「結婚は、やっぱり妥協が必要なの?」
「婚活する時に、妥協するべきところと、妥協しないべきところは?」
婚活を始めた人がすぐに結婚できれば「婚活に妥協は必要ない」と答えるのかもしれないが、婚活が上手く行かないと「妥協婚の選択肢」が頭をよぎる。
結婚に関しては相手探しに頑張る人ほど結婚相手を探すことがもはや奇跡に近いものだと感じることがあるし、特に結婚に焦るアラサー女子や、結婚に危機感がある結婚適齢期を過ぎた人が結婚への悩みが深くなると、「どんな人を選べばいいか分からない」状態になってしまうこともある。
この記事では、そんな婚活女子のために「結婚に妥協は必要なのか」をテーマに、「婚活する上で妥協するべき条件と、妥協しない方が良い条件」を解説する。
結婚したいけど、結婚相手がいない人はぜひ最後までじっくり読んでみてほしい。
妥協して結婚した結果は最悪
「きちんと婚活しているなら、妥協すれば結婚できる」
これはよく言われることだが、結論から言えば、完全に妥協して結婚した場合の結果は最悪だ。
婚活の目的は「結婚すること」に間違いないのだけど、あくまでも幸せになれるのが前提であり、「妥協婚はどこに妥協した結婚なのか」でその後の人生が大きく変わる。
結婚は幸せな結婚生活が送れないと独身より不幸
「結婚」というのは人生の中で一大イベントとなる出来事。婚活する多くの人が、結婚することによって「今よりも幸せになれる」と思っているが、現実はだいぶ違う。
もちろん、「子供がほしいから結婚する」という場合であったとしてもである。
結婚しても相手を間違えると「不倫されて精神的にズタボロ」「優しいと思って結婚したのに文句ばっかり」ということに成りかねない。独身のメリットに気づく時は、「結婚のデメリット」を痛感した時だ。
完全に妥協した結婚は独身の時よりも不幸になってしまう可能性すらある。
婚活で妥協したくないと思っている自分の本音に嘘をつくのは後悔の原因に…
婚活で結婚相手に求める条件を本音では妥協したくないと思っていても、「妥協しなければ結婚できないのではないか」と葛藤している女性も多いのではないだろうか?
でも、「結婚相手に妥協したくない」と思っているから自分がどうしたら良いか分からなくなる。
もし仮に、自分の本音に嘘をついて「この人でいいか」と思って妥協して結婚した場合、自分の選択に絶対の自信がない状態から結婚生活がはじまる。そうなれば、結果夫婦の関係が上手くいかなくなった時の後悔の気持ちはどうしても強くなる。
結婚には覚悟が必要だと言われている中、自分の本音に嘘をつく妥協婚は、「健やかなる時も病める時も一緒にいる夫婦」に亀裂を入れる原因になるのだ。
妥協婚は結婚への妥協の仕方が問題となるわけだが、ではなぜ「結婚に妥協は必要」だと言われるのだろう?
婚活は妥協するべきとの意見がある理由
婚活は妥協するべきと言われる理由は大きく分けて3つポイントがある。
ここに当てはまってしまう人は結婚や婚活に対して妥協が必要になっているかもしれない。
婚活を条件で考え過ぎてる人が多い
「婚活」は自然恋愛ではないため、多くの人は結婚を条件で考える。例えば、容姿・学歴・年齢・年収・子どもを作るか作らないかなど、結婚したい人が考える「結婚の条件」はまだまだたくさんある。
しかし、生涯を共にする人をこれらの条件だけで選んで良いのだろうか?
答えはNOだ。あくまで「条件」というのは相手の表面的な部分に過ぎない。
結婚相手として生活していく中で、より重要なのは内面的な要素で、例えば、その人の性格・人柄・フィーリング・相性などが挙げられる。
婚活は妥協すべきとの意見があるのは、結婚する上で重視すべきものがもっと他にあるのにも関わらず、あまりにも結婚相手を表面的な条件で考え過ぎているからである。
しかも、婚活するとたくさんの人に出会えることもあって、結婚に求める条件が吊り上がっていくジレンマを抱えるため、婚活歴が半年を過ぎたあたりからはより結婚の本質を意識する必要性が高まる。
結婚相手としての条件が良い人ばかりを選ぶと「誰もピンとこない」という状況になる。何年も婚活している人の多くはこのパターンに陥っているのである。
婚活市場の自分の価値を勘違いしてる人がいるから
婚活は自分が結婚相手を選ぶために行うものだから、「自分の価値」を無視してしまって、勘違い男・勘違い女になってしまうタイプがよくいる。
婚活市場では自分の価値を勘違いしている人が多いから、婚活は妥協すべきと言われる。
例えば女性の場合、イケメンでMARCH以上の高学歴で、年収700万円以上の高収入の男性を結婚相手の条件とする婚活中の女性がいる。しかし、これらの条件に合致する人はどの程度いるだろう?
