好きな人に告白できない人は、男性・女性問わず実はかなり多いことがデータ上ではっきり分かっている。
それにもかかわらず、告白できない男性や女性は、彼女ができない・彼氏ができない傾向が強く、恋愛が上手くいってない状況が顕著に見受けられる。
下の記事で、人生で告白した人数の平均を条件別に算出している部分があるのだが、こちらのデータでは告白できない人は恋人ができないことが証明された。
“付き合う” ことが告白した後に両想いの確認ができた時なのだから「告白できない人」や「告白しなかった人」が好きな人と付き合えないのは当然の結果である。
でも、好きな人に好きだと伝えることの重要性は理解しつつも行動に移せない人は、たとえ本当は両思いだったとしても付き合うことができず、答えを出さない恋愛に後悔することが多いのは大きな問題点だ。
特に「本気で好きな人には告白できない」という恋愛傾向を持つと、恋愛するたびに後悔するのを繰り返してしまい、恋愛そのものに臆病になる人も多い。
そこで今回は、好きな人に告白できない人へ、後悔する前に考えたいことをまとめながら、「どうしたら告白できるようになるのか」を解説していきたい。
告白できない人から告白できる人に変わるためには、どんな考え方をして、どんなことを変えれば良いか、たくさんのヒントを取り上げていくのでぜひ参考にしてみてほしい。
- 告白できない人の割合と、告白できない人の恋愛事情
- 告白できない人は、きちんとしたアプローチができないから告白に至る恋愛ができてない
- 告白できない理由は振られるのが怖いから。でも、付き合う前に「絶対に成功する告白」だと分かることはない
- 告白できない人は告白しないメリットに注目するが、告白できる人は告白しないデメリットに注目する
- 告白できない人は好きな人から中途半端な気持ちだと誤解される!最終的に告白しない人は本気じゃなかったと思われる
- 告白できない男は情けないと思われる!どんなに好きな人のことを想って告白しない選択をしていても、好きな人から見たあなたは「情けない男」かもしれない
- 告白できない人から告白できる人に変わるには、告白の結果よりも、伝えたい想いを意識すること
- 社内恋愛や職場恋愛だから告白できない人の恋愛の仕方
- まとめ
告白できない人の割合と、告白できない人の恋愛事情
最初に「告白できない人はどのくらいいるのか」「告白できないことが恋愛にどのくらい不利を与えるのか」という点を押さえておこう。
告白できない人の割合を知りたいという人向けの情報だが、それ以上に知ってほしいのは「告白できる人と告白できない人の恋愛格差」だ。どういうことか解説する。
告白できない男性や女性は、彼女ができない・彼氏ができない傾向が圧倒的に高い
リクルートブライダル総研の調査結果によれば、実は付き合ったことがない男性はそれまでの生涯の中で平均0.33人の女性にしか告白したことがないというデータが出ている。
つまり、誰とも付き合ったことがない恋愛経験なしの男性の内、「誰かに告白できたことがある人の割合」は、わずか3割強だったのだ。
あくまでも単純計算だが、交際経験がない男性の7割弱は、今までの人生で一度も告白できない男性だったのである。
一方、同調査によると、「現在彼女がいる男性」がそれまでの生涯で告白した女性の人数は2.67人、「今は彼女がいないけど付き合った経験がある男性」が生涯で告白した女性の人数は2.32人と、告白できる人と告白できない人の恋愛事情は本当に大きく違いが出ている。
これまでの生涯で男性が告白した人数
- 彼女がいる男性=2.67人
- 今は彼女がいないけど、付き合った経験がある男性=2.32人
- 付き合ったことがない(恋愛経験なし)男性=0.33人
この調査結果は、告白できないのが「どれだけ恋愛で幸せになることを妨げているか」「どれだけ好きな人と付き合えない理由になっているか」が分かるデータである。
ちなみに、女性の方は以下の内容になっている。男女の恋愛の場合、役割的に告白するのが男性であることが多いため男性ほどではないが、告白できない女性も恋愛で大きな不利を受けていることが分かる。
これまでの生涯で女性が告白した人数
- 彼氏がいる女性=1.22人
- 彼氏はいないけど、付き合ったことはある女性=1.05人
- 付き合ったことがない(恋愛経験なし)女性=0.37人
女性は、待ち主体の恋愛をする人でも幸せを掴んでいる状況だが、告白できない人の恋愛事情が悪いのは共通している。
こちらについての詳細は冒頭で紹介した『付き合ったことない男性は20代で3割以上?年代別・男女別の「付き合ったことない人の割合」』で解説しているので、気になる人は読んでみよう。
以上のことから、告白できない人が告白できる人になることで、恋愛事情は確実に変わると断言できる。
しかし、告白できない人はなぜ告白できないのだろう?
