女性はなぜ「白馬の王子様」を待つのか~女性の恋愛観「お姫様願望」の特徴と問題点

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白馬に乗った王子様を待つ女性のイメージ画像

女性は「いつか私の元に白馬の王子様が現れて私を救ってくれるはず!」なんて発想をずっと持ち続けると言われる。

それが10代の頃の若い独身女性だけでなく、20代女性や30代女性、もっと言えば40代の既婚女性だって心のどこかで白馬の王子様が迎えに来てくれることに憧れを持つと言うのだから、一定のところで「女性はお姫様願望がある」と言ってしまっても良いのだろう。

そうじゃない人ももちろんいるのだが、「女性の恋愛傾向」として白馬の王子様を待つ理由を知っておくことは、女心の理解に役立つ。

そこでこの記事では、「女性はなぜ白馬の王子様を待つのか」をテーマに、女性の恋愛観「お姫様願望」について詳しく解説する。

同性である女性も、異性である男性も、女子の「白馬の王子様願望」について少し考えてみよう。

今回のテーマでは、「白馬の王子様症候群(シンデレラ症候群、プリンセス症候群)」という言葉もあり、白馬の王子様に憧れる気持ちが強いと問題点も出てくるので、そこのところも解説したい。

  1. 白馬の王子様ってどんな人?女性が考える「白馬の王子様の特徴」
    1. 白馬の王子様の特徴と条件
    2. 白馬の王子様は「理想の男性」であって、現実的に考えているわけじゃない
  2. 受容的な女性の恋愛観が白馬の王子様願望に繋がっている
    1. 女性心理には、「素敵な人が相手から現れて、自分を好きになることを望む心理」があるから、白馬の王子様を待つ
  3. 白馬の王子様願望は「今を変えてほしい」という女性心理も絡んでいる
    1. 他人が自分を幸せにしてくれるとしたら、男女関係なく人は「異性」を思い浮かべるから、女性は白馬の王子様を待っている
    2. なぜ男性はお姫様を待たないのに、女性は自分を幸せにしてくれる白馬の王子様を待つのか
  4. 白馬の王子様を求めるのは、女性の感性が「してくれること」に価値観が高いから
  5. 白馬の王子様とする「傷つかない恋愛」のカタチは、誰に取っても理想の恋愛
    1. 女性が白馬の王子様を待つ理由は傷つかない理想の恋愛ができるから
  6. 白馬の王子様願望は、こじらせると「白馬の王子様症候群」になってしまう可能性がある
    1. 白馬の王子様症候群とは?
    2. 白馬の王子様症候群の女性の特徴:シンデレラ症候群の女性はどんな女性?
      1. ①恋愛対象の男性に対する条件が多く、理想が高すぎる
      2. ②運命を信じやすい
      3. ③年齢に不相応な恋愛観を持っている
      4. ④結婚願望が強い
      5. ⑤お姫様扱いされることに憧れが強く、悲劇のヒロインを演じてしまう
      6. ⑥精神的に自立できない、男性に依存する
    3. 白馬の王子様症候群を抜け出す方法、卒業する方法
      1. ①白馬の王子様を待つのではなく、自分から動く
    4. ②完璧な人の条件を考えるのではなく、絶対に妥協できない条件を考える
      1. ③幸せの定義を再定義する
  7. まとめ

白馬の王子様ってどんな人?女性が考える「白馬の王子様の特徴」

最初に「白馬の王子様とはどんな人なのか」を解説する。

女性が考える「白馬の王子様の特徴」を紹介するので、まずは各個人で違う白馬の王子様像を明確にしよう。

白馬の王子様の特徴と条件

白馬の王子様の特徴と条件は以下の通りだ。

白馬の王子様の特徴と条件

  • イケメンでスタイルが良い(容姿端麗なのは絶対条件)
  • 優しい(みんなに優しいが、特別に自分に優しい)
  • お金持ち(王子様は家柄が良い)
  • ハイスペック(財力以外のスペックも高い)
  • 朗らかで余裕がある(王子様は位が高いため器が大きいイメージがある)
  • 「今の私」を救ってくれる存在(王子様は救世主)
  • 突然現れる、出会った瞬間には気に入られている(女性が憧れる「白馬の王子様」は自分を迎えにきてくれる)
  • スマートで女性の扱い方が上手
  • 窮地に負けない強さがある