そもそも、この女性は相手男性が求める結婚相手像に見合うような女性なのだろうか?
年収700万円以上の男性は全体の20.5%(平成29年分 民間給与実態統計調査結果)のところ、未婚男性に絞って考えるとその希少価値は相当で、それに加えてイケメン、高学歴ともなればかなり限られてくる。
それに釣り合う女性となれば、どうしても「若くて、美貌と賢さを兼ね備えた才色兼備な女性」ということになってしまう。
婚活市場では、お互いが選び合っていることを忘れて、自分の価値を勘違いして条件を設定してしまう人が多いから、そこをストレートに言えない面もあって「結婚相手の条件を妥協すべき」だと言われる。
婚活は自分の年齢との勝負でもあるから
統計的には、20代のうちは焦らなくとも自然な出会いから結婚できる年代だ。

だが、30歳を過ぎると女性は「売れ残り」と言われはじめ、最も婚活を始める人が多い年代に突入する。
なぜなら、男性が婚活で最も重視する条件はスペックよりも「年齢」で、女性が結婚相手に選ばれるには「若いに越したことはない」からだ。
さらに、出産願望がある女性は35歳には出産適齢期を過ぎて、40歳には出産のリスクがかなり上がってしまうことから、30代を過ぎてからは1年1年が勝負の年になる。
結婚したくても、年齢が問題になると条件を妥協せざるを得ない面が出てくるのだ。
婚活はお互いの条件が合致して初めて成立するものだから、「年齢」がクローズアップされやすい女性の婚活は、「妥協すべきところは妥協するべき」というのが先輩婚活女子の声。「だって、健康な子供を産みたいでしょ?」と言われると、理想を追うのが間違いに思えてくる。
気が付くと35歳になって一生売れ残りのまま人生を歩みたくないなら、お嫁さんになる年齢には拘るべきだというのが男性視線のアドバイスでもある。
そこで重要となってくるのが、自分が持っている結婚相手の条件の中で、「何が妥協すべき条件なのか、何が妥協するべきではない条件なのか」を見極めることだ。
自分が結婚相手に求める条件として、妥協ポイント・妥協しないポイントを明確にしておこう。
婚活で妥協するべき条件とは?
現実の結婚を踏まえると「妥協するべきところに妥協する」のが婚活を成功させるコツだが、どこに妥協するべきなのだろう?
後悔しない結婚の仕方にフォーカスしてポイントを紹介しよう。
結婚相手候補の容姿(顔、身長、ファッション)は、ある程度の妥協する方が良い
結婚する相手は顔が良くて、スタイル抜群な人が理想という人も多いと思う。何歳になっても異性の容姿には注目しがちだが、「容姿が良い」という条件は婚活する上で妥協するべきポイントだ。
出会った頃は、自分好みの容姿にドキドキするもの。でも、「美人は3日で飽きる」と言われているように、時間が経つにつれて一緒にいる相手の顔はどんな顔でも慣れていく。これは、良い意味でも悪い意味でもだ。
さらに、結婚して夫婦として共に過ごしていると、お互い老いていき、見た目は大きく変化していく。体系の変化は数年間で見てみると明らかだ。
見た目の魅力は最もわかりやすく、心惹かれるものであるが、外見の魅力は結婚などの長い期間心を掴まないファクターなのである。
好きになれるのであれば「容姿」という面とは別の条件にこだわる方がより幸せな結婚に繋がる。
ただし、容姿に関してチェックしておきたいポイントもある。