好きな人と付き合うためには告白しないといけないが、それが分かっていても告白できない人は、多くの場合で次のことが問題になっている。
告白できない人は、きちんとしたアプローチができないから告白に至る恋愛ができてない
告白できない人は、そもそもしっかりしたアプローチができないことが理由になっているケースが多い。
同じ職場の女性を好きになった男性でも、「デートなしで告白する男性」は非常に少数派で、個人的な付き合いがないなら告白する勇気が出ないことも何となくイメージできると思う。
そんな関係じゃないのに告白するのは確かに “痛い人” だと思われるし、結果も見えている。
告白できる人はアプローチすることで付き合うまでの順序を進める:告白する勇気が出るのは、好きな人に頑張るから
いい感じに持って行った段階で「付き合いたいから告白する」のだとすれば、現実的に “告白の意味” は恋愛の合否判定にも似ていて、それまでの努力である「アプローチ」があってこそ成立する部分がある。
つまり、告白できない人は、その前段階である好きな人へのアプローチが中途半端になってしまう(又は、本格的なアプローチができない)から、告白できない面があるのだ。
告白できる人は、アプローチによって好きな人と付き合うに至るまで恋愛の順序を進めるから、最後の一歩を進める「告白をする状況」が作れる。
好きな人に話しかけることができない、好きな人を食事やデートに誘えないのであれば告白以前の問題となっていて、そんな人が順序をすっ飛ばして無理やり告白しても振られるだけだ。
高校生まではこんな恋愛でも成功するケースがあるが、大学生以降、特に社会人は、告白が成功する流れを作れないと、告白後の人間関係なども悩みの種になって、結局告白できない状態となってしまう。
告白できない人から告白できる人になるには、しっかりしたアプローチができないと難しい。
告白する人の心理は、アプローチ中に変わっていく:告白できる人は、好きな人に頑張る中でモチベーションと自信を深める
告白する人の心理は、好きな人にアプローチする中でどんどんモテベーションと自信を深めて告白に至る。
アプローチすることで好きな人との関係性が深まる面も大きいが、それ以上に「告白したい」という気持ちが高まるのは、それだけ好きな人に頑張ったからなのだ。
ここは社会人の資格試験をイメージすると分かりやすい。社会人の資格試験は申し込みをして試験料を払ったのに実際の試験当日の出席率が学生より低いのだが、その理由は「勉強不足」だと言われている。つまり、ちゃんと勉強してその試験に合格する可能性がある人は出席して、勉強不足で落ちる可能性しかない人は試験に行くモチベーションさえ湧かず、欠席する傾向があるということ。
恋愛では、資格試験のように「ダメでも不合格になるだけ」ではなく、「好きな人と気まずくなる」「万が一周囲に振られたことがバレたら恥ずかしい」などデメリットが大きいため、アプローチすることで告白したい気持ちを高めないと、「告白しないと付き合える可能性がない」と自分を追いこんだところで告白できない。
告白するモチベージョンや自信は、告白するまでの好きな人へのアプローチ中に高まっていくから、アプローチできない人はゼロからの告白にずっと躊躇してしまうのである。
告白するかしないかの判断は、二人の関係性だけでなく、自身の努力がきっかけになって変わっていくから、好きな人の気持ちを聞きたくなるくらいアプローチに頑張らないと、告白のデメリットを理屈で考えてしまって告白できない。
もちろん、アプローチ中にたくさんの脈ありサインがあったり、相手から好意が返ってきたりすることも告白の勇気に繋がるけど、告白できる人の心理は「この恋愛の結果を知りたい」という気持ちも関係するため、好きな人にアプローチできないと厳しいのである。
実質的に、告白しても振られることが分かっているとしたら、告白しないのが正しい判断だ。絶対に振られるなら告白しない方が良いのだから、やはりアプローチできなければ「告白する告白しない以前の問題」である。
好きな人に行動できてないと脈なしサインを受け取らない分、「もしかしたら…」と思う気持ちも持つけれど、好きな人との間に距離があれば「告白すれば付き合える」という気持ちが大きくならないため、まともな判断力を持ってる人は告白できない状態に悩むだけとなる。
「遠くからずっと見ていました。好きです!」って告白の成功率があまりに低いのは想像に難くないが、遠くから見ているだけの恋ではそもそも告白したいと思うほど気持ちが盛り上がらないのである。
今まで告白できなかった男性や女性は、1つ1つの恋愛に後悔する前に「諦めるまでにしっかりアプローチできていたか」を考えてみよう。
