好きな人がいる飲み会は、片思い中の人に取って大きなチャンスになる。
好きな人とお酒を飲む時は、酔うことでお互いに緊張も解けるから、親密になれる可能性を持った「恋愛が発展する瞬間」の代表的パターンだ。
しかし、恋愛が苦手な人はせっかく飲み会で好きな人と一緒になっても、「何もできなかった」「隣の席になれなかったからあまりしゃべれなかった」という経験をたくさんしている。
そこで今回は、「飲み会で好きな人と親密になる方法」として「飲み会中に好きな人にアピールする方法」を徹底解説していく。
好きな人に限らず、気になる人や意識する人がいる飲み会で仲良くなりたいと思ったら参考にしてみよう。
特に忘年会や新年会が多い年末年始や、転勤による歓送迎会が多い時期は、好きな人がいる人にとってチャンスになるので、この記事を活用してしっかりアピールしよう。
- 飲み会で好きな人にアピールするには、飲み会前から準備しておく
- 飲み会で好きな人と仲良くなる方法は「好きな人の近くの席に座る」ことが前提条件!気になる人がいるなら飲み会で無難なポジション取りはやめよう
- 飲み会で好きな人に好意をアピールする行動
- 好きな人との飲み会ではいつもより大げさに褒める
- 飲み会中は気になってることをアピールするために、好きな人の目を見る
- 飲み会での会話中は「好きな人の名前を呼ぶ」ことで好意をアピールする
- 飲み物を飲むタイミングと、注文するタイミングを合わせることでミラーリング効果を狙う
- 好きな人と同じ飲み物を頼む
- 飲み会中の会話は、好きな人の話を聞いてあげるのも良いアピールになる!聞き役になって情報を引き出すと、LINEの話題や誘う口実が得られる
- 飲み会中の会話では、調子に乗りすぎないことが大事!好きな人には自慢話より、失敗談を話して隙を作る
- 飲み会中に好きな人の反応が悪くないなら、少しだけ恋愛話(恋バナ)話題にするとアピール効果がある
- 飲み会中は酔った勢いで好きな人にくっつくのも好意のアピールになる!隣の席に座ってる時にくっつく方法は?
- 好きな人にアピールする飲み会中の態度
- 好きな人にアピールする飲み会後のLINE
- 飲み会で好きな人にアピールした後の行動
- まとめ
飲み会で好きな人にアピールするには、飲み会前から準備しておく
ある飲み会で好きな人にアピールしたいと思ったら、飲み会前に準備をしておこう。
この記事では、飲み会当日だけの行動で好きな人と親密になることができるようにアピール方法を解説していくが、現実問題として、急に飲み会でグイグイ来る人よりも、飲み会前にある程度は仲良くなっておく方がアピールされた時の印象が良い。
飲み会で好きな人にアピールしたいと思ったら、飲み会の1週間前からコミュニケーション頻度を増やす
飲み会で好きな人にアピールしたいと思ったら、飲み会当日のことだけを考えるのではなく、飲み会に向けて下地を整えるようにしよう。
飲み会中にとるどんな行動も態度も、結局は好きな人に話しかけてコミュニケーションをとることが前提になるので、自然に話しかけることができるようになるべく仲がいい状態で勝負の飲み会を迎えるのが望ましい。
では、具体的にどのようにして飲み会前に少しでも好きな人と仲良くなるかと言う点だが、「質より量を重視して自分からコミュニケーションをとる」のがコツだ。飲み会まで1週間を切ったら、話しかける回数とLINEする回数にだけ頑張ってみよう。
飲み会前に2人のコミュニケーション機会が増えると、飲み会中に好きな人にアプローチするのが自然な行動の範疇になり、好きな人目線でもあなたの行動に違和感が小さくなる。
好きな人とのコミュニケーションは質にこだわると行動できなくなるが、量(=回数)を意識すると動きやすくなるので、それだけ考えて関わりを増やすようにしよう。
簡単に言えば、「会話が発生すれば内容は問わない」ということだ。LINEでも良いので、飲み会前にコミュニケーションを増やしておき、飲み会で話しかけるのを自然な状態に持っていこう。
飲み会だけで好きな人と仲良くなることもできるが、飲み会前に頑張ることができるとアピール効果が変わってくる
ある飲み会に好きな人が来ると分かったら、恋愛下手な人ほどその飲み会中に何か起きないか期待を持つだけで終わってしまうけど、恋愛アピールは単発的になると高い効果を発揮しない。
なぜなら、人の単発的な行動は「気分」や「偶然」の要素を連想させるからだ。特に、恋愛に関しては「社交辞令」や「お世辞」の概念も入り込んできて、飲み会のようにお互いに酔ってる状況ではさらに本心が注目されにくい。