白馬の王子様とは、簡単に言うと、女子がイメージする「理想の男性像」をすべて満たしたような男性のことだ。

本来の意味での「王子様(=王様の息子)」をイメージするかどうかはやや個人差があって、本当に白馬に乗った王子様に憧れる女性もいるが、上に挙げた特徴を満たす「王子様のような男性」をイメージしている女性も少なくない。

女性のお姫様願望・王子様願望は「みんなが憧れるような人が自分を求めてくれる」ところにロマンティックさがあり、現実的な意味で王子様と付き合いたい」とか「(本当の)お姫様になりたい」と言うより、白馬に乗った王子様が自分を迎えに来てくれることに憧れがある。

白馬の王子様は「理想の男性」であって、現実的に考えているわけじゃない

上で説明した白馬の王子様など現実にいるはずがないと思う人が圧倒的に多いと思うけれど、これは「女性の願望」であり、現実の世界とは切り離されて考えられている部分もある。

「白馬の王子様が現れないかな?」って気持ちは、買ってもない宝くじが「当たらないかな?」と思うこととそう変わらない、妄想に近いものだ。

下らないと切って捨てる人もいるのだが、実はここに「女性の恋愛観」が象徴されている。この記事では真面目な視点で「女性はなぜ白馬の王子様を待つのか」について、その理由を説明する。

受容的な女性の恋愛観が白馬の王子様願望に繋がっている

白馬の王子様を探す女性が願い事をしている様子

男性と話していて、「ああ、いつか絶世の美女が現れて、俺を連れ去ってくれないかなぁ…」なんて話は聞いたことがない。ニュアンスを少し変えても、似たような話すらない。

でも、女性からなら何度も似たような話を聞いたことがあるだろう。

男女の比較で考えると違いは明らかで、白馬の王子様願望を持っているのは女性特有の感性である。

では、なぜ女性はそのような感性を持っているのだろう?

女性心理には、「素敵な人が相手から現れて、自分を好きになることを望む心理」があるから、白馬の王子様を待つ

なぜ女性は白馬の王子様を待つのかと言うと、「女性の恋愛は素敵な人から自分が選ばれることに価値観が高いから」だと説明するのが最も簡単な解説だ。

男性は好きな人を落とすことに価値観が高く、女性は自分が選ばれることに価値観が高い。だから男性は好きな人を追いかけたいと思う人が多いし、女性は自分を追いかけてくれる人を待つ傾向がある。

女性の恋愛は受容的な側面を帯びているのはあなたも何となく感じたことがあったと思うが、なぜ女性が「愛される」ことを望むのかと言うと、本能的に「妊娠」「育児」への意識があるからだ。

女性は、自分から好きになった相手を落とせたとしても、中途半端に好きになられて逃げられたら困る。男性は好きな人に逃げられても傷つくだけで済むが、女性は妊娠中だったり子育て中だと自分ひとりではどうしようもない状況に追い込まれることさえある。

もちろん、現代社会では男性側にも「自分の子供の親権が奪われる」などの問題点があるが、「本能」のところでは今の社会システムを織り込んでおらず、男性にインプットされてるのは「より多くの子孫を残すこと」である。(※だから女性を追うとも言える)

女性は自分を愛してくれて守ってくれる男性、もっと言えば「どんなことがあったとしても愛し続けて守り切ってくれる男性」が魅力的に見えるようにできているのだ。

その点で、「白馬の王子様が迎えに来てくれる」という状況はまさに理想的である。

王子様はイケメンかつ性格がいいだけでなく、財力があって家柄も良い。しかも、出会った瞬間には彼が自分を好きでいてくれる状況で、その点が信用に足るなら恋愛相手としてだけでなく、人生のパートナーとしてパーフェクトだ。

実際は「自分が釣り合うのか不安に思う気持ち」や「人生が一変してしまうことへの恐怖心」などもあるけれど、ここで言う白馬の王子様願望はもう少し夢に近くて、現実的には自分がプリンセスになる未来までは想像していない。

白馬の王子様が突然現れて自分を救ってくれるその状況に女性はうっとりするのである。

白馬の王子様願望は「今を変えてほしい」という女性心理も絡んでいる

白馬の王子様願望が強い女性は、「自分の現状」に対して多少なりとも不満を持っている。

今の生活が充実していないわけじゃないのだが、王子様願望を持つ女性はもっと素晴らしい未来を夢見るタイプが多く、「今を変えてほしい」との願望は、時に「恋愛(=彼氏、結婚相手)」が手段のように思わせる。

他人が自分を幸せにしてくれるとしたら、男女関係なく人は「異性」を思い浮かべるから、女性は白馬の王子様を待っている

あなたの今を完全に救い切ることができる人がいるとすれば、それは同性をイメージするだろうか?

