以前、「友達でいようと振る人の心理」を解説したことがあった。
片思いの告白や、付き合っているカップルの別れの際には、「友達でいよう」と振られることが実際にある。
振られる言葉として「友達でいたい」と言われると、相手の本音が気になってモヤモヤするのはもちろんだが、実際に「好きな人と友達に戻れるのか」という問題と向き合う必要性に迫られると、誰でも色々と悩むところだ。
好きだった人と友達に戻る。
付き合っていた人と友達に戻る。
彼女や彼氏から友達に戻る。
リアルに想像すると、付き合えないと言われた上で「好きな人から友達になる」のは、簡単なことじゃないとすぐに気づくと思う。
恋人から友達に戻る場合については、さらに不安と心配があるだろう。
そこで今回は、「友達でいたい」と振られた人に向け、「恋愛感情を持った好きな人と普通の友達に戻ることができるのか」を解説する。
付き合ってない片思いの場合も、彼氏や彼女として付き合っていた場合も合わせて考えていくので、参考にしてみよう。恋人から友達になる上での問題点から注意点まで詳細に解説する。
記事後半では、「LINEで友達に戻りたいと言われた時の対処法」や、失恋後の友達の戻り方という意味で「友達でいようと言われたその後はどのように振る舞うべきか(友達に戻る時の接し方や、友達になる時の態度)」についてもまとめている。
さらにこの記事のラストでは、男女それぞれの「恋人から友達になる時の本音と心理」を解説した上で、「彼氏や彼女と友達に戻る時によくある質問と答え」についても取り上げているので、最後までじっくり読んでみてほしい。
恋愛感情を持った「好きな人と友達に戻る時」に想定される問題点やデメリット
告白して振られた人や、付き合っている彼女や彼氏に振られた後に友達に戻る時は、想定される問題点やデメリットがいくつかある。
最初に、「好きな人と友達に戻れるのか」を考える際にポイントになることを取り上げる。
友達に戻ると失恋を引きずる可能性が上がる!振られた後で相手と関りを持ちながら恋愛感情をなくすことは難しい…
振られた相手と友達に戻るなら、接触の機会は自ずとやってくる。
「友達でいよう」という言葉をそのままの意味で受け取って普通の友達に戻るなら、「好きだった人と関りを持ちながら恋愛感情だけをなくしていくことが可能かどうか」という問題を、自分の恋愛観や価値観に照らして一度真剣に考えないといけない。
人によっては嫌いになることで好きだった気持ちを忘れる人もいるけれど、好きな人や恋人と友達に戻るならそれはできないことになるからだ。
- 好きな人と友達に戻る=良好な関係を築くための行動と態度を取らないといけないし、関わりがあるため、恋愛感情を整理しにくい
- 好きな人と友達に戻らない=関係性を終わらせることができ、関わりもほとんどなくなるため、恋愛感情を整理しやすい
失恋の傷は相手への想いの強さ次第だが、その人の性質によるところも大きいので、関係を保ったまま気持ちをなくしていくことができない人は、「友達に戻れない」とはっきり伝えるのも必要な措置になる。
好きな人と友達に戻ると、失恋から立ち直るという意味では昭kに難易度が増すことになる。ここは特に彼氏から友達に戻る・彼女から友達に戻る時の大きなデメリットである。
片思いだったら好きな人と友達を続けることにまだ心理的な抵抗が小さいけど、付き合っていた人と友達に戻るのは交際期間が長いほど相当な覚悟が必要になる。
一度特別な関係になった人と関わりながら普通の関係に戻すのは精神的負荷の大きな作業になる。
友達に戻ろうとしてもなかなか友達に戻れない:好きだった人と友達に戻る期間には「仕切り直すための時間」も必要
好きだった人と友達に戻る時は、気持ち的に「友達に戻ろうとしても友達に戻れない」という感覚を持つ。
経験するとすぐにわかることだけど、一度恋愛感情を持った人と友達に戻るには、好きだった気持ちをリセットするまでの時間や、関係を仕切り直すための期間が必要で、時間をかけて友達に戻る工程を歩むことになる。
好きだった人と友達になる時や、恋人と友達になる時は、少なくても最初の数週間のうちに「(好きだから、又は好きだったから)気まずい」と思うことが何度もあるはずだ。
しかも、お互いに気まずいと思ってる雰囲気まで感じるから、本当の友達に戻るまでの期間は思った以上にかかると思ってる方が現実的である。
本気で好きだった人とは、多くの人がいきなり普通の友達になることができない。ここも、友達に戻ろうとする時の大きな問題点だ。
もちろん、別れる時にお互い冷めきったカップルだったら、すぐに普通の友達に戻れる場合もある。片思いだった場合も含めて、既に冷めているなら、恋愛感情を一度でも持った相手と普通の友達に戻れないということはない。二人の意思次第である。
