受験と恋愛の相性~恋人と別れる決断と受験生の付き合い方について

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受験と恋愛の相性を考える高校生、大学受験があるけど彼氏がいる

受験を迎えた学生は、勉強のことだけじゃなくて「恋愛」でも悩むことがある。

彼氏がいる受験生ってどうなんだろう?
彼女がいると受験に集中できないんじゃないか…

受験を成功させるために色々と本格的に生活を変えていくこの時期、恋人がいる受験生は付き合い方に悩むことがあるかもしれない。

経験して思うことだが、正直な話、受験と恋愛の相性は悪いと言わざるを得ない。
好きな人が自分の支えになる部分があるものの、お付き合いは相手のいるものなので、受験を考えた時の問題点は少なくない。

しかし、受験生が恋愛のことを考える時はそんな単純な問題は織り込み済みだ。もっと深い悩みになる以上、実勢を踏まえた考察が必要である。

そこで今回は、「受験と恋愛の相性」について私の経験を踏まえながら徹底解説していきたい。

受験を理由に別れることや、受験生同士の付き合い方など、受験と恋愛をトータルで考えてみよう。

受験が原因で別れた経験

私が受験生だった高校3年生の頃、当時付き合っていた彼女とは最終的に別れる決断をした。

ほとんどの受験生が自覚している通り、やはり受験生の本分は勉強することだ。大事なものに序列を作るのは無意味だが、受験生がやらないといけないことは勉強であり、彼女・彼氏を優先すると言うのは、長い人生を考えた時に「間違い」だと判断される。

特に、自分の働いたお金ではない親のお金を使って受験をさせてもらう立場である以上は、一生懸命勉強することが受験生の責任とも言える。自分自身の夢や未来を考えても同じことで、この部分では多くを語らずとも受験生の共通認識だと思われる。

しかし、恋愛に絡む問題は理屈で語りきれない問題であるため、恋人がいる状態で受験を控えると、お付き合いを継続するか、恋愛を禁止するかで色々と考えることがある。

私自身、最終的に別れる決断をしたものの、しばらくの間はあれこれ考えてはもやもやしていた。

だが、今振り返って思うことは、あくまでも私の場合に限って、「受験を理由に別れる決断は、正しかった」ということ。

まだ若い受験生の頃は、色々なことを割り切って考えることが難しく、多少なりとも恋人が悪影響を与えていた部分があったように思うのだ。

確かに好きな人が受験の支えになる面は否定できない。
一生懸命頑張るために良い影響を与えてくれる彼氏や彼女もいるだろう。
その場合は、受験生であってもお付き合いを継続することがすべて悪いとは思わない。

でも、もし受験と恋愛の相性に悩むことがあるとしたら、恐らく既に恋愛と受験の相性が悪くなりかけている、もしくは相性が悪いことに気付き始めている時である。別れることを視野にこれを読んでくれている人もいるだろう。

よく言われることとして「恋人とはいつか別れてしまうけど、受験は一生の問題だ」とする考え方がある。よく言われるだけあって、これは現実を見た時の真理を突いている言葉だと思う。

しかしながら、恋愛の本質を考えた場合、もう少し別のところに答えがあるような気がするのである。今付き合っている人が一生の問題ではないと断言できないからだ。

私はお付き合いとはWIN×WINの関係の中で継続されるべきだと考えている。
どちらかが犠牲になるのはよくないことだと思うし、何かを犠牲にするのも少ないに越したことはない。

恋人がいる受験を控えた学生に取って、少なくても大事なものは二つ以上ある状態だ。
取捨選択するのではなく、良い付き合い方ができるのかどうかが今回の問題となるはず。

それを考える上で、私が受験生の時に別れる決断をした理由について先に説明する。

受験が原因で別れた理由

私が別れる決断をした理由は、主な原因が6つあった。

受験勉強をしながら彼氏や彼女と付き合うならあなたも向き合う問題になると思うから、ぜひ私の失敗を自分のことに置き換えて理解してみてほしい。

彼女に取られてしまう時間が受験の負担に感じた

私が受験生の時に彼女がいて、一番つらかったのが「時間のやりくり」だった。取られてしまう時間がどうしても受験の負担に感じてしまったのである。

「勉強しないと…」という感情と「彼女に会いたい」という感情はやっぱり相性が悪く、受験生であるがために大きな悩みになった。

受験と恋愛のどちらも中途半端になりかけた

受験する上で彼女を負担に感じると、それが悩みになって「どちらにも一生懸命になれない」という状態になった。

気持ちがすごく中途半端で、彼女といる時は勉強のことを考え、勉強している時は彼女のことを考えるような状態が続いたとき、「受験のために彼女と別れないといけない」と考えるようになった

受験と彼女、どっちを取るか選択する必要性が出てしまったのだ。

恋人とのゴタゴタの全て避けることができないことを知った

高校生の頃にはそれなりに恋愛経験を重ねていた私も、受験生カップルとしてゴタゴタをゼロにすることはできなかった。これは、彼女ときちんと話し合ったにもかかわらず…ということだったので、私にとってはショックな記憶だ。

