男性と食事やデートをした時に奢ってもらう場合、奢られた女性は相手が重要な時ほどマナーやお礼の方法が気になると思う。
上司や先輩に奢ってもらった時だけでなく、好きな人や気になる人に奢ってもらった時もそうだ。
しかし、奢られ慣れてない女性は「奢ってもらったらお返しはどうしたらいいの?」と、何をどうしたらいいか分からないこともあるし、奢ってもらえると思ってなかった場合は「奢ってくれてありがとう」とお礼が言えないこともある。
さらには、「好きな人とご飯食べに行ったら奢ってくれたんだけど、印象が良いお礼の方法は?」という感じで、もっと積極的に男性が好意を持つ奢られ方を知りたい女性もいるだろう。
実際、男性の立場では女性に奢る場合に考えていることや感じていることがあるから、この記事では、女性に奢った経験が200回以上ある私の立場から「男性に食事やデート代をおごってもらう時のマナーやお礼の方法・お返しの考え方」を詳しく解説する。
私は男性に奢ってもらう女性を100人以上見てきた。その経験から「可愛い奢られ方」や「印象が良い奢ってもらう時のお礼の仕方」を解説する。
あなたとしても、恋愛が絡んだ席では「おごってもらうのが当たり前だと思っている女には見られたくない」と思うだろうし、「奢られる時に男性のプライドを傷つけるような態度を取りたくない」と思うはずなので、しっかり対処できるように参考にしてみよう。
おごってもらったお返しについても後から気になる女性がいるので一緒にまとめていきたい。
>>付き合ってないのに奢ってくれる男性心理と理由~毎回、全部奢ってくれる男の考えてる事と女性の対処法
奢る男性の割合は?現在のカップルにおける会計事情から、奢られる価値を把握しよう
最初に「男性から奢ってもらう価値」について、あるデータを確認してみてほしい。最近の調査結果では、女性に奢る男性がかなり減っていることが判明している。
男性から奢ってもらったら「特別なこと」だと認識しよう
マイナビウーマンの行ったアンケートによれば、デート費用をワリカンするカップルが4割弱となっており、昔と違って今は女性もご飯やデートにかかった費用を同等程度に負担するのが主流になっている。(参考:働く女性に聞いた! デート代は、割り勘or彼のおごり? | 「マイナビウーマン」)
同アンケートにおける「ほとんど彼氏が驕るカップル」の割合は2割弱だ。奢ってくれる男性はもはや貴重な存在になりつつある。
ちなみに、「旅行」における会計事情を中心にまとめた下の記事でも、男性が多く払う割合は4割弱になっていて、割り勘するカップルとほぼ同等の割合だった。旅行についても「男性側の完全奢り」という会計の仕方は2割弱だった。
このことから、もし付き合ってない男性にご飯を奢ってもらったり、デートにかかるお金を奢ってもらったら、多少なりともそれを「特別なこと」だと認識して、きちんとお礼するのが礼儀と言える。
この記事を通して解説していくので、印象を下げないマナーを学んで、むしろ印象が良くなるお礼の仕方をしよう。
付き合う前に奢ってくれる男性に甘えるのは恋愛的にも問題ないが「奢ってもらうのが当たり前だと思ってる女」に見られると印象ダウンする
付き合う前の男性から奢られるかどうかは女性ごとに判断が分かれるが、「どんな男性とデートするか」や「男女の収入差(経済力格差)」や「お互いの価値観」で変わってくることもあり、付き合う前のデートで奢ってもらうこと自体は、恋愛的にも人としても特に問題になるものではない。
上司から奢ってもらう、先輩から奢ってもらうのはもちろん、同い年の好きな人から奢ってもらうのも、相手から奢るよと言ってくれたなら甘えても大丈夫だ。
