男性が女性に奢る心理は、異性に奢らない女性からすると、少し掴みにくい気持ちかもしれない。
事実、奢ってくれる男性の心理や目的、理由は様々だ。
本来、奢られる関係にないはずの「付き合ってない男性から奢られる」と、女性は色々考えることがあると思うけど、男性は男性で考えていることがあり、奢るか奢らないかの決定は相手女性への印象以外に、個人的な価値観なども関係している。
その中には「下心以外の気持ち」も当然あるわけで、おごってくれる男性が考えていることの中には、「もっと仲良くなりたい」という好意や、奢りのご飯をきっかけに「付き合いたい」「自分に興味を持ってほしい」といった恋愛感情もあり得る。
しかし、奢ってくれる男性心理を考える際に、女性が気になる “下心” の存在は無視して考えることはできない要素で、奢ってくれる男性心理の見分け方は、純粋な好意と遊びに近い下心を判別するのにも重要である。
奢る男性が「あなたに取ってどんな人か」でも対処法や反応の仕方が変わってくるし、そもそも「男性が奢ってくれる時は、女性は甘えていいのか」と言う問題も時々浮上する。
そこで今回は、「付き合ってないのに奢ってくれる男性心理と理由」を解説し、「奢られる女性の対処法」を徹底解説していく。
付き合ってないのに毎回奢ってくれる男性がいる女性や、時々ご飯をおごってくれる男性がいる女性は、ぜひ参考にしてみてほしい。
後半では、好きな人が奢ってくれる時の脈ありサインと脈なしサインや、奢ってくれない男性は脈なしかのかについても解説する。
「奢るからご飯行こう」「奢ってあげるから飲みに行こう」と言われた際、女性は気のある男性かその気のない男性かで対応の仕方も変えていると思うが、そもそも男性はどんなことを考えて女性におごるのだろうか。
奢ってくれる男性の心理に迫っていく。
付き合ってないのに奢ってくれる男性心理と理由:なぜ男は女におごるの?
まずは、付き合ってない状況を前提に「男性が女性におごる心理」を見ていこう。
女性から見ると「なぜ奢ってくれるのか」という男性心理は理解しにくいが、男性が女性に奢る時はこのパートで解説することを考えている。
奢ってくれる男性心理は良い意味も悪い意味もあるので、一つ一つ確認してみてほしい。
誘いに乗ってほしいから付き合ってない女性を奢りで誘う
男性が好意を持ってる女性をご飯に誘う時は、「奢りだと言って誘う」と非常に誘いやすいイメージを持っている。
女性側も「奢りなら」と思ってOKすることは多いから、誘う段階から奢ると言ってくる男性は、自分と食事に行くメリットをわかりやすく提示することで、「断られるリスクを減らしたい」と思ってることが多い。
実際、下の記事で解説している通り、付き合う前のデートや食事の誘いは「相手にメリットを与える」と断られにくいため、もし誘いの段階から「奢るからご飯行こうよ」って話しがあった場合は、断られないように彼が気を遣ったと思われる。

男性が好意を持った女性を誘う方法として、「奢るからご飯食べに行かない?」とか「ご馳走するよ」という誘い方をするのは、付き合う前の恋愛でありがちだ。
最初の一回目の食事を成立させるために「奢るから」という誘い文句が使われることが多いけど、奢る約束をしないでも、奢ってあげることで2回目の食事や3回目のデートに繋げる目的で男性は奢ることがある。
相手の女性に好意があるからおごる男性心理は、「おごりを理由に女性を誘う」というアクションに表れる。
この場合は、女性に奢ってあげることで食事を成立させたいと思っているから、好きな人から言われたのであれば脈ありサインになっている。
見極めのポイントは「なぜ奢るのか」という理由だ。
いろいろ言い訳する場合もあるけど、「別に奢ってもらうほどのことじゃない」と思うなら、奢りで誘ってくる男性はあなたとご飯に行きたかっただけだろう。
アプローチされてる感覚があるなら「奢ってでも二人で会いたいと思ってくれた」と判断できるため、普通に誘われるよりも強い脈ありサインとなる。
