「カップルの価値観の違い」は、ときどき末期的な問題に発展し、別れる決断まで突き進む理由になる。
「価値観が合わないなら彼氏なら付き合っていてもムカつくだけ」
「価値観が合わない彼女だから、ケンカが多くてつらい」
価値観の違いは付き合う前に確認できないことが多いが、付き合っている内に合わせていけるものがある一方で、合わせることができないものや、合わせていきたいと思えない場合もあって、カップルは価値観の違いが別れる原因になることが珍しくない。
他人同士の男女で付き合っていれば我慢しないといけないこともたくさんあるけど、価値観の違いとまで表現するときは理屈ではなくなっているケースが目立つから、本当に価値観の違いが問題になる経験をする前に、どんなことが決定的に別れの原因になるのかを知ってみよう。
今現在、彼女や彼氏と価値観が違うという問題で悩んでいる人も、価値観の違いで別れるカップルがどんなところで合わないと思っているのか参考にしてみてほしい。
価値観の違いで別れるか迷う際にも参考になる解説をしていく。
この記事では「恋人との価値観の違いで決定的に別れまで考えるきっかけになる内容」を解説するので、どんなことが「価値観が合わない」と思うきっかけになることなのか、恋人がいる人もこれからパートナーを見つける人も参考にしてみてほしい。
記事後半では「価値観の違いで別れるか別れないかの判断基準」を解説し、最後は、「価値観の違うカップルが価値観を合わせるにはどうしたら良いか(価値観が合わない彼女や彼氏への対処法)」についても解説している。
- カップルが価値観の違いで別れる理由:彼氏や彼女と価値観が合わないから別れるとはどういうことか
- お金に対するカップルの価値観の違い(金銭感覚の違い)
- 異性の友達との付き合い方に対するカップルの価値観の違い(束縛や嫉妬の価値観の違い)
- 家族に対するカップルの価値観の違い
- 食事に関する価値観の違い(食事中のマナー、食べ物への好き嫌い)
- 将来観に対するカップルの価値観の違い
- 「付き合い方」に関する価値観の違い(デートの頻度やデートの仕方、連絡の取り方に関する価値観)
- 価値観の違いで別れるカップルは、決定的に合わないと思うより、ストレスの蓄積が別れの原因になりやすい
- 彼氏や彼女と価値観の違いで別れるか別れないかの判断基準
- 彼女や彼氏と価値観が合わない時の対処法:価値観が合わないカップルから、価値観が合うカップルになるには?
- まとめ
カップルが価値観の違いで別れる理由:彼氏や彼女と価値観が合わないから別れるとはどういうことか
最初に、価値観の違いで別れるとはどういうことか整理しておこう。
「彼氏と価値観が合わないから別れる」「彼女と価値観の違いで別れる」と決める人は、なぜ価値観の不一致が別れる理由になってしまうのだろう?
価値観の違いで別れるカップルは「価値観が合わないことで時間をかけて冷める」から別れる
価値観の違いで別れるカップルは、別れたいと思うレベルまで好きな気持ちが冷めるのが特徴だ。
彼氏と彼女で価値観が違うと喧嘩別れもしやすいが、突発的な喧嘩が原因で別れる場合も、根底には「価値観の違いが愛情を奪っていた」という事実が別れる原因に大きく関係していることが多い。
ただし、価値観が合わないで別れるカップルはあるきっかけで冷めることより、一定の時間をかけて「価値観が合わないと確信した時点で別れる」ことが多いため、だんだん冷めるような交際になるのが特徴になっている。
価値観が違うカップルは、「なんか合わないな」と思う付き合い方が継続する中で、少しずつ相手への愛情が削られていくような交際になる。
なぜ価値観の違いで別れるカップルが「別れるまでの期間がかかるか」というと、ある会話や出来事がきっかけで価値観が違うと思っても、どのくらい価値観が違うのか、本当に価値観が合わないのか、これから価値観が合う可能性はないのかなどがすぐにはわからないからであり、そもそも好きだから付き合っている以上、簡単に別れる決断ができないからだ。
