好きな人に恥ずかしいと思うことや、気になる異性に恥ずかしいと思ってしまうのは恋愛あるあるで、付き合う前から付き合った後まで「恋愛の恥ずかしさ」は誰もが悩むことである。
デートが恥ずかしい、好きな人と会うのが恥ずかしいなど、恋愛の恥ずかしさには様々な種類があって、恋愛が苦手な人ほど悩みが深い傾向がある。
しかし、好きな人や気になる人ができた時、ずっと恥ずかしがってる人はなかなか片思いが実らない。恋愛が苦手な人は「恥ずかしい」という理由で、片思いを叶える「恋愛アプローチ」がすごく難しいものに感じていると思う。
恋愛すれば誰でも「恥ずかしいから好きな人に話しかけられない」という経験をしているのだけど、一体なぜ好きな人の前で恥ずかしい気持ちを持ってしまうのだろう?
また、恋愛中に恥ずかしいと思った時の対処法や解決方法としては、どんなことがポイントになるのだろうか?
この記事では、恋愛で誰もが持つ「恥ずかしい気持ち」の理由と対処法について解説し、好きな人の前で恥ずかしくなったらどうしたら良いかを具体的に答える。
好きな人と話してる時は意識しているから誰でも恥ずかしいと思いがちだが、異性に恥ずかしいと思う人や、恋愛してる自分が恥ずかしいと思う人は、ぜひこの記事から理由と対処法を学んでこれからの恋愛に活かしてほしい。
恋愛の恥ずかしさに打ち勝つにはどうすればいいか、具体的に解説していくので、自分の恋愛を変えるヒントを得てみよう。
この記事の後半では「付き合うのが恥ずかしい」「デートが恥ずかしい」と思う人向けに、それぞれの原因と理由、対処法についても解説している。
恋愛では、なぜ「恥ずかしい」という気持ちを持つのか
好きな人や意識する人を相手にすると、恥ずかしくて話が続かないという人がいる。恥ずかしさが緊張に繋がってしまって、自分らしくいられない人も多いことだろう。
では、なぜ好きな人に恥ずかしいと思ったり、気になる人に恥ずかしいと思ってしまうのだろう?
まずはその理由と原因について解説しよう。
恋愛で好きな人に恥ずかしい理由
なぜ恋愛感情がある相手と向き合ったときに恥ずかしいという気持ちを持つのかと言えば、次に挙げる4つが代表的な理由だ。
恋愛中に好きな人に恥ずかしいと思う理由
- 見られている・評価されている自分を意識するから
- 自分をよく思ってほしい期待を持つから
- 自分が意識している、好意を持っていることを悟られたくないから
- 恋愛していること自体に恥ずかしいと思うから
なぜ好きな人に恥ずかしいと思ってしまうのかをすごく乱暴に答えれば、「好きだから」だ。特別な感情(=恋愛感情)を持っている相手だから、普通の人と違って目の前にいるだけで恥ずかしいと思ってしまう。
上に挙げた4つは、好きな人や興味のある人に向けて常日頃持っている感情なので、「誰でも好きな人の前では恥ずかしい」と言える理由にもなっている。
恋愛してる自分が恥ずかしいとも思ってしまうので、特に付き合う前の恋愛では、ほとんどの人が何かしらのことに対して恥ずかしいと思いながら好きな人と接している。
あなたが好きな人や気になる人に恥ずかしいと思ってしまうのは「普通のこと」だから、受け入れた上で対処法を実践するようにしてみよう。その具体的な方法についてはこの記事を通して解説していく。
恋愛中は「恋愛してる自分が恥ずかしい」と思ってしまうから、好きな人に普通にするのが難しい
恋愛中に好きな人に恥ずかしいと思う理由のところで、最も理解しにくいのが「恋愛してる自分が恥ずかしい」という心理だと思うけど、恋愛中は以下の2つの理由で恥ずかしいと思ってしまうところがある。
- 気になる人や好きな人の前で自分が変わるから(態度、行動、声、雰囲気、接し方など全般的に「いつもの自分じゃない感じ」が恥ずかしい)
- 「好き」とか「気になる」などの気持ちそのものが恥ずかしいと感じるから(恋愛感情まで行かなくても、誰かに好意を持ってるだけで恥ずかしい心理を持つ)
恋愛してる自分が恥ずかしいと思うのも恋愛経験が少ない人に多いのだけど、恋愛中は本当に様々なシチュエーションで恥ずかしいと思いがちなので、ある意味「恋愛とは恥ずかしいものだ」と受け入れて対処していく “覚悟” みたいのが必要になることもある。
恋愛してる自分が恥ずかしいと思うのも普通のことだから、「どうして恥ずかしいと思ってしまうのだろう?」という部分を明確にしたら、その先(=これからどうするか)に思考を進めよう。
恋愛中はみんなが好きな人に恥ずかしいと思っている!いつまで恥ずかしいと思いながら好きな人と話すの?
