恋愛している時、あなたは好きな人との距離感を意識してアプローチできているだろうか?
ただ押していくだけ、ただ気を遣って引いているだけになっていないだろうか?
恋愛では片思いでも両想いでも、好きな人との距離感が難しい。
恋愛すると好きな人との距離感が分からないという人も多く、好きな人と距離を感じる人もいれば、好きな人に近づきすぎたことで嫌われた人もいて、恋愛中の距離感は調整の難易度が高い。
そこでこの記事では、心の距離(精神的な距離感)も体の距離(物理的な距離感)もちょうどいい距離感で好きな人と接するために、各時期に応じた恋愛の進め方を「距離感」に注目して徹底解説する。
付き合う前の好きな人との丁度いい距離感を理解しよう。記事後半では「距離感を詰めるサイン」や「好きな人との距離感を縮める恋愛アプローチの基本」も解説している。
この記事のラストでは、「好きな人と近い距離感になったのに距離を感じるようになった、距離感が遠くなったと思ったらどうするべきか」も解説しているから、様々な場面でこの記事を生かしてほしい。
好きな人の距離感は2種類ある!恋愛の距離感とは「心と体の距離感」どっちも大事になる
恋愛すると、自分の気持ちを優先する人(ガンガン攻める人)と好きな人の気持ちを優先する人(奥手な人)の大きく2つにタイプが分かれるが、「距離感」で種類を考える際も2種類に分けられる。
恋愛の距離感とは、「体」と「心」の距離感2つ両方が大事になるから難しいし、微妙なのである。
- 好きな人との「体」の距離感(物理的な距離感)
- 好きな人との「心」の距離感(精神的な距離感)
心の距離感と体の距離感は、イコールの関係になることもあれば全く関連していない場合もあって、特に「心の距離感」は目に見えない分、恋愛経験がない人はつかみにくいという特徴がある。
恋愛では丁度いい距離感が大事だと誰もが理解しているのに、掴みにくく調整しにくいから「恋愛が難しい」と思う原因にもなっている。
体の距離感と心の距離感それぞれについて詳しく説明しよう。
好きな人との体の距離感とは
好きな人との距離感で具体的にわかりやすいのが「体の距離感」だ。
好きな人と話している時の距離感は、いい雰囲気になればなるほど縮まる傾向があり、恋人同士ではほぼゼロ距離でも会話することが増える。
顔を近づけ合って会話できる二人はそれだけ親密な関係だとみんなが思うけど、実際に恋愛が進むと付き合う前でも好きな人とゼロ距離で接する場面がある。
しかし、だからと言って好きな人との距離感は「ただ縮めれば良い」と言えないところに難しさがある。仲良くなる前から物理的な距離感を近づけると好きな人に不快感を与えることがあるから好きな人との距離感は「調整」が必要になる。
物理的な距離感「パーソナルスペース」は相手によって伸び縮みするため、好きな人との距離感が縮まると恋愛が進んだサインになる
物理的な人と人との距離感は「パーソナルスペース」と言い、近づかれても不快に思わない距離が相手ごとに伸び縮みする。
パーソナルスペース(=人から近づかれると不快感を覚える空間)は、相手によって距離が違うのがポイントだ。
例えば、親友から体に触れられそうになってもほとんど何も思わないと思うが、知り合ったばかりの人に触れられそうになったら不快感を感じる人が多い。
- 好きな人や友達=ある程度近づかれても嫌じゃない
- 知り合いや知らない人=ある程度近づかれると不快になる
つまり、体の距離感は心の距離感と連動している部分もあって、自然と近い距離で話ができるようになれば、それだけその恋愛が進んできている可能性を示す。
逆に言うと、心の距離感が縮まってないのに体の距離感を縮めると、好きな人に不快感を与えてしまうということでもある。
付き合う前の恋愛では、自然に近い距離感になる、双方向的に近づく中で距離感が近くなるのが理想で、アプローチだと思って「無理に好きな人に近づく」のが正解ではない。
片思いが進むと、好きな人といい感じになる中で距離が縮まるから、物理的距離感については少し慎重に縮めていく必要がある。順序で言えば、心の距離感が縮まったところで体の距離感を縮めるのが恋愛の流れだ。
好きな人と親密になると「ねぁ、あの人と付き合っているの?」と周りがツッコミを入れる時があるけど、体の距離感が近いはイコール心の距離感も近いのだろうと予測されるから、そんなことが起こる。
付き合う前の距離感はそんな感じで、仲良くなるほど近づいていく状態が望ましい。
- 体の距離感が近い=心の距離感も近いのだろうと思われて冷やかされたり、付き合っていると疑われることがある
- 体の距離感が遠い=心の距離感も遠いと思われるから、冷やかされたり、付き合ってると誤解されることはない
なぜ体の距離感が心の距離感と連動しないことがあるのか
ただし、体の距離感はすべての場合で二人の心の距離感を表すわけではない。
