忘れたいと思う「過去の恋愛」も、見方を変えれば「学んだこと」「得られたもの」が多くある。
失恋した直後は立ち直ることに全力で良いと思うが、時間が経てば「恋愛の失敗から学べること」にもたくさん気付くし、自分が成長する糧にするべきことも出てくると思う。
「本気で好きになったからこそ過去の恋愛から学ぶこともある」
傷ついた恋愛であっても、あなたが本気で好きになった恋愛を経験したならそれはそれで貴重な経験だ。今回は、「過去の恋愛から学ぶこと、得られるもの」を詳しく解説していくから、この記事をきっかけに過去の恋愛を一度振り返ってみよう。
恋愛経験がない人も「恋をするとどんなことが学べるのか」という視点で参考にしてみてもらいたい。本気で好きになる、恋人(彼氏や彼女)と付き合う経験から学べることをまとめる。
- 人は、恋愛することで異性を学ぶ:真剣な恋愛の経験から男と女の違いを学ぶと異性への接し方が上手になる
- 恋愛から自分自身を学ぶ:恋愛から学んだことの中には「自分のこと」が含まれる!だからこそ恋愛は人を成長させる
- 恋愛から自分に合った性格の人や、相性が良いタイプの人を学ぶ
- 恋愛から人との付き合い方を学ぶ:恋愛を通して人の痛みが分かるから成長する、本当の思いやりの気持ちが学べる
- 恋愛から悪化した関係の修復方法を学ぶ
- 恋愛から「人は外見より中身が大事だ」と学ぶ
- 恋愛から「無理は続かない」「無理しても幸せになれない」ことを学ぶ
- 恋愛から行動や態度で信頼させてくれる人の価値を学ぶ
- 恋愛で学べる「愛される喜びや幸せ」は本当の優しさの意味を教えてくれる
- 恋愛から恋は盲目になることを学ぶ
- 恋愛経験は人として成長するのに必要なものなのか
- まとめ
人は、恋愛することで異性を学ぶ:真剣な恋愛の経験から男と女の違いを学ぶと異性への接し方が上手になる
異性というのは、恋愛するのが一番理解が進む。
恋愛すると人は相手の気持ちを真剣に考え、男性心理・女性心理について深く考えるようになるからだ。
男性と女性は同じ人間だが、やはり色々な面で違っているのは恋愛すればするほど感じるところで、好きな人から好きなってもらおうと頑張ったり、好きな人と楽しい会話をしようと頑張る中で「男女の違い」を痛感する。
人は男女の違いを恋愛から学ぶ
男女は体の構造から本能まで違うから、いくつかの分野に絞れば男女で気持ちや考え方だって違うのが当たり前だ。
たとえば、男女では恋愛観さえ違っている。

恋人と自分の気持ちの違いについて考えることが増えた時、同時に男女の違いについても考えを巡らせる機会が恋愛にはある。
もちろん友達付き合いでも学べることではあるが、より深い付き合いになる恋愛を通して深く学ぶことの多いところだ。
同じ人なのだから男も女もないと考えているよりも、自分なりに男女の違いだと思うところがいくつか出てきたなら、恋愛から「人」を学んだと言えるだろう。
ある国の言語を学ぶにはその言語を使う人と付き合うのが一番早いと言われるが、恋愛という密なコミュニケーションが発生する営みは「他者から学ぶ」上で非常に強い優位性があり、普段あまり深くかかわることがない異性を学ぶには恋愛が一番だ。
職場や学校などの普段の生活では男も女も関係なく “人” として接するから細かな心理が分からないけど、恋愛中の深いコミュニケーションは異性の理解を飛躍的に進める。
それだけ恋愛が悩むものだからこそだが、異性との交際によって色々な経験をしていくと、男性心理の理解・女性心理の理解が確実に進むのは間違いない。
恋愛すると、友達付き合いでは分からない男性心理・女性心理が少しずつ分かるようになる
恋愛のグチの代表みたいのに「男ってさあ」とか「女ってさあ」と始めるパターンがあるが、恋愛を通して深くまでコミュニケーションを取ると、相手を知る中で異性を学ぶところがある。
片思いだと恋愛の進み具合で変わってくるが、少なくても何度か異性と付き合う経験をすると、自然に同性の友達と比較する中で「異性に共通していること」が浮かび上がり、女性は男性心理を、男性は女性心理を学ぶ。
一人二人との恋で「異性を知った」というのは少し間違っていることも多いのだけど、いくつかの恋が進む中では、男が女を、女が男を知る面が恋愛ではある。

