最近、同じ職場同士で恋愛したくないと考える人が昔に比べて増えてきている。あなたも、「社内恋愛は嫌だ」って思っているタイプだろうか?
この記事の後半で紹介するアンケートによれば、職場で出会ったカップルの割合は現在30%を切ってきている。でも、社内恋愛したくない理由や心理とはどんなものだろう。
この記事では「同じ職場で恋愛したくない人の理由や心理」について解説するので、あなた自身のことはもちろん、同じ職場に気になる人や意識する人がいる人にも詳しく読んでもらえればと思う。
会社の中ではうまくやっていきたいから職場恋愛は無理
会社内の人間関係は、社会人に取って土台となるものだ。そう考えると、適度な距離感で「親しき仲にも礼儀あり」の精神で付き合うべきなのが会社内の人間関係である。
しかし、そこへ「恋愛感情を持ち込む」という行為は、そんな無難に行きたい職場の人間関係を壊す行為に相当し、自分だけでなく周囲に迷惑をかけてしまう可能性がある。
社内恋愛が嫌だと考える人は、会社内では上手くやっていきたいという心理が強く、同じ職場で恋愛したくないのは、会社内の人間関係で苦労するのが嫌だから。
確かに社内恋愛はいくつかの超えるべきハードルがあって、それは恋愛相手と一緒に乗り越えていかないといけないことも含まれるため、会社の人は恋愛対象外と考える人がいても頷ける。
社内恋愛のメリットとデメリットについては下の記事で詳しく解説しているので、「職場恋愛のデメリットが詳しく知りたい」と思っている人は合わせて読んでみよう。
恋愛が苦手な人と得意な人で、同じ職場で恋愛したくない理由は違っている
同じ職場で恋愛したくない人は、恋愛が苦手な人と得意な人で理由が違っている。それぞれについて解説しよう。
恋愛が苦手な人が同じ職場の恋愛を嫌がる理由
恋愛が苦手な人が同じ職場の人と恋愛したくない理由は以下の5つが特徴となっている。
- 職場恋愛は上手く行かないと考え、リスクの方が高いと考えるから
- 職場ではなおさら思い切ったアプローチができないから
- 会社でモテないと感じているから
- 同じ職場の恋愛を進めていけないから、恋愛対象から除外して割り切りたい
- 社内恋愛に失敗したときのフォローの仕方が分からない、自信がないから
同じ職場の人と恋愛する場合、他の出会い方と比べてお互いがよく知り合う恋愛となるから、本当は恋愛が苦手な人ほどゆっくり進めていける恋愛になる可能性もあるのだが、実際は上の5つの理由を主に、同じ職場で恋愛したくないと考える。
恋愛が苦手な人は「異性に消極的」なのが特徴だが、職場恋愛だとなおさら「リスクや失敗時のフォロー」に気が周り、職場恋愛は無理…という状態になってしまう人が多い。
恋愛が得意な人が同じ職場で恋愛したくない理由
では逆に、恋愛が得意な人が同じ職場で恋愛したくない理由ではどんな特徴があるだろう。下の4つはよくある理由である。
- 交際関係が広いため、わざわざ同じ職場で相手を探す必要がない
- 同じ職場で恋愛感情を持ち込むとイメージダウンになるため、社内で動きたくない
- 会社の人とは割り切って付き合う方が楽だから
- 社内恋愛に限らず、彼氏や彼女と別れた後のめんどくささを知っているから
恋愛が得意な人と苦手な人で共通項が少ないわけではないが、恋愛が得意な人やモテる人が職場恋愛が嫌という理由は、上の4つの理由や心理で職場の恋愛を避ける。
本当にモテるタイプだとしっかり割り切っていない限りいくつかの恋愛エピソードができてしまうのだが、自分から動こうとしない人は少なくない印象だ。
恋愛が得意か苦手かで理由や心理が分かれることを確認した上で、多くの人が「同じ職場で恋愛したくないと考える理由や心理」を総合的に紹介していこう。
仕事に支障をきたすから職場恋愛が嫌
職場は仕事をするものだという考え方は至極常識的な考えであり、職場で恋愛したくない理由としても一般的だ。
恋愛にのめり込むタイプはそれこそ仕事が手に付かなくなる人がいるし、そうじゃなくても職場で個人的な関係が進めば、いずれにしても仕事はやりにくくなる。これは、恋愛相手に取っても、である。
付き合うにしても振られるにしても、結局仕事と恋愛の相性はそう良くない。職場に好きな人を作ることが仕事を頑張れる理由になるとは思うのだけど、必然的なコミュニケーションが発生する仕事では、やはり恋愛感情が仕事の邪魔をするものだとの価値観には納得できるところだ。