多くの女性は男性をイメージするだろうし、男性なら女性をイメージするだろう。

結婚すれば結婚相手を「人生の伴侶」と表現するように、誰かと自分が密接に関わることを前提に幸せな未来を夢見ると、その相手は異性になりやすい。

恋人に人生そのものを変えてほしいと夢見る気持ちは、男女関係なく誰でも「人」にある気持ちだ。

「彼女ができれば変わる」
「彼女ができれば変わる」
そう思う人は少なくない。

これを前提とするなら、女性が待つのは理想の男性である白馬の王子様だ。そういう男性が表れるのを待ってしまうのは、白馬の王子様が今の自分を救ってくれる存在だからである。

なぜ男性はお姫様を待たないのに、女性は自分を幸せにしてくれる白馬の王子様を待つのか

このパートで解説した内容について、なぜ男性は白馬の王女様を待たないのに、女性は自分を幸せにしてくれる白馬の王子様を待つのかと言うと、それぞれの理由は以下の通りだ。

  • なぜ男性はお姫様を待たないのか=男性はお姫様のハートを射止めるのに自分から動かねばならず、たとえお姫様と出会ってもアプローチできる自信がないから、待っていても意味がないと考えるから(男性心理が理屈っぽいのも理由)
  • なぜ女性は自分を幸せにしてくれる白馬の王子様を待つのか=女性は(確率自体は低いものの)相手から一目惚れされる可能性があり、待ちの恋愛でも成就する可能性があって、男性に養ってもらうことも現実的にあり得るから

正直言って、男性はお姫様と出会ったところで相手から来てくれることはほぼあり得ず、たとえ好意を感じることがあっても結局は自分から動いていくしかない。そうであるなら、お姫様と出会ったところで無意味だ。

男性の恋愛は女性が積極的に来てくれないこともあって「自分からアプローチすること」を前提に考えるため、お姫様が迎えに来てくれる展開など夢にさえ見ない。

一方、女性は誰かしらからアプローチを受けたり、口説かれたりしている割合が高く、白馬の王子様と出会った時に「相手からアプローチしてくる展開」が現実的にあり得る。

その可能性自体はそれぞれの女性ごとに違うが、待ちの恋愛を成就させた経験があるなら「いつか白馬の王子様が自分を見つけて迎えに来てくれる」と夢見ることがあっても不思議ではない。

特に女性の場合は、王子様が自分を見初めれば経済的自由はほぼ確定したようなもので、「辛い」と思う今があるなら、自分を救ってくれる男性が現れることを期待するのは、本人の妄想レベルであれば普通とさえ思う。

男性と女性は、出会いから付き合うまでの流れ、付き合ってから結婚するまでの流れに違いがあるから女性だけが王子様を待つ気持ちを持つのである。

白馬の王子様を求めるのは、女性の感性が「してくれること」に価値観が高いから

白馬の王子様みたいな彼氏ができた女性

以前の記事でも触れたことがあるのだが、女性は男性に比べて「相手からしてもらうこと」にとても価値観が高い。

「すごく困っていた時に全力で助けてくれた」
「私が落ち込んだ時、一生懸命励ましてくれたのがすごく嬉しかった」

こんな話は、あなたも体験したり聞いたことがあるだろう。すごく女性の感性を表している言葉だ

女性から恋愛相談されると、多くは「相手がしてくれたこと」を詳細に覚えていて、その時の気持ちを細かく表現する。恋に落ちる瞬間に、「男性が私にしてくれたこと」が大きいと感じる機会がとても多い。