体の距離感と心の距離感が連動しない場合があるのは、以下の3つの理由からだ。特に恋愛を前提にした場合、心の距離感は絶対に表面に出ると言い切れるものではない。2人の距離感は、2人の親密度をはかる一つの指標に過ぎないという側面もある。
- 両想いでも付き合う前なら、好きな人に遠慮して一定の距離感を保つ場合があるから(紳士的、常識的な距離感の優先)
- どちらかが一方的にお互いの距離を縮めていく場合、心の距離と関係なく物理的な距離が縮まることがあるから(この場合は相手が不快感を感じる)
- 意識するから距離を縮められない「恋愛の複雑さ」も関係するから
上に挙げた他に「遠距離恋愛」も距離感が少し複雑だ。久しぶりに会った時、お互いの距離感が分からなくなるのは、会わない時間が長いことで身近な感じが減ってしまうから。
久しぶりに会う場合でも彼氏や彼女ならすぐに違和感がなくなる場合がほとんどだが、カップルの距離感もそう単純ではない例となっている。
恋愛している時、好きな人との距離感はその時々で伸び縮みしている
片思い中の物理的な距離感はさらに複雑になっていて、順調な場合でも心地良い距離感は伸び縮みしているのが特徴だ。
恋愛中は、好きな人に近づいてほしいと思うこともあれば、近づかないでほしいと思うこともあり、微妙な心理が交錯する。
そういう意味では、お互いの気分や二人の雰囲気でも、好きな人との距離感を調整する必要がある。
好きな人とちょうどいい距離感で接したいと思ったら、相手のペースに合わせて恋愛を進める中で、近づいた時の反応や表情、雰囲気などから最適な距離感を模索することが重要だ。
多少の間違いは関係を末期化させないが、距離感を間違える人はそう時間がかからずに好きな人から嫌われるので、この記事で「恋愛中の距離感」をよく学んでほしい。
好きな人との心の距離感
体の距離感は常識の観点があるため、そうとう痛い人でない限り、実際の恋愛で大事なのは体の距離感よりも「心の距離感」の方である。
気持ちが通じ合うことの方が実際のカラダの距離が縮まるよりも大事になる。
恋愛中、好きな人との心の距離感が伸び縮みする理由や原因
心の距離感は、下にあげる6つの要素で「ちょうどいい距離感」が恋愛中に伸び縮みしている。どう好きな人との距離を縮めていくかを考える際にもヒントになるのでよく理解しておこう。
- 二人の関係性
- 相手への好意、好感度
- 二人の信頼・信用
- 付き合いの長さと実際のコミュニケーション量
- 自分に対する態度や行動
- 相手からの理解と自分への理解
心の距離感は「好き」と「嫌い」でも大きく変わってくるとても感情的なものだが、付き合いが長くなってきて信用されれば、単純に一定のところまでは近づくものでもある。
幼馴染(おさななじみ)などは、特別な好意がなくても心の距離が近い有名な例だ。
二人に共通点があると、好きな人との心の距離は縮まりやすい
加えて、学校が同じだったり、職場が同じ場合も、関係性が無い人に比べて2人の心の距離は縮まりやすい。
したがって、学校内恋愛やサークル内恋愛、職場恋愛や社内恋愛は、心の距離感が近い関係性であるため、実際に恋愛が成功しやすい関係性だと言える。(※身の回りの人としか恋愛しない人もいるけど、そういう人は人を信用するまでに時間がかかるタイプだ)
ただし、心の距離感は二人に共通点がなくても、知り合ったばかりで相手に気に入られるならそれなりにコミュニケーションを取っているだけで縮むこともある。「いいな」と思えば「近づきたい」と思うし、心の距離も近く感じる。
恋愛中は、二人の気持ち次第で心の距離が急速に縮むことがあり、きっかけ次第で距離感の伸び縮みの仕方も様々だ。
心の距離感は目で測れるものではないけれど、特に恋愛感情が絡んだ場合、実際は非常に複雑な動きをしている。
恋愛で距離感が難しいと言われる理由になっている部分だ。
好きな人との距離感は「縮まらない理由」に対処すると恋愛の進め方が適切になる
好きな人との距離感は、話題にされたら誰でも気になるものだと思うが、「どう恋愛を進めていけばいいか」にもヒントを与えている。
二人の距離感が縮まる要因を一つ一つを意識して恋愛を進めることはほとんどないが、まだ信用されていない内から自分が好きだからと言ってプライバシーに踏み込む(=心の距離を一気に縮める)と、きっと相手はあなたに不快感を示す。
好きな人や気になる人に対して徐々に距離を縮めていこうとするとき、先ほど黄色の枠内で紹介した「心の距離感に影響を与えている要素」を認識して自分に足りないものを補う努力をすると、実際に恋愛を進める上で「接しやすい人だな」と思ってもらえる効果がある。
心の距離感は物理的な距離感の土台となる部分なので、恋愛中は定期的に「自分たちの距離感」を振り返り、適切にかつ徐々に距離を縮めていくことが重要となる。
現状分析した上で、心の距離感を意識した恋愛の仕方とは?