好きな人を振り向かせるための努力ができていないのであれば、振られる可能性が高い告白に躊躇するのは当然だ。
アプローチができてないと、告白したいと思う気持ちが育っていかない。
告白できない人は、本気でアプローチに頑張るところから告白できる人を目指そう
好きな人ができたら口説き文句を並べるだけがアプローチではないから、告白できない人は間接的にでもいいので、好きな人に何か行動を起こすことが本当に大事だ。
好きな人に対して、自分ができることをしていけば、「付き合うかどうか」まで恋愛を進められるだけでなく、自分自身の心理的な変化も起きて告白への道が拓ける。
きちんとしたアプローチをしないでいれば、片思いの気持ちが告白するまでには発展していかない。「好きだ」と伝えるまでの関係性が作れないのも大きい。その状態では自分の気持ち的にも、相手の印象的にも、好きな人に告白できないのが当たり前となってしまう。
告白は、好きな人と親密な関係を作って、最後に「このまま付き合うか、友達でいるのか」の答え合わせを行う意味で行う面があるので、告白できない人は告白できる関係性を作ることに本気で頑張ってみよう。
これから述べていくことはアプローチを行った人向けなので、好きな人ができてもアプローチすることができない人は、下の記事を読んでみてほしい。
- 好きな人ができたらどうしたらいいの?~奥手な男性と恋愛経験が少ない男性へ向けに「恋の仕方」を解説
- 好きな人と仲良くなりたい人へ「好きな人と仲良くなる方法」徹底解説!好きな人と友達になる方法、仲良くなるきっかけ
告白できない理由は振られるのが怖いから。でも、付き合う前に「絶対に成功する告白」だと分かることはない
告白できない人から見た時に、「告白する人はOKがもらえる自信があるから告白するのだろう」と考えるのは基本的に間違いではないが、告白する人は「絶対に成功する」と思って告白しているわけじゃないことは、告白できない人にぜひ知っておいてほしいことだ。
正確に表現すれば、「ほぼ間違いなく成功するだろう」と思う告白自体はあり得るのだが、本気で片思いしていれば自信を裏付けする材料と共にどうしても懸念材料が同時に想起されるのが好きな人への告白だから、告白しようとする人が「この告白は絶対に成功する」と確信している告白は存在しない。
本気で好きになれば、どんな恋愛の進め方をしても、ずっと不安や心配がつきまとう。とても大切な気持ちだからこそ、完璧な自信なんて持てない。イケメンや美女も含めて、告白できる人でも本当に好きな人には振られる不安と戦いながら告白している。
告白できない人も、告白できる人も、告白が怖いのは一緒なのである。
「OKがもらえる自信がついたら告白しよう」ではずっと告白できなくなるから、告白できる人になりたいなら考え方を改めよう。
「絶対に成功する告白がしたい」と思っていたら、ずっと告白できない人になる
2000件以上の恋愛相談に乗ってきて、好きな人に告白できない人は、「告白の成功確率」を気にしすぎている傾向があると痛感してきた。
実質的に100%成功する告白を求めてしまっているのだ。
確かに付き合う前の恋愛は告白の成功確率を高めるための努力がとても重要なのだが、絶対に成功する告白・絶対に振られない告白の仕方に拘ると、告白できない人になってしまうから本当に注意してほしいと思っている。
先ほども言ったように、「絶対に成功する告白なんてない」という事実がある以上、現実的には70%くらいまでしかアプローチによって(自分の中の)告白の成功率を上げることができない。
誰もが「絶対に成功する告白がしたい」と思うけど、男女というのは付き合った後もしばらくは完全に気持ちを伝え合うことがない。気持ちを隠す「片思い」の時は、なおさら告白が成功する確信が持てる話などしないのである。
告白の成功率をはかる要素が「曖昧な好意の表現」だったり、「態度や行動や仕草」などであれば、どんなに脈ありの片思いになっても、告白する本人から見た告白成功率は70%が限界だ。好きでも付き合わない判断もあるし、脈ありでも告白をOKするかどうかはまた別の判断基準がある。
告白できない人が「振られるのが怖い」というなら、それは乗り越えるべき問題であり、告白できる人が振られないと思って告白するのではないことを知っておこう。
私は20回以上の告白に成功してきたけど、例外なくいつも振られるかもしれない不安と戦いながら告白してきた。付き合う前に想いを伝える告白は、やっぱりギャンブルのような要素を持っている。
ただし、告白は付き合えるかどうかを確かめるためだけの手段じゃない。
