恋愛が絡む男女の会話によく登場するセリフが「それって、お世辞でしょ~?」というツッコミと照れ隠しの言葉だ。
好きな人やいいなと思う人が自分を褒めてくれたとしても、社交辞令やお世辞が存在する以上、それを真に受けるかどうかはまた別の話だ。
しかし、相手が本気で褒めているとしたら、お世辞だと決めつけて冗談で流すだけではもったいない。もし、好きな人が褒めてくれたり、気になる人が褒めてくれたならなおさらである。
恋愛的には「かっこいいはお世辞」「可愛いはお世辞」と思うのも、「かっこいいと言われたら脈あり」「可愛いと言われたら脈あり」と思うのもどっちも間違いで、言葉の意味の見極め方にポイントがある。
その意味で、社交辞令で言う「お世辞の見分け方」を知っていることは恋愛力の一部になっている。
そこで今回は、恋愛を前提に「お世辞の見分け方」について、「本気で褒めている時との違い」で徹底解説する。
社交辞令であっても、人は心にもないことをそんなに簡単に口にはしないが、恋愛中はお世辞を見分ける方法が大事になる場面が多い。
「可愛い」「かっこいい」「美人だね」「スタイルいいですね」などなど、お世辞か本音か分からない時の見分け方を詳しく解説するので、参考にしてみよう。
- 社交辞令を見抜くには、最初に「人の評価」の大前提を理解しく必要アリ!お世辞は自分を客観視するきっかけになる
- お世辞は抽象的な言葉なのが特徴!具体的じゃない褒め言葉はお世辞の可能性が高くなる
- 社交辞令の見分け方は「褒め言葉を否定した時の相手の反応」を見るとお世辞かどうかわかりやすい
- 社交辞令と本気の違いは、「よくある社交辞令のセリフ」を知っていれば見抜きやすい
- 職場の人からお世辞を言われたらどう見抜くか:職場や仕事をしている時に社交辞令と本気を見抜くポイント
- お世辞の褒め方をされたと思った時は「主語を使うか使わないか」でお世辞を見分ける
- 何度も同じ部分を褒めるのはお世辞じゃなく本気の証拠
- 相手の性格を踏まえると、本気かお世辞か見抜くことができる
- ついでに褒めるのはお世辞の褒め方
- 可愛い、美人と言われた時のお世辞の見分け方
- お世辞かどうか気になる時によくある質問と答え
- まとめ
社交辞令を見抜くには、最初に「人の評価」の大前提を理解しく必要アリ!お世辞は自分を客観視するきっかけになる
まずは今回のテーマ「社交辞令の見抜き方」の大前提のお話しから始める。
かっこいいと言われた、可愛いと言われた時は、それがお世辞かどうか見抜こうとする前に、まず「言葉の捉え方」が恋愛的には大事になってくるので、人の評価とその受け止め方に関して前提となる知識を解説する。
人が人を評価する時は「間違い」という概念がなく、「全くの嘘」も少ない
誰かから褒められる経験をすると、その内容を自分自身の評価と比較することがあると思う。
「かっこいい」と言われたら、「本当にかっこいいと思ったの?」と思うところから「俺は自分がかっこ良くないと思ってるから、かっこいいと言われたらお世辞だと思ってしまう」という人がいるのだが、人が人を評価する時は「間違い」という概念が存在しないから、もっと客観的にその言葉を受け止めるようにしよう。
人の評価に対して自分のイメージから「間違ってる」「お世辞だ」と決めつけると、他人の評価から自分を客観視できない。
もちろん、人の評価は「嘘」が存在し、すべての言葉を真に受けると勘違いのリスクがあるけど、基本的に人が誰かを褒める時は相手の印象を基にしていて、「まったくの嘘」が少ないという特徴がある。
このことから、誰かからお世辞を言われたと思っても全否定するべきではなく、自分を客観視する一つのきっかけにするべきだ。
お世辞だったとしても褒め言葉はポジティブに受け取るのが基本
あなたが誰かかから褒められるとき、その褒め言葉はあなたから得た印象を基にしている。
例えば、太っている人に「スタイルいいよね!」とはお世辞でも言わないし、ブスやブサイクに「可愛いね!」「かっこいいね!」とは言わない。