たとえば、「好きな人と仲良くなれた気がするけど、まだ知り合ったばかりだから付き合いの長さが足りないかな…」と思えば、「今週は週2くらいでLINEして、来週から2日に1回くらいLINEしてみよう」などと対策するように、客観的な現状分析から自分と好きな人との距離感をイメージして、アプローチを調整するのが「心の距離感を意識した恋愛の仕方」だ。
逆に、「好きな人と同じ職場だから、もうある程度は仕事している中で信頼されてるはず!昨日の飲み会で距離が縮まったから、今日から1日1回LINEしてみよう」というのも二人の距離感に着目した恋愛の仕方として正しい選択になる。
こういった距離感を意識した恋愛の仕方が二人の距離感をちょうどいいものにしていき、好意を持ってもらうことにつなげることができる。
ちゃんと相手の気持ちを考えて、留まるべきを留め、進むべきを進める人は、恋愛が上手い。外見じゃない恋愛をしたいなら猶更よく好きな人との距離感を理解しておくことが大事だ。
長く続く幸せな恋愛をしたい人は、心の距離感を適切に調整し、良い関係作りをしてお互いに理解し合う恋愛の仕方をしよう。
恋愛成就を念頭に、ちょうどいい好きな人との距離感で接するには?
体と心の距離感を押さえた上であなたの恋愛に活かす方向から「好きな人との距離感」に関する考え方をまとめよう。恋愛では心の距離感が大事だから、そこを詳しく説明していく。
好きな人との距離を縮めたいなら、各時期に合った丁度いい距離感の接し方が大切になる。恋愛力アップに役立ててほしい。
仲良くなる前の男女の距離感は1メートルくらいから始め、親しくなる中で70センチまで近づく
基本的に、男女の距離感は90センチから1.2メートルくらいの「社会的距離感」で接するところから始める。
手を伸ばしても届かないくらいの距離感なら不快感を与えることはない。
その後、親しくなる中で70センチくらいまで距離感を調整していくが、目安は手を伸ばすと届くくらいの距離感だ。
「LINEするようになった」「笑い話ができるようになった」と思ったら、この程度まで近い距離感で接しても良い。
最終的には、付き合う前の距離感は50センチくらいまで近づいていく。恋愛で言う「近い距離感の男女」とは、50センチ以下の距離感だ。
ただ、前述しているように物理的な距離感はそこまで問題にならない人が多い。恋愛で言う距離感は心の距離感がメインになるので解説する。
好きな人との距離感を無視して、ずけずけ心の中に入っていくはデリカシーがない
「好きな人との距離感を間違える人」は、多くの場合で踏み込み過ぎが原因だ。
ぐいぐい押していくことで好きな人を落とす恋愛の仕方をする人が存在するけれど、外見が良かったり、押しに必要な要素を後付けできちんと押さえている人がほとんどで、恋愛は「押しが大切」だが「しつこいと嫌われる」のは分かり切ったことである。
心の距離感を伸び縮みさせる6要素を理解すると、いかに「ずけずけ心の中に入っていく行為がデリカシーがないと思われるか」ということが分かるはず。
段階を追って色々な話ができるようになったところで踏み込まないと、好きな人に不快感を与えるだけだ。
信頼されているか、お互いに理解していることが増えたか、その上で友達としてでも自分に好意を持ってくれているか、と言った観点を無視して好きな人にアプローチする人は、恋愛における距離感を間違っている。
心の距離感を適切にするには、好きな人が話す話題の深度や反応の仕方から自分に対するイメージを掴んで、相手に合わせて踏み込んでいくのが鉄則だ。
最初からグイグイ行くのではなく、コミュニケーションの量と深さを勘案して「質問の深度」を決定していくと適切になる。
好きな人が心を開いてる様子を確認して、踏み込んだ質問をしていこう。好きな人の深い情報を引き出すことができると心の距離が縮まっていく。
ガツガツしているように感じることがある人は下の記事を読んでおこう。
コミュニケーションによって縮まる好きな人との距離感
好きな人との距離を縮めるためには、より多くのコミュニケーションが必要だ。
心の距離感を構成する要素を意識すると、ただ時間をかけているような恋愛の仕方では一向に好きな人との距離が縮まらないことが理解できると思う。
好意を持つのも、信頼されるのも、お互いの理解も、全てはコミュニケーションによってきっかけが作られ、深まる。
恋愛だから外見や雰囲気なども要素に加わるのだけど、「こんな一面もあったんだな」とか「(良い意味で)意外だね!」と思うようなことがあれば、見方も変わってそのたびに心の距離が縮まる。
