社内恋愛では「好き避け」が多くなるという特徴がある。
恋愛が得意な人は「社会人としてもういい大人なんだから、好き避けは無いんじゃないの?」と思う人が多いと思うけど、社内恋愛特有の複雑な理由もあり、恋愛経験が少ない職場恋愛の片思いなら、環境的に実は好き避けが多くなっているのである。
会社の出会いは普段から一緒に働く中で恋愛感情を抱くのが珍しくない状況があるが、なぜ社内恋愛だと好き避けする人が増えるのだろう?
また、社内恋愛でアプローチした際に起こる「ごめん避け」は、どんな対処が求められるだろう?
今回は社内恋愛の好き避けとごめん避けをテーマにまとめていく。
社内恋愛で好き避けする理由① 会社は仕事をする場所だから、周りと本人のリアクションが気になる
基本的に社内恋愛は隠すのが一般的になっている理由は、職場が仕事をする場所だからだ。
社内や職場内に恋愛を持ち込むことに反対派の人も少なくないし、肯定派でも仕事中は配慮を求める声が大きい。多くの人が恋愛のゴタゴタが職場にある状況を好まない環境がある。
これが仕事中は好きだけど避けるという「好き避け」の理由になっている。
職場の人に迷惑をかけないように社内恋愛では好き避けする
社内恋愛で好き避けが多いのは、今解説した「職場に恋愛を持ち込む」ことの罪悪感が一つの理由である。
周りに好きバレすると、あくまでもパブリックな場所である「職場」に似つかわしくない恋愛感情を持ち込むことで嫌悪感を持つ人もいるため、多くの人が隠れて恋愛したいと思う。
この気持ちは、好きな人本人にも波及してイメージする部分だ。
好きな人から「社内恋愛をどう思われるか不安」だから職場で好き避けする
職場恋愛や社内恋愛に否定的な人がいる中、「仕事をするために集まっている会社で恋愛することの是非」は、好きな人本人に対しても不安として持つ。
たとえば、合コンやパーティーなどで出会うなら好意をアピールするのに「恋愛対象かどうか」が気になるだけで「好きになっちゃいけない」とは思わないけど、社内恋愛では「好きな人が社内恋愛したくない人だったらどうしよう」という不安を持つ。
もっと言えば、会社で恋愛する自分は嫌われるかもしれないと思う人までいるので、最初は探り探り恋愛する形になって、その中に社内恋愛の好き避けが存在するイメージだ。

普段の恋愛に積極的な人でも、社内恋愛では好き避けするタイプが多い
プライベートな出会いでは恋愛に積極的な人も、社内恋愛では基本的に慎重姿勢になる恋愛傾向がある。社内恋愛だと定期的に好き避けしてしまうのだ。
「会社や職場で噂になりたくない」との心理も見え隠れするが、それ以上に気にするのは、自分が恋愛的な意味で起こすアクションが自分の首を絞めることである。
同僚や部下や上司からの評判の意味でもそうだし、好きな人本人からの評判でもそうだ。
こういった理由から、社内恋愛ではお互いが歩み寄るような恋愛の形が成功しやすく、表立ってアプローチする人は嫌がられる傾向が実際に強い。
せっかく悪くないと思っている人がアプローチしてくれても、会社は仕事をする場所である以上、強引なアプローチをされれば常識を疑うし、迷惑も感じてしまうのである。
普段のアプローチよりも、より配慮が求められる恋愛の形なので、相手のことをちゃんと考える人がうまく距離を縮めている現状だ。