飲み会中に好きな人に頑張るだけだと、「たまたまそういう気分だったのかな」「酔ってるから社交辞令で色々言ってくれたんだろうな」と思われることも多いから、飲み会前後の行動も重要になる。
飲み会で好きな人と親密になって、飲み会後の行動で気持ちをアピールする方法もあるからプレッシャーを感じることはないのだが、もし飲み会前に頑張れるなら「飲み会前・飲み会中・飲み会後」の3つのタイミングをそれぞれ有効活用して恋愛を進めよう。
飲み会前に行動できると、飲み会中の行動がさらに高い効果を発揮するので、「飲み会だけで仲良くなろう」と思ってる人は下の記事も参考にしてほしい。
飲み会で好きな人と仲良くなる方法は「好きな人の近くの席に座る」ことが前提条件!気になる人がいるなら飲み会で無難なポジション取りはやめよう
飲み会をきっかけに好きな人と仲良くなるには、とにかく好きな人の近くの席を確保することが重要で、前提条件と言っても良い。
「飲み会でちょっと話した」と言う人より、「飲み会で近くの席になってたくさん喋った」と言う人の方が距離が縮まるのは必然で、飲み会後に強く印象に残っているのも後者である。
飲み会の次の日以降についても、よくLINEするようになるのは飲み会で近くの席に座った人だ。
飲み会で無難な行動をとる人は好きな人と仲良くなれない!ちょっとでもアピールしたいなら「酔う前の行動」から頑張ろう
好きな人や気になる人など、ちょっとでも意識してる相手がいると、奥手な人ほど飲み会の席選びは無難な選択をしたがるけど、飲み会で無難な行動をとる人は好きな人と仲良くなれない傾向が強い。
なぜなら、飲み会より普段のコミュニケーションの方が緊張してしまうから。シラフの時は酔ってる時より意識しやすいので、本当は奥手な人ほど「酔った時のコミュニケーション」が大事になる。好きな人がいる飲み会は、明確に仲良くなるチャンス、親しくなるチャンスだと思ってお酒を頼りつつ勇気を振り絞ろう。
ただし、飲み会で好きな人と仲良くなるにはポジション取りが重要になっているので、好きな人がいる飲み会の頑張りどころは「酔う前」にやってくる。ここに大きな問題点がある。
つまり、飲み会が始まる前から頑張らないと、好きな人と仲良くなるきっかけすら作れないということ。
奥手な人は「偶然」「たまたま」好きな人の近くの席に座れた時しかチャンスがないので、飲み会を上手に恋愛に活用することができず、好きな人と仲良くなれない期間が長い。
好きな人や気になる人と一緒の飲み会は「お互いに酔った状態で話せるから、いつもよりリラックスできて会話が盛り上がりやすい」と言うメリットがあるけど、無難な席に落ち着いてるとそのチャンスを逸してしまうので、ちょっとでも恋愛を進めたいと思うなら飲み会が始まる前の行動から頑張るようにしよう。
積極的にアプローチしてきた人は、飲み会で好きな人の近くに行こうとすると本当にあからさまなアプローチになってしまうことがあるが、奥手な人の場合は好きな人が自分を気になってるなんて思ってないので、少なくても1回好きな人の近くの席に行ったからと言って好きバレすることはないし、少し強引に動いたとしてもわざとだと思わない。
では、具体的に「どうしたら好きな人の近くに行けるか」についてだが、ここは詳しく解説している専門記事があるので、行動できない人や方法が分からない人は参考にしてほしい。タイトルは「好きな人の隣」としているが、「好きな人の近くの席に座る方法」を詳細に解説している。
飲み会で好きな人に好意をアピールする行動
次に、飲み会で好きな人に好意をアピールする方法を行動面で解説する。
飲み会で好きな人と親密になるには好意のアピールが欠かせないから、自分にできることを探してやってみよう。
好きな人との飲み会ではいつもより大げさに褒める
恋愛におけるアピール方法で最も一般的なのは「好きな人と褒めること」だが、飲み会中は少しオーバー気味に好きな人を褒めるのが好意をアピールするのがコツだ。
飲み会ではお互いにお酒が入っているので、テンションの高さに合わせて褒め方も一段ギアを上げよう。飲み会中はたくさんの話題で会話するから、インパクトがないと印象に残らない傾向もある。
好きな人と二人きりで飲む場合はこの限りではないが、みんなとの飲み会や職場の飲み会ではいつもよりオーバーに褒めることで「それってどういう意味?」と思ってもらえる会話にチャレンジしよう。
飲み会で親しくなる効果だけでなく、飲み会が終わった後に好きな人があなたのことを考えてくれる効果も期待できる。
