復縁と別れを繰り返すカップルは非常に精神的な消耗が大きい。
何度も別れを経験することで慣れは出てくるが、修羅場を超えて復縁に至るため、付き合っていても幸せとは言えない状態である。
二人ともつらい恋愛をしているのに、なぜ復縁と別れを繰り返すカップルがいるのだろう?
今回は、復縁と別れを繰り返すカップルの特徴や原因を紹介するので、どんなカップルがくっついては離れてを繰り返してしまうのか、確認してみよう。
復縁と別れを繰り返すカップルの特徴① 精神年齢が幼いカップル
復縁と別れを繰り返すカップルは、まず「若い」「幼い」ことが特徴の一つだ。
これは実際の年齢という意味よりも精神年齢の方が重要で、「若いカップル・幼いカップル」はどうしても感情的に「別れ」を相手に宣言してしまうから、くっついたり別れたりを繰り返す。
年齢で言えば、10代のカップルが最も復縁と別れを繰り返しやすい
私も復縁と別れを繰り返した彼女がいた。その頃はまだ10代の頃で、彼女のことでもすぐにいっぱいいっぱいになったし、彼女との交際以外の問題でもそうだった。
簡単に言えば、10代の頃のように若い内は恋愛に限らず、すべてのことに余裕がないのである。
結果的に成長へと繋がった経験のようにも思うけど、その当時に「これも経験だ」と思えたかと言えばそうではなく、本人は「まだ幼い」なんて思っていないから、真剣に考えて復縁しながらも、また感情的になって別れを選び、それを繰り返した。
こんな状態なのに、自分は十分に大人であると思っていたのだから、もしあなたがまだ10代なら復縁と別れを繰り返す彼氏や彼女がいても、特に変な話ではないと経験を通して思うところだ。
20代中盤から後半になると、復縁と別れを繰り返すカップルは少なくなる
復縁と別れを繰り返すカップルは「恋愛経験」も絡んでくるため、20代前半の「大学生や新入社員」の頃はまだ目立つ状況だが、20代の中盤から後半になってくると一気に少なくなる。
年齢を重ねながら恋愛経験も増えてくると、些細なケンカで別れたことを後悔して経験則にしたり、問題と向き合う器ができたり、大切なものが段々揺るがなくなってきたりして、元サヤカップルがいないと言うことではなく、「別れを繰り返すカップル」が減っていくのである。
きちんとした付き合い方が20代の恋愛でみんなできてくるイメージだ。
まだ子供の恋愛をしているなら、復縁と別れを繰り返すカップルになる
きつい言い方をすれば、悪いと思っていることを繰り返すのはやはり愚かと表現するべきで、成長がそれを段々と減らしていく。大人の恋愛をするようになると、簡単に別れないから復縁にも慎重になる。
恋愛経験が増えてくると「別れる」と復縁する」のどちらにも判断基準みたいのが明確になっていくので「繰り返す」ことがなくなっていくのだ。

ただし、私の経験のように10代カップルでは復縁と別れを繰り返すカップルは少なくなかったから、そういう意味では多くの人が通る道なのかもしれない。
キャパもまだまだ小さいし、感情表現も豊かな時期は、復縁と別れを繰り返すカップルになってしまうことも、ある意味仕方無い部分もある。
「精神的な成長」が復縁と別れを繰り返さないことに繋がるのだが、これでは対処としてあまりに弱いので、他の記事で詳しく説明することにしよう。
ここでは特徴と原因に絞って解説していく。
復縁と別れを繰り返すカップルの特徴② 彼氏か彼女か、どちらか一方の恋愛感情が強い
復縁と別れを繰り返すカップルは、どちらか一方の恋愛感情が強い場合によくあるパターンだ。
どちらも復縁したいと強く思わないなら、復縁のきっかけがない。実際、下の記事は人気になっている記事だ。
別れた後に復縁するにはどちらかのアプローチが必要になるけど、カップルの内どちらかが復縁へのモチベーションの高い状況だと、戻るきっかけは作れることになる。
ただし、いくら元付き合っていた関係であっても嫌いになって別れたなら復縁はないはずで、付き合いたい気持ちをいくら伝えても徒労に終わって最悪ドロ沼化するだけ。
では、なぜ彼氏や彼女の一方的な気持ちで復縁するカップルがいるのだろう?
長く付き合ったカップルは「情」が沸くから復縁と別れを繰り返す
たとえば、別れたい彼氏と別れたくない彼女がいたとして、彼女の一方的な復縁した気持ちを彼氏が受け入れる時は、「情」が理由になっている。
カップルは長く付き合うと愛情だけでなく「情」も移ることになるが、特に男性心理の場合は「付き合っていたころに持ってしまった情」の部分で、愛情とは別の感情で復縁するパターンが多い。