二人で割れば数千円の食事代も、二人分払うなら1万円を越えるのもザラだから、男性が女性に食事代を奢る時は、負担もそれなりになる。「毎回奢ってくれる」とか「頻繁に奢ってくれる」なら、相手男性はあなたとの食事に特別な意味を感じているのだろう。
男性の収入次第な面は否めないものの、「下心よりももっと純粋な好意の意味でおごることも多い」ということは、女性が分かっておくべきことだ。
相手の女性としても、「奢ってくれるなら行く!」ってことで特に好意を持ってない男性の誘いでも乗りやすい面があるので、奢りで誘う時は男女ともにメリットとデメリットがはっきりしている。
「奢るとモテる」と思って、女性にかっこつけたいから奢ってあげる男性心理
男性には「奢る男はモテる」というイメージがあるため、奢ってあげたい対象の女性はやっぱり好意を持ってる女性が筆頭だ。
男性は好きな人や気になる人にスマートに奢ることで、以下のイメージが持ってもらえると思っている。
- 経済力がある男性
- 女性に紳士的な男性
- 頼りがいがある男性
- 気前が良く、付き合ったら楽しそうな男性
特に最近はジェンダーレス、ジェンダーフリーの考え方が少しずつ浸透してきており、女性に奢る男性が減った中、それでも奢ろうとする男性は、相手の女性に好意を持ってる確率が上がっている。(参考:デート代の負担割合は割り勘?彼氏の奢り?それともカップルで差を付ける?)
奢ってくれるだけで脈ありとは言えないが、奢る心理の中心が「かっこつけたいから奢ってあげる」という気持ちであることを踏まえると、奢ってくれなかった場合と比較して恋愛的には十分に加点である。
男性に気になる人や好きな人ができたら、相手から「かっこいい」と思ってもらう行動に頑張るから、多少無理をしても奢ってあげたくなる。
ここは、特に短期間で食事の回数が多くなった場合に「毎回奢ってくれる男性」「全額奢ってくれる男性」が好意を持ってくれてる可能性が高いので、これからどんな態度で自分に接してくるかチェックしてみよう。
ただ、男性は下心で女性に奢る心理も持ち合わせている。では、男性が下心でおごる時はどんな時だろう?
おごってくれる理由が下心だった場合の特徴と対処法を解説する。
男性に下心があるから奢る時の特徴と対処法
奢ってくれる男性の心理を語る際、「下心」は欠かせない要素となる。
そもそも男性心理では女性に対して下心を抱きやすいのが特徴だから、遊び人の男性に引っかからないように、逆に純粋な気持ちに気付けるように、「下心で奢る男性の心理」はよく理解しよう。
未来への投資の意味で女性に男性がおごる時は、見返りに求めるモノがいつもキレイなものとは限らないので、注意が必要だ。
では、下心でおごる男性の特徴は?というと、以下の5つが挙げられる。
【下心で奢る男性の特徴】
- 誘う時以外に、会計前後でも「おごり」をやたらと強調する
- 不自然にボディタッチが増える
- 断っても飲まそうとする
- 自己中心的な考えが見え隠れする
- 逆にやたらと優しくして機嫌を取ろうとする
代表的なものを挙げてみたが、純粋なアプローチとの差異は、雰囲気的なものや、その他のことも絡めて考える必要があるので、少し表現が難しい。
上記で挙げた以外の「女性側の感性」も重要な要素なので、奢られる時はなるべく相手男性の真意を掴むように探りを入れられるとベストである。

男性があなたにおごってくれる時に、気になる人や意識する人だから存在する「ちょっと複雑な気持ち」があなたへの接し方に表れていれば下心ではない。下心で奢る男性には、どこかストレートな恋愛感情が絡まない「余裕」が見て取れるはずだ。遊びだから余裕が持てる。
もし下心で奢る男性に遭遇した時は、対処法として「おごられない」という選択以外に下の4つをポイントにしてみよう。
【下心で奢る男性への対処法】
- 姿勢や言葉使いを崩さずに隙を見せない
- スキンシップはたしなめる。しつこいなら怒る
- おごられても遠慮しない。自分の都合ははっきり言う
