あなたは「相手のために別れる」という問題と向き合ったことがあるだろうか?
好きだと言う気持ちと、それでも相手の幸せのために別れるという決断は、一見全くリンクしない感情のようで時に一致する、なんとも言えない複雑な心理状態で選択される。
「好きだけど別れる、それが相手のため」
自信がないとか、遠慮するとか、そんなのではなくて、「相手の幸せを願う時、自分がどうしても必要のない人間になってしまう」ことが、そう思ってしまうことが、人生にはある。
私自身も相手のために別れたことがあり、彼氏や彼女と別れる時に「本気で相手の幸せを願うこと」が決して “綺麗事” ではないことを知っている。
実際、自分が恋人と別れることで、本当にその恋人が幸せになれるかは分からない。未来は誰にも予想できないとしたら、好きなのに別れる選択は大きな矛盾を孕んでいるのかもしれない。
それが分かっていても好きなのに相手のために別れるのだから、もし決断するとしたら(決断しないといけない状況になったら)悩みは本当に深いものになる。
そこでこの記事では、私が実際に「相手のために別れる決断」をした経験談を踏まえ、考えたことや悩んだことを振り返りながら、彼女や彼氏にために別れるのが果たして正しいことなのか、徹底解説していく。
私は彼女のために別れた経験がある。「相手を思って別れたその後」も見てきたから、「相手の幸せを願って別れる」「相手に申し訳ないから別れなる」など、相手のために好きだけど別れるか悩むあなたに向け、経験者の立場から恋愛アドバイスを送る。
もしあなたに「相手のために別れることを迷う人」がいるなら、一緒にその決断を考えていこう。
相手のために別れる決断は正しい時がある
私は「相手のために別れる決断」に対し、振る方と振られる方の両方を経験したことがある。
その当時は本当に悩んで迷って大変だった記憶が鮮明に残っているが、嫌いになって別れるとか、好きじゃなくなったから別れるという以外の別れ方は、本当に辛いものだった。
ただ、先に私が出した答えを伝えると、「相手のために別れる決断」は、正しいと言って良い、望んだ未来(=相手が幸せになる)を手に入れた別れ方だった。
別れるのが本当に相手のためで、本当に相手の幸せを願って別れるなら、今のまま付き合い続けるより、恋愛以外に限ってではあっても「相手にとって良い未来」が訪れる可能性が高いのだと思う。
相手のために別れたのは正解だったと今でも思える
そもそも、相手のために別れるべきか悩む時は、既に状況が悪くなっていることがほとんどだと思う。
これは、二人の雰囲気だったり、二人の恋愛だけの話だけでなく、二人を取り巻く環境やお互いの生活のことなども含む。
一緒にいたいのに、もっとずっと先まで見ているのに、自分から恋人を手放す、又は手放されるのは、「好きだけで一緒にいてはいけない時」だったり、「(結果的に)相手の人生の邪魔をしている時」などだったりするから、彼女や彼氏のために「別れないといけないのかな?」と思う時は、二人の交際が現在抱えているデメリットを上回るのはなかなか難しい状況になってるはずだ。
カップルは好きだから付き合ってるのだが、「相手の幸せを願うこと」が「二人が一緒にいるべきじゃない」との考えに至る原因になる時は、別れる選択が “理屈” だけを考えた時に正しい選択になっている。
実際、別れるべきカップルもいることを考えると、私が言いたいことが何となくわかるだろう。

「好きなのに」「好きだから」と思っても「別れた方がいい」と相手のために別れること考える時は、あなたも相手も切羽詰まっていて、別れる選択と別れない選択のどちらを選んでも一定のところで苦しむことは明白な事実だ。
その意味で、相手を想って別れる選択は苦しみの増大を防ぎ、カップル合計で二人の幸せはほぼ最大化されるのだと思う。少なくても、私の経験ではそうだった。
相手のために別れるのは深い愛情があるからこそできること!相手の幸せを願うのは恋から愛になったから
辛い選択をするのは、彼氏や彼女が大好きだからだ。恋をしてるだけじゃ、相手のために別れる選択はできない。
あなたがもし、本気で相手のために好きだけど別れるなら、恋から愛に変わったから、自分よりも相手のことを優先したいと思ったのだろう。
恋愛にはどうしても副作用みたいのがあるけど、本当に相手の幸せを願う “愛する人”ができた時に、人は「一緒にいるべきか」を考えるところがある。
「二人が一緒にいる」ことで大切な相手が不幸になるのなら、強い愛情を持ってる時ほど「別れないといけないんじゃないか」と思うのだ。自分のわがままで好きな人を苦しめるのが我慢できなくなる。
恋人が自分と一緒にいるべきかどうかを、本当の意味で相手の立場になって考えることは、深い愛情の裏打ちがあってこそだ。さんざん悩んだ後、「彼女のために別れる彼氏」「彼氏のために別れる彼女」は、相手のことが本当に好きになって、愛を持って付き合ってきた人だ。
私が彼女のために別れる時は、すごく考えたし悩んだけど、今振り返ると恋人のためを想って別れる決断は「正しい」ことがあると私は実感した。
