恋愛できない人の原因は、深く探っていけばいくほど「恋して傷つきたくない」という気持ちに集約されていくように思う。
当サイト「恋愛のすべて」では、恋愛の最も基本的な要素が「出会い」「コミュニケーション能力」「セルフイメージ(=男や女としての自信)」の3つにまとめられると説明しているが、恋愛で傷つきたくないという人は、出会いに臆病になり、恋愛対象とのコミュニケーションに消極的になり、セルフイメージが下がった状態で恋愛しようとするので、本当に結果が出ない。
当サイト読者じゃなくても、本気で恋愛したいと思う人は何かしら「出会い」に対策を取る人がほとんどだけど、そもそも「恋愛で傷つくのが嫌だ」「恋愛で傷つきたくない」と思っていると、それが原因で恋愛できない状態となる。
もしあなたが恋愛できない原因を「外見」や「異性としての競争力」のせいだと思っているなら、今回まとめる内容を自分自身に落とし込んで一度しっかり考えてみてほしい。
傷つかない恋愛はただのゲームであり、素敵な恋愛はお互いが本気で好きになるから成立するもの。自分は傷つきたくないのに、相手には本気を求めるような恋の仕方では、結局恋人を作ることができない敗因となってしまう。
今回は、「傷つかない恋はない」というテーマで、内心で「傷つかない恋愛をしたい」と思ってしまっているような考え方について、恋愛の専門家として解説していく。
出会いを増やしても恋人を作れない敗因は一体何なのか、参考にしてみよう。
恋愛できない原因が「傷つきたくないから」になっている人は本当に多い
最低限の「出会い」が作れているとしたら、恋愛できない原因は「傷つきたくないから」という理由であることが本当に多い。
何等かの方法で出会いを作ることができているなら、特にその数をかなり頑張って増やしているなら、いずれかのタイミングで出会うべき人に出会い、恋愛ができる。
ここは、顔面偏差値より年齢の方が重要で、特に10代から20代は適切なマインドセットを行って出会いを作れば、時間の問題(確率の問題)で恋人ができる。(※30代以上になると素敵な人ほど相手を見つけているので、その確率が下がる)
しかし一方で、出会いを作っているのに恋愛できない人も一定の割合で現れるのも、もう一つの事実だ。以前と比べて異性との接触を増やして、少し恋愛に頑張ってみたけどそれでも恋人ができない人がいる。
この状況になる人はなぜ恋愛できないのだろう?
恋愛できない原因は「出会いの数」で確率論に落とし込めるが、それでもダメならはっきりした原因・敗因がある
数を当たることで出会うべき人に出会えれば、恋愛は特別な人だけがするものではないから、タイミングときっかけ次第でどんな人にも恋人同士に発展していく人が現れる。
ここは最終的に「確率」に落とし込めるのだけど、そうなれないのであれば、やはり原因・敗因があるということになる。
その最たる例が、今回テーマの中心とした「恋愛で傷つきたくないという気持ち」だ。
「自分は痛みを感じず、相手に頑張ってもらって素敵な恋ができたらいい」
恋愛は超個人的なものだから理想を語るのは決して悪いことではないが、恋愛したいと思いつつも「傷つきたくない」という気持ちが恋愛できない理由になっているとしたら、少し考え方を変えないといけない。
傷つきたくないと思ってする恋愛の矛盾
傷つかないように自分を守りながら接する異性が自分を好きになってくれるかと考えてみると、少し難しさを感じないだろうか?