最初は「好きだけど価値観が合わない」と悩むし、価値観の違いで別れるカップルは冷めきって別れるわけではないので表現が微妙なのだけど、自分の大切なところで価値観の違いがある彼氏や彼女には、価値観を合わせる努力をした後に、交際を続けるだけの愛情がなくなった時点で別れる選択をする。
恋愛では、「本当に愛してるなら愛情をもって価値観の違いを乗り越えることができる」という原理原則みたいなものもあるため、カップルの価値観の違いは付き合う2人にとって悲しいことでもあり、「むかつく」「腹立つ」など “怒” の感情ばかりではない。
「価値観が合わないから冷めた、もう別れる!」とストレートに別れに向かって進むより、「価値観が合わないのが辛い、会うのもだんだん辛くなってきた」というように、価値観の違いが悩みになって愛情を奪っていくイメージの方が正しい。
価値観の違いで別れるカップルは、少なくてもどちらかは積極的に別れたいと思ってないのに別れることになるので、心理的には非常に複雑になっているのが特徴である。
※価値観の違いで冷めるスピードには違いがあるため、付き合い始めにすぐ別れる場合もある
価値観が合わないカップルは、大事なところで性格が合わないカップルだから時間の問題で別れる
カップルは好き同士を前提にしながらも、一緒にいて楽しい、一緒にいたいと思い合ってるから交際を続ける。
しかし、価値観が合わないのはいずれ性格が合わないことを意味することになり、価値観の違いがカップルが交際を続ける理由を奪うようになる。
価値観が合わないカップルの特徴は、「喧嘩が多い」「共感できないことが多い」「趣味が合わない」「デートが楽しくない」などがあり、交際を続ける上で看過できない問題を抱えるので、どうしてもカップルの雰囲気が悪くなることで別れる方向へと進んでしまう。
分かり合えないことで気持ちがすれ違ってしまうのも大きい。
価値観の違いで別れるまでの期間:価値観が合わない彼女や彼氏はどのくらい付き合ったら別れる?
「価値観の違いで別れるか別れないかの判断基準」についてはこの記事の後半で解説するけど、価値観が合わない彼氏や彼女と付き合ってる状態でも、冷めた感じがなく、カップルの雰囲気が悪くないなら、あくまで現状に限ってだが「価値観の違いで別れる状態」にはなってない。
ただし、カップルの価値観の違いは「ストレスが蓄積する」のが特徴で、一気に別れる原因になるより、じわじわとカップルがうまく行かない原因になってしまうことが多いため、問題を解決できないと交際期間が長くなるほど価値観の違いで別れるカップルが増えていく。
では、価値観の違いで別れるまでの期間とはどのくらいかというと、彼氏や彼女への愛情の強さでかなり変わってくる。好きだったら、決定的なところで価値観の違いがあっても何年も交際するカップルがいる一方、そんなに好きじゃなかったら付き合って1ヶ月で別れるカップルもいるため、価値観の違いで別れるまでの交際期間は明確に答えを示すのが難しい。
しかも、価値観の違いを痛感する内容やきっかけにも大きく影響を受けるため、価値観の違いと言っても別れるまでの経緯は様々だ。
「彼氏や彼女と価値観が合わないから別れるとはどういうことか」を整理したところで、次からはこの記事の本テーマである「恋人との価値観の違いで、決定的に別れまで考えるきっかけになる内容」を解説する。
お金に対するカップルの価値観の違い(金銭感覚の違い)
「お金」に代表される大事なものに対する価値観の違いは、好き同士のカップルでも簡単に許容範囲を超えやすいのが特徴だ。
恋人に求める金銭感覚では、特に「借金」に対する考え方が決定的な価値観の違いと捉えやすいのは有名な話である。
しかし、借金以外でも「お金に関する価値観の違い」は、価値観の違いが別れる原因にまで発展する問題となりやすい。
金銭感覚の違いは、年齢的な問題や時期的な問題をすべて超えて「我慢できない問題」になっていくため、交際人数が増える度にお互いの価値観に向き合う機会が一番多い問題だと感じてきた。
