【恋愛から見る価値観】好きとファンの違い~ファンという感情は恋愛感情の一種なのか

恋愛感情とファンの違いを勉強する女子

「私、○○くんのファンなの!話しができて本当に嬉しい!」
こんなセリフを言う女性は、相手が好きなのだろうか?
それとも、応援してくれるただのファンなのだろうか?

異性へ憧れの目を向けるのは高校生や大学生くらいの時によくあるように思うけど、恋愛の意味で「好き」という感情と「ファン」という状態の違いは、時々難しく感じるケースがある。

「ファンです」って相手に伝えた経験やそう言われた経験をすると、そもそも「好きとファンの違いって何だろう?」と思うことがある。

今回は、恋愛から見る価値観として、「好き」と「ファン」の違いを考えてみたい。

実際、その人の中でどんな感情があるのかで変わってくる部分は大きいが、その意味では自分の感情がはっきりするきっかけもあるかもしれない。

接する機会の違い

冒頭に「高校生や大学生くらいの時期に多い」としたのは、私の経験則からである。

私はこの時期に「〇〇さんのファンなんです」と打ち明けられることが何度かあった。
周りでも経験している人が少なからずいて、恋に恋するお年頃では「ファンです!」って言葉は使われる機会が度々あるのだと思う。

私が当時感じた一番の違和感は、「自分が相手をよく知らないこと」だった。

同じ学校の女の子であったり、他校の女の子だったり、女友達の友達だったり、それぞれ関係性は違っていたが、自分とは直接関わりの無い女の子に「ファンです」って言われる機会があって、「接する機会の違い」は「好きとファンの違い」を考える時に重要な意味を持っているように思う。

一つの見方として、ファンと好きの違いにおいて「持っている感情の大きさ」を考えるのは少しナンセンスかなと思う。どちらがどう強い感情を持ち合わせているかが問題ではないだろう。

ただ、恋愛感情と言うものは、ある程度の関わりの中で育む側面を持っているんじゃないだろうかとは思う。

「憧れ」を恋愛感情と分けるにはまた一つこのブログにコンテンツを用意しないといけないくらいの問題だけど、接する機会の中で具体的に進んでいく関係性は、恋愛を考えた時に意味が大きく、「ファン」って状態になり易いのは、なかなか接することのできない人に対して抱く気持ちのように私は思う。

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どういう関係でありたいかの違い

人が人を好きになれば、多くは「付き合ってもっと一緒にいたい」とか「誰にも取られたくない」という気持ちを段々と強くしていく。

しかし、それが「ファン」になると、「付き合いたい」って気持ちを持たないわけではないと思うけど、それ以上に「応援したい」とか「気持ちを持ち続けたい」という感情の方が強くなる。

相手とどのような関係でありたいかの違いははっきりしている場合が多いんじゃないだろうか。

全ての恋愛感情が成就することを目的にしているとは言わないけれど、もう少し複雑に絡む問題があって、少なくても「ファン」って状態は、多くの場合で「関係性の発展」にはあまり積極的でない。

漠然とファンと好きの違いを考えた場合は、これに異論もあろうかと思うが、実際の経験では関係性を発展させたいって気持ちを感じることができなかったのは事実だ。

この点は次の部分が密接に関わる。

諦めと期待の違い

恋愛は、ハマればハマるほど苦しさも伴う。

付き合う前は、たとえ両想いであっても言葉にできることが少ないから、上手くいかないことばかりだ。

そんなやりとりの中でしか感じることのできない幸福感もあるけれど、苦しみの大きさはバカにできない副作用である。

しかし、ファンになった人への感情では苦しむことが少ない。
その理由として、「一種の諦め」は大きんじゃないだろうか。

現実的にあり得ない人を「好き」という恋愛感情で語ることはできないから、よく芸能人などへの想いは「ファン」という言葉が使われる。
付き合うとか付き合わない依然の問題になる点と、相手までの圧倒的な距離が、一種の諦めを強くする。

一方、や好きな人へは「期待」を持って接するのが普通だろう。
「こうなったらいいな」という気持ちより「こうなりたい」という気持ちが強く、そこには「現実的な期待」が存在する。

ファンは期待をしないわけではなく、むしろ「夢の中」のような抽象的な願望として持ち易いことが「好き」との違いだろう。

そのための行動も具体的に取るわけではなく、取ろうと思っても取れないのが現実だ。

自己完結するのかそうではないのか

これまで述べてきたことを総括していくと、やはり大きいのは「自己完結型の想いであるのかどうか」という点にファンと好きの違いが出ている。

想いの強さは関係なく、何か行動を起こしたい意思があってそれが可能であり、リアクションも期待を伴って気になるというなら「好き」という恋愛感情だろうし、憧れであって応援したいという思いが強く、その人とどうこうなろうなんておこがましいと思うなら「ファン」という区分けが分かり易いだろうか。

ただ、サブタイトルに「ファンは恋愛感情の一種なのか」としたように、かなり曖昧な違いである点は否めない。

もしファンだと思っていた人との間に現実的な関係性が生まれたなら変わってくるだろうし、ただ遠くから見つめる恋が「好き」とはちがって「ファン」だとするのも違っている。

そう考えた場合は「諦め」の意味するところが大きくなってきたりして、個別の例で変わることがはっきりする。

次回は「ファンです」という告白やアピールについて経験から言えることをまとめてみたい。

まとめ

今回は恋愛における「好き」と「ファン」の違いについていくつかの視点から考えてみた。

最後にボカさないといけないくらい曖昧な物だとしたのはケースによると思うからであって、明確な違いが無いという意味ではない。

  • 関係性の有無
  • 期待と諦め
  • 将来への希望
  • 自己完結している想いかどうか

このような点は、自分の中の感情を分析する上では意味深いものと思っている。

最後に予告したように、次回も恋愛における「ファン」をテーマにお送りしたい。

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