恋人の過去を知ったとき、あなたはそれをどのくらい気にするだろう?
彼氏の過去や彼女の過去は、その内容や知った時期の問題でどうしても気になることがある。
どのレベルから気になるのかも大きな問題である一方、知ってしまった恋人の過去を受け止めようとする時に悩んでしまうと、その問題の大きさは「別れるか考える」という状況にまで至ることもある。
恋人の「今」は過去の積み重ねであり、好きだから付き合ってる以上「過去」は過去に過ぎないのかもしれないけど、過去は変えられないだけに、すんなり受け入れられないとタチが悪い問題に発展しやすい。
実際、彼女の過去や、彼氏の過去が、現在にさえ影響を及ぼすことがあれば、ただの過去とも言い難いだろう。
好きだからこそ「彼女の過去が許せない」「彼氏の過去に引く」などが起こり、恋人の過去に色々思ってしまう。それが、恋人の過去を気にしてしまうという状態である。
たかが恋人の過去と割り切るのか、許せないと思って別れるか考えるのはあなたの価値観も問われる問題だけど、どのくらい許せない過去なのか「相手が昔してしまったこと」の大きさが問われる問題でもあるのが難しいところである。
そこで今回は、「彼氏・彼女の過去をどう捉えたら良いか」について解説する。
恋人の過去が問題になると切実な問題に発展してしまうこともあるから、綺麗ごとを抜きにしてよりリアルな恋愛を前提にこの問題と向き合ってみよう。
この記事の後半では「許せない彼女の過去ランキング、許せない彼氏の過去ランキング」も取り上げているので、「みんなが許せない過去」についても知ってみてほしい。
- 彼氏の過去や彼女の過去は「昔のことだから気にしない方がいい」という一般的な答えは正しい価値観なのか
- 彼氏の過去や彼女の過去は気にしないのが普通なの?
- 彼女の過去がショックだった、彼氏の過去が許せないと思ったら、どう考えてどう行動すると良いのか
- 許せない彼氏の過去、彼女の過去ランキング
- 彼氏や彼女の許せない過去1位:実はバツイチだった、離婚したことがある
- 彼氏や彼女の許せない過去2位:不倫したことがある
- 彼氏や彼女の許せない過去3位:パパ活など、お金をもらってそういうことをしたことがある
- 彼氏や彼女の許せない過去4位:二股したことがある、セカンドを作ったことがある
- 彼氏や彼女の許せない過去5位:恋愛経験が多すぎる、交際人数が10人以上いた
- 彼氏や彼女の許せない過去6位:借金したことがある、リボ払いで破綻しかけた
- 彼氏や彼女の許せない過去7位:ギャンブルをしていた過去がある
- 彼氏や彼女の許せない過去8位:ナンパで付き合ったことがある
- 彼氏や彼女の許せない過去9位:昔は不良だった、ヤンキーだった
- 彼氏や彼女の許せない過去10位:美容整形、プチ整形
- 彼氏や彼女の許せない過去ランキング番外編:前に自分の友達と付き合っていた、知り合いと付き合っていた
- 彼氏の過去、彼女の過去が原因で別れるのは、現実に「無駄な恋愛」があるから
- 悩んでる人は注意!彼氏の過去、彼女の過去に「引く」「許せない」と思った時にやってはいけないこと
- 恋人の過去をどう捉えるかは自分次第!誰かを好きになる感情に「おかしい」という概念を持ち込むと余計おかしくなる
- まとめ
彼氏の過去や彼女の過去は「昔のことだから気にしない方がいい」という一般的な答えは正しい価値観なのか
統計を取れば明らかになると思うが、彼氏の過去や彼女の過去で気になる点があっても、「過去は過去、今は今」とする考え方が今回の一般論となる。
その理由を端的に解説すると、「過去はどうあれ、今の恋人を好きになった」という現実が最も重いからである。
彼氏や彼女から聞いた過去をどう捉えたら良いか聞かれた時の答えは、「あなたは現在のその人を好きになったのだから、変えられない過去を気にしすぎるのがもったいない」というのが最も単純な答えとなる。
過去にあった問題の大きさやあなたの価値観など考えるべきことはたくさんあるが、これは今回のテーマを考えた場合の最重要ポイントになる。
現在の恋人は過去の経験から学び、成長して今がある