でも、多くの場合で振られた直後はまだモヤモヤした気持ちが残っている。「まだ好きなのに友達に戻れるのかな…」と思う人だってたくさんいるシチュエーションである。
振られたことでスッキリすることもあって引きずらない恋愛もあるけど、どの程度かはまた別にして「告白して振られた場合」と「恋人から友達になる場合」の両方で、関係の仕切り直しのために一度距離を取るようにする期間が必要である。
「今すぐ友達に取る態度を取れない」と思うなら、普通の友達に戻るために気持ちを切り替える時間が必要になっているから、冷却期間をおく提案は二人の妥協点となり、振られた後の関係が良化する施策になる。詳しくは後述するけど、最低限、友達の戻り方について話し合いみたいなものができる関係であることが失恋後に友達のままいる条件だろう。
結局、好きだった気持ちを抑えられなくて変な空気を漂わしてしまうくらいなら、数週間とかの時間でも置いてみると、その間に気持ちを切り替えることができて、2人の間に流れる空気を変えることが可能になる。
- 振られた直後から友達に戻る=振られるまでの空気を引きづりやすいから友達に戻れないリスクが高い
- 振られた後、少し時間を空けてから友達に戻る=距離を置いた分、お互いに気持ちの整理ができ、関係を仕切り直すのも比較的簡単になる
付き合っていた場合、恋愛感情を割り切る時間を離れた状態で設けると、なあなあの関係になっていくのも防げるので、良い意味で男女の友達らしい壁(=男女間特有の遠慮や気遣い)ができる。
友達と恋人の関係が明確に分けられているわけではないから、少し冷却期間を置くことは「彼氏から友達に戻る」「彼女から友達に戻る」という時に大事なことだ。
相手からの「自分を好きな人扱いされる態度」に耐えられるか
振られた後に友達として付き合おうとする時は、振った相手に「(あなたに)まだ気持ちが残っている」と思われているような態度を取られる場合も結構あって、人によってはそれが大きな問題点のように感じる。
要は、好きな人から自分を好きだった人として扱われることもあるのだ。実際、振った相手の接し方は難しい面がある。
振られたことで切り替えようとしている場合でも、まだ想い続けようとする場合でも、振られた相手の態度には敏感になってしまい、ストレスを感じる。
そもそも、好きな人には意味のない行動や態度にも心理を深読みして色々考えてしまうため、友達に戻る時は振られた相手の態度に耐えられるかも検討する必要がある。
恋愛感情を持たれていると思った時、相手は良かれと思って気遣いをしてくることもある。あなたの好意を前提にした態度に耐えられるかどうかは、悪意ではなく善意の気遣いも含んでいる点に注意が必要だ。
たとえば、「好きな人ができたか」などの恋バナを避けることが増えたりするし、グループトークでは特にこの気遣いが微妙過ぎて変な空気になることも多い。まとまると、以下のイメージだ。
- 振られた人と友達に戻る=悪意・善意の両面で「自分を好きだった人扱いされる」ことがあるため、プライドが高い人などはストレスになることがある
- 振られた人と友達に戻らない=会うと気まずい雰囲気だが、友達以上に距離ができるため、早期に振った振られたの関係から脱却できる
好きな人と友達に戻るためには仕切り直しの時間と共に、本当に友達に戻っていく期間もかかってくると思っておこう。
友達でいたいと好きな人に振られた後、友達に戻れるのか戻れないのか(テーマの結論について)
最初に問題点を解説したが、好きな人に友達でいたいと言われたり、付き合っていた恋人から友達に戻りたいと言われたら、結論としては「友達に戻ることは可能」というのが答えではある。
実際、私自身も好きだった人に振られた後で友達に戻ったことがあるし、別れた後に彼女と友達になることもあった。
好きな人・彼氏・彼女と「友達に戻れるのか戻れないのか」で言うと、友達に戻ることはできる。
ただし、いくつかポイントと条件があるので解説する。
振られた側が友達に戻りたいと思っているのか、友達に戻りたくないと思っているのかで「友達に戻るかどうか」を決める
恋人から友達に戻る場合も、好きな人に振られた後も友達でいる場合も、まず「振られた側が友達に戻りたいと思えるかどうか」が大きなポイントだ。
「友達でいよう」という言葉は、振った人がよく使う言葉であって、振られた方が使う場合が無いわけではないが、多いとは言えない。
その理由は、先ほども触れているように、振られた失恋の傷を癒すには好きだった人と関わりをなくす方が簡単になるし、好きな人を諦めるために嫌いになろうと努力するタイプもいるからだ。単純に、自分を振った人と気まずくて友達付き合いできないと思う人もいる。
その前提の中、友達に戻れる2人は、「振った側」も「振られた側」も両方が友達になりたい、普通の友達に戻りたいと思えた場合のみだ。