- 一定の距離を取って話をする
あなたが「ちゃんと好意があってアプローチしている男性には変に脈なしサインを送りたくない」と思っても、この程度の態度や行動だったら警戒心を表現しても問題ない。男性の反応からニュアンスを調整すれば大丈夫だ。
上記で説明した「男性から奢られる時の対処法」を実践した結果、男性があなたから引いていくとしたら、下心だけで口説いていた可能性が高い。
好意があって女性におごる男性は、酔った勢いで思い切った行動を起こすことも珍しくないが、相手の女性が毅然とした態度(嫌がる、断る)であった時、自分の行動を反省する方に考えるのが、恋愛感情を持っていた場合の男性心理である。
ゆっくり関係を深めて行きたいと思って、男性の下心をやんわり逸らしたいなら、フォローの言葉を添えれば良い。
簡単に落ちる “ガードの甘い女” は本命にしないという微妙な男性心理もあるので、変に余裕がある男性に対しては、少しけん制するような態度・行動を取ると良い。
ここは、より深く理解するために下の記事も参考にしてほしい。

不器用だから奢る男性心理(割り勘の方がコミュニケーションコストは高い)
「奢る男性」をイメージすると、女慣れしている男性や恋愛経験豊富な男性を思い浮かべる女性が多いかもしれないが、逆に女慣れしてない男性や恋愛経験が少ない男性も奢るタイプが多数存在している。
そんな男性は、不器用だから女性におごるという選択をする。
男女二人きりのデートや食事の会計は多少面倒なコミュニケーションが発生するが、男性が女性に奢ると、割り勘にかかる “めんどくさい会話” をスキップできる効果がある。
- 全額奢らない、割り勘にしようとする=お金の請求をしないといけない、自分がちょっと多く払うべきか考えたり、どのくらい差をつけるか考えないといけない
- 全額奢ってあげる=全額自分が払うのでコミュニケーションは「奢るよ」だけで良いし、女性に負担させないから自分の気分も楽
不器用な男性は「いいよ、奢るから」と言って恋愛的な雰囲気を出さずに奢ることがあるが、その心理としては、かっこつけたい心理も入ってるものの、「そっちの方が楽だから」という感じだ。
女性とのコミュニケーションが不器用だと、めんどくさいお金の話を「自分が負担する」という方法で回避したくなる。
このタイプは、デート慣れしてないとか、女慣れしてないという点をコンプレックスにしているのが特徴で、好きな女性に対してぶっきらぼうな態度で奢る。
好意を持ってない時はめんどくさそうに奢るのが特徴なので、女性への接し方で見抜くことができる。笑顔で奢ってくれる感じより、「いいよいいよ」と断る感じで奢ってくるのが、好意がない男性の態度だ。
下心を見抜く時にも、相手の男性の「女慣れ度」は一つの指標になるので、ただ不器用なだけで奢る男性の存在も頭に入れておこう。
「割り勘するのがめんどくさいから奢ってくれる」となると恋愛感情は持ってないので、食事が1回だけで終わるとか、普段のアプローチは特にない場合は、「もうご飯に誘うこともないだろうし、今回は奢りにするか」と気分で奢ってくれただけかもしれない。
「男性は女性に奢ってあげるもの」という価値観で好意がないのに奢る男性心理(年上男性が奢ってくれる場合に多い)
年下の後輩と飲みに行けば先輩が奢るものだと言う人がいるが、これと似たようなことを男性と女性の関係で考えているタイプの男性がいる。
男性の価値観で「女性と食事やデートに行ったら男は奢るものだ」と思っていると、深い意味もなく女性におごる。
前述したように、最近は減ってきている傾向だが、まだまだ男性に奢られるのが好きな女性がたくさんいることもあって、男性の価値観に影響している。(※婚活市場やマッチングアプリで多いが、一般社会でも男は奢った方がいいと思ってる人は普通にいる)
好意がないのに奢る男性はこの理由を疑う必要がある。
特に、奢ってくれる年上男性は、奢る理由が「可愛がっているだけ」ということがよくあって、恋愛感情も下心も全く無い状態でも年下に奢る年上男性が意外と多くいる。