デリカシーの無い人は、恋愛経験が少ない人に多いという現実!恋愛から男性心理や女性心理を学べないと実生活にも影響が…?
実際にデリカシーのない人はこの男女の違いについてあまりにも理解がないケースが散見される。
デリカシーがない人は恋愛してない、恋愛経験がない人に多いのだ。あなたも、そう感じたことはないだろうか。
男女を分けて人を語ることに良しとしない向きがあることは私自身よく理解しているが、現実的に色々なところで男女の違いがあるのは事実であり、時と場合によっては男女の違いを意識しないといけないことが多くある。
法律的な話で言えば「セクハラ」が該当するところなのだけど、生活の中で男性が女性に言うべきでないこと、又は逆に女性が男性に言うべきでないことは存在しており、円滑な人間関係を作っていく時にも男女の違いはある程度理解しておいた方が良いことだ。
恋愛未経験で異性の気持ちが分からないという人は多いので、その視点に立てば恋愛を通して異性を理解することは、人としての成長があると気付けるはず。
恋愛から、男性は女性の気持ちを、女性は男性の気持ちを理解することで、人としての成長がある。
もし、実際の恋愛から勉強できてないなら、男女別におすすめの恋愛本を紹介した下の記事を参考に、書籍から恋愛を学ぶことも考えてみよう。


恋愛から自分自身を学ぶ:恋愛から学んだことの中には「自分のこと」が含まれる!だからこそ恋愛は人を成長させる
恋愛して相手を本気で好きになると、好きな人とのことより、不思議と自分自身と向き合う機会が増える。
好きな人の前で思ったようにできないことでも悩むし、片思いを叶えるためにどうしたらいいかでも迷うことがあって、人は恋愛を通して自分の深い感情と向き合い、自分がどんな人間なのかを学ぶ。
人を好きになって恋をすると、自分と向き合う時間がそれまでにくらべて圧倒的に増えるのだ。恋愛のことで何日もウジウジ悩んでいると、恋愛以外でここまで自分と向き合う機会があるのか、疑問にさえ思うことがある。
好きな人に自分を好きになってほしいから自分の悪いところにも気づくし、自分自身で気づいた自分のダメなところは、強く「直したい」と思う。自分の弱点に気づいてもなかなか自分の思うようには振る舞えないが、その度に自分を知ることになるのは事実で、恋愛を通して自分と向き合う時間が増えることで、色々な成長を促していく。
また、好きな人は自分の感情をより刺激するから、自分のこだわりにも気が付くだろう。自分が大切に思うことや許せないと思っていること、相手にされると嫌なことや逆に相手からされると嬉しいことなど、恋愛が自分をより深く理解するきっかけになって、時には生き方にも影響を与えることがある。
恋愛から学べることの中に「自分自身のこと」が含まれているのは恋愛のつらいところでもあるのだが、その辛さがあるからこそ人は恋愛を通して成長する。
付き合った後のラブラブトークでは自分で気づかなかった長所を褒められて自分を知る機会になったり、ボロボロの大ケンカでは自分で知らなかった短所を辛辣な言葉で恋人から聞かされたりもして、やっぱり恋愛はいくつもある人と人の関係の中で最も濃密な関係の一つだ。
だからこそ、本気で好きな人ができたら自分自身が鮮明に浮かび上がる。

