ話をするタイミングを模索することも大事だ。
いざ決断したタイミングで切り出す別れ話なら、相手にも伝わる話になる。
いつ別れ話をする?別れ話をする時間帯は夕方から夜がベスト
別れ話をするタイミングは、夕方から夜にかけての時間帯がベストだ。
待ち合わせを朝や昼間にすると長いデートをイメージされるし、明るい時間帯はテンションや雰囲気的にも別れ話が切り出せない雰囲気になる。
最初から「夜少し会えない?」と聞くと短いデートになることが予想できるので、そこで別れ話を切り出すのが一般的なカップルの別れ方になる。
別れ話のタイミングに迷う時は、別れる前の1週間から2週間の中で「別れる雰囲気」を出しておいて、夜ご飯に誘うことで相手に「別れ話をされそう」と思わせてから別れ話をするようにしよう。
別れ話をするタイミングを間違えると揉める原因を作ることになるので、綺麗に別れたい人はぜひ気を遣ってあげてほしい。それがあなたのためにもなる。
別れを告げるタイミングは気まずい雰囲気を作った後
別れ話をするタイミングは、なるべく突然の切り出し方にならないように配慮した方が円満に別れることができるため、別れを告げるタイミングは気まずい雰囲気を作った後だ。
別れ話をするのが苦手な人は、自分が勇気を出せるタイミングで突然別れ話をすることがあるけど、気まずい雰囲気にならないように別れ話をしたら展開が急すぎて相手の感情が振れ過ぎてしまう。
別れ話を切り出した後で余計に気まずい雰囲気になるため、「しばらく無言になる」「相手が笑っても笑い返さない」など、明らかにいつもと違う雰囲気を作った後のタイミングで別れ話をするようにしよう。
別れる雰囲気の作り方については、次の見出しの中でもう少し詳細に後述する。
別れ話の最初の一言で相手が「やっぱり別れ話か…」と思う展開に持っていくのが別れ話でもめないコツなので、突然切り出すのはやめよう。
別れるつもりのデートで別れ話が切り出せなかったら、別れる日のデートはどんな態度を取る?
別れる気持ちが固まっていても、別れ話を切り出すことができなくて、別れるつもりだったのに普通にデートするような状況になることもある。
別れ話を切り出すか迷う場合もそうだし、相手の雰囲気がそういう雰囲気じゃない時もあるだろう。
その場合、別れるつもりのデートでは、そのデートが盛り上がらないように気を付けよう。振るタイミングを模索している時は、「そっけない態度」「冷たい態度」でデートするのが基本だ。(※とは言っても限度はもちろんあるので、いつもより元気がない感じ程度でも良い。相手がいつも違う、少し変だなと思う態度を取る。)
付き合っていた二人が別れようとしているのだから、どういう展開なら相手がそれを予想できるかを考えてみると、別れるまでの流れが分かってくる。
楽しいデートをしたのに別れ話を切り出されたとしたら、相手としても納得いかないし、話し合いたい気持ちが強くなるのは当然だ。別れ話をされても説得できそうな雰囲気を感じることもある。
別れるつもりのデートに誘ったら、その日はすぐに別れ話をできる状況か判断して、無理なら別れ話ができる雰囲気作りをしよう。
最初から別れるつもりでも、会ってすぐに別れ話をされたら「それなら会いたくなかった」と思われて余計にこじれることもあるので、しばらくデートをしてから別れ話をするタイミングを見つけるべきパターンもある。
別れ話をする雰囲気じゃない時は、別れ話をいきなり切り出すより、別れ話をする雰囲気を作る
別れ話を切り出す雰囲気じゃない時は、別れるつもりのデート中に別れ話をする雰囲気を作ってから切り出すようにすると、どんな状況でも最終的に別れ話ができる。
