最近、同じ職場同士で恋愛したくないと考える人が昔に比べて増えてきている。あなたも、「社内恋愛は嫌だ」「社内恋愛は無理」って思っているタイプだろうか?
この記事の後半で紹介するアンケートによれば、職場で出会ったカップルの割合は現在30%を切ってきている。同じコミュニティで付き合いたくないと思う人はここ数年で一気に増えた。
でも、社内恋愛したくない理由や心理とはどんなものだろう?
好きだけど社内恋愛したくない人や、好意があっても同じ部署だと付き合えない人はどんなことを考えていて、なぜ職場の人が交際相手にふさわしくないと思っているのだろう?
この記事では「同じ職場で恋愛したくない人の理由や心理」について解説するので、あなた自身のことはもちろん、同じ職場に気になる人や意識する人がいる人にも詳しく読んでもらえればと思う。
会社の中ではうまくやっていきたいから職場恋愛は無理:職場の関係を壊したくない心理
社内恋愛が嫌だと考える人は、会社内では恋愛のゴタゴタを抜きにして上手くやっていきたいという心理が強く、同じ職場で恋愛したくない理由は、会社内の人間関係で苦労するのが嫌だから職場恋愛したくないと考える人が一番多い。
職場の人間関係を考えると、職場恋愛したくない心理になる
会社内の人間関係は、社会人に取って最も土台となる人間関係だ。
その関係性を守りたいと思うのは当然の心理で、保守的な心理で社内の人間関係を見ている人は、同じ職場の男性や女性と適度な距離感で付き合いたいと思い、「付かず離れず」の精神で付き合うべきだと考えていることがよくある。
ある程度は仲良くなりたいけど、それと同時に必要以上に仲良くなりたくないとも思っていて、気持ちよく仕事ができる環境を構築したいと考える。
しかし、職場に恋愛感情を持ち込むという行動を取れば、人間関係のゴタゴタの原因を自ら作ることになり、恋愛の展開に影響を受けるものの、いつかどこかで職場恋愛のデメリットに直面することがわかり切ってるから、職場恋愛したくないと考える。
職場に好きな人ができたら、無難にうまくやって行きたい職場の人間関係を壊す行動を取るのと同義になってしまい、自分だけでなく周囲に迷惑をかけてしまう可能性もある。
社内恋愛が嫌だと思ってる人は、職場の関係を壊したくない心理で社内恋愛が嫌だと思っているケースが多く、職場の同僚や先輩・後輩と無駄に親しくしない人や、飲み会でも普段の距離感とそう変わらない人などは、典型的なこの手のタイプだ。
ちなみに、職場の飲み会に不参加(なるべく参加したくない)の人もいるが、このタイプは職場の人と無難にうまくやっていきたいと言うとより、職場の人とはビジネスライクに接したいと思っているので、また違った理由で職場恋愛があり得ないタイプになっている。
職場恋愛は人間関係をゴタゴタさせる面があるため、「職場で彼氏を作りたくない」「職場で彼女を作りたくない」という人は多い
下の記事でも解説している通り、職場恋愛の主なデメリットは「職場に恋愛感情を持ち込むことによる人間関係のゴタゴタ」である。
社内恋愛はいくつかの超えるべきハードルがあって、それは恋愛相手と一緒に乗り越えていかないといけないことも含まれるため、うまくこなす上での難易度は高い。周りの人のことを思えば、「会社の人は恋愛対象外」と考える人がいても普通の感覚である。
同じコミュニティの人と恋愛できないタイプは、無意識にも「恋愛のことでめんどくさいことになったら嫌だな」と思っていたり、「周りに迷惑だろうな」と思って好きな人を作らないのである。
関係を壊したくない職場では、多くの人が「好きな人も嫌いな人も作りたくない(できない方がいい)」のが本音だ。それでも “恋に落ちる” ことがあるから恋愛は怖い面もあるけど、理屈だけで考えると職場で恋愛したくないと考えるのは自然な発想だと言える。
恋愛が苦手な人が「同じ職場の恋愛が無理」な理由
同じ職場で恋愛が無理だと思ってる人は、恋愛が苦手な人と得意な人で理由が違っている。ここから2つの大見出しを使ってそれぞれについて解説しよう。