でも、他のカップルの会計事情を鑑みるに、男性が女性を奢るのが当たり前ではないことから、「おごってもらうのが当たり前だと思ってる女」に思われるのは、恋愛的に間違いなく問題となることがはっきりしている。
おごってもらう時のマナーやお礼の方法を色々なところから知っておく必要はあると思うので、この記事でしっかり奢られる時の態度、奢られた後の態度を学んでみよう。
男性に奢られる時の女性のマナー:男性に奢ってもらう時の会計の仕方
男性に食事を奢ってもらう、デート代を奢られる時、まず一番大事なことは、女性側が支払いの意思があることを相手に伝えることだ。
事前に奢るよと言われていて、会計をする際に奢られるのが分かっていたとしても、ご飯代やデート代を払う意思を感じない女性に対しては、男性が「奢ってもらうのが当たり前と思っているのかな?」と悪い印象を持ってしまう。
奢ってもらう約束をしている場合についても、「本当にご馳走になってもいいんですか?」「奢ってもらっちゃっていいの?」と軽くで良いので確認するようにしよう。そちらの方が奢る男性の気持ちが良い。きとんとした女性だなという印象を持つ。
急に奢ってくれると言われた際は、男性に奢ってもらう時のマナーとして、スマートに「私も払うよ」って気持ちを一言伝えるようにすると印象が良くなる。
これをやっておくだけで、奢ってもらった時のお礼でも「特別なことだと思ってること」が伝わりやすくなる。
自分から払うと言うと、せっかく奢ってくれそうなのに奢ってくれない男性がいるかもしれないと不安に思う人は、「え?」って一回驚いてから「いいの?」って一言を言うと、奢ってもらうのが当たり前だと思ってない反応ができるし、奢ってくれなくなることもない。
会計でゴタゴタするのはせっかくのデートにふさわしくないから、以下の方法で割り勘にする意思があることを伝えるのがおすすめだ。
- 会計の時は財布を出す
- 男性が奢ろうとしたら、いくらかでも出すことを一言で伝え、男性の反応を待つ(又は「いいの?」と確認する)
- 再度おごる意思を伝えられた場合は、素直にお礼を言う
男性に奢ってもらう時は、自分に負担する意思があることを伝えながら、スマートに会計をするのが良い。そのまま奢ってほしいなら、いいの?いいんですか?と確認のみをしよう。
奢られるのが嫌だと思う女性は、次の機会に予め自分が払う旨を伝えた上で、食事なりデートをした際に実質的に割り勘になるように負担することを考えよう。(詳しくは後半で解説する)
まだ付き合っていない男性との会計は、奢られる時でもスマートさが大事である。せっかくのお互いの気遣いが遠慮し合うことで逆の方向に作用するのは避けたいから、強く断ることで雰囲気を悪くしないようにしよう。
男性心理を踏まえた、正しい「奢ってもらう時の女性の態度」とは?
そして実際に奢ってもらう時の会計時の態度だが、横にいるよりも一歩引く方が女性として男性を立てているような態度になるため、男性目線では可愛らしい態度に見える。
可愛い奢られ方をしたい男性に対しては、会計時に横にいないで一歩引くようにしよう。
実際に食事代やデート代がいくらかかったかを見ないのは奢られる女性のマナーに当たるため、「いくらだった?」「高かったんじゃない?」という質問をすることや、会計をのぞき込む態度は控えた方が、奢られ方が綺麗だ。
いくら奢ってくれたのか気になることもあると思うけど、男性に奢ってもらった時は聞かないようにしよう。
奢る男性は金額の問題より気持ちの問題だと思ってるケースが多いので、丁寧にお礼を言うことに集中する方が雰囲気が良い。
もし相手があなたに気を遣ってほしくないと思った場合、奢る金額を詳細まで知られたくないのが男性心理である。奢る男性にも考えていることがあるため、奢られることが決まったら男性のリードにしたがって会計をスマートに済ませよう。
