「恋の季節」と聞くと、あなたはいつをイメージするだろう?
恋愛に関するイメージは人によって大きく変わるため、恋の季節も人によって様々なイメージがある。
中には、1年中恋愛の季節だという人もいるのだが、実際「好きな人ができる季節」や「恋がしたくなる季節」、「恋人ができやすい季節」は一体いつなのか、この記事で解説していきたい。
恋がしたくなる季節はいつ?
小学館が154人を対象に行った調査によれば、恋がしたくなる季節は、圧倒的大差をつけて “冬” がトップだった。
- 冬に恋がしたくなる人の割合=61%
- 春に恋がしたくなる人の割合=18%
- 夏に恋がしたくなる人の割合=14%
- 秋に恋がしたくなる人の割合=7%
みんなが恋をしたくなる季節(彼氏がほしくなる季節・彼女がほしくなる季節)は、冬になっていて、改めて “恋愛は寒い季節に向かって盛り上がる” ことが証明された形になった。
では、なぜ恋の季節は冬なのだろう?
恋愛したくなる季節が冬である理由を解説する。
なぜ恋の季節は冬なの?冬が恋したくなる季節である理由
冬が恋の季節である理由は、主に4つある。恋人ができやすい時期を知りたいなら、ぜひここに注目してほしい。
寒い季節は人肌恋しい気持ちになるから、恋の季節はやっぱり冬
心理学の世界では、「人は気候や気温によって本能的心理変化が起きる」ことが分かっていて、寒い季節(冬)になれば身を寄せ合おうとする心理が働くことも分かっている。
これはまさに恋愛したい気持ちにストレートに影響する部分であり、彼氏がほしい季節・彼女がほしい季節だと言える最大の理由だ。
季節要因として、冬は恋愛を求める心理変化を与える。普段は「別に恋愛に興味がない」と言っている人でも、寒くなると心理学的には変化が起きやすいので、好きな人がいる人は勝負の季節になる。
冬はクリスマスとバレンタインがあるから「恋愛の季節」
恋愛はイベント事と相性が良い。冬は1年の中でも誕生日以外のメインイベントと言える「クリスマス」があり、「年越し」があって、「バレンタイン」まであって色々な恋が様々な展開を見せる季節だ。
特にクリスマスに関しては「一人で過ごしたくない」とか「くりぼっちは恥ずかしい」なんて気持ちを持つ人も多くて、冬になるとやっぱりクリスマスを意識する人がたくさん出てくる。
イベント事があると、仲良くなった異性を恋愛の方向に意識しやすくなるし、恋愛を進める勇気も勢い的にでやすくなるため、1年の中で最も「恋愛イベント」がある冬は恋の季節だと言える。
冬は長期休みがあってスノボーやスキーなど「仲間内の旅行」が増えるから、恋愛が進むきっかけがある
冬は、学生はもちろん社会人も長期休みを取るから、仲間内の旅行が増える傾向がある。
これがグループ内恋愛を大きく後押しする理由になっていて、一気に距離を縮めるカップルがたくさん出てきて、まさに「彼氏ができる季節・彼女ができる季節」になっている。
特に冬に関しては、スノボーやスキーなどのウインタースポーツが旅行に行く理由になるし、寒い季節は温泉旅行も良い口実になる。大学生のサークルでは人肌恋しい季節に行われる冬合宿がたくさんのカップルを生んでいる現実を本当にものすごい数見てきた。
ふだんの飲み会やみんなで遊びに行くだけじゃ縮まらない距離感が「旅行や合宿」で縮まるのは、まさに恋愛で大事とされている “非日常感” があるから。テンションも上がるし、泊り前提の夜はドキドキするものだ。
もしグループ内恋愛をしているなら、多少強引であっても好きな人を巻き込んでみんなで旅行に行ってみると、今までの雰囲気が変わるかもしれない。
冬は恋愛と相性が良い「夜の時間が長い」のが恋人ができやすい季節である理由
恋愛は最も感情的な営みだけど、人は昼間より夜の方が感情的になるため、夜間の時間が長い冬は、恋愛と相性が良い。
ここも心理学的に証明されていて、暗いと不安や心配の感情が高まることから、人が人を求める状態になるから、冬は新しい恋の季節になるのだ。
実際、冬のデートは午後に待ち合わせしてもすぐに夜になるし、ロマンティックなデートができるイメージがあると思うけど、夜が長い分お互いに感情が動きやすいことも関係している。
もちろん、クリスマスなどの関係からイルミネーションが綺麗なのも冬デートの魅力だ。
半数以上の人が恋の季節は冬だと言っているワケは、この4つのポイントで解説可能なのである。
ただし、恋愛の季節は冬だけじゃない。その他の季節が恋の季節だと思う人の理由に迫っていこう。
春が恋の季節だと思う理由:春は恋がしたくなる季節?