この感性を前提にすると、女性にとって白馬の王子様は、自分を求めてくれて、自分のために一生懸命頑張ってくれる男性で、女性が最高にキュンキュンする恋愛相手である。

女性に王子様願望があるのは、「好きな人を落としたい」と考える男性心理とは違い、王子様が自分にしてくれることに期待しているからだ。

女性が想像する白馬の王子様は、「お金持ち」とか「かっこいい」などのイメージもあるけれど、性格のところでは「優しい」というイメージがとにかく強い。女性が恋愛のことを考えた時に白馬に乗った王子様のような男性と出会いたいと思うのは、女性の恋愛観的にすごく自然な発想なのだ。

この解説をすると、男性から「それなら優しい男性と出会いたいってことなの?」と聞かれるが、女性が白馬の王子様に期待するのは「気遣い」や「配慮」だけじゃなく、「堂々とした態度」「(実力を伴った)自信がある雰囲気」なども含まれており、はっきり言ってどこにでもいる優しい男を求めているわけじゃない。

白馬の王子様は本当に完璧な男性をイメージしているところがあるから、男性側はため息が出る話が続いてしまうけど、あくまでも「女性心理にはそういうところがある」と解釈して、女性の恋愛観を学ぶ機会にしてもらえたらと思う。

このパートで押さえるべき女心は「なよなよした優しさではなく、男らしい優しさが女性をキュンとさせる」ということであり、「女性は自分のために一生懸命頑張ってくれる男性にキュンとする」ということだ。

白馬の王子様とする「傷つかない恋愛」のカタチは、誰に取っても理想の恋愛

女性にとって白馬の王子様は自分を迎えに来てくれる存在で、出会った瞬間には自分のことを好きでいるわけだけど、そんな恋愛は誰から見ても理想の恋愛だ。

白馬の王子様との恋愛は女性が傷つく可能性がなく、むしろ王子様側が努力するような恋愛になるため、恋愛の副作用に悩まないで済む。

女性は恋愛にスリルを求めないとは言わないけれど、どちらと言えば恋愛に保守的な考え方をする女性からすると、理想の人が勝手に自分を好きになってくれる恋愛は理想中の理想と言え、傷つかないで済むだけでなく、自分が努力しないで済む恋愛なのも魅力になっている。

だから、夢見がちな女性は白馬の王子様との恋愛に憧れる。

女性が白馬の王子様を待つ理由は傷つかない理想の恋愛ができるから

もちろん、本当に王子様が現れたら女性側も様々な努力がするのだが、その努力はどちらかと言えば王子様と愛を育むための努力で、色々な負の感情を連れてくる「自分を好きにさせるための努力」をしないで済むという点は非常に楽な恋愛のカタチだ。

この記事で扱ってるのは白馬の王子様願望なので、いくらでも理想や夢を見ていても良いのだけど、女性の憧れには傷つかない恋愛への憧れもあって、「楽して幸せになりたい」という心理が内包されている。

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恋愛すればすごく複雑な気持ちを持て余す。嬉しいことや楽しいことがある一方で、傷つくことや辛いことも本当に多い。

女性がなぜ白馬の王子様に憧れるのかという理由を考える時、現実逃避の思考が働いていることもやっぱり明らかで、ここは男女に共通するけれど、特に女性の場合は白馬の王子様に「傷つかない恋愛」を求めている。

男性の中には、白馬の王子様願望を持ってる女性に「恋愛への怠惰さ」を感じ取っている人がいるが、それはあながち間違ってない。

「早く白馬に乗った王子様がきてくれないかな~」と女性が話す時に、「幸せになるために頑張ろう」という気持ちが弱いのは事実である。愚痴に近い言い方をするなら弱音をはいてるだけだが、女性の王子様願望には「上手くいってない恋愛事情」がやっぱり絡んでいる。

白馬の王子様願望は、こじらせると「白馬の王子様症候群」になってしまう可能性がある

白馬の王子様に憧れるこじらせ女子

女性の白馬の王子様願望は、この記事で解説してきた通り女性なら多くの人が持つ気持ちで、憧れを持ったり、心のどこかで夢見るくらいなら “普通” だ。女の子らしい一面だと言ってしまっても問題ない。

しかし、白馬に乗った王子様がいつか自分を迎えに来てくれると信じる、信じ込むような状態になってしまうと、「白馬の王子様症候群」になってしまうので注意してほしい。

白馬の王子様症候群とは?

