聞き上手な男性は、話を聞いてあげない男性と比べるまでもなく、女性からモテる男性のタイプである。
男女ではコミュニケーションの目的や方法に違いがあるため、女性にしゃべらせる技術を持った「聞き上手な男性」は、好きな人や気になる人と仲良くなるのも得意にしており、恋愛関係に発展させることもできている。
話を聞いてくれる男の評価は女性全般から高く、聞き上手な男性は女性が「ついつい話したくなる人」になっていてモテる傾向が顕著である。
しかし、聞き上手になるのは「男性が恋愛する時のポイント」であるはずなのに、多くの男性は自分の感覚で女性と会話する中で、好きな女性からさえ「話を聞かない男」と思われることも多くなってしまっている。
女性の話を聞いてあげているつもりになっていても、女性の話の聞き方におけるポイントや注意点が押さえられていないケースが目立つのである。
そこで今回は、女性からモテる聞き上手な男性になりたいと思う人のために、「聞き上手な男性の特徴」と「女性から聞き上手だと思われるためのコツや注意点」を解説する。
女心が分からない人や男女の違いに疎い人は、女性から悪い印象を持たれる「話の聞き方」をするので、女性との会話で話を聞くときの注意点を理解してみよう。これが分かってないと彼女の話を聞く時も地雷を踏んでしまい、せっかく彼女ができても長続きしない男になってしまう。
「自分の話を聞いてくれる男性が好き」というのが女性の感覚だ。苦手な人は改善・対処のヒントにしてみてほしい。
- 聞き上手な男性になるのための前提知識:男性と女性では「会話に求めるもの」が違うから「話の聞き方」も違う
- なぜ聞き上手な男はモテるのか、どうして女性の話を聞くのが上手い男性はモテるのか
- 聞き上手な男性の基本的な特徴
- 聞き上手な男子は、相槌を上手に使ってるのが特徴!女性の話の聞き方は「相槌」と「合いの手になる質問」がポイント
- 聞き上手な男性がやってる会話テクニック「オウム返し」の使い方:女性が共感を感じる聞き方とは?
- 聞き上手な男性は「笑顔で話を聞くこと」ができるのが特徴
- 女性の話を受け止めてくれる男性は、聞き上手な男性
- 女性が聞いてほしい話を聞くときは携帯をいじらない!聞き上手な男性の態度とは?
- 聞き上手な男性は目を見て彼女の話を聞く
- 気の利いた言葉が言えない男性も大丈夫!聞き上手な男性になりたいなら相手の女性に興味を持つ、関心を持つことが何よりも大切
- 聞き上手な男性になるには女性心理を理解しよう!男性が問題にしがちなコミュニケーション上の課題
- まとめ
聞き上手な男性になるのための前提知識:男性と女性では「会話に求めるもの」が違うから「話の聞き方」も違う
聞き上手になりたいなら、まず知っておくべき前提知識が「男性と女性では会話に求めるものが違う」ということ。
ここが分かってないと聞き上手な男性になることはできないので、最初に確認しておこう。
男女の「会話」における価値観の違い
男女では、会話の価値観が根本的に違っている。下に簡潔にまとめるので、どのように違うのか把握しておいてほしい。
- 男性の会話=情報交換やアドバイスなど、会話に「目的」や「成果」を作りたがる
- 女性の会話=コミュニケーションそのものを楽しむ傾向が強く、会話中に「共感」や「共有」をしたがる
女性との恋愛では、男女で会話に対する考え方が違っているのは、前提として知っておくべき知識だ。
このような背景があることから、男性が女性と話をする時や、女性の話を聞く時は、「話のオチ」を期待しないことが大切で、「共感・共有」を大事に会話を展開するのがコツになっている。
女性の話の聞き方は男性のそれとは違っているので、しっかりポイントを押さえた会話中の態度を心がけよう。
女性の話の聞き方では「オチを求める男性」が、女性目線では話を聞いてくれない男性に映っている
会話に目的意識のある男性は、特に女性と長い時間会話をしている時に「それで?(何が言いたいの?)」みたいな言葉でオチを求めたり、その話をした目的を知りたがるけど、女性の話に対して「意味」を明確にしたがる男性は、女性目線で「話を聞いてくれない男」に映るので、十分に注意してほしい。
意味がないと話をしちゃいけない、オチがない会話はしちゃいけないと思えば、聞き上手だと思われるはずもない。
女性は、(男性からすると)だらだら自分の話をすることがあるが、なぜオチがない話をするかと言うと「会話自体を楽しむ感覚を持っているから」だ。
女性は話すのが目的であって聞いてもらうのが目的(=「共有」が目的)だし、自分の話に「共感してほしい」と思ってるので、「それで?」なんて言われたら、全く楽しくない会話になってしまう。
女性が話を聞いてもらえたと思う時は、自分の話を楽しそうに聞く態度を見た時であり、共感してもらえたと思う時なので、この点は聞き上手な男性になるために最初に押さえておきたいポイントだ。
