好きな人には憧れに近い感情を持つこともあるから、彼氏や彼女としてお付き合いが始まっても自分らしくいられない人がたくさんいる。
「彼氏の前で自分らしくいられない」
「彼女の前で自分らしくいられない」
特に付き合いはじめはお互いに壁を作ってしまうことも多くて、彼氏や彼女と自分らしく一緒にいるにはどうしたら良いかを知りたいと思うものだ。
そこで今回は「恋人の前で自分らしくいられない人」に向け、原因と対処の方法を解説したい。もし好きな人に自分を出せないことで悩んでいたら参考にしてみよう。
自分らしくいられない原因① 好きな人を特別視しすぎてしまう
好きな人を特別視するのは本当に特別な人だから当たり前の話だが、もし付き合っても彼氏や彼女を「特別な存在に見すぎている」なら、自分らしくいられない原因になる。
好きな人を特別視し過ぎると、それまで自分が他人に取っていた言動が「その人には合わないんじゃないか」という不安を持ち、「もっと好かれたい」という期待と相まって、自分らしさを抑え込んでしまう。
好きな人の前で自分らしくいられない人でも、異性の友達に自分が出せずに悩むことはない理由は、(好きな人と友達との比較において)上で挙げた「特別視することでの不安や好かれたい期待」が少ないからである。
だが、あるきっかけで好きになって付き合うことになると、恋愛感情が「不安と期待」の気持ちを高めるために、自分を作ってしまうことに繋がっていく。
好きなる理由は様々あれど、共通する部分は他の異性の友達とは違った何かがあったからだ。それは相対的な何かである必要はなく、絶対的な感覚であっても同じで、その点がさらに自分をだせなくなる原因となり得る。
つまり、その人はこれまで付き合ってきた友達とは少し違うかもしれないという不安を持つことに繋がって、自分を隠してしまうのである。
不安を持って好きな人に接すれば当然心の壁ができるから、自分らしくいられない。変な空気にならない内に改善・対処をしていくことが重要になる。
対処法:好きな人と打ち解け合うには?
好きな人を特別視しすぎないためには、彼氏や彼女がこれまで関わってきた人と大きく違うわけじゃないと言う点を理解しないといけないが、では具体的にどうしていくかと言うと、「好きな人を色々な面を知ること」が重要になる。
あなたが付き合うことになった人が、それまで付き合ってきた友達と違った「特別な人である」という感覚を取りのぞくために、もっと好きな人の色々なところが知れるようにデートしよう。
彼氏や彼女のことを素の部分で知らないから漠然とした不安が頭から消えない。人は相手を知れば知るほど安心感を持つので、いつもと違ったシチュエーションのデートが恋人と打ち解けるのにおすすめだ。
例えば、フェスや音楽ライブなどで恋人と一緒に騒いでみたり、遊園地やテーマパークで絶叫してみたりすると、彼氏や彼女の前で自分らしくいられるようになるきっかけになることがある。
あなたの恋人がすごく真面目な人で完璧主義に見える場合、お笑いライブや音楽ライブにいって、相手のはしゃいでいる姿を見てみるのもおすすめだ。
逆にいつも楽しく明るいタイプが恋人なら、すごく真面目な相談をしてみてみるといいだろう。自分のことで相談したくなかったら友達の話を相談してみても良いから、とにかく恋人の色々なところを知るように、いつもと違った雰囲気でコミュニケーションを取ると、相手のことがもっと身近に感じるはずだ。
あなたが恋人に魅かれたところは、いざ付き合うとなるとその魅かれた部分が自分にはないところであったりするため、性格が合うのか不安になることがあるのだけど、実際フタを開ければどうしようもなく性格が合わない相手を好きにはならないものだ。
それを実体験から確認していくことで、恋人の色々な面を見て、「もっとその人のことを知りたい」という感情に変えていくと少しずつ自分らしくいられるようになる。自分へ意識が行き過ぎる状態をやめて、もっと純粋に好きな人に興味を持ってみよう。