もっともっと「告白する」という行動を心理面から深堀していくと、告白できない人にも告白する時の気持ちがどんな気持ちか分かってもらえると思うので、告白できない人と告白できる人の違いを心理に注目してさらに詳しく解説していこう。
どうしても告白の成功確率ばかり考えてしまう人は、下の記事で「成功確率が劇的に上がる告白の準備の仕方」を解説しているので、合わせて読んでみよう。
告白できない人は告白しないメリットに注目するが、告白できる人は告白しないデメリットに注目する
純粋な恋愛をした場合、「好きな人を自分のものにしたい」って感覚はあまり強くならない人が多いと思う。好きな人には「大切にしたい」との想いも強く絡んでいるだろう。
特に、告白できない人は、好きな人と話しているだけで楽しかったり、何気ないことで幸せを感じたり、好きな人との時間がそれなりにあれば、友達でもいいと考える。
告白することで友達関係を壊すと、好きな人と楽しくおしゃべりする時間さえも失うかもしれないのだから、告白を躊躇する気持ちを強くするのは告白できる人だって理解できるところだ。
しかし、好きな人に好きな人ができて、もし他の人と付き合うようなことになった場合、今の自分達の関係は継続していくだろうか?
又は、好きな人が彼氏や彼女ののろけ話をしてきたら、どんな気持ちになるだろう?
告白できない人は、告白しないメリットに注目することで「今の関係」を守ろうとするが、告白する人は告白しないデメリットに注目していて、「今の関係が終わること」をすごく怖がっている面がある。
「このまま友達で終わったら誰かに取られるかもしれない、誰かを好きになってしまうかもしれない」と思うと、告白に焦る気持ちも沸いてくる。
告白できない人は、ぜひ告白しないデメリットを強く意識することで、自分自身の価値観を変えてみよう。告白できなかったら、それが原因で不幸になることがある。
告白できない人が考えるべき「男女の友情」の問題
「別に付き合えなくてもいい」って恋愛もあるにはあるのだが、「他の人」の存在を考えた場合、「丁度いい関係」は長続きしないのが男女間の友情の特徴である。
告白できない人が「友達のままで…」と思うのなら、その関係が長続きしなかった時のことは一度真剣に想像してみるべきだ。
特に後悔する恋愛になった場合は、好きな人と仲がいい期間が長続きしないで疎遠になったり、誰かと付き合い始めたことで距離を取られたというケースが多い。
好きな人と仲良くなるたびに振られる恐怖は募っていくのだが、そのまま丁度いい関係が長続きしないとしたら、やはり仲がいいうちに次のステップ(=付き合う)を目指してみるべきである。
好きな人に好きな人ができた場合や、好きな人に気になる人ができた場合など、男女の友情は非常にもろいと思う局面がたくさんある。
いい感じになってから以降は、告白されないことを「好きじゃない」と受け取る人もいるので、いくら仲が良くても「告白してこないなら他の人を探そう」と発想することがあることも分かっておいてほしい。
あなたの好きな人が「好きだから仲良くしてくれてた」としたら、告白できないことが関係を終わらせる原因になることがある。
告白できない人が告白する理由:「今の関係を守るために告白する」という選択を考えてみよう
好きな人に告白できない人が「告白する理由」として考えてほしいのが、「今の関係を守るために告白する」という選択だ。
好きな人と仲良くなれた時、告白しないのであればいつ第三者が関係して好きな人との関係が壊れるか分からない。
告白して、正式に付き合うことで守れる関係性があることを知っておこう。
二人の関係をあやふやにすれば、守りたかった好きな人との関係性はあっけなく壊れる瞬間が必ず来る。
付き合っていれば乗り越えられる壁が、付き合ってないことで乗り越えられないことが往々にしてあるのだ。
好きな人との今の関係を守るために告白するのは、付き合ってもすぐに別れるカップルもたくさんある中、付き合ってない自分たちの関係だけが都合良く続くとは思えないから。
もし好きな人に好きな人ができたら、仲の良い異性であるあなたとの関係は誤解を与えるから控えたいと思っても不思議ではなく、あなたの好きな人の一方的な片思いであっても、協力を頼まれたりすることもある。告白しないことで余計にしんどい思いをすることがあるから、好きなのに友達として振る舞うという選択も、長続きしない可能性がある。
好きな人を「自分のものにしたい」と思わなくても、実は「今の関係を維持するために告白が必要だった」と後から思うことが実際に少なくないから、好きな人とのことをディフェンシブに考えていた人は、もう少し深く考えてみるべきだ。
普段の性格で告白しないタイプに分類される男性や女性でも、後悔する前にリアルな未来を考えて、「好きな人との関係を守るため」に告白すると考える人だってたくさんいる。
