恋愛のことで悩む人は、その多くが「恋愛を頑張っている人」である。
好きな人に頑張っている人、好きな人を作るために頑張っている人でも、恋愛が上手くいかないことに悩んでいる人がたくさんいる。
そこで問題になるのが「頑張ったけどダメだった恋愛」や「頑張っても無駄だった恋愛」への考え方である。
うまくいかなかった恋は、あなた自身の問題(=見た目が悪い、性格が悪い等々)だけが原因ではなく、「縁がない」というしかないような恋愛もあって、「頑張れば上手くいく」「見た目が良ければ上手くいく」と言えないところに恋愛の難しさがある。
そこでこの記事では、頑張ってるのに恋愛が上手くいかない人へ、「片思い中は縁がない人とは付き合えないと思うことも大切」だと言える理由を解説する。
何で恋愛に頑張っているのに彼氏・彼女ができないのだろう?と悩むなら、じっくり読んでみてほしい。
恋愛は頑張れば上手くいくというものでもない
恋愛を頑張っている人にまず伝えたいのは、「恋愛は頑張ればうまくいくというものでもない」ということだ。
好きな人に頑張ることに疲れてしまうと、あなたの魅力すら輝かなくなることがデメリットになるので、「頑張っても結果が出ないことがたくさんある世界が恋愛」という事実を認識することが実は大切なことになっている。
好きな人のために頑張れことは素晴らしいが、頑張ったけどダメだった恋愛は世の中にあふれているのが現実
そもそも、好きな人のために頑張れることは素晴らしいことだ。もし、恋愛中にいつも前向きに頑張れるというなら、何かしら相手には届いているだろう。
しかし、下の記事でも触れているように、「好きになる」という現象は理屈では説明しきれないことがあり、相性やタイミングの問題は「恋愛への努力だけ」で解決しきれないところがある。

誰かに好きになられた方の立場であっても、好きなろうとして好きになれないこともあるのが恋愛だから、頑張ったけどダメだった恋愛は世の中にいくらでも例がある。
とてもいい人だと思うから「好きになろう」と努力しても、その頑張りが自分の気持ちにすら届かないことがあるのだ。好きな人に自分を好きになってもらうことがいかに難しいか、この例をもって想像できない人はいないだろう。
相手に好意を伝えようとする行動や態度も、残念ながらどこかに限界点があり、恋愛とは頑張った分だけ見返りがあるものと言えない。

うまくいかなった恋に反省しぎると恋愛は悪循環に入る!頑張っても上手くいかない恋愛があることを前提に恋をしよう
「頑張っても無駄かもしれない」、「頑張っても届かないかもしれない」ことに、それでも頑張ってみるのが恋愛だ。
その中で、どんどん好きになる人へは好きになってもらうための努力を続けるし、どんどん惹かれていく内に相手の気持ちも自分に向かうことが出てくる。
しかし、恋愛に頑張っているのにうまくいかない人は、恋愛相談を受けてもよく感じるのだけど、反省し過ぎている人が多い。上手くいかなかった恋に反省しすぎると恋愛は悪循環に入るから、本当に注意してほしい。
恋愛が上手くいかない反省の仕方と、恋愛が上手くいく反省の仕方
恋愛がうまくいかなかった時、
「あのとき、連絡していればよかった」
これならまだいい。
確かに自分から連絡しないと連絡を取り合う関係を維持するのもなかなか難しい。
しかし、
「あの話には、別の話で切り返すべきだった」
などのような反省は、反省のし過ぎになってしまうケースが本当に多い。
そんなことを考える恋愛は辛すぎるし、答えのない問題や、後付けで答えが分かることに悩むような恋愛の仕方で頑張っても、どんどん感情を頭で考えるようになって、好きな人には届かない恋愛の仕方になってしまう。
そうじゃない。
反省は確かに大事だ。「自分がなぜ恋愛がうまくいかないのか」は、じっくり考える必要がある。恋愛に対しても、問題解決型の思考は効果的だ。
でも、「モテるために趣味を変えよう」とか、「〇〇と言われたら〇〇と返して話を広げていこう」などのように、恋愛テクニックに走るようになっては、あなたの良さが好きな人に伝わらない。
基本的なコミュニケーション技術は押さえるとして、普通に会話が続くコミュニケーションの取り方は会得するとして、変な反省の仕方をしてどんどん擦れてしまってこじらせるのだけは避けてほしい。
きちんと恋愛に努力できるなら、コミュ力は磨くことができる。でも、「恋愛にがんがっても無駄」という具合にこじらせた男女は、それが原因で今後の恋愛も上手くいかない。