白馬の王子様症候群とは、単純に白馬の王子様に憧れたり、妄想的に夢見るだけでなく、本当にいつか白馬の王子様が自分の元に来てくれると信じ込む状態のことを言う。

白馬の王子様症候群は、他に「プリンセス症候群」「シンデレラ症候群」「シンデレラシンドローム」「シンデレラコンプレックス」とも言われ、恋愛対象に対する理想が高く、自分のスペックを度外視してハイスペック男子を望む傾向があり、いわゆる “こじらせ女子” に多く見られる現象だ。

白馬の王子様症候群の女性の特徴:シンデレラ症候群の女性はどんな女性?

では、白馬の王子様症候群の女性とはどんな女性かという点だが、シンデレラ症候群の女性は、以下の特徴がある。

①恋愛対象の男性に対する条件が多く、理想が高すぎる

白馬の王子様症候群の女性は、いつかきっと素敵な人が自分のことを迎えに来てくれると信じてしまっているので、恋愛対象の男性に求める条件に非常に厳しく、とにかく理想が高いのが特徴だ。

まさに理想の男性と出会わない限り自分が恋愛するべき相手ではないと考えてしまうため、「自然に惹かれる」とか「仲良くなるうちに好きになる」などがなく、入り口の段階でナシと判断する男性の割合が高くなってしまっている。

ある男性と出会った時に、査定するように相手を見て、評価を下すように条件を精査する場合は、シンデレラ症候群になってしまっている可能性が高いので注意しよう。

②運命を信じやすい

白馬の王子様症候群の女性は、運命を信じやすいのも特徴だ。

運命的な出会いに憧れが強くて、話を聞いていると痛い発言が多い。実際、理想の男性と出会った時にも運命という言葉をよく使うため、プリンセス症候群が原因で引かれる経験もする。

運命を信じるだけならプリンセス症候群に侵されていると思う必要はないけど、スピリチュアルな方向に偏重してしまい、「引き寄せ」などの発想をしてしまっている女性は注意した方が良い。

③年齢に不相応な恋愛観を持っている

白馬の王子様に憧れを強くするのは主に10代の頃だ。お姫様願望は子供の頃に強い傾向があって、色々な人と出会い恋に落ち、現実を知っていく事で恋愛観は変化する。

つまり、白馬の王子様症候群の女性は年齢に不相応な恋愛観を持っているのが特徴ということ。

シンデレラ症候群の女性は、子供っぽいところが抜けないのも特徴で、恋愛観だけでなく考え方が子供だったり、ファッションや趣味にメルヘンなところがあったり、大人になれない女性が陥りやすい。

このような女性は、「好きな人に守ってほしい」「王子様のような男性に甘えたい」という深層心理を持ちやすいので、シンデレラ症候群になってしまうのだ。

夢見がちな女性は純粋で可愛いところもあるのだけど、本気で白馬の王子様を信じる恋愛観を持つと現実離れした恋愛に憧れを強くしてしまって誰とも上手くいかなくなるので気をつけよう。

④結婚願望が強い

白馬の王子様症候群の女性は、漠然とした結婚願望が非常に強いのも特徴だ。

そのため、理想の男性に近い人物と出会うと一直線にアプローチしてしまうこともあり、相手男性に一方的な好意の伝え方をしてしまうことがある。

シンデレラ症候群の女性は子供の恋愛をするのが特徴だから、実際に運命的な出会いを果たしてもその相手とうまく恋愛できないのが特徴になってしまっているのは何とも悲しいところである。

白馬の王子様願望が強くなければもっと自然に恋愛できるのに、白馬の王子様症候群になってしまうと相手に圧力をかけるようにアプローチしてしまうから運命を逃す。

白馬の王子様願望は強すぎる結婚願望に繋がってしまうことが多いので注意が必要だ。

⑤お姫様扱いされることに憧れが強く、悲劇のヒロインを演じてしまう

白馬の王子様症候群の女性は、お姫様への憧れが強いのも特徴なので、自分がお姫様扱いされることへの憧れも強い。

ちょっとでもお姫様扱いされると運命を疑うし、自分がお姫様扱いされるための努力も行う。

その代表的な行動が「悲劇のヒロインぶる」という行動だ。

白馬の王子様願望が強い女性は、まだ王子様が現れないことを「不幸なこと」だと思ってる節があり、恋バナでかわいそうな私アピールをしてしまうことも…。これだけならまだ良いが、周囲にお姫様扱いを求めるように発言してしまうこともよくあって、男性からするとめんどくさい女になってしまってるケースが目立つ。