振られた方は「もう友達に戻れない」と直感的に思ってしまうことが多いから、振られた瞬間は距離を置きたい心理になるケースが多い。失恋のショックもここに関わるけど、振られたら忘れ方の問題がどうしても頭に浮かぶ。
恋愛感情を持った相手と普通の友達に戻るためには、少なくても時間がかかるのは多くの人に共通している部分だから、失恋で離れる(縁を切る)場合に比べると、どうしたって傷付くことが多くなるため、友達でいたいと言われたら「振られた側」であるあなたが、自分から今後の関係を選ぶようにしよう。
振った人は、振られた人と比較して、相手の重要度が低い。だから、簡単に友達として気持ちを割り切ることができる。でも、振られた人はそう簡単に気持ちを割り切れない。
好きだった人と「友達になる」ことにあなたが魅力を感じなかったり、「友達に戻りたくない」「友達に戻れない」と思うなら、表面上の言葉で「友達でいようね」と約束したとしても、気まずい空気が漂うだけである。
下に挙げる公式は、友達に戻る時に絶対に意識するべきポイントだ。
- 友達に戻らない=失恋した時以上に傷つくことはない、関りがなくなるから時間の問題で忘れられるし、関わらないからその時間が短くなる
- 友達に戻る=友達付き合いをすると相手の言葉や行動・態度から失恋した時以上に傷つけられることがある、関わり続けるので好きだった気持ちを忘れるにも余計に時間がかかる
ここは、振った立場と振られた立場で全然違う気持ちであることにポイントがある。
振る振られるの関係でどっちがつらいのかと言うとやっぱり「振られた方」だから、好きだった人から友達に戻りたいと言われた時、最も優先されるべきは「振られた人が友達に戻りたいと思えるかどうか」だ。
友達に戻りたいと言われたからと言って必ず友達に戻る必要はない。
- 友達に戻るか戻らないかの選択権はより傷ついてる「振られた側」にある(「付き合えないけど友達でいたい」は振られた方には理不尽な要求)
別れる時や振られる時に「友達でいたい」と言われた時は、友達に戻れるかどうかを考える前に、あなたが本音で「友達に戻りたいのか、戻りたくないのか」を最優先で考えよう。
友達に戻れないと思うのなら、真剣な恋愛だったからこそ「友達に戻るのは無理だ」と伝えるのも重要なことになる。「付き合う前の関係に戻りたい」とか「好きだけど友達のままでいたい」と言われた時も同様だ。
どんな形であれ、振られた後で友達に戻ろうとするときは、相手の希望と共に「自分の希望」を考えるべきで、最初にあなたの希望が届かなかった(振られた)ところ、さらに相手の要望が自分の気持ちに無理をさせる結果になるなら、あまりにも理不尽な要求である。
実際、友達に戻りたいと振られた人が断るケースはいくらでもあるし、私自身も複数回経験している。
男女どちらかが恋愛感情を持った時点で友達に戻れないことはよくある話だから、好きな人や彼氏彼女から友達に戻りたいと言われたら、「自分はどうしたいか」を考えた上で受け入れるかどうかに答えを出すようにしよう。
好きだった人と友達に戻る条件(友達に戻れる条件)
これまで説明したことを、振られた後で友達に戻る条件として下にまとめ直すので、自分の気持ちを把握するために今一度考えてみてほしい。
- 接触しながらでも恋愛感情をなくしていけるのかどうか
- 本気で友達に戻りたいと思えるのかどうか
- 関係をリセットする意思を二人で共有できるのかどうか
- 想いを持っていた事実を前提にした態度にも耐えられるのかどうか
恋愛感情を持った相手でも上記の問題に全てYesと回答できるなら、二人の努力で友達に戻ることは可能だ。付き合っていた恋人から友達になることもできる。
私にも彼女から友達になった女子がいたと言ったが、友人カップルでも「友達に戻りたい」と努力した二人が何組も存在していて、少なくても表面上は普通の友達に戻れたカップルがいくつもあった。
好きだった人と振られた後で友達になるのは簡単ではないと繰り返し伝えておくが、可能不可能の話なら “可能” というのが私の経験則から導き出される答えだ。別れて友達になる経験も、振られた後で友達になる経験も両方ある。
本当に何の問題もない普通の友達に戻るためには時間が必要だけど、二人の意思がしっかりしていればできないことではない。
ただし、1点だけ好きな人と友達に戻る時によくやってしまう注意点がある。次のことにはぜひ気を付けてほしい。
彼女や彼氏と友達に戻る時は「都合のいい女・都合のいい男」にならないようにすること!友達に戻る時はキープされるリスクがある
特に付き合っていた場合、恋人から友達に戻る時に問題となりやすいのが「あやふやな関係」に陥るリスクだ。
恋愛感情から友情に変えるには、絶対に友達以恋人未満の関係になってはいけないし、そうならないように注意するべきだ。
好きだった人と友達に戻る時は都合のいい女・都合のいい男にされてしまうリスクが高まるため、友達に戻ろうとする際は距離感を間違えないようにしよう。