自分と一緒にいてくれたら自分は幸せだけど、相手が不幸になるなら身を引くのが本当の愛だろう。結果的に別れることになっても、相手の幸せが自分の幸せに思えた過去の自分を今でも誇らしげに思う部分がある。
でも、相手のことを思って別れる決断に対して、私はどうしても思わずにいられないことがある。
もし彼氏のために別れる、彼女のために別れるということに悩んでるなら、次の見出しに注目してほしい。
相手のために別れる選択は、一人で決めると後悔することも…。二人で問題と向き合うという選択肢を検討しよう
相手のために別れる選択は、本当に好きな人を想う中で下される決断ならきっと正しい。
これは既に私が経験した中で出した答えだ。
これから先、もしこんな選択の機会ができたら、また迷って考えて苦しんで、その状況に合った選択をすると思う。
その中には、「相手のために別れることを決める瞬間」があるのだろうと想像する。
しかし、経験を振り返って今でも思うのは「なぜ、もっともっと向き合って、二人で一緒に考えることができなかったのだろう?」という怒りに似た自分への不甲斐なさだ。
相手の幸せを願って別れるのは正しいことだと思ってるけど、「本当に別れるしかないのか」という点については、今少し違う考え方も持っている。
どんな理由であっても、一方的に別れるのは「自分勝手な考え方」なのではないだろうか?
当時の私はまだ経験も浅く若かったから、相手のために別れるべき状況を前に「大好きだった恋人から離れる」という選択を1人で自分勝手に行った。
でも、その愛情の表現が違う角度にできていたら、勝手に自分だけで判断しないで(もしくは、恋人が勝手にした別れるという判断に対して)、カップルとして二人で向き合うこともできたのではないかと思うのだ。
今私が付き合っている相手のために別れる選択へ迷ったら、自分だけの問題じゃない「別れる・離れる」という選択の前に、彼女を信じてたくさんの話をすると思う。
その言葉たちを紡げるだけ、当時の私よりも今の私は成長できた。

彼氏のために別れることを迷っている人も、もしそれが一瞬でも「逃げる」という選択に近いと感じることがあるなら、「恋人と一緒に向き合えないか」もよくよく考えてほしい。
相手のために別れる時というのは、多くの場合で恋愛を自己完結しようとしている時だ。二人で一緒に過ごしてきた素敵なカップルが、どちらか一方の判断でまだ好きなのに別れを決めるのは、やはりよほどの理由があっても勝手な判断の範疇を超えない。
「彼女のために別れるんだから…」「彼氏のために別れた方がいい…」と思った時に、本当に後悔しない選択をするためには、「二人で向き合えないか」を考えないと、相手から逃げたと思われても仕方がない。
相手のことを思って別れる決断ができる人は、きっと彼氏や彼女と本当の意味の信頼関係が作れた人だと思うから、「別れるのが相手のため」という判断の正しさを自分だけで決めるのは「裏切る」ようなところがあるのだと思う。
「相手のために別れる判断は、本当に相手のためになるのか」を考えるなら、二人で考える方が良い
私が「彼女から自分を思って別れる判断をされた時」は、状況が状況だっただけになんとなく私のために別れる決断をしたのだと気づけたが、私が彼女のために別れる決断をした時は、きっと相手はそんな理由で別れたんじゃないと思われたと思う。
他に理由がありそうな雰囲気を出していても、急に振られた彼女はきっと私を恨んだだろうし、ムカついたと思う。
これは結果論的に正しい選択だったら良いというわけじゃない。恋愛はトラウマを与えることもあって、信頼関係を壊す行動や態度は1年後2年後に「幸せになったから」という理由で許されるわけじゃないからだ。
確かめようがない問題かもしれないけど、私が実際に彼女のために別れる経験して思うのは「もしかしたら、相手のために別れる判断は、自分ために別れる判断だったかもしれない」という点である。
もし本当に相手のために別れるなら、それを相手に伝えて、二人で答えを探すことができたのではないかと思うのである。
あえてしなかったのは「これ以上傷つきたくない」とか「もう苦しいのは嫌だ」という心理だったからだと疑わずにいられない。
昔の決断に私は後悔がないし、私を振ってくれた彼女も後悔した瞬間はきっとなかったと思いながらではあるが、どんな時も向き合っているべきカップルがその瞬間に後ろを向いて自分勝手に一人で考えて出した答えが「終わり」を意味していたことに、今は何だかとても寂しく感じるのはもう一つの事実である。
相手のことを思って別れる時、二人で共に歩む未来に「幸せがない」と誰が断言できるだろう
好きな人のためなら頑張れるのが人というものだ。確かに彼氏や彼女に時間が取られたり精神的な負担もあるのだけど、好きな人と一緒にいる幸せは本来何倍も人生を充実させる。
相手のために別れる選択はきっと思い描く未来の幸せが手に入る、正しい選択だ。でも、二人がともに歩む未来に幸せがないと誰が断言できるだろう?
