忘れたいと思う「過去の恋愛」も、見方を変えれば「学べること」が多くある。失恋した直後は立ち直ることに全力で良いと思うが、時間が経てば「恋愛の失敗から学べること」にもたくさん気付くし、自分が成長する糧にするべきことも出てくると思う。
「本気で好きになったからこそ過去の恋愛から学ぶこともある」
傷ついた恋愛であっても、あなたが本気で好きになった恋愛を経験したならそれはそれで貴重な経験。今回は、「過去の恋愛から学べること」を10個のポイントで紹介するから、この記事をきっかけに過去の恋愛を一度振り返ってみよう。
恋愛経験がない人も「恋をするとどんなことが学べるのか」という視点で参考にしてみてもらいたい。恋人(彼氏や彼女)と付き合う経験から学べることをまとめる。
人は、恋愛することで異性を学ぶ
異性というのは、恋愛するのが一番理解が進む。
職場や学校などの普段の生活では男や女を関係なく “人” として接するから細かな心理が分からないけど、恋愛中の深いコミュニケーションは異性の理解を飛躍的に進める。
それだけ恋愛が悩むものだからこそだが、異性との交際によって色々な経験をしていくと、男性心理の理解・女性心理の理解は確実に進むのは間違いない
恋愛すると、友達付き合いでは分からない男性心理・女性心理が少しずつ分かるようになる
恋愛のグチの代表みたいのに「男ってさあ」とか「女ってさあ」と始めるパターンがあるが、恋愛を通して深くまでコミュニケーションを取ると、相手を知る中で異性を学ぶところがある。
片思いだと恋愛の進み具合で変わってくるが、少なくても何度か付き合う経験をすると自然に同性の友達と比較して、異性に共通していることが浮かびあがることで異性心理を理解していく。
一人二人との恋で「異性を知った」というのは少し間違っていることも多いのだけど、いくつかの恋が進む中では、男が女を、女が男を知る面が恋愛ではある。
もし、実際の恋愛から勉強できてないなら、男女別におすすめの恋愛本を紹介した下の記事を参考に、書籍から恋愛を学ぶことも考えてみよう。


恋愛から自分自身を学ぶ
恋愛して相手を本気で好きになると、好きな人とのことより、不思議と自分自身と向き合う機会が増える。
好きな人の前で思ったようにできないことでも悩むし、片思いを叶えるためにどうしたらいいかでも迷うことがあって、恋愛を通して自分の深い感情と向き合って、自分がどんな人間なのかを学ぶ。
付き合った後のラブラブトークでは自分で気づかなかった面を褒められて自分を知る機会になったり、ボロボロの大ケンカでは自分で知らなかった悪いところを辛辣な言葉で恋人から聞かされたりもして、やっぱり恋愛はいくつもある人と人の関係の中で最も濃密な関係の一つだ。だからこそ、自分自身が浮かび上がる。
本気の恋愛になればなるほど、恋人との交際を通じて自分に足りないものを学ぶ
恋人との付き合いが深まると一緒にいる時間や携帯などでも繋がっている時間が増えて、一番近くで自分を見ている人になる。
それでも軽い付き合い方をすればその恋愛から学べることはたかが知れているが、本気の恋愛をすればそれだけ近い存在である彼氏や彼女との交際から自分自身がよく分かってくる。
理屈では「○○したい」「○○な自分でいたい」と思っても、好きな人に対しては感情が邪魔をして、「○○できない」「○○な自分でいられない」と、うまくコントールできない自分自身がどんな人間なのかを痛感するのだ。
この工程は決して清々しい気持ちではなくて、落ち込んだり、時には泣きながら分かってくる感じで、苦しい思いをしながらではあるが「恋愛を通して成長できた」という人は数多く存在する。
恋愛から学べることの一つに「自分」も含まれるのは、本気の恋愛になればなるほど気づくところだろう。
恋愛から自分に合った性格の人やタイプの人をを学べる
恋愛して色々なタイプと付き合うと、自分に合った性格の人やタイプの人を学ぶことになる。
大人の恋愛がすぐに別れないのは「自分に合った人」を知っているから
実際、恋愛経験を積んで20代後半くらいを迎えた人は、相性の悪さを理由に1ヶ月などの短い期間で別れるパターンがだいぶ減る。
逆に10代では頻繁に「自然消滅するような恋愛」があるのは、自分に合った性格の人やタイプの人を知らないことも大きい。