人を好きになれば、感覚は大小様々だけど、その人が気になるし、意識する。
そうなれば、たとえば自分がした挨拶に笑顔で応えてくれただけで嬉しかったり、無視されれば一日中落ち込んだり、心は揺れ動き、それは恋愛の醍醐味の一つであって時に苦しさとなる。
恋愛は幸せも苦痛も与えるもので、あなたに取っての素敵な恋は、そのどちらの気持ちも高めることになる。恋愛は愛する人から愛されるから幸せなのであって、傷つかない恋愛をしようとすれば、愛さないようにするか、愛する度合いを弱めるしかないから、恋愛の幸せを削ることになるし、相手目線では「好きか嫌いか分からない人」になってしまい、好きな人から愛されない原因にもなってしまう。
つまり、恋愛で傷つきたくないという気持ちは、大いなる矛盾をはらんでいるのだ。
誰かから愛されたいなら自分も愛さないといけないけど、傷つかないようにする恋愛は早い段階で自分の気持ちにブレーキをかけるしかなく、相手が自分に来てくれるのを “あまり気にしないようにして待つ” ような恋愛になって、結局好きな人から愛してもらえない。
恋愛したいと思うなら、傷つく覚悟が必要だ。
「自分は傷つきたくないけど、相手は傷つく覚悟を決めてアプローチしてきてほしい、しかもそれは素敵な人限定♪」と言うのは、かなりわがままな恋愛観だと言わざるを得ない。
傷つかないように恋愛すると、好きな人に自分から距離を取ることになる
傷つかないようにする恋愛はもう一つスタイルがある。
それは、好きな人から距離を取って「見ているだけの恋愛をする」ことだ。
好きな人ができたとしても関りを持たないようにすれば恋愛で傷つけられることはない。
しかし、見ているだけの恋愛は傷つかない代わりに両想いになれる可能性がほとんどない。目が合うだけで恋に落ちるのは奇跡に近いことだし、2人の距離が縮まることがないからだ。
好きになった人と恋愛を進めようとすると、どうしても傷つく可能性がある「好きな人と関りを持つ」ことが必須となってしまう。
では、絶対に傷つかない恋愛はどんな恋愛だろう?
好きな人ができても見ているだけの人は、LINEを通して恋愛することを考えてみよう。直接かかわるよりも心理的にはマイルドな恋の仕方ができる。
- 連絡先交換の方法はこちら >>
- LINEだけで好きにさせる方法はこちら >>
傷つかない恋とはどんな恋愛なのか
リアルな恋愛における「傷つかない恋」とは、ホステスやホストのような「疑似恋愛」か、ゲームのような「無機質な空想の恋愛」にしか存在しない。見ているだけの恋も「目が合った時の反応」で傷つく可能性があるからだ。
簡単に言えば、相手が本気で好きじゃない恋愛じゃないと、傷つかない恋愛にならないのである。
では、本気で好きじゃない恋愛は恋愛と言えるのかという問題が浮上するが、先ほどの例の2つ(=疑似恋愛とゲームのような恋愛)を取っても、決して本当の恋愛とは言えず、傷つかない恋愛はもはや恋愛じゃないと言っても過言ではない。
色々な恋愛を経験をしてきた私としては、リアルな恋愛では傷つかないなんて無理だと思っている。
もう少し詳しく解説していこう。
傷つかない恋愛がしたいと思ったら、相手を本気で好きになってはいけない
傷つかない恋をしたいと思うなら、それはあなたが「相手を本気で好きになってはいけない」というルールを設けることと同義だ。
ここは、無意識の内に傷つかない恋愛を求めている人も全く同じ状況なので、「恋愛したいけど傷つきたくない」と思う頻度が多い人は、「これ以上好きにならないようにしないと」とか「好きになっちゃだめだ」と思うことが多くなっていると思う。
恋愛がある種、傷つけ合う関係になってしまうところもあるのは、お互いにとても大切な気持ちを相手に対して持つからだ。
恋愛感情を持てばちょっとしたことで一喜一憂する。それが恋愛のドキドキであり、キュンキュンする瞬間を生み出すわけだけど、傷つかない恋をしたいなら、好きにならずに恋愛するしかない以上、恋愛のドキドキもキュンキュンも味わえない。
傷つかない恋愛は本当にあらゆる意味で無機質なのだ。「傷つかないようにする=気持ちを入れないようにする」ということなので、一般的な恋愛とは違うものになってしまう。
好きにならずに恋をする意味をあなたが素敵だと思うなら、好きにならずに好きになってくれる人を見つるのが間違いじゃないけど、いわゆる “普通の恋の幸せ” を追い求めるなら、恋愛で傷つく覚悟が必要になる。
絶対に傷つかない恋愛というのは、少なくても自分の気持ちがない恋愛になるから、もし目指すとしたら「何が自分の幸せにつながるのか」を考えておくべきだ。