過去にどんなことがあったとしても、現在の恋人は過去から学びを得て、経験することで考えが深まって、過去を成長に変えたはずだ。
“何事も経験” と言うけれど、経験とは行動して体験したことだけでなく、そこから得られた知識や技能も含まれ、経験する中で様々な「学び」を得て人は自分の人間性を成長させていく。
もちろんそこには「経験しない方が良い経験」もあって、「無かった方が良かった過去」もあるのだけど、彼氏の過去や彼女の過去は、間違いなくそのすべてが今のその人を作っている。
もしあなたが気にするような過去がなかったら、恋人は違う性格で、違う人間性を獲得していたかもしれない。
「気にするような過去があったとしても、本当に好きになったんでしょ?」って問いに何の迷いもなく「好きになった」と返答できるなら、恋人の過去を消化できるように努力するのが自分のためだろう。
彼氏の過去や彼女の過去に対して、「一般的にどうだろう」とか「他人からどう思われるんだろう」と思う気持ちは理解できるが、大事なもの・大切なものは「昔より今」だ。今の彼氏や彼女が好きなら、過ぎ去った過去にこだわりすぎるのは、純粋に「好きだから一緒にいたい」と願う恋愛の本質と遠ざかる考え方となる。
もし周りの目を気にしているなら、恋愛感情はとても個人的なもので良いし、他人の評価を無理に気にすることはない。
恋人の過去が許せないと思ったら付き合い続ける選択には慎重になる必要がある
しかし、ここで一つ問題が出てくる。
「好きになったんでしょ?」って問いに、「好きにはなったんだけど…、どうしても彼氏の過去が許すことができなくて…」「彼女の過去がどうしても気になるから、好きかわからなくなった…」と、返答に困る場合だ。
恋人の過去が許せないと思ったら、その度合いによって付き合い続ける選択に慎重になる必要もある。
一般論としては「過去は過去」なのだが、自分ではそう思えない場合、大事になってくることは変わらないのだが、考え方が変わってくる。次で詳しく説明しよう。
彼氏の過去や彼女の過去は気にしないのが普通なの?
恋愛では、「普通」を考えるのがナンセンスであり、あなたの感情がすべてだ。
「好きになった人の過去を気にするのは間違いである」
理屈的には確かにそうだし、そう考えるべきなのだろう。
しかし、彼氏の過去や彼女の過去が気になってしまう人は「気にするべきではない」との答えではあまりに乱暴だ。恋愛は自分の感情を最大限に考慮しないといけないのに、これでは答えになっていない。
彼氏の過去や彼女の過去が原因で「冷める」「好きじゃなくなる」ことはある
好きになった人の過去を過去として受け入れられないことは、恋愛の基本を考えた場合も、大きな意味を持ってしまっている。
彼氏の過去や彼女の過去が原因で「好きでいることや付き合ってることに疑問を持つ」、あるいは「好きでいられない」場合は、「過去を気にするべきではない」との一般論が全く合わないのである。
彼氏・彼女の過去を知った現在において、「好き」という感情に迷いが生じているなら、もっと言えば否定されそうになっているのなら、「気にするな」って言われたところで、「気になるから悩んでいるんだろう」って答えしか返って来ない。
彼氏の過去や彼女の過去が原因で「冷める」「好きじゃなくなる」ことはあるのだから、気になってしまう人はむしろそれが普通だと思って対処にあたる必要がある。
結婚のことを考えるなら、彼氏の過去や彼女の過去は気にしないといけないケースもある
特に、結婚願望がある人は、彼氏の過去や彼女の過去が、場合によっては一生付きまとう問題になったり、ずっと悩み続ける問題になることもある。
たとえば、恋人の過去に借金トラブルがあってブラックリストに登録されていれば、クレジットカードが利用できなったり、ローンが組めないことがあったりして、夫婦として生活していくことに支障をきたすこともある。
具体的な問題が起きない過去であっても、恋人の過去を親や友達に秘密にすることに罪悪感を覚えたり、受け入れた振りをして自分だけで抱え込まないといけなくなるケースもあり、恋人の過去は「変えられない」だけに、長期的な視点に立つと「本当にずっと好きでい続けることができるのか」と悩んでしまう。