最初に「恋愛が苦手な人」が職場恋愛が嫌な理由を5つのポイントで解説する。
恋愛が苦手な人が同じ職場の人と恋愛したくない理由は以下の5つが関係している。
職場恋愛は上手く行かないと考え、リスクの方が高いと考えるから
恋愛が苦手な人は、これまでの恋愛が上手くいかなかった経験が積み重なっていることで、未来の恋愛にもネガティブなイメージを持つため、リスクが高い職場恋愛を嫌がる傾向が強い。
そもそも職場恋愛はマッチングアプリなどの出会いと比較して、日常生活に与える影響が大きい。職場に好きな人を作ってアプローチすることになれば、人間関係を壊す、もしくは気まずい相手を作ってしまうリスクが高いが、恋愛が苦手な人はさらにそのリスクが高い人である。
- 恋愛が苦手な人=好きな人ができてもうまく行かない確率が高いから、職場に好きな人ができること自体がをリスクに考えやすい
職場や学校など身近な人との恋愛は人間関係を踏まえた場合にハイリスクな恋愛に当たるため、うまく行く可能性が低い人は職場恋愛を無理だと考える。
職場では思い切ったアプローチができないから職場恋愛は無理…
恋愛が苦手な人は、職場のような身近な人が相手の恋愛だと余計に奥手になってしまう傾向があり、「マッチングアプリの方がまだアプローチしやすい」と思っている人が多い。
職場恋愛は仕事と職場の人間関係を考慮しながらアプローチしないといけないから、そもそも恋愛中に余計なことを考えてしまう奥手な人とは確かに相性が悪い。アプローチできない理由が増えてしまうのだ。
違う職場の人との恋愛では、基本的にLINEやメールでのアプローチになるため、意識する人ほど会話しにくいと思う恋愛が苦手な人は、会社外の男性や女性を選ぶ傾向がある。
職場恋愛が嫌な心理には、自分の恋愛傾向を加味して「職場恋愛が向いてない」と思ってる人も多い。
会社でモテないと思っているから、最初から職場恋愛を諦めてる
恋愛が苦手な人は、「どうせ会社でモテないから」という理由で、最初から職場恋愛を諦めてる人もいる。
会社で誰かを好きになってアプローチすれば、積極的にコミュニケーションをとる分どうしても嫌われてしまうリスクがあるため、自分がモテないと思ってる人は身近な人を好きになること自体にリスクを感じる。
どうせ好きになっても脈なしを確信するか、嫌われて終わりになるくらいなら、最初から社内恋愛は無理だと諦める方が確かに建設的な考え方である。
恋愛が苦手な人は、職場恋愛で順調に片思いが進むイメージが湧かないし、むしろいいなと思う人から嫌われる光景が目に浮かぶので、最初から職場の人を恋愛対象外としてみようとするところがある。
同じ職場の恋愛を進めていけないから、恋愛対象から除外して割り切りたい
恋愛が苦手な人で、職場恋愛が無理だと思ってる人は、職場に好きな人ができても何もできないで辛い思いをするだけだとイメージしてる人も多く、「会社の人を恋愛対象から除外して仕事上の付き合いだと割り切りたい」と思っているタイプが多くいる。
会社の男性や女性を恋愛対象として見ていると、何かのきっかけで「素敵だな」と思って好きになってしまうこともあるけど、職場恋愛が無理だと思ってる人は出会った瞬間から「好きになっても辛いだけ、しんどいだけ」だと思い、好きになる対象から外して接する。いわゆる “そういう目で見ない” を徹底するイメージだ。
この心理には「その方が楽だから」という気持ちが含まれているが、実際はもう少し冷めた見方をしている人もいて、諦めの心理には「社内恋愛はうざい」「職場恋愛は迷惑」などの気持ちも含まれている。
ややひねくれた心理で職場恋愛は無理だと思ってる人は、他人の職場恋愛にも批判的だ。なぜそうなるかというと、少なからず嫉妬の気持ちが絡んでいる。
恋愛が苦手な人は恋愛そのものに悪いイメージを持つことがあるけど、同じ職場同士で起こる身の回りの恋愛は自分にも影響することがあるため、自分があり得ないと思っていると、確かにうざいと思っても不思議はない。