後輩や年下としての好意は持ってるが、女としての好意は持ってないイメージだ。
この他の理由とも合わさるが、男性が奢ってくれる時は深い意味など考えずに「女性だから」という理由で奢る心理を持っている男性がいることを知っておこう。
高収入の男性に多いけど、収入面より価値観の方が大きい。
こういう人は奢り慣れている男性なので、おごりを強調することもないし、奢ったことへの見返りを求めることもないのが特徴だ。「当たり前のことだから」という感じの年上男性には甘えても問題になることは少ない。
スマートに奢ってくれる男性には「慣れている感」を感じるが、食事中や食事後に変な口説き方をしないなら下心から奢られているのではない。誘われる回数としても2ヶ月に1回など少ない頻度で留まるなら、良い関係を築きたいだけだろう。
普段の態度や雰囲気も合わせて、総合的な判断でここに当てはまる男性だと思うなら、ちゃんとお礼を言うことだけ忘れなければ良い。奢り慣れている分、こういう男性は「奢ってもらう女性の礼儀」を見ているので、きちっとしてないからと言って文句は言わないけれど、きちんとできなかったときに印象が悪くなるのは特徴である。好きな人が年上だったら気を付けておこう。
男性心理では、可愛がっている後輩の女性に好意も下心もなくおごるパターンがある。精神的な余裕もそうだが、女性に奢ってあげるには金銭的な余裕も必要なので、ある程度のスペックがある男性が奢ってくれる男性になることを考えると「年上に多い」のが特徴だ。
逆に言うと、金銭的に余裕がないのに毎回奢ってくれる先輩がいたら、好意を理由にしている可能性が高いということでもある。
女性に奢ることで精神的に優位に立ちたい男性心理
男性が女性に奢る時は、「奢ることで精神的に優位に立ちたい」という男性心理も関係している。
もし奢られた後で男性が調子に乗った態度を取る際は、お金でマウンティングしている男性なので注意をしよう。
傲慢さを感じるタイプの男性は、付き合っても幸せになれないタイプの彼氏になるので、奢ってくれるからと言ってあまり近づかないことをおすすめする。奢ってくれる男性に好意を持ってない場合はフェードアウトする方がトラブルを防げる。

奢ってくれる男性心理は食事中の会話である程度見極めることができるので、あまりに上から目線で奢る男性と遭遇した場合は、1回きりの食事で終わって、それ以上調子に乗せないのが賢明だ。
毎回奢ってくれる男性は女性に取って都合がいいが、相手の気持ちとあなたの気持ちが違っていた場合は、後にめんどくさい男に変わることもある。
ジュースなど「飲み物を奢ってくれる男性心理」
食事やデートではなく、普段の生活の中でジュースなどの「飲み物を奢ってくれる男性」は、基本的にコミュニケーションを目的にしていることがほとんどだ。
「一緒にお茶したい」とか「休憩中に会話を楽しみたい」と思って奢る男性がいる。
奢りたがりの男性だと気軽にジュースやお菓子を奢ってくれるけど、好意を持ってる場合もあれば好意がない場合もあって、低額なおごりだけにその行動だけだと真意が分からない。
ただし、自分で用意して女性に渡す時にしても、「奢るよ」と声をかけるにしても、不必要なコミュニケーションが発生するため、いくら低額でも嫌いな女子には飲み物を奢ることはない。何らかの好意を持たれているから奢ってくれると考えるのが自然だ。
何度もあるなら、飲み物を奢ることで会話ができることに特別な意味を感じていると思われる。お気に入りの後輩には先輩男子がやりがちだから、「自分だけ奢ってくれるのか、みんなにも奢るのか」を見て彼の本音を見極めよう。
その場で話し込むことがなかったとしても、飲み物を奢る男性は相手女性に簡単なプレゼント攻撃をしている感覚を持ってることがあるため、ジュースを奢ろうとする行動によって発生する相手女性とのコミュニケーションに期待感を持ってる可能性がある。