男性の会話と女性の会話は根本的に意味合いからして違いがあるから、前提を間違わずにより楽しいと思ってもらえる会話に頑張ろう。
基本を押さえた上で、次は「聞き上手な男性がモテる理由」を明確にする。
なぜ聞き上手な男はモテるのか、どうして女性の話を聞くのが上手い男性はモテるのか
なぜ聞き上手な男性がモテるのかと言うと、理由は大きく4つある。
女性の話を聞くのが上手い男性がモテる理由を解説しよう。
聞き上手な男がモテる理由① 女性の感性に合わせた会話ができるため、好印象を持たれるから
まず、聞き上手な男性は相手女性から好印象を持たれるのがモテる理由で、女性の感性に合った会話の仕方ができると、そのままあなたの高評価につながる。
逆に言うと、多くの男性は会話の仕方のどこかしらに減点材料があり、聞き上手な男性は少ないから、女性の話の聞き方が上手いと相対的にモテる面がある。
人と人のコミュニケーションという意味では、もちろん女性が男性の会話の好みに合わせることも重要になるのだけど、男性が好きな人を落とすコミュニケーション術としては女性の感性に合った会話の仕方ができるに越したことがない。
その具体的な方法に関してはこの記事を通して解説するので、「会話」を技術の面から学ぼう。
聞き上手な男がモテる理由② 長時間の会話を楽しく成立させることができるため、仲良くなれるから
聞き上手な男性は、女性が話していて楽しいと思う相手なので、異性との会話なのに割と早いタイミングから長時間の会話が可能だ。
モテない男性ほど、いいなと思う女性との会話が短い時間で終わりがちだけど、聞き上手な男性は長く話せるから意中の女性と仲良くなることができている。
いいなと思う女性以外との会話でも、女性目線で自然な話の聞き方ができるのが聞き上手な男性なので、好きか好きじゃないか関係なく仲良くなる女性が多くなり、その結果としてモテるようになるところもある。
しかも、聞き上手な男性はその女友達の多さから「女心・女性心理」を学んでいく機会も多く獲得でき、さらに心地良いコミュニケーション術を身につける好循環を起こす。
聞き上手な男性でも、当然ながらイケメンかどうかでモテるモテないの差ができるけど、本来ならモテない男性でも「聞き上手なところ」が女性への理解度を高めるので、女性の話の聞き方が下手なイケメンよりもモテることがあるくらいだ。
聞き上手な男がモテる理由③ 深い話ができるから
聞き上手な男性は、ただ好きな人と仲良くなるだけでなく、その会話上手なところを活かして「深い話をする」から相手女性と深い仲になることができている。
ノリがいいだけの男は、会話自体を続けることは得意だが、あまりにも中身のない会話をしても女性はあまり印象に残らない。こういう男は自分の話を聞かせるのがメインになっていることも多いので、男性側が思うほど女性は仲良くなった実感もない。途中で質問メインに切り替えても、なかなか深い話ができないタイプが多いのだ。
しかし、聞き上手な男性は、女性がもっと自分のことを話したいと思う話の聞き方をするため、濃い話ができているのが特徴になっている。当然、女性の心にも深く印象が残り、親しくなった感覚も与えている。
特に恋愛においては「他の友達にはしない話」ができると親密感が出てくる傾向があるけど、聞き上手な男性は楽しく会話を続ける中で女性が心を開くため、そんな深い話が自然に出る。
好きな人と話してる時につい表面的な話題に留まってしまう男性は多いけど、この記事を読めば好きな人と深い話ができるようになるので、ぜひ期待してほしい。
聞き上手な男がモテる理由④ 女性の好みを把握することができ、得た情報を誘い文句に繋げるから
聞き上手な男性は、好きな人から色々な話を引き出すため、好きな人の情報をたくさん取得する。
その中には、好きな人の好みや趣味、休みの日の過ごし方やよく遊びに行く場所などの情報が含まれ、誘い文句に繋げられる情報も取得している。
聞き上手な男は、何とか会話を持たせるだけの男と比較して相手女性への理解度が高くなるのが特徴だけど、会話中に取得した情報を基に(相手女性目線で)ベストな誘い方に繋げているのがモテる理由になっていて、脈あり以外の女性ともご飯に行ったり、遊びに行ったりしている。
詳しくは下の記事で解説しているのだが、女性がご飯に行ったり遊びに行く際は、誘ってきた男性への好意の有無だけがOKするか断るかの判断基準になっていない。むしろ、その誘いが自分にとってポジティブな気持ちにさせる誘いかどうかで返事の方向性を判断している節さえある。
聞き上手な男性は、女性を誘う時にそれまでに得た相手女性固有の好みや趣味を参考に誘い方を最適化させるので、単純に一般的な女性の好みを参考に誘うその他の男性と比較して誘いの成功率が高い。