ただ、深層心理で「モテるなら職場恋愛もアリだ」と思っているなら、モテないことで諦めている人は職場恋愛カップルを妬む部分があって、正論で否定しながらも実はただの嫉妬というケースも珍しくはない。
社内恋愛に失敗したときのフォローの仕方が分からない、自信がないから
恋愛が苦手な人は、社内恋愛に頑張った後の事を考えて社内恋愛は無理だと思ってる人が多いのだが、その中でも典型的なのが「社内恋愛に失敗した時のフォローの仕方が分からない」「社内恋愛がうまくいかなかった時に気まずくならない方法が分からない」という問題点を懸念して職場恋愛しない人である。
しかも、同じ職場の人と付き合うと別れた後も問題で、交際経験が少ないと事後処理の仕方が分からない。分からないということはどうしてもネガティブなイメージを広げてしまうことに繋がるため、「社内恋愛は無理…」と思ってしまう。
恋愛が苦手な人は、恋愛中、又は恋愛後に、「どうしたら恋愛のデメリットが打ち消せるか分からない」から職場恋愛を嫌がる傾向がある。
職場に好きな人ができた後のことに自信がないと、職場恋愛は無理だと考えるのも納得である。
同じ職場の人と恋愛する場合、他の出会い方と比べてお互いがよく知り合う恋愛となるから、本当は恋愛が苦手な人ほどゆっくり進めていける恋愛に成功の可能性もあるのだが、実際は上の5つの理由をメインに、同じ職場で恋愛するのは嫌だと考えやすい。
恋愛が苦手な人は「異性に消極的」なのが特徴だが、職場恋愛だとなおさら「リスクや失敗時のフォロー」に気が周り、職場恋愛は無理…という状態になってしまう人が多い。
恋愛が得意な人が「同じ職場で恋愛したくない理由」
では逆に、恋愛が得意な人が同じ職場で恋愛したくない理由ではどんな特徴があるだろう。ここで取り上げる4つはよくある理由である。
交友関係が広いため、わざわざ同じ職場で彼氏や彼女をを探す必要がないからデメリットが多い職場恋愛は嫌
比較的恋愛が得意な人で職場恋愛は嫌だと思ってる人は、交友関係が広い傾向があって、わざわざ同じ職場で彼氏や彼女を探す必要がないと思っているタイプが多い。
これまで解説してきた通り、職場恋愛はデメリットが大きい恋愛パターンだから、交友関係が広く、日常生活で出会いがある人は同じ職場の人と付き合うことを嫌う傾向がある。
この場合の心理には「わざわざなぜ職場の人と恋愛するのか」とまで思わなくても、「私は間に合ってます」という感覚はある。
彼氏と同じ職場・彼女と同じ職場だと、それだけで嫌な思いをすることもあり、社外で恋人を作れる人は、社内恋愛ではなく、社外恋愛を好む。
同じ職場で恋愛感情を持ち込むとイメージダウンになるため、恋愛的な意味で「社内で動きたくない」と考える
同じ職場で恋愛感情を持ち込むと、社内恋愛がうざいと思ってる人から印象が悪くなることがよくある。
恋愛が得意な人は、本来は恋愛するべきじゃない場所で恋愛することで「周りの評価が落ちる」ことを気にする余裕があって、いわゆる “がっつく必要がない男性や女性” は社内恋愛は嫌だと思う傾向がある。
モテる男性や女性は、職場恋愛する人に「よく会社内で動けるね」と半ば冷めたような発言をするけど、実際に「デメリットが大きすぎて自分には職場恋愛は無理」だと思っている。
詳しくは後述するが、このタイプは何かの拍子に職場に気になる人ができた際も「同じ職場の人とは付き合えない」と思って、自制が効く限りその恋愛に深入りしないようにする傾向がある。
彼氏に困ってない、彼女に困ってないから、会社の人とは割り切って付き合う方が楽だと考える
今述べたように、(今は恋人がいなくても)彼氏に困ってない女性や、彼女に困ってない男性は、恋愛を持ち込むことで複雑化する職場内の人間関係を嫌い、「わだかまりのない職場の人間関係」を作る目的で恋愛を排除した考え方をしがちだ。
職場に好きな人ができたら、どっちにしても気まずい雰囲気になることが分かっているので、少しでも気楽に仕事に打ち込めるように職場恋愛を避ける。
そもそもの価値観のところで「社内恋愛は無理」だと思っていても、恋人がいない寂しさに負けるとつい親しくなる異性ができるのも職場あるあるなので、自分からポジティブな理由で職場恋愛は無理だと思ってる人は、恋人に困ってない状況にいることが圧倒的に多い。