恋愛すると自分自身にも興味を持つから、「自分を学ぶ」ことができる
人は、対象物にどれだけ関心をもっているかで感じ方が変わる。恋をすると相手だけでなく自分にも関心が強まるので、学生生活など若いころの恋愛はその後の人生にも色々な影響を与える。
「人生は自分探しだ」なんて言われることもあるけれど、恋をすると強い関心をもって自分自身を省みることになるので、新しい自分とも出会えるし、人としての成長がある。
自分と向きあっている時間はそのほとんどが辛い時間になるが、そのまま何も感じないまま過ごすよりも、結果的に自分を成長させることになる時間だ。恋愛がない人生を無機質だと表現する人がいるけれど、確かにそういった面はあるのだと思う。
恋愛経験は、嫌でも自分と向き合うから成長するきっかけになる。
本気の恋愛になればなるほど、恋人との交際を通じて自分に足りないものを学べる
恋人との付き合いが深まると一緒にいる時間や携帯などでも繋がっている時間が増えて、一番近くで自分を見ている人になる。
それでも軽い付き合い方をすればその恋愛から学べることはたかが知れているが、本気の恋愛をすればそれだけ近い存在である彼氏や彼女との交際から自分自身がよく分かってくる。
理屈では「○○したい」「○○な自分でいたい」と思っても、好きな人に対しては感情が邪魔をして、「○○できない」「○○な自分でいられない」と、うまくコントールできない自分自身がどんな人間なのかを痛感するのだ。
この工程は決して清々しい気持ちではなくて、落ち込んだり、時には泣きながら分かってくる感じで、苦しい思いをしながらではあるが「恋愛を通して成長できた」という人は数多く存在する。
恋愛から学べることの一つに「自分」も含まれるのは、本気の恋愛になればなるほど気づくところだろう。
恋愛から自分に合った性格の人や、相性が良いタイプの人を学ぶ
恋愛して一人の人とじっくり付き合ったり、色々なタイプと付き合うと、自分に合った性格の人やタイプの人を学ぶことになる。
恋愛は究極のコミュニケーションだから、恋愛を通して「自分と相性が良い人がどんな人か」が学べる。
大人の恋愛がすぐに別れないのは「自分に合った人」を過去の恋愛から学んだから
実際、恋愛経験を積んで20代後半くらいを迎えた人は、相性の悪さを理由に1ヶ月などの短い期間で別れるパターンがだいぶ減る。
逆に10代では頻繁に「自然消滅するような恋愛」があるのは、自分に合った性格の人やタイプの人を知らないことも大きい。

最初から自分と相性が良い人を分かっている人はむしろ少なくて、多くの人は過去の恋愛から「どんな人なら自分と合うのか」を学ぶ。
まだ恋愛経験が少なくて、恋愛から学んだことが少ないと、外見やその場の勢い的な恋愛が多くなってしまい、「付き合ってもすぐ別れる」という経験をしやすいが、恋愛経験を重ねると、恋愛から学んだことを活かすように相手の内面を見て、自分と相性が良い人と付き合うことで自然消滅するような恋愛をしなくなる。
恋愛は人を成長させるが、それ以上に恋愛そのものを成長させることに寄与し、子供の恋愛から大人の恋愛へとステージを変えて行く主な要因となっていく。
素敵な恋愛をするために必要な要素が分からない人は子供の恋愛をしていると言えるけど、「付き合ってみないと相性が分からない」と考える人は、恋愛から学べるはずのことが分かってないから相性が悪い人とも付き合ってしまう。
恋愛から学べることの中には「相性が良い人が分かる」という面があり、これは日常生活にも活かされ、友達の選び方にも度々影響を与える。
恋愛から人との付き合い方を学ぶ:恋愛を通して人の痛みが分かるから成長する、本当の思いやりの気持ちが学べる
恋愛では “普通” という概念が軽視される傾向があり、それぞれのカップルごとに「二人で良いと思える付き合い方」を模索するところがある。
その工程では、人との付き合い方を学ぶ機会がたくさんあり、自分と相手の両面を思いやって「どう他人と親密な付き合い方をするのか」を恋愛から学ぶ。

実はそれぞれのカップルごとで「付き合い方」というのはかなり多種多様だ。だからこそ、恋愛を通して自分なりの「大切な人との付き合い方」を学ぶことになる。
人と人が一緒にいる上で大切なことだったり、どんなことをすれば人との関係が良くなるのか、何をしたら信頼関係が壊れるのかを恋愛で学ぶと、一般的な他人との付き合い方も上手になる。これも、恋愛すると人として成長する理由だ。
普段の友達付き合いでも人との付き合い方は学ぶことができるが、友達付き合いと恋愛の違いは「想い」の量である。
好きな人にはわがままな気持ちも持つし、それなのに嫌われたくない気持ちも強まるから、本当の意味の思いやりを学ぶ。

恋愛から学べることを学ぶ前の私は「知らず知らずのうちに傷つけてる」「気が付いたら信用を失っていた」ということもあったが、恋愛から学んだことを人間関係に活かすようになって、そういうことは極端に減っていった。
恋愛を通して人付き合いを学んだ自覚が出てきた以降は、異性への接し方や好きな人への接し方にも自信が持てるようになり、人間関係をうまく作れるようになったし、さらに恋愛がうまくいくようになったと感じた。

