2015年から2016年頃、女子高生・女子大生を中心に「ウィル彼」という言葉が流行った時期があった。
積極的に「恋人を作りたい」と思う人が昔に比べて少なくなった今の10代から20代だが、この記事で解説する「ウィル彼」の3条件は、女友達を好きになった場合に恋愛を進める際のヒントになりそうなことが含まれていたため、この記事で当サイト読者にシェアしたい。
ウィル彼とはどんな意味の言葉で、女子に取ってどんな存在の男子のことを指すのだろう?
ウィル彼に女子はどんな接し方をするのだろう?
初めて聞いた人はこれからも登場する可能性がある恋愛用語なので押さえておこう。特に10代男子や20代男子は「彼女の作り方」に参考になるところがあるので注目してほしい。
この記事の最後では、相手男子の気持ち「ウィル彼の本音」についても解説する。
ウィル彼とはどういう意味?ウィル彼の3条件
ウィル彼とは、未来を表す「will」と「彼氏」がくっついた言葉で、将来に彼氏になる可能性がある男子のことを差す言葉だが、ウィル彼には3つの条件が存在する。
このパートでは、女子に取ってどんな男子がウィル彼なのか解説しよう。
ウィル彼とは、友達だけど恋愛対象の男子
ウィル彼とは、既に仲良しの男友達で、なおかつ恋愛対象であるのが一つ目の条件だ。
ウィル彼の直訳は「未来の彼氏」なわけだから、何もしらない男子でも言葉を聞いた瞬間に大きな勘違いはしないだろう。
次に取り上げるウィル彼の条件でよりはっきりするが、ウィル彼は普通の知り合いとは違い、友達と言える関係の中で恋仲になる可能性がある男子のことだ。簡単に言うと、友達だけど恋愛対象の男子がウィル彼の条件をクリアしている。
その点で、異性でも友達から恋人になる可能性がまったくないという人は、ウィル彼がいる女子の気持ちが分からないかもしれない。
ウィル彼とは、誘えば遊んでくれる男子なのが条件
ウィル彼は、「誘えば遊んでくれる」という脈ありな状態であることも条件になっている。普通の男友達とウィル彼との違いは、二人きりで遊んでいることである。
仲の良い友達だけど自分的には恋愛対象で、「もしかしたら付き合うかもしれない」という妄想がより具体的な男子のことをウィル彼という。女子の願望だけではない点はポイントだ。
付き合いそうで付き合わない友達以上恋人未満の関係もこれに含まれるため、ウィル彼のことを「もう少しで付き合いそうな男子」だとイメージする女子も多い。
ウィル彼とのデートは、デートと言うより遊びに行く雰囲気の方が近いのだけど、グループ交際のみではウィル彼の一歩手前といったイメージになる。そこから関係が進んで、2人でご飯に行くとか二人で飲みに行く関係が、ウィル彼の最低条件になってくる。
ウィル彼は、女の子扱いしてくれる男子
ウィル彼とは、自分を女の子扱いしてくれる男子であるのも条件だ。
両想いを疑わせる具体的な事実がない限りその男子はウィル彼とは言わないけれど、女子がある男友達に恋愛の雰囲気があると思う条件は「女の子扱いするかどうか」にポイントがあるのが分かる。
ただの友達になると「相手から全く女の子として意識されていない」と感じるが、友達として仲良くなった後もずっと女の子扱いしてくれる男子を女子はウィル彼候補として見ている。
仲の良い男友達は完全に崩れた関係になってしまうと恋愛対象ではなくなってしまう。ちょっとした行動や態度であったとしても、女子がキュンとする瞬間があるのがウィル彼の条件だ。
ウィル彼に女子はどんな接し方をする?女子がウィル彼にとる態度と行動
次に、女子の「ウィル彼の接し方」について解説する。女子はウィル彼にどんな接し方をするのだろう?