恋愛中はほとんどの人が好きな人に恥ずかしいと思いながら接していると言ったが、これは恋愛上手な人や、恋愛経験豊富な人も例外ではない。
あなたから見て恋愛が上手い人も、やっぱり好きな人の前では恥ずかしさと戦ってアプローチしている。
恋愛すると「ドキドキする」のが人間の心理だから、好きな人にも恥ずかしそうにしない人が友達や周りにいるなら、気持ちを隠すのがうまいか、恋愛経験が多くて普通を装うのに慣れているからだろう。
基本的に、好きな人に恥ずかしいと思う期間は、付き合う前の片思い中ずっと続くものであり、カップルになって気持ちが落ち着く期間が過ぎないと、フラットな精神状態で好きな人に接することができない。
付き合う前に関しては、「2人がどのくらい親しくなれるか」で好きな人に恥ずかしいと思う期間が終わることもあるけれど、ある瞬間に急に恥ずかしくなることを含めると、付き合うまではなかなか自然体では接することができない。
そういう意味では、好きな人と仲良くなることによって、お互いに慣れることで恥ずかしさを少なくするのは対処法の一つではある。
ただ、恋愛に慣れている人・モテる人が、気になる人にどんどんアプローチする際も、実は内心で「恥ずかしい」と思う気持ちと戦っている部分は確実にある。恋愛の恥ずかしさに負けそうになる人は、ぜひこのことをよく理解しておいてほしい。
なぜ恋愛に慣れている人や、モテる人でも恋愛中に恥ずかしいと思うのかというと、誰かを好きになってその人との恋愛成就を目指す時は、自分のことを好みに思ってくれる人の数や割合(=不特定多数からモテるという意味)に関係なく、その相手から好かれないと恋が叶わないからだ。
好きな人には、かっこつけたくなったり、可愛く思われようとするから、どうしても恥ずかしい気持ちがなくならない。
いつもの自分じゃない感じが恥ずかしいし、好きになってもらおうと頑張ってる自分も恥ずかしい。みんながそう思いながら恋愛している。
恋愛経験豊富な人も、余裕をもって恋愛してるわけじゃないことをぜひ理解しておこう。
イケメンと美女を含めて、片思いの時期に「いいな」と思う異性に恥ずかしくないと思ってる人は本当に少ない状況だ。
好きな人に恥ずかしくないと思うなら、「本気で好きじゃない」ということ
まだ距離を縮めていく段階において、全く恥ずかしさも緊張もなく気軽に好きな人と話せるのなら、それは本気で好きじゃないからだ。
そのくらい「好き」という感情は「恥ずかしい」という感情に結び付いている。
好きな人に恥ずかしくないということは、自分の好きな人や意識する人にさえ「自分がどう思われようともどうでもいい」と思ってしまっているということだから、それは「恋に恋してる状態」か、「恋ではなく、狩りやゲームになってるか」の2択である。
本気で好きになったら、付き合ってからしばらく経つまで(カップルとしてしっくりくるまで)は、たとえ両想いになってもずっと恥ずかしいと思いながら好きな人に接する。
付き合った後も一定期間は「彼氏に恥ずかしい」「彼女に恥ずかしい」と思うのだから、付き合う前の好きな人にはなおさら、全員が恥ずかしいと思いながらコミュニケーションを取っているのである。
好きな人に恥ずかしいと思ってしまうことに悩んでも、「みんなが頑張って恋愛の恥ずかしさを乗り越えようとしていること」を思い出して、好きな人に話しかける勇気やアプローチしていく勇気を持とう。
恥ずかしくなるのは好きな人だけじゃない!「異性」というだけでも恥ずかしい心理になる
これを読んでいる人の中には「異性と話すだけで恥ずかしいし、緊張しちゃうんだよ」って人もいるかと思う。大丈夫、それもかなり当たり前の感覚だ。
多くの人が、同性と話しているよりも異性と話している方が「恥ずかしい」と思う気持ちを抱えやすい。
異性に恥ずかしいと思ってしまうことも、普通のことなのだと捉えよう。
異性に恥ずかしいと思う「心理と理由」とは?