社内恋愛で好き避けする理由② 会社で気まずくなりたくないから!恋愛経験が少ない人は職場で好き避け傾向が強い
会社で好きな人ができると日常的に会う人だから恋愛は進めやすいが、恋愛経験の少ない人は、社内に好きな人ができると「会社で気まずい人を作る」ということに似た行為のように感じる。
先ほど挙げたように、会社はパブリックな場所であるため、恋愛経験が少ない人は好き避けすることで何とか会社の居心地を確保しようとすることが多くなっているのだが、その心理は「気持ちを抑えようとする心理」と、「変にバレてもっと好きな人と気まずくなるのが嫌だという心理」が関係する。
社内恋愛する人がそもそも好き避けするタイプに多い
どちらかと言うと、社外で恋愛するタイプや恋人を作るタイプは恋愛が上手い人に多い傾向があって、社内恋愛のような身近な人とゆっくり恋愛するタイプは、恋愛経験が少ない人に多い。
社内恋愛はどうしても恋愛が苦手な人に多いという特徴が確認されるため、「経験の差」から、全体的に社内恋愛は好き避けが多い状況となっている。
恋愛のことを色々知っているタイプの人は「会社で彼氏・彼女を作ると何かと大変だから」と言って会社外で出会いを作っているので、社内恋愛する人の特徴として「もともと好き避けするタイプが多い」とも言えるのだ。
好き避けは、元々好きな人の前で素直になれないことも影響しているものなので、それが社内恋愛で出ているという形である。
奥手の人だったりした場合は、オーソドックスな好き避けをしている人は意外と少なくない。

社内恋愛で好き避けする理由③ 好きになりかけている自分を止めるため!社内恋愛しないようにブレーキする心理
恋愛は自然な感情の動きなので、「社内恋愛したくない」と考える人にも「社内に好きな人ができた」ということがあり得ないことではない。
もともとの考えとして積極的に社内恋愛したい人はそこまで多くもないため、好きになりかけた時点で気持ちにブレーキを踏むために好き避けする人がいる。
社内恋愛したくないと思っている女性の特徴については、下の記事で詳しく解説している。

社内恋愛で最も好き避けが多い状況は「好きになりかけの時期」
誰かを好きになりかけたときは、積極的に気持ちを育てようと思う場合と、逆に気持ちをなくそうとする場合があり、社内恋愛の場合は目立ったデメリットもあるから最初は否定に走りやすい。
仕事する場所で好きな人ができるのはもちろん良いところもあるが、付き合う前ならより強くリスクを考えてしまうからだ。
実際に好きな人を好き避けしたならそれ以上仲良くなることを止められる効果もあるため、のめり込むように好きになってしまうのは防げる面はある。みんながそう考えるわけではないものの、気持ちにブレーキをかけるために好きな人を避ける人は少なくないのである。

会社の人を好きになると、本気になる前に諦めたい心理になる人がいる
まだそこまで気持ちが乗り切っていなければ、意識して自分から諦めると言うか、気持ちを消してしまう恋愛もあるが、その理由として「会社だから」という理由が挙がるイメージだ。
ある意味それは的を射ていて、成就しない恋愛なら社内でわざわざ気まずくなる人を作ることは無いという合理的な判断はあり得る。
まだブレーキが踏める社内恋愛なら、始める前に進むべきか止めるべきかの判断があっても良い。この理由によって社内恋愛で好き避けする人がいる。
社内恋愛に迷いがある人は、下の記事を参考に「諦めるべき片思い」を見極められるようになろう。

社内恋愛で好き避けする理由④ 会社の誰かにツッコまれたことを契機に好き避けするようになる
社内恋愛は、何かのタイミングで急速に仲良くなることで恋愛感情が芽生えることも多いと思う。普段は「会社の人」として見ているから、何かをきっかけに意識するところから始まる恋愛は少なくないだろう。
そうなると、自分が好きになっていることに気付くころには、周りが「仲の良い二人」だと認識しているパターンが増える。
社内恋愛が盛り上がると同僚から探りが入ることも多くて、社内の飲み会で話題に上ることさえある。
「ねー、ねー、○○と付き合っているの?最近仲いいよね?」
「○○と話すとき、態度違ってない?好きなの?」
会社だから本気半分冗談半分な聞き方だが、本人は内心で顔が真っ赤。恥ずかしくてしょうがない。
特に、自分でもよく分かってなかった好意にツッコミが入るとかなり焦るものだ。そんなきっかけが好き避けへとつながる。
急に会社の人から好き避けされるようになった時は、冷やかしが理由である可能性がある
もしあなたが既に社内恋愛中で、好きな人から避けられたことでこの記事に興味を持ったなら、社内の誰かのツッコミや冷やかしで好きな人が好き避けするようになったのかもしれない。
急に態度が変わる場合は何かきっかけがあるものだから、本人に自覚がないなら周りの影響を疑ってみると正解に近づけることがあるから覚えておこう。
好き避けは見方によっては好きな人がモロバレになるところもあるけど、会社では仕事の雰囲気が好き避けをしやすくしている部分がある。