それは、容姿への気遣いだ。男性の場合は多少ブサイクだと思っても年齢を重ねると味が出てくるが、容姿への気遣いがない男性はおじさんを極めていくうちにどんどん汚らしくなっていく。
例えば、髪がボサボサになっていないか、鼻毛が見えていないかなど、最低限の清潔感を保てているかどうかは大切である。結婚したら身だしなみをきちんとしていない男性は一緒にいて恥ずかしくなるから、世間体を考えても注意しておきたい。
結婚前から自分の見た目に気を遣えない男性は、夫になったらさらに気遣いがなくなるので、劣化も早いという特徴がある。結婚したことを後悔する原因になるので、見た目を気にしている男性を選ぼう。
結婚相手の年収は妥協ポイント!金銭感覚は妥協しない方がいい
結婚相手の年収を気にするのは悪いことではない。年収が多いに越したことはないし、将来のことや子どものことなど色々考えているからこそだと思う。
しかし、その条件を譲れないものにしている以上結婚できないのも事実だ。実際に婚活女子がよく言う「年収1000万円以上の男性」は全体の数パーセントに過ぎないから、美貌や年齢という面から考えると、若くて美人な女の子に取られてしまう。
年収が1000万円ある男性は婚活市場にいる女性を選び放題な状況がある。本気で結婚したいと思っているなら、今一度「自分が求める年収を得ている人が自分に見合うのか」をよく考えてみるべきだろう。
実際、年収に拘らない女性は条件にマッチする男性が格段に増えるため、他の条件を吟味できるし、自分が結婚相手に選ばれる確率も高めることができる。
ちなみに、結婚相談所「サンマリエ」の結婚と婚活に関するアンケート2018によれば、女性の結婚相手に臨む年収の1位は400万円だった(詳しくはこちら)。より多くの出会いを獲得したいなら、結婚相手に求める年収の条件を「年収400〜450万円以上」まで現実的に考えてみるのも一つだ。
年収が400万くらいあれば夫婦共働きで十分な暮らしが送れる。専業主婦を希望している場合は少し厳しいから、年収500万円以上に条件を設定すると良いだろう。
ただし、結婚相手の年収に妥協するとしても「金銭感覚」については妥協するべきではない。婚活では、年収が高いかどうかよりも、一定の年収を得ていれば「金銭感覚が合っているかどうか」の方を重視すべきだ。
結婚生活では夫婦で財産を共有することになるから、お金に関する価値観が違うと上手くいかなくなってしまう。例えば、あなたが安いお肉を求めて何軒もスーパーに行って節約しているのに、結婚相手がすぐに高級ワインを買ってしまうような浪費家だと、いつか家庭が崩壊する。
独身のうちは自分で稼いだお金は好きに使えていたが、結婚するとなると共通のお財布になる訳だから、相手に取って「散財」だと思われるお金の使い方は夫婦関係を壊す火種となる。年収に気を取られ過ぎて、相手の人柄など内面に目を向けないのは避けたい。
あまりにも低い年収は問題だが、生活できるくらいの年収を稼ぐことができいて、自分と金銭感覚が合っている男性ならば、二人で頑張っていける。「高い年収」は理想であるものの、妥協する判断は賢明だと言える。
結婚相手の学歴は妥協するべき条件!今の状況の方がよほど大事
婚活では、有名な大学・大学院出身の男性はどうしても魅力的に感じてしまうものだ。賢い男性は素敵だし、「高学歴」を結婚相手の条件にしている女性も多いのではないだろうか?