別に好きでも意識しているわけでもないのに「異性」ってだけで緊張してしまったり、恥ずかしいと思ってしまう理由は、「モテたい」という気持ちよりも「自分の評価」を気にするからだ。
男友達や女友達が相手でも、異性には、自分を男として、又は女として、「どう思われるか」をつい気にしてしまう心理が働くから、恥ずかしいと思う瞬間がある。
どうでもいい友達からであっても異性から「かっこよくない」とか「かわいくない」と言われたら、誰もが少なからずショックを受けるはずだ。
これが、無意識に異性の評価を気にする心理を象徴している。
男性は男からかっこ良くないと言われた時より、(たとえ可愛くないと思ってる相手であっても)女子からかっこ良くないと言われたら余計に傷つくだろうし、女性についても異性の評価の方が自分の気持ちに与える影響は大きいだろう。同性だったら冗談で済む話が、異性だと勝手が違う。
誰かの評価を気にする心理が働けば、その相手には恥ずかしさを感じてしまうのが心理上の特徴であるため、「異性に恥ずかしいと思う」のも普通ということだ。
異性に恥ずかしいと思う理由はこれだけじゃない。
同性と比べると、異性の方が接することに慣れていないことも、恥ずかしいと思う理由であり原因だ。
好かれてしまっても困る場合だって多いのに「異性」を気にして態度や振る舞い方が変わってしまう。
同性と異性ではコミュニケーション時の配慮で違う点もある(※セクハラとかの意味)から、まったく気にしないのもおかしいし、いずれにしても、異性というだけで恥ずかしいと思ってしまうことも全然異常じゃない。
好きな人が相手ならなおさら恥ずかしい気持ちは高まるので、この記事でテーマにしている「恋愛の恥ずかしさ」はなかなか厄介な問題なのである。
恋愛する上での問題は「恥ずかしい」という気持ちではなく、「恥ずかしいと思った時に対処法を持っていない」こと
もしあなたの恋が叶わないなら、好きな人や異性に恥ずかしい気持ちを持ってしまうのが原因ではなく、恥ずかしいと思った時の対処法を持っていないのが、恋愛がうまくいかない原因だ。
みんなが好きな人に恥ずかしさを感じながら恋愛を進めている現実があるため、「好きな人に恥ずかしいと思っていたら付き合うことができない」との認識は間違いである。
好きな人に恥ずかしいと思う人でも、その弊害やデメリットに対処できさえすれば、恋を叶えることはできる。
恥ずかしいという気持ちに悩んだ時は、対処法を知って対策することが重要だ。
なぜ「恋愛の恥ずかしい心理」に対処できない人が恋愛に失敗するかというと、下で紹介する問題が浮上するからである。
恥ずかしさに負ける人が恋愛に失敗する理由
- 恥ずかしさでアピールもアプローチもできなくなる
- 恥ずかしいから感情表現できなくて、会話に上辺感が強く出てくる
- 恥ずかしい気持ちを別の態度でごまかして、結果相手に不快感を与えてしまう
恋愛の恥ずかしい心理に対処できない人は、結果的に「恥ずかしいという気持ちに負ける人」になってしまい、上の3つにあげたことが異性と話す時や、好きな人・気になる人との会話で問題になる。
やはり、好きな人に恥ずかしいと感じる理由への「対処」が非常に大切になってくるのがわかるだろう。
恋愛の「恥ずかしさ」は誰もが持つ気持ちではあるが、その気持ちを持つがゆえの悪影響を排除できなければ、片思いを両想いにするまで発展させることができない。
好きな人に恥ずかしいから避ける人は、好きな人に嫌われてると思わせる
みんなが恋愛中は好きな人に恥ずかしいと思うのだけど、対処法を持っていない人の中には「恥ずかしいから避ける」という人までいて、問題が深刻化してしまうことがある。
なぜ、恥ずかしいから避けるという人の問題が深刻化するかというと、好きだから恥ずかしいという理由で避ける人も、「嫌いだから避ける人」とやっていることが同じだからだ。
実際、下の記事は「避けられる人」によく読んでもらってる記事だ。好き避けと嫌い避けは “される相手” となった時に見抜き方がなかなか難しい。
好きな人に恥ずかしいと思うことが原因でおかしな態度を取ってしまう人の中には、好き避けを代表にする「恋愛の失敗」を繰り返している人がたくさんいる。
ここは、好きバレする原因のあるあるにもなってる部分だから、あらゆる意味で改善・対処が求められる。
では、異性に恥ずかしい人や好きな人に恥ずかしいと思う人は、どんな方法で対処すれば良いだろう?
次からは、具体的に「恋愛の恥ずかしさ」を解決する方法について解説していくので、ぜひ参考にしてほしい。
好きな人に「恥ずかしい」と感じる時の対処法:恋愛中に恥ずかしいと思ったらどうする?