今までのようにずっと告白できないことに悩み続けると、せっかく好きな人との距離が縮まっても短い幸せしか感じることができないから、自分自身に「告白しないと!」と思うような状況になったら、二人の関係性を守るための告白という考え方をしてみよう。告白の勇気が湧くかもしれない。
告白できない人は好きな人から中途半端な気持ちだと誤解される!最終的に告白しない人は本気じゃなかったと思われる
告白は、誠意を示す方法としても用いられる。
もしあなたが好きな人にアプローチをしていた場合、相手はその行動の意味を少しは考えるはずだ。
もちろんアプローチのレベルによるのだが、しっかり頑張った場合は、良い意味か悪い意味か置いておいたとしても、好きな人の「気になる人」くらいにはなっていると思う。好きな人があなたに対して「好きなのかな?」と思うからだ。
しかし、何かのきっかけで告白できないままアプローチを止めた時、相手は「思わせぶりだ」とか「からかったのかな」とか「適当な人」だと誤解するようになり、たとえ少し惹かれていたとしても、その気持ちを割り切るようになる。
これだけで終われば友達関係が続くから告白できなかったことが表面的に大きな影響を与えないかもしれないが、告白されない中途半端なアプローチを受けた人は、相手に対してネガティブな印象を持つこともあるのが大きなデメリットだ。
告白してこないことでからかわれたと思えば、ムカつくこともある。
告白できない人は、好きな人から本気じゃなかったと思われるだけでなく、中途半端なアプローチにムカつかれることもある
上手くいかない告白は相手に迷惑になるのも事実だが、自分のアプローチが適当な気持ちから生まれたものではないことを告白によって伝えることは、好きだと言う真剣な気持ちの証明にもなっていて、中途半端な恋愛をしていれば、それがきっかけで好きな人から嫌われることさえある。
実際、私自身、告白できなかった昔好きだった人から「遊びだったんでしょ、最後まで告白してこなかったじゃん」「どうせ本気じゃなかったんだよ、真剣だったら告白してきたでしょ」と、ムカつく感じというか、嫌な雰囲気で言われたことがあった。
告白していれば「好きだったからあんな態度を取っていたんだ。からかってたんじゃないし、適当な気持ちでアプローチしてたんじゃない」とわかってもらえたと思う。
少なくても、私の行動や態度にムカつかれることはなかっただろう。私は、告白しなかったことで好きな人から悪い印象を持たれた。
好きな人に好きになってもらおうと頑張った結果が、自分の評価を下げることになるのだとしたら、それは「異性」としてだけで良いはずだ。片思いして、好きな人から人間性まで否定されてしまうのはちょっと辛すぎると思った。実際に昔好きだった人から話を聞いた時は悲しい想いのみならず、ショックだったし、昔の自分に腹が立った。
アプローチされていると好きな人が感じるくらい今の片思いに頑張ったのなら、「好きだったからだ」と伝えることは、あなたが思っている以上に大切なことだと、私の経験を振り返って思う。
恋愛感情が持つ不安と戦って、好きな人とのことで色々悩んで、考えてから取った行動を「告白できない」ことで自分から否定してしまうのは、あまりに悲しい。
アプローチして好きな人と仲良くなっても、告白できないと好きな人は思わせぶりなだけだと思うから距離を取られる
この部分は、好きな人との関係性が終わる原因になってるのが特筆すべきことだ。
好きっぽい行動を取るのに告白してこないあなたに対して、相手は少しずつ不信感を持ち、完全に気持ちを誤解されると、距離を取られる原因になることがあるのだ。
あなたのアプローチによって好きな人が「好きなのかな?」「なんでアプローチしてきたんだろう?」と思ってあなたのことで悩んで意識したのに、結局告白してこないのあれば、相手は心をかき乱されただけとなる。
そういう状況になったら、「あの人とは距離を取ろう。なに考えてるかぜんぜんわからない。関わっても自分のメンタルが不安定になるだけだ」と思われても文句は言えないし、実際にそう判断されることがある。
- 好きな人にアプローチしたのに告白できないで恋愛が終わる=好きな人はアプローチされた意味や、本当に好きなのか等を考えて恋愛対象として付き合うかどうかを考えるのに、告白してこないから悩んだ意味がない、からかわれたように思ってムカつく(好きじゃないなら何にもしてこないでと思う)
せっかく好きな人と仲良くなれたのなら、相手は相手でその意味を考えるから、「告白しなければこのままでいれる」と思うのが間違いになる可能性がある。
あなたは、好きか好きじゃないか分からない異性と親しくしたいと思うだろうか?