金銭感覚が違うカップルはなぜ別れるのか
たとえば、彼氏や彼女の金遣いの粗さが気になれば、デート中でも疑問や不満を持つ機会があるし、デート代や食事代の支払いでも金銭感覚が合わない二人は価値観が合わないことで一緒にいる時に不満を溜めやすい。
貯金をしていればそれでいいかということでもなくて、ケチならケチで我慢できない価値観の違いとして意識されてしまうことがこの問題が難しいところだ。
金銭感覚が「ケチ」か「浪費家」に偏っている場合は、合わないと思う人が多いだけでなく、別れる原因にまで比較的簡単に発展してしまう。
身近なところでは、デート代を割り勘するかおごりか、彼氏と彼女の比率や割り勘するケタなど、細かい好みがないという人でも実際はいくつかの選択肢があって、場合によっては彼氏や彼女の金銭感覚を価値観の違いとして意識する人が出てくる。
カップルの金銭問題に関しては何となく合わせるようにすれば大きな問題にはならないことが多いけど、お金のことで大きく違う考え方のカップルは上手くいかないのが現実だ。
お金の価値観が合わないカップルはデート中にイライラする
簡単に解説したけど、金銭感覚が合わないカップルは「デート中」に多くの問題が発生する。
ほとんどは我慢するから表面化しないのだが、お金の価値観が合わないカップルは日常的にイライラするので、不満がたまりやすい特徴がある。
たとえば、「食事するお店のランク」が合わないとせっかく楽しみにしていた食事が楽しくなくなるし、「デート中にお金をかけるイベント」が合わないとデートそのものがつまらない。
ここはまさにカップルの相性が深く関係するので、合わないと思った時に別れる決断が比較的早い傾向がある。ケチ同士ならうまく行くし、豪遊するタイプ同士でもうまく行くから、自分とは合わないと確信するタイミングが早いのだ。
金銭感覚が合わないとすぐに「付き合うべき相手じゃなかった」と判断する人が多い。
満足度が低いデートどころか、イライラするデートになってしまうと雰囲気が悪くなることも別れやすい理由である。
お金の価値観が合わないカップルは結婚を考える年齢だとすぐに別れるカップルの特徴になる
上のことに付随して、結婚のことを考える年齢(20代半ばから20代後半、30代)になると、お金の価値観が合わないカップルはさらに別れやすいという特徴もある。
経済活動は生活の基盤に当たるため、金銭感覚が合わない彼氏や彼女とは将来のことが考えられないからだ。
結婚願望が強い人や、結婚を前提に交際相手を考える人は、「決定的に金銭感覚が合わない」と思うとすぐに別れる判断をしやすいので、カップルにとって大きな問題になる。
異性の友達との付き合い方に対するカップルの価値観の違い(束縛や嫉妬の価値観の違い)
カップルは「束縛や嫉妬」に関する価値観の違いも、別れを決断するほど大きな問題となる場合がある。
実際に彼氏や彼女から束縛されると自分の行動や態度が制限されるから別れたいと思っても自然な発想だけど、相手が自分の気持ちを理解してくれないことでも十分本人はつらいため、嫉妬する方・嫉妬される方が双方向的に「価値観が合わない」という結論に達する可能性がある問題だ。
異性関係の価値観の違いがある彼氏や彼女とは、付き合っているのがつらいから別れる
彼氏や彼女の異性の友達に対しては、全く気にならない人は少数派だからお互いで気を遣い合うが、「ここまではOK」と思える境界線には価値観の差が生まれる。
彼女の男友達の付き合い方、彼氏の女友達との付き合い方に関する問題は、カップルでよく話し合いになる部分で、喧嘩の原因としてもあるあるになっている。
色々とカップルで本音を話す中で表面的にでも合わせられたら付き合い続けることもできるのだけど、異性関係のことは浮気の境界線もそれぞれ個人で感覚に違いがあって、嫉妬する方・嫉妬される方のどっちも辛い思いをするから、価値観が合わないと思うと話し合いでは解決できなくなる。