お世辞で褒めるなら、相手の魅力的なところを探してそこを褒めるのが鉄則だ。
したがって、他人からの評価に対して、あなたが「それは違う、絶対にお世辞だ!」と思うことがあるなら、それは基本的に間違いとなる。
人からの評価とは「その人にそう見えた時点、その人にそう感じさせた時点で、間違いという概念がないもの」である。
評価は他人の絶対基準で行うので問題ないもの。恋愛感情はまさにその典型例だろう。
評価は主観的で良い。誤解が生じて当然なのである。なぜなら、他人からの評価を変えるためには、その人に違う自分を伝えて、相手の印象を変えないと変わらないものだからである。
他人の評価は、良い評価も悪い評価もそのすべてが自分が完全に操作できないものだ。
だから、「きっとお世辞だ」と思っても「ちょっとでもそう思われた」という点をまず重視して、自分が他人からどう思われてるのか探るヒントにしてみよう。
この考え方を持つだけで、いくつか恋愛偏差値が上がる。
相手が本気で思ったならポジティブに受け取るべきが「他人からの褒め言葉」である。お世辞でしょ?って思っても、ちょっとでもそう思ってくれたのは恋愛的にも意味深い。
お世辞さえ言われない人と比較すれば、よくお世辞を言われる人はモテるタイプだ。
お世辞や社交辞令でも、他人から褒められたら自分を客観視する機会にしよう
私は、お世辞か本気で褒めているかを考える前に、誰かから褒められたときは自分を客観視するきっかけにしている。
「そこがいいところなのかな?」とか「そんな風に感じさせるんだな…」みたいに考えていくと、自分のことが客観視できて恋愛力が上がる。
お世辞だと思ったり、社交辞令のように感じてもだ。
ここは、好きな人から見た自分の印象を上げたい恋愛において、すごくヒントになっている部分である。
ただし、今回テーマの軸にしているように、褒めるという行為はお世辞もあって、打算も働く。鵜呑みにするのは勘違いヤローになってしまいかねない問題ではあるので、やはりお世辞の見分け方は大事になる。
特に、恋愛感情が絡む男女間ではナイーブな問題だろう。
あくまでも、褒められたときはその言葉が「自分への印象」を基に発せられたことを踏まえ、「それは間違いだ」とばっさり切らず、どこか冷静に評価を受け止める感覚を持って、時に自信を持つきっかけにしながら「お世辞」を見分けるようにしよう。
異性から褒められたときは、正しい捉え方をしてほしい。
そのために、これから社交辞令と本気の見分け方を厳選したポイントで徹底解説していく。きっと、褒められた時の返し方にもつながるはずだ。

お世辞は抽象的な言葉なのが特徴!具体的じゃない褒め言葉はお世辞の可能性が高くなる
人がお世辞を言う理由は、円滑なコミュニケーションのためや、会話の雰囲気を良くするためだ。
相手に好感を持ってもらいたいときもお世辞は言うため、誰かからお世辞を言われること自体は悪い意味だけで捉えないことは基本となる。
しかし、お世辞で言うことはあくまでも相手を基にしながらも、「一般的に言われたら嬉しいことや喜ぶこと」の中からセリフが選ばれる側面があるので、お世辞を見分けたいと思ったら「具体性」には注目するべき。
一般的な言葉だけしか言わない時ほど、社交辞令やお世辞である可能性は高まる。
たとえば「かっこいいね」「可愛いね」と言った言葉よりも、「背が高くてイケメンだね」とか「目が大きくて可愛いね」という方が、相手の思ったことがより具体性を持っていて、本当に褒めている可能性が高まる。
お世辞じゃなく、本気で思ったことだから、具体的な言葉になるのだ。
とりあえず褒めと思った人は一般的な褒め言葉からお世辞の言葉を選ぶ。
一般的な褒め言葉だけで褒められる時は、お世辞の可能性大
誰かから褒められたときは「具体性」について注目してお世辞を見抜くようにしよう。
お世辞を言われたら「なんでそう思ったんだろ?」と疑問を持つと思うけど、相手の話し振りからそこに答えが出るのが本音で言われた時だ。
お世辞だったら、表面的な話に留まるのみならず、言葉がすごく抽象的になる。