恋人の過去と言っても色々なことがあるから一概に言えないけれど、先々のことを考えた時に「こういう過去がある人と結婚することができない」と思えば、今の愛情を否定する思考回路も働くため、単純に「好きだったら恋人の過去は気にしない方がいい」と言っても無理があるだろう。
別に結婚のことを考えなくても、恋人の過去が原因で「いずれ好きじゃなくなる」と確信に近い感覚がある場合は「それなら早く別れた方がいい」と考える人もそこまで少数派じゃない。
では、どのようにして判断すれば良いのか。次の見出しで解説する。
彼女の過去がショックだった、彼氏の過去が許せないと思ったら、どう考えてどう行動すると良いのか
彼女の過去にショックを受けて今まで通りの接し方ができなくなったり、彼氏の過去を許せないと結論に近い状態まで思考が進んでいる場合、恐らく時間の問題で別れることになる。
今回の最重要ポイントは、「現在の彼氏・彼女が好きかどうか」という部分だからだ。恋人の過去が原因で好きかどうか分からない、過去を知る前より好きじゃなくなったとしたら、彼氏や彼女の過去が原因で別れる方がむしろ自然である。
恋人同士は、好き同士だから一緒にいるという大前提の上で付き合っているから、そうじゃないのなら「別れる」のが結婚してないカップルの “運命” だ。
恋愛を考える時に「普通」をあまり気にするなと言ったが、恋人の過去を許せない人は、一般論でいくら「過去を気にするな」「過去に囚われるのがもったいない」と言われたところで、それはできない。
恋人の過去を許せないのが普通かどうかが今回の問題点ではなく、好きかどうかが問題になっているから、「恋人の過去を許せない」と結論が出ていてその気持ちが動かないのなら、いずれその感情が愛情を削り、別れる運命を辿るだろう。
ただ、恋人の過去が許せないと思っても、「今はまだ受け入れられない」という状況になっていることもあり、彼氏の過去や彼女の過去を知ったばかりなら、もう少し時間をかけて判断する方が後悔しない方法となる。
彼氏の過去や彼女は、受け入れるのに時間がかかることもある!過去を知ってから1ヶ月は悩む期間を作る方が別れた後に後悔しない
彼氏の過去や彼女の過去は、その事実を知った直後が最も大きなショックを感じ、直感的に「受け入れられない」と思ってしまったり、アレルギーを感じやすい。
しかし、多くのショックと同じように、恋人の過去も時間が経つことで精神的な動揺が和らぎ、受け入れるための心理的プロセスに入る。
恋人の過去に悩んだ時は、ショックやアレルギーが強い時ほど「受け入れるための時間」が必要になるから、まだ知った直後(=1ヶ月以内)であれば、すぐに「別れるかどうか」を決断しないで、落ち着いて考える時間を作った方が後悔しない。
確かに、恋人の過去の中には「絶対に許せない」「どうしても受け入れることができない」と思ってしまうことも存在する。
しかし、そう思ってしまう事実でさえ、1か月後・3か月後・半年後と時間が経つことで少なからず理解できる部分ができてきて、ショックやアレルギーが和らぐことで受け入れられる部分が増えていく。今感じている重みは、次第に軽くなるのが「悩み」の原則だ。感情的になって焦ると、良い判断はできない。
もちろんすべての場合ではないから、恋人の過去を知ってから1か月後に何も心理的な変化がなく、ショックは和らいだはずなのに冷めていってる・許せない気持ちが収まらない場合は別れることになるけど、かけた時間のぶん自分の判断に納得でき、別れた後に立ち直る期間は短くなるから、時間を置いても無駄だったとは思わないはずだ。
長く付き合った彼氏や彼女だったら、3ヶ月や半年悩む人もいるくらいなので、ショックを受けた人ほど感情的に判断しないことは大事なことになる。
あくまでも「まだ好きだったら」というのが前提になるけれど、一気に冷めた・嫌いになったというわけじゃないなら、時間をかける意味は決して小さくない。
彼氏の過去や彼女の過去が許せない場合は、1度か2度は真剣に話し合うようにして、恋人の言い分と自分の価値観を共有すること
彼氏の過去や彼女の過去を知った時、あなたはどんな反応の仕方をしただろう?
