ダブルデートとは男女二人ずつがデートを一緒に行うことだが、カップル二組で行く場合もあるし、友達同士でデートと言うか、遊びに行くと言うか、何とも微妙な時もある。
結局デートは男女二人が一緒に出かければデートはデートなので、そこら辺はあまり細かく「これはデートではない」などの議論は無用だが、微妙な関係のダブルデートほど実は複雑な気持ちが交錯していることが多い。
ダブルデートであっても立派なデートにすることはできるから、もし経験がない場合は少し知識を付けておこう。
今回は、友達同士で行くダブルデートについてまとめていくので、メリットとデメリットを知って、アプローチの参考にしてみてほしい。
最後は「ダブルデートの誘い方」についても解説する。
友達同士で行くダブルデートのメリット
協力し合える友達がグループ内にいたりするなら、友達同士のダブルデートはお勧めの恋愛アプローチ方法の一つだ。誘いやすさもあるし、メリットは大きい。
3つのポイントでそのメリットを理解しておこう。
ダブルデートは気まずいデートになりにくい
デートは通常、二人きりで行うものだが、慣れていないと気まずくなることが心配になる。
お互い遠慮しやすい初デートは、確かに失敗の可能性が低くないし、緊張していることが原因なのに「相性が悪いのかな…?」などと思うこともあって、仲を深めてからでないとデートに誘うことができない人は意外と多いものだ。
しかし、これがダブルデートであれば、単純に人数が増えることで、会話が広がり、気まずいデートにはなりにくいのが大きなメリットだ。しかも、同性の友達がいるので、何か決める際も、比較的楽に決められる。
取り敢えず仲良くなるために一緒に少数で遊んでみたいということなら、ダブルデートを積極的に使ってみると良いだろう。デートをしないより余程良いし、恋愛において普段と違った形で会うことの意味は大きい。
ダブルデートは二人きりで長時間の会話ができる
グループ内で恋愛するなら、二人きりになれるチャンスが少ない。あっても、短い時間になってしまうのが片思いした時の悩みの種だ。
でも、ダブルデートを友達同士で行うなら、その友達と協力し合うことで二人きりで話をするチャンスを作り出すことが可能。4人しかいないのだし、2対2で離れて行動することは自然に起きる。わざと二組に分かれる時間を作ったとしても、何らおかしな感じにはならないはずだ。
遊園地にダブルデートで出かければ、二人ずつ並んで座るアトラクションも多いから、その流れのまま二人で会話を続けることもよくあることだったりする。男女だと尚更だが、長時間一緒にいないと話せない内容があるので、話題の広がりは感じられるだろう。
ダブルデートでも、一緒にいる時間を長く確保することで、普段の会話とは違った話題で盛り上がることができるのは大きなメリットだ。
恋愛に発展するきっかけを作れる。
ダブルデートは誘いやすい
デートに誘いにくい理由は、それがかなり直接的な恋愛アプローチになるからだ。
二人だけで出かけることは特別なことだと考えるし、なぜ他の人を誘わないのかも恋愛的な意味以外で説明がしにくい。しかも、断られればその理由は自分以外に無いわけで、断わり文句がどんなものであったとしても返事がストレートに返ってくるので誘う勇気が持てない人も多くいる。
それに対して、ダブルデートであればそもそもデートっぽくないから誘いやすさが全然違う。
男女4人で出かけることを意識させた誘い方なら、ただ友達同士で遊びにいくようなものであって、内心では意識していてもそれを匂わせなければかなり普通にデートの誘いができるだろう。
後は、ダブルデートに出かけた後にデートっぽくしていけば良いので、最初のハードルはかなり低いのがメリットだ。
人選がどのようになっているか勘ぐられると厄介ではあるが、上手く理由を見つけよう。
友達同士で行くダブルデートのデメリット
ダブルデートはメリットだけでなく、デメリットもある。
友達同士だから失敗するパターンは少なくなるが、二人だけでないところが問題を引き起こすこともあるので、ダブルデートのデメリットを3つ紹介しよう。
同性同士で固まられてしまうパターンもある