特に、男女の間に友情が成立しないという価値観の人は、自分の彼氏や彼女に仲の良い異性の友達がいることにすら「価値観が合わない」と思ってしまい、普段連絡を取り合っているだけでも理解できないと感じる。
異性関係の価値観が合わないと、好きな人と付き合えていてもつらいと思ってしまう瞬間がたくさん出てきてしまうから、「好きだけど価値観が合わないから別れる」と決める人の代表的な理由になっている。
異性のことで価値観が合わないと、付き合っていても辛いから価値感の不一致が我慢できない
はっきり伝えるかどうかはまた別にして、異性の友達関係の話を聞くたびに「価値観が合わないかもしれない」と思えば、別れを考えるきっかけになるのも頷けるところだだろう。
カップルは、嫉妬が原因で喧嘩すると価値観の違いで折り合わないこともよくあって、我慢しても異性関係のことだけに限界点がどうしても近い。心配だし、不安になるからだ。束縛される方もまた違う感覚で辛い思いをする。
異性の友達問題は価値観の違いが我慢できないだけでなく、つらくなってしまうため、決定的に価値観が違うカップルは長く続かない原因になる。異性のことで価値観が合わないと、付き合っていても辛いから価値感の不一致が我慢できないとも言える。
ここはどうしても付き合ってみないと価値観の違いが分からないので、「付き合ったら異性と遊ぶのは控えるものでしょ?」と考えるタイプと、「彼氏や彼女がいても友達だったら異性の友達とも遊ぶでしょ?」と考えるタイプがつき合えば、どちらも「こんな価値観の人なら別れたい」と思うようになる。
家族に対するカップルの価値観の違い
人間性を深くまで理解したカップルなら、誰かの悪口を言うネガティブな話が別れる決断の決定打にはならなくなるけれど、「誰の悪口を言うか」の問題はときどき価値観の問題にまで発展する。
特に家族の悪口を言う人は、家族思いの人から価値観が違うと思われることがよくあって、両親や兄弟など「家族」に対するカップルの価値観の違いを認識すると、「許せない」とまで感情が動く内容になりがちだ。
「結婚」を意識する年齢なら、なおさらカップルの中で問題になる。
私の経験では、「家族を大事にする人に悪い人はいない」という価値観の人と多く出会っていて、「家族への価値観が人間性を表す」と考えている人は想像より多いと実感してきた。
ただ、家族との付き合い方はそれだけ近い存在だからこそ、色々と事情のあるケースも多くて、カップルでも価値観の違いが表れやすい部分である。
育った環境はそれぞれで違っているし、実際に「毒親」と表現するしかない親がいたり、家族関係でひどい思い出を持った人がいるのも事実で、家族への価値観は「普通」が意外と難しい。
彼氏と彼女で価値観の違いが出やすい部分なのだ。
※家族を悪く言う人を真正面から否定するつもりでここを説明しているわけではなくて、家族や家庭への考え方の違いがカップルに取って許せない価値観の違いにまで発展するということを伝えたくて解説している。
結婚を意識している人ほど、家族や家庭への価値観の違いが別れるきっかけになる
例えば、結婚を意識するカップルがいたとして、「家族」そのものを完全に否定する話を聞いたとしたら、別れる決断をする人がいたっておかしいと言えない。
それこそ、「こんな人だと思わなかった」という “価値観の違いあるある” みたいな思いにもなる人もいるだろう。
また、現実的にすごく世話をしてもらっている立場なのに、ちょっとしたことで自分の親を完全に否定してしまう考え方も幼稚に思うことがあって、傾向とまでなってしまうなら人間性を否定したくなる(結果、冷めることに…)。
彼氏と彼女で家族への思い入れの異なる場合は、日常の会話で家族の話をしたときに相手を理解できない心理になることが頻発して、別れることを考えるきっかけになる。
家族に限らず自分に近い存在に対する考え方は、恋人として自分を当てはまる人が出てくるため、これらの点で気になる価値観の違いを感じていた場合は、別れる決定打になってしまうことがある。
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食事に関する価値観の違い(食事中のマナー、食べ物への好き嫌い)