ウィル彼には普通の男友達より近い距離感で接する
ウィル彼への接し方で特徴的なのが「距離感」だ。
会話してる時の話題は普通の男友達とウィル彼で大きく変わらないが、その女子にとっては「恋愛対象の男子と仲良しになった状態」なので、自然と距離感が近くなるのがウィル彼と一緒にいる時の女子の特徴になっている。
恋愛では距離感に注目するとお互いにどんな感情を持っているか分かりやすいけど、ウィル彼になるとさらに分かりやすい態度を見せる。
ウィル彼には女子が心を許しているし、コミュニケーションもたくさん取れている状態なので、他の男子にはない距離感で会話する。
見抜きやすい特徴だろう。
ウィル彼とのLINEの仕方
ウィル彼とのLINEは、お互いに気を遣わずに、双方向のやり取りが続いているのが特徴だ。
女子が自分からLINEするし、ウィル彼からもLINEがくる状態で毎日のように連絡を取り合う。
ただ、ウィル彼のいる女子が「付き合いたいと本気で思っているか」という点はそれぞれ違いがあるため、女子側が現在の関係性に魅力を感じている(=付き合いそうで付き合わない状況が楽しいと思ってる)場合は、ウィル彼とのLINEにそこまで甘い雰囲気はない。
キャッキャした雰囲気でウィル彼とのLINEを楽しんでいる女子も多いので、LINEからウィル彼候補になっているか判断するのは難しい。
LINE頻度から判断すると、勘違いすることも多いのが現実だ。
ウィル彼には深入りしない傾向がある
ウィル彼がいる女子は、はっきりしない関係を続けている面もあるため、あまり深入りするような接し方をしない傾向がある。
ウィル彼を束縛することはないし、お互いの予定に関する話題も表面的なところで留まるのが特徴だ。
この時、本気の恋愛感情を持っていると「ウィル彼と付き合ってない」という事実が切なくなる瞬間があるのだけど、友達のような彼氏のような “ウィル彼” に心地良さを感じていれば、「深入りされない」ということがメリットにも思っている。
あなたが「両想いっぽいけど、踏み込んでこない」と感じるなら、ウィル彼だと見られている可能性がある。
ウィル彼と付き合いたい女子は、下の記事も参考にしてみよう。
ウィル彼の条件は、女友達を好きになった時の恋愛の進め方のヒントにしよう
ウィル彼の意味と条件について解説したが、女子がウィル彼に認定する男子がどんな人か理解すると、男子が女友達を好きになった際に活かせるところがあるので、付け加えで解説する。
ウィル彼に学ぶ「好きな女友達への正しい接し方」
女子は自分を女の子扱いしてくれる男子を「将来付き合うかもしれない男子」として見る。
よって、男子が女友達を好きになった際は、友達オーラ全開で距離を縮めるのが間違いで、単純に仲良くなりたいとだけ思う時期でも、好きな人に対しては女性扱いするのが正解だ。
好きな人を女の子扱いすると、友達として仲良くなった以降も男女独特の緊張感が残る関係になる。お互いに異性と意識しない接し方をすると、好きな人から「私たちっていい友達だよね」なんて言われる関係になるが、自分だけは好きな人を異性と意識し、扱い方に気を遣うと、崩れた関係にならないように対処しながら距離を縮めることができる。
最終的に好きな人と親しくなって付き合うことになった場合、普通の男友達より付き合う前後は距離の近い関係になっているはずだが、実際は付き合ってからしばらく経つまで多少の緊張感が残る関係になる。
その理由は、お互いが意識し合ってるからで、相手に嫌われたくない心理が雰囲気や空気感に出るからなのだが、そういう緊張感が苦手な男子は意識してることがバレないように男友達に接するように好きな人に接するタイプがいる。
しかし、好きな人と接する時に女の子扱いせず、ラフに接すると女性心理ではすぐに恋愛対象外の烙印を押す。彼氏や好きな人には自分を女性扱いしてほしいからだ。
ウィル彼の条件でも出ていた通り、女子が将来付き合うかもしれないと思う男子は自分を女の子扱いしてくれる人だから、付き合う前の恋愛アプローチでは絶対にその条件から外れないように接しよう。
もし好きな人を女の子扱いする方法が分からなかったら下の記事を参考にしてほしい。女性向けに書いた記事だが、他の男性が好きな人をお姫様扱いする時にどんな行動を取っているのか分かる記事になっている。
好きな人のウィル彼になるには「2人で会う関係になること」が重要だった!好きな人に対しては男子から誘うようにしよう
女子がウィル彼だと思う男子は「2人で会う関係」なのが条件だった。
ただみんなで遊ぶだけなら単純に男友達として見られるが、どんな口実であれ好きな人と2人で遊んだりご飯に行く関係が作れると、将来付き合う可能性が残ることになる。
このことから、男子が女友達を好きになった際はとにかく2人で会える関係になることが重要で、最初は言い訳がましい誘い方であっても良いから、普通の友達の一歩先に進むことが重要だ。
恋愛下手な男子は、LINEだけで仲良くなろうとしたり、話しかけることだけ頑張ろうとする傾向があるけど、女子が言うウィル彼の条件を鑑みるに、誘うことの重要性の方が高い。
女友達だったら「お祝い」や「お疲れ様会」などを口実にしてご飯や飲みに誘うことは簡単なので、「デートの誘い」まで行けなくてもアプローチするなら2人で会う関係を早々に作ってみよう。
誘い方にはいくつかコツがあるので、下の記事を参考にしてほしい。
男友達から彼氏になる方法については総合的に解説した記事があるので、こちらも合わせて読んでみてほしい。
ウィル彼という言葉を参考にすると、女友達を好きになったときのヒントがある。
女友達を好きになったら「ウィル彼」止まりにならないようにアプローチしよう
ウィル彼の条件を見てみると、関係が進むにつれて女子は「恋愛対象を絞りに行く感覚」があることが分かる。特に先ほど挙げた「女の子扱い」はその顕著な例で、ふだん友達止まりで終わる男性には難しいさじ加減がある。
完全にただの男友達にならないように恋愛を進めていくにはどうしても遠まわしな好意の伝え方は大事になっており、緊張感が抜ければ関係は崩れて友情しか残らない。
恋愛が苦手な男子ほど「恋愛の緊張感」を苦手にしているが、きちんと進めたい恋愛をしているなら臆病にならずにちゃんと女子を女の子扱いするだけでなく、好意を匂わせるところまで頑張ってみよう。
男子の恋愛の場合は、好きな女子に合わせているだけじゃ友達止まりなので、優しさアピールは好きな女子にだけするべきだ。ここら辺は下の記事で詳しくまとめている。好きな人と仲良くなっても付き合えない恋愛を繰り返している男子は参考にしてみよう。
ウィル彼になった男子の本音は?