もし「気にしてない振りをした」「感情的になってしまって言い合いになった」など、きちんとした話し合いをしてない場合は、相手の言い分をしっかり聞いて、自分の価値観と考え方を話して、2人の気持ちを共有した方が良い。
ある事実は、それだけをもってして最終判断できるものもあるけれど、多くの事実は「それをどう捉えているか、今はどう思っているか、その経験から何を学んだか、今後どのようにして改善または対処していくつもりか」によって、見方が変わる。
恋人の過去を知った時に軽い言い方をしたとしても、深く話し合うことで恋人の真意に誤解があったことが分かったり、ちゃんと考えていることがわかって再度信頼できるようになるパターンは少なくないため、話し合いができてないなら1度か2度は真正面から向き合ってみるべきだ。
その際は、あなたが恋人の過去を許せないと思ってしまってる部分があることを「言い方」を考えて伝えるようにし、2人の中で問題になっていることも共有するようにしよう。
そうすることで、恋人が自分の過去をより重く捉えることができて、もう一度反省させることができたり、もう一段深い学びを得ることができるケースがある。
そして何より、恋人があなたの気持ちを理解することで、過去を悔やむだけでなく、失った信用・信頼を取り戻そうと努力してくれたり、亀裂が入った2人の関係性を破たんさせないように頑張ってくれるようになるので、結果的にあなたの心が救われていく確率が高まる。
当然、ここは価値観の違いが浮き彫りになるケースもあって、言い合いになってしまったり、深く恋人を傷つけることになって修復できない軋轢(あつれき)が生じることもあるから、デメリットがないわけじゃない。
だが、少し時間を置いても許せない過去については、話し合いをしない方が別れる確率が高い。なぜなら、自分の中だけで抱えている悩みは恋人への愛情を削ぐように作用し、心のひっかかりは2人の雰囲気を悪くする方向に作用するからだ。
恋人に不信感をもったり、純粋に好きと思えない状況になった時は、「どのように話すか」という点をしっかり考えた上でその原因を話すようにし、少なくても「あなたが悩んでいて、そのことをどう思うのか」という点は話を聞いておきたい。
彼氏の過去や彼女の過去は変えられないものだし、その過去があったからこそ今の彼氏や彼女があるわけだけど、綺麗事だけでうまく行かないのが恋愛であり、個人的な価値観が優先されるのが恋愛だから、ちゃんと話す勇気を持とう。
どんな事情があっても、向き合わないなら逃げるのと同義になってしまう。よく考えてから話し合うのは前提になるので、悩んでる期間の中で自分の答えを出しながら「一度きちんと話してみる勇気」についてもしっかり考えよう。
彼氏の過去や彼女の過去を受け入れたいと思ったらどう考えるべきか
ここまでの過程を経る中で、もし彼氏の過去や彼女の過去を受け入れたいと思ったら、焦らないで恋人の過去を受け入れる時間を確保し、今の自分の感情を否定しないように少しずつ恋人に持った違和感や失望を消化していこう。
今は受け入れられない、許すことができないと思っていても、好きでい続けることができて、良い関係を維持できれば、時間と恋人の愛があなたの心を癒していく。
今の彼氏や彼女は、その経験を経てあなたを選んでおり、その経験があったから成長できた。あなたにとってはなかった方が良い過去かもしれないけど、その過去が無かったらあなたと出会わなかったかもしれないし、付き合うことにはなっていなかったかもしれないし、あなたが好きになるような相手ではなかったのかもしれない。
あなたと良い関係が築けたのも、過去の経験の積み重ねが大いに影響しているとすれば、相手にとっては必要な経験だったのかもしれない。
今はそう思えなくても、良い関係を作って愛し愛される恋愛ができれば、半年後、1年後に彼氏や彼女の全部を好きになることもできるはずだ。
きっとあなたにも悪いところはあって、2人が付き合えてるのは自分だけの力じゃない。あなたが許せない過去があったからこそ、あなたの恋人はあなたのすべてを受け入れられる器が備わったのかもしれないし、人を許すことができるのかもしれない。
恋人の過去の失敗は本当にあらゆる面で本人を成長させたはずだから、まだ好きで、心のどこかで信じてあげたいという気持ちを持つのであれば、今あなたに必要なのは恋人の過去を許すことより、愛されるための努力の方だろう。
話し合いの中できちんと相手の話を聞いて、恋人の過去を許せないまでも「許したい」と思ったのなら、悩みは悩みとして抱えながらも愛されるための努力をしてみよう。
良い関係性が築けると、幸せな今にフォーカスできるようになり、未来に視点が映っていく。うまく行かなければひっかかってる過去のことばかり考えてしまうから、乗り越えたいと思うならカップルの基本に立ちかえって頑張ってみるのも効果的だ。