当然、缶ジュースよりもスタバなどカフェの飲み物を奢ってくれたり、一緒にカフェに入って奢ってくれるパターンだと脈あり度は高いので、シチュエーションと回数で「奢る理由」を考えると良い。
奢りたがる男性は、見栄を張りたい男性心理がある
男性が女性におごる心理として、バカにできないのが「男のプライド」で見栄を張ってるパターンだ。
経済力は男性のスペックとして重要なものなので、特定の女性に向けて「アピール」する意図で見栄を張るパターンと、「女性」というカテゴリー全般に向けて見栄を張るパターンの両方がある。
軽く断っても奢りたがる男性は、見栄を張りたい男性心理が強い人だと思われる。
少しナルシスト気味の考え方のようにも思うけど、所属するコミュニティー内で男性の誘いがあった時は、陰で「あっちから誘ってきたのに、おごってくれなかった」なんて言われないように、男性が見栄を張っておごっておいたりすることもある。
男性のプライドに絡む心理は女性がよく理解していきたいポイントである。
ただ、あなたの好きな人がプライドが高い人であれば、そのタイプに合った恋愛の仕方をするべきだ。性格が悪いわけじゃないならプライドが高い男性は「仕事ができる傾向がある」などの魅力もある。もし「どんなアプローチをしたらいいの?」と思ったら下の記事を読んでみてほしい。
次の見出しでは、奢ってくれる男性と食事した女性がよく疑問に思う「男性の奢りを断ると、男性のプライドを傷つけるのか」と言う問題について解説する。
奢るのを断る女性は、男性のプライドを傷つけるのか
女性が男性と食事などに行った時に、「奢ってくれようとするのを断ったら男性のプライドを傷つけるのではないか」と心配するもいると思う。
しかし、これに対する答えは「NO」である。立場差や年齢差がない、又は小さいなら、奢りを断ることが男性のプライドを傷つける行動にはならない。
奢りを断られると「俺におごられたくないのか」と思う人もいるにはいるが、重要なのはおごりを断る言い方の問題であり、奢りを断る女性にはきちっとした女性であることを意識する男性の方が多い。
毎回奢る男性を断る女性は、好印象を持たれることもある
特に、1度奢ってくれた男性との2回目の食事や3回目のおごりを断って割り勘にするのは、男性としては好印象を持つことが多い。
女性から間接的に好意をアピールする方法としてなら、「今回は割り勘にしようよ」とおごりを断るという行動は、むしろお勧めしたいくらいだ。
と言うのも、おごる男性心理を考えた時、好意のある女性に対して自分はメリットを提供している面があるので、「奢りだから食事やデートにきてくれてるのかもしれない」と不安に思うことがある。
- 割り勘で食事する=身銭を切ってまで誘いに乗ってくれるから好意を持ってくれてる自信が持てる
- 毎回奢りで食事する=奢ってくれるから誘いに乗ってくれるんじゃないかと不安になることがある
女性に毎回奢っていると、男性は何回もご飯に行く関係になっても自信が持てないことがあるのだ。
昔で言うところの「メッシー君(=食事をおごってもらうだけの人)になっているかもしれない」という不安や心配は、付き合ってない片思いの時期にあるあるとなっている。
おごられる女性が心配するように、おごりは確かに男性側の金銭的な負担が大きい。無理して奢ってくれる男性などは、たまに割り勘にすると関係が長続きする効果があるので、毎回奢ってくれる男性には「負担をかけすぎるのが良いことなのか」一度考えてみると良いだろう。
奢ってくれる男性の脈ありサインと脈なしサイン
次に、「好きな男性が奢ってくれる」という女性や「好きな人と初デートに言ったら奢ってくれた」という女性のために、奢ってくれる男性の脈ありサインと脈なしサインを紹介する。
先輩や上司、男友達など、色々なパターンで考えていくので、参考にしてみよう。
毎回奢ってくれる先輩や上司の脈ありサインは、ご飯の頻度で察知する
奢ってくれる男性は、食事の頻度に脈ありと脈なしの違いが出ている。
毎回奢ってくれる先輩や上司を対象に「好意があるかないか」知りたいなら、食事に誘われる頻度に注目し、月2回以上誘われることを脈ありサインだと考えよう。