女性とご飯に行ったり遊びに行ったりする経験が多ければ、意中の女性を落とすことも多くなるし、そこまでじゃなくても女性と2人で過ごす機会と時間が多くなって恋愛力は強化される。
聞き上手な男性がモテる理由にはこんなところも関係しているので、ぜひこの記事を参考にあなたも女性との会話が上手くなる方法を学んでみよう。
それでは、さっそく具体的に解説していく。
聞き上手な男性の基本的な特徴
聞き上手な男性になる方法を解説する前に、基本的なところで「聞き上手な男性の特徴」を解説する。
すごく初歩的な内容にはなるけれど、基本からしてズレているとどんな工夫も効果がないので、まずは「どんな話の聞き方ができる男性が女性は心地良いのか」という部分をしっかり押さえておこう。
聞き上手な男性の特徴① 女性の話を興味を持って聞くことができ、相手に表情や態度からそれが伝わる
聞き上手な男性は、女性の話を興味を持って聞くことができる。
同性同士の会話と比較して、異性との会話は普段よく話す話題とは違うことが多いけど、聞き上手な男性は女性がどんな話題で話をしてきても興味を持って聞くことができ、会話へのモチベーションを表情や態度で伝えるため、話し手である女性は気分よく自分の話をすることができている。
シャイな男性は好きな人や気になる人が相手の時ほど、好意を持ってることがバレないように無表情で話を聞いたり、無意識にポーカーフェイスになってしまうことがあるが、聞き上手な男性になるならむしろ表情に関してはコロコロ変わる状態が望ましい。
女性の話の聞き方は、相手の話の内容に応じて喜怒哀楽を表現する方が「興味を持ってくれてる」と思わせることができるので、普段よりオーバーリアクションで話を聞く方が良い。
実際、表現力が低い男性は、オーバーリアクション気味に反応している状態が女性目線で丁度いい反応になっていることが多い。女性の話の聞き方に自信がない男性は、興味を伝える反応の仕方をしながら女性の話を聞くようにこれから工夫してみよう。女性のテンションが変わるはずだ。
聞き上手な男性の特徴② 最後まで集中力を切らさずに話を聞くことができる
聞き上手な男性は、相手の女性との会話が終わるまで集中力を切らさずに、最後まできちんと話を聞くことができるのが特徴だ。
女性の話の聞き方が下手な男性は、会話の最初は頑張って女性が話しやすいように色々と工夫するのだけど、何分かすると「自分が何を喋ろうかと考えてる時間」が多くなっていき、話を聞く集中力が途切れてしまって、結果的に相手女性に「私の話に興味無さそう」と思わせている。
確かに男としては、恋愛対象の女性との会話では「笑わせたい」「面白いと思わせたい」など、自分の評価を上げることも目的になるけれど、そういう余計なことを考える瞬間こそ「聞き上手な男性がモテる」という事実に着目して、きちんとした態度と反応で女性の話を聞くべきだ。
聞き上手な男性は、相手女性と仲良くなるまではなるべく相手に喋らせるようにして距離を縮めているので、まずは「俺と話してると話しやすいと思わせよう」と意識するだけでも良いくらいである。
やっぱり、誰かに自分の話をする時は最後まで興味を持って聞いてほしいのが相手の本音なので、良かれと思って他のことを考えている時でも、話の聞き方でがっかりさせないようにしよう。
聞き上手な男性の特徴① 途中で話に割り込まず、話の腰を折らない
聞き上手な男性は最後まで集中して女性の話を聞くと言ったけど、これを達成するために気をつけていることが「途中で話を遮らないこと」である。聞き上手な男性は女性の話の腰を折らないのが特徴だ。
相手の話を自分の話に持っていく人が嫌われるのは多くの男性が知っていることだが、男性がいいなと思う女性との会話では、実はよくやってしまうことでもある。
なぜか言うと、男性は女性との会話で「アピール」をしたくなるからだ。女性の話を聞いてる時に「その話題だったら面白い話ができる!」と思うと、女性の話を途中で遮って話をしてしまうことがよくあるのだ。
特に男性の場合は、心理的に「会話が面白くなる」という結果の方にフォーカスしやすいところがあるため、話を思いつくと反射的に「女性の話の腰を折る」という行動をとりがちだ。男同士の会話で「ツッコミが多い」こともこれに関係している。
しかし、この時の女性心理はどうかというと、「コミュニケーションを楽しみたい」と考えていて、「どっちが話す方が面白いか」より「心地良い会話のキャッチボール」を求めている。
簡単に言えば、「私の話を聞いてからあなたの話をしてよ」という気持ちで自分の話を遮る男を見ている。
聞き上手な男性はこの点をしっかり押さえた上で女性とコミュニケーションを取るから、話を聞くのが上手い。思いついた話があっても、女性の話が終わるまで集中して聞き役に回るので、自分が話す番になった時に女性は何も不満なく集中して話を聞く。その結果、2人が会話に違和感なく集中でき、楽しい会話ができる。