外見やその場の勢い的な恋愛が多く、素敵な恋愛をするために必要な要素が分からない人は子供の恋愛をしていると言えるけど、「付き合ってみないと相性が分からない」と考える人は、恋愛から学べるはずのことが分かってないから相性が悪い人とも付き合ってしまう。
恋愛から学べることの中には「相性が良い人が分かる」という面があり、これは日常生活にも活かされ、友達の選び方にも度々影響を与える。
恋愛から人との付き合い方を学ぶ
恋愛には “普通” という概念が軽視され、それぞれのカップルごとに「二人で良いと思える付き合い方」を模索するところがある。
これが人との付き合い方を学ぶ機会となり、自分と相手の両面を思いやって「どう他人と親密な付き合い方をするのか」という自分にとっての最適な付き合い方を学ぶ。

実はそれぞれのカップルごとで「付き合い方」というのはかなり多種多様で、一般的な付き合い方を学ぶかと言えばそうでもないのだが、自分なりの「付き合い方」を学ぶのは実際の付き合いを通してである。
恋愛に限定して考えれば、恋愛経験がある人と恋愛経験がない人で事実一番「自信」という点で影響の大きい分野である。

他人と深い付き合いをすると、常識が人によって違うことを学ぶ
案外付き合ってみると自分の常識だと思っていたことが他人に取って常識ではなく、戸惑う経験をすることがある。
恋愛特有の問題で言えば、束縛と放置のバランスなどは好みの幅が大きく、合う合わないというのが実際に付き合ってみないと分からない部分だが、恋愛から学べることという意味では「常識が人によって違う」ということがまざまざと分かるのは貴重な機会だと思う。
最初は自分の常識を押し付けていた人も、何度か恋愛の経験をすると、相手との話し合いも持てるようになり、建設的に関係作りができてくる。
これが「付き合い方が分からない」という人になると、自分がおかしいのか相手がおかしいのかの判断もつかず、我慢して付き合うことになったり、相手にばかり求めてしまって喧嘩ばかりになってしまったりする。
恋愛から恋愛を学ぶところがあるのは、我々が経験によって様々なことを学ぶからである。

恋愛から悪化した関係の修復方法を学ぶ
悪化した関係とは「喧嘩」としてしまえば分かりやすい。恋愛感情という自分でも制御しきれない感情を持ち合う男女が一緒にいようとすれば、いずれかのタイミングで感情的になってしまって喧嘩するが、そこから「仲直りの方法」や「もう一度仲良く付き合っていく方法」を学ぶ。
学校や職場では感情を抑えることができても、彼氏や彼女とのことでは感情的になることが止められないから、きちんと付き合っているなら必要性に迫られて「関係修復の方法」を体当たりで学ぶのだ。
恋愛から関係修復の方法を学ぶのは、それを知らないとすぐに別れることになるから
普段の友達付き合いでは本音で話せる人が同性である場合が多いし、特別な感情を持っているわけではないから我慢も比較的簡単だ。
ケンカしそうになったり、もめそうなことは、お互いでそれを回避するような状況にもなりやすい。
しかし、これがカップルになると、喧嘩以外でもお互いが気にし合ってしまうことが多くあり、悪化した関係の修復方法と必ず向き合う。
付き合っても短命に終わりやすい人は関係を修復することが苦手かもしれないが「苦手と認識する」ことも学びと言えば学びだ。恋愛から関係修復の方法を学ぶのは、それを知らないとすぐに別れることになるからである。
より良い関係作りをする方法を、恋愛から学ぶ人は多い。

恋愛から「人は外見より中身が大事だ」と学ぶ
友達付き合いで何となくわかっていたことだと思うけど、実際に恋愛の経験をすることで確信に変わることとして「外見よりも人はやっぱり中身」であるとの本質がある。
ある意味で見た目はその人の中身を表す部分もあるのだが、表面的なもので人を判断するとたくさんの勘違いがあることを恋愛を通して学べるのは、交際すれば隠せることが減るからだ。
過去の恋愛で学ぶことで「浮気されたくない」とか「不安になったり心配するのが嫌」という人は外見よりも中身重視の恋愛をするようになる。
もとから美人やイケメンが苦手という人もいるが、外見で選んだ人から傷つけられた経験をしたり、失敗した経験をする方がダイレクトに次の恋愛へ影響する。
恋愛する時に外見から入るのは仕方ないことだけど、中身である性格や自分との相性を重視する方が素敵な恋愛になることを、恋愛経験から学ぶ。

恋愛から無理は続かない、無理しても幸せになれないことを学ぶ
自分に合う人を探すようになるのも過去の恋愛から学んだ人に多いのだが、特に「自分らしくいられない恋愛」は多くの人が経験しており、無理は続かない、無理しても幸せになれないことも過去の恋愛から学ぶ。