せっかくダブルデートに出かけたはいいが、相手が同性同士でべったりしてしまうこともある。時にはその理由が、男女2対2に分かれて行動したくないからとの思惑がある場合もあったりして、ダブルデートの作戦を練っても上手くいかないことがあり、ヤキモキすることもある。
ダブルデートに出かけようと思うなら、あまり露骨なアプローチができない状況だろうから、女子同士で固まる・男子同士が固まるなど、ダブルデートをした意味がないパターンにハマるケースが存在するのはデメリットだ。
「じゃぁ次は二人で」と思っても、ダブルデートした後なら「遊びに誘う頻度の問題」で誘いにくさを感じやすい。
向こうのカップルに邪魔される
自分が上手くいかない時は、もう一組のカップルに頼れるのがダブルデートのメリットの一つだが、この関係が逆転した場合はデメリットになってしまう。
こちらカップルが盛り上がっても向こうカップルが盛り上がらない場合は、ダブルデートであるはずなのにどうしても4人で遊んでいる状況になっていく。
お互いをカバーするという保険をかけている分のコストが発生しているのでここは諦めていくしかないが、せっかく盛り上がったのに他の二人に邪魔をされるような感じになる時は結構ウザイ。
ダブルデートは、4人の相性も考えて誘う相手を選ばないいけない。
いざこざの原因になることも
恋人のいない男女4人で行くダブルデートは、いざこざの原因になることもある。
あなたが友達と協力しようと思っていても、相手の女の子はその友達を気に入ってしまって、ただただ嫉妬してしまうデートになる可能性もあるのだ。
ダブルデートに誘う相手は厳選するにしても、相手のある問題なので思惑通りに進まないことがある。嫉妬が原因で揉める原因ができることもあるのは大きなデメリットだ。
最初から2・2で分かれることを前提にダブルデート出来れば良いが、ただ付き合ってもらうだけで協力を仰いだ場合、その友達の目的はかなり曖昧なものとなり、特にダブルデートにいくことの理由さえ曖昧にして誘ったなら、上手くやらないとあなたの目的は達成困難になる。
いくつかの場合では、ダブルデートに行かなければ良かったと思うような結果を招くこともあるので、メンバー構成とその関係は非常に大事になってくる。
最低限、連携の取れる相手を一緒に行くメンバーに選ぶべきである。
ダブルデートのメリットデメリットを確認したところで、次はダブルデートの誘い方を紹介する。
ダブルデートの誘い方
いきなり二人きりのデートをするより、まずはグループデートがしたいと思った時は「ダブルデートに誘いたい」と思う人も多い。でも、問題になるのが「ダブルデートの誘い方」だ。
この記事で解説したようにダブルデートにはメリットがあるので、「うまくいくダブルデートの誘い方」を知って、好きな人との距離を縮めよう。
友達カップルに協力してもらうダブルデートの誘い方
ダブルデートの誘い方で、一番簡単なのは「友達カップルに協力してもらう方法」だ。片方カップルの状況は少しあからさまに思えるかもしれないが、あなたと友達が仲の良い時ほど自然なダブルデートの誘い方になる。
この方法は、友達の彼女や彼氏に好きな人を誘ってもらうことがポイントである。(同性同士だったらスケジュールさえ合えば成立しやすいから)
- 男性が好きな人をダブルデートに誘いたい時=友達の彼女に好きな人を誘ってもらう
- 女性が好きな人をダブルデートに誘いたい時=友達の彼氏に好きな人を誘ってもらう
このダブルデートの誘い方の最大のメリットは、まず失敗しないダブルデートになる点。片方がカップルだから間違いなく好きな人と二人きりになれるし、ダブルデート中の話題に困ることも無い。
もし友達カップルに協力してもらえるなら、友達の彼女や彼氏に好きな人を誘ってもらい、4人で遊びに行く状況を作ってもらおう。
4人の共通の「興味」を利用してダブルデートに誘う方法
好きな人をダブルデートに誘いたいなら、「共通の興味」を利用してダブルデートに誘ってみよう。会話のリードさえできれば、かなり自然にダブルデートに誘うことができる。
たとえば、男性から女性に共通の趣味である「映画」を使ってダブルデートに誘う会話例を紹介する。

