かまってちゃんの彼女や彼氏と付き合うと、構い方や付き合い方に悩む人が多い。
構ってほしいと言ってくれたり、そんな態度を取る恋人は可愛いとも思うが、「彼氏や彼女を構う方法」が難しいと思ったり、「正直、めんどうくさい」と思う人が、交際が長くなるにつれて多くなる。
しかし、好きならかまってちゃんな恋人とうまく付き合っていきたいと思う人も大勢いて、きちんと相手に合った付き合い方をしてずっと仲良く付き合うカップルがいるのも事実だ。
構ってほしい気持ちを表現されて喧嘩してしまう人がいる一方で、うまく付き合うカップルがいる。
そこで今回は、「かまってちゃんの彼女や彼氏と付き合う人への対処法」として、「上手く付き合うコツや構い方」を解説する。
付き合っている人が、かまってアピールをするタイプの人なら、参考にしてみてほしい。
かまってちゃんは構わないとうまくいかない!構い方が大事になる
付き合っている恋人がかまちょな性格だと感じたら、あなたが構ってあげないとまずうまくいかない。
誰にでも好みがあるように、かまってちゃんはかまってくれる彼氏や彼女を求めているから、「やめてくれ」と言ったところでほとんど意味がない。
もし話し合いでどうにかしようとするなら、二人の間を取っていくように相手のことも考えてあげないと、相手の要望を叶えられない以上、うまくいかなくなってしまうのである。
かまってちゃんにも強弱があるのだけど、やめさせる方向で対処法を考えても思ったような効果はない。
したがって、かまってちゃんと上手く付き合うコツは、前提として「どうかまってあげるか」を踏まえて考えるべき。
かまちょな相手を根本から変えようとは思わず、あなたも変わる必要があって、構い方が大事になる。彼氏や彼女の性格をある程度掴めているのなら、ここで言いたいことは分かるところだろう。
かまってちゃんは構ってほしいのだから、積極的か消極的かを別として「かまってちゃんぶり」を発揮するなと言っても土台無理な話だということだ。
では、彼氏や彼女を構ってあげるにはどうしたら良いのだろう?
最初に「彼氏や彼女を構うとはどういうことか」という点を整理する。
彼氏や彼女を構うとはどういうことか
かまってちゃんや彼氏や彼女との付き合い方を最適化するには、「構うとはどういうことか」という点を分かっていないと達成できない。
恋人を構うとは、恋人との関りを持つことの全般を指す。デートや食事など「会う」ことはもちろん、電話・通話やLINE・メールの「連絡を取ること」も構ってあげる範疇で、かまちょな人が言うところの「構ってくれない恋人」というのは、求める量や頻度の関りがなく、コミュニケーションが少ない状態をいう。
- 構ってくれない彼氏や彼女=求める量と頻度のコミュニケーションがない、もしくは、構ってほしい時に何らかのコミュニケーションを取ってくれない
- 構ってくれる彼氏や彼女=求める量と頻度のコミュニケーションがある、もしくは構ってほしい時に何らかのコミュニケーションに応じてくれる
ここを理解すると、かまちょな恋人の性格が少しはっきりする。
かまってちゃんな彼氏や彼女の性格と心理
かまってちゃんな恋人を一言で表現すると、「寂しがり屋な性格」なのが特徴だ。
自分的に十分に関りがある状態だと思っている時に構ってほしいと言われると、「情緒不安定な性格」に見えてしまうことがあって、寂しがり屋をこじらせていると感じることもある。
ただ、カップルとして付き合っていると「もっと構ってほしい」と思うことは度々あるのが現実であり、それだけ好きだと見ることもできる。
要は、愛されているから構われたいと思われるのである。
どうしたら構ってあげることができるのか
かまってちゃんな恋人との交際で問題となっているのは「どのくらいの距離感で交際していくか」という点だ。
かまってちゃんな彼氏や彼女は、あなたが思うよりも「もっと近い距離感で付き合っていきたい」と思っているので、「構ってよ」と言われる時は相手があなたとの関りを求めている。
ただし、彼女や彼氏の構い方はこの基本構造を理解しただけでは難しい。さらに具体的に解説していこう。
かまってちゃんとうまくいく「連絡の仕方」とは
一口にかまってちゃんと言っても色々なタイプがいると思うけど、彼氏や彼女の構い方を考える時に、自分の負担をどう減らすかはテーマになる。そこで問題となるのが「連絡の仕方」だろう。
かまってちゃんは、構われないとストレスがたまるし、恋人への満足感も失っていく。
好きな人がかまってちゃんだったなら、上手くいく付き合い方を模索するべきなので、「構わない」という選択肢は間違っている。
かまちょな人の性格を踏まえると話し合いによってその瞬間に納得させたとしても解決が難しいため、「構ってくれないならいい」「構ってくれる人を探す」という選択をされかねない。