男性が異性との会話が難しいと思うのは、単純に会話が続くことが成功と思えず、アピールしないといけないと思ったり、笑わせたいと思うからだ。でも、聞き上手になることで女性が満足する会話は可能だから、この記事で会話の技術を学んで、好きな人から素敵だと思ってもらえる態度で会話できる男になろう。
聞き上手な男性の特徴④ 相手が話を展開しやすいように必要な質問を入れられる
聞き上手な男性は、女性が話しやすいように質問を交えながら会話するのが特徴だ。
女性の話を聞くのが下手な男性は、ただ反応しながら女性の話を邪魔しないように「聞くだけ」になるが、聞き上手な男性は「質問しながら聞く」という態度をとる。
先ほどは、女性の話を遮るのはダメだと言ったから混乱する人がいるかもしれないけど、「話の腰を折る」とは、相手の話を途中で遮るだけでなく、「話の途中で別の話を持ち出す」「相手の話を聞き終わる前に自分の話をする」ということを差す。
つまり、相手の話を聞いてる中で疑問点を質問することは該当しないのである。
もちろん厳格な雰囲気の会話では良くない作法にはなってくるのだが、男女の会話はもう少しラフで、一方的に話をするのもあまり良い気がしないものだ。質問を挟むと、それに答える形で自分の話がスムーズにできる面もあるので、実は聞き上手な男性がよくやっていることなのである。
ここは「単純な質問」にするのが女性から話を聞くのが上手いなと思われるコツなので、質問しようとして自分の話になってしまうことに気をつけると良い。
この部分はもう少しテクニックがあるので、次の見出しでさらに詳しく解説する。
聞き上手な男子は、相槌を上手に使ってるのが特徴!女性の話の聞き方は「相槌」と「合いの手になる質問」がポイント
コミュニケーションの基本を学ぶために新入社員研修などでよくやるのが、「相槌を打たない相手に話をして、相槌の大切さを学ぶ」という研修なのだが、実際やってみると自分が話をしているのに相手が相槌を打たない場合、ものすごく話しづらい印象を持つ。
要は、会話中の相槌は「話しやすい男性(=聞き上手な男性)」になるために必須の行動ということ。
自分が話してる時に相手が無反応に近いと、話を聞いてもらっていない感覚を覚えるどころか、不快に感じて話をしたくなくなるのである。
- 相槌がある=話を聞いてくれている印象を持ち、リアクションが心地良い
- 相槌がない=話を聞いてくれているとは思えず、リアクションがないことで話をやめたくなる
当たり前の話だけど、女性と会話をする時にも「相槌」など分かりやすいリアクションを挟むことは本当に大事なことだ。
真剣に話を聞くがあまり無反応になると、興味のない態度だと思われて相手のテンションも下がるし、話をしていても楽しくない。特に、返答に困った時や、次に話すことを考えてる時は、意識的に気をつけるようにしよう。
ただ、現実的には興味のある女性の話を相槌すら打たずに聞いている男性はほぼいない。
そこで「聞き上手」と思われるポイントとなるのが、「質問力」である。単純に相槌を打つだけじゃなくて、「合いの手を入れる」ことが女性の話の聞き方で重要になるのだ。
聞き上手な男性がやっている4つの質問
モテる男とモテない男の差を決める「質問」に関しては、相手が話しやすくするための質問ができると「聞き上手な男性」とのイメージを持ってもらうことができる。
具体的には下の4つがポイントになる。女性の話を聞く時は、相槌を打ちながら下の質問を適宜織り交ぜていこう。
- 話を進める質問:「それで、どうなったの?」
- 相手の感情を引き出す質問:「その時、○○はどう思ったの?」
- 詳しく話すきっかけになる質問:「ん?それはどういうこと?」
- 相手の感情に同調し、共感する質問:「それはおかしいよね?」
相手の話を聞く時の質問には色々な種類があって目的や効果も違っているので、ぜひ上記のポイントをすべて押さえて、女性の話を聞く際に挟んでみてほしい。
女性の話を聞いていて、何か疑問があるということはそれだけ興味をもって聞いている態度になるし、相手の質問に答える形なら自分ばかりしゃべっていても嫌な感じがしないので、心地良い雰囲気で「話を聞いてくれる男性」と思ってもらえる。
話し好きな女性でも、「相手が興味をもって自分の聞いてくれているか」は気にしているので、そう感じる態度を積極的に見せるためには「気の利いた質問」が必須だ。聞き上手な男性が自然にやっていることなので、あなたも取り入れてみよう。
疑問に思ったことは、相手の呼吸に合わせて挟むようにしてみると、話の腰を折るどころか余計に会話が盛り上がるきっかけになる。
聞き上手な男性がやってる会話テクニック「オウム返し」の使い方:女性が共感を感じる聞き方とは?