振られてもまだ気持ちが残っている場合、友達として付き合いながら元サヤを目指すこともあるけれど、冷却期間を置かずに友達に戻ろうとした時や、離れられなくて「友達としてでも関係を続けたい」と思った場合などは、セカンド・キープのような扱いになっていってしまうことがよくある。
もともと普通の友達ではなかった二人なので、接触しながら友達に戻る際は何かのきっかけでおかしなことになる可能性が格段に上がってしまう。
この問題でタチが悪い点は、「時間(=別れてからの期間)」があまり効力を持たない点である。もちろん、時間が経つと過ちの起きる確率は下がっていくが、「きっかけ」があれば一度惚れた弱みを悪用されることがある。
だからこそ、元カノ・元カレとの付き合いは今カノ・今カレが制限するべき事柄になっている面もある。
元サヤに戻ることを期待して友達に戻る際や、気持ちを捨て切れずに友達に戻る際は気を付けよう。都合のいい女・都合のいい男になってしまったら、本命として元サヤに戻ることと遠ざかる。
LINEで「友達に戻りたい」と言われた時の対処法:ラインで彼氏や彼女と友達に戻るには?
彼氏や彼女からLINEで友達に戻りたいと言われた時は、そのままLINEの会話だけで友達に戻ることはできないので、電話・通話に切り替えてきちんと声で会話することを強くおすすめする。
今回のテーマで難しいのは、「友達に戻ろう」「友達でいたい」と振る時のセリフが社交辞令の言葉である可能性を持っていることである。
本音を探りつつLINEの会話を続けて、本当に友達に戻りたいと思ってる様子であれば、電話・通話で「二人に取ってのベストな友達の戻り方」をある程度話し合う方が良い。その電話が既に友達としての会話になるので、次に会った時の雰囲気も掴みやすい。
LINEで友達に戻る約束をしないで、電話で話すべき理由
- 本当は友達に戻るつもりがないのに「友達でいたい」と言う人がいるため、真意・本音を探る必要がある
- 本当に友達に戻るつもりなら、彼氏や彼女と友達の戻り方をある程度話し合う必要がある(友達の戻り方もそれぞれで付き合い方やイメージが違うため)
- LINEで友達になるより、電話で友達になる約束をした方が、次に会った時の会話がしやすい(普通に話せる)
LINEだけで友達に戻るのは関係が自然消滅しやすい
LINEがきっかけでカップルが友達に戻る場合、なぜ電話・通話するべきなのかと言うと、LINEだけで友達に戻ろうとすると、多くの場合で関係が自然消滅するからというのも理由になっている。
詳しくは後述するけど、彼女と友達に戻る・彼氏と友達に戻る時は、「友達の戻り方」について二人で共通のイメージを持たないと失敗する。
別れた後はお互いで気持ちを語り合うことがないから、「何を考えているか分からない」という状態になり、別れる時に「友達でいたい」と言われた・言った場合でも、「どんな友達になるのか」を話してないと結局気まずい雰囲気になって疎遠になってしまう。
別れた後の微妙な雰囲気が友達に戻ることを妨げるので、最低限の意味でも友達に戻ることを決める時に二人で会話しておきたいのだ。
最近はLINEで別れ話をすることが増えているけど、「本当に友達に戻りたい」と思うなら、LINEだけで別れ話を終わるべきではない。「友達になるなら、ちょっと話そ?時間ある?」みたいに聞いてみて、少しでも良いから最後は笑い合って電話を終えるような雰囲気を作ろう。この工程を踏むと、友達に戻れる確率がグッと上がる。
LINEで友達に戻りたいと言われた時の対処法としても通話は不可欠!別れる時に会う必要はないが、友達に戻るなら「後悔しない」ために声での会話が必要
「まだ好きなのに…」と思ってしまうような状況で、彼氏や彼女からLINEで友達に戻りたいと言われたら、そのままLINEだけで別れると後悔する可能性が非常に高いので注意してほしい。
後から色々と考える中で「相手が何を考えていたか、自分のことをどう思っているのか、これからどんな感じで接したら良いか(等々)」、疑問が全く解決されないまま別れると、気持ちが切り替えられない。答えがない問いかけに答えを出したくなって、後ろ向きな気持ちが空回りしてしまう。
普通、相手から振られる時は聞きたいことが山ほどある。あっけない別れ方もあるにはあるが、「友達に戻るカップル」は別れた後も友達関係を続けようとするのだから、円満な別れ方をするのが条件になる。そのため、「声での会話」が不可欠だ。
お互いに冷めきっていたのなら、あっさりしているのが特徴のLINEで別れる方法を選ぶのが間違いではないものの、9割以上のカップルはLINEから電話に切り替えて二人でどう友達に戻るのかを話し合う方が良い。
次の見出しからは、彼氏や彼女など ”好きだった人との友達の戻り方” について具体的に解説していこう。