最後にこれを読んでいる「女子」に向け、ウィル彼の本音について解説する。
ウィル彼はあなたをウィルカノだと思っている可能性が高い
今回紹介した3つの条件にハマる男子があなたにいるなら、相手の男子の本音は同じく「ウィルカノ(=将来付き合うかもしれない女子)」と見ている可能性が高い。
ここら辺は男子の方がサバサバしたところがあるので、相手が「二人で遊んでくれて女の子扱いしてくれる」という状態になっているならやはり脈ありと言え、3つの条件のうち特に「仲良くなった以降も女子扱いする」という点が大きなポイントになっている。
男子は面倒くさがりでシャイなので、女友達に見限った女子をいつまでも女の子扱いしない。どんどん雑な扱い方になるのが普通なところ、ずっと女の子扱いされるなら、その男子はあなたのことを恋愛対象だと思っているはずだ。
相手の男子の性格や普段の女子への振る舞い方でも変わってくるので、あなたと「他の女子」で態度の違いがあるか見極めてみよう。
「このままでもいいか」というウィル彼の男性心理
ウィル彼は相手をウィルカノと見ていると言ったが、そのままいつか付き合いと思っているかと言うと、実はそんなことはない。
ウィル彼の本音には「このままでいいか」と思う心理があって、相手女子と同様に今の関係性に満足している可能性がある。
あなたのウィル彼がモテる男子だった場合は、何人もウィルカノ候補がいることもあるので、第三者から見ると「キープされてる女」になっていることがあるので注意しよう。
本当に付き合う直前の状態なら告白される流れになるのが普通のことなので、ずっとウィル彼のままで微妙な関係が続く時はお互いにキープしてる可能性を考えるべきで、黒い本音も疑うべきだ。
もし既に友達以上恋人未満の関係が続いてる場合で、ウィル彼と付き合いたいと思う女子は下の記事を参考に正しいアプローチの仕方をして、後悔しない行動を取ろう。
ウィル彼は、ウィルカノと付き合いたいと思ってるけど、告白できない状況になっていることもある
最近は男子の草食化が進み、世の中の恋愛が減った関係で、告白したことない男子が増えている。
このことを踏まえると、ウィル彼の本音には「ウィルカノと付き合いたいけど告白できない」という気持ちも十分に想定するべき時代だ。
ウィル彼とウィルカノの関係は正直言って楽な関係だから、告白したことがない男子からすると今の関係を守りたくなる。彼女ができることにデメリットもあるので、本人の本音的にも「付き合わない理由」はいくらでもある。そうなると、恋愛の優先順位が低い男性としては微妙な関係を続けたくなる。
恋愛中の心理変化はいつ何がきっかけで起こってもおかしくないから、今後ウィル彼の気持ちが変わる可能性もあるけど、もしお互いに付き合いたいと思いながら進展しない状況にヤキモキする際は、下の記事を参考に「告白を促す」ことも考えてみよう。
ウィル彼から本当の彼氏への昇格は今の10代の恋愛では多くなっている現象だから、友達期間が長くなって冷めるような事態に陥らないように、ウィル彼の気持ちを刺激してみよう。
「告白の前兆」や「男が告白したくなる時」については下のリンクから記事を読んでみてほしい。
まとめ
今回は、ウィル彼について詳しく解説した。
男子は女友達を好きになったときのヒントになる事も多いので参考にしてみよう。最後はウィル彼の心理・本音についても触れているので、女子側も自分の気持ちに即してうまく恋愛を進めていってほしい。
当恋愛サイト「恋愛のすべて」は恋愛に絡む最新ワードについても随時取材中だ。10代後半、20代前半から半ばの読者が多いので、その層を意識しつつ、恋愛に興味のある人全般に面白く読んでもらえる記事をどんどん更新していきたいと思っている。
恋愛する上で参考にしてもらえるコンテンツを順次増やしていっているので、また訪問してみてほしい。
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