好きじゃないなら最初から近づかないでほしいと思わないだろうか?
ここは特に、好きな人が意識してくれていた、少しずつ好きになっていた場合に極端な態度の変化が起きやすいので、十分に注意してほしい。
実際、中途半端にアプローチされた女性は、たくさんの人が下のような記事を読んでいる。
告白できない男は情けないと思われる!どんなに好きな人のことを想って告白しない選択をしていても、好きな人から見たあなたは「情けない男」かもしれない
ここは告白できない男性向けの解説になるけど、一般的に女性目線では「告白できない男=情けない男」という印象がある。
いい感じになった男性が告白できない男だったら、がっかりして冷めることがあるのだ。
告白できない男は女性から情けない男だと思われる
告白しない男性側にも当然ながら言い分があって、本来なら告白できない理由を聞かないと本当に情けない男かどうかわからない。
でも、1つ前の見出しでも解説したように、付き合う前の恋愛は告白されるかどうかまで進むと強いストレス(※「本当はどう思ってるの?」など相手のことを考える時間にストレスを覚える)を抱えながらのコミュニケーションになっていくので、告白できない男なのだと思われると、男性としての評価が下がるケースが多い。
告白してこない男にムカつく女性心理は、ここまでの解説を読んで男性側も何となくわかるだろう。そこから「大した男じゃなかった」と考えが飛躍することがある。
告白できない男のプライドがどこに向いているかは別にしても、結局のところ、女性を悩ますだけの男は女性にとって害を与えてくる男なので、もしあなたが男性で「どうにか告白の勇気を得たい」と思うなら、「告白しなかったら好きな人から情けない男だと思われるかもしれないよ」という点を強調しておきたい。
曖昧な行動を取る中で好きな人がイライラする態度を見せたら、「情けない男だ」と思われる前に告白しよう
このパートで特に危機感を持ってほしいのが、好きな人がイライラすることが増えた場合である。
女性ははっきりしない男にイライラする心理があるので、ちょっとでもあなたのことを「告白できない情けない男かもしれない」と思い始めたら、そのいら立ちを表現してくる瞬間がある。
ここは特に「告白を促す態度をとる女性」のあるあるなので、下の記事で解説しているような行動や態度を取ってきたら、なるべく早めに告白したい。
好きな人に情けない男だと思われるかもしれないと思ったら告白の決意ができる男性もいると思うので、好きな人が付き合うためにちょっとでも努力してくれてるなら、男として期待に応えたい。
美人に告白できないとか、自分が釣り合うか分からないなど、男性側にも色々な気持ちがあるが、「告白できる男が男らしい男で、告白できない男が情けない男である」との公式は誰もが納得できると思うので、頑張りどころが来ているなら勇気を出そう。
告白できない人から告白できる人に変わるには、告白の結果よりも、伝えたい想いを意識すること
告白できない人から告白できる人に変わるには、「好きな人に想いを伝えたい」という気持ちを告白する時の原動力にする考え方が必要だ。
自分のアプローチによって好きな人との距離が縮まると、自分の気持ち(=好きな人への恋愛感情)もアプローチ開始直後よりも大分強くなっていく。
好きな人のことを知れば知るほど好きになるのが、告白までいく恋愛パターンだとも表現できるが、告白しようか迷う際の最後の一押しは「伝えたい想い」である。
片思いを進めると気持ちが盛り上がって、逆に告白できないのがつらい心境になる
関係性が進むにつれて、一緒にいたい気持ちも、自分のことを好きになってほしい気持ちも増していくのが恋愛であり、片思いを進めると好きな人に対する「もっと○○したい」って想いが段々しんどくなっていく。
たとえば、「もっと会いたいのに付き合ってないからそんなに頻繁に誘えない」とか「もっとLINEしたいけど彼女じゃないから我慢しないといけない」などの気持ちだ。
色々な角度から「告白するタイミング」を考えるのが重要なのだが、自分にだけ視点を向けた場合、恋愛感情が育って「今の関係」がしんどくなった時は、真剣に告白しようかどうか迷うタイミングになる。