最悪の場合は、随所随所で悲劇のヒロインを演じてしまい、最初はみんな構ってくれるけど、すぐに愛想を尽かされるのが問題点になってる場合もある。

白馬の王子様が現れないことに「悩む」ような状態になった時は、このことにも注意しよう。お姫様扱いさせることでプリセンス願望を叶えようとしてしまうと、本当に痛い女になってしまう。

⑥精神的に自立できない、男性に依存する

白馬の王子様症候群の女性は、いつか自分にも現れる王子様を待ってるような精神状態なので、自立してるとは言えない女性だ。

白馬の王子様症候群の女性は、「常に誰かを頼る」「好きな人ができると付き合う前から甘えてしまう」という特徴があり、男性に依存する傾向が強い。

どうしても自分が自分を幸せにするという意識が低いのがプリンセス症候群の特徴になってしまっているので、好きな人ができたとしても幸せにしてもらおうとしてしまうため、重い女になってしまう特徴がある。

自分自身で「自立してない」とか「男性に依存するところがある」と思う人は、お姫様願望が強いと白馬の王子様症候群に陥ることが多いので注意しよう。

実際にそうなってしまうと、「相手の気持ちを試す行動をとる」「嫉妬深くなってしまう」などの副作用が出てしまう。

白馬の王子様症候群を抜け出す方法、卒業する方法

白馬の王子様症候群になると本当に様々な問題点が出てきて幸せがむしろ遠ざかってしまうのだが、、どのようにすれば白馬の王子様症候群の女性がその状態を抜け出すことができるのだろう?

白馬の王子様症候群を卒業する方法を解説する。

①白馬の王子様を待つのではなく、自分から動く

白馬の王子様症候群かもしれないと思ったら、まず「王子様を待つ」という意識を変えよう。

待ってるだけの女性は、機会損失をしているだけでなく、精神的に病んでしまってメンヘラ化してしまう。深層心理で「幸せになれないのはまだ出会ってない誰かのせい」だと考えてしまうと、行動しない自分を正当化してしまうからだ。

白馬の王子様症候群の女性は、まず「自分が自分を幸せにするんだ」というマインドチェンジが必要になるので、自分磨きをしつつも具体的に出会いを作る努力をした方が良い。

実際に行動すると現実を知ることができるし、色々な男性と出会えば「白馬の王子様はいない」と身に染みてわかるようになる。(いたとしても、自分が付き合えないことに気づく)

白馬の王子様症候群の女性は、現実を見ないから王子様に憧れる状態になってしまっているタイプが多くいるため、「待ち」の状態を卒業して、自分に興味を示す男性がどんな人か具体的に見てみることで現実に即した恋愛観を持てるように動くと良い。

探し物は、徹底的に探した後じゃないと「ない」と気づけない。探してないなら「あるかもしれない」と期待してしまうのは当然のことだから、抜け出したいと思うなら行動することが重要だ。

②完璧な人の条件を考えるのではなく、絶対に妥協できない条件を考える

白馬の王子様症候群の女性は、いわゆる “いい男” と出会えたとしても、「足りないモノ」を探してしまい、「この人は私の運命の人じゃない」と思ってしまうところがあるため、存在しない完璧な条件の男を探し続けてしまうジレンマに悩む。

もしあなたが「私にも白馬の王子様はいる」と思ってしまって出会う男性を魅力的に見ることができないなら、「自分が絶対に妥協できない条件」を考えるようにしよう。

そうすることで、あなたの査定を乗り越える男性が増加し、もっと自然な恋愛ができるチャンスがやってくる。

シンデレラ症候群の女性は高望みするくせに自分の恋愛経験が足りずに、運命の相手とも上手に恋愛できないのが特徴になってしまっているので、親しくなりたいと思う男性へのハードルを意図的に下げることで、恋愛的な自分磨きもするべきだ。