春が恋の季節だと思う理由は主に3つのポイントがある。恋がしたくなる季節として春を挙げる人はどんな理由でそう言うのだろう?
春は出会いの季節!好きな人ができる季節は「春」が多い
恋愛で言うところの「春」は、「出会いの季節」というのが一番当てはまる季節だ。下の記事でも詳しく解説している通り、恋愛は出会いがあってのものだから、春が恋愛の季節だという思う人は、春の出会いに大きな期待がある。
そういう意味では、最も好きな人ができる季節は、春なのかもしれない。すぐに好きにならなくても、気になる人や意識する人の出会いはやっぱり春が多いだろう。
春は別れの季節だから、恋愛の答え合わせが行われる季節
春は出会いの季節だけど、別れの季節でもある。別れの季節では、それまで温めてきた恋愛の答え合わせをする気持ち(告白したい気持ち)を高め、実際に「卒業や転勤」などに向けてたくさんの恋愛が動き出す季節だ。
昔より減ったけど、別れが決まっている卒業を期に、一か八かの告白に踏み切る人も多くいる。「もう会えない」という気持ちと、「もう会わなくなる」という気持ちの両方が、「積極的に恋愛する気持ち」を高めるのだ。
今までいた場所を離れる時は寂しい気持ちや不安な気持ちも持つので、春は「出会いと別れの季節」であることが恋の季節だと言われる理由になっている。
寒い季節がやっと終わって気分やテンションが上がるのが春
春は寒い季節から暖かい季節に変わることでポジティブな気持ちの変化が起きる季節である。日本人が大好きな桜が咲き、「春になると気分やテンションが上がる」という人がたくさんいる。
この “気分やテンション” は恋愛する上で本当に重要な意味を持っていて、最も感情的な営みである恋愛に頑張るには気分が上がってることが条件だ。寒い季節から春になって暖かい季節になると、このポジティブな心理変化が起きるので、自分から好きな人にアプローチするタイプの人が「恋の季節は春」だとイメージしている。
実際、冬から春になると寒いのが苦手で冬に引き混りがちな人も「出かけたくなる」「友達と遊びたくなる」という人が増えるため、恋愛に絡む「出会い」「異性と仲良くなる」ということが起こりやすくなっている。
夏が恋の季節だと思う理由:夏が恋したくなる季節だという人の理由とは?