「大学生になったらたくさん一緒にいよう。今は受験を一番に考えようね。そのために、なるべくケンカしないように二人で頑張ろう」

カップルで話し合って出した答えだったはずなのに、守れなかった。私自身も彼女も。もしこれが上手く行っていたら受験がきっかけで別れることはなかったかもしれない。

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今やらないといけないことが勉強だと思った

ケンカしたり、雰囲気が悪くなるたび、私は受験と彼女を天秤にかけるようになった。そうせざるを得なかったとも表現できる。

そうなると、やっぱり受験生の本質と向き合うことになる。「今やらないといけないことは?」との問いに、受験生は受験以外を答えないだろう。

何度も何度も考えて、別れを決めた。

受験を成功させる意味:自分もそうだが彼女の幸せを願った

受験生が受験を頑張るのは、受験に成功することで将来の可能性が広がるから。人生を通して幸せになるための努力の中に「受験」がある。

私が別れを決めた後、本当に彼女に別れの言葉を伝える時は、「彼女の幸せ」を真剣に考えた。彼女の受験が上手くいくために、自分は身を引くという意味だ。

受験を成功させるのに私は彼女の邪魔になっていたから、別れることは「大切にすること」と同じ意味になっていた。別れる選択をすることが正義のようにさえ思ったのだ。

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受験が終わった後で付き合い直せば良いと思った

たとえ受験のためでも、彼女の幸せを願ったとしても、好きな人と別れるのはつらい決断だ。最後の最後はどうしても迷いが出る。そこで私の決断を後押ししたのが「受験が終わった後で付き合いなおす」という選択肢だった。

よりを戻す、元さやに戻るのは簡単じゃないとはわかっていたけど、受験生カップルが別れる時は両想いのままであることも多く、少なくても私たちはそうだった。

受験に集中するために別れたのだから、受験が終わった後で希望は残ると思って彼女に別れを告げた。

受験で別れた高校生カップルのその後

お付き合いは物理的に二人の時間を奪う。受験生は寝る間を惜しんで勉強のスケジュールを組むものだが、会って一緒にいる時間以外もLINE(メール)や電話をするし、どうしても頭に浮かべてしまう時間ができる。

「勉強に集中しなきゃいけない」と思うことと「彼女と付き合う」ということが矛盾しているから悩むことになり、結果としてそれは悪循環を生む。

かなりネガティブに書いてしまっているが、これは今だから書けることだ。当時は、「好き」だという気持ちを断ち切るのが本当に難しかった記憶がある。

受験が原因で別れる決断をした理由を思い出して、こうして改めて読み返してみると、時間と共に好きだという気持ちが奪われてしまっていたのかもしれない。

別れた時は「大学に受かったらもう一度やり直そう」と言ったけど、結局はまた元に戻ることはなかった。受験で別れた高校生カップルの末路は、永遠の別れだったのだ。

私の場合はその程度の気持ちだったのかもしれないし、受験がそうさせたのかは分からない。ただ、私には恋愛と受験の両立ができなかったし、受験することを前提としたWIN×WINの関係を築くことができなかった。

その恋愛を諦める決断を最後に押したのは、「受験が終わってからまた付き合おう」とする気持ちだった。とても合理的な考えのように思ったのである。

受験は時間の制約がある中で努力し、結果を出すものだ。
今その貴重な時間を使ってお互いで消耗するよりも、今は受験に集中して晴れて迎える大学生活で別れていた時間を取り戻せば良いと考えた。

当然ながらその選択が彼女のためになることが前向きな決断のように感じた。
結果として別れる決断は皮肉にも私の望むWIN×WINの関係を作ったように思う。

実際、別れ話は数分だった。

短い時間の別れ話から数か月もたってよりを戻すことはほぼない。分かっていたことかもしれないけど、自分の気持ちがなくなったことはもっとショックだったのを今でもはっきり覚えている。

他の経験とも合わさって、個人的には「相手のために別れる決断は正しい」と思っている。もし「彼氏が受験だから別れよう」「彼女が受験だから別れよう」「受験生同士だから別れよう」と本気で思うのなら、間違った選択ではないだろう。

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ここまで恋愛と受験の関係をネガティブに語ってきたけど、次はポジティブに「受験と恋愛」を考えてみたい。

私の周りには、当然ながら受験と恋愛を両立させたカップルがいる。「受験と恋愛を両立させることはできるの?」と希望を持っている人のため、受験があってもうまくいったカップルの特徴を解説する。