彼氏の過去や彼女は「考える」ことで受け入れられるものではなく、今の相手と向き合うことで受け入れられていくし、仲良く付き合っていくから受け入れられていく。
恋人の過去を許したいのに許せないと思った時に大事なことは、手放したくない今の幸せが確実に存在していることだ。
恋愛中に何か問題が起きた時は、受け入れるのに時間がかかったり、迷うことがよくあるけど、そういうことも含めて、カップルの波を乗り越えられない人はなかなか幸せを掴むことができないので、気持ちが揺れた時ほど本質を見失わないようにしよう。
最終的に恋人の過去が許せない、受け入れられないなら別れる決断に勇気を出す
一方で、もし最終的に恋人の過去が許せない、受け入れられないなら、別れる決断に勇気を出すべきだ。
恋人の過去を思い出すたびに、辛い・苦しい気持ちになるなら、好きでい続けることなどできるはずもない。少なくても、幸せではないだろう。最低1ヶ月は悩む期間を設けたいけど、その期間の中で気持ちが変わらず、結論が出ているなら、付き合い続けても自分と相手を苦しませるだけだ。
気にしない方が良いと思っていても、どうしても恋人の過去を受け入れられなくて別れるカップルは存在しているし、それがきっかけで恋愛感情が冷めることも普通にある。
ただそれが統計的に少ないのと、別れたいと思うほどの過去を持つ人が少ないのが原因で「普通は恋人の過去を気にしない」という一般論を作っているだけなので、好きじゃなくなった・別れたいと思ったら、速やかに別れるのが自分を苦しめないコツである。
彼氏や彼女の過去を許せないのが普通かどうかは全く問題ではなく、好きかどうか・付き合い続けたいと思うかどうかに影響を与えているという点が、今あなたが抱えた問題だと認識した方が良い。
恋人の過去が原因で好きでいられない、付き合っているとどうしても過去が気になって辛いのなら、その恋愛はいずれにしても自然に終わりを迎える。別れるなら早い方がいいとまで言わないものの、恋人の過去は、別れる原因になることはよく理解しておこう。
恋人の過去が許せないと悩んだ時は、人がどう思うかは関係なく、あなたがその人を好きかどうか・付き合っていきたいと思うかどうかだけを考えて答えを出すべきで、「本当に好きか、ずっと好きでいられるのか」を、素直な気持ちで考えよう。
彼女の過去がショックだった、彼氏の過去が許せないと思ったら、「それでも好きか、好きでい続けることができるか」を考えて、別れるか決める必要がある。中途半端な付き合い方は時間が経つと後悔に変わるので、しっかり考えて自分の答えにたどり着きたい。
もちろん悩む期間を長くとってもいいし、話し合いができる問題なら何度も話し合ってとことんまで向き合ってみても良い。できることを行う中で自分の気持ちを確認していこう。
許せない彼氏の過去、彼女の過去ランキング
ここで一般的に「恋人の許せない過去ランキング」をベスト10で解説する。
許せない彼氏の過去ランキング、許せない彼女の過去ランキングが気になったら参考にしてみよう。
今、恋人の許せない過去に悩んでる人が「自分だけ許せないのか」という点を明確にできたらと思う。
彼氏や彼女の許せない過去1位:実はバツイチだった、離婚したことがある
彼氏の過去が許せない、彼女の過去が許せないと思って「もう別れる」と過去を知った瞬間に冷めるのが「実はバツイチだったと知った時」「離婚経験があると判明した時」だ。
さすがに付き合って1か月や2か月だったら「言えなかった」というパターンもあるけど、バツイチを隠す彼氏や彼女は交際期間が長くなるにつれて本当に大きな問題になる。
特に20代後半から30代前半のアラサー世代にとっては、付き合う前に言ってほしかったと思う重大な内容の筆頭で、少なくても付き合い始める時に言ってほしいと思う人が多いから、言わなかったとしたら「離婚歴を隠されていた」と判断する。
結婚する上で問題になる「過去」があった場合は、恋人の許せない過去に該当することが多い。
彼氏や彼女の許せない過去2位:不倫したことがある
自分の恋愛観の中で「不倫だけはあり得ない」「不倫する人だけは許せない」と思ってる人が多いこともあって、彼氏や彼女の不倫経験を知った人は許せない過去だと思ってしまうことが多い。
ここは単純なアレルギーだけの問題だけでなく、「浮気に対しての価値観が低い」とか「倫理観が崩壊してる」と思うこともあり、中には一気に冷める人もいるくらいだ。
不倫経験については非常にナーバスな問題になっている。
彼氏や彼女の許せない過去3位:パパ活など、お金をもらってそういうことをしたことがある
ここは彼女の過去だけに限定されてしまっているが、「許せない過去」としては第3位に入るのが過去のパパ活経験だ。
彼女が昔パパ活していたと知ってショックを受けない男性はほぼ皆無で、内容によっては即座に別れる判断をする男性も多い。