情で復縁する時は恋人のことを本気で好きなわけじゃないから、また別れを選ぶ時期が早くきて、結局別れと復縁を繰り返すパターンに陥りやすい。
「あなたがいないとダメ」
と言われたとき、長く付き合っている元恋人からであるなら振れない人もいる。それが別れと復縁を繰り返す原因となることも多い。
情で復縁と別れを繰り返すカップルの交際期間は?
どのくらいの期間付き合ったら「情」の問題で復縁と別れを繰り返すのかと言うと、おおよそ半年から1年以上交際したカップルだ。
どのくらい付き合ったら長続きしているかというのは下の記事で解説しているので、参考にしてみよう。

復縁と別れを繰り返すカップルはある程度の絆があるのも時に条件となっているので、「愛情がない」という部分に注目するよりは「情がある」という部分に注目した方が理解しやすい。
優しい彼氏や彼女の場合は、恋愛感情はほとんど冷めたのに相手の一方的な気持ちで復縁することがあって、そこを下支えしているのは「情の気持ち」だ。
ここにはもちろん、「愛情が冷めた後で戻る意味があるのか」と言う問題があるのだが、本人たちも苦しんでいる部分である。
復縁と別れを繰り返すカップルの特徴③ コミュニティー内の恋愛
別れた後に復縁をするには、二人に接触が無くてはいけない。
それは、必ずしも直接的でなくてもいいが、コミュニティー内の恋愛では自然と顔を合わすことで復縁のきっかけとなる出来事は起こりがちだ。
つながりがあると完全に元彼や元カノと切れないから復縁しやすい
「コミュニティー恋愛(学校・職場・サークル・バイト等々)」では、まだ残っている恋愛感情を上手く制御しながら友達に戻らないといけないけど、日常生活で顔を合わすことがあれば、それが難しい。
つながりがあると、元カノ・元カレと完全に切れることができないから、復縁と別れを繰り返してしまうことが増えるのである。