しかし、学歴は過去の経歴にすぎず、今の彼の人間性を表している訳ではない。学歴よりも大切なのは、今のステータスであり、今の人柄・スキル・人徳だ。
厳しい家庭の場合は親に紹介できないレベルの学歴だとまずいが、現在の仕事がしっかりしていて、きちんと稼ぎがあるのならば、学歴は結婚する際に拘るポイントではない。
婚活は、世間体を気にしすぎると上手くいかない上に、過去の経歴より他に拘るべき条件もたくさんあるため、「高学歴」という条件を結婚相手の条件から外して考えよう。
結婚相手との年齢の差は、理想の年齢から5歳上くらいまで妥協するべき条件
婚活はデータを参考に進めるので「相手との年齢差」は気になって当然なのだが、妥協すべきポイントになっている。
たしかに結婚相手に求める理想の年齢はあると思うが、ジェネレーションギャップが生じるのは+10歳以上上からで、条件に当てはまる理想の年齢の幅が狭くて合致する相手が少ないのであれば、理想の年齢の範囲から+5歳するだけでも大きく変わる。
結婚は、年齢差よりも一緒にいて落ち着ける相手なのか、ストレスなく共に生活できる相手なのか、という観点の方がよっぽど重要だ。相手が何歳離れていようが、フィーリングが合うならデータ上で見るよりリアルは問題ない。
ただし、将来子どもができた時に一緒に育てていくことまで考えると、年齢差がありすぎる夫婦は子育ての面で問題が起きることもあるので、結婚後のことも考えて判断しよう。
そう意味では、年齢差がある男性の場合は「体力があるのか」という点はチェックポイントになる。
妥協するべきポイントを整理したところで、次は妥協しない方が良い条件を解説する。
婚活で妥協しない方が良い条件
結婚は、自分が求める条件の差し引きで考えると失敗する。つまり、「年収が高いから他は目をつぶろう」ではダメということだ。
婚活する上で妥協するべきではない条件があるので、しっかり理解しておいてほしい。
注意しても直さない「意固地な性格」は結婚に向かない男
婚活で知り合う人は、恋愛感情がない中で出会うため「欠点」に目が行きがちである。
ただ、男性に何か欠点が見えたとしても、直す気がある人は直せる。お互いに取って結婚は人生の一大事であって、幸せな家庭を作ることは結婚する二人両方の目標だから、直そうと努力する男性については結婚相手候補として問題ない。
しかし、何か欠点を指摘しても意固地に「自分はこういう人間だから」と、注意しても直さない男性は妥協して結婚しない方が良い相手。
思いやりのない「意固地な性格」の男性は、二人に取って大事なことでも自分の意見を曲げないで押し通そうとするから、結婚相手に不向きな性格の男性だ。
結婚後の生活を考えると、注意した時の態度は非常に重要である。
「子どもを作るか、作らないか」と「子供の希望人数」
婚活する上で「子供に関する条件」は妥協するべきではないと思っている人が多いと思うが、最近は「子供がいらない人」が増えてきている。
内閣府による「子供の希望人数」に関する全国調査ではこんな変化が起きているのだ。
平成22年 | 平成30年 | |
---|---|---|
男性 | 13.0% | 25.3% |
女性 | 14.2% | 23.6% |
(※出典:内閣府 平成22年度 結婚・家族形成に関する調査報告書、内閣府 平成30年度「少子化社会対策に関する意識調査」より)
子供が欲しくないと回答した割合が、男性は平成22年度の13.0%に対して平成30年度は25.3%、女性は平成22年度の14.2%に対して平成30年度は23.6%という結果で、子供が欲しいと思っている男女が8年間で約10%上昇している。
全体的に見ても、子供がいらない人の割合は、平成22年度の13.6%に対して平成30年は24.5%と、やはり10%以上上昇しており、以前よりも子供が欲しくないと考えている人が増加している。
さらに、最新の平成30年度のデータに注目してみると、子どもが欲しくないと考えている30代の男性はおよそ20%いることがわかる。
「結婚したら子供を作るのは当たり前」とは言えなくなっている現状があるため、「子どもを作るか、作らないか」については、結婚する上で絶対に妥協すべきではない条件になってきた。
特に女性は、出産には年齢の問題が絡むから、子どもを希望する場合にはシビアに行動することが求められる。婚活をするなら子供の人数にまで踏み込んでライフプランの一致を見たいところだ。