たとえば、「モテそう」なんて言葉は何の具体性も無いので、そのセリフだけならお世辞の可能性が高い典型例だ。
一般的な褒め言葉だけだったり、簡単な褒め方をされただけだったら、社交辞令で場を和ませてることが多い。
今回は、いくつかの視点から「社交辞令で言うお世辞の見分け方」をちゃんと説明していくので、正しく見分けたい人は必ず「複数の視点」からきちんと見分けるようにしてもらいたい。
社交辞令の見分け方は「褒め言葉を否定した時の相手の反応」を見るとお世辞かどうかわかりやすい
あなたがみんなの前で褒められたときや、まだ知り合い程度の人から褒められたときは、その褒め言葉を否定する反応をすることが多いと思う。
「お綺麗ですね」と言われたら、「そんなことないですよ!」みたいに返すことが多いだろう。
褒められたことを常に真に受けていては「お世辞って言葉知らないの?」なんて思われてしまうものだ。恥ずかしくて照れ隠しで否定する人も多いと思う。
もし、お世辞を言われたと思った相手の言葉を否定したときは、相手の反応に注目しよう。お世辞と本音を見分けることができる。
可愛い、かっこいいとお世辞を言われたら、「そんなことないですよ」と否定した時の相手の反応を見るとお世辞が見分けられる
あなたが褒め言葉を否定した時に、簡単に流す人はお世辞を言った可能性が高く、過剰に反応する人ほど本気で褒めている可能性が高い。
社交辞令やお世辞はコミュニケーションを円滑にする効果を期待して言われることがある言葉なので、「そんなことないよ~笑」って言葉だけでも笑顔が生まれ、その目的が達成できるから、相手が謙遜したらそのまま流す傾向があるのだ。
お世辞は、敢えて「否定の否定はしない」という特徴がある。
- お世辞を言った人=相手が謙遜したらそのまま笑顔で受け流す、お世辞なので否定されたらその否定は行わず、そのまま相手に合わせて会話する
- 本音で褒めた人=否定されたら自分の気持ちを誤解されたことになるため、お世辞じゃないとわかってほしくて過剰に反応する、否定されたら否定し返す
上の枠内の法則は絶対ではないが、お世辞を言われたかもしれないと思ったら「あなたの反応に対する相手の反応に注目する」と、お世辞の見分け方がより正確になるのは間違いない。
可愛いとお世辞を言われたり、かっこいいとお世辞を言われた場合は、相手の言葉を否定して「否定の否定をしてくるか」を見てみて、もし「いやいや…」と褒め続ける時は「否定の強さ」を確認してみると、本心が何となくわかってくる。
お世辞を言われたかもしれない時に使える恋愛テクニック(褒められた時の反応の仕方)
好きな人に褒められた時の返し方では「否定」が間違いになりやすいと言われるが、冗談半分のノリで、からかいながら否定すると、好きな人の返し方で脈ありか脈なしか見えることがある。
この時、社交辞令やお世辞を言われた場合は、そのまま和んだ空気を利用して笑いに変えることが多く、本気で褒めている場合は否定の否定が入ることが多い。
その否定の仕方に相手の焦りを感じたり、強い気持ちを感じれば脈ありの反応だ。男性相手の場合に特に有効な恋愛テクニックとなる。
恋愛的には、好きな人や気になる人の言葉については、否定するより肯定する方が印象が良いのだが、お世辞かもしれないと思ったら冗談の雰囲気で否定すると相手の反応から本音が見え、雰囲気も悪くならない。
相手の気持ちを確かめたいと思ったら使ってみよう。
社交辞令と本気の違いは、「よくある社交辞令のセリフ」を知っていれば見抜きやすい
社交辞令と本気の違いは様々な角度から検討することで「相手の心理」を読むことが可能になるが、「典型的な社交辞令のセリフ」を知っていればだいぶ見抜きやすくなる。
7個挙げながら解説するので、ポイントを押さえよう。
あるあるな社交辞令のセリフ①「いいですね」
社交辞令のセリフは「一歩引いている」のが特徴だ。
何か話した時に「それ、いいですね」とリアクションされたり、誘ったときに「いいですね」と乗り気じゃない感じでリアクションされるときは、完全否定しない社交辞令を使って相手をかわそうとしている心理が働いてる。