たとえば、恋愛で傷ついた心を癒すために「ただ愛される恋愛がしたい」という場合ならあり得ない話ではない。
そのくらい特殊な恋愛になる。
恋で傷つきたくない人がする「ゲームのような恋」の行きつくところ:傷つかない恋愛は何を自分にもたらすのか
遊びの恋愛は、本気にならずに「相手を落とすことだけを考える」から、傷つかない恋愛になる。
恋愛工学が有効な恋愛のノウハウだとしたら、こういったゲームのような恋愛との相性が良い。
でも、もし好きな人と心と心を通わせて親友以上の信頼関係で結ばれてるカップルになることを少しでも目指すのであれば、傷つかない恋をしたいという気持ちはなるべく早く卒業したい。
あなたが傷つかない恋をしたい気持ちは、それを隠していても、相手に伝わる。傷つきたくないと思ってする恋愛では、心のこもってない言葉を相手に言うことになるからだ。
行動や態度でも同じで、自分は気持ちを入れないようにしながら、相手には心がこもっているかのように振る舞うことになるので、いずれ自分の気持ちを見透かされる。
何年か先に素敵な恋ができたらいいと思う人なら、無理に傷つかない恋から卒業しようとしなくてもいいのだろう。誰かがあなたを見つけて、相手が一方的に恋心を寄せて始まる恋愛があるかもしれない。
しかし、そこでもやはり問題点が出てくる。それは、「突発的に情熱を持って想いを寄せる相手が自分に現れる可能性の低さ」と「現れたとしても、自分が好きになれるかどうか」だ。
この二つは、恋愛に慣れていない人の方が乗り越えにくい問題である。
だからと言って、今度はゲームのように恋愛しようとすると、また違う問題が出てきてしまう。
たとえば、誰か容姿のいい異性を落とすために自分をコントロールしてアプローチするとしよう。
好きじゃないから褒め言葉も気軽に言えて、好きじゃないから余裕を見せることができて、好きじゃないから押し引きも効率的にできる。かもしれない。
そうして手にする恋人に「価値がない」なんてことはない。恋愛は超個人的なものでいい。社会的に問題がなく、誰も傷つけないなら、恋愛は「普通」へ拘る必要がない。
だが、この恋愛スタイルを採用しようとするなら、恐らく最後は「虚しさ」しか残らないだろう。ゲームのように恋愛する時の問題点は、この虚しさである。罪悪感を持ってしまい、逆にストレスになるタイプもいる。
傷つかない恋愛はどうしても相手を騙すことになるため、異性を落として楽しむように恋愛するしかなくなる。自分を好きにさせるために動いて、相手の心だけを奪う。でも、自分はなるべく相手を好きにならないようにするので、その恋愛を続けるとどうしても虚しさを感じ、相手が素敵な人だった時ほど罪悪感を感じてしんどくなる。
こんな恋愛スタイルでも、恋人ができるならモテる自分に自信を持てるようになる人もいるのだけど、結局自分は相手を本気で好きにならないのだから幸せは思った以上に小さい。本気になれば「傷つく恋」に変わるから、ジレンマを抱える人も少なくない。
好きになったからこそある幸せの対価は「相手に自分の心を預ける」ことだ。
想い合うとは、信頼にたる愛情を自分が持っていることが前提になっている。
この前提なくして本当のカップルになることはできないから、彼氏ができる・彼女ができるデメリットに悩む人も出てくる。
恋をすれば相手の言葉と行動で自分の気分は上下する。それは決して楽しむってほど余裕なんてないけれど、前提にある「愛情」は好きな人が受け止めて、同じ強さで返してくれるから「幸せだ」と思えるわけで、友情とは違った愛情の信頼関係は心地良い安心感と感動を与える。本当の恋愛とはそういうものだ。
恋愛は、単純に素晴らしいものと言えないが、傷つく覚悟がないなら一方的に傷つけてしまうのがズルい。恋愛ではイイトコ取りができないというのが私の結論だが、心を預けずに相手の心を握ろうとするなら、それは果たして恋愛なのだろうか。
傷つかない恋愛の行きつくところは、恋愛ではなくなる気がしてならない。
「恋愛で傷つきたくない」という状態を卒業するためにはどうするべきか
傷つきたくないと思う気持ちを前向きに変えるためには、恋愛に対して純粋な気持ちを大事にしよう。
- なぜモテないのか
- なぜ自分は異性から好かれないのか
こういった「不特定多数」を意識しないで、自分が好きになった人を限定して考えていく。
もっと相手を知りたいと恋をして、
もっと自分を知ってほしいと恋をする。
傷つきたくない気持ちを消そうとするのではなく、好きな人への純粋な愛情にファーカスしていくと、「傷つきたくない」という感情に上書きすることができ、この問題は乗り越えられる瞬間がくる。