夏が恋の季節だという人の理由は主に3つポイントがある。
恋したくなる季節を夏だという人はどんなところに恋愛との相性の良さを感じているのだろう。
春の出会いが夏に実るから、夏は恋愛の季節
一般的に片思いは出会ってから3ヶ月が勝負になる(※好きになった人と友達になるリスクが高まるから)けど、春に出会った人で考えれば夏がちょうど3ヶ月後になるため、「付き合う季節が夏」だという人が多くなっている。
暖かい季節は先ほども触れた通り、告白する勇気を持つだけのテンションの高さもあるため、コミュニケーションによって好きな人との関係を温めてきた人は夏に告白して付き合うことになっている。
夏は好きな人をデートに誘いやすい季節!恋愛と相性が良い「花火」「お祭り」などのイベントがたくさんある
夏と言えば、夏休みを始めにイメージする人がきっと多いはず。職場や学校で会っていた人と、初めて外でデートするカップルも多く、きっかけ的にもタイミング的にも良い時期だ。
特に夏は、野外で楽しむイベントが盛りだくさんで、色々な恋愛が新たな展開を見せる。花火に夏祭り、海やプールに行ったり、長期の休みだから旅行も多い。いずれも、好きな人と仲良くなるきっかけになるイベントだ。事実、恋愛の世界では「ひと夏の恋」という言葉までできていて、他の季節にない急展開な恋愛が多いのが特徴になっている。
夏は4つの季節の中で一番、理由をつけてデートに誘いやすい季節だし、実際にグループで遊ぶことも多い。バーベキューなども人気で、夏の「夜に遊ぶことが多い」という特徴も恋愛と相性が良い。
夏は、暑いけど開放的な気分になる季節だから、色々な話をしながらイベントの話題に持ち込んで、暇な日を合わせて遊びにいく人が多い。ふらっと行ける春の花見も誘いやすいイメージがあるけど、案外時期が短いことを考えると、夏にある様々なイベントデートは恋の進展が期待できるイメージを持っている人がたくさんいる。
積極的にアプローチできない人にとっては、普段会える人と会えなくなってしまうこともあってヤキモキするけど、楽しいイベントに好きな人と一緒に出掛けることを想像することは多いのではないだろうか。
誘うつもりが無くても話の流れで遊ぶことが決まったりするから、そういう人はせめてイベントの話題を振ってみると良いかもしれない。
夏は微妙な人からの告白をOKしやすい「開放的な気分」になるのが、彼氏ができる季節・彼女ができる季節だと言われる理由
先ほども触れたけど、「ひと夏の恋」に象徴される通り、夏は火遊び的な恋愛も多い季節だ。夏の解放感が恋愛を後押ししている面があって、微妙な人からの告白をOKしやすい季節だと言える。
告白する勇気を持ちやすい季節であることと、それをOKしやすい季節であることの両面で夏は「彼氏ができやすい季節・彼女ができやすい季節」だと言われている。
ただし、この点は「夏は遊びの恋愛が多い」ことも示唆している。恋愛経験が少ない人は勢いをつける要因にしてほしいけど、恋愛経験豊富な人は一時の気の迷いみたいな恋愛に注意しよう。
お互いの気持ちがそれで良ければ問題ないけど、真剣な恋をしたいなら「ひと夏の恋」で相手がアプローチしているかを考えないといけないかもしれない。
夏に付き合った人にキープされたり、適当な扱いを受ける女子がそれなりの割合で発生するので、今までの人生で色々あった人は良い恋愛をしたいという理由で夏の恋愛を避ける人までいる。
秋は恋の季節じゃない?なぜ1年の中で秋が恋愛の季節じゃないという人が最も多いのか
秋は恋の季節だと答えた人が最も少ない季節で、秋に恋愛したくなるという人は1年の中で最も少ない。
では、なぜ秋は恋の季節ではないのだろう?