世の中には、頑張っても上手くいかない恋があるのだから、一つの恋愛がダメだった時に細かいことを自己否定の視点で考えても自信を失うだけになってしまう。恋をしても暗い人になってしまえば、好きになった人が「好きになる理由」を作れない。

恋愛は頑張っても無駄だと思わないで、うまくいかない恋に悩んだら、恋を楽しむ感覚も大切
相手の機嫌を伺うような恋愛は成就しにくい。好きな人に好かれたいと思って気づかいばかりになると「壁を感じるから」恋愛が上手くいかないのだ。
二人で影響し合って、二人で段々惹かれていくような恋愛にしないと、実らないのが恋の特徴だ。
様々な恋の形はあるけれど、好きになってもらうために反省と改善を繰り返し、自分の良さを伝えて好きになってもらうという視点がなくなると、付き合ってからも頑張る恋愛となってしまって幸せとは遠ざかることも出てくる。
頑張っているのに恋愛がうまく行かない人は、ネガティブに考え込まず、ぜひ恋を楽しむ感覚を思い出してほしい。
恋愛は、頑張っても無駄なんてことはなくて、恋を楽しむ姿勢で好きな人に接すると雰囲気が変わる人がたくさんいる。一種の開き直りが恋愛が上手くいかないことに悩んだ時に大切になってくるのだ。
「ちょっと連絡をしてみよう。盛り上がればいいな♪」
そう思って接する人は好きな人もきっと明るい雰囲気を感じる。
これが、
「今日は相手の趣味に合わせて車のことを質問してみよう。もしダメだったら次は何の話題なら盛り上がるんだろう…。やっぱ、連絡するのやめようかな…」
となってしまうと、相手は相手でその雰囲気を感じて、盛り上がる会話が盛り上がらなくなってしまう。
頑張っているのに恋愛がうまくいかないのであれば、なかなか前向きに考えることが難しいと思うのだけど、だからこそ楽しむように恋をすることは本当に大事なことだ。
完璧にできなくていい。明るく前向きに頑張ろうとする心をあなた自身で支えて、相手に明るい雰囲気を届けよう。

付き合える人は縁のある人
私は、恋愛サイトの管理人をやっているくらいだから相当数の恋愛をしてきた。付き合った人の数も平均よりは何倍も多い。
その経験からいつも思うことは、
「付き合うことになる人は、縁のある人」だということ。
私だって全ての恋が叶うわけでもないし、自分から好きになったとしても付き合いたいとまで気持ちが盛り上がらずに「いい雰囲気」で終わる恋愛も決して少なくない。
なぜ縁がある人とは付きえ会えるのか
縁がある人とは、不思議と「合うもの」が多い。
考え方や価値観だってそうだし、趣味や楽しいと思えることなどがよく挙げられる「合うこと」なのだけど、私がそれ以上に「合うこと」が大切だと思うことは、二人でいる時の雰囲気であり、恋愛的なタイミングの方だ。
「一緒にいるのが自然」とまでは言わないけれど、ドキドキしながらも落ち着けるような、緊張するけれど癒されるような、そんな相手は恋人になる人だ。
縁がある人とは、恋愛に必要な要素が合うから、付き合える恋愛になる。逆に言えば、恋愛に必要な要素が合わない「縁がない人とは付き合えない」のが恋愛なのだ。
好きな人と付き合えない恋愛を繰り返している人が陥るワナ
恋愛に頑張る人は、相手の気持ちを考える時に「二人の相性」を意識しない人が多いように感じる。ここが、好きな人と付き合えない恋愛を繰り返している人のワナになっている。
例えば、相手に取って心地よい雰囲気と、あなたに取って心地よい雰囲気が一致しないということはたくさんあって、二人の相性が悪いと恋愛はなかなか進まない。
恋愛が上手くいかない人は、恋に恋するように恋愛に頑張るよりも「縁のある人との出会い」を探す感性も大事にしてもらいたいと思う。

恋愛に頑張っている自分に酔うようなことはないと思ってこれを書いているが、もう少し好きな人との距離を縮めていくような恋愛をしてもいいのではないかと思ってしまうのだ。
付き合えるか付き合えないかの瀬戸際で上手くいかない恋愛も多い!恋愛には片思い後半の難しさもある
恋愛がうまくいかない人から、こんな相談をもらうこともある。
「やっといい感じになれたのに急に連絡が途絶えたんです。私の何がだめだったのでしょうか?」