特に、会社で出世したい人や、身の回りの人間関係を大切にするタイプは、感情よりも理屈で恋愛感情を除外して職場の人と接する人が多い。
どうせ転勤で離ればなれになるから職場恋愛が嫌
上場企業に勤めている人は、職場の恋愛に「転勤リスク」が現実的だ。
「どうせ2~3年で転勤するから、恋愛してもしょうがない」と考えれば、同じ職場で恋愛したくない理由になる。職場で付き合っても長く同じ職場に居られないのであれば、社内恋愛なのに遠距離恋愛となってしまう。
転勤が多い金融系や商社系、メーカー系に勤めている人などは、頻繁な転勤を理由に婚期を逃すなんて話が結構ザラで、恋愛したくないと言うより恋愛できない理由に近いかもしれない。
実際、転勤するまで2~3年あるなら恋愛する期間として十分だとも思えるが、地域職など、地域を決めて働く女性は転勤する男性と恋愛するより、将来の結婚まで意識するなら近くて転勤しない男性を選びたくなる。
転勤が多い職業に就く人は恋愛しにくい環境にあるかもしれない。
職場恋愛でケンカした時、感情的になってしまって他の社員と平静に接することができないから
同じ場所に居る人と恋愛する場合、その人の恋愛の仕方次第では生活そのものに恋愛が影響するから、職場恋愛を慎重に考えるのは当然だ。
感情的になりやすいと自分の性格を分析した場合、同じ職場で恋愛したくない理由になることがある。なぜなら、恋愛が人の感情を一番動かすものだからだ。
上手く行っている時はまだ良いのだけど、たとえ上手くいく恋愛でも相手がいる人間関係では波があって、付き合って距離がなくなっていくときほど喧嘩してしまう面もある。
恋愛力の中には「自己コントロール」も大事な力とされている。職場に恋愛を持ち込むことで苦労する人間関係の難易度がさらに上がった場合、自分がうまく感情コントロールできないと思えば職場恋愛を避けがちだ。社内恋愛が嫌だという感情までエスカレートしていく。
恋愛経験が少ないと「職場は職場」と分けて考えることも難しい人が多いため、考えれば考えるほど踏み切りにくくなるのが「同じ職場で働く人との恋愛」なのかもしれない。
職場では恋愛するべきではないとの価値観を持っているから同じ職場で恋愛しない
恋愛観は人それぞれであるため、会社で恋愛するべきではないとの価値観を持った人も当然存在する。
その価値観を持った理由は様々だろうが、結局そういう人は「職場は恋愛するべき場所じゃない」という気持ちの部分が引っかかっている。感覚的な理由だ。
良い人と出会い、関わることでこの価値観が変わるタイプもいるのだけど、人の社内恋愛を否定しない人ほど自分の価値観が固いタイプだ。人さまの恋愛は肯定しつつ、「自分は職場恋愛が無理!」ってなっているタイプは、口説くだけ無駄に終わるケースが目立っている。
意思の強さに関しては恋愛観だけじゃなく性格や言い方でも変わってくると思うので、もし好きな人が職場にできた際は社内恋愛カップルを話題に出してみたりして、価値観を確認しておくといい。
最近、社内恋愛否定派は増えてきているので、その恋愛の難易度が分かる場合がある。
同じ職場は、両想いでも付き合わない、付き合えない場合がある
ここまで解説してきた通り、職場恋愛が嫌だと思う人には様々な理由があって、それが複雑に絡み合っている場合もある。
その点を考慮すると、同じ職場の恋愛は「両想いでも付き合わない、両想いでも付き合えない」という場合がある点に注意してほしい。
つまり、社内恋愛はそもそも付き合う気がないのに、ある程度恋愛が進むパターンがあるということだ。
なぜ、職場恋愛が嫌だと思っているのに、好きになってしまうことがあるのか
では、「なぜ職場恋愛が嫌だと思っているのに好きになってしまうことがあるのか」という点だが、これは「恋愛感情が理屈のみでコントロールできない」のが理由だ。
会社内の人との関りはそれぞれ会社や職場ごとに違っているが、社内恋愛が嫌だと思っている人でも、いいなと思う人や意識する人ができることもある。その際、気持ちを割り切る前にコミュニケーションが深くなると、好きになってしまうこともあるのである。
社内恋愛したくない人だと、両想いになっても付き合えないことがある
職場恋愛や社内恋愛が嫌だと思っている人でも職場の人を好きになることがあると言ったが、「両想いになったら付き合えるか」と言ったら答えはノーだ。