問題定義が終わったところで「恋愛における恥ずかしさの対処法」についてまとめていこう。恋愛中に恥ずかしいと思ったらどうするか、具体的に解説する。
恋愛している時は自分の感情をコントロールするのがとても難しい。自然発生してしまう「恋愛に悪影響を与える感情」にどう対処してどのように改善を目指せば良いのか、ヒントになることを紹介したい。
恋愛中に誰もが持ってしまう「恥ずかしさ」に対処しよう。
まずは「好きな人に恥ずかしい」という気持ちをそのまま受け入れる
好きな人や気になる人との会話で、「恥ずかしい気持ち」が災いして失敗してしまったとき、どうしても「何で緊張しちゃうんだろう」と悩んでしまうものだが、これまで説明してきた通り、そういった感情は仕方のない問題だとも言えるから、対処するには「恥ずかしいと思うことを受け入れる」のがスタートラインだ。
恋愛中の恥ずかしい気持ちの強弱感によっては、確かに個人的な問題になる場合もあろうかと思うが、多くの人が恥ずかしさを抱えながら好きな人とコミュニケーションを取っているところがあり、その恥ずかしさが恋愛特有のドキドキや、キュンとする瞬間を生んでいる側面がある。
好きな人にドキドキしない人なんていないし、異性にドキドキした時に「恥ずかしくないと」思う人もいない以上、完全に恥ずかしい気持ちを消すことはできないのである。
まずは「意識する人の前や好きな人の前では恥ずかしいと思ってしまうのが当然なんだ」と自分の気持ちを受け入れて、「ではどうしたらいいか」と、問題解決型の思考をしてみよう。
自分を責めるような感じで、ネガティブに「どうして恥ずかしいの?恥ずかしがってるだけじゃ嫌われるだけじゃん…」と考える時間が増えると、自分を否定してしまい、好きな人の前で魅力的に振る舞えないようになる。
どうせなら、前向きで明るい自分で好きな人と接する方法を考える時間を増やす方が、現実を踏まえた時に建設的な考え方となる。
先に精神論で話をしたところで、どう行動していくか解説しよう。
挨拶から始める恋愛中の恥ずかしさの対処法
恋愛の恥ずかしさに対処する方法として、まずは「挨拶を繰り返すこと」が最も初歩的な方法として恋愛初心者にはおすすめだ。
好きな人に慣れていく意味と、接触を増やすことで(人としての)好意を持ってもらうことを目的に挨拶を繰り返していくと、少しずつだが恥ずかしさが減っていく。好きな人からも好意的な反応をもらえるので、不安が小さくなるからだ。
心理学では「単純接触効果」というが、人はその内容を問わず、接触回数が多い人に少しずつ好意を持つようになる。挨拶を繰り返していくと、この単純接触効果で好きな人の接し方が良くなっていくので、過度な不安が減ってお互いの慣れと相まって恥ずかしさが減る。
当然、ここで言う好意とは、恋愛感情の意味の好意ではなく、「友達として」だったり「人として」の好意だが、恥ずかしくて話しかけることができない人に取って、「単純に接触を増やす」という対処法は、取り組みやすく恋愛に効果がある方法である。
恋愛経験がない人や少ない人は、まずは自然に挨拶ができる関係になることを目指して、そこから関係を発展させる方法を取ると良い。恥ずかしい気持ちが原因で「過度な緊張状態」で好きな人と接しても、加点はおろか減点を繰り返すだけである。
まずは好きな人に恥ずかしいと思う “レベル” を下げることから対処するために、接触回数を増やすところから行動しよう。
もう一段上の対処法は後述する。
好きな人には恥ずかしい気持ちの表現方法も大事
好きな人に恥ずかしいと思ってしまうことがしょうがないものとすれば、「恋愛の恥ずかしさをどう表現するか」も対処法では大事な視点だ。
自分の恥ずかしい気持ちに反発して、逆の態度で好きな人に接するなら、相手は不快感を覚える。恥ずかしいと思った時は、「素直さ」を意識し、大切にしよう。
具体的には、恥ずかしいときは「照れる」方が好感を得やすいことを知っておいてほしい。恥ずかしいと思ってることがバレると好きバレするリスクが心配になるかもしれないが、恥ずかしさを隠す態度は「好きじゃない人に取る態度」になるから注意しよう。
恋愛下手な人は、恥ずかしいと思った時に「は?何言ってんの?」みたいに、逆の態度や反発した態度でごまかしてしまったり、クールに流そうとしてしまって、好きな人に「何か悪いこと言っちゃったかな…」と思わせてしまうことがよくある。
恥ずかしいと思っても素直さがあれば誤解がなくなるし、良い方向で感情表現ができることで、好きな人との距離が縮まる。特に女性は、照れた感じが男性に取って可愛く見えるので、恥ずかしいと思った時に「はいはい、社交辞令ね」みたいな冷めた態度を取ってしまう人も気を付けてみよう。