「彼氏の食べ方がどうしても許せなかった、根本の価値観が違うって痛感した」
この手の話しは、女性から何度も聞いてきた。カップルは付き合ってるあいだ何度も2人で食事するため、食事中に価値観の違いを感じると、我慢できない問題になってしまう。
食事に関するカップルの価値観の違いでは、マナーに関する問題が多いのが特徴である。
食事のマナーは「価値観の違い」だと思われる
カップルは定期的に食事する関係性にあるから、気になるところや直してほしいところがあればどうしても指摘したくなる。
そのポイントがお互いに価値観の合うポイントであれば改善が期待できるのだけど、価値観が合わないポイントなら「注意されても直す気がない」という態度を取られて問題は深くなり、喧嘩の原因になったり、冷める原因になってしまう。
食事の仕方に関しては「何度注意をしても直らない」という状態が我慢できなくなっていく人が女性に多いのも特徴で、子供の頃からの癖になってしまっているなら諦めしかないのに、だからと言って我慢できないから別れを選ぶほかなくなる。
たとえば、目の前でクチャクチャ食べられたりすれば、好きかどうか関係なく食事がまずくなると感じる人は実際に多く存在する。
食べ物の好き嫌いも、カップルは価値観の違いだと認識する!食事の残し方や、メニュー選びで価値観の違いが浮き彫りに…
カップルの食事に関する問題では、食べ物の好き嫌いが合わないのも大きな問題に感じていく。
食べ物の好き嫌いが合わないと、お店選びが合わないからデートも盛り上がりにくいし、デート中の取捨選択が合わないのだから価値観の違いを感じる。
特にカップルのデート中の食事は2人でシェアして食べることが多いので、食事の好みが合わないのは「相性が悪い」と思う大きな原因だ。
嫌いな物が多い彼氏の食事の残し方に幻滅したり、好き嫌いが激しい彼女が彼氏の食べたいメニューを嫌がったりするのはカップルあるあるで、食事デートがストレスの原因になってしまえば、別れる流れになっていくのも頷けるところだろう。
些細な価値観の違いも、積み重なると別れるきっかけになる
些細な価値観の違いから別れることを考えるきっかけになるのが、「食事関係のこと」だ。
カップルが会う時は必ずと言うほど二人で食事するので、食事の仕方や食べ方があり得ないと思えば、長く続くことは無い。
食事に関する価値観の違いは些細なことであることが多いのだけど、「何で?」とストレスを抱える頻度が高いために別れる原因になるのだ。
小さい価値観の違いが別れる原因になる理由は、ストレスが積み重なってどんどん辛い気持ちが増幅されるから。
特に最近は恋人に求める「モラル」に意識が高くなっていて、食事中のマナーの悪さが人間性の否定につながるようになった。付き合う前にもよく問題になることはあなたもどこかで聞いたことがあるだろう。
相手の不快感を気にせず口にものをいっぱいにしてしゃべる人や、無駄に対する意識が低くて食べきれないほど注文してしまう人、自分に関係ない人であることをいいことに接客してくれるお店の人に対して横柄な態度を取る人などなど、案外気になる態度や行動を取ってしまう人はいるものだ。
価値観の違いという意味を超えて説明したが、食事は「え?そんなことで別れるの?」と聞きたくなるような価値観の違いも多くあるから、溜まっていった結果「そもそも価値観が違う」と思う原因になることがある。
将来観に対するカップルの価値観の違い
将来観に対する価値観の違いがあるカップルは、長く続かず価値観の違いを理由に別れやすい。
例えば、「今が楽しいならそれでいい」と言う考え方をする人と、「今を頑張るのは将来のため」という人が付き合っていると、将来観が違いすぎて一緒に付き合っていくのが難しい。
もし何度か彼氏や彼女と将来のことで意見がぶつかる機会があれば、価値観の違いを痛感するだろう。
では、将来観についての価値観の違いで別れるカップルはどんな別れ方をするのだろう?