飲み会で好きな人や気になる人を褒めたら、奥手な人ほど「あからさまな好意のアピール」だと思ってしまうけど、「かっこいい」「かわいい」と褒めないのであれば人として好感を持っていることを伝えることができる。
人は誰もが、自分を嫌いな人より自分を好きな人が好きなので、人として褒めることで漠然とした好意を伝えると、飲み会で好きな人と仲良くなる効果がある。
恋愛効果を高めたい時は、外見じゃなく、内面や仕草に関連付けて「かっこいい」「可愛い」と褒めてみよう。
あなたも、自分を否定する人より、自分を肯定してくれる人と仲良くなりたいと思うはずだ。その時に恋愛的な意味で「自分のことが好きかもしれない」とは強く思わないはず。
軽く褒めるだけだったら仲良くなりたい気持ちを伝える方法になるので、大げさに褒められない人も「好きな人を褒める」という行動には頑張ってみよう。ここは、飲み会での好きアピールの最も基本的な行動にもなっている。
褒め方については、男女別に解説記事を用意しているので参考にしてほしい。間違った褒め方をしても印象を下げるだけなので、飲み会中になるべく相手が喜ぶ褒め言葉が使えるように合わせて読んでおこう。
飲み会中は気になってることをアピールするために、好きな人の目を見る
人は目が合わない人より目が合う人に興味を持ち、自分への興味も感じる。
好きな人と仲良くなりたい飲み会では、好きな人と視線を合わせる時間をなるべく長くして、目で(漠然とした意味の)興味関心と好意のアピールをしよう。
飲み会中に好きな人を見つめるまでやってしまうと好きアピールに近くなり、恋愛の進捗度合いと要相談になるが、好きな人に体の向きを合わせて目を見ながら会話すると、恥ずかしがって下を向いていたり、好意をごまかすために他の人に視線をやる人と比較して、親しくなれる確率が高まる。
飲み会中に個人的な話題で話しかけてくれる確率も上がるので、好きな人の目を見ることは飲み会の序盤から頑張ってみたいことである。
飲み会中の好きアピールしては、好きな人に何か質問された時にちょっと微笑みながら無言で3秒くらい見つめてから答えると意識される確率を高めることができるので、時間を置きながら2回くらいやってみよう。積極的にアプローチできる人にはおすすめの行動だ。
飲み会での会話中は「好きな人の名前を呼ぶ」ことで好意をアピールする
飲み会での会話中は、わざと好きな人の名前を呼ぶことで好きアピールをしてみよう。
相手の名前を使いながら会話すると、相手に「あなたの話が聞きたい」「あなたと話したい」という気持ちが伝わり、あなたの好意が伝わるだけでなく、相手から好感を持ってもらうことに作用する。
心理学では「ネームコーリング効果」と呼ばれていて、相手に親近感を伝える方法や、信頼関係を築く方法として心理的効果が認められている。
普段の距離感が遠いと、話しかける時に「ねぇ」とか「あのさ」と言ってしまうことが多いと思うけど、この時も「○○くん!」「○○さん!」と話しかける方が心理学的には親密になる確率が高い。
会話中も積極的に相手の名前を入れ込むことで好感を持っていることが伝えられるので、飲み会中くらいは頑張ってみよう。
もし少しでもいい雰囲気で会話できたり、日常の距離感が縮まっている場合は、冗談半分の雰囲気で好きな人の下の名前を呼んでみるのもおすすめだ。飲み会中の恋愛テクニックとして覚えておくと良い。
名字で呼ぶよりも下の名前で呼ぶ方が効果が高いので、距離感的にチャレンジできそうなら、笑い話をしている時に使ってみると良い。飲み会中の恋愛テクニックとまでは言えないが、行ける雰囲気の時にグイグイ行くのは強者の考え方である。
ここは下の記事でも詳しく解説しているので、好きな人の呼び方を変えたい人は参考にしてみよう。
飲み物を飲むタイミングと、注文するタイミングを合わせることでミラーリング効果を狙う
好きな人と一緒の飲み会では、飲み物を飲むタイミングを合わせたり、注文するタイミングを合わせるのも、仲良くなる・親しくなるのに効果的なアピール行動だ。
なぜ好きな人の行動に自分の行動を合わせると仲良くなれるかと言うと、心理学でいうミラーリング効果(同調効果)が発生するから。
ミラーリング効果を期待したアピールは「飲み物」以外でも様々なことに応用して考えて良いのだが、あえて飲み物を取り上げているのは飲み会中に一番相手が察知しやすいから。
と言っても、わざとやってるとは思わないで無意識に感じ取ってくれるし、細かな仕草じゃないので真似するのも簡単だ。
次のことも合わせてやってみると、飲み会中の会話のきっかけも生まれる。
好きな人と同じ飲み物を頼む
好きな人がいる飲み会では、好きな人と同じ飲み物を頼むことで自分をアピールしてみよう。