社交辞令は会話を円滑に進めるために為される面があるので、「やんわり断る場合」や「とりあえず同調しておく時」に出てくるので、合いの手にとどまるセリフが抑揚なく発せられる時は社交辞令だと判断しよう。
あるあるな社交辞令のセリフ②「忙しくて…」
あなたから誘った場合はもちろん、そうじゃない場合も合わせて、「忙しいアピール」は社交辞令の典型例だ。
はっきりと断るのは失礼になるし、当たり障りない言葉で交わしたい心理が強く見える。
本当に忙しい人が社交辞令で断らない場合は「来月なら」とか「もう少ししたら時間できると思うから」など、本当は行きたいと思っている気持ちを表現する。
本気の場合と社交辞令の場合を比較することでよりはっきりとした見分け方ができるだろう。
あるあるな社交辞令のセリフ③「私から連絡しますね」
連絡先の交換をした場合や、探りのような形でやんわり誘いをした場合などは、「私から連絡する」と言って相手の行動を制限しようとするのが社交辞令だ。
一部「連絡ください」「誘ってください」と言うのが社交辞令であるとの主張をするネット記事もあるが、単純な話「連絡をお願いしている」という点において社交辞令と決めつけにくい。
当然、ニュアンスの問題やその後の言葉も勘案して見分けてほしいのだが、冷たい感じがするならほぼ社交辞令である。
あるあるな社交辞令のセリフ④「それじゃ、みんなで行きましょう」
恋愛が絡む社交辞令のセリフで最も典型的パターンなのが「みんな」を持ち出す言葉である。
「二人」を避ける心理で使われる場面が多くて、照れや恥ずかしい気持ちが理由にならない点で、典型的な脈なしサインにもなっている。
恋愛対象に思っていない場合(=友達)は、仲間としてそこまで悪い意味を込めずに「みんな」を持ち出すことがある。二人で会おうとした誘いに普通のトーンで「みんなで遊ぼう」と言われた時は、自分がまったく意識されてないパターンだ。
特に、アプローチしている相手から言われると、恋愛の進捗状況が非常にまずい状態になってるので注意しよう。
相手は社交辞令の言葉で何とか関係が悪化しないようにしてくれてるが、全くと言って良いほど意識してくれてない。
ただ、「みんなで一緒に」と言われても、好きな人と同じ時間を共有できるなら成立させるべきで、脈なしサインが出ても片思いなら「これからのアプローチで好きな人の気持ちを変える」という意識は、恋愛成就を目指す上で大切な考え方となる。
本気じゃない社交辞令の言葉はテンションを下げることが多いと思うのだけど、好きな人が相手なら現状を客観的に受け止めると同時に、前向きに頑張ろうとする理由に変えることが重要だ。
あるあるな社交辞令のセリフ⑤「今度○○」
社交辞令じゃない本気の場合は、「いつ」を明確にしたい気持ちを感じるセリフになるところ、社交辞令の場合は「今度ごはん行きましょう」「今度飲みにでも行きましょう」など、予定をぼやかして言葉が出てくる。
恋愛感情が絡む場面では「探り」として好意があり得るセリフなんだけど、その後の発言に「じゃ、いつにしましょうか」という話がない限り、本気ではないと判断するべき。
誘いに発展しような話題に対しても「今度」という言葉が出てくる時は、社交辞令の態度を取られてると判断しよう。
あるあるな社交辞令のセリフ⑥「機会があればお願いします」
何かに誘った際、「機会があれば…」というセリフが出てくるなら社交辞令で答えている。
「ぜひ」とか「誘ってください」などの言葉があるとだいぶニュアンスが変わるものの、本気で一緒に行きたいと思えばセリフそのものが変わる場合がほとんどである。
ある誘いに距離を感じる反応をされる時は、しつこい誘いをしないで関係作りに頑張ろう。アプローチしていくとイメージが変わっていくので、最初は脈なしでもその後に社交辞令の言葉が出なくなることも普通にある。
まだ仲良くなる前だと「機会があれば…」「もし予定が合えば…」とはぐらかされることが多いので、悪い印象を持つ言い方をされたわけじゃないなら「距離を縮めるアプローチ」をしよう。