将来のことを考えている彼氏や彼女は「今が良ければいい」と思う恋人を尊敬できなくなって別れる
将来を意識して今を捉えるタイプの人は、上昇思考が強い傾向があり、今が良ければそれでいいと思う価値観の人を非常に刹那的に見るようになってしまい、どんどんストレスを抱える。
将来観の価値観の違いで別れるカップルは、将来のことを考える彼氏や彼女が、恋人を振るパターンが多いのだ。
未来よりも今を大事にする考え方が下らない考え方というわけじゃないのだが、将来観が違う二人は恋人の根本的な考え方を尊敬できなくなるなるから、結局付き合いを維持できない。
カップルはどんな付き合い方をしていても、パートナーとして「共に生きていく」面もあって、将来の捉え方は意外に大事な価値観になっている。
未来のために頑張っている人が好きな人が多い一方、夢や希望ばかりの将来を語りたがる人がキライなタイプもいて、恋愛を軸にして考える「将来観」は案外難しいテーマである。
ずっと一緒にいるのが前提となるカップルだからこそ、今と未来に関する価値観の違いが決定的な別れの決断へとつながることがある。
「付き合い方」に関する価値観の違い(デートの頻度やデートの仕方、連絡の取り方に関する価値観)
カップルは、付き合い方についての価値観の違いが別れる原因になることもある。
たとえば、彼氏や彼女を最優先する価値観の人と、恋人より友達や趣味を優先したい価値観の人が付き合うと、デート頻度の問題でストレスを与え合うことになるし、日常の連絡の取り方についても意見が分かれるだろう。
ここは、特に付き合い始めのカップルが「どんなカップルになるか(どんな付き合い方をするか)」を決めていく時に感覚の違いを痛感することがあって、価値観の違いが出た際にどっちか合わせられないと付き合ってすぐ別れるようなこともある。
たくさん会いたい価値観の人と、あんまり会わなくても平気な価値観の人が付き合うと、すぐに別れる
カップルにとって、「会う頻度」と「連絡の頻度」は最も日常に影響を与えるものでありながら、交際の満足度を決める要素にもなっていて、ここで価値観の違いが出ると2人にとって幸せな付き合い方が採用できなくなる。
好きだったら価値観の違いを乗り越えるために努力するけど、どっちかが一方的に努力することになると精神的な負担が大きくなるので、「どんな付き合い方をするか」を決めていく時は恋愛力が問われることも多くなっている。
具体的な対処法は後述するけど、たくさん会いたい価値観の人とあんまり会わなくても平気な価値観の人が付き合うとすぐに別れる傾向があるので、できたら付き合う前に「どんな付き合い方をするのが理想か」という点は話せていると良いだろう。
前の恋人との付き合い方を聞くと自分が付き合った時のことをリアルに想定できるので、チャンスがあったら聞いてみよう。
価値観の違いで別れるカップルは、決定的に合わないと思うより、ストレスの蓄積が別れの原因になりやすい
今回は、彼女や彼氏との価値観の違いで決定的に別れを考えるきっかけになることを取り上げているが、恋愛経験の少ない人にぜひ理解しておいてほしいのが「価値観の違いは些細なことの積み重ね」が最も別れの原因になる確率が高いという事だ。
価値観の違いで別れるカップルは、「○○が許せない」とすごく具体的な理由で別れ話をする人がいる一方、「もう何が合わないのか分からないけど、とにかく価値観が合わない」とすごく抽象的な理由で別れ話をする人がいる。
なぜこんなことがあるかと言うと、カップルの価値観の違いは、「小さいストレスがじわじわと相手への愛情を奪っていく」からだ。
カップルは価値観が合うのが理想だから、彼氏や彼女の価値観と合わないとストレスが溜まっていく
基本的に、カップルは好き同士で付き合っているから、「すべてが合うこと」を望む。
恋愛中は誰もが恋人と仲良しで付き合っていきたい心理が強いので、合わないと思うことにストレスが強いのだ。
この前提の中、自分の価値観に合わないことがあると、「価値観が合うのが理想」だからこそ、かかったストレスの分「何でわかってくれないの!」となってしまい、相手の価値観が理解できない状態になってしまう。
友達だったら許せることが、彼氏や彼女になると許せないことに変わってしまう面もある。