財布の中身を見られるのを嫌がる男性もいるので、「先に店を出ていて」という男性もいるかと思う。その場合も、似たようなことを考えていたりすることと、経費を持っている男性が領収書をお願いする可能性もないわけではないので、そのままお店の外で会計が終わるのを待つと良い。
そして、奢られた後、一番肝心なのはお礼の方法である。
次の見出しでしっかり説明していこう。
男性に奢ってもらった時のお礼の方法
男性に奢ってもらった際は、お礼をきちんと言葉にして伝えよう。
男性は女性に奢る時に「お返し」や「見返り」は求めていないが、「感謝の気持ち」だったり、「喜んでくれる気持ち」は実質的に求めているため、奢ってもらった時のお礼の仕方は大事になる。
一緒に食事した女性に男性が奢ると言う場合は、(様々な意味を含んで)好意を行動で表現したものなので、その気持ちには気持ちで応えてあげると奢ってくれる男性が喜んでくれる。
お金のことは少額でもないがしろにするべきではないので、常識のある素敵な女性として見てもらえるよう、可愛いなって思ってもらえるよう、きちんとしたお礼を言葉で伝えるのが正解だ。
奢ってもらったのにお礼を言わない女性に対する男性の印象
冒頭から、私は100人以上の女性に奢った経験があると述べているが、はっきり言って奢ってもらったのにお礼がない女性は見方が一気に変わることが度々あった。
ケチじゃない男性も含め、女性に奢る男性は、礼儀がきちんとしていない女性だと思うと、性格や人格を疑う。経緯やきっかけはどうあれ、「奢ってもらう」という形で好意を受け取ったら、しっかりお礼を言うのが最低限の礼儀である。
特に、2回のデート、3回目のデートと奢られる回数が増えてきて、女性が「毎回奢ってくれる男性」だと思うと急に態度が悪くなる女性がいるので注意しよう。つい「ここも奢ってくれるんでしょ?」と思ってそうな態度を取ってしまうことがある。
礼儀に関してはいつまでも崩さないのが人付き合いの基本で、恋愛的にも礼儀正しい女性の方が付き合える確率も高く、付き合った後もうまくいく傾向が強い。
奢られたのに何の言葉も態度もないままに店を出て、「次、どうする?」なんて言われると男性は確実に引くので、女性はタイミングを作ってでも目を見てお礼を言いたい。
自然なタイミングで奢ってもらったお礼が言えないと、多少かしこまった感じでお礼をを言うことになるけど、それはそれで付き合う前のデートでは良い雰囲気になるのに一役買ってくれる。すぐにお礼を言うことができなくても、非日常感・特別感を演出するくらいの気持ちを持とう。
男友達に奢ってもらった時と、恋愛対象の男性から奢ってもらった時とでは態度や雰囲気を変えるべきだ。
男性に奢ってもらった時にお礼を言うタイミングは2回ある
男性に奢ってくれたお礼を言うタイミングは、できたら2回作ると良い。
好印象を持たれる奢られ方をするには、下の2回のタイミングで奢ってくれる男性にお礼を言おう。
奢ってもらったお礼を言うタイミング
- 会計する時におごってもらうことが決まった時
- 会計が終わった後
「ありがとう。御馳走様でした♪」
こういう時の女性の敬語は可愛いので、「…でした」って言葉を付けるのは男性目線でおすすめだ。あなたのキャラに問わずやってみよう。
一緒にお辞儀までしてしまうと男性側も構えてしまうので、ノリ良く言うことと敬語を掛け合わせることを意識すれば、良い雰囲気で奢ってもらったお礼が言える。
男性が「別にお礼なんていいよ」と謙遜するかもしれないけど、内心では「この子はきちんとしてるな、奢ってあげて良かったな」と思ってくれるはずだ。
奢ってもらった時のお礼の言葉、お礼の言い方のポイントとは?