話し方、雰囲気が「生理的に嫌」
どんなに良い条件の相手だったとしても、好意を持てない相手とは結婚しないべきだ。初対面で生理的に嫌だと感じたら、結婚後に好きになることはまずない。
話し方や食べ方、ちょっとした仕草や雰囲気など、誰かに対して「生理的に無理かも」と思うところはいくつもあるが、結婚するとなればその相手と一生一緒にいることになる。
そこには必ずどこかで無理するのが無理になるので、妥協婚は好意を持てることが条件になる。
年齢的に若かったり、精神的余裕がある場合は、生理的に受け付けない男性をきっぱり切ることも可能だが、結婚できなくて焦っている女性は「我慢した方がいいのかな…」と考えてしまうことがある。
しかし、「生理的に嫌」ということは自分の本能が拒否しているということ。本能が拒否しているということは、我慢してもいくら努力しても、相手を受け入れることができないということと同義である。
もし、結婚したとしても幸せな生活とは程遠いものになってしまう。
フィーリングが合わないと思ったら最後に結婚相手に選べない
死ぬまで生涯を共にする結婚相手とフィーリングが合わないのは正直キツイ。いくら見た目がタイプでも条件が良くても、一緒に生活している中で気を張ってしまうような相手とは気疲れしてしまうから、長続きしない。
そんな結婚生活を想像してしまうから、交際することになっても最後は「フィーリングが合わない人との結婚を決められない」という状況になる。決め手に欠けるというか、選びきれないというか、どうしても引っかかるのが「なんとなく合わない人」である。
逆に、フィーリングの合う相手とだったら、自分らしく素のままいられるから、多少条件が気になっても結婚相手に選びやすい。自分がありのままいれる環境は心地いいし、良好な夫婦生活を想像できる。
婚活を終える相手を選ぶ際は、「二人で未来を作れるか」という点をよく考えてみるべきだろう。
フィーリングが合わないと思う相手は、相手もあなたとフォーリングが合わないと思っているので、なかなか乗り越えられない問題となる。
出会ったばかりから「誠実さ」を感じない人は、結婚後さらに悪化する
誠実とは「偽りのなく、まじめなこと。真心が感じられるさま。(大辞林 第三版より)」だが、結婚相手に求める条件としての誠実さは「浮ついてない(=浮気をしない)、嘘をつかない」ということだ。
もし、浮気や不倫を繰り返す男性と結婚したら、結婚しても安心して生活できないし、耐えられなくなっていずれ離婚する。
ただ、出会った当初は自分をよく見せたいがために一見誠実そうに振る舞うのが普通だ。相手の素が出るのは交際してしばらくたった後、もしくは結婚して数年経ってからなので、本当に誠実かどうかを見極める力がないと後悔する結婚になってしまう。ここが大問題。
そこで婚活女子に覚えておいてほしいのは、「自分の家族を大切にする人かどうか」だ。ストレートな質問では取り作った返答をされるのがオチなので、普段の何気ない会話から親を想う気持ちや兄弟・姉妹を想う気持ちを聞きだすと、数年後の二人の関係を想定できる。
「自分や家族を一途に愛してくれるような誠実な男性かどうか」というのも婚活をする上で妥協してはいけない重要な点の一つである。家族観についても結婚前に話題にしておきたい。
妥協婚で離婚しないように!婚活で妥協するべきか妥協しないべきか
ここまでを読んで「婚活は妥協するべきか、妥協しないべきかのあなたの答え」は出ているかもしれないが、大事なポイントが4点あるのでしっかり理解しておこう。
婚活は妥協したくない人が幸せな結婚ができるようにするもの
正直、婚活で「妥協すべきか、妥協しないべきか」考えている時間は勿体無い。婚活を始めた時点で結婚できる環境を作れているのだから、自分のリミットを考えるくらいなら自分の結婚市場における市場価値を冷静に考えて分析することが重要である。
自分の市場価値を理解することによって、自分に合った条件の人が見えてくるから、今までよりも相手探しがしやすくなる。
婚活は妥協したくない人が幸せな結婚をするために行うものだから、「我慢して結婚する」のは間違いだ。自己分析をしっかりして、自分を客観視しながら「選び選ばれる結婚」にリーチするべきである。
では、妥協しないで結婚相手を探すにはどんな方法を取るべきなのだろう?
妥協できるところを妥協しないで結婚相手を探すには?