これは、先ほど紹介したミラーリング効果が発生するだけでなく、飲み会中に好きな人から話しかけられる方法としても効果の高いアピール方法だ。
特に、みんながあまり頼まないお酒を好きな人が頼んだ時は、同じものを頼むことで「気が合いそう」「同じ趣味かも」と思ってくれることが多く、飲み会中に好きな人から話しかけてもらう方法としても効果的だ。
全部のお酒を同じにしていると悪目立ちするリスクがあるけど、好きな人と話してる時や同じタイミングでお酒を頼む時に合わせるのは心理学的におすすめなので、やってみよう。
飲み会中の会話は、好きな人の話を聞いてあげるのも良いアピールになる!聞き役になって情報を引き出すと、LINEの話題や誘う口実が得られる
飲み会で好きな人と親しくなりたいなら、アピール以上に「好きな人の話を聞くこと」が重要だ。
人は、たくさん話をした相手に対して「仲良くなった」と思うため、飲み会中にアピールすることばかり考えていると、自己満足で終わってしまうこともある。
飲み会は好きな人と親密になることができる機会なので、「好きな人に話をさせる」ことも意識して会話するようにし、アピールする時と聞き役になる時のバランスを取りながらコミュニケーションを取ろう。
この点でベストな方法としては、飲み会の序盤はアピールに軸を置いて会話をして、飲み会の中盤から後半にかけて聞き役になる作戦がおすすめだ。お酒に酔うと人は饒舌になるから、お互いに酔うまでは自分がリードしてアピールしていき、酔ったところで好きな人に話させるように会話の展開を変えよう。
飲み会中に好きな人の情報が引き出せれば、それを使って飲み会後に誘うこともできるし、LINEの話題にも幅が出せる。
好きな人がたくさん喋ってくれるほどあなたと仲良くなった実感をもってもらえるので、一石二鳥のアプローチができる。
恋愛下手な人は、飲み会の最初に聞き役になろうとして会話が盛り上がらない状況を作っていることが多いので、まだ酔う前のエンジンがかかってない時は自分がメインでしゃべることで場を温めて、話しやすい状況になったら好きな人に色々聞いてその後につながる情報をゲットしよう。
飲み会中の会話では、調子に乗りすぎないことが大事!好きな人には自慢話より、失敗談を話して隙を作る
好きな人との飲み会では、自分をアピールをしようと自慢話をする人が多いのだが、あまり調子に乗ってアピールポイントばかりしゃべっていても、好きな人は「つまらない」と思う可能性の方が高い。
特に、酔った時は過去の実績や武勇伝を語って気持ち良くなる人も多いし、飲み会中にアピールされまくるのは「話を聞かされてる」ような印象になって良い気分にはならない。
むしろ、好きな人と親しくなりたい時期の飲み会では、自分の失敗談を話して笑いをとったり、親近感を持ってもらう方向にアピールすることも大事なことだ。
お笑いキャラを演じるまでは必要ないけど、飲み会の序盤では「打ち解けること」や「面白い人だと思ってもらうこと」の方が重要になることが多いので、ここでも会話の展開を戦略的に進めよう。
失敗談から成功談と展開させていけば、好きな人は「面白い人」と思ったところから「能力も高い人」と思って、あなたに興味が湧く。飲み会中にちょくちょくアピールしながら加点を狙いに行く作戦は、聞いてる方からするとあまり興味をそそられないので、笑いをとる話題も積極的に出していこう。
アピールに軸足を置きすぎると、会話が盛り上がる傾向のある「飲み会後半」でアピールのしすぎになってしまい、距離を置かれる原因になることもある。
飲み会中に好きな人の反応が悪くないなら、少しだけ恋愛話(恋バナ)話題にするとアピール効果がある
飲み会中のアピールに好きな人が悪くない反応をする場合は、少しだけ恋愛話を振っておくと、「友達」として仲良くなりたいわけじゃないことを匂わせることができる。
好きな人との恋バナは好きバレのリスクがあって、特にみんなの前では控えたくなると思うけど、アピールするなら本当に軽い恋愛話で良いので話題にしておくと良い。
恋バナを振ると好きな人があなたのアピールを恋愛的な意味に捉えやすくなり、それがきっかけで意識してもらえることもよくある。
恋人の有無や、恋人がほしいと思うかどうか、好きなタイプなどを軽く話題にする程度でも効果が期待できるので、友達の雰囲気で盛り上がってしまった場合などは使ってみよう。
もちろん、飲み会中にいい感じで会話できた時にもおすすめの話題だ。
飲み会中は酔った勢いで好きな人にくっつくのも好意のアピールになる!隣の席に座ってる時にくっつく方法は?