聞き上手な男性になりたい人は、ぜひ「オウム返し」を実践してみてほしい。
会話中のオウム返しに関しては、男性の価値観だと「同じ言葉を繰り返ししても冗長的で無駄だ」とも思ってしまうところ、女性の価値観では「よく話を聞いてくれて、共感してくれる」と思ってもらえる。
女性のコミュニケーションは共感を大事にしていると説明したが、オウム返しと質問を組み合わせることで聞き上手な男性の特徴である「共感力のある男性」だと印象付けることができるのだ。
例えば、下のような会話が聞き上手な男性の話の聞き方なので、太字にしたところに注目しながら確認してみてほしい。
男性「ずっと残業続きだったんだね。体調崩したりしなかった?」
女性「そう!寝不足でお肌荒れるし、上司はイライラしてるし最悪だったの!」
男性「イライラしてる上司ってが本当うざいよね笑」
女性「ねー!人に当たる人って絶対やだ!」
男性:「ほんとそれ笑、○○ちゃんの言うことめっちゃ分かるわ」
ただのオウム返しだと手抜きリアクションみたいに感じさせることがあるため、オウム返しの後に質問を付け加えたり、自分の感想を言うのがポイントだ。
さらに、女性のリアクションもポイントで、男性からオウム返しをすると女性は「共感」を感じて同調する言葉を発することが多い。こうなると、会話全体に共感のある会話となるため、会話の流れがすごく良くなる。
男性同士の会話とは違い、女性との会話では積極的にオウム返し+質問(感想)のコンボで共感のある会話をしよう。
女心に寄り添ったコミュニケーションが可能になり、自然に聞き上手な男性だと思わせることができる。男同士の会話と同じ話の聞き方だと女性は「つまらない男」だと思うことも多いので、ぜひこの技術は身につけたいところだ。
聞き上手な男性は「笑顔で話を聞くこと」ができるのが特徴
たとえ話の内容が相談系やグチ系の話でも、笑顔で話を聞くのは「聞き上手な男性」になるための基本的な態度である。
話をしている人は「相手はこの話を聞いてて楽しいのかな?」という不安があるので、全体的な印象としては笑顔で話を聞くのが望ましい。
ただ、笑顔で話を聞くのが似合わない内容もあるのが現実である。だったら、話が脱線しない程度にリアクションでボケてみたり、軽く笑わせてあげると会話全体の雰囲気が良くなる。
笑顔にならない話題だったら、笑顔になる瞬間を男性側が作ってあげると、女性は「話してて楽しい男性だな」と思っていく。
ぐちぐちした話はお互いに笑顔のない会話となって、ふとした瞬間に雰囲気の悪さを痛感することがあるので、適度に笑顔を挟める会話の展開をして、「この人、話しやすい!」と、女性から聞き上手に思ってもらえる展開の仕方をしてあげよう。
前向きにさせてくれる男性はモテるので、そこも意識できるといい。
では、具体的にどのように女性を笑わせるかと言うと、女性の話に合わせて自分の失敗談を織り交ぜると良い。
たとえば、こんな会話イメージだ。
男:「そういう人いるよね、仕事のミスなら何か言われても我慢できるけどさ、関係ないこと言われると、え?って言いたくなるよね」
女:「○○くんの周りにもそんな上司いるの?」
男:「○○ちゃんの上司と似てるかわかんないけど、俺が出会った最悪な上司はね、陰で生活指導って呼ばれてたよ、仕事のことで注意することはないんだけどね、その他のことで毎日のように誰かに注意してるの、先生かよって思ったね」
女:「ほんとにそんな人いるの笑?」
男:「マジマジ!しかもそういう人に限って仕事ができないじゃん?ほんと仕事のモチベ下げてくるからなるべく関わらないようにしてたよ」
女:「○○くんも意外と苦労してるんだね笑」
男:「意外ってどういう意味よ笑」