お互いにそんなことができてくると、体の距離感も近づいているだろう。
「目が合うだけで恋に落ちる」
そんな恋愛はもちろん素敵だけど、恋愛の距離感を制してもっと中身と中身の恋愛ができればきっと幸せな恋愛の仕方ができる。好きな人との距離感を意識できれば、フィーリング恋愛から卒業することも可能だ。
そのためには好きな人とコミュニケーションを取ることで、二人の関係性をより強固にしていく必要がある。それが達成できる頃には自分が思っているよりもっと心の距離が縮んでいるはずだ。
好きな人に心の距離感が近いと思っていることをアピールするためには?好きな人と距離を感じる場合の対処法
好きな人とコミュニケーションが増えた時、あなたが「仲良くなったな」と思うきっかけって何だろう?
「会話が盛り上がるようになった」とか、「相手のことを理解してきた実感があった」とか色々あると思うけれど、「誰でも話すようなことじゃないことを聞いた時」もそうじゃないだろうか?
「私に取ってあなたは近い存在なんだよ」って気持ちを表現する方法に「自己開示(=自分の個人的なことを話すこと)」がある。
秘密というほど大げさなものでなくても、誰にでも話すようなことじゃないことを話すことで、距離感を意識する時に「近さ」をアピールできる効果があるのだ。
つまり、好きな人と距離を感じる場合の対処法として有効ということ。
これは、通常起こることを逆算して恋愛テクニックにしている方法である。「仲が良くなったから色々話す」という状況を敢えて自分から作ると、心の距離を縮める効果がある。
好きな人と距離を感じる時は、わざと「距離を感じてない人がとる行動をとる」と2人の心の距離を縮めることができる。ここは、物理的に近づくのではなく、相手を近い存在だと思ってることを「会話の中で表現する」のがポイントだ。
恋愛では自己開示能力も大切な力で、あなたが好きな人に心の壁を作るなら、相手はそれを感じとってお互いの距離が縮まらない原因になる。その状態を卒業できるように、好きな人との距離感を近づけたい時は、自分から深い話をしてみよう。
- 仲が良くなった⇒深い話をする(普通の関係)
- 深い話をする⇒仲が良くなる(距離感を意識した恋愛テクニック)
むやみに相手に踏み込むとうざいと思われるけど、相手から心をオープンにされることで嫌がる人は少ない。
好きな人に仲良くしたいと言う気持ちを伝えることができるので、あえて仲良くなる前に深い話題を出すのは、恋愛が苦手な人におすすめしたい恋愛テクニックだ。
好きな人と距離感が遠い人に絶大な効果がある。
付き合う前の好きな人との距離感を縮めたい時は、会話が増えたタイミングで自己開示する
重い話を避ければ、心の距離を縮める時に自己開示することは有効なアプローチ方法だ。自分のことを理解してもらえ、自分から心を開くことで信用してもらえる可能性も高める。
要は、付き合う前の好きな人との距離感を縮める効果が見込める。
「いつ深い話をする?」って自己開示するタイミングを気にする感覚も大事になるから、コミュニケーションが増えてきた段階でそれに応じた話の深さを意識してみよう。それが付き合う前の「適切な距離感」となる場合も決して少なくない。
上辺を撫でるような遠い距離感の恋愛が進まないのは、心の距離が縮まった局面でもお互いの遠慮がずっと意識されるからである。
世間話をするだけでも好意や恋愛感情が伝わっていくので、出会った最初はそれでも少しずつ好きな人との距離は縮まるが、だからと言ってそれだけになってしまえば恋愛成就を意識した場合に限界がある。
片思いが進んだ時に、二人の関係が進んだ実感を好きな人に感じさせることは二人の距離感を考える上で非常に重要だ。好きな人と話す機会が増えたら徐々に距離を縮めるアプローチにも頑張ろう。
好きな人と程よい距離感で付き合いたいなら、恋愛が進んだ段階に応じて、きちんと距離感を詰める姿勢が大事
恋愛が苦手な人は、好きな人との距離感を一定に保とうと努力をする。
(好きバレして関係を壊さないように)ずっと遠い距離感で好きな人に接するのは、社会的には付き合いやすくて評価が高いけど、恋愛的にはとても臆病で好きな人は距離を感じるから特別に意識しない。
社会的な距離感で好きな人と接していると、好きな人と仲良くなることができたとしても、恋愛で言うところの「距離が縮まった状態」にはなっていかないのが問題だ。