受け取り手である「好きな人の気持ち」を意識すれば、いかに「好きとは反対の態度で接することが恋愛の意味で悪いことに当たるか」理解できると思う。その理解から好きな人に恥ずかしいと思った時の態度や行動を変えよう。
素直に感情表現できない女性は、下の記事も読んでみてほしい。
心理的に「好きな人に恥ずかしいと思わないようにする対処法」は失敗する
恋愛感情に限らず、人の感情のコントロールは「〇〇しないようにする」では解決できない。
心理的に「好きな人に恥ずかしく思わないようにする」と決めたところで、余計に意識する結果となり、悪化する可能性もあるため、別の方法が必要だ。恥かしくない!と自分に言い聞かすのは、今回の対処の方法としては効果がないため、おすすめできない。
ではどうしたら良いか、次の部分が大事になる。
好きな人へ持つ恥ずかしい気持ちを解決する方法は「感情の上書き」がポイント
専門家として恋愛サイトを運営している私も、まだ付き合う前の好きな人の前では、「恥ずかしい」とか「緊張」という感情と戦いながら、好きな人と距離を縮める時期を頑張る。
正直、「慣れている」という点では恋愛が苦手な人と比べると相当に経験値の差はあろうかと思うが、意識する人の前では恥ずかしい気持ちを抱えながらコミュニケーションを取っているのが本当のところだ。
そんな私が多くの恋愛経験を経て、最も効果が高い「好きな人への恥ずかしさに対処する方法」は、「感情の上書き」だった。
好きな人に「恥ずかしすぎる!」と思うような時でも、他の感情でその気持ちに上書きをすると少しずつ恥ずかしさが和らぐ。
たとえば、恥ずかしさを原因に「うまく話せないかもしれない」と思った時は、「好きな人と話したい」という気持ちの方を強く意識して感情の上書きをするようなイメージだ。
会話した時の雰囲気が良いなら、「話せるだけで楽しい」という感情を意識して、「恥ずかしい」という気持ち以外の気持ちを意識するようにしたら、今までより恥ずかしさを感じないはずだ。
それでアプローチ中に好きな人への恥ずかしさが消えるわけじゃないけど、「好きな人と話したい」「好きな人と話してると楽しい」などの違う感情で自分の感情を上書きすると、「どんどん恥ずかしくなる」ことがなくなり、ちょっとずつ「内心では恥ずかしいと思ってるけど、表面上は普通に接することができるようになった」という感じで変わっていく。
要は、好きな人と接する時にメンタルを立て直すことができるようになる。
恋愛が苦手な人は、好きな人に恥ずかしいと思った時点で自分の感情の方と向き合ってしまう。でも、恥ずかしいと思った時にその恥ずかしさを見つめれば、どうしてもその感情を高めてしまうので、目の前の好きな人と向き合うにして「もっと仲良くなりたい」とか「もっとたくさん話したい」など、どんな気持ちでもいいから「恥ずかしい以外の感情」に自分をフォーカスさせよう。
過度な恥ずかしささえなくなれば、好きな人に話しかける機会を今までより多く得ることができる。
恥ずかしさのように「負の感情」を持つときは、それを無くそうと考えるのではなく、「正の感情(=楽しい、嬉しい)」で上書きして目指す精神状態にすることを考えてみよう。
恋愛にとって負の感情とも言える「恥ずかしさ」と戦うことも重要なのだが、それ以上に正の感情の方にフォーカスして上書きしてしまう方が、あなたの目指す行動や態度が取れる。
ここで解説した内容は、スポーツ選手が試合前に不安になった時に、やってきた練習を思い出したり、成功している自分をイメージして試合に臨む時と少し似ている。あえて分野を決定するなら「メンタルトレーニング」に該当するのかもしれない。
少し大げさに書いてしまったが、誰もが「恥ずかしい」という気持ちを持ちながらアプローチしている現状があるので、よく説明しておきたいところだった。恥ずかしいと思ってる自分を意識したら、なるべくすぐにメンタルを立て直して「好きな人から魅力的だと思ってもらえる自分」で接するようにしよう。
好きな人に恥ずかしいと思う瞬間は必ず来るから、その時点から自分の気持ちを立て直せるようになってほしい。
好きな人と話してる時は、「恥かしい、でも話したい」と両方の感情を持つと思うので、より意識する感情を後者へと変えていけば、「恥ずかしくてしょうがない」なんて気持ちにはならないはずだ。
そこまで恥ずかしそうにしてないのであれば、好きな人から見たあなたは「普通」に見える。そんな状況まで持っていくことができれば、恥ずかしい気持ちが恋愛に悪影響を与えない。