少しずつでも雰囲気を変えることができれば、相手から「どうしたの?」と聞かれたり、「今日ちょっと変だよ?」と言われるので、1回「なんでもない」と否定した後、もう一度聞かれたのをきっかけに別れ話を切り出すと、過度なショックを与えずに別れ話ができる。
デート中の恋人の態度がおかしいと思ったら別れ話をされるかもしれないと発想する人は多いから、事前の準備(別れる前兆に気づかせる)をしてから別れる雰囲気作りをすれば、自分の気持ちを主張するのが苦手な人も別れを切り出せるはずだ。
そもそも別れ話のタイミングはいきなり切り出すより、別れ話をする雰囲気を作ってからの方が多少なりとも相手の心の準備ができる点で「綺麗な別れ方」に近づく。
別れ話をするタイミングを相手にも察知してもらうために事前に準備をしておき、会った時の様子がおかしい態度を見て「別れたいと思ってるのを確信されるような展開」に持っていくと、スムーズに別れ話ができる。
別れるデートでとるべき態度:デート中に別れる前兆に気づかせる方法
別れる前の雰囲気として例を挙げるなら下の「変化」を意識的に作っておくと良い。デート中に別れる前兆に気づかせる方法になる。
別れるデートで振る人がとるべき態度
- 会話を減らす
- 笑わない、笑顔にならない
- 冷たくする
- 優しくしない
- 目を見ない
- 少し緊張してる雰囲気を出す
これらは、明らかに相手が「変だな」と気付く、デート中における「別れる前の前兆」である。
急に別れ話をされた時のショックは本当に大きいから、別れ話をする時は相手の気持ちに寄り添うことが最終的に二人のためになる。
「もしかしたら別れたいって思っているのかな?」ってところまでは雰囲気を作る方が、イメージとのギャップが小さくなって相手の彼女や彼氏のショックが減るし、納得してもらいやすくなる。
逆の状態をイメージすると、ここは納得してもらえるだろう。さっきまで笑ってたのに急に別れ話をされたら、怒る人や泣く人など感情的になる人がたくさんいる。
別れ話をする場所の条件と、別れ話をするのに向いてる場所
別れ話を切り出すと、相手の彼氏や彼女がどんな反応をするかがはっきり分からない。
それまでのカップルの雰囲気や、相手の性格である程度の予想は可能でも、それを過信すると別れ話をした時に失敗する確率が上がる。
したがって、すんなり相手が納得しないことを前提に別れ話の場所を選択すると、別れ話の話し合いみたいなものもうまくいって、きちんと別れることができる。
別れ話を切り出したことで、泣かれることもあれば、すがられることもあり、怒り出すことだって無いわけではない。ここも準備力が大切だ。
では、別れ話をする場所としてお勧めする場所の条件は?と言うと、以下の3つがポイントになる。
別れ話をする場所の条件
- 時間を確保できる場所(短い時間制限がある場所はダメ)
- 誰かが聞いていることを意識しない場所(本音で話せない)
- 声が大きくなっても大丈夫な場所(相手が取り乱すこともあり得る)
別れ話はタイミングを重視するべきとは思うが、どこでも別れ話を切り出して良いわけではない。
せめて最低限の配慮をしないと相手にみじめな思いをさせるばかりか、別れ話で揉めた時は自分もピエロになるし、勇気を出して切り出した別れ話が中断しないといけない状況になることもある。
別れ話をする場所は、「振る彼氏や彼女の家の近く」がおすすめ
別れ話の場所は、なるべく相手の家の近くまで行く方が良い。理由は以下の2つだ。
- 彼女や彼氏の反応次第では、別れ話をした後の帰り道が無性に心配になることがある