このことは、ぜひ別れる前にもう一度考えるべきことだと思う。
少なくても私は、昔の自分にこう言って「別れる前に考えるべきこと」を伝えたいと思っている。すれ違いだったら、本当に悲しいことだからだ。

相手の幸せを願う時、本当に別れるしかないのか:彼氏がいたから頑張れた、彼女がいたから頑張れたということだってたくさんある
みんなそれぞれ大事にしていることがあって、確かに人生を決めるような大切な時期というのがいくつか存在していて、そんな時に好きな人の足かせにはなりたくないし、なるべきじゃない。
でも、あなたがいるから頑張れるのがあなたの恋人であるはずだ。
付き合い方を模索できるなら、乗り越える方法があるかもしれない。
迷わせる気はないのだけど、今あなたが相手のために別れるかどうかに迷ったら、向き合う大切さとともに、乗り越える方法を真剣に考えてあげるのも恋人への愛情だと思う。
相手を想うからこそ別れることと、相手を想うからこそ別れないことは、どちらも正しい。真剣に考えた時間がそれを証明してくれる。きっと、どちらの選択をしてもその愛情は彼氏や彼女に届くと思う。
それなら、こんな最後の決断になるかもしれないことなら、未来を悲観的にも楽観的にも両方を考えてみるべきだ。
「別れないといけない」と考えた出した時から悲観一色になってしまうことは多いから、大事なことをもう一度考えの中にいれる必要がある。
相手の幸せを願えるほど好きになれる人は人生でそんなに現れない!本当の意味で恋人を大切にしよう
相手のために別れることができるほど想える人とはそうそう出会えない。
大切な人を大切にするのが人生の基本だ。もし相手のために別れるなら大切な人を本当の意味で大切にできるか考えよう。
その結果どちらの選択をするにせよ、想像した幸せは最大化させると思うから、結局この決断の答えは「どの道を選んで頑張るか」にかかってるのかもしれない。
どっちも険しい道だけど、進むべき方向が「愛情」を選定にしているから、どこへ行っても頑張れる。それはあなたの好きな人も同じだと私は思う。

相手のために別れるか迷うなら、二人でどんな付き合い方をするとうまくいくか、どうしたら負担にならないかを話し合う勇気を持とう
もし相手のために別れるか迷ったら、二人で一緒に今ある課題と向き合う選択を選んでみてはどうだろう?