恋愛中は恥ずかしさに負けるときがあっていい!アプローチに慣れるためには少しずつ自分を変える意識を持とう
自分の性格や考え方にアプローチするときは、絶対に焦ってはいけない。焦ってしまうと「できない自分」にばかり気が行ってしまってネガティブに自分の問題と向き合うことになり、「良い自分」さえ消してしまう。
今回の問題は異性に恥ずかしいと思う自分の性格を直すことに似ている部分もあるため、「少しずつ自分を変えていこうとする考え方」が大切だ。
あなたが恥ずかしがり屋の性格なら、好きな人・気になる人と話す機会を何回かに1回でも多く作っていくことを考えるべきだし、とにかく低めのハードルを設定して、少しずつ自分のアプローチの仕方を改善しよう。
そして、少しでも変わった自分に自信をつけていくようにしてみよう。
好きな人の前で恥ずかしいなら、LINEの会話で慣れていくのもおすすめの対処法
好きな人とのコミュニケーションに対して「慣れてない」ことを原因に恥ずかしいという気持ちを持つ人は、対処するのに「LINEで好きな人と話すことに慣れていく」のが効果的だ。
最初はLINEでのメッセージのやり取りをメインにしてコミュニケーションを取っていくと、お互いに話すことに慣れていき、会った時の恥ずかしい気持ちが減る。
間接的なコミュニケーションの方が、直接的なコミュニケーションに比べてどんな人も簡単に感じる。メッセージのやりとりなら瞬間的な判断も必要ではなく、考える時間もある。苦手な人でも比較的うまくやれる傾向があるから、「好きな人と友達になれるけど恥ずかしくて長く話せない」なんて言う人は、無理に顔を合わせて会話するより、LINEをメインに仲良くなっていった方が印象が良いだろう。
どうしたら好きな人とLINEする関係になれるか分からない人は、下の記事を参考にしてみよう。定期的にLINEする関係になるには「会った時の会話」が必要だが、「用事がある時だけLINEする」だけでも慣れる効果はある。
好きな人に恥ずかしいと思ってしまってアプローチできないなら、まずは気になる異性とLINEやメールから頑張ってみよう。
好きな人とLINEするのに慣れてきたり、LINEでの話題が複数できれば、会った時の会話が自然になって過度な恥ずかしさを感じなくなる。
「好きな人に恥ずかしい」を改善するには「異性に恥ずかしい」を先に改善した方が良い!異性とのコミュニケーションの「場数」を踏もう
好きな人に恥ずかしいと思うことに悩む人は、そもそも異性に恥ずかしいと思う傾向が強いが、「ちょっとかっこいいと思うだけで恥ずかしくなる」とか「可愛いと思ったら恥ずかしくて話せない」となってしまう人は、先に「異性に慣れる対処法」を実践するべきだ。
異性に恥ずかしいと思う人は、場数を踏む対処法が効果的なので、意識的に異性とのコミュニケーションを増やしていこう。その際は、なるべく自分にとって魅力的だと思う異性の方が効果が高いけど、最初は何とも思わない異性から始めても良い。
もちろんLINEからでもいいし、最初は繋がりがない異性を対象にして “練習” するようなイメージで取り組んでも良い。
LINEやインスタで繋がっている異性の友達とやり取りを始めるだけでも「異性に恥ずかしい心理」が緩和することがある。異性の友達が少ない人はマッチングアプリを使えば練習台はすぐに見つかる。
メッセージのやり取りからでも会話がうまくなっていく流れは学べるし、異性に慣れてくる効果は大きい。
何かはじめてみると実際の恋愛のきっかけも得られるので、「経験を増やして恥ずかしさを減らす」という視点でも対処していこう。
異性とのやりとりを増やしたいという人は下の記事が参考になると思うので、興味があったら合わせて読んでみよう。
好きな人に恥ずかしいと思った時も「相手から見た自分」を魅力的に表現する
恋愛した時の「恥ずかしい気持ち」に打ち勝つという意味では、「相手から見た自分を魅力的に見せる努力に意識を向ける」という対処法もぜひチャレンジしてほしい。
恥ずかしがって自分をアピールできないのであれば、好きな人から好きになってもらえるきっかけすら作れない。このことへ覚悟を決めて、前のめりに恋愛する人は、好きな人の気持ちを動かせる人だ。
恋愛は、自分のことでいっぱいいっぱいになる人が成功しない。あくまでも「相手から見た自分」を意識して、自分の魅力を知ってもらうことで好きになってもらうのが「アプローチ」である。