- 自分が振る相手がいる場所に出向くことで、最低限の礼儀を果たせる(相手目線で「わざわざ行ったのに振られた」という状況を回避できる)
別れ話をするベストな場所は、相手の家の近くのレストランか、ゆっくり話せる公園だ。
地域の事情が絡むのだけど、いくつかの場所が浮かぶなら検討してみるといい。
これまでの私の経験では、自分が相手の家の近くまで足を運ぶ方が無難な選択だった。
「なんでわざわざ振られるためにここまで来ないといけなかったんだよ」なんて言われないように配慮しておこう。
別れ話の切り出し方
別れ話をするタイミングと場所を押さえた後は、別れ話の切り出し方に移ろう。
別れ話の切り出し方は「これから別れ話をする」と分かる言い方をすることが大事
別れ話の典型的な失敗例は、「これってまさか別れ話じゃないよね?」って相手の彼氏や彼女が思ってしまう別れ話の切り出し方だ。
笑顔になってしまったり、軽い言い方をしてしまうと、せっかく勇気を出して別れ話を切り出したのに、相手がそれに気づかないで流されることがあるし、深い話ができないことになるので、別れる雰囲気を出した言い方をするようにしよう。
気まずい雰囲気が嫌だと思う人でも、むしろそういう雰囲気を作るように努力しないといけない。
別れることを匂わせる言葉が伝えにくい気持ちはよく分かるが、話が半分も伝わらないのであればツッコミが入って笑い話になる可能性すらある。
彼氏や彼女と別れる決断したのなら覚悟を決めよう。最後のデートでは、別れ話を切り出す時に暗く重い話をすることが伝わる言い方をした方が良い。
「別れ話を切り出す言葉」「別れる時の最初のセリフ」の例文と、「最初に言うべきではないセリフ」
別れ話を切り出す時は、下の言葉を参考に応用して考えてみよう。別れ話を切り出す言葉・別れる時の最初のセリフの例文として紹介する。
- 「大事な話があるんだけど…」
- 「ずっと考えていたことがあるんだけど…」
- 「すごく言いにくいことなんだけど…」
これから別れ話をする雰囲気は作りつつ、いきなり本題に入らないのが、別れ話の切り出し方ではコツになる。
別れ話をする時は、最初の一言で相手に構えてもらってから別れたいと言うようにしよう。いきなり別れ話を切り出させると別れ話が荒れるから注意してほしい。下の青枠内の切り出し方はおすすめできない「別れ話の最初に言うべきではないセリフ」だ。
- 「今日は別れ話がしたくて呼んだんだけど…」
- 「今日の私(俺)の態度見て別れるつもりなのもうわかってると思うけど…」
- 「実はこの間から別れたいと思っていて…」
ダイレクトな別れ話の切り出し方は、ショックが大きいので避けるべきだ。デリカシーもない。気まずい雰囲気に負けて半笑いで別れ話をするのも絶対にやめよう。
カップルの交際期間や歴史で少々言い回しは変わってくるが、要は「これから別れ話をします」ということを間接的に伝え、徐々にこれからする話が悪い話であることが相手に伝わるような形で別れ話を切り出すのが基本となる。
別れ話を切り出したら、言い終わるまで一方的にしゃべる
別れ話を切り出した後は、もし彼氏や彼女から話を途中で止められても、考えていた言葉を続ける。
別れ話で何を話すかは別れた後に影響する重要なポイントだ。別れる時に言おうと思ったことはしっかり伝えるようにした方が円満に別れることができるし、別れた後の関係も悪くならない。
もし別れ話を遮られたら、「一回私が話すことを全部聞いて?」「話そうと思って考えたことがあるからまずは聞いてほしい」と言い、別れ話を最後まで聞いてもらうようにしよう。