今度の○○(新作映画)って面白うそうだよね!前評判すごいの知っている?

ね~!知っているよ、すごい楽しみ!絶対見に行く!

誰と行くの?もし良かったら誰か誘って一緒に見に行こうよ!

いいよ!でも誰誘うの?

○○(自分の親友)も見たいって言ってたから、あとは○○(好きな人と仲の良い女友達)誘って行こうよ!

分かった!聞いてみるね!
4人の共通の興味が映画だった場合を想定して会話の例を示したが、人気映画であるほど3人の支持を得られやすいので、断られないダブルデートの誘い方になる。
応用の幅は非常に広いので、「人気レストラン」や「ディズニーのイベント」「地元のイベント(夏祭り、花火、フードフェス)」などを話題に「みんなで」とグループデートを匂わせつつダブルデートに誘えば、断れる確率をグッと下げることができる。
共通の趣味や共通の興味関心は、ダブルデートに誘う時にかなり使えるので、みんなで遊びに行くつもりで自然にダブルデートに誘ってみよう。
ダブルデートの注意点
ダブルデートが失敗する主な原因が4つあるので、ここでまとめておこう。これからグループデートに誘う人は、注意点を押さえておいてほしい。
トリプルデートは失敗しやすい
主に中学生や高校生の時にやりがちなミスではあるが、複数デートはダブルデートまでにして、トリプルデートにしないように注意しよう。
トリプルデートをしても、結局「みんなで遊んでいるだけ」という状況になり、デートらしさが皆無となる。
恋愛的な意味を持たせるからダブルデートにアプローチ効果があるので、みんなで遊ぶ意味合いが強まる3組以上のグループデートに意味はない。
多少勇気がいるかもしれないが、好きな人と仲良くなりたいならダブルデートに誘うようにしよう。
自分と仲の良い友達だけで誘う相手を選ばない
好きな人をダブルデートに誘うなら、一人は好きな人と仲の良い友達を誘うようにしよう。
ダブルデートとは言え、好きな人と遊ぶのだから楽しい会にしないと次はない。あなたと仲の良い友達だけで固めてしまうと好きな人はより緊張するし、居心地が悪いので、好きな人が楽しめるメンバーを選ぶのがダブルデートで失敗しないコツだ。
無理に好きな人と二人きりになろうとしない
ダブルデートではアプローチ効果を高める意味でも「二人きりになりたい」と思うものだが、空気を読まない行動を取ると4人の空気が悪くなる。無理に2人きりになろうとしないことは、その日を楽しい日にするために重要なことだ。
ダブルデートでは好きな人二人になるチャンスは必ずあるので、焦らないように注意しよう。好きな人が引いてしまうこともあるので、気の知れた友達だけであっても4人で遊んでいることは忘れてはいけない。
4人の会話を重視する
ダブルデートは「好きな人にだけ話しかける」と言った行動を取ってしまう人もいる。そこまで極端な態度でなくても、4人の会話なのに好きな人に話を振ってばっかりになる人がいるので、注意しよう。
もしあなたが誘ってダブルデートが成立した場合、その会の主催者はあなただ。当然、4人の会話を盛り上げる責任があるし、段取りについてもあなたがリードしたい。この逆の行動を取ると好きな人も含めて他の人から不満が出てしまうので、盛り下がる原因になってしまう。
グループデートは「二人でデートしても楽しそう」と思ってもらうことが目的の一つであるため、ダブルデートそのものの成功を念頭に当日を盛り上げよう。
まとめ
今回は、「ダブルデートのメリットとデメリット」を友達同士の場合で紹介した。ダブルデートの誘い方も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてほしい。
ダブルデートのポイントは、とにかく人選に拘って上手く段取りしたら、みんなで遊びに行くような感じで気軽に誘って、仲良くなることに繋げることだ。
二人でデートに行けるのならもちろんその方が良いが、それが無理ならダブルデートに出かけてみるのも一つの方法。
正し、闇雲に人選を行えば好きな人と友達がデキてしまうこともあるし、問題が出来れば二人で出かけることが逆に遠のくことも考えられる。一緒に行くメンバーは大事なので、しっかり対処しよう。
ダブルデート中は、なるべく二人で(近くに友達がいても問題ない)会話し、できれば今度は二人だけでデートに行く約束ができれば理想的な活かし方になる。
会話を横に広げていって、チャンスにはしっかり誘ってみよう。
雰囲気次第だが、そのやる気は持つようにした方がいい。
上手くいきそうな友達と協力して、好きな人とダブルデートにでかけてみよう。
関係が進むきっかけを掴めるかもしれない。
★ダブルデートでもグループデートでも、やっぱりデート服はすごく大事だ。もしファッションセンスに自信がない男性は、下の記事を参考にしてみよう。

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