あるあるな社交辞令のセリフ⑦「近いうちに」
これも具体性のない社交辞令の典型例だ。「いつか」よりも好意を感じるセリフだけど、気遣いできる人はもう少し聞き触りの良い言葉を使うから、具体的な話が一切出ない状況なら社交辞令が確定的になる。
ただ、「私から誘っていい?」とか「絶対近いうちにまた行こう」など、本気で言う場合はもっと積極性があると考えるのも少し違っている。
特に男女であれば奥手なタイプがいるし、やんわり意思表示したい時もあるため、社交辞令か本気か見分けるためには「もう一歩踏み込む質問」が必要になってくる。
付き合う前の片思いならお互いに遠回しの表現になるから、分かりにくい例もたくさんあるのが現実である。
職場の人からお世辞を言われたらどう見抜くか:職場や仕事をしている時に社交辞令と本気を見抜くポイント
仕事中や職場では、普段よりもさらにお世辞や社交辞令が増える傾向がある。
「仕事をしている時のお世辞の見分け方」に興味がある人はきっと多いだろう。職場に好きな人がいる人は、ここが一番重要なポイントにもなる。
職場の男性や女性からお世辞を言われたら、仕事中より「休憩時間」や「仕事後」に褒められるかチェックして本気を見分ける
まず、仕事をしている際に褒められた場合は、基本的にお世辞・社交辞令だと受け止めることが基本だ。
円満な関係を築くために、職場におけるリップサービスは常識にもなっている部分で、「本気で言うことはない」とまで言わないのだけど、基本的にはお世辞・社交辞令と受け止めて反応するのが常識的受け止め方になる。
では、本気で褒めてる時を見極めるためにはどうしたら良いか。
その答えは、「プライベート感のある状況で褒める時に本気度を見極める」のが正解となる。
たとえば、仕事中の打ち合わせや会議の場では基本的に社交辞令と受け止め、ちょっとでもプライベート感が出てくる「昼食」や「仕事後の飲み会」でお世辞を言われた時に「それって本気?」と疑ってみよう。
少しでも緊張感がない場所で褒めてくれるかどうかがポイントだ。公色の強い場では自分の感情と別の話をしやすいため、少し緊張感の解けた場の方が社交辞令が減る。
職場の人のお世辞は「二人きり」の時は出にくい!二人だけの時にお世辞を言われたら本気の可能性大
職場の男性や女性は、「二人きり」の時にあまりお世辞を言わない傾向がある。2人だけの時にお世辞を言ったら口説いてるみたいな雰囲気になってしまうからだ。
二人きりの場合は、仕事関係の人でも普通の見分け方が通用するので、やはりコミュニケーションが深まればお世辞か本音か判断しやすくなる。
職場の男性や女性からお世辞を言われた時、もし二人だけの会話だった場合は本気の可能性が高いパターンなので、好印象を持ってもらってると捉えよう。
何人かで一緒にいる時に褒められるのは場を盛り上げるためだったり、その場を明るい雰囲気にするためだったりするが、二人きりの時に褒めてくる人はあなたの印象だけを気にして褒めているので、脈あり度が高い。
職場の人からお世辞を言われた時、本気かどうか見抜くポイント5つ
仕事が絡む関係は、相手と二人きりにならないと「お世辞か本音か」完全に判別することはほぼ不可能だが、職場にいる気になる人から褒められた際に本気を見分けたい場合は、下の5つがポイントだ。ぜひ、チェックしてみよう。
- お世辞を言われるだけじゃなく、特別扱いされる
- お世辞を言われるだけじゃなく、頻繁に話しかけられる
- お世辞を言ってくる相手が他の人は褒めない
- お世辞を言ってくる相手が異性に積極的なタイプではない
- お世辞を言ってくる相手の「照れや恥ずかしさ」を感じる
簡単に言えば、その他の「脈ありサイン」があるかないか、で社交辞令か本気かを見分ける。褒め慣れてる人だと見分け方が難しくなる点に注意をしてほしい。
恋愛アプローチとして「褒める」というのは一般的だから、仕事中でも好きな人にはつい態度が変わってしまう。そんな視点で職場の人を判別できると、相手の本音の見抜き方がより正解に近づけるはず。