恋愛中に距離感が分からない人は「近づきすぎないように」と意識するが、その状態を続けるだけでは恋愛的に良い雰囲気が作れないことが多くなってしまうだろう。
好きな人との距離感は、意識的に詰めていくことが恋愛では重要になる
好きな人との距離感は、社会常識に即して近づき過ぎないように気を付けながらそれなりの時間を送りつつ、コミュニケーションによってお互いを理解し、いくつかのエピソードとともに信頼関係を作って、段階的に縮めていくのが恋愛のセオリーになる。
その各段階においては、「距離感が近くなったからこそ起こること」を意識的に作らないといけない事も多いし、自然に距離感が近くなるのを待っているだけでは恋愛成就の可能性を下げてしまうことが多い。
自分から恋愛を進めていくのに、好きな人との距離感は、段階を追って意識的に詰めていくことが片思いを叶える上で重要な意味を持つのだ。
好きな人との距離感は、遠さを意識するべき時期と近さを意識するべき時期がある
たとえば、恋愛が進んできたとき、好きな人が違う誰かと親しく一緒にいるところを見たらあなたはどんな気持ちになるだろう。
「仲良くなったと思ったのに勘違いだったのかな?」
「ほかに好きな人がいるのかな?」
とても複雑な気持ちになるはずだ。
恋愛の距離感を意識するなら、「遠さ」を意識する時期と「近さ」を意識する時期とに分けて接し方や恋愛アプローチの強度を調整しよう。つまり、好きな人ができたら、仲良くなるスピードに応じて、徐々に距離を詰める必要もあるということ。
表面的な時期を過ぎたら、ある程度踏み込んでいかないと、心の距離が遠いのが原因で、すれ違いを起こすことがある。
好きな人とのコミュニケーション量が増えてきて、それなりに好きな人が好意的な態度を取ってくれるなら、距離の取り方を変えて行かないと恋愛が発展しない。
好きな人と距離が縮まってきたら、近い距離感を実感させること
恋愛で言うところの距離感は、二人が近づいたのを「実感してもらうこと」も重要になっている。
好きな人との距離感は目に見えないから、あなたが好きな人に距離を取ると好きな人も距離を取ってくるし、仲良くなったと思ってもらえないどころか、あなたの好きな人を違う人だと誤解することもある。
付き合う前の恋愛では、ある程度のアプローチが成功したタイミングで、好きな人に「近い距離感」を意識させて、特別な人だと思ってることを伝えるべき局面が存在する。
先ほど挙げた、好きな人が他の人と仲良くしてる状況は、両想いになった恋愛でもあるあるだ。付き合う前は両想いになっていても束縛する関係じゃないから、何気ない行動や態度で勘違いも誤解も起きるし、恋愛が進んできた時ほどこういったハプニングにとても傷つく。
心の距離感は、近づいているなら近づいている時なりの対応をするのが「親しくなるため」に重要だ。好意を持ってアプローチしてるのなら、少しずつ距離感を詰めるようにしないと、いつまで経っても好きな人と親しくなれない。
付き合うことになる男女は直前に一気に距離感を詰めていくが、自然にそうなっているかと言えば案外どちらか一方の努力の結果だったりもするのだ。
好きな人にアプローチするなら、仲良くなったタイミングであと半歩近づくようにしよう。好きな人が「距離が縮まった」と思ったら、特別に意識してくれることもあるし、意識した後に好きになることも出てくる。
奥手な人は好きな人の距離感が遠すぎる!踏み込む勇気が恋愛を成功させる
恋愛では、確かに好きな人との距離感が難しい。
けれど、好きな人が自分に好意があると確信が持てないと進んでいけない奥手な人は、恋愛の複雑さが最後の段階で邪魔をし、せっかく進んだ恋愛を壊す。
奥手なタイプは「勇気を持って進むこと」がやっぱり大切だ。距離感が遠い人は恋愛に臆病すぎるから、自覚があるならもう一歩踏み込む勇気を持とう。
体の距離感で好きな人との距離感が表面に現れることもあるから、好きな人の距離の取り方も気にしつつ、見えない心の距離感も二人がどう関係を作ってきたかを考えることで進むべきタイミングを見失わないように頑張ろう。
通常、恋愛の距離感は雰囲気だったり感覚で判断するので説明が非常に難しい。しかし、それを言い換えれば「みんな好きな人との距離感は手探りで調整している」ということである。
適切な好きな人との距離感が伸び縮みするとしたら、好きな人への接し方も変えて、縮まった距離を二人で実感できるような恋愛の仕方をしよう。
好きな人との距離感の測り方:好きな人とちょうどいい距離感で接するためのチェックポイントとは?