婚活をする場合であっても、全く妥協しないで結婚相手を探すのは正直難しいが、「妥協したくない」と思っている人に紹介したいのが、東京大学社会科学研究所が2009年に実施した「働き方とライフスタイルの変化に関する全国調査」だ。(詳しくはこちら)
この調査では、「結婚に対する活動数(=結婚するためにした活動の数)」が3つになると婚活の効果が格段に高まることが明らかになっている。
つまり、複数の婚活の方法を取っている人は、婚活に成功しやすいということが判明したのだ。婚活の方法は様々だが、ここではより効果的な3つの婚活方法を紹介したいと思う。
東大の研究でも明らかなように、婚活に成功する人は、この中から複数の手段を講じて婚活に頑張った結果幸せを掴んでいる。
妥協しないために婚活サイトを利用する
マッチングアプリよりも結婚願望が強い人が多く登録しているのが「婚活サイト」だ。
完全無料の物も存在するマッチングアプリとは違って数千円くらいの会費がかかるのだが、その分本気で結婚したい人がたくさん登録しているため、結婚相手を探すためには有効な方法だ。
複数存在する婚活サイトを選ぶ際には、本人確認があるサイトを選ぶと信頼度が上がるからおすすめである。現在の婚活サイトはその多くが「信頼性」を最重要視しているため、セキュリティには万全を期しているサイトがほとんど。
婚活サイトのメリットは、会員登録者が多いから他の婚活の方法よりも出会いの数が増えるということと、完全にインターネット上だけで相手探しができるから隙間時間を使って気軽にできるという点だ。
一方でデメリットに当たるのが、婚活サイトでは会ったことも見たこともない人と交流することになる点。
唯一どのような容姿をしているのかを見ることのできるプロフィール画像には、写真写りの良い写真が使われやすい。そのため、出会った男性と実際に会うときにはギャップが生じやすいので、信頼関係を深めてから会うのをお勧めする。
現在は、結婚した男女の約1割強がネット婚活をきっかけに出会っている。一般化してきている理由は「日常に出会いがない」ということなので、あなたの恋愛環境を変えるのに「最も簡単な方法」が婚活サイトの利用だろう。
女性の立場に立って作られたゼクシィ縁結びは私が実際に試しておすすめできる婚活サイトだったので、安心して使える婚活サイトを探している人は公式サイトを見てみよう。
妥協婚を回避するために結婚相談所を利用する
結婚相談所には、本気で結婚したい人しか在籍していない。仲人型・データマッチ型・インターネット型などの様々なタイプがあるのが特徴だ。
結婚相談所に入会するときには約10万円の入会金がかかり、それに加えて毎月1万円程の料金がかかる「高額なサービス」だが、在籍している人はみんな本気で結婚したい人たちで、専属のアドバイザーもつく。一人で結婚相手を探すよりも効率的である。
特にアラサー前後の「結婚できないかもしれない」と不安になっている人にはおすすめの婚活手段。
結婚相談所には、一定の条件を満たした人しか入会が認められず、審査も行われているので、安心して利用できる点はやはり魅力だ。
結婚相談所大手である「楽天オーネット」では、自分が結婚相手に求める条件にマッチした人が実際にどのくらいいるか診断できる「結婚チャンステスト」を無料でやっているので、「本気の婚活をそろそろ考えないと…」と思っている人は受けてみると参考になるはずだ。
フィーリングを大切にしたい人は婚活パーティーもおすすめ
婚活パーティーは、結婚・交際したい男女が会場に集まって、直接異性とコミュニケーションをとって交際相手を探す場だ。
パーティー自体は司会の進行で進んでいき、自分から話しかけに行かなくても全員と話す時間が設けられているので、人見知りな人でもやる気があればコミュ力を磨ける場でもある。
とはいえ、一人一人との会話時間は長くないので、容姿で判断されがちな点はデメリットに感じる人もいるだろう。いきなり初対面の人と会話するので、話し上手じゃないと難しい面も実際にある。
料金的には、女性だと一回のパーティーに2000円から3000円程で参加できるため、気軽に行けるところはメリットだ。婚活パーティーでは、相手を探している人が一気に集まるので、仕事が忙しい人でも、実際に多くの人に会うことができて婚活が捗る。
婚活パーティーでも、身分証明証などの確認を行なっているので、その点でも安心して利用できる。
婚活している人はネット婚活や結婚相談所を利用しながら婚活パーティーにも参加しているので、先ほど挙げた「婚活の活動指数をあげる」という意味でも「実際に出会う」という意味でも、婚活パーティーは即効性があっておすすめだ。
まとめ:完全な妥協婚は「なんのために結婚するのか」を考えよう
今回は、「結婚は妥協が必要なの?」という疑問をテーマに、なぜ婚活は妥協するべきと言われるのか、妥協するべき条件と妥協するべきじゃない条件などを解説していった。
婚活はどうしても相手に求める条件ありきで進めていくため、「いいな」と思う人がいてもなかなか上手く行かなかったり、決めてにかけてしまう。
慣れない初対面の異性との会話に疲れてしまう面もあり、やはり婚活は精神的な消耗が大きいから、あまりの辛さに「もう妥協して結婚しちゃえ」と投げやりな気持ちになることがあるけれど、そう思ったときには一度「なんのために結婚するのか」原点に立ちかえってみよう。
なぜ結婚するのか、その理由は人それぞれだと思うから、その答えを再確認して幸せを掴もう。
私は、完全な妥協婚で後悔する人をたった一人でもこの記事を通して減らすことができたなら本望だ。
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