恋愛で学んだことが少ないと、対人におけるスキル不足が問題になることがよくあるが、それ以上に「自信が持てない」ことによる悪影響が大きい。恋愛における成功体験は人付き合いへの自信を付与し、人間関係を形成する上でポジティブな影響を与える。
恋愛を通して人の痛みが分かるから成長する
恋愛経験が多い人は人付き合いそのものが上手な傾向があるけど、それは決して生まれながらの才能ではなく、恋愛を通して学んだことを日常生活に活かしている人の方が圧倒的に多い。
その過程では傷つく経験もたくさんしていて、まさに体当たりで学んだことだから実際に使えるスキルになっているし、自分が傷つく経験をたくさんしたから「人の痛みが分かる人」となり、真の意味の思いやりの気持ちが持てるようになっている。
失恋によって傷つく経験をすると、どん底まで突き落とされたかのような気分になることもあるけれど、自分が傷つく経験をすることで「他人の心の痛みが分かるようになる」のは、明らかな人としての成長だ。
人は人と人の間で生きていくものだけど、傷つけ合う経験をしたことがなければ、自分の言動が他人にどう影響するかとか、傷つけてしまった時の相手の気持ちへの理解も変わってくる。
恋愛から学んだことがない人は、高校生以降、誰かと傷つけ合うような経験をしていないこともあると思うけど、そういう人は相手との距離が縮まる度に「どうしたらいいかわからない」と思うようなシチュエーションに遭遇し、浅い人間関係しか作ってこなかった自分に後悔することがある。
誰かが落ち込んだ時の気持ちについても、自分が本当に落ち込む経験をしなければ想像だけになり、相手の気持ちを分かってあげることも難しくなる。これも恋愛以外から学ぶこともできることではあるが、より密接に関係する「恋愛」を通して学ぶことも多い分野だ。
人の痛みが分かる人は、より多くの優しさを他人に表現できる。失恋の経験をした後は、苦しんでいる人にも寄り添ってあげることができる人となるだろう。つかず離れずの人間関係しかできなった人とは明らかに違いが生じるはずだ。
恋愛は傷付くことも多いものだけど、その分人としての器を大きくする。遊びの恋ではなく本気の恋で学べることはとても多い。

恋愛を通して他人と深い付き合いをすると、常識が人によって違うことを学ぶ
恋愛を通して他人と付き合ってみると、自分の常識だと思っていたことが他人に取っての常識ではなく、戸惑う経験をすることがある。
恋愛特有の問題で言えば、束縛と放置のバランスなどは好みの幅が大きく、合う合わないというのが実際に付き合ってみないと分からない部分だが、恋愛から学べることという意味では「常識が人によって違う」ということがまざまざと分かるのは貴重な機会だ。
好きな人と信頼関係を築き、本音で話し合うからこそ、人は恋愛から「他人」というものを学ぶ。最初は他人に自分の常識を押し付けていた人も、何度か恋愛の経験をすると、相手との話し合いも持てるようになり、建設的に関係作りができてくる。
これが「付き合い方が分からない」という人になると、自分がおかしいのか相手がおかしいのかの判断もつかず、我慢して付き合うことになったり、相手にばかり求めてしまって喧嘩ばかりになってしまったりする。
恋愛から恋愛を学ぶところがあるのは、我々が経験によって様々なことを学ぶからである。恋愛と言う濃密な経験では、得られるものも多い。

恋愛から悪化した関係の修復方法を学ぶ
見出しで使用している悪化した関係とは、「喧嘩」をイメージすると分かりやすい。恋愛感情という自分でも制御しきれない感情を持ち合う男女が一緒にいようとすれば、いずれかのタイミングで感情的になってしまって喧嘩するが、そこから「仲直りの方法」や「もう一度仲良く付き合っていく方法」を学ぶ。
学校や職場では感情を抑えることができても、彼氏や彼女とのことでは感情的になることが止められないから、きちんと付き合っているなら必要性に迫られて「関係修復の方法」を体当たりで恋愛から学ぶのだ。
そうすると、一般社会で「少し気まずくなってしまった人」とも関係修復ができるようになり、人として成長できる。
恋愛から関係修復の方法を学ぶのは、それを知らないとすぐに別れることになるから
普段の友達付き合いでは本音で話せる人が同性である場合が多いし、特別な感情を持っているわけではないから我慢も比較的簡単だ。
ケンカしそうになったり、もめそうなことは、お互いでそれを回避するような状況にもなりやすい。
しかし、これがカップルになると、喧嘩以外でもお互いが気にし合ってしまうことが多くあり、悪化した関係の修復方法と必ず向き合うことになる。
付き合っても短命に終わりやすい人は関係を修復することが苦手かもしれないが、「苦手と認識する」ことも学びと言えば学びだ。恋愛から関係修復の方法を学ぶのは、それを知らないとすぐに別れることになるからである。
より良い関係作りをする方法を、恋愛から学ぶ人は多い。