カップルの価値観の違いは、大きい価値観の違いを合わせていくことが重要な一方で、小さな違いも放置できないのである。
彼氏や彼女と価値観の違いで別れるか別れないかの判断基準
もし価値観の違いで彼氏や彼女と別れるべきか迷う時は、ここで解説する判断基準を持って決断しよう。
価値観の違いで別れるべき状況を解説するから、別れた方がいいのにずっと辛い気持ちで付き合うようなことも、別れない方がいいのに簡単に別れる判断をするようなこともないようにしてほしい。
彼氏や彼女との価値観の違いを感じた時に「乗り越えたい」と思えない時は別れた方がいい
彼氏との価値観の違いや、彼女の価値観の違いを感じたら、あなたの本音ベースで「乗り越えたいと思うのか」が、別れるか別れないかの一つの判断基準だ。
もし価値観の違いを乗り越えたいと思えないなら、あなたはすでに価値観の違いを原因に恋人から気持ちが冷めてきていて、付き合ってること自体に大きな疑問を持っている。
好きだったらどんな問題が起きても最初に乗り越えたいと思うものだけど、そう思えないなら付き合い続ける判断をしたところでそう長く持たないで別れることになる。
カップルは価値観の違いを乗り越えることができることもあるけれど、その条件は2人ともが「ずっと付き合っていきたい」と思っていることであり、「価値観の違いを乗り越えたい」と思っていることである。
価値観の違いが原因で「もう無理かもしれない」と思ったら、「でも、どうにかしたい」と思えるかどうかを判断基準に別れるか別れないか決定しよう。
どうしたら価値観が合わないカップルが合うようになるのかは、次の大見出しで解説する。
自分が拘る部分で価値観の違いがいくつもある状況なら別れた方がいい
カップルが価値観の違いで別れる時は、多くの場合で「複数の価値観の違い」を感じている。要は、「〇〇も合わないし、○○も合わない」と思っていて、強烈な相性の悪さを感じているのだ。
もしあなたが付き合ってる彼氏や彼女との間に何個も価値観の違いがある場合は、別れた方がいいパターンなので、努力した後なのは条件になるものの、早めに別れる決断をするべきだろう。
特に自分が拘る部分で価値観の違いが複数見つかった場合は、価値観を合わせる努力をした後で、なるべく早く別れることをおすすめする。
その状態でうまく行ったカップルを見たことがないので、頑張っても無理ならその後の交際に幸せはないと思って将来のことを考えるべきだ。
決定的に受け入れることができないと思う価値観の違いが見つかったら話し合いをした後に別れるべき
何かをきっかけに、もし「決定的に受け入れることができない価値観の違い」が見つかったら、話し合いをして分かり合えなかったことを条件に、別れる判断をすることをおすすめする。
たとえば「価値観の違いにショックを受けた」「価値観の違いを知って見方が変わった」など、このパートで解説している価値観の違いは衝撃を感じるようなものを言っている。
彼女や彼氏との価値観の違いは、それを自覚した時の精神的なショックの大きさが「その後」に大きく影響するので、直感的に受け入れることができないと思ったら、好きな気持ちも維持できなくなる傾向がある。
実際に別れる判断をする時は、自分の中の好きな気持ちが減ったことを確認した後だけど、些細な価値観の違いとは違って、大きな価値観の違いは乗り越えることができないケースがほとんどだ。
特にお互いに意固地な性格だったり、お互いに拘りがある部分だと、話し合ったところで価値観の違いを鮮明にさせるだけだったりするので、交際を続けるのが不可能だと思ってしまうと思う。
価値観の違いには「大きさ」の概念があるので、価値観が合わないのに付き合い続けるカップルは「小さい価値観の違い」だから乗り越えられてるところがある。
カップルの価値観の違いに悩んだら、「どれくらい大事なことが合わないのか」という視点で別れるか別れないかの判断をしてみよう。
小さい価値観の違いだったら乗り越えられることもある。
では、カップルが価値観が合うようにするにはどうしたら良いか。次は価値観の違いに関する対処法を解説する。
彼女や彼氏と価値観が合わない時の対処法:価値観が合わないカップルから、価値観が合うカップルになるには?