もう告白の結果がどうかと考える以前に、「片思いしているのがつらいから気持ちを伝えて楽になりたい」とか「ずっと友達のままはつらいから、いっそのこと諦めるきっかけがほしい」と思って告白するパターンもあるのである。
言葉ほどネガティブな意味での告白ではないのだが、想いが煮詰まった時に告白を考えることは多い。
いざ行動に移すには何かのきっかけが必要だったり、気持ちが煮詰まったと思うまでにきっかけがあったりもするが、最後は勢いというか、「えい、やー!」の世界でもあるのが告白だ。理屈より感情が動く。
「好きな人と友達になってしまったから告白できない」と考える人は必ず後悔する
好きな人と完全に友達になってしまった場合は「告白できない」と考えやすいが、本当に告白できない関係というのはほとんどない。相手の態度や空気を告白できない言い訳にするなら、必ず後悔することになる。
告白しないといけないシチュエーションは実際には少ないが、(関係性から)告白してはいけないシチュエーションも実際には少ない。告白できない人は、「告白しない言い訳」を考えるように恋愛するから、ここは本当に気を付けてほしいところだ。
伝えたい想いになるまで人を好きになれば、距離が縮まったところで告白しようとするだろうし、そこまで想えないないならそのくらいの恋愛だったかもしれない。
告白できない人は、言い訳をしないで考えてみることが後悔しないために大切なことである。「友達になったから」「今さら好きだと言えない」等々、告白しない理由の大半は告白できない理由ではない。
友達から好きな人に変わることだってあるのが恋愛だ。言い訳して後悔することがないように、告白できない自分を卒業しよう。
友達になってしまう恋愛を繰り返している人は下の記事を参考にしてみるとこれからの恋愛に参考になると思う。
社内恋愛や職場恋愛だから告白できない人の恋愛の仕方
好きな人が同じ職場にいる、同じ会社に勤めているという「社内恋愛」は、告白できない人の相談をよく受ける恋愛パターンである。
確かに社内恋愛は簡単に告白できない関係性があるし、職場恋愛なら自分の仕事にストレートに影響するため、告白できない気持ちはすごくよくわかる。
では、社内恋愛で告白できない人はどんな恋愛の仕方をすると良いだろう?
社内恋愛を成功させた経験のある私からポイントを解説する。
デートなしでは職場の人に告白できない:ずっと告白できないなら、告白しないまま食事や飲みを重ねる
まず、デートなしでは職場の人に告白できないのが当たり前なので、二人で会える関係性を作ること、関係性ができたら実際に食事に誘うこと、食事に行けたらデートに誘うことを順序立てて行っていくことが基本になる。
それぞれの方法が分からない人は下の記事を読んでみると、自分がやるべきことがわかるはずだ。
ただ、この記事で何度も言ってるように、好きな人とご飯に行ける関係になっても告白できない人は告白できない。職場恋愛だとデートに誘えないという人も多いはずだ。
もし、どれだけ距離を縮めても社内恋愛で告白できない人は、告白しないまま食事や飲みを重ねるうちに「これって付き合ってるの?」と思うような状況を作る恋愛の仕方をすると良い。
社内恋愛にリスクがあることはお互いに認識しているところなので、告白が遅くなることは好きな人もある程度は覚悟している。
職場の女性や男性に告白できないとしても、食事やデートの誘いは続けていくことで間接的に気持ちを伝えることができるので、途中で恋愛を自己完結しないで、誘い続けてみよう。告白できないことで生じるデメリットを誘い続けることで打ち消せる。
2人で食事に行ったり飲みに行ったりして会っていれば両想いの雰囲気は感じ取れるし、「いつか付き合うのかな」というレベルでは思ってもらえるので、誘いを続けることで告白の成功率がより確信に近づいていく効果も大きい。
職場恋愛だったら時間が経てば告白できるわけじゃないけど、二人で会う関係を続ければ告白する流れになりやすいのは間違いない。告白できないことで誘えなくなるから疎遠になるのだ。