あなたがなぜ「好きな人の幸せを願うこと」が「別れる理由になる」のかは分からないが、絶対に乗り越えられない壁というのはなかなか無いというのが私の人生訓だ。
相手のために別れる前に、「どうしたら相手が幸せになれて、自分も幸せになれるのか」を考えることは、好き同士で付き合うカップルの責務にもなっている。
いくら別れた方が幸せであっても、好きな人がいない人生を望むかと言えば、答えが分かれるところだと思うのだ。ここは恋愛観の問題だけじゃなく、価値観の問題も大きく関わる。
あなたの好きな人は「負担に思ってない、むしろ支えになってくれてる」と言うかもしれないし、「俺(私)の幸せを願うなら、このまま付き合い続けてほしい」と言うかもしれない。
私の経験では、相手のために別れる時に「話し合う勇気」が持てなかった。だから勝手な判断したのだと思ったし、二人で向き合う選択肢を選べなかったと反省している。
でも、今なら私は迷わず彼女と向き合って「本当に別れた方が幸せになれるのか」を考えるし、「どうしたら二人で幸せになれる付き合い方ができるのか」、負担になっているなら「どうしたら負担にならない彼氏になれるのか」を考える。
この記事をもってあなたにその答えが示せると一番良いのだが、恋人のために別れるか迷う時は問題がかなり複雑で、ケーススタディをすべて解説しきることができない。
二人の性格や付き合い方によっても答えが変わってくるので、二人で向き合って考えるのが一番の対処法だ。
もちろん、自分だけで判断する方が良い結果になることもあると思うのだけど、本当に好きになった人だったら最後を綺麗にする必要はない。もっと、もがいて良いのだ。
二人の前にできた壁を乗り越えるために頑張れば、後悔する確率は限りなくゼロになる。

私の経験があなたの参考になれば嬉しい。良い答えを出してほしい。そして、あなたとあなたの恋人の二人ともが幸せになってほしい。
彼女に申し訳ないから別れる、彼氏に申し訳ないから別れる時は、自分がこれ以上頑張れない時
相手のために別れる時は「彼女に申し訳ないから別れる」「彼氏に申し訳ないから別れる」と判断することもある。
「なぜ申し訳ないと思うか」はそれぞれだけど、この決断をする時はあなたがこれ以上、恋人のために頑張れない時だ。
頑張れない理由には頑張っても解決できない問題が含まれているからこの問題も複雑だけど、限界を迎えた、限界が見えた時に自分自身で相手に申し訳ないと思ってしまう事象をクリアできないから「もう別れるしかない」と判断する。
本当はこの問題こそ、彼氏や彼女と話し合った方が二人のための決断ができるのだが、精神的にいっぱいいっぱいになったら、自分だけで判断されるのが間違いじゃないし、しょうがないと思う。
しかし、私の場合は「○○君に申し訳ないから別れたい」と何度も言われた経験があるのだが、この問題だけで別れたことは一度もなかった。
相手に申し訳ないから別れるのは自分がつらいから、相手に話せば受け止めてくれることの方が多い
もしあなたが相手に申し訳ないから別れたいと思うなら、「自分が辛いからなんじゃないか」「もう限界に近くなったから一人で逃げるように別れようとしてるんじゃないか」と真剣に考えてみてほしい。
私が彼女から「申し訳ないから別れたい」と言われた時のほとんどの機会で、彼女自身が辛いのだと感じた。
「もう頑張れない」「これ以上頑張れない」「好きだけど辛い」「私と付き合ってても幸せじゃない」「何でこんな私と付き合ってるの」などなど、本当に色々な言葉を複数の彼女から聞いてきたけど、申し訳ないという理由で別れ話をされた時は自暴自棄になってるような印象を受けた。
「好きだけど」という部分を強調してくる彼女には「励ましてほしいんだな」と思ったし、私が「好きだから付き合ってるんだよ、申し訳ないなんて思わないんでいいんだよ」と安心させてほしい気持ちも感じた。
もし相手のために別れる選択に申し訳ないという気持ちが含まれているなら、私は恋人と話し合うことを心の底からおすすめする。
あなたの彼氏や彼女は本当にあなたのことが負担になってるのだろうか?
好きな人の負担になりたくない気持ちは理解しているけど、好き同士で付き合うカップルは負担よりも支えの方が大きいはずで、恋人に申し訳ないと思ってしまうなら正直に話して二人で解決策を探ったり、本当に負担になってしまってるか相手の話を聞くべきだ。
もちろん自分が好きな人の負担になることで嫌われるのは怖い。冷めた恋人も見たくない。ボロボロになるまで付き合い続けるのが正解とも思わない。
でも、いつも優しい彼氏や彼女だったらあなたのことを負担には思ってないはずだ。本当は申し訳ないなんて思わないで良いはず。
確かに、負担になってるかストレートに聞くと、恋人は気を遣ってどんな状況でも負担になってないと答えると思う。質問することで相手の本音がわかるとは思ってない。
しかし、あなたが恋人の負担になってるんじゃないかと不安になってる気持ちや、辛い気持ちが伝われば、二人の関係は大きく違ってくる。中には「そんなこと考えてたの?」と驚かれることだってあるだろう。