恋愛を通して、人と向き合うことの大切さを知るから成長がある
恋愛は相手があって成立するものなので、独りよがりになってはうまくいかない。特に彼氏や彼女と大喧嘩した時は、恋愛を通して「人と初めて真剣に向き合った経験」をする人は多いだろう。
本音で話せる相手と真剣に向き合えば、話を聞いているうちに自分の想像とは全然違う考え方をしていたことに気付くこともよくある話で、恋愛を通して人と向き合うことの大切さを学ぶ。
自分では当たり前のことだと思っていても、恋愛を通して「大切な人と真正面から向き合って話し合う」という経験をすれば、「きちんと話し合えばどれだけ考え方が合わなくても分かり合える」ということを学んだり、「諦めないで向き合えば相手も向き合ってくれる」ということを学べる。
カップルは、ちゃんとお互いの意見をぶつけ合って、二人で答えを出していくことでより深い付き合いへと発展させていくから、この経験が自分の成長に繋がっていくのだ。
最初はなかなか自分の気持ちを相手に伝えることができなくて苦しむことも多いのだけど、二人の付き合いが長くなるに連れて本音を言えるようになり、問題を解決した後に深まる絆が、相手と向き合うことの大切さを教える。
カップルの交際期間ごとの雰囲気については、下の記事でまとめている。

自分の気持ちを相手に伝える技術なども、密接に付き合う恋愛の方が、ただの友達付き合いよりも多くの学びがある。少なくても私は、その技術を恋愛から学んだし、恋愛から得られるものだったと振り返る。
適当な人間関係ではテキトーな関係しか築けず、分かり合うことはおろか、相手の考えていることすら把握できない。
友達にはノリだけでその場の問題を解決して、気まずい時は距離を取ることでやり過ごすことが多いだろう。でも、好きな人との交際では、友達との時とは違い、お互いが本音で話さないといけない場面がたくさんある。ケンカはその代表だけど、何となくうまくいかない時もそうだし、自分が嫌だなと思うことが出てきた時もそうだ。
真剣に相手と向き合う経験をする恋愛から、しっかりとした関係を築くべき相手とのコミュニケーションの取り方とか、ちゃんと話し合うべきタイミングやその方法など、学べることが多いのである。
大切さや意味を知るだけでも考え方に影響を与えるので、人としての成長がある。

恋愛から「人は外見より中身が大事だ」と学ぶ
友達付き合いで何となくわかっていたことだと思うけど、実際に恋愛の経験をすることで確信に変わることとして「外見よりも人はやっぱり中身が大事である」との本質がある。
ある意味で見た目はその人の中身を表す部分もあるのだが、表面的なもので人を判断するとたくさんの勘違いがあることを恋愛を通して学べる。
交際すれば隠せることが減るからだ。より本質的に他人を見る目が養われ、ここも人としての成長に繋がる。
恋愛は最初に「外見で選ぶ」ことが多いから、学びを得ると「人は中身が重要だ」と心の底から思える
多くの人は、10代で「外見重視の恋愛」をする。もちろん中身を見ながらだけど、「かっこいい」「かわいい」が主な恋愛の競争力で、「頭がいい」「優しい」などの性格的なものは外見ありきで評価する傾向が強い。
つまり、どれだけ優しい人でも、かっこ良くない人やブスな人はモテない。
そうなれば、若い頃の恋愛では浮気する人と付き合ってしまったり、自分を大切にしてくれない人と付き合ってしまう確率が高く、「浮気する人の特徴」を学ぶ人がたくさんいる。
こんな経験はできたらしたくないのだけど、過去の恋愛から学びを得ると、それなりに高い割合で人の本質的なところを考える人が出てくる。
簡単に言えば、彼氏から裏切られた、彼女に幻滅したという経験をした人が、「次は外見より中身で選ぼう」「外見も大事だけど中身はもっと大事」と考え、学びを活かそうとするのだ。
ここは、いつまでも学ばない人がいるから解説がやや複雑になってしまうのだけど、「いつもイケメンに騙される女性」や「常に性格が悪い美人を好きになる男性」についても、失恋する度に「人は中身が大事」だと痛感している。そのため、普段の生活にはそれを活かして人間関係を構築していく傾向がある。恋愛の好みが変わらないことについては、本人も悩むくらいだ。
恋愛は、傷つくものだからこそ、何かを学びを得た時に「心の底から納得する」のが特徴だ。外見で判断して間違いを起こすと、少なくても「もっと中身を見ないとダメだ」「人は外見で判断しちゃいけない」と心底思える。
ここも、見方を変えると、人としての成長と言える。