なかなかいい感じまでに至らない恋愛が多い人に取って、「せっかくいい雰囲気になれたのに、この恋も叶わないのか」と思えば、悩みは深くなるだろう。
だが、私の経験からこの問題を考えると、「付き合えるか付き合えないかの瀬戸際でうまくいかない恋愛も多い」と言うのが現実だ。片思いの後半でうまくいかなった恋愛は決して少なくなかったという事実が本当にたくさん浮かんでくる。
いい感じになっては離れて、また出会って…、そうしていい雰囲気になる人の中から彼女になる人・彼氏になる人ができる。
頑張る恋愛に疲れるのは、いい雰囲気になっても壊れてしまう恋愛が多いからでもある。
「どうしたら良かったんだろう」
そう考えるのは無理もない。
後一歩で叶わなかった恋は、何もできなかった恋に比べてダメージは大きいし、凹み方も大きい。下の記事で対策や対処法を解説しているのだけど、しっかり説明することで非常に長くなった記事だ。そのくらい、後一歩が遠いのが恋愛なのである。

恋愛は二人の相性も大事な上に、タイミングも重要で、それは二人の間だけでなく、外部要因も加わる複雑なもの。付き合うか付き合わないかまで行った恋愛が色々な要素で壊れてしまう。
それでも好きになったら頑張って話しかけたり、連絡してみるのが恋である。疲れても頑張りたいと思う相手ができた時、それは叶う恋になるかどうかより「好きな人との縁を確かめる」つもりでアプローチするべきだ。


恋愛がうまくいかない人は、自然に付き合うような「縁がある人との出会い」を見つけてみよう
頑張っても恋愛がうまくいかない人は、もっと自然に付き合うような「縁がある人との出会い」を見つける努力をしてみないだろうか?
自分らしく一緒にいるのに好きになってくれる人と出会えるなら、それは絶対に素敵な恋愛になる。
特に女性が男性を好きになったとき、頑張れば相手が好感を持つとは限らないという面がある。追う恋愛を好むのは男性に多く、自分に好意を寄せる女性は遊びの対象として見るタイプも少なくない。

ここは説明の難しいところなのだが、頑張る恋愛を積極的に行う女子は「肉食系女子」として可愛さを失っているように男性から見られることがあり、男に媚びるようになっては非モテが極まる。
もし恋愛でも、仕事でも、頑張れるのならそれは素敵なことだ。努力は続けることが難しくて、努力できることは一種の才能と言える。あなたのいいところだと思う。
でも、素敵な人が努力の方向を間違って幸せになれないのは勿体ない。そう思うからこんなコラムを綴っているわけだが、もう少し肩の力を抜いて、自分らしさを好きになってもらう頑張り方もアリなんじゃないかと私は思う。
追いかける恋に疲れたなら、追われる恋をしてみてもいい。自分を取り繕って作った自分で恋愛するタイプなら、ありのまま居られる恋もしてほしい。
幸いにも今はネットを介して「出会い」の量だけは少しの努力で確保できる。以前通りその他の方法もたくさんあるから、「出会うこと」に頑張ろうと思うなら「結果」はすぐに出る。
条件で検索するように出会うのはおすすめしないけれど、メッセージのやりとりから心地良い空気感を感じる相手とも出会える環境がある。
職場や学校で「恋愛に頑張る」と、副作用も強いのは経験済みだろう。積極的に異性に絡む人を批判する人は多い。
そんなこともあって、視野を広げてみるのは恋愛に頑張る人へ伝えたい方法の一つだ。余裕を持って、あなたらしさを好きになってくれる人との出会いを求めるのも一つで、それによって自信がつくなら、普段の恋愛もうまくいくかもしれない。
下の記事を参考にしながら、恋愛に頑張る方向を検討しなおしてもいいだろう。
「出会うべき人に出会うこと」が一番の幸せだと言う人もいる。


まとめ
今回は、頑張っているのに恋愛が上手くいかない人へコラムを綴った。
恋愛に頑張るタイプの人は、「縁がない人とは付き合えない」と思うことも大切なので、愛を育む感覚も持ってもらいたいし、合う人と自分らしく恋愛することも大切にしてほしい。
下の記事では恋愛経験がなかった女性が「彼氏ができた方法」を紹介しているので、私がしたアドバイスと共に参考にしてもらえたらと思う。

素敵な恋をしよう。
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