本人の立場では「事情によるでしょ?」と思うのだけど、自分の恋人がお金をもらってそういうことをしていたと知れば、どうしても許せない過去になってしまうことが多くて、特に潔癖症の男性や真面目な女性が好きなタイプの男性は一気に冷めてしまう。
「何度か食事に行っただけ」でも、彼女のパパ活経験は見方が変わるほど嫌悪する男性がいる。
彼氏や彼女の許せない過去4位:二股したことがある、セカンドを作ったことがある
これも浮気に関する倫理観のところだが、「彼氏が二股したことがある」とか「彼女が複数の人と付き合っていた時期がある」と知った時は、その過去が許せない過去だと思う人が多い。
これは単純に「自分が浮気の被害者になる」とイメージすることが大きくて、「浮気したことがある人はまた浮気する」という理論が、許せないと感情的になる理由だ。
過去にモテたことを自慢話のように語る男性や女性がいるけど、普通にモテた経験を聞くだけでも嫌な気持ちになる人がいる中、二股してた話やセカンドがいた事実などは現恋人として笑って聞ける話じゃないので注意しよう。
許せなくなるのはその話し方にもよるから、「悪びれない態度」「武勇伝のように語る態度」が冷める原因になる場合も多い。
彼氏や彼女の許せない過去5位:恋愛経験が多すぎる、交際人数が10人以上いた
恋人の過去が許せないと感情的になる時というのは嫉妬の気持ちがよく絡むのだが、代表的なのは「恋愛経験が多すぎる」「交際人数が10人以上いた」ことなどの過去の恋愛に関してだ。
ここは恋愛観の違いにも似ていて、あまりに今までの恋愛経験の差があると「合わない」と思うこともあり、特に許せない彼女の過去ランキングでは非常に上位に来る事項になっている。
男性心理では彼女の元彼の人数を余計に気にするところがあるけど、女性心理では彼氏の元カノの人数を気にするというよりは「長続きしない人」「軽い恋愛の多い人」とのイメージが過去を許せない理由になる。
彼氏や彼女の許せない過去6位:借金したことがある、リボ払いで破綻しかけた
ここからは2つ金銭面の問題が続くのだが、まず挙げるべきなのが「彼氏の借金問題」だ。
彼氏が過去に借金していたことを知った女性は、「金銭感覚がおかしい」「お金に困ったらまた借金する」と不信感が高まり、許せない過去だと思うことが多い。
許せない彼氏の過去ランキングでは「借金の額」によるものの上位にくる事柄になっている。
女性は借金問題を抱えている人はほとんどいないけど、男性がこの点で「彼女の許せない過去」だと思うのが、クレジットカードのリボ払い問題だ。
自分の収入以上にショッピングしてしまったことがあった、又はそういう時期があったと知った男性も「金銭感覚がおかしい」と思って不信感が高まることがあるので、男性は借金、女性はクレジットカードの使い方で過去が許せないと思うことがある。
彼氏や彼女の許せない過去7位:ギャンブルをしていた過去がある
もう1つ金銭感覚で「恋人の過去が許せない」と思うものでは、ギャンブルの問題があげられる。
ギャンブルから借金の流れになれば「ダメ男」のレッテルを張られるのも仕方ないけど、そこまで行ってなくても「ギャンブルに多額のお金を使っていた」とか「ギャンブルにはまっていた時期がある」といった内容でも人によっては許せない過去に該当し、一気に冷めることがある。
ただ付き合うだけなら本当は大きな問題にはならないのだろうが、将来まで考えて付き合う場合は交際を続けるか悩むレベルの問題になることがあって、少しでも「現在」に影響している場合は別れの原因になる。
彼氏や彼女の許せない過去8位:ナンパで付き合ったことがある
過去の恋愛に関しては「ナンパ」が許せない過去になることがある。
ここは特に男性が彼女の過去が許せないと思う原因になることが多いけど、「昔ナンパしてた」という彼氏に女性が引くこともあるので、意外と男女両方で問題になる事柄だ。
ナンパに関してはアレルギーがある人が少なくないので、「そういう人だった」と思うとこのまま交際を続けて良いのか悩みになる。
彼氏や彼女の許せない過去9位:昔は不良だった、ヤンキーだった
真面目な人が恋人の許せない過去に挙げるのが「不良だった」「ヤンキーだった」という恋人の過去だ。
確かに今は真面目かもしれないし、自分が好きになるほど素敵な人になったと言っても、育ち方に問題があると思ったら恋人の許せない過去になりやすい。
不良やヤンキーは「友達が悪そう」「キレたら昔に戻りそう」とも思うので、彼氏や彼女の過去がどうしても気になってしまうという状況になることがある。
彼氏や彼女の許せない過去10位:美容整形、プチ整形
最近は美容整形する人が増えて、二重手術などプチ整形する女性や男性はさらに増えたけど、それでも整形全般に抵抗がある人は未だに多く、彼氏や彼女が整形していた事実を知ると、受け入れられない人が多くいて、「別れる」と決めるくらい許せない過去だと思う人がいる。