好きな人と友達に戻る方法:振られる時に「友達でいよう」と言われたら、どのように振る舞うべきか(接し方と態度)
ここからは、「友達に戻る方法」として、振られた時に「友達でいよう」と言われた時、どのように振る舞うべきかを解説する。
前述していることもまとめていくが、「振られた相手と友達に戻る場合、どんな接し方をして、どんな態度をとるべきか」という点はぜひ理解しておいてほしい。
友達に戻ることをカップル二人で確認する
彼氏や彼女と友達に戻るには、好きだった人と「友達に戻りたい」と思えるのかどうかを最初に考えないといけないけど、これに関してはその必要性(職場が同じ、学校が同じ等々)も含んで考えて良いが、最終的には自分の意思として昇華させておき、2人でその気持ちを確認したい。
もし、友達に戻れないとか戻りたくないと思うなら、それはそのまま伝えて、一度完全に関りをなくして、気持ちの整理に全力を尽くす方が結果的に二人の関係が良好になる。
「友達に戻らないといけない」と考えるより、自分の気持ちに素直になって好きな人と話してみよう。一度疎遠になったとしても、数か月後や1年後に友達に戻れることもある。
男女としてあれこれあったのなら、もう友達に戻れないことは恋愛が始まった時点で覚悟するべきことだし、一方的な片思いが原因で友達に戻りたくないと思ったとしても、自然な恋愛感情に罪はない。友達として付き合えないと思うのなら、仕方がないのである。
「友達に戻りたい」と2人の意思確認できたら、次は冷却期間の必要性を考える。
友達に戻るための冷却期間が必要なら、1ヶ月くらい話さない時間を置くと切り替えがしやすい
友達に戻りたいと振られた後、友達に戻るために気持ちを割り切る「冷却期間」がほしいと思ったら、1ヶ月くらいを目安に距離を置く期間を設定しよう。
振られたら友達に戻るのに気持ちの整理が必要なことも多いし、冷却期間が関係の仕切り直しを早めることがあるから、友達に戻る時に一度距離を置いてから少しずつ友達に戻る方が結果が良い。
切り替えがしっかりできると確信できるなら別だけど、そうじゃないなら1週間や2週間だけでも良いので、お互いに気持ちを整理する期間を作った方が良い。
気持ちの整理がつかないのに友達付き合いを開始すると、余計に気まずい行動を取ってしまったり、変な態度を取ってしまうことがあるから注意してほしい。
「気持ちに整理付けたいから、1ヶ月くらいはちょっと距離空けてから友達に戻ろう。整理できたら普通に話しかけるから、その時は○○も普通にしてね」
強がりでもなるべく引きずってない雰囲気でサラっと言って、全力でその期間に気持ちの整理を付けると、友達付き合いを開始した時に一気に友達に戻った感覚が得られる。
ただし、2ヶ月や3ヶ月など長期間距離を置くと友達に戻れなくなるので、冷却期間は1ヶ月以内にしよう。短い分には問題ない。
好きだった人と友達に戻るには、二人で話すより、みんなで話すところから普通の関係を目指す
別れた後や振られた後は、その後に二人の関係性について話し合うことはできないので、友達に戻るなら最初の対応の仕方にポイントがある。
好きだった人と友達としてやり直す時は、はじめはなるべく二人になるのを避けるようにして、数人で絡むようにするのが自然に友達に戻るコツだ。
あなたが切り替えが上手い人であっても、相手がいる問題なので、いきなり二人きりだと気まずいと思う人もいる。変な空気になってお互いに相手の態度に不満を持ってしまうことがあるから、最初は2人きりの会話を避けた方が無難だ。
振られた後・別れた後に二人になれば以前の空気が漂わないとも言えないので、ゆっくり友達に戻っていく感覚を持つ方が、2人とも気まずくならないで友達に戻れる。
多少あからさまに二人を避ける態度を取ることになっても良いので、数人のグループトークで絡みを作るようにして、少しずつ友達に戻っていこう。二人きりの気まずさを防止するように振る舞うと自然に友達に戻れるようになるし、みんなと一緒の時に話すなら相手は「嫌いになった」とか「友達に戻るつもりがない」とは思わない。
特にお酒に酔った時はぶっちゃけトークをしたくなることもあるけど、別れてからまだそんなに時間が経っていないなら二人で接触しないで、付き合っていた頃の話もするべきではない。彼氏や彼女から友達に戻ると言っても、関係性は微調整できるものではないから注意が必要だ。
二人の関係性は形のあるものではないから、友達に戻ろうとしている期間に気まずい想いを全くしないということはあまりない。心構えとしては「時間と共に友達関係を作り直していく」つもりでいるといい。最初は「気まずい」から入っていくけど、ちょっとずつ「普通の友達みたいになってきた」と思っていく。
友達に戻る期間で二人きりになった時の対処法:二人で話さないといけない時はどんな態度をとる?