社内恋愛に限らず、彼氏や彼女と別れた後のめんどくささを知っているから、コントロールしにくい「その後」の事を考えて「職場恋愛は無理」だと結論づける
社内恋愛は嫌だと思ってる人は、モテるタイプだと「別れた後」の事を考えての結論である場合も多い。
職場恋愛を嫌がる人の典型的なセリフは「会社の人と付き合って、別れたらどうするの?」である。
ある程度の恋愛経験があると、別れた後の雰囲気や関係性は自分だけじゃコントロールできないことを知っているから、恋愛事でゴタゴタした後の事を考えると、社内恋愛は無理だと結論付けることが本当に多い。
もちろん職場内カップルは男女ともに「別れた後は普通に戻りたい、気まずい雰囲気になるのが嫌だ」と思っているし、恋愛経験が増えると綺麗な別れ方もできるようになるのだが、カップルの別れというのはもめる時はもめるもの。誰もが別れる時は良い別れ方をしたいと思っているのに、最悪な別れ方をしているカップルがいる。
別れる時に相手がどう考えるかもその時になってみないとわからないため、モテるタイプは同じ職場で付き合ったその後のことを現実的に考えて社内恋愛は無理と考える。
恋愛が得意な人と苦手な人で共通項が少ないわけではないが、恋愛が得意な人やモテる人が職場恋愛が嫌という理由は、このパートで挙げた4つの理由や心理で避けることが多い。
本当にモテるタイプだと、しっかり割り切っていない限り、職場内でいくつかの恋愛エピソードができてしまうのだが、自分から動こうとしない人は意外と多くいる。
恋愛が得意か苦手かで理由や心理が分かれることを確認した上で、多くの人が「同じ職場で恋愛したくないと考える理由や心理」を総合的な視点から解説していこう。
職場に好きな人ができたら仕事に支障をきたすから会社の人とは付き合わない、職場恋愛は無理…
恋愛にのめり込むタイプは、同じ職場に好きな人ができたらそれこそ仕事が手に付かなくなる人がいて、自分の気持ちの面で「社内恋愛は無理だ」と思う人もいる。
そこまでじゃなくても、職場で個人的な関係が進めば、いずれにしても仕事はやりにくくなる。
これは、恋愛相手に取っても同じで、職場は仕事をするものだという至極常識的な考え方は、職場で恋愛したくない理由としても一般的だ。
仕事と恋愛の相性が良くないから社内恋愛したくない
付き合うにしても振られるにしても、結局のところ仕事と恋愛の相性はそう良くない。
職場に好きな人を作ることが仕事を頑張れる理由になることもあるのだけど、ここら辺は自身の恋愛傾向と恋愛観によって大きく感覚が違い、少なくてもある時ある瞬間に「恋愛感情が理由で仕事に集中できない」と思ってしまうことはあるものだ。
必然的なコミュニケーションが発生する職場では、やはり恋愛感情が仕事の邪魔をするものだとの価値観には納得できるところだろう。
特に、会社で出世したい人や、身の回りの人間関係を大切にするタイプは、感情よりも理屈で恋愛感情を除外して職場の人と接する人が多い。責任感が強いタイプも同様の傾向がある。
どうせ転勤で離ればなれになるから職場恋愛が嫌
上場企業に勤めている人は、職場の恋愛に「転勤リスク」が現実的に意識される。
「どうせ2~3年で転勤するから、同じ職場で恋愛してもしょうがない」と考えれば、社内恋愛を嫌がる理由になる。
職場で付き合っても長く同じ場所にいられないのであれば、社内恋愛なのに遠距離恋愛となってしまう。
転勤が多い金融系や商社系、メーカー系に勤めている人などは、頻繁な転勤を理由に婚期を逃すなんて話が結構ザラで、恋愛したくないと言うより職場恋愛できない理由に近いかもしれない。
実際、転勤するまで2~3年あるなら恋愛する期間として十分だとも思えるが、エリア総合職や一般職など、地域を決めて働く女性は転勤する男性と恋愛するより、将来の結婚まで意識するなら近くて転勤しない男性を選びたくなる。
転勤が多い職業に就く人はそもそも恋愛しにくい環境にあると言っても過言ではないだろう。