女性本人としては媚びるイメージに感じるかもしれないが、お金が絡む問題でもあるので、男性から奢られる時は一瞬だけ改まった感じが出ると、「ちゃんとした女性なんだな」と良い印象が残る。
意外と奢られる女性の態度は女性ごとに違いや差が小さくないので、意識としては「きっちり目」にやっておく方がいい。
では、付き合ってない男性に奢ってもらった時にどんなお礼の言葉が良いかという点だが、これは「ありがとう」と「ごちそうさま」の基本の言葉を言うだけでなく、「楽しかった」とか「おいしかった」というポジティブな感想を加えると良い。
奢られたことを重大に捉えてお礼を言う意識よりも、おごってもらった食事やデートの感想をポジティブに話してくれる方が、おごった男性は嬉しいと感じる。
奢ってくれる男性に対しては、お礼の言葉の後に笑顔になる話題に繋げると「次のデート」も近づくはずだ。この点からも、奢ってもらったご飯の感想やデートの感想をポジティブな言葉で付け加えよう。
おごる男性の心理や理由はいくつか存在しているが、結局のところ好意を前提とするなら目的は「楽しんでほしい」という優しさが主である。奢ってくれる男性は、女性にお金のことを気にしないで楽しんでほしいと思って奢ってくれようとした。
ここを踏まえると、奢る男性としては楽しい時間を過ごせたことを伝えらる方が、奢ってもらったお礼をたくさん言われるよりも嬉しいと感じるので、話しをそちらに広げていくとお礼の言い方で好印象を持たれる。
付き合う前のデート代を全部出してくれる男性には、女性も恐縮してしまうことがあるけど、申し訳ない気持ちになった時こそ楽しい感想を言うことでデートそのものの雰囲気を上げて行こう。
奢ってもらうのに慣れてない女性は「奢ってもらっちゃってごめんね」とか「出していただいてすみません」などと謝ってしまうことがあるのだけど、奢ってもらった時の反応は「謝罪」が合わない。「ありがとうございます」という言葉を中心に、楽しい雰囲気にする言葉を選ぼう。
ご飯やデートで多めに払ってくれた男性へのお礼の仕方
完全奢りじゃなくて、男性が7:3だったり、8:2などの割合で「ご飯代やデート代を多めに払ってくれた」場合も、お礼の仕方はここまで解説した内容と変わらない。
一部奢りの食事やデートに関しても、「ありがとう、ごちそうさま」と言ってポジティブな感想の話につなげよう。
実際のデートでは、男性側がたくさん食べたり飲んだりすることが多いため、男性の支払いが多めでも実質割り勘みたいになることがあるけど、いいなと思う男性が相手のデートだったら軽めにお礼を言う方が形として綺麗になる。
多めに払うのも優しさだと思ってる男性もいるので、数百円くらいならスルーでも良いが、それなりの金額差になったらお礼を言おう。
お店を予約してくれる男性、お店を決めてくれた男性へのお礼の仕方
奢ってくれる男性は自分でお店を決めたり、予約してくれるケースが多いけど、お店を予約してくれた男性やお店を決めてくれた男性に対しては、「お店の雰囲気」と「彼のセンス」をセットで褒めるようにすると良い印象のお礼が言える。
お店に入って席に通された瞬間に「いい雰囲気のお店だね、予約してくれてありがとう。○○くんってセンスいいね」と言うと、男性は安心するし、テンションが上がるから2人の食事の雰囲気も良くなる。
さらに、お店を出た後でもう一言同じ内容で褒めるようにすると、好意も伝わって2人の雰囲気が良くなる。
お店を決めたり、予約するのも、初デートや2回目のデートだとなかなか自信をもって決められない男性もいるので、もし頑張ってくれたのなら「褒め言葉」を付けてお礼を言うようにしよう。
奢ってもらった後のお礼のLINE:奢ってもらった時にお礼が言えなかった時の対処法は「LINE」を使うこと
もし、男性から奢ってもらった時にうまくお礼を言うタイミングが見つからなかったり、彼の方から話をしてきてきちんとしたお礼が言えなかったら、デートを解散した後のLINEで奢ってもらったお礼を言うようにすると良い。
特に好きな人との食事や気になる人とのデートでは、緊張していることもあり、ついお礼を言うタイミングを失ってしまったということが少なくない。
しかも、とにかく経済的にあなたの負担を避けたいと考える男性は、会計後に違う話をして敢えてお礼のタイミングをなくす人もいるし、奢りで食事する男性の中にはスマートに次に繋げていこうとするタイプもいるので、タイミングが無くてお礼が言えない時は「LINEやメール」で対処をしよう。