ただし、「ちょっと待って」「少し落ち着かせて」と言われた時だけは、相手が心の準備をしているので、少し時間をあげるようにする。「分かった」とだけ答えて、無言で相手が準備できるまで待ってあげよう。
でも、「急にどうしたの?」とか「いきなり何?」みたいなその他のツッコミには反応しないのがポイントで、一度別れ話を切り出したら別れ話をする雰囲気が壊れるのを防ぐことも、カップルによっては重要なことだ。
何度も別れ話を切り出すようになると別れることが難しくなるので注意しよう。別れ話を切り出したら、必ず一度で全て話し切るようにする。
【状況別】別れ話を切り出した後の対応方法
別れ話を切り出したときは、相手は何らかの反応をする。代表的なパターンのみになってしまうが、その対応方法をまとめておこう。
自分たちカップルがどういう状況にあるかを事前に振り返っておくとイメージがしやすくなると思う。
別れ話で泣き出す彼女や彼氏の対応方法
別れ話をしたときに泣かれた際は、泣き止むまで無言で待つのが鉄則だ。
恋人を振ったあなたは慰める立場にないし、彼女や彼氏の悲しみは自分が生み出したものだから、別れ話の直後に泣かれたときは基本的にかける言葉は無い。
ごめんと言うくらいならシチュエーション的に仕方ないけど、それ以上の言葉はかけないようにしよう。変に優しさを見せることが、本当に優しい態度なのかはしっかり考えた上で対応するべきだ。
泣きやむまで待とうとしても長引く場合は、状況によってそのまま別れ話を切り出す。
シクシク泣くような感じであればそのままゆっくり相手の状態を見ながら話を進めよう。
最終的に話をし終わらないと別れ話を切り出した意味をなくしてしまうので、時間を置いて相手が話を聞ける状態になったら続きを話す。
別れ話で怒る彼氏や彼女の対応方法
別れ話を切り出したことで相手が怒った場合は、ひたすら低いテンションで謝るしかない。「ごめん」を連発することになっても、相手の言い分を聞いてあげるのは別れる前の最後の務めだ。
別れ話でキレた相手にあなたもキレてしまうとただのケンカになってしまい、また別れ話を切り出す必要に迫られたり、末期的に関係が悪くなったりと、最悪な別れ方に近づく。
別れ話をする時は相手がキレることも想定して、ケンカへ発展させない対応をしよう。とにかく冷静になるのが別れ話を切り出す時のコツで、あなたが振る側なら絶対に感情的になってはいけない。
自分が相手に悪いことをしていることを自覚すれば、何を言われても我慢ができるはずだ。不満や感情を爆発させてあげる方が引きずらない別れ方になるというメリットもあるから、別れ話に文句を言われたら「ストレスの受け手になってあげる」くらいの気持ちが持てるとベストだ。
別れ話を言い合いにしないようにしよう。「最後の会話」だと思うと、「綺麗に別れよう」と思えると思う。
別れ話を察知して「ちょっと待って」など慌てる彼氏や彼女の対応方法
ここは先ほども少し触れたが、事前に別れ話を予想していたか否かを別にして、別れ話を切り出すと相手の彼氏や彼女が慌てることがあるが、その場合は少し待ってから別れ話をするのが円満に別れるコツだ。
別れ話は重要な話なので、混乱している中ではしない方が後々のためにも良い。ちょっと待ってと言われた時は、相手が別れ話をされる覚悟を決めようとしていることがほとんどだから、ちょっとだけ時間をあげよう。
別れ話に相手が取り乱した場合は、一気に話し切りたいと思っても少しだけ待ってあげる。
ただし、別れ話を切り出した後は、別の話はしないこと。お互い無言になって心の準備ができるのを待つ。