出会ってから付き合うまでの期間を考慮すると、転勤が多い会社では恋愛したくないと考える人が多い
赴任から次の転勤まで平均して3年だとしても、男女が出会ってから付き合うまでの期間はある程度は必要で、さらに社内恋愛・職場恋愛になると周りの目を気にしながら恋愛する必要があって、付き合うまでの期間が長くなりがちだ。
これを前提に考えた場合、転勤が多い会社では恋愛したくないと考える人が出てくるのも自然な流れだろう。
「だったら転勤が多い人は誰と恋愛するのか」という問題もあるけれど、職場恋愛する人は近い関係性にメリットを見出すからこそリスクやデメリットを度外視して恋を進めるところがあるので、「転勤まで後どのくらいだろう?」と思えば、「わざわざ付き合わないでもいいか」と考えても不思議はない。
お互いに結婚まで考える年齢になっていた場合は転勤リスクに目を瞑って将来思考で付き合い始めることもあるが、ここら辺の価値観は話し合うことが難しく、相手の感覚はわからない。
いずれのパターンも社内恋愛の障壁となり、ある時に社内恋愛に興味を持つ相手が現れても本格的なアプローチをする前に「諦める理由」が並んでしまい、割り切ってしまう。
社内恋愛も悪くないと思うこと自体は多くの人にあるけれど、進むかどうかを真剣に考えると障壁が多い人ほどなかなかGOサインが出ない。
職場恋愛で喧嘩した時、感情的になって他の同僚と同じ態度を取れないから同じ職場で付き合うのは無理
職場恋愛では、「好きだけど付き合えない」「好きだけど社内恋愛したくない」と考える人も多いのだが、その主な理由は「付き合ったら他の同僚と同じ態度を取り続けることができないで、いつか周りに好きな人がいること(付き合ってる人がいること)がバレてめんどくさいことになるから」である。
特に、感情的になりやすい人は、職場に彼氏や彼女ができると「喧嘩した時」に職場恋愛してるのがバレる傾向にあり、同じ職場で付き合うのは無理だと判断するケースでは「過去の恋愛体験」がよく影響している。
恋愛すると感情的になることが増えるから、職場では恋愛したくない
恋愛感情は人の感情を一番動かすものだから、ビジネスライクに接しないといけない「職場」では控える方が確かに無難である。これまでの人生で、彼氏や彼女との喧嘩で自分らしくいられない経験をした人は、大事な「職場」という場で恋愛を避ける。
職場に彼氏や彼女がいても、上手く行っている時はまだ良いのだけど、たとえ上手くいく恋愛でも相手がいる人間関係では波があって、付き合って距離がなくなっていくとは、ほぼ絶対と言えるくらい喧嘩してしまう局面が訪れる。
恋愛力の中では「自己コントロール」も大事な力とされているが、職場に恋愛を持ち込むことで苦労する人間関係の難易度がさらに上がった場合、自分がうまく感情コントロールできないと思えば職場恋愛を避けがちだ。
これが、社内恋愛が嫌だという感情までエスカレートしていく。
恋愛経験が少ないと恋人ができた際に「職場は職場」と分けて考えることも難しい人が多いため、考えれば考えるほど踏み切りにくくなるのが「同じ職場で働く人との恋愛」なのかもしれない。
職場では恋愛するべきではないとの価値観を持っているから好きになっても同じ職場で恋愛は無理
恋愛観は人それぞれであるため、会社で恋愛するべきではないとの価値観を持った人も当然存在していて、自分の気持ちとは無関係に「倫理観(モラル)」のところで社内恋愛が嫌だと思ってる人がいる。
なぜその価値観を持ったのか理由は様々だが、結局そういう人は「職場は恋愛するべき場所じゃない」という気持ちの部分が引っかかっていて、感覚的な理由で職場恋愛は無理だと思っている。
こういうタイプは、良い人と出会い関わることで価値観が変わるタイプもいるのだけど、頑固な人は「好きになっても同じ職場で恋愛は無理」と考える人も少なくないのが特徴だ。
社内恋愛では、好きな人が「好きだけど社内恋愛したくない」と思って振られることもある
詳しくは次の見出しで解説するけど、社内恋愛は好き同士になっても付き合えない可能性があるところに難しさがある。