あなたが本音で彼氏や彼女に話すと、そこからの会話の中で二人は今思ってることを話し、すれ違いが解消できることもある。もし彼女や彼氏の負担になりたくないから別れる判断をするなら、最後に本音で話してみてほしいと私は思ってしまう。
相手の幸せを願う別れ方をする時は、自分に酔ってないか考える必要がある
相手の幸せを願って別れる時は、1つだけ注意点がある。
それは、悲劇のヒロインのように「相手の幸せを願って別れる自分に酔ってないか」という点だ。
私はこれまで職業柄1000件以上の恋愛相談に乗ってきたが、彼氏の幸せを願って別れる女性や、彼女の幸せを願って別れる男性の多くに「自分の決断の尊さ」を感じてるような印象を受けた。
少し失礼な言い方をしてしまって申し訳ないが、当然ながら私も別れる時に本気で相手の幸せを願うこともあったのだが、その時を振り返ると「相手の幸せを願う」のは「自分の選択を楽にするためだった」ように思う。
これは、恋人がまだ自分のことを大好きであるのが条件だが、恋愛の本質を踏まえるに、今あなたのことが大好きな彼氏や彼女はあなたと付き合い続けるのが最大の幸福のはずだ。
相手の幸せを願ってるのに別れる判断をする時というのは、無理に付き合ってもらってる場合であり、好きじゃなくなったのに惰性のように付き合い続けてる時が代表例だ。ある。他にも色々あるけど、少なくても自分と別れることで相手に具体的なメリットがある時だ。
それがない場合、「あなたのため」という気持ちは別れる決断の補助的な役割を持ってしまっていて、恋人に別れ話をする “ひどいこと” をする自分を正当化するような意味合いを含んでしまっている。
本気で相手の幸せを願って別れるとしたら、恋人の前から去る自分に酔ってるところをどうしても考えてしまうのだ。
別れる時に相手の幸せを願うのは礼儀に似た感覚もあるけど、相手の幸せを願うことが別れの決断に関係しているとしたら、自分の気持ちより相手の気持ちだけを考えてあげるべきだろう。
もし逆に立場になって、自分が大好きな人から「あなたの幸せのために別れたい」と言ってきたらどう思うだろう?
この点が相手の幸せを願って別れる人が考えるべきことである。
相手の幸せを願って別れるなら、きっぱり別れて二度と連絡しないことで縁を切る
一つ上の見出しでは厳しいことを書いてしまったが、恋愛の形として相手のために別れることが相手の幸せにつながることがあるのは事実だ。
相手のために別れる判断の中に「相手の幸せを願う気持ち」が含まれている以上、間違ってる判断であるはずがない。
では、もし本気で相手の幸せを願って別れるなら、どんな振り方をすると本当に相手が幸せになれるのだろう?
ポイントは「きっぱり別れること」と「二度と会わない、連絡しないこと」である。
相手のために別れるなら別れた後は縁を切ることが大事になる
もしあなたが相手のために別れる判断をするなら、その彼氏や彼女とは縁を切らないといけない。
なぜなら、自分の恋人が自分のために別れる時は「まだ好き同士だから」だ。
「自分が好きで相手も好き」という状態は恋愛の中でも最も忘れにくい状態なので、薄い関係でもかかわり続けると、引きずる別れ方になってしまう。
そのため、相手のために別れる別れ方は一方的に振るケースが多く、非常に冷たい振り方が選ばれる傾向が強い。相手に「もう好きじゃなくなったんだ」と思わせないと、相手が幸せになれないし、苦しむ期間が長くなるからだ。
まだ相手のために別れるか迷う人は自分が別れる時の状況をリアルに想像してみよう。一方的でひどい振り方はできないと思うなら話し合いをするべき人だ。
中途半端に別れると、恋人がまだ自分のことが好きだと気づいて、気持ちを整理できないばかりか、あなたのことを追いかけてきて別れ話をする前より状況が悪くなることがある。
相手のために別れる選択はその過程もつらいが、別れる時もつらい選択になってることも合わせて理解してほしい。
まとめ
今回は「相手のために別れる選択は正しい?」という疑問に、私の経験とそれを踏まえた答えについてまとめた。
相手の幸せを願って別れるのは自分勝手と言われることが多いけど、私は真剣な想いが時にこんな選択に繋がることはあるのだと思っている。
経験したことが一番大きいとは思うのだけど、好きな人を大切に想った時に人が取る行動は時々真逆になることがあるし、この問題と一生懸命向き合う人はそう間違った判断をしない人だ。
ただ、最後の決断をする時は、未来を悲観的に見るだけじゃなくて楽観的に考えた際の「二人でいる道」も一生懸命考えてみてほしい。
それが相手から見た分かりやすい愛情で、「もう無理だ」って気持ちに支配されると、「逃げている」って自分を責める気持ちに答えが出せなくなると思う。
事情がたくさん分かれるテーマだから本当は個別に話したいこともあるのだが、私の経験が誰かの救いになったり答えを出す参考になれば嬉しい。

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