今現在、価値観が合わない彼氏や、価値観が合わない彼女と付き合ってる人は、「価値観が合うカップルになるにはどうしたら良いか」に悩んでると思う。
価値観が合わないカップルから価値観が合うカップルになることは可能だから、価値観の合わないカップルの対処法として最後にまとめよう。
価値観が合わないカップルは、意味のある喧嘩をすることで、2人で価値観を合わせていくことができる
付き合いはじめのカップルに取って、些細な価値観の違いは仕方ない部分がある。それぞれ別の人生を歩んできた以上、育った環境の違いは価値観の違いを生む。
では、なぜ世の中のカップルが価値観の違いを乗り越えることができているかと言えば、「二人で価値観を合わせる」ことができたからだ。
その価値観を合わせるために重要なのが「意味のある喧嘩」である。カップルに取って喧嘩は良くないものだが、価値観の違いを埋める作業も兼ねているのである。
喧嘩する時は彼氏や彼女の何かにムカついたわけだが、そこには自分の価値観が大いに反映されている。ケンカの仲直りの際に、「相手と違う価値観」に目をつぶることなく向き合うことができれば、二人の感覚を合わせていくことが可能だ。
彼氏や彼女と喧嘩したの仲直りは、「ごめんね」と謝って許してもらったり、相手からの謝罪で許すかどうかを決めるような仲直りの仕方ではなく、きちんと本音で話し合う仲直りの仕方をしよう。
「ほんとはそんなこと思ってたんだね」って二人の深いところの気持ちを語り合えば、カップルはケンカする度にお互いを深く理解していく。
これを繰り返すのが価値観の合うカップルになるコツだ。最初は大きな価値観の違いだと思っても、恋人の本音を聞くと本当は些細な価値観の違いだったと気づくこともあるだとう。
詳しくは、下の記事も参考にしてほしい。
価値観が合わない彼氏や彼女を「合わないのが当たり前」だと思う価値観を身につける
世の中には、彼氏や彼女と価値観を合わせることができる人がいる一方で、価値観を合わせられない人がいる。
それを決定的に分けているのは、「価値観が合わないことを当たり前だと思うのか、あり得ないことだと思うのか」という部分である。
先ほどから言っているように、カップルは付き合いはじめから価値観が合うわけじゃない。価値観を合わせていく期間が必要だ。
その合わせていく期間ですごく重要なのが、付き合っている彼氏や彼女を「自分と違う人間」だと思うこと。価値観の違いを痛感する度に愛情の強さや相性の悪さを疑うのではなく、「どうしたら合うように付き合えるか」を考える人は、少しずつ価値観の合うカップルになれていく。
恋愛は感情的な営みなので、自分の心持ちが本当に大事になってくるから、価値観が合わないことを残念に思うだけでなく、「合わせていこう」と思って交際を続けよう。
価値観の違いを乗り越えるには、彼氏や彼女とお互いの妥協点を探ることが重要
カップルが価値観の違いを乗り越えるには、お互いの妥協点を探る(ケンカの仲直りなどの際の)話し合いがカギを握る。
こんな話をすると「結局は、お互いで価値観の違いを我慢するの?」って質問を受けるのだがそうじゃない。
価値観の違いを合わせていくには、彼氏と彼女で歩み寄りが必要なのだ。二人で歩み寄りつつ交際を継続していれば、少しずつ価値観の違いが埋まる。
なぜなら、歩み寄ることで二人は相手の価値観が認められるようになり、お互いの努力を愛情として受け取れるので、カップルの向いている方向が一致することで絆を深めることができるから。
これが反対になると、カップルは相手の価値観を否定して、お互いの愛情を否定し、カップルの向いている方向が違うことで近い将来に別れの決断をする。
上に述べた2つのカップルの違いをしっかり認識して、価値観の違いを乗り越えるカップルになろう。二人の妥協点を探るように交際ができると、交際期間が長くなる中で価値観の違いが相当埋まっているはずだ。
経験してないと想像できないかもしれないが、これは私が実際に何度も経験していることである。
彼氏や彼女とまだ付き合ったばかりの人は、下の記事で未来の関係を予習しておこう。カップルは交際期間が長くなるにつれて雰囲気すら変わっていくから、付き合っていく内に価値観の違いが修正されるイメージも持ってほしい。
まとめ
今回は、「恋人との価値観の違いで決定的に別れまで考えるきっかけになる内容」を中心に解説した。
価値観に違いがある彼氏や彼女と別れるか迷う時の判断基準と、カップル価値観の合わせ方についても解説したので、ぜひ参考にしてみてほしい。
どんなカップルでも、どこかに価値観の違いはあるものだ。
歩み寄ることが必要だったり、一方的にどちらかが受け入れたり、様々な形で二人の価値観はすり合わされていくところがあるけれど、決定的なところがずれていると、別れる理由にまで発展することがある。
結婚を意識する人やカップルなら尚更だ。
お互いに譲れないところで価値観の違いが意識されるなら、離れる選択は間違いにはならいけれど、誤解やすれ違いを避けたい。
相手のこだわりに気付く力も必要だから、これからのことに迷うことがあったら、ぜひ2人を俯瞰的に見るようにして、自分たちの何が問題になっているかを具体化した上できちんと向き合って話してみよう。
価値観が違うと思うとショックを受けるけど、本音で話すと分かり合えることもある。
話し合った上で価値観が合わないなら別れる選択をしよう。どんな人にも、価値観が合う人がいるのも、もう一つの事実である。
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