ここでは、好きな人との距離感のはかり方を解説する。
どのように恋愛を進めていくと好きな人とちょうどいい距離感で付き合えるのか、片思いの距離感に注目して解説するので、恋愛の距離感がわからない、好きな人との距離感がわからないという人は参考にしてみよう。
「いい距離感」「丁度いい距離感」の掴み方という説明が難しい部分にあえて踏み込むは、恋愛初心者の人でも指標を持てるようにするためだ。
本気の恋愛は教科書のようにいかないけれど、心地よい距離感で好きな人と接するために、「近い距離感で接するタイミング」を学ぼう。
好きな人との距離感の測り方① お互いの興味・関心への理解度(共通点の発見・盛り上がる話題)
好きな人との距離感をはかるには、まず「お互いの興味関心への理解度」を指標にしてみよう。
好きな人がどんなことが好きで、どんな趣味を持っていて、どんなことに関心が高いか、を分かってきたら、距離感を詰めるタイミングに来ている。
好きな人のことが分かってくるほどコミュニケーションが取れてるなら、アプローチの意味で友達の距離感を超える時期に来ている。いきなり距離が近い2人になることはできなくても、ちょっとずつ距離を詰める時期には来てるので、少しずつ近づいてみよう。
ただし、これはお互いに理解していることが重要なので、言い換えると「共通点の発見」と「お互いの興味関心が一致して盛り上がる話題ができた」ことを近い距離感に入る指標にすると良い。
楽しく会話できる機会が増えてきたら、体の距離感を詰めることも含めて、親しい関係になっていこう。
好きな人と長く話せない人はなかなかお互いへの理解が深まらない傾向があるので、下の記事を参考に具体的に対策しよう。
好きな人との距離感の測り方② LINEやメールなどの連絡頻度
好きな人との距離感は「連絡の状態」からも測ることが可能だ。
高校生や大学生なら、週3回以上のLINEが続く状態になったら、距離感を詰めるサインになる。
社会人や職場恋愛の場合は、週2回以上の個人的なLINEやメールが距離感を詰めるサインだ。
慎重に距離感を調整したい人は「好きな人からの連絡頻度」で判断するとまず間違うことがないけど、客観的な判断基準でちょうどいい距離感を調整したい人は、上記の連絡頻度で普通に会話できる状態になったら距離感を詰めるサインにしよう。
LINEの頻度についてはこちらも参考にしてほしい。
好きな人との距離感の測り方③ 話題の深度(相談・内緒話など)
好きな人との距離感は、話題の深度でも測ることができる。
具体的には、「相談と内緒話の有無」を指標にしてみるとわかりやすい。
好きな人との距離感を詰めるとは、「食事に誘う」とか「遊びに誘う」ことも視野に入れて解説しているけど、好きな人から相談されたり、他の人に話さない秘密の話をされるようになったら、丁度いい距離感はあなたが思ってる以上に近い状態になっている。
気軽に触れ合うくらいの距離感で会話しても問題ない時期に来ているので、親しい関係性を「距離感」でアピールしていこう。
二人の秘密ができたり、二人になると話題が深くなるのは単純に脈ありサインにもなるところだから、ぜひ自信をもって好きな人との距離感を詰めるようにしてほしい。
好きな人との距離感の測り方④ 二人だけで過ごす時間量(みんなとは別に二人きり、デート)
お互いに奥手同士の恋愛では、意識してるからこそ距離感が遠い状態になってしまうけど、もし二人だけで過ごす時間量が増えてきたら、距離感を近くする時期に来ている。
これは、あくまでも二人きり・二人だけの会話であることがポイントだが、デートや食事じゃなくてもいい。たとえば、「二人で一緒に仕事をしたプロジェクトがあった」とか「同じ帰り道で一緒に何度か帰った」なども二人だけのコミュニケーションだ。単純に、ツーショットになった時間で判断しよう。
人は二人だけで会話する時間が多くなると相手に親近感を持つ心理が働くため、二人きりで良好なコミュニケーションが何度か取れたら、それまでより一歩踏み込むタイミングになる。
たとえば、仕事の打ち上げで二人きりの飲み会に誘ったり、帰り道に二人でご飯を食べに誘ったり、軽い誘いをしてみよう。
好きな人との距離感はここで解説した4つの指標で測り、好きな人の距離の縮め方を考えると恋愛の距離感を成功させることができる。
片思いの距離感を縮める方法とは?