飲み会中は、好きな人との距離を縮めるために、タイミングを見つつ物理的な距離を詰めてみよう。
いつもより30㎝近づく瞬間を作るだけでも好感を持っていることがアピールできるし、体の距離感は心の距離感を象徴するので、2人の物理的距離が縮まるとお互いに仲良くなった実感も強まる。
ただし、異性間の場合は、ある程度の好感を持った相手でないと、距離を詰められることが不快だと思いやすいのがネックだ。距離を縮めようとしたことがきっかけで、嫌われることもあるのが、このアピール方法のデメリットである。
お酒に酔ったら心理的には寛容になるから距離を詰めるチャンスになるけど、だからと言って飲み会中に泥酔するわけじゃないので、勢いでくっつくのは恋愛的にリスクが高い。
では、どういう状況なら飲み会中に距離を詰めるアピール方法を実践しても良いかと言うと、以下の4つである。
- 飲み会中に脈ありサインが出た時
- 飲み会で会話が盛り上がって親しくなった実感を得た時
- 相手がくっついてきた時(いつも以上に距離感が近くなった時)
- 会話の流れでちょっとじゃれるような展開になった時
好きな人との飲み会中、友達の雰囲気でも良いから、お互いに好感を持ってそうな感触があったたら明るい雰囲気で(ちょっとだけ)くっついてみよう。
一番簡単な方法は、肩で肩を押すようなツッコミを利用する方法なので、好きな人が天然発言をしたり、ボケたらやってみると良い。軽いボディタッチでも良いだろう。
また、何かの拍子に好きな人がくっついてきた時に自分が避けないのも、飲み会で好きな人の隣の席に座った時のポイントだ。
飲み会中は酔ってオーバーアクションになることがよくあるけど、好きな人からくっついてきたのなら、自分が離れることで距離感を維持する必要はない。ウエルカムの空気感を出すためにも、そういう時こそ自分も近づくようにしよう。
飲み会で親しそうに話す人は日常の距離感よりくっついてることが多いけど、勢いであれノリであれ、好きな人と一時的にでも距離感が縮まると、その後も近い距離感で会話できる機会が増えていくので、チャンスがあればチャレンジしてみよう。
好きな人にアピールする飲み会中の態度
好きな人との飲み会では、ここで解説する3つのポイントでアピールしてみよう。
飲み会で好きな人と親密になるには、いい人だなって思ってもらえる紳士的な態度(淑女的な態度)と、アピールする態度の両面が必要になる。
飲み会の序盤は好きな人以外にも気配り・気遣いの態度を取ることで、もっと仲良くなりたいと思われる振る舞い方をしよう
好きな人がいる飲み会では、アピールに主眼を置いている人ほど好きな人を特別扱いしすぎてしまう傾向があるのだが、周りの人を軽視する形で最初からガンガンアピールすると好きな人の心証は予想よりも悪くなる。
なぜなら、人は団体行動をする時に良い行動をとる人より、悪い行動をする人を無意識に警戒する心理があり、いくら自分に良くしてくれる人でも、全体的な振る舞い方が悪く映ると、仲良くなりたい人とは思わなくなるからだ。
恋愛的には、周囲の人に優しくすることで間接的に好きな人にアピールする方法は効果がないのだけど、好きな人にアピールしたいと思ってる飲み会では、好きな人に積極的に行動するからこそ序盤は好きな人以外にも気配り・気遣いの態度を取るようにし、好きな人から「いい人そうだな」と思ってもらってる状態でアピールできるようにしよう。
では、具体的にどんな気配り・気遣いの態度を取るべきかという点だが、おすすめは以下の4つだ。
飲み会中の態度
- 周囲の人に満遍なく話を振る
- 気付いたら「飲み物頼む?」という声掛けをする
- 空いたお皿を片付ける
- 店員さんへの礼儀をしっかりして、好印象な対応をする(「お願いします」や「ありがとうございます」など)
飲み会中、周囲に気持ちの良い態度をとる人は、みんなからの印象が良い。当然、その中には好きな人も含まれるので、後々ストレートなアピールをしたいと思ってる時ほど好きな人に集中しすぎないようにしよう。