では、奢ってもらった後のお礼のLINEの例文についてだが、イメージとしては先にデートの感想と感謝を伝えた後に「ご飯ごちそうさまでした!奢ってくれてありがとう」と付け加える感じが良い。
デート後に「今日はごちそうさまでした」からLINEするのが悪いわけじゃないのだが、奢ってあげた男性としては、お礼よりも「デートの感想」の方が気になる。
奢ってくれた男性は「今日は楽しかったかな?」「楽しんでくれたかな?」と思っているので、奢ってもらったお礼のLINEがメインだと思われないように、先にデートの感想を言い、自分のために時間を使ってくれた感謝の言葉を言ってから、お礼LINEに繋げよう。
いきなりお礼のLINEが送られてくると、恐縮させたようなイメージを持たれることがあるため、デートが楽しかったという言葉からLINEを始めるのが恋愛的にはおすすめだ。
2回奢られた時にお礼を言ったのに、LINEでもう一度お礼を言うのはしつこい
ただし、奢られた時に先ほど推奨した2回のタイミングでちゃんとお礼を言えた時は、解散後のメールやLINEで再度お礼を言うとちょっとしつこくなるので、基本的にはLINEでもう一度お礼を言う必要はない。
奢ってもらったことには触れないで、デート後のLINEをしよう。その際は、先ほど解説したように「楽しかった」という感想と感謝の気持ちをLINEで伝え、できたら「また誘ってほしい」と思ってることを伝えると良い。
- 奢るよと言ってくれたタイミングと、お店を出た後にお礼を言った=LINEで奢てもらったお礼を言うと若干しつこいため、普通にデート後のLINEとして送る
デート全般に関して長文のLINEを送るなら一言添えても良いかと思うが、短文なら奢ってもらったデート後のLINEは「楽しかった」「嬉しかった」という趣旨の内容を伝える方が恋愛として良いアプローチになる。
何度もお礼を言われるとめんどくさい感じも出るため、きちんとしたお礼が2回言えたデートではこのような対処がおすすめとなる。
好きな人に奢ってもらった時に一番大事なことはすぐに次のデートに誘われることなので、そちらを意識してデート後のLINEをしよう。
会社や職場の男性に奢ってもらった時のお礼の仕方:先輩から奢ってもらった、上司から奢ってもらった時のお礼について
会社の先輩だったり、上司など目上の人におごってもらった際は、その場でお礼を言うだけでなく、次の日に会った時に社会人の常識として「昨日はご馳走様でした」と一言お礼を言うようにしよう。
ここは恋愛が絡んでいても社会的常識が優先されるため、翌日にも改めて奢ってもらったお礼を言うのが正解だ。
親しくなっている時はよそよそしさを感じる行為だが、関係性によっては社会的な行動を重視した方が良い場合もあるので、可愛い後輩としてきちんとお礼を言い、もう少し関係性のアピールをしたい時は、お礼のその後に続ける言葉で「また誘ってくださいね」など、ニュアンスの違う言葉でアクセントを付けるといい。
既にアプローチを受けていて、何度目かのご飯であっても、上司や先輩に奢ってもらったら「次の日のお礼」「次に会った時のお礼」が必須だ。きちんとした接し方をする中でより親密になっていく道を模索しよう。
奢ってもらったお返しに関する考え方
先程触れたように、女性に食事やデートをおごる男性がお返しを含めた「見返り」を求めているかと言えば、多くの場合でそうではない。
それを踏まえると、男性から奢ってもらった時は、マナー的に「お返し」が必須ではない。
この点を前提に、奢ってもらったお返しに関してどんな考え方をすれば良いか、どう対処するべきか解説していく。
好きな人や気になる人以外の男性から奢られた時は、お返しは必要ない
確かに何度も奢った女性に振られた男性は文句の一つや二つを言いたくなることもあるのだが、付き合う前の食事やデートでは、経済力や優しさ・男らしさのアピールの一環として奢っただけで、見返りを求めて行うわけではないため、好きな人や気になる人以外から奢られた時は、特にお返しを考える必要はない。
むしろ、好意がないなら奢ってもらったお返しはしない方が良いくらいだ。(※どんな男性が相手でも常識的にお礼はきちんと言う方が良い)