いま解説してきたように、「好きになっても同じ職場で恋愛は無理(=好きになってしまうことがあっても付き合うのは無理)」と考える人がいるからだ。
この点を踏まえると、もし好きな人が職場にできた際は、社内恋愛カップルを話題に出してみたりして価値観を確認しておくと、無駄に傷つく恋愛に走らなくて済む。
意思の強さに関しては恋愛観だけじゃなく性格や言い方でも変わってくるから、もし「好きな人が社内恋愛を無理だと思ってるかもしれない」と思ったら確認してみよう。
最近、社内恋愛否定派は増えてきているので、その恋愛の難易度が分かる場合がある。
同じ職場は、両想いでも付き合わない、付き合えない場合がある
ここまで解説してきた通り、職場恋愛が嫌だと思う人には様々な理由があって、それが複雑に絡み合っている場合もある。
つい先ほども触れたところだけど、同じ職場の恋愛は「両想いでも付き合わない、両想いでも付き合えない」という場合がある点に注意してほしい。
つまり、社内恋愛はそもそも付き合う気がないのに、ある程度恋愛が進むパターンがあるということだ。理由を解説しよう。
なぜ、職場恋愛が嫌だと思っているのに、好きになってしまうことがあるのか
「なぜ職場恋愛が嫌だと思っているのに好きになってしまうことがあるのか」という点だが、これは「恋愛感情が理屈のみでコントロールできない」のが理由だ。
会社内の人との関りはそれぞれ会社や職場ごとに違っているが、社内恋愛が嫌だと思っている人でも、いいなと思う人や気になる人ができることはある。
可愛いなと思ったり、かっこいいなと思う気持ちそのものは止められるものではないし、いいなと思う人とのコミュニケーションは楽しい。相手も自分のことを気に入れば、ある程度はアプローチを受け入れてしまうのは自然で、好意を持ち合うなら仲良くなるのも早い。
その際、気持ちを割り切る前にコミュニケーションが深くなると、好きになってしまうこともあって、どのくらい社内恋愛は嫌だと思っているか、職場恋愛したくないと思う気持ちがどのくらい強いかで、恋愛がどこまで進むか決まる。
恋は落ちるものだとよく言われるけど、社内恋愛は無理だと思ってる人に好きな人ができるのも “恋に落ちたから” だ。ここまでは感情論だけで進む場合がある。
好きにならないようにすることは一定のラインまで可能だが、恋に落ちたら抗えないところがある。
しかし、社内恋愛したくないと思ってる人が職場に好きな人ができた際、そのまま付き合うことが多いかというとそんなことはない。次で解説する。
社内恋愛したくない人だと、両想いになっても付き合えないことがある
職場恋愛や社内恋愛が嫌だと思っている人でも職場の人を好きになることがあると言ったが、「両想いになったら社内恋愛が嫌な人とでも付き合えるか?」と言ったら、答えはノーだ。
社内恋愛したくないとの恋愛は「好きだけど付き合えない」「同じ職場だから付き合えない」ということが頻繁に起こる。
もちろん、職場恋愛が片思いから両想いになったのなら付き合える可能性はある。でも、職場恋愛だけは嫌だと思っている人のように、職場恋愛を避けたい気持ちが強い人は、自分が持った恋愛感情を自然消滅させるように「気持ちを割り切る方向」で感情をコントロールしようとすることが本当に多い。
アプローチを受ける展開になっても、「ご飯に誘ってくるくせにずっと告白されない」とか「告白してこないから自分から告白しようとしてもはぐらかされる」と言った事態に悩むことがよくあるので、職場恋愛や社内恋愛は「相手の考え方や価値観」を知っておくことが重要だ。
社内恋愛したくない人の割合は現在そこまで低いわけじゃないので、可能性がない恋愛なら諦める選択肢も現実的になってくる。
ダラダラ恋愛するような感じになった際は、自分の幸せとしっかり向き合ってみよう。
同じ職場で恋愛したくない人は、どこで出会うのか
最後に、同じ職場の人と恋愛したくない人が「どこで出会っているか」というポイントについてまとめる。