仕事をしている時は話半分に聞き、仕事外のコミュニケーションの中で判断するようにしよう。
>>社内恋愛の脈ありと脈なしの違いが分かる9つのポイント~好きな人の態度でサインの見分け方を徹底解説する
お世辞の褒め方をされたと思った時は「主語を使うか使わないか」でお世辞を見分ける
お世辞は、「一般論にするかしないか」で見分ける方法も分かりやすい。それを見抜くのに「主語」に注目してみよう。
たとえば、「モテそう!」という言葉は社交辞令で言うお世辞で使われやすい。これは主語が「一般的な女性や男性」になっている可能性も含まれているし、視点も客観的だからだ。
しかし「俺は、〇〇はモテると思ったけど…」みたいに、みんなとか「誰か」よりも「自分」を押し出す褒め方をする場合は本気で褒めている時だ
主観的に見た上で評価したことを予想させる発言だからである。
「みんな〇〇って言っている」という褒め方は、相手がどう思っているかがぼやける。
対して、「俺は〇〇と思っている」という言葉は「みんなは知らないけど、少なくても自分は…」という意味が含まれている場合もあり、主観的に見ているから本気で褒めていることを予想させるのである。
恋愛が絡んだ場合は照れ隠しや恥ずかしいからと言った理由で「主語」を一般化することがお世辞の見分け方を難しくしている面があるので、次からは恋愛感情が絡んだときにも使えるお世辞の見分け方に絞って紹介しよう。
何度も同じ部分を褒めるのはお世辞じゃなく本気の証拠
例えば「髪がきれいだよね」と褒めらたとして、もしそれがお世辞ならその場で瞬間的に浮かんだ褒め言葉だから、同じことを褒めるよりは「美人だよね」などのように、褒め言葉だけでなく褒めるポイントが変わってくる。
本気で褒めている場合は「相手が思っていること」であるため、何度も同じ部分を褒める時は本気で褒めてるときの態度だ。
たとえば、「いつもがんばっているもんね」と、頑張り屋さんなところ素敵だと思って本気で褒めるなら、「努力家だね」とか「いつも一生懸命だよね」などと言葉を変えることがあっても、褒めるポイントが変わらない。
外見に絡むポイントでも同じで、褒め言葉は何度も同じことを言わなくても、褒めるポイントが変わらずに、何度も同じポイントを褒めるなら本気で思っている可能性が高い。
少なくても、あなたの良いところはその褒めポイントだと思っているのだろう。
恋愛感情が絡むと、多くの場合で「それ、本気で言ってる?」と思うことが出てくるが、こんな見方をすると相手の心理がだいぶ見えてくるはずだ。
相手の性格を踏まえると、本気かお世辞か見抜くことができる
褒めた相手の性格を知っていれば、本気かお世辞かはより分かりやすくなる。
これは恋愛に対するチャラさとかの「信頼性」をしっかり判断できればそれ以上ない見分け方になるだろうが、そこまで相手を理解していなくても、お世辞の見抜き方のポイントを知っていれば本気かどうか見抜きやすい。
そのポイントとは、相手の「異性への積極性」だ。
異性である男性や女性に積極的な人は、本気で言っている場合に「目をしっかり見て言う」とか「お世辞じゃないことを伝えてくる」みたいな積極性を見せる。
適当な言い方をしているときは、あなたへのアプローチというよりはお世辞でその場を盛り上げているだけだろう。
対して、異性に消極的な人が本気で褒めるときは「目を見れない」「恥ずかしそうにする」「照れてごまかす」と言った態度を取るのが特徴。
お世辞の時の方が目を見られるし、態度を変えずに伝えることができる。
異性に消極的な人は、たとえお世辞でも異性を褒めるときに照れるタイプが多いけれど、そんな人は言葉を一般化して持ち上げる感じでお世辞を言う。消極的なタイプは、みんなの前よりも二人の時に褒める時の方が本気で言っている場合が多い。
恋愛を前提にお世辞の見分け方を考えるときは、相手の「異性慣れ」のところで判断する目を持ってみると、積極性の部分で態度の違いが見える。
>>恋愛経験がない男の見分け方~恋愛経験が少ない男性が女性に取る態度と特徴とは?