もちろん、職場恋愛が片思いから両想いになったのなら付き合える可能性はある。でも、職場恋愛だけは嫌だと思っている人のように、職場恋愛を避けたい気持ちが強いほど、自分が持った恋愛感情を自然消滅させるように「気持ちを割り切る方向」で感情をコントロールしようとする。
中には、「ずっと告白されない」とか「告白しようとしてもはぐらかされる」と言った事態に悩むこともあるので、職場恋愛や社内恋愛は「相手の考え方や価値観」を知っておくことが重要だ。
社内恋愛したくない人の割合は現在そこまで低いわけじゃないので、可能性がない恋愛なら諦める選択肢も現実的になってくる。
ダラダラ恋愛するような感じになった際は、自分の幸せとしっかり向き合ってみよう。
同じ職場で恋愛したくない人は、どこで出会うのか
最後に、同じ職場の人と恋愛したくない人が「どこで出会っているか」というポイントについてまとめる。
恋愛が苦手か得意かに関係なく色々な理由があったけれど、もしあなたが職場恋愛が嫌だと考える場合は、「どこで出会うか」を考えないと恋愛できなくなってしまう点には注意が必要だ。
「Woman Insight」がカップル7000人に行ったアンケートによると、23歳以上のカップルの「出会いの場所」は、以下の結果となった。
1位:職場 26%
2位:SNS・インターネット 17%
3位:学校 15%
4位:友人の紹介 12%
5位:アルバイト先 8%
6位:合コン 5%
その他 17%
http://www.womaninsight.jp/archives/118755/2
最近になって社内恋愛の否定派が増えたといっても「職場で出会った」というカップルは、割合として第1位だ。
かなり分散が進んでいるのだけど、やはり恋愛の機会として職場の人を恋愛対象外にするということは彼氏を作る・彼女を作るという点において恋愛環境の悪化を直接意味する。
アンケートを見ても明らかなように、今「同じ会社で恋愛したくない人」はネットをきっかけに出会って恋愛しているカップルが2位につけているため、友達の紹介が期待できない・上手く行かない人は「どこで出会うか」を考える際のヒントにしてみよう。
下の記事では恋愛に必要な力の内である「出会い力」を高める方法として、日本一の恋愛コミュニティ「ペアーズ」を徹底解説している。興味があれば読んでみてほしい。
【公式サイト】
【詳細記事】
社内恋愛は色々とデメリットもあるから否定派の人がいて当然。でも、それで恋愛できない理由にしてしまっては恋愛したい人に取っては不幸となる。
ぜひ自分の恋愛環境についても考えてほしいので、あなたが「同じ職場で恋愛したくない」と考える人なら、「じゃあ、どこで出会うか」を考えるようにしよう。
1位の出会い方を捨てているため、特別な努力が必要になっている人が多いはずだ。
特にアラサー前後の人は、下の記事も読んでおいてほしい。

まとめ
今回は「同じ職場で恋愛したくない人の理由や心理」について解説した。
職場恋愛を嫌がる理由は色々な理由があったと思うけど、最後に紹介したアンケ―トは昔と大きく変わってきたため、参考にしてもらえればと思う。
恋愛は平穏な人間関係を引っ掻き回すことになる場合もあって、自分の身の回りでゴタゴタが起きればめんどくさいって思う人がいて当然。社内の人を恋愛対象から除外する人が一定の割合で存在している。そこには出会い方が多様化した面も関係していそうだ。
しかし、それ以上に問題となっているのはそれだけ恋愛が苦手になってしまっている人が増え、恋愛をめんどくさいものだと思う人が増えたからかもしれない。
これを読んだ人の中には気になる人や好きな人の心理が知りたいと思って読み進めた人もいると思うから、相手の意思がはっきりしていると感じるときほど「これから」のことを考えてみよう。
きちんと出会い力を強化すれば素敵な人は世の中に星の数ほどいるのは事実。どう恋愛していくかを考えることも実際大切なことである。
ただし、今回は職場恋愛を否定する考えを紹介した記事であり、私自身は個人的に社内恋愛を否定する立場ではない。同じ会社の人は恋愛する上でデメリットだけでなくメリットもある関係性なので、誤解はないようにしてもらえたらと思う。
あくまでも世の中のカップルの一番多い出会い方は「職場」となっている点は十分に理解してもらいたい。
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