女性の話を聞く時に愚痴が始まると、「共感」を大事にしないといけないと思う男性は、つい暗い雰囲気にしてしまうことがあるのだけど、上のような会話を展開すると笑いがある会話になって、女性は安心して色々な話ができる。
もちろん、きちんとした話の聞き方をするべきシチュエーションもあるからすべての機会でおすすめするわけじゃないけど、そこまで親しくない男女の会話だと「暗い雰囲気が続く」のがあまり良くないので、適宜こういう話で場を和ませながら話した方が次につながっていくし、会話が終わった後で「聞き上手な人だったな」と思わせることができる。
聞き上手な男性は会話中の雰囲気の調整も行っているので、会話の技術としてこんな方法も覚えておこう。
女性の話を受け止めてくれる男性は、聞き上手な男性
聞き上手な男性は「女性の話を受け止める」のが特徴だ。
女性の話を聞く時はじっくり話を聞いてあげることがすごく大切で、聞き上手な男性は頭から彼女を否定しないように話を聞く。
女性の話を聞く時は「相手を否定しないこと」を念頭に置くこと
女性が誰かに話をする時は、その話を受け止めてほしいと思っていて、たとえ自分が間違ったことを言っていたとしても、頭から否定されることを非常に嫌がる。
正論なら女性も既に分かっていることであって、女性が話をする時はアドバイスや正しい方法を求めてない。気持ちを分かってほしくて、自分の気持ちを受け止めてほしいのだ。
ただし、なんでもかんでも女性を肯定する男性は、女性目線で物足りない男とも映る。自分がないようにも見えるし、すべてを肯定されたら話を合わせている印象も持ってしまう。
したがって、女性の話の聞き方は、前半で肯定メインに共感を伝え、後半は少しだけ否定の言葉も織り交ぜるのがポイントになる。その割合としては「肯定8~9:否定2~1」くらいの割合になるように調整すると良い。
そうすることで、話を合わせてる感覚がなくなり、共感してくれることに価値が出てくるし、会話の展開にもアクセントがつけられる。会話の全体像として話を受け止めてくれてる印象 になるのでおすすめだ。
女性にアプローチする時に、下から目線で接すると男性としての魅力に欠けるので、「全部肯定」も悪手になるから注意しよう。
共感をメインにするのは基本だけど、共感だけの会話はつまらないので、ちょっとだけバランス調整すると良い。
女性の話に共感できない時は、どのように女性の話を受け止めると良いのか
女性の話に共感できない時は、相手の女性がたとえ間違っていると思っても、「なんで?」と理由や原因を聞いてあげたりして、彼女の気持ちを深く知ろうとすれば共感できる部分が見つかる。
きちんと話を聞き終わった段階で有益なアドバイスをするなら彼女も素直に聞いてくれる可能性があるけど、ハナから否定されたら喧嘩になる可能性すらあるから、相手がどんな話をしようとも女性の話の聞き方では序盤で否定するのはNG行動だ。
女性は、自分の気持ちを整理するためにも「男性に話を聞いてほしい」と思うことがあるから、もし彼女が精神的に混乱している様子なら本当にじっくり話を聞いてあげるタイミングである。
そういう時は、「自分がどう思うか」と考えるより「彼女がどう思ったか全部話してもらおう」と考え、彼女が自分の話をまとめる中で頭の中も整理されていくような会話を展開しよう。
好きな女性が困っていると男性は「救ってあげたい」と思って解決策や対処法に意識が行きやすいけど、女性が求めてるのは「受け止めてくれること」なので、趣旨を間違わないように気をつけてほしい。
女性の話を受け止めることができると「聞き上手な男性」とのイメージが非常に高くなるので、意識的に器の大きい男で接しよう。
女性が聞いてほしい話を聞くときは携帯をいじらない!聞き上手な男性の態度とは?