理由を3つ挙げる。
夏バテが恋愛したい気持ちを削ぐ?やっと過ごしやすい季節になる「秋」は友達と遊ぶ季節になりやすい
最近は夏が長い傾向があって、しかも酷暑が続くので、秋は夏バテからの回復を図る季節になりやすい。これが恋愛したい気持ちを削いでいて、気分的にもトーンダウンすることから1年の中で最も恋愛との相性が悪い季節だ。
さらに、秋は “食欲の秋” とも言われていて、友達に交際費が消えやすい季節でもある。秋に食べてしまって「太る」という理由から恋愛できない季節だという人もいるので、複数の理由で恋人ができにくい季節になっている。
暑い季節から過ごしやすい季節に変わるけど、それが恋愛したい気持ちに作用しないのが「秋は恋の季節じゃない理由」だ。
付き合うかどうかまで行く人とは「夏」までに答えが出るから、「秋」は恋愛の季節ではない
秋は出会いがない季節で、誰かと付き合うとしたらそれまで出会った人だけど、好きな人ができたのなら夏までに答えが出る。
春に出会った人と夏に距離が近づくと、告白のタイミング的に秋は選ばれやすそうだけど、実際は夏の勢いのまま秋に入るまでに告白してしまうことが多い。押していた夏を過ぎて、秋に一旦引いてしまうこともあるだろう。
秋は出会いも別れもイメージがないから感情の変化も起きにくいので、恋愛的に新たな展開が見込みづらい季節だ。
秋に付き合い始めるカップルが少ないから、恋愛の雰囲気が漂わない
秋は周りに付き合い始めるカップルが少ないため、自分のコミュニティー内にも恋愛したい雰囲気が高まらない季節だ。
浮いた話が多い季節は友達からの恋愛相談やのろけ話で自分の感情も恋愛に向きやすいが、秋は友達の恋愛も落ち着いていて、時期的は充電期間になってしまっている。
特にイベント関係も少ないし、最も恋愛と相性が悪い季節はやはり秋なのだろう。
恋がしたくなる季節は、あなたの恋愛観や恋愛の仕方によって少し違いがある
最後に、恋の季節に「冬が推される理由」を少し広い観点から解説する。
実は、昭和の頃は、恋の季節は春か夏だったのだ。これが奥手な人や恋愛に消極的な人が増えたため、恋の季節が冬に変わってきた。
アクティブに恋愛する人は、春から夏に恋愛することが多い
積極的に恋愛する人や、アクティブに恋愛する人は、気分が高揚する春から夏にかけて恋をする。冬の寂しさが恋愛したい気持ちに関係しないわけじゃないが、活動的な人は春に出会った人と夏にかけて恋愛している状況だ。
肉食男子は昭和の頃にたくさんいたけど、今は草食男子が全体の半分を超える時代。気分が高揚する季節は、好きな人ができる季節というより、意識する人ができる季節・気になる人ができる季節として春と夏がイメージされるようになってきた。
奥手な人や恋愛経験が少ない人は、冬が恋したくなる季節
一方、奥手な人や恋愛経験が少ない人は冬に恋したくなる。特に恋愛に興味がないと思っていても、冬の寂しさや人恋しさが作用して「恋がしたくなる」という気持ちに繋がるからだ。
恋愛に消極的なあなたは、好きになる人にもその傾向がある(パリピを好きにならない)と思うから、ぜひ冬から春にかけての恋愛に頑張ろう。冬は、好きな人の気持ちも恋したい季節になっている。
冬は彼氏がほしくなる季節・彼女がほしくなる季節だから、春の出会いからアプローチを受けることに期待して空振りするより、自分からアプローチして恋人ができる人になってほしい。
まとめ
今回は、「恋の季節はいつ?」をテーマに、春・夏・秋・冬を恋愛的な観点で解説した。
恋の季節は冬をイメージする人が圧倒的に多い状況だが、あなたの恋したくなる季節はいつだっただろう?
恋愛には色々な要素が絡むため、季節要因は1つの要素に過ぎないが、恋の季節が冬だと言える理由は根拠を示すことができ、逆に秋が恋の季節ではない理由も論理的な説明が可能だ。
もし恋した方が良い季節に恋愛したいと思うなら、冬に頑張ってみよう。あなたが意識する人や気になる人も心理的に恋愛したくなっている可能性がある。
なかなか苦手な恋愛と向き合えないという人は、下の記事を読むと「そろそろ本気にならないと手遅れになる」ということが実感できるかもしれない。
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