月1で奢ってくれる先輩や上司は、その後のアプローチが強まらない限り、今の時点では「奢ってくれる理由が好意だ」と言えない。
仕事の延長線上にある「平日のランチ」だと人間関係を良くする目的であることも多いから、できたらお酒を飲む「ディナー」で見極めたい。
酔うと奢る男性もいるが、お酒が入ると男性心理は見極めやすい。
もしランチばかりに誘われる時は、女性からディナーに誘ってみると、男性の反応の仕方から脈ありか脈なしか見抜くことができる。好意を持ってくれてたら喜んでくれるはずだ。
女性からご飯に誘ったのに奢ってくれる男性は脈ありの可能性が高いから、ディナーに行けたら期待してみよう。
時々奢ってくれる男友達は、脈なしの可能性が高い
男友達から奢ってもらうと、「なんで女友達に奢るの?」と男性心理が気になると思うが、時々奢ってくれる男性は恋愛感情を理由にしてないことがほとんどだ。
なぜなら、奢る男性に好意があった場合は、畳みかけるようにアプローチするパターンが多いから。好きな人に対しては「奢ったり奢らなかったりする」より「毎回奢るか、毎回奢らないか」のどっちかに振れる。
奢ってまでご飯を食べに行く男友達の心理が不思議に思うのは分かるが、友情の意味で奢ってあげていたり、気軽に誘うための奢りだったりと、恋愛感情が絡まないパターンはいくつかある。
奢り以外のサインで男友達の脈ありサインを察知するべき状況なので、期待のし過ぎに注意しよう。
奢ったり奢らなかったりでは、恋愛感情にある勢いみたいなものもないので、ときどき奢ってくれる男性は女友達にとる態度を取っている。
下の記事で、より詳しく男友達の気持ちが分かると思う。
後輩の男子や年下男性が奢ってくれるのは脈ありサイン
もしあなたの方が年上で、「年下の男性が奢ってくれる」というパターンは、脈ありサインになりやすい。
男性は自分の立場を気にする心理が強いので、後輩の女子や年下の女子に奢ることの方が圧倒的に多く、年上女性に奢らないタイプが多いからだ。
特に、2回目の食事や3回目の食事でも奢ってくれる年下男性は、「年上の女性だけど対等に付き合いたい」とか「年下の男子だとバカにされたくない」、「年下だけどかっこつけたい」といった、相手の女性を意識した男性心理が疑われる。
背伸びしてくれるのはあなたを想ってのことだから、いいなと思うならそのまま彼との相性を確かめてみよう。
ご飯を奢ってくれるだけじゃなく、デート代を全部出してくれる男性は脈ありの心理から
デート中の食事だけでなく、「デート代を全額奢ってくれる男性」は、好意を理由にしている確率が非常に高いパターンだ。
奢ってくれる額で脈あり度が測れるわけじゃないけど、食事代もカフェ代も遊ぶお金も全部出してくれるのは、「先輩だから」とか「男だから」という理由ではまずありえない。
男として見栄を張ったり、かっこつけるならご飯だけ奢れば十分にかっこがつく。
ただ、付き合ってない状態で本当に全額奢りでデートするのは婚活の出会いを除き、ちょっとやりすぎな印象も持つ。女性も悪いなと思うだろうし、彼氏じゃないのに不自然な感じがするのは奢る額が高額だからである。
デート代を全額奢ってくれる男性心理は「最高のおもてなし(本命デートへの気合)」だったり、「最大限のかっこつけ」だったりするけど、付き合う前の関係性を踏まえるに「お金で落とす」的な発想がある男性に多い傾向だ。
デート中にずっと紳士的な態度を取ってくれるかチェックすると地雷に引っかからないから、気にしておくと良い。
しかし一方で、食事代よりデート代を奢ってくれる方が脈あり度で言えば高く、デート代を全部奢ってくれた上でずっと優しく接してくれたなら、あなたが本命の可能性が高い。その後にもアプローチが続くと思うので、期待して良い恋愛になっている。
無理して奢る男性や、金で女を釣ろうとする男にだけ注意してほしい。
「奢ってくれるか、奢ってくれないか」より大事な恋愛サインとは?