聞き上手な男性になりたいなら、携帯はなるべく触らないようにしよう。基本中の基本だが、「これくらいなら…」と、つい時間を見たり通知を確認する男性は少なくない。
特に注意をするべきが、女性の「聞いてほしい話」を聞く時だ。
たとえまとまっていない話で全体像が掴みにくい話になっても、一生懸命話している時ほど相手のリアクションが気になるため、最低限のポイントは外さない男でいたい。くだらない話をしている時や、どうでもいい話を聞いてる時も同様だ。
現実的にデート中で携帯を触ってしまうこともあると思うので、最低限「大事な話」の時は意識的に彼女に集中して、トイレなどを利用して携帯のチェックをするに留めよう。
聞き上手な男性は話を聞く態度を貫くから「ながら聞きしない」のが特徴
聞き上手な男性は携帯をいじりながら聞いたりなどの”ながら聞き” をしない。
女性が話し始めたら話し終わるまで話を聞く態度を貫くため、女性が話したい相手になれている。
男女の会話中は様々な仕草も勘案されて「自分の話を興味を持って聞いてくれてるか」相手は無意識にも判断してるので、女性との会話では “ながら聞き” をしないように注意しよう。
特に好きな女性が相手だと照れ隠しでそわそわした態度になってしまうコミュ症の人がいるが、どんな事情があっても女性の話に集中してないなら相手目線では話しづらい人になってしまうので、恥ずかしくても向き合って話を聞くべきである。
聞き上手な男性は目を見て彼女の話を聞く
より積極的に相手の女性に「気持ちを伝えたい」と思う男性は、ぜひ目を見つめて話を聞くようにしてみてほしい。
常に目を見て話を聞くのも圧力みたいのを感じるけど、そっぽを向いてるとその話に興味を持ってないと宣言するような意味がある。
目は口ほどにモノを言う。見つめる瞳にはパワーも宿るため、一生懸命に聞き上手になるなら目を見て話を聞く方が女性はドキドキするし、恋愛的な意味合いも考えさせられる。
特に感性の強い女性は、あなたの態度や言葉よりも全体的な雰囲気を見ている場合も多いので、しっかり目を見て話を聞いてくれる男性に聞き上手だなと感じる。
恋愛のアプローチ、アピール効果も高いので、ぜひ恋愛中の男性は好きな人の前でやってみよう。
気の利いた言葉が言えない男性も大丈夫!聞き上手な男性になりたいなら相手の女性に興味を持つ、関心を持つことが何よりも大切
恋愛が苦手な男性は、聞き上手な男性を想像したときに「女性が喜ぶ言葉や、気の利いた言葉が言える」という特徴を挙げる人がいるのだけど、本質は少し違っている。
聞き上手な男性になるために、何よりも大切なことは「相手の女性に興味を持つこと、関心を持つこと」だからだ。
男性心理に比べて女性心理は複雑で、男性から見ると本当に感性が高い。恋愛にテクニックも大事ではあるが、その慣れた感やチャラさを苦手にしている女性は多いし、真っすぐに愛情を注ぐ男性に心を動かされる女性は実際に多い。
気の利いた言葉が言えなくても、相手にきちんと興味・関心を持っていれば、話を聞いている内にそれは伝わる。カッコつける必要はないので、気が利いた言葉が言えないなら素直な言葉を返してあげよう。ここまで述べてきたことを実行すれば、その気持ちが伝わる。
「もっと気の利いた言葉じゃないと…」
「女性が喜ぶ返しができない…」
こんな不安から結局、相手の女性に自分らしく振舞えないでむしろ自分を抑えてしまい、女性から「本当に話を聞いてくれてるの?」と思われている男性がいる。
言葉を選んでる内に「何も言えない」で、反応が悪くなってしまうのだ。
自信が持てないと聞き上手だと思われる話の聞き方ができない部分があるが、あなたの持っている相手への興味・関心はたとえ不器用な言葉でも伝えるように頑張ろう。その態度が聞き上手だと感じさせる。
もし女性の話を聞いてる時に何も言えないと思うことが多いなら、下の記事を読んでおくと良い。会話中に女性を癒せる男性はモテる。
最後に気を付けるべき注意点についてまとめる。
聞き上手な男性になるには女性心理を理解しよう!男性が問題にしがちなコミュニケーション上の課題
男性心理と女性心理は微妙に違っているところが多い。これが原因で「恋愛」が難しいと思う人が多いわけだが、「男女の会話」におけるポイントや問題点とはどんなことだろう?
理解するべきところを解説していこう。
聞き上手な男性がやっている「女性の話の促し方」
女性が何か話し始めて少し時間が経つと、「あ、しゃべりすぎ?」とか「あ、やっぱりやめとくね」とか言う時があるけど、これはだいたいが「話したいことがあるけど遠慮しようとしている時」なので、次の言葉を促してあげるのが正解だ。
もし、既に相手の女性が話をしている状態でこんな意味のセリフを聞いたら、「え?何?」と言うような感じで、話を促してあげよう。
聞き上手な男性は女性が自分の話をするのを遠慮したタイミングでしっかり話の促し方ができている。
女性が遠慮した時に今度は自分の番とばかりにしゃべると、「話を聞いてくれる男性」との認識にはならないから注意してほしい。
もちろんすべてのタイミングで女性を優先しなくてもいいが、遠慮しようとしていると言うことは話したい気持ちを我慢しようとしているということなので、そのまま流すのが得策と言えない。気遣いの一種で一言添えただけであることも多いので、男性として注意が必要となる。