感情の上書きによって少しでも好きな人の前で恥ずかしさを感じない状態になることができたら、次のステップは「好きな人に好きになってもらうための努力」を意識することで、「恥ずかしがってる場合じゃない」と一種の “開き直り” をすることだ。
お互いに深く知り合うから二人は恋愛関係になる可能性が出てくる。その状態にトライするためには、好きな人に自分の魅力を伝えないといけない。
好きな人と接する時は、好きな人の目で見た自分が「どんな人に映るか」をしっかり考えて、それが魅力的あるように振る舞いを工夫していこう。恥ずかしい気持ちにフォーカスしてる時間が減れば、他のことを考える余裕も生まれてくる。
自己プロデュースが苦手な人は「魅力的な自分を演じる」ようなイメージを持つと、素の自分で接するより少し恥ずかしさが減ると思うから、恥ずかしさが減ったら恋愛力を高めるために「自分の伝え方」まで考えていこう。
今回の対処法は、単純に話しかけるところから始めても良いが、最終的に自分のアピールができるところまで目指してほしい。
自分の魅力が分からないと言う人は、下の記事を読んでみよう。恋愛の視点から、長所も短所もはっきりするので、好きな人に伝えるべき自分の魅力がはっきりする。
人それぞれで好きな人の前で感じる恥ずかしさの度合や、影響度が違っているので、今の自分からステップアップできる対処法を実践し、少しずつ自分の魅力を伝えられる人になろう。
付き合うのが恥ずかしいと思う人の対処法(彼氏や彼女に恥ずかしいと思う人へ)
好きな人と両想いになっても恥ずかしいと思う期間は続くのだけど、付き合い始めに恥ずかしいと思ってしまってうまく付き合えない人は、下の記事を参考に「付き合いはじめを成功させる方法」を実践しよう。
付き合ったばかりだと、彼氏や彼女になったばかりでどう接したらいいか分からないし、まだ慣れていないのだから好き同士だと分かっていても一緒にいるだけで恥ずかしい。
付き合った最初にやるべきことが分かっていれば付き合い始めの雰囲気が違ってくるので、上の記事を参考にしてほしい。
彼氏や彼女に恥ずかしいのは付き合いはじめなら当たり前のことなので、「恥ずかしくならないようにするにはどうするべきか」を考えるより、その状態でうまく付き合う方法を知っていることの方が重要だ。
どのくらい付き合ったら彼氏や彼女の前で恥ずかしくなくなるの?
彼氏に恥ずかしい、彼女に恥ずかしいと思う人の中には「恥ずかしいと思わない交際期間」が気になるかもしれないけど、恥ずかしがり屋の人でなければ、だいたい付き合って3ヶ月から半年くらいで過度な恥ずかしさがなくなっていく。
ここら辺は、各交際期間におけるカップルの雰囲気を解説した下の記事を読むと詳しく理解できるはずだ。
ただ、本当に好きだったら1年経っても「彼氏や彼女の前だけはつい恥ずかしいと思ってしまう瞬間がある」という状態で付き合いが続く感じになるので、「好きだったら恥ずかしいと思ってしまう」と受け入れていくことも重要だ。
付き合ってる付き合ってないに関わらず、「好きだったら恥ずかしい」というのが恋愛の公式である。
あなたが恥ずかしがり屋の性格だった場合は、好きな人と付き合った後もずっと恥ずかしさと戦うような恋愛になることも少なくない。
しかし、恥ずかしくなくなるということは、彼氏や彼女に慣れてしまうということなので、その分ドキドキやキュンキュンすることが減ってしまうということ。メリットとデメリットの両面がある問題だから、好きな人と付き合っている人は「恥ずかしいと思う自分」を前向きに捉えてほしい。
彼氏や彼女に「恥ずかしいと思わない」ということは、彼氏に飽きた・彼女に飽きた状態に近い感覚だ。付き合い始めてしばらく経つのに「ずっと恥ずかしい」と思うなら、それだけ好きな人と付き合えていることを意味する。それはそれで幸せなことだから、うまくいってるなら「自分の良いところ」だと思ってほしい。
「付き合うのが恥ずかしい」は治るが、「カップルでいるのが恥ずかしい」は、みんなから公認の仲にならないと治らない
付き合うのが恥ずかしいと思う人は、付き合い始めの期間(交際3ヶ月くらい)を過ぎると彼氏や彼女がいる状態に慣れることで恥ずかしくなくなる人が多いが、「カップルでいるのが恥ずかしい」と思う人は、他人の目が気になっているので、みんなから公認の仲にならないと治らないところがある。
「二人で歩いてるところを見られたら恥ずかしい」とか「デート中に友達に会うと恥ずかしい」などは誰でも思うことだけど、みんなの公認ではなく隠れて付き合ってるカップルなら仕方ない。