バランスを取りつつ、構ってあげることは大事なことだ。
そこで、かまってちゃんとうまくいく連絡の仕方として提案したいのが、「時間を短くして連絡頻度をあげる構い方」だ。
かまってちゃんには「離れている時も気にしているよ」ということを伝えるために、連絡の頻度を保つ方がうまくいく
かまってちゃんに100%構っていると今度はあなたが持たないから、LINEやメールなどの連絡の頻度はしっかり保って、長い時間はかけない付き合い方がカップル双方に取って幸せな付き合い方になる。
時間を短く区切って、相手からの連絡以外にあなた側からも連絡していくと、「離れている時も気にしてるよ」という気持ちが伝えられるので、寂しがり屋の恋人の気持ちを満たすことができる。
構ってアピールの強いタイプをコントロールするのは難しいから、そこは多少の話し合いが必要になるかもしれない。
すねるタイプの、いわゆる「消極的なかまってちゃん」は、この方法でだいぶ心持ちが変わってくるので、自分から連絡しつつ、時間を区切って連絡が取り合えるように持っていこう。
かまってほしい男性や女性とのLINEの仕方
彼氏や彼女を構うには、1日に3度程度のLINEはあなたの方から送ってあげよう。
朝・昼・夜と定期的に送ってあげると、かまちょな彼氏や彼女でも「気にしてくれてる」と感じるから、「構ってくれる彼女(彼氏)」だと思うはずだ。
ただし、前述している通り、1回のやりとり自体は短くするのが自分の負担を減らす方法になるので、構い方という点では1回のやり取りを長くしないことがポイントになる。
また、「夜のLINEは少し長めにLINEする」など、LINEの仕方にメリハリをつけるのもかまちょな恋人とうまく付き合うコツである。
「連絡してくるけどいつもそっけない」と思われれば逆効果になることもあるので、かまってほしいサインには敏感でいよう。
かまってちゃんの彼女や彼氏には愛情表現を多めにすると、満足する構い方ができる
かまってちゃんは基本的に自分に自信がない性格なので、本音では相手からの愛情表現を求めている。
自分が相手から必要とされていることや、愛されてる実感は好むところなので、寂しい思いをさせないように、愛情表現は多めにするのが上手く付き合うコツだ。
かまってちゃんがデレデレでいるなら衝突がないからまだいいのだが、ツンデレな人だった場合、構ってほしい時に攻撃的な言動をするタイプも多いので、あなたからの愛情表現はより重要になる。
かまってちゃんな彼女や彼氏は下のような記事で解説しているような状態になりやすいのだ。

お互いでいっぱいいっぱいになるとカップルは必ず雰囲気を壊すから、自分から愛情表現をすることで愛情不足にならないように付き合うことが、かまってちゃんとうまくいくコツだ。
彼氏や彼女を構ってあげる時は、伝わるように愛情表現すると、心が満たせるから雰囲気が良くなる。
一度にたくさん構ってあげることで貯金はできないけど、構い倒すのも一つのコツ
かまってちゃんを構う時は、基本的に一度にたくさん構うことでの「構い貯金」はできない。
常に相手の構ってほしい時に構わないといけないこともないけど、繋がっている感じやいつも相手をしてもらっている感覚を大事にするので、「今日はたくさん構ったから2~3日置いても大丈夫」という発想では、うまく行かないことが多いのである。
ただし、自分に時間的・精神的余裕があるときは、かまってちゃんを構い倒すことがうまく付き合うコツになる。
おなかいっぱいまで構ってあげることで彼女や彼氏はそれなりに満足感がある。何よりも、恋人の望みを叶えれば愛されている実感は思い出に残るレベルなので、「最近構ってくれない」とは思われないのがメリットだ。
構い倒すには「遠出デート」が最も一般的な構い方になるけど、「旅行」まで企画してあげればどんなかまちょな彼女や彼氏でも、満足してくれるだろう。
主導権を握らないと相手のペースが合わせにくいので、構い倒す時を作ってバランスを取ろうとするのは、かまってちゃんな恋人とうまくつきあうコツになる。
自分に余裕がない時に相手も余裕をなくすことが回避できるので、相手の好みをこちらが理解して、先回りするようなイメージでメリハリある付き合い方をしよう。
かまってちゃんの構い方が分からない時は、「心配してあげる」と喜ぶ
付き合っている恋人がかまってちゃんだと分かっても、一緒に居る・連絡を取る以外「どう構っていいのか分からない」という場合もあるかと思う。
構ってほしい人には基本的にコミュニケーションをとる時間を確保してあげればいいのだが、主張しないタイプのかまってちゃんの場合は、どうしたらいいのかがはっきりしない。