いくら恋愛感情があっても、飲み会で特別扱いされすぎるのを嫌う人は多い。飲み会の前半と後半で態度のギャップを作ると好意のアピールも届きやすくなるので、特に飲み会の最初1時間は周囲の人に差をつけない態度をとって、徐々に好意をアピールしていこう。
好きな人がいる飲み会では、好きな人を気にかけてることをアピールしよう
飲み会で好きな人にアピールする時は、最初はみんなに平等に接するのが基本だけど、そのままでは “ただのいい人” で終わってしまう。
飲み会の中盤から後半にかけては、好きな人に特別な行動をとってアピールしていこう。
その点でおすすめなのが、「好きな人を気にかけていること」をアピールする態度だ。
先ほどは、みんなに満遍なく話を振って、みんなに声掛けをし、机の上を片付けたりしていい人アピールするように解説したが、飲み会中盤から後半にかけてはそれらを好きな人に集中させていこう。
好きな人に自分から積極的に関わる態度をとっていき、態度で気になってることを伝えていく。
最初からぐいぐい行くと引く人も多いけど、飲み会中に徐々に軸足をアピールの方にずらしていくと、引く人はほとんどいない。好きな人に話を振る頻度を上げて、個人的な質問もしてみよう。
好きな人と飲み会することが少なければ、「ちょっと世話焼きになる」という態度がプラス評価されやすい。人は自分を気にかけてくれる人に良い印象を持つからだ。自分を軽視されたり無視されたらムカつくけど、色々と話しかけてくれて聞いてくれる人には好感を持つ。
好きだったらもっとストレートな好意のアピールも必要になるけど、そこはすでに解説しているので、飲み会中の態度としては好きな人を気にかけてあげて、それを行動で表現することがポイントになっている。
恋愛的アピール力が低い人ほど、飲み会中盤からの「好きな人にとる態度」は積極性を出してみよう。
飲み会中の好きな人の話には常に反応して関心を伝えよう
好きな人にアピールしたい飲み会では、飲み会の最初から「好きな人の話には常に反応する」ことを徹底しよう。
飲み会中の態度で好きな人に興味を伝えるのは基本中の基本だ。話の聞き方に気持ちが出るから、みんなで話してる時も2人で話す時も好きな人の話には少しオーバーリアクション気味に反応するようにしよう。
そうすることで、飲み会中に好きな人と話す時間が大幅にアップする。くだらない冗談でもニコニコと反応してくれる人は男女問わず「もっと話したい人」だから、なるべくそんな印象を持ってもらえる態度を取るべきだ。
恥ずかしがり屋の人は、飲み会中も好きな人を意識しすぎることが多くて、酔うまで積極的な態度が取れないことも多いのだけど、飲み会後半で頑張っても前半で印象が良くなかったら効果は非常に限定的だ。
では、どうすれば飲み会の最初から好きな人に好印象な話の聞き方ができるかと言うと、「関心を伝える」というところにフォーカスするのがおすすめだ。
奥手な人は、好きな人との関わりに対して自分が好意を持っていることを意識してしまい、「積極的になること=好意を伝えること」と無意識に認識している場合が多い。だが、ある人に積極的にコミュニケーションを取ろうとすること自体は、相手と仲良くなりたい気持ちを伝えているだけで、いくら男女間であっても好意を伝える意味は薄い。関心を伝える態度に積極的になっても好きバレすることはないから、捉え方を変えることで態度を変えられるようにしよう。
人は、自分に関心を持ってくれる人とたくさん話したいと思い、親しくなりたい気持ちも強まる。飲み会で好きな人にとる態度は「関心を伝えるため」と思うと積極的になれるので、ぜひ頑張ってみてほしい。
好きな人にアピールする飲み会後のLINE
好きな人にアピールする飲み会では、その後のLINEにもポイントがある。
飲み会後は、好きな人ともっと親密になるためにLINEを有効活用しよう。
飲み会後のLINEは好きな人とたくさん話せた時ほどその日のうちに送る
好きな人との飲み会で頑張ってアピールできたら、LINEはその日のうちに送るようにしよう。
飲み会直後にLINEすることで、その飲み会で話したことを思い出したり、あなたとの間に起こったことを思い出してくれるので、アピール効果が高まる。