「いいよ話してよ。聞きたいからさ。」
こんなセリフが優しく言えたら、きっと女性は聞き上手な男子だと思うはず。
聞き上手な男性になりたい人は、女性が遠慮して話を我慢しそうな時は優しく促してあげるのが正解だ。
聞き上手な男性になるには共感を大事に、解決策は控えめにする
ここは軽く前述しているが、女性の話の聞き方では、どんな話に対しても「共感・共有」をメインテーマに据えることが重要で、解決策は控えめを意識することが大きなポイントだ。
男性は論理的思考を好むから、悩みを聞いたら「解決を!」とつい対処法を考えてしまうところがあり、特に好きな人が相手になると自分の有能性をアピールしようと、無意識にも自分の返し方にアドバイス色が強くなっていく傾向がある。
父性の強い男性ほどこの傾向が強まるのだけど、女性の話を聞く時は「本当にその問題の解決を求めているのか」「自分が言おうとしているアドバイスに本当に気づいてないのか」について思いを巡らせないといけない。
ただ、女性が悩みを話す時はアドバイスを求めていないと言われているものの、実際はその時々で違っているのも事実で、ストレートにアドバイスを求められることだってある。頼られている時などは、自分の話もするべき時だ。
女性の悩みやグチに男性が色々な意見を言うのは、考え方や自分の経験などを語る機会にもなっていて、実際に男としてアピールできる場合もある。方法と言うか、言い方や伝え方が大事なイメージだ。
ただし、話を聞いてくれる男性をイメージすると「いつも解決したがる」のは明らかに間違いとなる。
男性に比べて女性の方がストレスを外に発散するので、愚痴を言うことが多く、不満を言葉にすることが精神的にも大事な意味を持っているから、そこで毎回アドバイスしていると「理屈っぽい」「説教される」と女性は思うので、控えめを意識する方がバランスがとれる。
アドバイスを語りたがる男性を女性が敬遠するのは、話を聞いてくれると言うよりも、自分の意見を通したがる男性をイメージするからでもあって、好きな人に一生懸命になった時に嫌われる男性は「議論好き」が災いしているケースが多い。
女性の話を聞き流すよりは意見を言う方がいいのだが、相手の女性がどのようなコミュニケーションを望んでいるかを考えた上で表現を考えることができるといい。聞き上手な男性はここら辺の察する力とバランス調整力が高いので、あなたも意識的に取り組んでみよう。
聞き上手な男性は女性が元気がない時に軽く一言声をかけている
男性はストレス時に一人になりたがるが、女性は人といたいと思うのが男女差だと言われている。
もし気になる女性や好きな人が元気がない時は、声かけができると「話を聞いてくれる男性」と思ってもらえるから、「そっとしておこう」とは思わない方がいい。
仲が良くないと話したくないと思うことも多いから普段の距離感から判断するのは前提になるが、軽い声掛けだけなら相手は選択の余地があるので、そうした行動から拒否感を感じない場合は「質問」を交えて女性のグチなり悩みなりを聞けるといい。
女性は、自分の話を聞いてほしいと思っていても、自分から話してくれない時がある。付き合ってると「彼女から電話してきたのに何も話さない」なんてことまであるのだけど、こういうタイミングで女性の話を引き出す男性は聞き上手な男性で、察することができる男性だと見られるから非常にモテる。
女性は愚痴や悩みを話すことが多いと再三この記事で伝えてきているが、このような時に女性がネガティブな話をすることに対して何も気にしないかというとそんなことはなく、「相手に負担になる」とか「気を遣わせる」と思うこともたくさんある。
聞き上手な男性はこの点に対処することができていて、「俺には何でも話していいよ」という気持ちを「声掛けする」という行動で示し、女性と親密な仲になっていく。
経験がないとなかなか上手にできないとは思うけど、聞き上手な男性になるには「女性が元気がない時の声掛け」も大事になっているので、普段の距離感が近づいてきたら女性の異変に気付いた時に「どうしたの?」「なんか元気なくない?」と話しかけることができる男性になろう。
タイミングがいい男がモテるのは有名な話だけど、聞き上手な男性の条件にもなっているので、恋愛に関しては「そっとしておく=放置する男」と解釈して、女性の迷惑にならないように配慮しつつ、軽くでもかかわっていくことが重要だ。
特に落としたい女性に対しては話しかけるタイミングも工夫しよう。
まとめ
今回は、聞き上手な男性になるために押さえておきたいポイントと注意点を解説した。話を聞いてくれる男性が好きな女性は多いので、ポイントだけでも普段の自分と比べて取り入れるべきところを精査して、自分の話の聞き方を改善しよう。
相手の話をよく聞ける人は、それだけ包容力がないと聞き役が務まらないし、自分の感覚を大事にし過ぎると、男女の場合はお互いで不満足なコミュニケーションになってしまうこともあるから、難しいと思う男性もいることだろう。
しかし、話を聞いてくれない男性に不満を覚える女性は多いので、深いコミュニケーションをとるためにも問題があるなら対処したい。
女性と話をする時は、相手の気持ちを考えて、少しでも気遣いのできる男性になろう。
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