その過程で気付いた時には自分らしさを出せるようになっているはずだ。どんどん仲良くなる内にお互いを知り合えばその二人が軌道に乗っていくのはもう間近である。
自分らしくいられない原因② 過ごした時間の少なさ
付き合ったばかりでまだ知らないことが多い二人は、相手もあなたと同じように「自分らしくいられない」と考えているものだ。
これを敢えて書いたのは、恋愛経験が少ない人もしっかりこのことを理解するべきだと思ったからである。
付き合いはじめはみんな自分らしくいられない
実は、私自身が「付き合いはじめはみんな彼氏や彼女の前で自分らしくいられない」ということが分かっていない時期に別れたことがある。
どういうことかと言うと…、
長く付き合った彼女と別れて、結構すぐに他の人と付き合うことになったということがあった。長く付き合った彼女は、当然自分らしさを出せるし、相手との阿吽の呼吸が取れていた。会話の無い時間も苦にならず、取り繕うようなこともない。恐らくそれが付き合うカップりに当たり前のことだと思っていた。
しかし、新しく付き合った彼女とは、その感じがすぐにできなかった。今思えば、過ごした時間が全然違うのだから長く付き合った彼女と同じような空気感が出てくるのには時間がかかるのが当然なのだが、その時の私は、
「合わないんじゃないか」
「こんな感じで一緒にいるのはしんどいな」
と考えてしまったのである。
そして、結局1~2か月で振ってしまった。
たとえカップルでも、他人の前で自分らしく居るためには、相手と過ごす時間が必要
渦中にいるとなかなか冷静に自分のことを振り返れなかったりするので、敢えてあなたに言いたい。
「人と人が仲良くなるのには時間も必要だということを念頭に置いて焦らずに付き合おう。」
彼氏や彼女の前で自分らしくいられないことに悩むあなたの気持はよくわかるし、実際私はカップルが打ち解けるまでの時間を待てずに別れてしまった人がいた。
でも、だからこそ、お互いが遠慮してしまっているとか、自分が出せずになかなかしっくりこないことは普通のことだと認識して、ゆっくり関係作りに取り組んでほしいと思う。
今の緊張感はカップルに取って初々しさであり、今の時期の良さでもある。
時間が経てば今の時期を二人で懐かしむ時がくるから、今はまだ自分らしく居られない彼氏や彼女と「これから仲良くなる」って気持ちで付き合っていこう。
何となくでも軌道に乗ってくれば、今の悩みはそう遠からず解決する。時間が解決する部分もあることを十分に理解しておいてほしい。
自分らしくいられない原因③ お互いに遠慮し合って本音が見えないから
恋人の前で自分らしくいられないと思う時は「二人とも」がそう思っていることが多いと言ったが、なぜそうなるかと言うと「二人の空気」が緊張しているからだ。
あなたが作った自分で接しているようなときは、彼氏や彼女も作った感じで接しているので、客観的にみて「リラックスした雰囲気」がない。二人とも遠慮してしまっているので、本音が見えないから距離を感じる会話になってしまっている。
もちろん、付き合い始めはそれが当たり前なんだけど、もし少しでも早く自分らしくお互いが自然な感じでいたいと思うなら、「自己開示」に頑張ってみよう。
恋愛で言う自己開示とは、好きな人に自分のパーソナルな情報を積極的に話すことを意味する。つまり、あなた自身のことについて好きな人にしゃべるようにしようという提案だ。
一つ目の見出しでは「好きな人の色々なところを見よう」と提案したが、それと同時にあなたを好きな人に知ってもらう努力ができると緊張はどんどん緩和し、お互いが自己開示し始めることで、2人とも自分らしくいることができてくる。
結局これは恋人の前で自分らしくいようという提案に似ているのだが、そういう意味ではない。「自分のことを話す」という点で自己開示に頑張ることで自分のことを知ってもらって、今よりもっと安心してもらおうということ。