「女性に奢る」という男性の行動はあくまでも気持ちの表現であり、それは恋愛感情を含む場合も含まない場合も両方がある。奢ってくれる男性が見返りを求めるなら下心と関係が深くなるけど、好きな女性におごる時に男性が下心をメインにすることはあり得ない(※アプローチの意味だから)ので、女性が奢られた時はお返しを考える必要はないとの結論に至る。
ただし、「好きな人との貸し借りは嫌だから、奢られたお返しをしたい」と思う女性もいると思うので、奢ってもらったお返しの方法についても解説しよう。
好きな人から奢られる時のお返しの仕方は、「次の食事やデートで奢り返す」か「小さいプレゼントをする」のがおすすめ
奢ってくれる男性は、女性の分も出すことで金銭的な負担が増えるのは事実だ。そこを気にして奢ってくれたお返しをしたい女性は、機会を作って今度は自分が奢ってあげる方法でお返しをすると良い。
奢られるデートや食事の後に「次は私が出すよ」「次は私にご馳走させてください」と言ってお返ししたい気持ちを匂わすと、次のデートや食事の際に「この間のお返しに…」という切り出し方が自然になる。
もし、お返しする旨を伝えると断られそうだと思ったら、チケットを二人分買って誘うなどの方法も取ることができるから、各自の事情で臨機応変に考えよう。
女性の中には奢ってくれる男性の誕生日にお返しのプレゼントを渡す人もいるので、好きな人から奢ってもらったのをチャンスに変えるなら、小さいプレゼントでお返しをするのもアリだ。(※奢ってもらったお返しは、付き合う前なのもあって高額のプレゼントはNG)
旅行に行った時に個人的なお土産を渡すのも良い。(参考:好きな人や気になる人に「お土産を渡す方法」~自然なお土産の渡し方とタイミングや効果)
いつも奢ってくれる男性や毎回奢ってくれる男性にお返しのプレゼントを渡すと、意識してもらうきっかけになることがある。見返りを求めてなかった男性からすると、お返しであってもサプライスプレゼントになるからだ。
しかし、好きな人や気になる人が相手であっても、奢ってもらったお返しを無理に考える必要はないので、恋愛として考えていくなら、あまり大ごとにしないで「スマートに奢られる女性」の方が上手くいく。1回や2回奢られるくらいであれば「奢ってもらった時のお返しをしないと!」とは考えなくて良い。
確実にきちんとお礼を言うことを意識しよう。
奢ってもらうのが申し訳ない…、奢られたくない女性の対処法とは?
もし何度もおごってもらうのが悪い(嫌だ)と思うなら、次の機会(デートや食事)の会計よりも前に、その旨を伝えてしまおう。
奢ってもらうのが申し訳ないと思ったら、なぜそう思うのかを伝える方が男性は分かりやすい
男性が奢ってくれる時に多くの女性は遠慮する態度を取るので、「奢られるのは申し訳ない」という気持ちを伝えるだけだと、男性は「いいよ」と言って少し強引に奢ろうとすることが多い。その結果、女性が男性の奢りを断ると、会計時にバタつく感じになってしまう。
では、奢ろうとする男性にどんな断り方をすれば良いかと言うと、「なぜ奢られたくないのか」を簡単で良いので説明すると良い。男性脳は論理的に考えるところがあるから、奢られたくない理由を言われた方が「そうか」と納得しやすいからだ。
その際は、たとえば「気を遣いたくないから割り勘がいいな」とか「気を遣われたくないから割り勘にしようよ」と言うのが最も無難な断り方となる。
奢りが嫌な理由を言えば納得する男性がほとんどだからどんな理由でも良いのだけど、せっかくなら恋愛的に考えたいところなので、好きな人が相手だったら「もっと仲良くなりたい」という気持ちを理由に含ませるようにすると、アプローチにもなる。
きちんとした女性だと思われるし、ちょっとした愛情みたいのを感じる “奢りの断り方” になる。
奢りを断る女性は普通にいる!気遣いがある断り方をすれば、女性側は我慢して奢られることはない
恋愛的な視点では、「奢りを断る女性」と「奢りを受け入れる女性」でそれぞれに賛否両論あるけれど、女性の中には「対等に付き合いたいから奢られたくない」という人も普通にいるので、我慢して奢られることはない。奢ってもらうのが申し訳ないと思う場合も同様である。奢ろうとする男性を断ってもOKだ。
会計の時に言うとゴタゴタが面倒だから、そこを避ければ奢りを断ることは恋愛的にも特に問題はない。