もし、友達に戻ろうとする期間の中で二人になってしまった時は、普通の友達と何を話すのか考えて、いわゆる “当たり障りがない話題” で会話するようにしよう。
要は、わざと友達っぽく振る舞うことが大切だ。心の内を話すのは、本当に友達に戻れた後、数か月経ってからにした方が良い。「なんか気まずいね」みたいに言われても、「そう?そんなことないって思ってた」と返すようにして、少し距離があるところからだんだん近づいていこう。
振られた後で友達に戻ろうとする時、よく問題になるのが「普通にできない」という点だ。これも仕方の無い問題だから一種の諦めも重要になる。
振られた相手と友達に戻ろうとするのだから、慣れていくまでは気まずい言動があって当然である。普通の態度がとりたいと思うけど、最初の1ヶ月はなかなかうまくいかないから、ぎこちない雰囲気になることを覚悟して、会話の回数が増えていく中で普通になっていくイメージを持とう。
切り替えの早い人でも、好きだった人は意識してしまう人のままだから、「普通の態度」が分からなくなるし、思ったようにしゃべれなかったり、振る舞えない。
好きな人と友達に戻るには時間がかかるものだと思って、お互いに普通に振る舞えるようになるまでは我慢して接触するしかない。上手くできない自分を責めたくなることもよくあるけど、結局ネガティブな思考ばかりになってしまっては逆効果だから、「1か月後はもっとよくなってる、気まずいのは最初だけ」と未来に期待しながら頑張ってみよう。
受け入れることができれば「普通」も段々できてくる。あのミスチルも “終わりなき旅” の中で「時は無情なほどに全てを洗い流してくれる」と歌っているので、励ましの言葉にしよう。1ヶ月から2ヶ月くらい我慢すると少しずつ良い意味の変化が感じられるようになる。
恋人から友達に戻る時の彼氏の本音と彼女の本音
恋人から友達に戻ると相手の本音や考えてることが分からなくなるけど、実際カップルが友達に戻った後はどんな心理になるのだろう?
ここでは、男性と女性それぞれに恋人から友達に戻る時の本音と心理を解説する。
彼氏から友達に戻る時の彼氏の本音と男性心理
- 別れた後も自分の女だと思う感覚が抜けない
- 冷たい態度を取られるとムカつくより凹む
- 別れても彼女がまだ自分のことが好きだと思ってる
- 二人きりになると何話していいか分からない
- 彼氏ができないか気になる
- 寂しくなったら会いたくなる
- 酔った時に昔の関係に甘えたくなる、連絡したくなる
- 一人が楽
- 早く次の彼女がほしい
彼氏から友達に戻ると、男性心理では上のようなことを考えるのが本音だ。
彼女と別れる時にどのくらい好きだったかで変わるものの、恋愛感情の切り替えは男性の方が下手なので、彼女と友達に戻った後は「普通にしていても元カノが気になってる」という期間を、1か月以上、場合によっては3ヶ月くらい過ごす。
男性脳は好きだった彼女を簡単に忘れられない。長期的な視点では、男性も別れた後の彼女との友情は成立するものの、「付き合っていた」という昔を忘れない傾向がある。
彼氏と本当の友達に戻りたいなら、元彼を調子に乗せないのがコツになるから、女性の方は「元彼扱い」ではなく、わかりやすく「男友達扱い」をするようにしよう。
友達に戻る時の最初はちょっと冷たい雰囲気を出しながら、それでも時々話しかけるような感じからはじめて、元彼が「もう別れたんだな」としみじみ実感するような態度を取れると良い。
彼女と友達に戻る時の男性心理を踏まえると、彼女の態度や行動がはっきりしているほど良い関係が築ける。
彼女から友達に戻る時の彼女の本音と女性心理
- まだ好きだったら友達に戻って復縁を目指す
- 普通に接してくれると自分も普通の態度がとれる
- 二人の時はまだいいとして、みんなの前で俺の女感を出してほしくない
- 昔付き合っていたとは言え、雑な扱い方をされたらムカつく
- 冷めていたら本音で彼氏と友達に戻れると思ってる(もう男として見てない)
- 酔った元彼とだけは二人きりになりたくない
- 一人は寂しい
- 失恋後しばらく彼氏はいらない
基本的に彼女から友達に戻る時の女性の本音は男性より冷めた気持ちが多いけど、女性の場合は「彼氏がまだ好きになのに友達に戻る」というケースも多いため、男性は女心の見極めが1つポイントになる。
彼女を振った時にすがるように「友達に戻りたい」「友達でもいいから」と言われたら、しばらく引きずってる可能性の方が高いから、元カノの扱い方は慎重に考えよう。