カップルでいるのが恥ずかしくなくなる時期は、周りのほぼ全員から公認の仲になる「付き合って1年くらい」というパターンもあるので、付き合い始めだったらその時期ならではのドキドキだと思っておこう。
付き合ったばかりなら「付き合うのが恥ずかしい」という気持ちは彼氏や彼女と共有できる気持ちなので、話してみても良いと思う。「2人でいるとなんか恥ずかしいよね」みたいに話せば、付き合いたてのカップルらしい初々しい会話ができるはずだ。
デートが恥ずかしいと思う原因と対処法
好きな人に恥ずかしいと思う人は、特に「デートが恥ずかしい」と思ってしまう人が多いと思う。
このパートでは、デートが恥ずかしいと思う原因や理由を整理して、対処法まで解説する。
なぜデートは恥ずかしいのか
デートが恥ずかしいと思う原因や理由は、以下の5つがポイントだ。
- デートすることに慣れてないから
- デートはずっと長い時間二人きりだから
- デート中の会話に自信がないから
- デートスポットの選別やプランニングに自信がないから
- 異性として評価されてると感じるから
デートが恥ずかしいと思うのは、相手が好きな人だったら「好きだから」というのが一番大きいのだけど、もう少し範囲を広げて「異性とのデートで恥ずかしいと思う原因や理由」を解説するなら、上の5つがポイントになっている。
その中でもやっぱり「デートに慣れてない」ことが一番大きくて、同性の友達と二人きりで会っても恥ずかしいと思わない中、異性とのデートでは、相手が好きか好きじゃないかに関係なく、慣れてないから恥ずかしいと思ってしまう。
デート慣れしてる人だったら、恋愛対象外の異性であれば、二人きりで遊んでも恥ずかしいとは思わないということだ。(※逆に言えば、好きな人だったらデート慣れしてる人でも恥ずかしいと思う瞬間がたくさんある)
その他にも「デート中の会話力」や「デートの企画力(提案力や無難な選択をする力)」に自信がないと恥ずかしさを原因に委縮してしまい、なかなか堂々とデートできないことに悩むと思う。
では、どのように対処すると良いのだろう?
デートで恥ずかしいと思う人の対処法
デートで恥ずかしいと思ってしまって失敗デートの確率が高い人は、10代から20代前半なら特に、お互いに恋愛対象外の「男友達と遊ぶ、女友達と遊ぶ」ことで「異性との二人きりに慣れる」のが最も効果的な対処法だ。もちろん、恋愛対象の人とデートする方が経験という意味ではより効果が高い。
修行しようとは言わないけど、好きな人とのデートが「恥ずかしいと思うことで失敗してしまう」ようだと、せっかく片思いが進んでもデートがつまらないことで付き合うまで恋愛が進まない。
私自身も好きじゃない女性と「経験だと思って行ったデート」が十数回あって、異性とのデートに慣れようとしたことがあったのだが、結果的に異性と二人きりで遊ぶこと自体は回数が増える度に恥ずかしいと思わなくなった。
デート経験が増えることで「どんなデートなら盛り上がるか」とか「デート中の会話の持たせ方」も学んでいったので、やっぱり経験を増やせばデート力そのものもついてくる。少しでも自信が持てたら恥ずかしさが減るのは必然だ。
ただでさえ恋愛感情は自分の余裕を奪うので、デート経験が少ないなら「気がない人とのデートで慣れる」という対処法がおすすめだ。「男性と二人きり、女性と二人きり」という状況に慣れる意味では、ご飯に行くだけでも最低限の余裕は手に入れられるので、お出かけデートが難しいなら、もっと気軽な食事デートで慣れるのも良い。
もし気軽に誘える男友達や女友達がいないなら、デートに関するよくある不安材料を取り除く対処法も有効なので、デートで恥ずかしいと思ってしまう人は、下の記事から気になった記事を読んでみよう。
まとめ
今回は恋愛で誰もが持つ「恥ずかしい気持ちの理由と対処法」を解説した。恋愛だけでなく異性が苦手な人にも参考になるようにまとめた。
恥ずかしいという気持ちが原因で恋愛がうまくいかない人は、本文中で紹介した対処法を意識してみよう。
恥ずかしがり屋の性格の人は、「ダメな自分」ばかりを見ずに、少しずつ、1回でも多く頑張れる瞬間を作ることからやってみるのが大切だ。慣れていき、成功体験も増やせると「やればできる自分」にも気づける。抱えてしまう感情を消すように対処するのではなく、違う感情で上書きするように対処することも重要なので、意識してみよう。
今回の問題で20代後半になるまで解決できてない人は、下の記事も読んでみてほしい。恋愛に真剣に向き合おうと思うきっかけになるはずだ。
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