恋愛から「無理は続かない」「無理しても幸せになれない」ことを学ぶ
自分に合う人を探すようになるのも過去の恋愛から学んだ人に多いのだが、特に「自分らしくいられない恋愛」は多くの人が経験しており、「無理は続かない」「無理しても幸せになれない」ことを過去の恋愛から学ぶ人はたくさんいる。

好きな人の前で自分らしくいることは、恋愛のカテゴリーでは技術ともいえる。
好きな人につい気を遣い過ぎてしまうのはそれだけ相手に好意を持ってもらいたいからであり、自分らしくいられないのは付き合う相手が「好きな人」だからなのだが、相性や関係作りを過去の恋愛から学ぶと、過度に自分を取り繕うことが結局恋愛がうまくいかない原因にもなり得ることを学ぶ。
言い換えると、過去の恋愛から学ぶことで「自分らしくいること」と「好きでいてほしい」という気持ちに自分なりにでもバランスが取れるようになっていくと表現できるだろう。
これは、友達から親友になる時にも応用的に活用できる処世術で、やはり恋愛から得られるものを多く取得できている人は、人付き合いが上手くなる。

恋愛から行動や態度で信頼させてくれる人の価値を学ぶ
口だけ男や口だけ女に騙されるのは、恋愛経験の少ない人に多い。
恋愛から学ぶと口だけじゃなく行動や態度で相手を知ろうとする人が増える傾向があるのだが、実際に恋愛では、行動や態度で信頼させてくれる人の価値を学ぶことができる。
言葉だけを信じると、人は裏切ることを恋愛から学ぶ
人付き合いの中で「騙された!」となるのは、相手の言葉だけを信じたからだ。
口だけの人の言葉を鵜呑みにして裏切られると、「もう騙されたくない」と自分の体験を振り返って学ぶことになる。
騙される経験は「お金のこと」以外は恋愛が最も精神的にきついため、日常生活以上に学びがある。その意味では、本気で苦しみながら考える・後悔するから恋愛には学びがあると言えるだろう。
このサイト「恋愛のすべて」でも『言葉よりも行動や態度から相手のことを知るようにしよう』と啓発しているが、相手の気持ちも知られるし、騙されるような恋愛をしないようにするためである。