彼女と友達になる時、彼女からの提案だった場合で、且つ気持ちが残っていた場合は、後々めんどくさい展開になってしまうことがある。
しかし一方で、女性が完全に冷めていた場合は、男性のように過去を引きづるような感性はあまりなく、本気で友達に戻れると思っていたり、元カレ元カノの関係を早く卒業して普通の関係に戻りたいと本音で思っていることが多い。
彼女と別れた後も仲良くしたいと思ったら、彼氏面することなく、他の女友達より余計丁寧に扱うと変なもめ方をしないから、最初は紳士的な接し方をして少しずつ態度を崩していくようなイメージを持とう。
彼女が「もう別れたでしょ!」って思うような行動や態度を取ると、女性心理の場合は非常にストレスが強いので、接し方には配慮が必要だ。
元サヤに戻ることを目指して彼女や彼氏と友達に戻る場合:好きだけど友達でいたいと思って友達に戻る時のその後
彼氏と友達に戻る、彼女と友達に戻る時は、気持ちを残したまま元サヤに戻ることを考える人もいるだろう。
好きだけど友達でいたいと思った人や、「友達に戻りたい」と言われた後で復縁したいと思ったら、「どんな方法で復縁を目指すか」という点を総合的に考えることが大切になる。
一度付き合った人と友達に戻ってから元サヤになるカップルもいる。諦めないと決めた人は、彼氏や彼女と友達に戻る中で「復縁するための行動」を取ろう。
関係が切れるのが嫌だと思ったら、友達から仕切り直すことが間違いではない。どうしたら良いか分からないなら、下の記事が役立つはずだ。
カップルの時に友達の雰囲気があった(※二人でふざけ合うようなカップルのイメージ)場合は、一度友達に戻ってから元サヤを目指す方が良いケースもある。
好きだけど友達でいたいと振られたパターンでは、「友達を続ける」方がまた付き合える可能性が高い
友達に戻りたいと振る心理には「まだ好きだけど」って気持ちが含まれていることがあるのだが、こういうパターンでは友達に戻る方がまた仲良く付き合える可能性が高まる。
お互いで好き同士で別れる時は色々な事情があって複雑だが、別れたことをクローズアップさせる「疎遠になる」という状態では、二人ともが気持ちの整理ができてしまうため、元サヤに戻りたい・またやり直したいなら、友達に戻ることになっても関係を続ける方が「何かのきっかけ」に賭けることができる。
好きだけど友達でいたい、好きだけど友達に戻りたいなど、相手が混乱していたり、あなたよりも優先したいことができたことで別れる時は、友達に戻る選択をして挽回を計ろう。
プライドの問題で友達は嫌だと強がると「本当は好きだけど…」という気持ちが無視される別れ方になる。不服でも、一旦友達に戻るべきだ。
復縁を目指す場合はとにかく別れた後の良好な関係が基礎になるので、感情のコントロールが課題だ。
恋人から友達に戻る時によくある質問と答え
最後に、恋人から友達に戻る時によくある質問と答えを取り上げる。
彼氏や彼女と友達に戻る時はLINEはどうする?
彼氏や彼女と友達に戻る時は、基本的に個人的なLINEは控えて、業務連絡的なものだけやり取りする期間を設けてから、少しずつ普通のLINEに切り替えるのが一般的だ。
グループLINEの態度に関しては最初から普通にする。
彼氏や彼女と友達に戻ると言っても、最初から個人的に連絡していたらそれこそ別れた意味がないと言うか、付き合ってる頃とあまり変わらなくなってしまう。
3ヶ月前後は個人的な連絡をしないで、連絡する必要がある時にやり取りする感じから普通の友達に戻っていくと良い。
「ちょっと時間がほしい」と言った後、友達に戻るにはどうしたらいい?
別れた後に友達に戻る場合、冷却期間みたいなものを作った時は明確に「いつから普通にするか」を話さないことがよくある。
もし「ちょっと時間がほしい」と言った後は、気持ちの整理ができたところで、相手が複数人で話してるところに入っていってグループで会話するところから友達に戻っていこう。
時間がほしいと言った人が普通に話しかけると、相手は「もう大丈夫なんだな」と思うから、それをきっかけに相手から話しかけてくることも出てくるはずだ。何度か話しかける、話しかけられるという状況になれば、少しずつ普通の友達の雰囲気が作れていく。
LINEで「明日から普通にして」と言ったところで気まずいだけだから、グループトークできる機会を見つけてみよう。
お互い好きだけど友達に戻る時はどんな接し方をすればいい?