そんな時は、会話中でもメールやラインでも「心配」している気持ちを伝えるようにしてみよう。
構ってほしいと言う気持ちは「気にかけてほしい」という欲求も根底にあるので、精神的な面で放っておかれるのも嫌がるし、心配は愛情の表れと思う人が多いことから、構い方として基本になる。
かまってちゃんの中には、わざと心配させたり、嫉妬させたりと、自分を怒らせたいのかと思うような言動をすることが多いのだが、これはあなたを怒らせたいのではなく、あなたに気にかけてほしくてそんなことをするのだ。
かまってちゃんは世間でよく言われるように、やはり子供っぽい性格だと言わざるを得ない。だから、かまってちゃんな恋人と上手く付き合っていくには、あなたが大人になってリードする必要があるだろう。
もし、高校生や大学生のように相手がまだ成人に満たない場合は、精神年齢が今後あがっていくことで多少の改善が期待できる一方、もういい大人ならかまちょな性格を改善させようとするよりも、こじらせないをようにしておこうとするアプローチの方が、現実的に有効なので覚えておくといい。

かまってちゃんな彼氏や彼女は叱ってあげるのも大切!だけど、引きずらせないように配慮しよう
かまってちゃんは、構ってもらえるように本当に色々なことを言ったりやったりする。
たまには怒りたいと思うこともあるだろうが、そんな時はちゃんと叱ってあげるのも大切なことになる。
かまってちゃんと付き合う時は、全部あなたが我慢しないといけないわけではなく、感情的に怒鳴ったりせず、ちゃんと叱ってあげて、相手の行き過ぎを注意をしよう。
かまってちゃんには、怒るのではなく、叱ること
「叱る」と「怒る」の違いについて、あなたはどう考えているだろうか。
「怒る」とは、感情的になって自分のストレスをぶつけることを言う。これでは、キレているだけなので、あなたのストレスは発散されるかもしれないが、相手は「喧嘩になった」とだけ思うので、カップルとして前に進めない。
では、叱るとはどういうことかと言うと、雰囲気や語気は強めつつも、相手を想って悪いところを指摘したり、改善のためにアドバイスしたり、自分の行動や態度の悪いところを考えさせることを言う。
感情的になってしまって怒るのなら、拒絶させることが多くなるし、攻撃的な行為のため反発を生むけど、叱る行為は自分の抱えたストレスを一度飲んで、相手にどう伝えるかを考えた行為のため、愛情が伝わるし、相手の反省が促せる。
かまってちゃんは私の経験上でも、この部分について敏感な人が多く、叱られることにあまりアレルギーがない。悪いところをちゃんと言ってくれる人が好きという人だってかまってちゃんには多いから、「向き合う」という意味でも一つの構い方になってくる。
怒っていると思われるような叱り方をするなら、かまってちゃんな彼氏や彼女には「行き過ぎた要求」をきちんと注意してあげよう。これもかまってちゃんと上手く付き合うコツになる。
注意する時は引きずらせないように配慮するのがポイント
一つ注意点を挙げるなら、相手に「叱ったことを引きずらせないこと」だ。
かまってちゃんは感情的に不安になりやすいし、喧嘩になってしまうような言い方なら「叱る」と言うよりも「怒る」に近くなる。
ひとしきり叱った後は優しくフォローしていくと、変にヒートアップした会話にはならず、より良い付き合い方に近づく。
注意することで、「冷めたのかな?」と心配させてしまい、余計に構ってほしい気持ちを高めてしまうと逆効果になるので、かまってちゃんな彼氏や彼女を注意する時はフォローもセットにして接してみよう。
かまちょな彼氏や彼女とよくケンカになってしまう人は、下の記事も参考にしてみてほしい。

まとめ
今回は「かまってちゃんな彼女や彼氏と上手く付き合うコツ」を紹介した。
かまってちゃんの対処法としていくつかポイントを挙げて説明したが、参考になっただろうか。
かまってちゃんは、世話の焼けるタイプの恋人だと思うけど、子供っぽいところがあるので、かまってちゃん同士のカップルは案外うまくいかない。
長く付き合っていく上で、相手がちゃんとバランスが取れるように考えてあげたり、一歩引いてあげることのできる人でないとうまくいかないので、自分と相手を見据えたより良い付き合い方を考えてあげよう。
何かと面倒に思う機会も多いと思うのだが、愛情を感じる恋人だと思うので、当然悪いところばかりではない。言いたいことはちゃんと伝え、相手を受け入れるにはどうしたらいいかも踏まえて、仲良く付き合っていってほしい。
彼女や彼氏の構い方に迷ったら、「どうしたら愛情が伝わるだろう?」と考えることで、あなたの恋人に合った構い方ができるはずだ。

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