自分らしくいることは恋愛のカテゴリーでは技術ともいえる。
好きな人につい気を遣い過ぎてしまうのはそれだけ相手に好意を持ってもらいたいからであり、自分らしくいられないのは付き合う相手が「好きな人」だから当然な面があるからだ。
ただ、相性や関係作りを過去の恋愛から学ぶと、過度に自分を取り繕うことが結局恋愛がうまくいかない原因にもなり得ることを学ぶ。

過去の恋愛から学ぶことで「自分らしくいること」と「好きでいてほしい」という気持ちに自分なりにでもバランスが取れるようになっていく。これは、友達から親友になる時にも応用的に活用できる処世術で、やはり恋愛から学べることを多く取得できている人は、人付き合いが上手くなる。
恋愛から口や言葉だけの人じゃなく、行動や態度で信頼させてくれる人の価値を学ぶ
口だけ男や口だけ女に騙されるのは、恋愛経験の少ない人に多い。
恋愛から学ぶと、口だけじゃなく行動や態度でも相手を知ろうとする人が増える傾向があるからだ。実際、恋愛では、行動や態度で信頼させてくれる人の価値が学べる。
言葉だけを信じると、人は裏切ることを恋愛から学ぶ
「騙された!」となるのは相手の言葉だけを信じたからだ。
行動や態度でも起こり得ることだけど、口だけの人の言葉を鵜呑みにして裏切られると、「もうだまされたくない」と自分の体験を振り返って学ぶことになる。
この状態は恋愛が最も精神的にきついため、日常生活以上に学びがある。その意味では、本気で苦しみながら考える・後悔するから恋愛には学びがあると言えるだろう。
このブログでも「言葉よりも行動や態度から相手のことを知るようにしよう」と啓発しているが、相手の気持ちも知られるし、騙されるような恋愛をしないようにするためである。

浮気を繰り返す人がいることを失恋から学ぶ
世の中には浮気をするタイプと浮気をしないタイプとに分かれる。
調査結果を見ると、思ったよりも浮気をするタイプが多いことに驚くが、過去の失恋から「浮気は繰り返す」と学ぶ人は、浮気をしないタイプの人を探すようになる。
ただ、浮気などの興味本位の恋愛は若いうちに男女ともに多く、一定の年齢で浮気癖がなくなるタイプもいるので、過去の恋愛経験だけで相手を判断することは間違いになる場合がある。
しかし、浮気をするタイプと付き合うと、1回だけで終わる人は少なくて、ほとぼりが冷めたときにまた浮気を繰り返すことを経験する。その意味で、「浮気を許すとまた浮気される」のも、恋愛の公式と言えるかもしれない。
どこまで過去を重視して今の恋愛に反映させるかは人それぞれだけど、結婚相手に普通の人を選ぶ女性が多いのは、「イケメンは浮気する」とか「モテる男は浮気する」ということを恋愛から学んだからでもある。

恋愛から恋は盲目になることを学ぶ
一つの恋愛が終わって、冷静に振り返ることができるようになると「大した男(女)じゃなかった」と反省に似た感情を持つことがある。
「恋は盲目になる」とよく言われるけれど、それは過ぎた後に気づくことで、その場では冷静でない自分に気づけない。
過去の恋愛から自分が恋をすると盲目になると学べば、人に相談して客観的な意見を聞こうとしたり、視野が狭くなっている自分のことを戒めたりして、バランスが取れるようになる。あるいは、バランスを取ろうとして行き過ぎを防げる場面を作る。
恋人に夢中になって友達付き合いをなくすと、その恋人と別れたときに独りぼっちになることもあって、一つの恋に期限を意識するのはちょっと寂しい考え方だが、友達付き合いも大事だと思えるのは過去の恋愛から学んだ人だと思う。
盲目になってしまうタイプは自粛しないと重い恋人になってしまうことも学ぶべきことかもしれない。

まとめ
今回は「恋愛から学ぶこと」を10個のポイントで解説した。
元カレや元カノを本気で好きになったからこそ、「恋愛から分かること」もある。恋愛経験のない人にも参考になればと思う。
今回の記事を読んでみて、恋愛はどういった恋をするかで学び方が違ったり、成長する方向も違うことが分かったと思う。素敵な恋は、より素敵な自分になるために必要なものだと感じることがこれまでにあった。
当ブログ読者は、素敵な恋をして、もっと素敵な自分に成長していってもらえたらと常々思う。自分の恋愛についてまだ理解が浅いと感じる人は下の記事を読んでみよう。

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