先程も触れているように、別れ話をする時は相手の「ツッコミ」に反応してはいけないので、無言で時間だけをおくイメージを持っておこう。数十秒が何分にも感じられ、はっきりと気まずい雰囲気になるけど、それが彼女や彼氏との別れ話だ。こんな展開になる可能性を想像しておき、適切に対処できると良い。
別れ話を切り出された相手は聞きたいことも多く出てくるが、そのまま別の話になるような感じにはならないようにしよう。あくまで「ちょっと待つ」程度のニュアンスで良い。
最大で3分くらい経ったら、相手が何も言わないでもあなたが話そうと思ってた話をしよう。その時点でも「まだ待って」と言われたとしても、既に十分に時間をあげているので、別れ話をする。
待ってと言う男性や女性はそのまま別れ話を聞きたくない心理になることもあるので、「少し時間をあげること」に関しては最低限の礼儀とイメージし、時間をあげても話を聞こうとしない人に対しては「ちゃんと聞いてほしい」と諭して別れ話を聞くように促そう。
別れ話をした後の帰り方(別れ話が終わった後の去り方)
別れ話をした後は「帰り方」とか「去り方」を気にする人がいるが、別れ話をしたら相手が「分かった」と言った時点から帰ることを検討するのが「別れ話をした後にもめないコツ」だ。
相手が納得してないのに別れ話中に帰ると後からめんどくさい
一方的に別れ話をした後、相手が納得する前に席を立つと、その後に連絡がきたり、周りにひどい言い方をしたりして、あなたへの悪影響が強い。
冷めた相手に別れ話をしたらすぐに帰りたい気持ちになる人もいるけど、相手が話したいことがあるなら聞いてあげて、「分かった」と言ってくれるまでは帰らないようにしよう。
言いたいことを言わさせてあげたらすっきりする場合もある。
話が終わってないのに帰ると、その態度に怒る人が多いので注意してほしい。
別れ話に納得してくれたら「最後の言葉」は簡単な言葉で良いから、今まで仲良くしてくれたことに感謝の気持ちを伝える
別れ話をした後、相手が納得してくれたら、最後の言葉は「今まで付き合ってくれてありがとう、楽しかった」と簡単な感謝の言葉がおすすめだ。
あくまでも簡潔に今までのことにお礼を言うことを意識すれば、最後の言葉の雰囲気も出て、「それじゃ…」と帰りやすくなる。簡単な感謝の言葉を言うと、終わり方が良いイメージを持ってくれる効果もある。
別れ話を切り出す時は文句を言いたくなったり、不満をぶつけたくなる人もいるけれど、そういった気持ちを清算する行動が「別れ話を切り出す」ことなので、けんか別れみたいになりたくないなら別れ話がどんな展開になろうとも、最後の言葉はやはり感謝の言葉がふさわしい。
あなたの気持ちに沿って、今までのことに感謝の気持ちを伝えよう。
別れ話を切り出した後、帰り道が一緒の場合は「ちょっと寄るところがある」と言って一緒に帰るのは避ける
別れ話を切り出した後、もし帰り道が一緒だった場合は一緒に帰らないこともポイントだ。
別れ話をした後で長く話すとめんどくさい展開になることが多いので、別々に帰る方がいい。
少しあからさまな嘘のように思うかもしれないけど、「ちょっと寄るところがあるから、先帰るね」といった感じで断って、話すべきことを話して聞くべきことを聞いたら、別々に帰るようにしよう。
別れ話が終わった後に話すと、振る方はすっきりしていることもあって、笑い話をしたり、今までの思い出話をしてしまうことがあり、相手の未練が残る可能性を高めてしまう。
食事やご飯に誘って別れ話をする人のポイント:別れ話をするのはご飯の後?食事に誘ったらいつ別れ話を切り出す?