何度も何度もご飯に行けば、片思いがお互いの気持ち的に煮詰まり、自然に付き合う流れができるケースもある。酔った勢いで出る勇み足のような恋愛的発言もあるだろうし、コアな話の中でつい調子に乗って好意を匂わせることも出てくるはずだ。
あくまでも付き合っていない以上、誘いにくさは感じると思うが、社内恋愛で告白できないのなら「誘い続けること」が有効だ。
脈ありかどうか気になった時は下の記事で好きな人の気持ちを分析してみよう。
職場恋愛だから告白できない…でも相手も告白してこない時の対処法
主に女性向けだが、「自分から告白できないけど相手も告白してこない」ことに悩んだら、二人で飲んだ時に恋バナをするようにしたら良い。
告白できない人は、告白の雰囲気が分からなかったり、告白する話の流れが分からなかったりするので、告白してこないことに悩んだ時は、自分から働きかけて告白の流れを作ると、少しずつかもしれないが状況が変わってくる。
相手も「これって告白しろってこと?」と思うことは絶対にあるので、相手が告白の勇気を持てるように脈ありサインを出しながら話題も恋愛に寄せてみよう。
話の流れによっては「じゃ、一緒に行く?」とデートに誘われることもあるはずだ。
ちょっとでも恋愛の進展があれば付き合う未来も信じられるので、付き合うか付き合わないか微妙な時期を乗り越えることができる。
二人の距離が余計に縮まれば、告白される可能性は確実に上がる。女性は下の記事も参考にしてほしい。
自信がなくて告白できないなら、好きな人と仲が良い同僚に相談すると告白の成功率が明白になる
職場恋愛で告白できないことに悩むタイミングは「片思いの後期」なので、「両想いなのに告白できない」という状態に陥っている人も多いと思う。
そこまで行けてなくても、恋愛の状況と無関係に「自信がなくて告白できない(いい感じだけど告白できない、脈ありの雰囲気だけど告白できない)」という人が多い。
職場恋愛では常識的な振る舞いが求められるため、恋愛が進んでも今の関係を変える告白ができないのだ。
もしあなたがそうだったら、好きな人と仲が良い同僚に相談して、好きな人の気持ちに探りを入れてもらうと良い。
この方法は、私も使ったいわば社内恋愛のテクニックで、相談相手との信頼関係がしっかりしているならノーリスクで告白の成功確率を知ることができる。
社内恋愛のように、告白できない理由が込み入っている場合は、第三者に協力してもらって告白できる状況を整えよう。
私の場合は相談相手が私の恋愛感情に気づいて自分から協力を申し出てくれたのだが、それがなくても最終的にはこの方法で付き合う道を模索していたと思う。
まだそこまで両想いの確信がない人は、下の記事も参考にしてほしい。
まとめ
今回は、好きな人に告白できない人向けに、後悔する前に考えたいことを取り上げながら「どうしたら告白できるようになるのか」を解説した。
告白することで壊れる関係の価値を考えると、告白できない人の気持ちはよく分かるが、気持ちにブレーキをかけて上辺の恋をしていてもなかなか幸せな恋愛はできない。
当たって砕けるような告白は推奨できないが、本文で述べているように、告白の結果よりも好きな人に伝えたい自分の想いを意識することは、多くの意味で恋愛に大切な要素だと思う。
答えを出さない恋愛の仕方を繰り返していると、「本当は両思いだったのに付き合えなかった」という経験もするだろう。
また、中途半端なアプローチをして、むしろそれが原因で好きな人から嫌われる人も出てくるはずだ。
絶対に告白できない人の恋愛が成就する可能性は極めて低くなるのは、冒頭の関連記事からもデータに出ているから、この記事を参考に「告白できる人のマインド」に自分を近づけてほしいと願う。(特に積極性が求められる男性においては告白できない恋愛の不利が大きすぎる)
好きな人との関係が進んだ時には、告白できないことで後悔することが増えるので、告白の適切なタイミングが分からない人は下の記事も参考にしてほしい。
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