ついでに褒めるのはお世辞の褒め方
今触れたばかりだが、何人かで話しているときに褒めるのはお世辞の可能性を高めるのだけど、「二人の時」以外に見分けるなら、あなたが褒められた時の状況が「ついで」か「主役」かでお世辞と本気の違いを考えてみよう。
もしみんなで話しているときに、誰かを褒めた「ついでに褒められた」なら、社交辞令で言うお世辞の可能性が高くなる。他のポイントで見分ける場合もお世辞っぽい雰囲気なら、相手は本気で思ってないのだろう。流れで褒めただけかもしれない。
たとえば「〇〇ちゃんってモテるでしょ?」とあなたの友達が質問形式で褒められたとして、その会話の流れで「〇〇ちゃんもモテそうだよね?」ってついでに聞かれたなら、いわゆる「ダシ」に使われているパターンだ。「一緒にいるのに触れないのは失礼」と考えるから社交辞令を使う。
これが友達よりも先にあなたが聞かれたなら、相手はあなたへの興味が強いから本気で聞いた可能性が高くなって、ついでに友達にも聞いていたとしても、それは友達に対する「ついでのお世辞」である可能性が高い。
多くの人と一緒にいるときは、自分を最初に話題に出すのか、流れで自分に話題を振られるのかでお世辞と本気の違いが見える場合がある。
可愛い、美人と言われた時のお世辞の見分け方
可愛いとお世辞を言われた場合や、美人だとお世辞を言われた場合の本音の見抜き方に関しては、『褒め言葉を否定した時の相手のリアクションで見極める』の部分で前述したように、まずは「否定して相手のリアクション」を見てみるのだが、それでも曖昧に感じた時は、自分から距離を縮めるように会話を展開してみると良い。
相手が本当に「可愛いな」「美人だな」と思っていたら、あなたの積極的なコミュニケーションを好意的に捉えてくれ、会話が盛り上がるはずだ。
一方、もし本音は可愛いと思ってない、美人だと思ってない場合は、相手から好意を感じない会話の展開になる。
相手の心理を見抜く方法に関しての解説なので、完璧なお世辞の見抜き方をするは無理があるが、社交辞令やお世辞が本気だった場合はあなたに気がある状態に極めて近い心理状態であるため、軽いアプローチみたいなものがある。
そこをポイントに相手の心理を見極めよう。
2段階の見抜き方をしても相手の本音が分からない時は「お世辞じゃない」と信じるのが正解
この見抜き方でもお世辞かどうか曖昧に感じたら、基本的には相手の言葉を信じて良い。
なぜなら、本気で褒めている時ほど人は自分の心理を読み取られないように努めるので、「お世辞かどうかわからない」「社交辞令かもしれない」と思わせる表現をあえて選ぶからだ。
お世辞を疑うような感じになるとコミュニケーションもぎこちなくなるので、2段階の見抜き方をしてもよく分からない時は「本気っぽい」と思った方が何かと上手く行く。
特に、好きな人や気になる人が相手なら信じてあげることが重要である。
お世辞や社交辞令は、本気だった場合に口説き文句のような役割があることを忘れないでいよう。
可愛いとお世辞を言わたり、美人だとお世辞を言われたら、それに乗っかってコミュニケーションをとるのも恋愛テクニックだ。
お世辞かどうか気になる時によくある質問と答え
最後に、お世辞かどうか気になる時によくある質問とその答えを解説する。
気になるところがあれば回答を読んでみよう。
変わらないねと言う男性心理、女性心理は?