好きな人との距離感は、普通に接してるだけじゃ縮まらない時があるけど、「どうすれば近い距離感になれるのか」はあまり解説されない部分かもしれない。
ここでは、片思いの距離感に注目して解説するので、好きな人との距離感を縮めたいと思ってる人は、参考にしてみてほしい。
好きな人との距離感の縮め方
好きな人との距離感を縮めたいなら、まず話しかける回数を増やして会話量を増やし、「お互いの理解度」を深め、連絡先を交換した後に「連絡頻度」を高めていく過程をたどると達成可能だ。
好きな人に話しかけられない人は距離感が縮まらないので、下の記事を参考にすると良い。
好きな人とのLINEの仕方が分からないなら下の記事を読んでみよう。
LINEができるようになった後は、色々な話題で会話するように努め、笑い話を大切にしながらもシリアスな会話ができる関係を目指そう。好きな人と近い距離感になるにはゲラゲラ笑う会話だけじゃ厳しい。真剣な話、深い話をする中で親密になる道を模索してみよう。
友達の雰囲気を作らないようにするためにも「世間話ばかりにしないこと」が重要だ。自分の興味関心がある話題で会話したり、昔の自分のことや今の価値観なども話題に出すようして、自分を分かってもらうことに頑張ると良い。
会話の深度が深まれば「二人きり」の時間が自然と増えていく。他の人が邪魔になっていくからだ。
たとえば「相談」する関係になれたら「二人で飲みに行く」くらい普通のことになるし、「内緒話」が増えたら「みんなから離れて二人になる」ということも自然な感じで出てくる。
深い会話は二人の距離感を縮める。お互いに自分の深いところを話すことになり、弱みを見せることも出てくるだろう。
お互いに心を開くことになるから、意気投合することや表面的な関係の時に気づかなかった素敵だと思うポイントにも気づくことがあるはずだ。それが恋愛的な意味で「良いギャップになるイメージ」を持つと好きな人に積極的になれる。
二人の親密度が感じられるようになったら「デートのきっかけ」を作っていこう。話題に出た場所に「行ってみたいね」というだけでもその話が具体的になっていくケースがあるし、「デートに誘う」と構えないで、会話が増えてきたら自然な流れが意識できると良い。
二人で会うきっかけを作ることに積極的になるのが、心の距離感が近くなった時の恋愛アプローチだ。二人の状態が「近い距離感でも大丈夫になっている」なら、遠慮しているのが間違いになる。
心の距離を縮めることができれば、二人で会うことができる
いずれにしても、「心の距離感を段階を追って縮めていくこと」がきちんと意識できていれば、二人で会うことの難しさはだいぶ軽減されると思う。
心の距離が縮まると、流れも何もない博打のような誘い方をしないようになり、増えた会話から自然な流れで二人で会うことができるようになる。
1つ上の見出しで解説した4つの指標を頼りに距離感を縮めて良いサインがでたら、好きな人との距離感を意識的に縮めていこう。何をすれば良いか具体的になったと思うので、その段階に合った別の記事も読んでみてほしい。
好きな人と近い距離感になったのに「距離を感じる」「距離感が遠くなった」と思ったらどうするべきか
好きな人との距離感を意識すると、一度距離が近くなったのにある時を境に「距離を感じるようになった」「距離感が遠くなった」と思うことがある。
その際の対処法を解説しよう。
好きな人と距離を感じる、距離感が遠くなったと思っても「嫌われたわけじゃない」と思って基本的アプローチを続ける
付き合う前の恋愛では、好きな人との距離感が近くなったり遠くなったりするのがあるあるだ。
なぜそんなことが起こるかと言うと、理由は以下の4つだ。
- 付き合ってない男女の距離感は付き合う直前までいかないと同性の親友ほど近くないので、微妙に距離ができることがあるから
- 相手への接し方はその日の気分や体調などで変わるから(それでも付き合ってない以上は真意を語り合うことがないため、一時的に気まずくなることがある)