実際に妥協できないポイントだけをチェックするようになると、好きな人ができる人もいるし、少なくても親しくなる男性ができて、ここでも現実の男性を理解できる。

結果的に、白馬の王子様症候群を卒業する方法に繋がっていくので、少しずつ改善する方法としては「恋愛対象に求める条件を逆の発想で改善する(=完璧さを求めるのではなく、絶対に譲れないところだけを求める)」のがおすすめの対処法だ。

③幸せの定義を再定義する

白馬の王子様症候群の女性は、どこか満たされない想いを持ってしまい、他の誰かに救いを求めてしまうのが問題点になっているため、小さな幸せに感謝して満足できる心を手に入れたい。

もう何度も聞いてたことがあるかもしれないけれど、人にとっての幸せとは、幸せを感じる心のことである。

幸せそうに見える人は、幸せを感じているからそう見えるのであって、何かを手に入れても「満足できない心」では一生幸せになれないし、今以上の幸せを求めてつらくなる。

ちょっとしたことでも幸せを感じる人は、表情が明るくなり、周囲を幸せにする人だから素敵な人から好かれる。幸せになりたいと思うこと自体は悪いことではないのだが、今ある幸せを感じることができない人は考え方が卑屈になって、素敵な人から好かれない人になってしまうから、捉え方を変える努力をしてみると良い。

恋愛は、誰もが自分を幸せにしてくれる相手との間に起こることを願うけど、逆に言えば相手を幸せにできない人は自分も幸せにしてもらえない。

恋人を幸せにできる人とは、今の自分に幸せを感じていて、相手にそれをおすそ分けできるような人だから、「幸せへの感受性」は恋愛に取っても大事な力である。

お姫様願望が強い女性は、まず日常の小さな幸せを見つけてそれに感謝し、自分が幸せであることを実感してみよう。

自分が不幸だと思ってると素敵な男性ほどあなたから逃げていく。自分も不幸になる気がするからだ。

そういう自分ではなく、幸せオーラを出す自分になれば周囲にはあなたを幸せにする人が寄ってくる。与える人は与えられる人になれるから、「幸せを与えてほしい」と思ったら先に「幸せを与える」ことに頑張った方が結果的にあなたは幸せになれる。

白馬の王子様症候群になってしまった場合は、自分の幸せに鈍感になってしまう傾向があるので、負のオーラから正のオーラに変えられるように幸せの定義を再定義しよう。自分を悲劇のヒロインみたいに思っていると、その悲劇に巻き込まれたくないと思って人は離れる。「この人と一緒にいると自分も幸せになれそう」と思われる自分で恋愛してみよう。きっと素敵な出会いが待ってると思う。

年齢の問題でもっと現実思考したい人は下の記事を読んでおくと良い。焦るのは良くないけど、恋愛とちゃんと向き合おうと思えると思う。

自分が結婚できる確率って実際どのくらい?5年以内に結婚できる確率から見える現実
20代後半から30代になると、結婚願望がある人は「自分はこのままで本当に結婚できるのだろうか」と不安に思うことがあるのではないだろうか? 20代半ばから始まる「結婚のピーク」で周りの人が次々と結婚していくのを見ると、結婚に焦りを感じてしまう

まとめ

今回は「女性はなぜ白馬の王子様を待つのか」をテーマに、女性の恋愛観「お姫様願望」の特徴と問題点を解説した。男性も女性も、「恋愛」を考える時に参考になれば嬉しい。

私自身は白馬の王子様が現実に存在するかどうかに興味がないのだが、「何で女性は理想の王子様を待つのだろう」と疑問に思って色々な女性のお姫様願望を聞くと実に女の子らしい感性で白馬の王子様を想像していることが分かった。

今回の記事で女性の恋愛観が分かったり、自分がシンデレラ症候群だと分かった女性もいたと思うので、これからの恋愛にぜひ生かしてもらえたらと思う。

この記事では、「白馬の王子様はいない」とか「本当に理想の人と出会っても付き合えない」と言った部分があったけど、しっかり出会いを作って行けばそういう人と出会えたり、付き合える可能性を上げることはできる。

今回は白馬の王子様を待ってるだけなのが問題点なのであって、白馬の王子様に憧れることがダメなわけではないので、素敵な恋愛がしたい人は素敵な人と出会えるように行動してみよう。

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