恋愛下手な人は、ある飲み会で好きな人に頑張った時ほど「しつこいかな?」と思ってLINEしない選択をするのだけど、飲み会中に楽しい会話ができて、絡みも濃かったのなら、LINEをくれること自体を相手は喜んでくれる。
飲み会で親密になる方法としても、飲み会1回の頑張りを単発的に行うだけじゃ効果が薄いので、次へ次へ繋げていく意識が必要だ。
飲み会で好きな人と話せなかった場合はLINEしない選択をするのも無理はないけど、ある程度は話せたのならLINEすることでもっと仲良くなれるように動いていこう。
もちろん、好きアピールの効果もある。
飲み会後に好きな人にLINEする時はどんな内容を送るべきか
では、飲み会後に好きな人にLINEする時はどんな内容を送るべきかという点だが、恋愛的にアピールしたい時はお礼を言うようなLINEが良い。
たとえば、飲み会後に「お疲れ様!今日たくさん話せて楽しかった!ありがとね」みたいなLINEを個別に送られると、好意を疑うLINEとなり、好きアピールの効果がある。
ただ、このようなLINEはある程度はいい感じになっていたり、脈ありの雰囲気が出ている時しか送れない人も多いと思う。
その場合は、飲み会で起きた面白いエピソードを話題に選び、「飲み会後にLINEした」という事実だけでアピールするようにしよう。この方法であれば好きバレを心配することなく、「仲良くなったからLINEした」という感じで好きな人が受け取ってくれる。
その他には、好きな人と話したことを飲み会後のLINEの話題に選ぶのがおすすめだ。
たとえば、「○○君も△△が好きだったんだね、意外だったな」とか「○○くんが△△のこと詳しいって知らなかったよ、今後もっと教えてね」みたいな感じで、飲み会中の話題を飲み会後のLINEに繋げて会話を広げていくと、盛り上がった際に日常的にLINEする関係になれたりすることがある。
好きな人との距離感が遠い人ほど最後に紹介したLINEの仕方が合っているので、普段あまり好きな人と話せない人は、飲み会中にLINEのネタになる話題を深堀しておくと良い。
飲み会が終わった後にLINEして、数日置いてからまたLINEする際に飲み会で得た情報を活かすと、好きな人目線で楽しいLINEができる。LINEだけで好きな人が好む話題を見つけるのは難しいので、飲み会中の会話でなるべく好きな人のことが理解できるように会話を展開していこう。
飲み会で好きな人にアピールした後の行動
飲み会で好きな人にアピールしたら、それをきっかけに2人が親密になれるように「その後の行動」を最適化しよう。
このパートでは、「飲み会で好きな人にアピールした後の行動」について3つのポイントを挙げて解説する。
好きな人にアピールできたら、飲み会後も積極的に行動して、飲み会をきっかけに親密になっていく
飲み会で好きな人にアピールできたら、単発で終わって印象が薄れないように、飲み会後も積極的にコミュニケーションをとって、飲み会きっかけで親密になれるように動いていこう。
恋愛アプローチの基本である「話しかける」「連絡する」に積極的になれば、飲み会でのアピールがより活きてくる。
特に、付き合うに至る恋愛の仕方は、あるきっかけを境に「急激に親密になる」のがポイントになっているので、飲み会でのアピールに成功したらタイミング的に勝負の時を迎える。
「しつこい」「強引」と思わずに、好きな人に積極的にコミュニケーションを取って行って、その急激に親しくなる瞬間を自分から作っていこう。下の記事も参考にしてほしい。
酔わないと話しかけられない人や、夜一人の時に好きな人にLINEできない人は片思いのアプローチに致命的な欠陥を抱えているので、飲み会後に気持ちを切り替えて頑張ってみよう。
飲み会後は好意を伝えるアピールにも頑張る(褒め方を変える、褒める頻度を変える)
飲み会中にアピールできたら、その後は好意を伝えるアピールにも頑張ろう。特に、褒め方を変える、褒める頻度を変えるのは、基本にしてすごく重要なアピールの仕方だ。