- 恋愛感情を持っているなら「期待と不安」が原因で気まずい雰囲気になることもあるから(たとえば「明るく接してほしいと思ったのに普通だった」だけでも、好きだったら雰囲気が悪くなることがある)
- 好き避け(「意識したから気まずくなった」「意識したから距離ができてしまった」と言う場合もある)
やはり恋仲の男女の距離感は複雑だから、もし好きな人との距離感が遠くなった場合でも、「冷めたから」ではないことの方が多いし、「嫌われたから」である可能性はもっと低い。
好き避けの可能性まで織り込むと、好きな人と距離ができた時にあなたが「冷たい態度をとる」「そっけない雰囲気を出す」のは明らかに間違った対処法で、余計に距離ができる原因になる。
片思い中に好きな人と距離感が遠くなったと思っても、「嫌われたわけじゃない」と思って基本的アプローチを続けるべきだ。
好きな人との距離が遠くなった時は「仲が良かった時」ほど「2人で会う」のが効果的
好きな人との距離感が遠くなった時は、それまで仲が良かった時ほど「2人で会うためにご飯に誘う」のがおすすめだ。
好きな人と距離を感じる原因が「好き避け」だった場合、みんなの前でコミュニケーションを取ろうとしても余計に気まずくなることがある。
付き合う前の恋愛は後半に行くほど複雑で微妙な気持ちが交錯するので、おかしな流れになった時ほど「2人で会うこと」が最も重要だ。
周りの目を気にしないで良い状況でコミュニケーションを取ろう。
誘うことでアプローチを続けていることも明確にわかってもらえるので、もしあなたの行動や態度が原因で好きな人の態度が変わった場合でもすれ違いを防ぐことができる。
誘い方が分からない人は下の記事を参考にすると良い。
そこまで好きな人と仲良くなった場合は、距離が遠くなったタイミングで「LINE」に頑張る
2人で会えるほど仲良くなかった場合は、基本的アプローチを続ける中で元通りの距離感に戻ることを目指すのだが、その中でも最も頑張るべきはLINEだ。
LINEは文字でのやり取りだから気まずさが出にくく、2人きりでコミュニケーションが取れるので会話が盛り上がった時に距離を縮める効果が高い。
いきなり長いLINEをするのはまずいけど、好きな人の距離感がおかしくなったら3日に1回のペースでLINEしながら様子見してみよう。
相手の気分や体調の問題で雰囲気がおかしくなっただけなら、LINEでの会話ですぐに近い距離感に戻ることもある。
好きな人と距離ができたら「引く」人が大半なのだが、一度距離が近くなったことがあったなら「何もしない」のはお互いに距離を取ることと同義になり、悪手だ。
自分からコミュニケーションを取ろうと頑張り、好きな人の出方を見ながら距離感を調整すると、また仲良くなれるチャンスが来る。
LINEの状況が悪い人は下の記事を読んで「脈なしの可能性」について具体化し、もしまだ脈が残ってるならしっかりアプローチしていこう。
まとめ
今回は「好きな人との丁度いい距離感とは」ということで、好きな人と適切な距離で接するために、恋愛における「距離感」を徹底解説した。
余計に「好きな人との距離感が難しい」と思った人がいるかもしれないが、そんな人ほど具体的な周りのカップルの出来上がり方なども思い出して、ゆっくりとでも理解してもらえたらと思う。
カップルでさえ、付き合い始めからだんだん距離感が縮まっていっている。
好きな人との距離感は目に見えないし、確実に分かる瞬間もそうそうないからやっぱり難しい。あなたが自分自身を理解しているかも大事な問題だ。自分の性格がどんな特徴を持っているかが分かれば、距離の縮め方にも参考になる。
恋愛経験がない人が自分の恋愛を知るために上の記事は参考になると思うので、少し長い記事だが時間があれば読んでみてほしい。
「好きな人との距離感を間違う」としたら、一般的に「詰め過ぎ」が原因なのだけど、最近のみんなの恋愛事情を見ていると「ずっと遠慮している」って状況も散見される。
「うまくいく恋愛の距離感」を掴みたい人は詰め方が大事になると思うから、あなたの性格を加味して足らない感覚を磨いてほしい。
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