奢りを断ることで「俺には奢られたくないのか」と感じる男性もいるにはいるけど、伝え方の問題でクリアできるレベルになっている。したがって、奢りを断る時の伝え方は少し気遣いがほしいところ。
普通は無理矢理おごるようなことをしないはずなので、「奢られたくない」というあなたの価値観を曲げる必要はないから、相手の男性とうまくコミュニケーションを取って、あなたらしい態度も大事にしよう。
特にどちらでも良いという女性は、「可愛くお礼を言ってアピールする」か、次は私が奢るねと「次につなげる理由にしてしまう」かで選択すると良い。
男性に奢ってもらう時の注意点とマナー上のNG行動
男性に奢ってもらう時の注意点は、これまでいくつか取り上げたが、改めてまとめなおしておく。
- 奢ってもらう時に財布を出さない
- おふぉってもらったのにきちんとお礼を言わない
- 奢ってもらって当たり前のような態度を取る
- 奢ると言ってくれたのに割り勘を強く提案する
この4つは奢ってもらう時のマナーとして基本になるから押さえておくとして、後3つ男性に奢ってもらう時の注意点とマナー上のNG行動があるので解説を加える。
奢ってもらうご飯で高いメニューばかり注文するのはNG!もし高いお店に連れて行ってもらったらどうするべきか
奢ってもらうご飯では、奢られる立場として多少なりとも遠慮は必要になる。高い物ばかり注文したり、遠慮なく食べたいものを食べる態度は相手男性ががっかりする態度になることがある。
では、高いものを注文する時や、高級レストランで何を頼んでも高いものになる場合はどうしたら良いかというと、男性に「これ、頼んでもいいかな?」「これいいなって思う(高いもの)けど、こっちがいいかな?(ちょっと安いもの)」と、注文前に確認すると、気遣いができる女性だと思ってもらえる。
好意も恋愛感情もない男性相手だったらここまで気にしないで良いけど、好きな人と二人でご飯に行く場合は奢ってくれる彼に確認しながら注文すると、器量がいい女性だと思ってもらえる。
毎回ご馳走になる女性などはさりげなくやっておくとマナー面で高評価だろう。
自分から奢ってくれるようにもっていくのはNG!経済力がある男性や高収入の男性でも、奢ってほしい時は可愛く奢ってもらうこと
奢ってあげるつもりがある男性が気持ち的になえるのが「奢らせようとする女」や「奢る流れを作る女」だ。こんな風に見られる可能性がある言葉や態度は、逆に奢ってもらえない女になるから注意しよう。
相手女性に好意を持っていた男性も、財布代わりにする女性に見えたら、100年の恋も冷める。
お金持ちの男性だったり、高収入な男性との食事では「奢ってよ」と思うこともあると思うのだけど、ステータスが高い男性はモテる分、女性を見る目はシビアだ。
相手から奢ってもらった場合についてもきちんとしてない女性には自分が付き合う相手じゃないと思われるので、「彼にとって大したことじゃない」と思うような感覚は捨てよう。
もし、奢ってほしい食事だったら可愛くお願いする方が男性心理としては気持ちよく奢れる。
奢ってもらったくせに文句を言う、食事やデートを楽しもうとしない態度はNG
奢る男性は「奢ってあげた」という意識はそこまで強くないが、だからと言って「奢ってあげたのに文句を言う女性」へはストレスを強める。
恋愛感情が絡む中で “奢る奢られる関係” に上下関係はないけど、奢ってもらったならそれなりの態度を取るのが常識的な感覚だ。料理を楽しむ、食事やデートを楽しむ態度は最低限のマナーとも言えるだろう。
恋愛的には奢ってもらう食事やデートでは、多少なりともオーバーリアクションで喜ぶ方が男性に取って奢りがいがあるので、意識しておくと良い。また奢ってあげたいと思ってもらえる女性は、楽しそうにデートするし、おいしそうに食べてくれる。
あくまでも好きな人や気になる人相手のデートや食事を想定して解説したので、少しでも良い印象を持ってもらいたいと思う女性は参考にしてほしい。
下の記事もあなたの恋愛を強力にサポートする記事になっているので、合わせて読んでおこう。
男性から奢ってもらう時や、奢ってもらったお礼について、よくある質問と答え
最後に、男性から奢ってもらう時や、奢ってもらったお礼について、よくある質問とその答えをまとめる。
気になった項目があったらチェックしてみよう。
1回目に奢ってもらったら、2回目はどうする?