そうすることであなたの彼氏や彼女が「心を開いてくれている」と感じるから、まず自分を知ってもらうというスタンスまで対処の気持ちが傾けば、一気に付き合いは軌道に乗るはずだ。
恋人の前で自分らしく居られないのは「慣れていないから」でもあるのだが、慣れは結局時間がかかるものなので、もっと積極的に行くなら自己開示がおすすめだ。
自分がどんな人かわかってもらうと、彼氏や彼女が自分らしくいられるようになる
何でもいいから「自分はこんな人だ」という話を織り交ぜていくと、好きな人があなたに安心するから、相手の雰囲気が変わっていくのを感じるはず。
本当は好きな人からそんな雰囲気を作ってほしいと頼ってしまうところだけど、勇気が出せるなら自分からやってみてほしい。
カップルは色々な時間でコミュニケーションが取れるから、できそうな時にやってみるので大丈夫。この記事で「今なにをするべきか」のイメージが固まったと思うから、できそうなものをできそうなタイミングでやってみよう。
少しずつかもしれないが、確実に変わっていく。
自分らしくいられる彼女、自分らしくいられる彼氏を作りたいなら
付き合いはじめの緊張感が嫌いな人は、はじめから「自分らしくいられる彼女がほしい」「自分らしくいられる彼氏を作りたい」と思うこともあると思う。
では、どうしたら自分らしくいられる恋人を持つことができるかと言うと、「仲良くなる中で惹かれ合う恋愛」ができれば、比較的早くカップルで自分らしく振る舞うことができる。
詳しくは上の記事で解説しているのだが、外見よりも中身で恋愛する人は付き合う前のコミュニケーションが深いために、付き合いはじめを軌道に乗せやすい。お互いに良く知った後で付き合い始めるので、自分らしくいられるのだ。
もちろん、カップルになるとそんな二人であっても最初は緊張感が漂うのだけど、フィーリングカップルのように外見中心に惹かれ合うより、自然にカップルになれていく。
もし、自分らしくいられる彼女や彼氏が欲しいなら、内面で惹かれる恋愛にチャレンジしてみよう。
自分らしくいられる人との恋愛は、最高の幸せがある
今回の記事は、彼氏や彼女の前で自分らしくいられない人に向けてまとめているが、ここまでを読んで「やっぱり頑張らないといけないんだな」ってちょっとネガティブになってしまった人もいると思う。
しかし、好きな人を対象に「自分らしくいられない人から自分らしくいられる人に変わった」としたら、最高に幸せな恋愛ができることをぜひ理解しておいてほしい。
好きな人に自分らしく振る舞えないのは、それだけ好きだからだ。恋愛感情を持った相手に最初から自分らしくいられないのはある意味当然だから、少しずつ打ち解けていく中で最高の幸せを実感してほしい。
前述したように、私は一度自分らしくいられない恋愛から逃げたことがある。彼女と一緒に居る時に自分らしくいられないのがつらいと思ってしまって、相性が悪いと思ってしまったのだが、本当はゆっくり彼女との関係を作っていかないといけなかった。
これを読んでいるあなたには私と同じ想いはしてほしくないから、「今は二人で頑張る時なんだ」と思って、二人でゆっくり距離を縮めていこう。好きな人と付き合えたのなら、今度はカップルとしての関係作りが始まるので、焦らずに頑張ってほしい。
まとめ
今回は「恋人の前で自分らしくいられるようになるには」ということで、自分らしくいられない原因とその対処法をまとめた。
誰でも新しく付き合う恋人の前では最初は無意識に作ってしまう。
しかし、時間が経つのを待っているだけでは私のようにその期間がつらくなってしまうことも多いと思うから、今回提案した対処法を少しずつでもやってみて、仲良く付き合っていけるように自分から動いてみよう。
今の緊張感は恋愛のだいご味でもある。いずれくる安定期の前に思い切りドキドキを楽しもうとする気持ちも大事だ。
もし別れるのが心配なら、下の記事も参考にしてほしい。
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