恋愛が苦手か得意かに関係なく色々な理由があったけれど、もしあなたが職場恋愛が嫌だと考える場合は、「どこで出会うか」を考えないと恋愛できなくなってしまう点には注意が必要だ。
職場恋愛で付き合ったカップルの割合と、職場外で出会ったカップルの割合
では、カップルの「出会いの場所」は何が一般的かというと、(株)リクルートが行った調査では、以下の結果になった。
- 1位=同じ会社や職場(19.9%)
- 2位=同じ学校やクラス(13.2%)
- 3位=友人の紹介(12.4%)
- 4位=恋活サイト、マッチングアプリ(10.6%)
- 5位=サークル、趣味、習い事(8.9%)
- 6位=婚活サイト、婚活アプリ(7.1%)
- 7位=合コン(5.8%)
- 8位=仕事やバイトの取引先の人、お客様(4.4%)
- 9位=結婚相談所(3.9%)
一方、(株)ネクストレベルが行った同じ趣旨の調査では、以下の結果になっている。
- 1位=職場、取引先(24.3%)
- 2位=紹介(22.9%)
- 3位=学校、サークル、部活、バイト先(16.7%)
- 4位=マッチングアプリ(11.9%)
- 5位=その他(5.7%)
- 6位=習い事、ジム、社会人サークル(4.8%)
- 7位=SNS(3.3%)
- 7位=合コン(3.3%)
- 9位=結婚相談所(2.4%)
- 10位=クラブ、行きつけのお店(1.9%)
最近になって社内恋愛は無理と考える人が増えたといっても、「職場で出会った」というカップルは、2つのアンケートともに割合として第1位だ。
昔は30%以上あったからかなり分散が進んでいるのだけど、やはり恋愛の機会として職場の人を恋愛対象外にするということは彼氏を作る・彼女を作るという点において恋愛環境の悪化を直接意味する。
紹介や社外活動で出会いがある人は良いけど、もし出会いがないならアプリの利用は必須だろう。
職場恋愛したくない人は、他の方法で出会いを確保しよう
社内恋愛は色々とデメリットもあるから否定派の人がいて当然である。でも、それで恋愛できない理由にしてしまっては恋愛したい人に取っては不幸となる。
このパートで紹介したランキングはぜひ自分の恋愛環境についても考えるきっかけにしてほしいので、あなたが「同じ職場で恋愛は無理」と考える人なら、「じゃあ、どこで出会うか」を考えるようにしよう。
1位の出会い方を捨てているため、特別な努力が必要になっている人が多いはずだ。
出会いがあっても恋愛できない人は多いと思うので、下の記事も参考にしてみてほしい。
まとめ
今回は「同じ職場で恋愛したくない人の理由や心理」について解説した。
職場恋愛を嫌がる理由は色々な理由があったと思うけど、あなたはどう思っただろう。
恋愛は平穏な人間関係を引っ掻き回すことになる場合もあって、自分の身の回りでゴタゴタが起きればめんどくさいって思う人がいて当然だ。
社内の人を恋愛対象から除外する人が一定の割合で存在しているのは、マッチングアプリが流行ったことで出会い方が多様化した面も関係している。
しかし、それ以上に影響しているのは、恋愛が苦手になってしまっている人が増え、恋愛をめんどくさいものだと思う人が増えたからかもしれない。
これを読んだ人の中には気になる人や好きな人の心理が知りたいと思って読み進めた人もいると思うから、相手の意思がはっきりしていると感じるときほど「これから」のことを考えてみよう。
きちんと出会い力を強化すれば職場から好きな人を探さなくても素敵な恋愛ができる。どう恋愛していくかを考えることも大切な時期があるから、特に結婚を考えている人はしっかり行動していこう。
ただし、今回は職場恋愛を否定する考えを紹介した記事であり、私自身は個人的に社内恋愛を否定する立場ではない。同じ会社の人は恋愛する上でデメリットだけでなくメリットもある関係性なので、誤解はないようにしてもらえたらと思う。
あくまでも世の中のカップルの一番多い出会い方は「職場」となっている点は十分に理解してもらいたい。
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