同窓会や久しぶりに会った男性や女性から「変わらないね」と言われることがあるけど、この「変わらないね」の意味は、表情と雰囲気で良い意味か悪い意味か見分けるのが基本だ。
ただ、久しぶりに会って嫌味を言う男性や女性は少ないので、笑顔で変わらないねと言われたら、以前に「好意を持っていた(いいなと思っていた)」可能性が高く、久しぶりに会ってまた素敵だなと思った可能性が高い。
会話の展開によっては「相変わらずだね」という意味で変わらないねと言う人もいるけど、懐かしそうに変わらないと言う男性や女性は変わってないあなたと会えて嬉しいと思っていることが多い。
べっぴんさんと言う男性心理は?
べっぴんさんと言う男性心理は、ほとんどの場合で相手が綺麗・可愛いと思っている。
では、なぜ「綺麗だね」「可愛いね」ではなく「べっぴんさん」なのかと言うと、男性心理としては少し遠回しになるイメージがあって、ボケ的な意味を込めて使いやすい言葉だから。
「綺麗ですね」と言うとストレートだけど、「べっぴんさんですね」と言うと、恥ずかしさが減って相手の反応も良く、笑顔で会話できるイメージがある。
べっぴんさんと言われたら、場合によってはからかわれたような印象を持つこともあると思うが、単純に「褒められた」と思って良いパターンが多い。
飲み会で褒められたら信じていい?
飲み会で褒められたらお世辞の確率が上がるのがセオリー的な考え方だ。
シラフの時より、酔ってる男性や女性の方がお世辞を言いやすく、その場を盛り上げるためのリップサービスに積極的になる傾向がある。
ただ、酔った時は好きな人や気になる人に褒め言葉を言うにも積極的になる傾向もあるので、見分け方には細心の注意を払いたい。脈ありサインが隠されてることも多い。
飲み会中に褒められた場合でも本気で褒めていることはよくあるから、会話を進めて相手の本心を探っていこう。
字を褒める女性心理は?
字を褒める女性心理は、相手にスマートな印象を持っていて、清潔感を感じている。
女性から字を褒められたらお世辞の可能性が非常に低いので、良い印象を持たれたと判断しよう。
字が綺麗な男性は内面的な加点が大きいので、男性が思う以上に印象が良い。「清潔感がある」以外にも「丁寧な生活をしていそう」「さわやか」などのイメージを持つ女性も多いので、自信を持って良いエピソードだ。
お世辞を真に受ける女や男はどう思われる?
お世辞を真に受ける女性や男性は、本人が思うより悪い印象はない。
前述しているように、お世辞は相手に好印象な言葉を言って関係性を良くしようとする目的があるので、単純に喜ばれると「言って良かったな」と思い、相手のテンションも上がる傾向がある。
性格が悪い人は「お世辞なのに真に受けたよ」と心の中で笑う人もいるけど、基本的には「自分が言った言葉を喜んでくれた」と受け取って、嬉しい気持ちになる人の方が多い。
もちろんここはお世辞の内容による部分があるので、お世辞を言われたかもしれないと思った時は「真に受けてそうなリアクション」くらいに留めておくと良いとこ取りができる。すごくうれしそうにするより、ちょっと喜ぶような反応をすると良いだろう。
まとめ
今回は「社交辞令で言うお世辞の見分け方」を、本気に褒めている時との違いも含めてまとめた。恋愛が絡む状況と一般的なシチュエーションで説明したが、少しでも見分けやすくなっただろうか。
お世辞で言っているのか、それとも本気で言っているのかは、相手の気持ちの部分なので正直微妙な判定しかできない。ただ、いくつかの視点を持っているとより正確に予想できる場合は出てくるはずなので、「本当はどう思っているんだろ?」と思ったときは参考にしてもらいたい。
誰かに褒められたときはお世辞か本気か完全に見分けることは難しいが、たとえ社交辞令だと思っても「相手から見たあなたの印象」をすべて否定するのではなく、「どんな風に見えるのか」を知るきっかけにしながら、自分に自信を持ったり、より良い自分を表現するヒントにしてみてほしい。
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