最後に、別れ話をする場所で最も選ばれやすい「レストランや居酒屋やバー」の別れ話の仕方についてポイントを解説する。
別れ話をするために食事に誘う、ご飯に誘うと言う人は、よく理解してから別れ話をしよう。
別れ話をする食事に誘う方法
別れ話をするつもりで「食事に誘う・ご飯に誘う」際は、相手からの誘いを何度か断った後が最も雰囲気作りしやすい。
何度か相手の誘いを断ることで気まずい雰囲気を作ってから「ちょっと時間作れる?〇日か○日ご飯行けないかな」と誘うと、別れ話を匂わせることができる。
別れたいと思う気持ちが強い場合でも、なるべく1回は相手の誘いを断った後に自分から誘って別れ話をしよう。別れ話をする時の冷却期間とまでは言わないが、前段階はあるに越したことはない。
相手に「別れるつもりだったから断られてたんだ」と思わせることができると、相手から別れたいのか聞いてきたり、最近会ってくれなかったことに言及してくるので、別れ話を切り出す雰囲気が作りやすい。
普通のご飯だと思っていた場合に関しても、相手の誘いを断っていたら別れ話を切り出した時にすんなり話の趣旨が理解できるので、別れる時のご飯の誘いは1週間から2週間会わない期間を作った後で行うのをおすすめする。
もしその期間に気まずい雰囲気にならなかったら、普通の誘い方をして当日会った瞬間から気まずい雰囲気を出して別れ話を切り出すが、別れる前段階を作っておけば緊張感を出した時に一気に察してくれるので、別れ話がスムーズにできる。
一方で、色々と事情があって急に別れる決心をした場合は、はっきり別れるために唐突な誘い方をしてしまっても仕方ない。
ベストな選択ではないが、腐れ縁のようになってしまってる場合や、何度も別れるか別れないか悩んで決心できなかった場合は、自分の気持ちを優先した方が結果的にあなたが幸せになれる。別れるご飯に誘えるタイミングで誘うようにしよう。
別れる準備ができなった場合に関しては、「ちょっと話したいことがあるから」とご飯に誘い、「普通のご飯じゃないかもしれない」と思わる誘い方をするのがコツだ。
相手が別れ話をされることを全然イメージできない状況で別れるご飯に誘うなら、「大事な話がある」「明日聞いてほしい話がある」など別れるつもりなのを匂わせて、何か質問が来ても「明日話すから」と言い、相手に心の準備をさせよう。
急だし強制的な方法となるが、本当に突然の別れ話をするより良い方法となる。
相手から食事に誘ってきた時に別れ話をしても良いのか
彼氏や彼女からご飯に誘われた時に別れ話をすることもあると思うが、別れ話ができる雰囲気があるならナシではない。
この記事で想定しているのは、「全く別れると思っていない彼氏や彼女」から「別れるかもしれないと思っている彼氏や彼女」までなので、雰囲気的にお互いがカップルの終わりを感じる空気があるなら、「別れ話をする時はどっちが誘うか」という点は考慮しないで良い。
それこそ、男性から誘うのでも、女性から誘うのでもどっちでも良いので、カップル2人で別れる可能性を感じている時はあまり形に拘らないようにしよう。
少し黙った後で、言いにくいこと言うイメージを持って別れ話を切り出せば、すんなり別れられるはずだ。
食事中の別れ話はいつ切り出すか
食事中に別れ話を切り出すタイミングは、「食べ終わる頃(もしくは食べ終わった後)」がベストなタイミングである。
がっつりご飯を食べる予定なら、一通り食事が済むまでは別れ話をしない方がいい。ゆっくりお酒を飲むような食事に誘ってる場合は、2杯目を頼んでそれが到着したタイミングあたりがおすすめだ。
時間を置くことで、言いにくい話をしようとしていることが伝わり、「軽い気持ちで別れ話をしようとしてない」と印象付けることができる。会ってすぐ別れ話をされたら「自分の気持ちを一方的に伝えてきた」という印象だが、時間を置くことで「言いにくかったんだろうな」「私(俺)の気持ちを考えてくれてたのかな」と思わせることができる。
食べ始めてから少し落ち着いたタイミングで別れ話を切り出す人もいるのだが、別れることが決まってからの時間はなるべく短くする方がお互いに取って良いので、経験上は食べている最中や注文前じゃない方が良かった。