特に子供が欲しい人からすると、彼女が整形美人だったり、彼氏が整形イケメンだったと知ると深いショックを受けることが多く、結婚を考えていた場合は、整形の過去をきっかけに別れる決断をすることも珍しくない。
彼氏や彼女の許せない過去ランキングとしてはあまり上位に来ないけれど、私の周りでは過去の整形がきっかけで別れたカップルが3組も存在しており、価値観が分かれるのを肌感覚で感じている。
彼氏や彼女の許せない過去ランキング番外編:前に自分の友達と付き合っていた、知り合いと付き合っていた
最後に、彼氏や彼女の許せない過去ランキングの番外編として取り上げておきたいのが、「前に自分の友達と付き合っていた、知り合いと付き合っていた」という過去の恋愛に関しての問題である。
10代後半の高校生や大学生の場合ではあるあるになっていて、20代前半でもときどき問題になる恋人の過去なのだが、20代半ば以降はグッと減っていくのでランキングとしては番外扱いにした。
付き合ってる彼氏や彼女が、前に自分の友達と付き合っていたことを知った時にショックを受ける人は本当に多く、「黙っていたことが許せない」「前に付き合っていたことを知っていたら好きにならなった」と怒りや落胆の感情を持つ。
気持ちを消化するのにも時間がかかる傾向があって、場合によっては人間関係に支障きたすこともあり、なかなかにタチが悪い問題だ。
日常生活で三角関係にならないように気を付けている人は多いし、恋愛のことで揉めたくないと思ってる人も多い中、友達の元彼や友達の元カノと付き合ってると「恋人の過去の恋愛に嫉妬してしまう自分」も嫌になり、友達と付き合っていた過去を知ってうまくいかなくなるカップルは少なくない。
本当に昔のことだったのなら時間をかけることで「過去は過去」と割り切ることができてくるケースも多いけど、コミュニティ恋愛の場合は付き合う前に確認しておきたいことである。
ただ、自分の友達と付き合っていたと知って急に冷める人もいるので、ここら辺は大変ナイーブな問題である。現実問題としては、付き合う直前や付き合った直後に分かることが多く、ショックを受ける体験をしている人が多い。
彼氏の過去、彼女の過去が原因で別れるのは、現実に「無駄な恋愛」があるから
彼氏の過去が許せない、彼女の過去が許せないと思って、「このまま付き合い続けるのはどう考えても無理だ」と思うなら、別れる選択に積極的になるべきだ。
恋愛には残念ながら無駄な恋愛がある。
それは、自分を傷つける恋愛だったり、お互いに不幸になる恋愛が代表格だけど、もっと細分化すると「価値観が合わない人同士の恋愛」とか「自分の理想とかけ離れてる恋愛」なども最終的に無駄な恋愛に分類されることがある恋愛のカタチだ。
恋愛に無駄な恋愛が存在するのは、恋人との交際にかかる様々な「コスト」が大きいことと、結婚を意識した場合に「時間」の浪費になってしまうからである。
好きだったら好きな人と一緒にいる幸せがすべてを上回るけど、好きでい続けるのに問題が生じた時は前提となる「好き」が減っていくし、迷ってる間に失うものを考えると、もう少しリアルに今の問題と向き合うべきだ。
ここで特に問題が大きくなるのは「結婚願望がある人」なので、恋人の過去が許せない場合は「それが将来にわたってずっと許せそうにないのか」という視点で一度きちんと考えておこう。
下の記事で解説している通り、結婚できるは年齢によって変わるから、いつか結婚したいと思ってるなら、今の恋人と付き合い続けることが時間の無駄にならないか考えないと後悔する可能性がある。
悩んでる人は注意!彼氏の過去、彼女の過去に「引く」「許せない」と思った時にやってはいけないこと
彼氏の過去や彼女の過去のことで悩んでる人は、ここで解説する3つのことにぜひ注意してほしい。
彼女の過去に引く、彼氏の過去が許せないと思っても、受け入れるまで期間がかかってしまうだけで、もう一度仲良く付き合えることもあるから、自分から今の交際をダメにしない意味でも、余計に問題を大きくしないためにも参考にしてほしい。
モラハラに近い言葉で彼氏や彼女の過去を責めることで、必要以上に恋人を傷つけること
彼氏や彼女の過去に引くと、「好きだからこそ責めたくなる心理」になるけど、モラハラに近い言葉で彼氏や彼女の過去を責めるのは、あまりに理不尽な態度だ。
変えられない過去を責めることで、必要以上に恋人を傷つけないようにしよう。あなたが強い言葉を使うことで、カップルで傷つけ合う関係に変わってしまうことがある。
現実にはなかなか受け入れられない過去が存在するから、つい責めてしまう気持ちは相手もわかるけど、感情的になって責めるのはどっちも辛い恋愛になる。
ぜひ注意してほしい。
彼氏の過去や彼女の過去を何度も責める
恋人の過去が許せないと思っていると、喧嘩した時や酔った時に「何度も責める」ことがよくあるのだけど、変えられない過去のことを何回も話題に出して相手を責めるのは、悩んでる期間に絶対に注意するべきことだ。