お互い好きだけど友達に戻る場合は、あなたの気持ち次第で接し方が変わる。
また付き合いたいなら2週間くらい距離を取った後、どんどん自分から普通に話しかけていこう。あなたが別れた後の関係性をリードすると、相手も接しやすくなって変に気まずくならない。
一方、完全に忘れると決めたら、1ヶ月くらい距離を取った後、態度と行動を普通にしながら「目を見ない」でコミュニケーションを取ると良い。
目を見ないと相手は別れた事実を突きつけられるような感覚があるので、忘れたい意思が伝わる。
あまりひどい態度を取るとこじれてしまうから、行動と態度は普通の友達にとるものと同じにして、「目を合わせない」という態度で気持ちを伝えると良い。表情も笑顔で接するのがポイントだ。目だけで気持ちを語ると丁度いいパワーバランスで相手に伝わる。
付き合ってすぐに友達に戻りたいと言われたらどうする?
付き合ってすぐに友達に戻りたいと言われたら、「なぜ友達に戻りたいのか」をしっかり聞くのがポイントだ。
もし解決できる問題だったら話し合って付き合いながら改善できるように頑張ろう。ちゃんと自分が好きでいることを伝えて、一緒に問題を解決しようと提案すれば、付き合い始めに不安になってしまうタイプや、将来をネガティブに考えてしまう人とも、交際を軌道に乗せられる。
付き合い始めはしっくりこない不安で「友達に戻りたい」「友達に戻ろう」と言われることがあるから、ショックな言葉だけど “あるある” だと思って頑張ってほしい。私も何度もこう言った経験があるが乗り越えてきた。
もし友達に戻りたい理由が解決できない問題だった場合は、まだ好きでいるなら友達に戻って挽回を計っていく方が結果が良い。付き合ったばかりだったら友達に戻りやすいので、恋心を秘めながら少しでも相手が接しやすいと思う態度を取って「やっぱり好きだな」と思わせよう。
嫌いになるなら友達に戻るのを断るが、忘れると決めたら距離を取る方が忘れられる。
付き合って1ヶ月前後で友達に戻りたいと言われた人については、下の記事も参考にしてほしい。
1年付き合った彼氏と友達になる、2年付き合った彼女と友達に戻ることはできる?
1年や2年など、長く付き合った人と友達になるのは非常に難しいのだが、円満に別れることができれば可能である。友達に戻れない人の方が多いけど、2人が友達になりたいと思えたのであれば、可能は可能だ。
ただし、冷却期間は長めにとる必要があり、1年以上付き合ったカップルに関しては3ヶ月くらい期間を置いてから友達に戻る方が何かといざこざがない。
ここはカップルの雰囲気によるところが大きいため解説が難しいけど、長年付き合った彼氏や彼女とは「明日から友達になる」というわけにいかないケースが多いので、「どう友達に戻るのか」を2人でよく話せると良い。
下の記事で解説している通り、長く付き合ったら別れた後の傷つき方や空虚感が大きいので、慎重に対処に当たろう。
>>カップルはどのくらい付き合ったら長続き?~各交際期間についてカップルの状態と長続きに対するイメージを解説
友達に戻りたいと言われた時の断り方は?
友達に戻りたいと言われたら、断るなら以下の3つからあなたの価値観と恋愛観に照らして答え方を決めよう。
- 「付き合った人とは友達に戻れないタイプだからごめん」と、自分の恋愛観を理由に友達になるのを断る
- 「まだ好きだから友達に戻れない」と今の自分の気持ち(恋愛感情)を理由に友達になるのを断る
- 「忘れたいから友達に戻りたくない」と失恋の辛さを理由に友達になるのを断る
彼氏や彼女から友達になるのは簡単じゃないし、恋愛観の問題でナシの人も多い。断りたいと思うなら断るのがおかしいことではないので、自分の気持ちを大切にして対処しよう。
まとめ
今回は、「恋愛感情を持った好きな人と普通の友達に戻れるのか」を解説した。「友達でいよう」と振られた人に取って何か参考になることがあったなら嬉しい。
今回のポイントは、「友達に戻ろう」と二人共が思えるかどうかであり、お互いで切り替えができたなら、時間をかけて友達に戻っていくことだ。
気まずさを全く伴わないパターンがあるとすれば「元から恋愛感情がなかった」というケースしかないと思うほど、好きだった人と友達になるには気まずい瞬間をいくつか乗り越えないといけない。
関係は状態を表す言葉であり、完全な定義付けをできるものではないから、「別れたら友達」と言ってもそのイメージはある程度幅がある。そのすり合わせを含めて、振られた人とゆっくりまた関係を作り直していこう。
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