飲み会で好きアピールに頑張ったり、自分アピールに頑張った人は、その後の態度で奥手ぶりを発揮してしまうと、好きな人から「酔ってたからだ」「リップサービスだったんだ」と思われる。
そもそもの常識としても、1回2回褒められただけで真に受ける人は少ないので、アピールした飲み会後は親しくなれた人ほど恋愛的な褒め方にチャレンジしていきたい。
「すごいね」「さすがだね」みたいな褒め方だけでなく、「かっこいい」「可愛い」という言葉を使って褒めるようにしてみよう。
前述している通り、ここは外見よりも内面についてかっこいい・可愛いと褒めるのがポイントなので、気持ち悪い褒め方をしないのは前提である。
ただ、好きな人を褒めない人より、どんな方法であれ好きな人を褒められる人の方が恋愛的には有利なので、考えすぎて行動できないくらいなら飲み会後は「積極的に褒めるようにしてみよう」と決めても良い。
飲み会でアピールした人は、好きな人から本心・本音を疑われていることも多いから、ぜひ継続的なアピールをすることで好きな人の気になる人に昇格していこう。
好意の伝え方については下の記事で解説しているので、こちらも活用すると良い。
飲み会後は好きな人を小規模の飲み会に誘うことでさらに親しくなっていく
好きな人にアピールした飲み会後は、個別の誘いにもつなげていきたい。
飲み会中に脈ありサインが出て2人でご飯に行ける雰囲気があるなら、飲み会きっかけで2人で会う流れを作ってみよう。
ただし、職場恋愛やサークル内恋愛の場合は、気軽に2人で会う誘いをすると、断られた時に気まずい雰囲気になってしまうリスクが高い。飲み会のアピールだけでは、誘いの成功率が読めないことも多いだろう。
そこでおすすめなのが、大人数の飲み会から少人数の飲み会に繋げて、さらに親密な関係を目指すアプローチ方法だ。
好きな人を2対2(4人)や3対3(6人)の飲み会に誘うと、人数が多い飲み会よりもアピールできるチャンスが多いし、コミュニケーション濃度も高まる。そして何より、前回の飲み会でアピールしてる分、次の飲み会でもあなたのアピールを受け入れてくれたら、2人のサシ飲みに誘う根拠もゲットできる。
男性も女性も、ある異性から飲み会中にアピールされたら、相手がアリかナシかによって次の飲み会中の態度を変える。その前提の中、少人数の飲み会に誘って楽しく会話ができ、様々なアプローチやアプローチを嫌がることなく受け入れてくれるなら、2人でご飯に行くくらいはOKしてくれる状況なのがほぼ確定する。
脈なしの場合でも、あなたと好きな人との間に繋がりがある場合は少人数の飲み会の誘いにOKしてくれるけど、2回連続で飲み会中にアピールされたら普通の人は相手への評価で態度を変えるので、それを確認して次の誘いの内容を変えると状況に合ったアプローチ方法が実践できる。
恋愛について色々と調べる人はリスクが低い恋愛の進め方を探していると思うので、飲み会中に少しでも好きな人と親しくなれたら、次はもっと少人数の飲み会に誘って脈を確認しよう。
前回の飲み会でいい雰囲気になった場合はストレートに2人で会う誘いをする方が良いので、状況を見極めて適切な行動を取ってほしい。
まとめ
今回は、飲み会で好きな人にアピールする方法を解説した。
好きな人とお酒を飲む機会は恋愛に奥手な人ほどチャンスで、普段思い切った行動や態度を取れない人は、酔った勢いを利用しつつ好きな人にアピールしたい。
この記事では、飲み会前から飲み会後まで、どのようにして好きな人と親密になるか、どうすれば好きな人にアピールできるか解説したので、より効果的な方法でアプローチする上でぜひ参考にしてほしい。
付き合う前の恋愛は、好きな人に頑張ろうと思う時に「恥ずかしい」「嫌われたらどうしよう」「自分のことが好きじゃないと分かったらつらい」などとネガティブな心理になりやすいが、飲み会の場だったらお互いに酔っているので行動しやすい。
もし頑張ってみたいと思う飲み会があるなら、少しでも自分を意識してもらえるようにアピールしてみよう。
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