人は言葉よりも、行動と態度に本質が現れる
誰でも、言葉で優しいことを言うのは簡単だ。それこそ、簡単な恋愛本を読めば即実行できるし、気分だけで言葉は発することができる。
しかし、優しい行動や優しい態度は付け焼刃では難しく、ストレートに伝わらないからこそ「優しいな」と思う時には思った以上の心が相手にある。
恋愛から学ぶことの中には「言葉の軽さ」と「行動の重み」が存在していて、恋愛経験が多い人ほど「相手が自分に何を言ったか」より「相手が自分に何をしたのか」を重視して人の本質を見つめる。
これは翻って自分の反省にも活かしていて、恋愛から学んだ人は「言葉だけじゃなく、行動と態度で気持ちを示そう」と努力する。
恋愛で学べる「愛される喜びや幸せ」は本当の優しさの意味を教えてくれる
あなたが、初めて家族以外の人で「心から愛されている」と実感した経験はいつだっただろうか?
他人から愛される喜びや幸せがどれだけ日常を明るくし、自分の支えになるのか、恋愛を通して学ぶことは、長い人生を生きていく上でとても意味深いものだ。
人には色々な幸せや喜びがあるけれど、恋愛からしか得られないこともあって、それを知っているかどうかで人に対するやさしさも変わってくる。
失恋した時に改めて好きな人の存在の大きさに気付いたり、何気ないことでも幸福を感じていたことに気が付くと、思いやりの持ち方も変わる人がいる。
自分が愛する人が尊い存在であること、相手を大事にするとはどんなことか、愛される喜びや幸せを真に実感した人であれば、それ以前に比べて考え方が変わってくるもので、それは人としての成長を意味する。
優しさの本当の意味を知るにはどうしても傷つく経験が必要になるけど、恋愛を通して学べることの中でも、非常に尊いものであるように思う。表面的な優しさしかない人は、傷ついた経験をしてないから薄っぺらいと感じるのである。
恋愛から恋は盲目になることを学ぶ
一つの恋愛が終わって、冷静に過去の恋愛が振り返ることができるようになると「大した男(女)じゃなかった」と反省に似た感情を持つことがある。
「恋は盲目になる」とよく言われるけれど、それは過ぎた後に気づくことで、その場では冷静でない自分に気づけない。
過去の恋愛から「自分が恋をすると盲目になる」と学べば、人に相談して客観的な意見を聞こうとしたり、視野が狭くなっている自分のことを戒めたりして、バランスが取れるようになる。あるいは、バランスを取ろうとして行き過ぎを防げる場面を作る。
恋人に夢中になって友達付き合いをなくすと、その恋人と別れたときに独りぼっちになることもあって、一つの恋に期限を意識するのはちょっと寂しい考え方だが、友達付き合いも大事だと思えるのは過去の恋愛から学んだ人だと思う。
恋に盲目になってしまうタイプは、自粛しないと重い恋人になってしまう傾向があるので、どこかで学びを得ないと「自分の恋愛の仕方」が「恋がうまくいかない理由」になってしまう。そういう意味では、恋愛から学べることを真に学んでいく人が恋愛上手になっていく。

恋愛経験は人として成長するのに必要なものなのか
ここまで恋愛からか学べること、得られるものを紹介してきたけど、「恋愛経験は人として成長するのに必要なものなのか」と問われたら、「絶対必要と言うわけじゃない」というのが答えになる。
恋愛しない人生、誰とも付き合わない人が、人として成長できないことはないし、恋愛してる人より人として劣ることもない。
ただし、恋愛経験を通して人としての成長は間違くなく起こるので、恋愛経験がない人は、たくさんの恋愛をしてきた人と比べて、「人付き合い」において弱者になってくる確率は低くないと思われる。
それだけ、他人とゼロ距離で交際する経験は、色々なことが学べるという事だ。
本気の恋愛は何度も涙するくらい、もどかしくて答えがなくて、つらいことがたくさんある。苦しさ以上の幸せがあるから恋に頑張るのだけど、「対ヒト」と言う意味ではこれ以上密接に関わり合うことがないから、「恋愛経験ナシ」の人が自分に足りないものを感じても不思議じゃない。
ただ、恋愛経験がない人は欠落した人間というわけではないから、自分を卑下するのではなく、「もっと真剣に恋愛と向き合ってみよう」と思うきっかけになればと思ってこの記事をまとめた。
恋愛はすべての経験が生きてくるので、何も「恋愛経験でしか学べないこと」というのはほとんどない。今までの自分を否定することなく、将来の自分をより素敵な人にするために、今の自分にできることを考えていこう。
結婚を意識する年齢になっている人は、さらに自分のモチベーションを上げるために下の記事も参考にしてみてほしい。

まとめ
今回は、恋愛から学ぶこと、得られるものを中心に解説した。
失恋すると本当に辛いけど、恋愛は人を成長させるし、学んだこともたくさんあるはずなので、ぜひ前向きになるのにこの記事を参考にしてもらえたらと思う。
元カレや元カノを本気で好きになったからこそ、「恋愛から分かること」もある。恋愛経験のない人にも参考になれば嬉しい。
今回の記事を読んでみて、恋愛はどういった恋をするかで学び方が違ったり、成長する方向も違うことが分かったと思う。素敵な恋は、より素敵な自分になるために必要なものだと感じることがこれまでにあった。
当サイト読者は、もっと素敵な自分になるために、素敵な恋愛をしてもらえたらと常々思う。自分の恋愛についてまだ理解が浅いと感じる人は下の記事を読んでみよう。

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