職場は好き避けしやすい環境がある
どんな職場もふざけた感じはないので、真面目な対応と言うか、そっけないと感じる態度を取っても違和感がない。
これでも社内恋愛で好き避けが多い理由だ。
周りを気にしないといけない社内恋愛は、周りの直接的な影響で好き避けする人が出てくる環境の恋愛である。
社内恋愛を成功させたいと思ったら、「好き避けされることもある」と言う前提で恋愛アプローチを考えるべきだろう。
男性は下の記事を参考に社内恋愛のアプローチに頑張ってみてほしい。

ここまで「社内恋愛の好き避け」を考えてきたが、次からは実際に社内恋愛している人や社内恋愛に興味がある人に向け、「社内恋愛のごめん避けを押してはいけない理由」について解説する。
社内恋愛は「ごめん避け」を押してはいけない!その理由とは?
好き避けは「好きだけ避ける」という点で気持ち自体は好意的なアクションだ。行動が矛盾しているだけだから、受ける側になった場合に好き避けの対処法で関係が末期化することが少ない。
しかし、ごめん避けは完全な拒絶の気持ちを示す行動なので、好き嫌い依然の問題で近づいてはいけないサインである。
もし好きになった人がごめん避けをするようになった場合は、直ちに引くことがなにより大事だ。
社内恋愛でごめん避けされたら、距離を置きたいサイン
ごめん避けは「あなたと関わりたくない」という強い気持ちがアクションとなったものだ。職場恋愛であれば、「必要最低限のコミュニケーションに留めたい」と思っているので、距離を置きたいサインになっている。
これは、なぜ関わりたくないと思ったかに関係なく、一度引かないと完全に嫌われて、恋愛どころか会社で仕事がしにくくなるから注意しよう。
好き避けの発展形でごめん避けをする場合もあるから、アプローチ中だと判断が難しいと感じるパターンだが、どんなに好き避けの可能性が消せなくても「ごめん避けされる」時は一度引くのが正解となる。
相手は気持ち的に整理している最中かもしれないし、いずれにしても「今は関わりたくない」という明確な意思を表現している。

社内恋愛のごめん避けは、嫌いだから避ける「嫌い避け」をされてる
ごめん避けは相手に対する優しさがないし、むしろそれを強調した態度を取っている。
はっきり言ってごめん避けは強い脈なしサインとなるため、多くの場合で嫌い避けされているものと判断するべきサインだ。強めのアプローチをしていた人は「やめてください」と言葉にされる前にひいて、社内の関係を維持するべきだろう。
ただ、繰り返すように社内恋愛は複雑な気持ちになることがあるので、ごめん避けが絶対に脈なしを宣言している意味になるわけでもない。
最低限、冷却期間を置くならまた相手の気持ちを確認できる瞬間があるはずなので、しつこくしないようにしよう。
余計に関係をこじらせると修復が厳しい。またチャンスを待つために時間を置くと相手の態度も軟化するはずだ。
社内恋愛の職場での好き避けと嫌い避けを見抜くコツ
社内恋愛中の人で、「職場で好き避けされてるのか嫌い避けされてるのか分からない人」は、下の記事を詳しく読んでみてほしい。

基本的には「フォローの有無」で職場の好き避けと嫌い避けの違いを見抜くのがコツだが、緊張感のある職場だと複数のチェックポイントで判断するべきだ。
好き避けの態度として分かりにくい「冷たい態度を取られる」とか「そっけない態度を取られる」など、職場の好き避け問題で悩んでいる人に取っては、役立つ記事になっていると思う。
まとめ
今回は、「社内恋愛で好き避けが多い理由」と「職場のごめん避けを押してはいけない理由」を説明した。
恋愛をどう捉えるかや、重要度などが人によって違ってくるから、社内恋愛で好き避けが多くなる理由は多少複雑になっている。
単純な好き避けだけの問題ではなく、もう少し現実的な意味(=振られたらどうしような等々)が込められているところは社内恋愛の好き避けで特徴的な部分だ。
今回の記事で好き避けする気持ちが少しでもわかったと思うので、上手く恋愛を進めていくためにそれを踏まえた方法を取ろう。
社内恋愛した時に一番気になる「脈ありと脈なしの違い」については下の記事で詳しく解説している。合わせて読んでおこう。

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