奢る男性の心理に「自分の価値観」が絡む以上、好きな女性でも奢らない男性がいるのは事実で、女性を尊重するタイプの男性はむしろ良い関係を作るために奢らない判断をすることもある。
奢ってくれる男性の脈ありと脈なしを見抜きたい時は、「奢ってくれる」というサインだけに拘るべきではない。
そこで注目してほしいのが下の記事だ。
おごりで食事に誘う男性が脈ありだった場合、必ず上の記事で紹介している脈ありサインが複数出る。
男性が女性を大切にする行動として「奢る」という面は否定しないが、奢られ慣れてない女性はその態度だけで脈ありだと思ってしまうことがあるので、しっかりした見分け方ができるように上の記事を読んでみよう。
「奢ってくれない男性は脈なしなのか」という点については最後に解説する。
下心が気になるけど、おごってくれる男性に女性は甘えていいのか
おごる男性心理を読んでもらって大方の予想はできていると思うが、「奢ってくれる男性に甘えてもいいのか」の答えは、「YES」ということになる。
アリだと思うレベル以上の奢ってくれる男性がいるなら、女性は甘えてしまおう。
ただし、下心がある男性もいるため、気のない男性から奢られるのはリスクもある。投資に対する見返りを求めてくる場合があるので、そこには注意をしないといけない。
好きな人や気になる人以外の人から「何度も奢られる」のは後々のことを考えるとデメリットが大きい
奢られることで色々と遠慮してしまう女性は、奢られるデメリットも考えてみるべきだ。
あなたの性格と相手への好意しだいでは、面倒を抱えないために割り勘にする方が実際は得することもある。
特に何度も奢られる、毎回奢られるのは、相手だって色々期待する。奢りを受け入れることにデメリットがあることは「大人の女性」が分かっておかないといけないことだ。
ここは、職場の男性が奢ってくれるパターンで非常に重要なポイントである。

世の中には別れた後にプレゼント代を請求してくる元彼もいるくらいだから、好意がない男性に奢ってもらうのは1回切りにしたり、最低でも食事の頻度を上げないように注意した方が良い。
2回3回と奢ってもらう回数が増えると、その分トラブルの可能性が増す。
奢った奢られたという立場の差を意識する男性もいて、精神的に優位に立とうする場合があるから、気遣い以上のことを考えてしまう女性は奢られる相手をよく選ぶ必要がある。
綺麗におごってくれる男性には甘えていて良いが、気になる態度があったり、上で挙げたような「下心を疑う態度」があるなら、そのまま甘えていた場合に面倒なパターンになることがあるので断るべきかと思う。
つまり、男性の下心に気付いて、純粋な好意を感じない場合は、何度も奢られない方が良いということだ。
「奢られる」ことで好意を受け取れば、どうしても奢ってもらうデメリットが大きくなるので、あなたの期待する意味じゃないなら離れるべき相手となる。
奢ってくれる男性の真意や本音を探って、その後の行動を決めよう
逆にあなたが気になる男性や好意を持っている男性が奢ってくれる場合に関しては、相手の収入がある程度大きいことが予想できていて、楽しくおごってくれる男性なら、毎回奢ってもらうのも、全額奢ってもらうのも恋愛的に特に問題はない。
彼の漢気に甘えてしまっても良い。
ただ、私の経験を語るなら、ある程度の高収入男子でも、毎回全額おごりは付き合ってない関係だと少しストレスがあったのも事実だ。彼女に奢るのと、付き合ってない女性に奢るのは多少なりとも意味合いが違うと感じてきた。女性がどんなつもりで奢られてるか分からないからだ。
だから、好きな女性のおごられる態度を見て100年の恋が冷めることもあったし、おごられるのが当たり前だと思ってそうな態度を取られると、切った自腹の分だけストレスを感じることがあった。