ご飯を食べてる時に相手が「何この雰囲気…」と思い、食事後に別れ話を切り出した際に話がストレートに進む。
ただし、「話がある」と伝えている場合は席に着いた直後から「話って何?」と聞かれてしまうことがある。
その場合は「食べてからゆっくり話したい」と言って、雰囲気はあくまで暗いままに別れ話をする雰囲気つくりを行っていく。(「話したいことがあるなら気になってご飯なんて食べられないよ」と言われたら、そのタイミングで別れ話を切り出すしかない)
別れる前の食事ははっきり言って気まずい雰囲気になってしまうのだが、別れ話を切り出すときはその気まずさが必要だ。別れる時は仕方ないと思って、最後の時間を過ごそう。
別れ話をする食事の場所は、ゆったりした席のお店を選ぶ
別れ話をする食事の場所は、他の人の視線や耳を気にしないで良いように、ゆったりした席の店を選ぼう。
実はレストランでする別れ話は「他人の目を気にして、相手がモラルを守ろうとする心理が働く」という特徴があるため、もめにくい別れ方ができるメリットがある。
「ここじゃ話せない」と言われても、「今日で最後にするって決めたから」と答えて、別れ話を中断されるのを防止すれば、話し合いそのものは荒れない確率が高い。
別れ話をした食事が終わったら、店を出てすぐに別れる
レストランや居酒屋で別れ話をするメリットは、「別れ話の時間が1時間から長い場合でも2時間以内に終わる」点にある。別れ話をしたご飯が終わったら、店を出た後すぐに別れるようにしよう。
通常の別れ方では、別れ話にかかる時間は短い場合で数分、長い場合でも1時間くらいだ。ここは付き合った期間と恋人の性格によるから幅が広くなっている。1年付き合った彼氏や彼女と別れる時は数時間別れ話をすることもある。
でも、別れ話を長引かせないコツは、一度の別れ話で終わることなので、場所を変えて別れ話を続けるような展開にしてはいけない。だらだら別れ話をするのは良いことがない。
別れたい人と別れたくない人の話し合いはずっと平行線なので、ウダウダと言われたら「何時間話してても気持ちは変わらないから」と冷静に伝え、相手に納得してもらうようにしよう。
それでもすがられたら「最後は綺麗に別れたい。今までの思い出は大切にしたいから揉めたくない」という趣旨で気持ちを語り、相手の愛情に訴えかける。「嫌な思い出にしたくない」「別れる時に揉めて今までのことも否定したくない」などの言葉も、すがる相手の気持ちに響く可能性がある。
食事や飲みで別れ話をするつもりの人は、以上の点に注意して別れ話をしよう。
まとめ
今回は、別れ話の切り出し方について、タイミング・場所・方法を徹底解説した。
最後は、食事・ご飯に誘って別れ話をする人向けにポイントを解説しているので、該当する場合は参考にしてみてほしい。
別れ話を切る出す時は、自分のことだけでなく、相手のことも考えてあげると、二人に取っての良い別れ方になる。
好きじゃなくなった相手と付き合っていくのは相手だって辛いことで、気持ちがなくなったなら別れるべきだと多くの人が常識的に思っているので、変な別れ方をしないでショックを減らす少しの工夫をすれば、お互いに納得できる別れ方ができるはずだ。
しかし、別れ話を切り出す際は優しさをはき違えると余計に相手を傷つける別れ方になってしまう点には十分に注意しよう。
きっぱりとした別れ話をすることは、相手を気遣うよりも重要な時がある。
彼氏や彼女と別れることを考えた時に、思いやりはどの方向で求められているのかを考えよう。相手がまだあなたを好きであるなら、その判断は重要な意味を持つ。
いずれにしても、別れ話をしようとするならあなた自身も相当に傷ついている状況だ。優しさを振り分ける先が恋人ではなく、「自分」であったとしても現実的な話では仕方ない部分もある。余裕がない人は後悔しないようによく考えて結論を出すようにしよう。
別れる時の言い訳については、下の記事を読んで「余計に傷つける別れ方をしない」ように注意してほしい。
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