傷つきたくないけど、好きだからつい前のめりになる恋は、心を閉ざして傷つかないようにする恋と対極にある。
そんな恋愛を目指してみよう。
恋愛すれば、誰もが傷つきたくない気持ちと戦う。たくさんの出会いの中で誰かを意識したとき、必ず「諦めたい」という気持ちと「好きになってもらうために頑張りたい」という気持ちがせめぎ合う。
傷つきたくない気持ちが原因で彼女ができない人・彼氏ができない人も、その気持ちを持ってはいけないのではなく、その気持ち以上に他の気持ちが勝つような恋愛の仕方ができれば今の問題を乗り越えられる。
「それくらい好きになれる人を見つけよう」ということを言っているに等しいのだけど、「もっと知りたい」と思える人を見つけて、その気持ちにフォーカスしていくと「傷つきたくない」という気持ちは減退する。
恋愛の難しさを感じるときは頭で考えてしまっているから、素直に行動したくなるような人を好きになると変わる。「傷つきたくないけど、やっぱりもっと知りたいし、自分のことを知って欲しい」と思えるような人と恋愛すれば、少しずつだけど行動と態度が変わるはずだ。
そんなに簡単なことではないのだが、傷つきたくない以上の気持ちを持とうとすることで乗り越えることできるし、「誰だって傷つきたくない気持ちと戦って素敵な恋人を作っているんだ」という真実を知ると、変わりたいと思う人も出てくると思う。
恋愛相手の問題で「傷つけられたくない」と思う人は、本格的な婚活がベストな選択
恋愛で傷つきたいと思う人は、過去の恋愛で傷つく経験をした人に多い。恋愛のトラウマを持っている人も決して少なくないし、傷つきたくないという気持ちが「恋愛する絶対条件」になっている人もいることだろう。
もし、恋愛相手の問題で「傷つけられたくない」と思う人は、本格的な婚活がおすすめだ。
恋活ではなく「婚活」をしている人は、恋愛する視点がかなり長期的で、人生のパートナーを探している。これまでの出会いとは質の違う出会いが担保できるのが魅力だ。
もちろん、婚活している人の中にも「無意識に傷つけてしまうこと」は避けられない問題として残るのだけど、最低限「意識的に傷つけること」はほとんどなくなる。なぜなら、今まで出会ってきた人と本気度が違うからだ。
傷つけられたくないと思いながら恋愛しようとすると、相手を疑う気持ちが見透かされてなかなかうまくいかないのだけど、婚活であればしっかり信頼関係を作ろうとしてくれる。
お互いに結婚相手として相手を見るから、最初は「疑い」みたいのがあって当然と思うからだ。信頼されようと頑張る相手の行動や態度に、あなたの傷ついた心は少しずつ癒されていくはず。
傷つけられたくない気持ちは「時間」の解決も期待できるが、特に女性は結婚適齢期が想像以上に短い。いずれ結婚したいと思っているなら、早い時期から「自分の問題」と向き合っておくのが後悔しないコツだ。
たとえば、オーネットの結婚チャンステストであれば、婚活をはじめる上で疑問となる「婚活している人がどんな人か」「自分が求める条件の人と自分がマッチングするのか」と言った点をオーネット会員の中から無料でテストできる。
「結婚相談所の婚活が一番確率が高いことは知っているけど、会員の質が心配…」と思っている人は、実際に受けてみると意外な結果を手にすると思う。
恋愛して傷つけられたくないと言う人も、あとで後悔しないように自分が幸せになるための努力をしておこう。
まとめ
今回は「恋愛できない原因」を本質的に考え「傷つきたくない気持ち」でする恋の問題点や対処法などをまとめた。
人を好きになると、傷つかないようにするためにはなるべく接触しないことでしか対処できない。遠くから見ているだけの恋は周囲への嫉妬以外で傷つくこともないだろう。
でも、心を開かずに守ろうとして近づく人に特別な魅力は感じにくい。接していても、上辺を撫でる他人行儀な会話にドキドキもしないだろう。
恋人を作ると言うことは、好きな人の特別な人にならないといけない。相手から好きになってくれることも決して珍しい話ではないとしても、もしそうそう自分には訪れない機会だと思ってしまうなら、「相手を知ろうと恋をして、相手に自分を知ってもらおうと恋をする」ようにコミュニケーションを取ってみよう。
関係を作るように恋愛できれば、容姿がイケてなくても内面を見る人と恋愛はできるし、恋に落ちるきっかけは何も表面に現れているものばかりじゃない。素敵な恋をするために、今一度自分の恋愛の仕方を振り返ろう。
変わろうと思うなら、下の記事も合わせて読んでみてほしい。
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