いい感じになっている男性とのことでこの記事に辿り着いてくれたなら、自分も負担するつもりがあることを態度で示せると良い。
奢られ方に関してはこちらの記事を参考にしてみよう。

「おごるよ」って言葉にどんな反応をするか、女性を試すような男はほとんどないと思うけど、「痛い女」に見られないようにすることは大切である。
そこら辺は今紹介した記事内で触れているので合わせて読んでみよう。
もう1つ注意点として、何回かおごってもらった男性となんだかんだあって不仲になった時は、おごった分の反動がくる可能性がある点には注意してほしい。
当初は特に何も求めずおごっていた男性も、相手女性の見方が変われば心の中に「あれだけおごってやったのに」と思う人もいる。
総合的に考えると、痛い男にはリスクを残さない方が得策ということになるだろう。器の小さな男には気を付けてほしい。

奢ってくれる男性がいるのに「奢ってくれない男性」は自分が恋愛対象外だからなのか
ここまででも簡単に解説しているけど、「奢ってくれる男性と奢ってくれない男性」で好意の有無は判別できない。
好きな人が奢ってくれない場合でも、自分が恋愛対象外というサインではないし、「脈なしだから奢ってくれない」のではないので、勘違いしないようにしよう。
昭和男子なら「初デートで奢ってくれない=脈なし」だと言っても問題なかったのだが、平成男子以降、特に令和男子は好きな人との食事やデートでも奢らない男子が増えている。

上の記事で紹介しているアンケート結果では、男女の収入格差がない大学生でも「付き合う前のデートだったら好きな人に奢る」という男子が6割ほどいるのだが、見方を変えると本命デートでも4割の男子は奢らないので、「好意があるから奢ってくれる・好意がないから奢ってくれない」と言い切ることができない。
あなたに奢ってくれる男性は本命だと思われてる可能性が上がるのは間違いないのだが、恋愛対象の女性と食事した時でも奢らない男性はたくさんいるので、勘違いしないようにしよう。
奢ってくれてた男性が奢ってくれなくなったら恋愛対象外になったサインになる
一方、恋愛対象外になったサインになるのは「奢ってくれてた男性が奢ってくれなくなった」場合だ。
「初デートで奢ってくれたのに、2回目のデートで奢ってくれなかった」というパターンや、3回目のデートや4回目のデートで奢ってくれなくなった場合は「自腹を切ってまでかっこつけてくれなくなった」という点で脈なしサインになり、恋愛対象から恋愛対象外に降格された可能性が高まる。

男性は奢ってくれるタイプと奢ってくれないタイプに分かれているが、恋愛の途中で奢ってくれなくなった時は、奢りたくなくなったと判断するべきだ。
雰囲気にもその本音が見え隠れするはずなので、接している内に彼の気持ちが分かってくると思う。
自分から割り勘を提案した場合はこの限りではないので、注意しよう。
まとめ
今回は「付き合ってないのに奢ってくれる男性心理と理由」を中心に「毎回、全部奢ってくれる男の考えてる事と女性の対処法」を解説した。
おごってくれる男性に女性は甘えていいと思うけど、おごる理由によっては面倒なことになり兼ねないので、男性の態度や雰囲気には敏感でいたい。
一方、逆にあなたが好きな人から奢られる状況を考えた際は、女性としての「奢られる態度」が重要となる。

奢り慣れている男性は、どうしてもおごられる時の女性の態度を無意識に比べてしまうので、基本的な作法は押さえておくに越したことは無い。
下心が全くないという場合はそもそも好意の有無すら危ういが、男性が女性におごる心理や理由は色々あるから、見分け方についてはいくつかの視点を持とう。本文で紹介した脈ありと脈なしの違いも参考にしてほしい。
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