上の記事でもテーマにしているように、別れた後で友達に戻るにはなかなかつらい期間を過ごすが、コミュニケーションを取らないといけないなら恋愛感情を消せない人がいて、それが復縁へのアプローチを促す。
また付き合うのが幸せにつながっているなら良いことだけど、もう分かっている悪い結末に向かって歩き出す行為なら、割り切っていかないといけない時もあるが、つながりがあると間違いはどうしても増えることになる。
付き合った人と友達に戻れないタイプの人が「相手に悪いから」「みんなに迷惑になるから」という理由で無理に友達に戻ろうとすると、揺れる想いだからこそダメなことを繰り返してしまうことがある。
「冷めた」以外の理由で別れたカップルは、顔を合わせる内に自然に復縁の流れになってしまう
復縁と別れを繰り返すカップルの中には、「別れなくてはいけない」と、未来が見えないからこそ自制的に別れを選んでいるカップルも含まれている。
このような「冷めた」以外の理由で別れたカップルが、別れた後に何度も顔を合わせていたら、どこかで復縁の流れになるのは仕方のないことだ。
復縁と別れを繰り返すカップルには、「もうダメだってわかっている」のに繰り返してしまうカップルもいる。
同じ職場の人など、忘れるための期間が作れない関係だと、腐れ縁のようになってしまうカップルが出てきてしまう。
復縁と別れを繰り返すカップルの特徴④ 「浮気性」と「心配性」の組み合わせのカップル
幼さとはまた別の問題として、「浮気性の恋人」と「心配性の恋人」のカップルは、些細なケンカが増える特徴があるため、復縁と別れを繰り返すカップルになる可能性が高いカップルだ。
浮気性の彼氏や彼女が問題になっているなら些細なケンカとは言えないとも思うが、浮気症の彼氏・彼女だと思っていると、実際に浮気をしていなくても浮気を疑うことで「些細」と言えるケンカが起きることを考えると、売り言葉に買い言葉で何もないのにケンカになってしまうことは多くなる。
浮気に関する別れ方をすると、強い愛情が残るから復縁と別れを繰り返す
相手が浮気性だから心配性になってしまう人もいて、案外この組み合わせで付き合っているカップルも多いのだが、「嫉妬」は好きだから持つ気持ちであるため、別れても元サヤになる可能性の高い別れ方となる。
ここはやや複雑な問題で、たとえば心配性の恋人の「束縛」が原因で別れる場合も、同じように強い愛情が残る別れ方になることが多いから、復縁の可能性が高い。
しかし、こんなカップルは根本的には相性の悪いカップルだから、くっついたり別れたりしてしまうのだ。第三者が絡む問題があると、「復縁と別れを繰り返すカップル」になりがちである。
第三者が絡みつつ、彼氏と彼女のどちらも「嫌いにならない」別れ方をすると、復縁と別れを繰り返すカップルになる
恋愛感情は複雑であるため、心配性の恋人の束縛が嫌になって誰かに思いやりを求めてしまうこともあるし、ダメと言われるから浮気したくなる心理もある。
こうなったら正にカップルの悪循環だけど、第三者が絡みつつ、彼氏と彼女のどちらも「嫌いになれない別れ方」をすると、復縁と別れを繰り返すパターンがあり得る。
本当に浮ついた気持ちで浮気をする場合は、相手への気持ちは自分に残っているから完全に別れられないことがあるし、心配性の恋人が嫌になっても完全に嫌いになれるかと言えば愛情を感じることが理由で難しい場合がある。
浮気や嫉妬などの「恋愛感情の副作用」に絡む問題は、今回のテーマと関連性が高い。
復縁と別れを繰り返すカップルの特徴⑤ すぐに極論を言ってしまう
すぐに極論を言ってしまうような人とのお付き合いを平穏無事に継続するのはかなり困難で、「大好きだからこそ別れ話を頻繁に切りだす」という人もいるから、復縁と別れを繰り返す原因になる。
別れ話を頻繁に切り出す人の特徴は下の5つが代表的だ。
- 自分に自信がない
- ネガティブ
- 愛情を確認する
- 忍耐力がない
- 好き過ぎてつらい
本当に別れるつもりが無くても、実際に別れ話を切り出せば結果として両想いのままで末期的な問題が無いのに別れてしまうことも出てくる。
そんなカップルが冷静になった時に「復縁話になる」のは容易に想像できるだろう。簡単に別れ話を切り出す人は明らかに「復縁と別れを繰り返す傾向」が見て取れる。
何度も別れ話をされると、本心は分かっていてもケンカになる
付き合っていれば恋人が言っていることとは別の「本当の気持ち」に気付くのだが、別れるつもりのない別れ話をなだめることが当たり前になってしまった場合は、そのまま別れてしまうこともあって、頻繁に「別れたい」と言われると本心が分かっていても喧嘩になるから別れてしまう。
こんな人と一緒にいれば相当にストレスを感じるし、面倒くさい恋人だ。
うまく付き合うためにたまの感情的な爆発は悪くないのだが、頻繁に別れ話を出す人との交際ではケンカ別れのような感じで、別れては仲直りして復縁するパターンをループする。
すぐに極論を言ってしまう恋人とのお付き合いは復縁と別れを繰り返しやすい。
復縁と別れを繰り返すカップルの特徴⑥ 素直になれずに問題をすり替えてしまう
復縁と別れを繰り返すということは、何かが大きく問題になっている。誰でも恋人とは仲良くお付き合いしたいはずなのに別れてしまうのだから、些細なケンカであっても実は根深い問題を抱えている場合は少なくない。
特に「別れを繰り返す」ならその問題を排除して、より良い付き合い方を二人で模索しないといけない。素直になれずに自分の気持ちを語れないと、問題の定義すらあいまいになってしまうから、問題を解決できないことで復縁と別れを繰り返してしまう。
別れても両想いのままだから元サヤに戻るけど、また別れるという結果になってしまうのだ。
恋愛感情のネガティブな気持ちを「強がり」で表現する人は、復縁と別れを繰り返す人
「ツンデレ」に代表されるように、素直になれない人は一部を「強がり」の形で気持ちとは逆の行動を取ってしまう場合が増えるので、些細なケンカも起こりがちだ。
察して欲しいと考えても、勘の悪い人では難しく、復縁と別れを繰り返すなら鈍感なタイプである場合も多い。
性格を変えるのは難しいから即効性のある対策は難しいけれど、素直になれないことで、ぶつかっている問題を相手にすり替えて話してしまうなら、復縁と別れを繰り返す内にお互いで消耗してしまう。
ある程度察することはその内に出来てくるけど、完全に気持ちを理解するためには言葉を交わすことがどうしても必要だ。
素直になれない人の恋愛は傷つけあうような恋愛になりやすいから、もし復縁と別れを繰り返すカップルになってしまったら、ぜひ「素直な気持ちを言葉にする」ことに全力で頑張ってみてほしい。
攻撃的な態度を取ると相手はストレスを感じるから、どうしてもカップルの雰囲気が悪くなる。その原因を自分から作らないようにしよう。
なお、復縁と別れを繰り返すカップルの対処法については、下の記事で詳しく解説している。もしあなたが当事者になっているのなら、参考にしてみよう。

まとめ
今回は復縁と別れを繰り返すカップルの特徴や原因を紹介した。
最後に触れているが、復縁できる別れであってもお互いの消耗はかなりあるので、より良い付き合い方を考えれば、「繰り返す」ことが末期化への道を早める。
安心感が勝ってマンネリ化してしまうと幸せとは言えないけれど、いつまた別れるのか心配しないといけない恋愛も幸せではない。
復縁と別れを繰り返すのは「合わないとわかっているのに執着していること」も原因だ。良い出会いから良い恋愛を始めることも重要である。どんな人なら自分と合うかも考えよう。
結婚を意識する年齢なら、下の記事を「後悔する前」に読んでおいてほしい。

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