基本的に、1回目の食事やデートで奢ってもらったら、2回目も奢ってもらう流れで問題ない。最初のデートの会計と同じ流れで会計すれば特に問題はないはずだ。お礼の仕方についても、この記事で解説した通りに行えば印象が下がることはない。
男性は奢ってくれる男性と奢ってくれない男性に分かれていて、1回目に奢ってくれたら2回目も奢ってくれる確率が高い。
女性の中には「毎回奢られるのはどうだろう?」と思うタイプもいるのだが、経済力がある男性なら「女性との食事は全部奢る」と決めている人も多いし、気持ちよく奢ってくれるなら甘えてしまって問題ない。
もし奢って欲しくない、2回目は自分が払いたいと思う時は、食事中の後半部分で会計が来るより先に「この間おごってもらったから今回は私が出すよ」と言っておくとスマートに会計できる。もちろん、約束をする時点で言っておくのもアリだ。
奢られた時のかわいい反応の仕方は?
奢られた時のかわいい反応の仕方は「驚き」と「喜び」の表現を少しオーバーにするのがコツだ。
「いいの?奢ってくれるの?」と驚いてくれるのは男性目線で可愛く見えるし、奢られ慣れてない印象を持ち、遊んでない女性に見られて評価が高い。驚いた後は、奢ってもらえることに喜んでテンションを上げると可愛く見える。
こんな反応の仕方をすれば、きっとあなたの好きな人も奢ってあげて良かったなと思ってくれるはず。
男性は単純な褒め言葉に弱いので、その後に「かっこいい」「イケメンだね」と言ってあげるとさらに喜んでくれるはずだ。
奢ってほしい時の言い方って何かある?奢って欲しいと思った時の伝え方について
男性とのご飯や飲みで奢って欲しい時は、「好きな物頼んでいいからね」とか「もっと食べてよ」と言われたタイミングで「奢ってくれるの?」と目を見て笑顔で聞くと良い。
好きな人や気になる人に対してはあまりおすすめではないけど、好意がない男性に対してはアリと言えばアリだ。
食事や飲みのスタートのタイミングで少し遠慮ぎみの態度を取っていると、男性があなたを促すと思うから、その時にストレートに聞いてみよう。
「好きな物頼んでね」と言われて「奢ってくれるの?」と聞くのは会話の流れとしても自然で、もし断られたとしても「冗談だよ」で笑い話にできる。「もっと食べなよ」と言われた時も同様だ。
奢って欲しいと思った時の伝え方はこのような方法であれば、雰囲気を壊さず、奢ってもらえる確率も上げられる。
奢ってくれるか奢ってくれないか分からない時の対処法は?男性と食事した時にお金を渡すタイミングについて
デートや食事に行った際に「奢ってくれるか奢ってくれないか分からない会計になった場合」は、お店を出てからお金を渡そうとしてみよう。
男性と食事した時にお金を渡すタイミングは、基本的に「お店を出た直後のタイミング」だ。
「奢るよ」とか「ここは俺が出すよ」と言われなかった場合は、奢ってくれるかどうかが曖昧に思うこともあるけど、男性が何も言わないで会計をしてくれた場合は一言声をかけた方が無難である。
たとえば、「いくらでした?私の分払いますよ」とか「私はいくら払えばいいですか?」と聞いてみて、男性の反応を伺おう。
そこで「いいよ、俺が出すから」と言われたら、その時点ではじめてお礼を言うと良い。
奢ってくれる男性の中には何言わないで自分で会計してしまう人もいるが、奢らない男性の中にも率先して会計をしてしまう男性がいるので、お店を出たら一言聞いてみると良い。奢られる時の態度としても印象が良い。
まとめ
今回は、男性に食事やデート代をおごってもらう時のマナーやお礼の方法を解説した。
おごられる立場でも人によっては気を遣うだろうし、深く考えるとお返しのことも気になるけど、特別気を付けるべきことについては後半で解説した通りだ。
きちんとお礼を言いつつ、ポジティブな感想と相手男性を立てる褒め言葉を言えれば特に問題ないので、奢ってくれる男性に対しては綺麗な奢られ方をしよう。
奢る相手男性は好意でしてくれることだと思うので、あなたの好意を返せれば普通は問題ない。
多くのカップルが割り勘になってきている状況なので、おごられるのが当たり前と思っているように取られると大きなマイナスとなるから、そこだけは十分に注意をしておこう。
「いいの?」「いいんですか?」「悪いよ」「申し訳ないですよ」というだけで、奢ってくれる男性のあなたへのイメージはだいぶ良くなるし、かしこまるだけでなく明るく喜んでくれると男性の気分もあがるので、好きな人とのデートでは意識してみてほしい。
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