もし、恋人の気持ちが聞きたいと思ったり、ちゃんと説明してほしいと思ったら、責めるような言い方ではなく、冷静にお互いの意見を交わすようにしよう。
恋人の過去を受け入れられないこと自体が苦しい気持ちにさせるから、感情的になった時にそのストレスをぶつけたくなる気持ちは分かるけど、それで本当に言葉にしていたらあなたの恋人は「今の自分を見てくれない」「過去のことを許してくれない」と思い、どれだけ相手が悪いと思っても心が離れて行く。
ここは単純に「何度も同じ内容で責めてくる人を愛し続けることができるのか」と考えれば、誰もが正解にたどり着けることができるはずなので、苦しい・辛いと思った時にぜひ注意してほしい。
「相談」をきっかけに彼氏や彼女の過去を周りに言いふらす
彼女や彼氏の過去が許せないと、どうしても周りの友達に相談したくなるけど、口が軽い人に相談すると意図せずに恋人の過去を言いふらすことになるから、気をつけよう。
恋人のことで悩んだ時は、友達に話を聞いてほしい心理になるのはみんな同じだから、ある程度は仕方ないし、実際に話を聞いてもらえば自分の気持ちが整理できたり、新しい視点が加わって気づきが得られることもある。
でも、たくさんの人に恋人の過去のことを話すのは、相手から見た時に地雷である。信用して信頼して打ち明けた過去のことを周りに言いふらすことになれば、それが原因で別れることさえある。
もし受けいけられない過去を前に自分じゃどうしようもなくなったら、恋人と無関係の人の中から自分が信頼している1人から2人に話すようにして、「お酒に酔ったからつい暴露してしまった」とか「みんなの前で悩み相談してしまった」ということがないように気を付けよう。
恋人の過去をどう捉えるかは自分次第!誰かを好きになる感情に「おかしい」という概念を持ち込むと余計おかしくなる
もし、自分に取って不都合な恋人の過去を知って誰かに相談したならば、多くの場合で「気にしない方がいいよ」って答えが返ってくるだろう。
あなたが気にしている「恋人の過去」は、他人からすると気にならない印象を持つことが多いからだ。ここは、色々とある悩み全般に共通している。
しかし、「気にするのがおかしいんじゃないか」と考えれば、あなたがイメージする「ふつう」にどんな意味があるかを考えないといけない。
気にしない方がいいよと助言をもらった人は、「自分がおかしいのか」と悩むことになるけど、「変えられない過去に悩んでも仕方ない」とか「過去は過去なのだから忘れないといけない」などの一般的な考えは、既に何周も考えた後のはず。
誰かが好きな人を自分が嫌いだったり、その逆も多い人間関係のなかで、特別な感情に対し「おかしい」という概念を持ち込むと問題は非常にややこしくなる。
そういった考えを持つことが悪いのではなくて、それは一つの視点に過ぎないのだから本質をみるべきだということ。
今回の本質は、彼氏の過去や彼女の過去を知った後「好き」「一緒にいたい」という感情が継続しているのか、揺らいでいるのか、否定されたのか、である。
好きならば気にしないでいいし、嫌いになったのならそれが別れる原因になる。迷っているなら、思うように行動してみて、自分の中の変化に注視すると良いだろう。悩んでいることに疲れて別れる選択をすることもあるし、気が付いたら過去を過去として考えることができるようになることもある。
重要なのは、自分にとって不都合な事実を知った後も、その人を好きでいるかどうかであり、一緒にいたいと思えるかどうかだ。
世の中のカップルはそこに疑問を持った状態でも付き合いを継続しながら自分の中に明確な答えが出ることを待っている人もいるけど、この2つについてはなるべく早く答えを出すべきだし、答えが出たならそれに従わないと後悔する。
過去は過去だ。でも、許せないと言う気持ちを持つならそれは自分の中の明確な事実だ。
拘るところが外的要因なら悲しい考え方のように思うけど、もし内的要因ならその問題とは真摯に向き合って、時間をかけるのも良し、自分が納得する答えを出そう。
下の記事も参考にしてみてほしい。
まとめ
今回は、彼氏・彼女の過去をどう捉えるべきかについて解説した。
過去は過去なのだから気にしないべきとの考えが基本的に正しい一方で、好きという感情に直接影響があるのなら、そこにはきちんと焦点を合わせてしっかり考えるべきだろう。
しかしながら、大事なことは繰り返してきたように、「現在の気持ち」である。
その答えが出ているならその通りに行動するべきだし、時間をかけることも悪くない。
「普通」とかを考えずに、自分の価値観で考えてみよう。その結果、別れたいと思うのも一つの答えだ。
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