受験と恋愛を両立させたカップルの特徴

私の周りには受験と恋愛を両立させたカップルが何組もいたのも事実だ。カップルは、受験があるから絶対に上手く行かないということはない。

付き合わない、別れる決断をしたカップルの方が多かったけど、それが正しい選択になるのかどうかはその二人によるところが大きい。

もし受験生同士で付き合っているのなら、当てはまるカップルかどうかを見てみよう。

長く付き合っていて関係が落ち着いていた

1年以上付き合っているカップルなど、長く付き合っていて関係が落ち着いたカップルは受験を乗り越えることができるカップルの特徴だ。

長く続いたカップルなら深い話し合いができるし、お互いに本音が言える関係なので、受験と恋愛のバランスを取ることができる。受験生カップルが付き合いを継続させるのに、最も重要な条件だと思う。

今大事なものを「受験」として付き合っていた

受験があるのに恋愛を一番に考える人はそうそういないと思うけど、受験への価値観が合わないカップルは相当数いるものと考えられる。しかし、少なくても受験を一番大事なものとして共有できないと、付き合いを続けていくことは難しい。できたら、受験の価値観も一致している方が受験に付随する様々な問題を乗り越えていけるだろう。

受験があっても幸せに付き合えていたカップルは、とにかく受験を頑張ろうという気持ちの部分が一致していた。困難な目標を達成するにはつらい努力が必要だけど、そこをお互いに支え合おうとしていたのである。

ほとんどケンカしないカップル

受験はストレスがかかるから、彼氏や彼女に当たってしまうカップルはまずもたない。やはり、受験勉強しながらうまくいくカップルと言うのは二人とも穏やかな性格が多く、ほとんどケンカしないのが明らかな特徴だった。

どんな性格の人でもうまくいってないとどうしてももめごとができてしまうから、結局は恋愛力が高くないとダメなのだろうけど、すぐケンカする人は受験に集中するべきなのかもしれない。

恋愛の精神的な負担と付き合いながら受験勉強に頑張るのは本当に大変なことだからだ。

受験勉強がデートで満足できるカップル

受験生は「たまにはデートがしたい」という気持ちを持つけど、受験と恋愛を両立するカップルは特に秋以降はほとんどデートらしいデートをしないのが特徴だ。図書館デートは9割が勉強で、一緒に勉強できることで満足している。

受験勉強を一緒に頑張ることでパワーがもらえると感じている人は、受験を乗り越えることができるカップルだろう。

以上、受験と恋愛が両立できるカップルの特徴を4つ挙げてみたが、要は長く続くカップルの特徴を持っていたとも言える。

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受験生の状態で付き合い方を考えた時、本音で話し合うことができて、穏やかな関係が築けていることは前提になりそうだ。

私が別れた理由でも挙げているが、カップルのゴタゴタはストレートに受験勉強へ悪影響を及ぼす。ここら辺はまた改めて独立した記事にしたい。

最後に受験生の付き合い方について触れていこう。

受験生の付き合い方

受験生の付き合い方で最も重要なことは受験と恋愛を両立させること。では、どのような付き合い方をすれば受験を乗り越えられるのだろう?

どんな付き合い方をするか、具体的に話し合う

受験生は、彼氏や彼女と「受験生の付き合い方」についてよく話し合いをしておこう。価値観が合わないと別れるだけでなく、受験に具体的な悪影響がある。

即座にバランスを取らないといけないわけでなくても、もし「受験と恋愛」の価値観に開きがあった場合は、時間の問題で悪循環を作り出す問題に育つ。「合わないな」と思ったのなら早めの決断も辞さない覚悟が必要かもしれないが、本音で話すことが大事だ。

受験があっても上手くいくカップルは、お互いが本音で相手と向き合って「付き合い方」を考えているので、付き合い始めのカップルも含めて深い話をすることが前提である。

受験生のデートの仕方と頻度

デートの基本は、一緒に勉強することで補うのが基本的な戦略になる。好きなら一緒にいたいと思うけど、勉強もしなければならない受験生に取って、選ばれやすいデートの仕方は二人で一緒に勉強するデートの仕方。

たまのデートも、午前中に一緒に勉強して午後からデートに出かけるといった感じで付き合っていく。お互いの負担にならないように数時間だけのお出かけデートってことも多くなるのが普通だ。

やはりお付き合いは一緒の時間をどのように過ごすかが大事である。どれくらいの頻度でデートをするのかや、デートの仕方なども普通のカップルとは違って、お互いの意見を、受験を前提として共通化する必要もある。

何となくバランスを取れるのが好ましいのかもしれないが、言いにくいからといって相手に合わせている場合、受験と恋愛を両立させていくことが難しくなってしまうことも懸念される。いずれにしてもその話が出るものと想定するが、積極的な話し合いは早い方がいい。

休憩時間だけが二人の時間になると付き合っている意味がないカップルかもしれないけれど、二人で同じ目標に向かって頑張るなら乗り越えられない問題でもない。

受験生カップルの連絡の取り方、LINEの仕方

電話やメール・LINEなどのコミュニケーションも受験生カップルにとってはナイーブな問題だ。負担になっていはいけないが、コミュニケーションが少ない恋愛は気持ちがすれ違いやすく、「連絡の取り方」は最も受験生の恋愛を難しくしている要素の一つ。

これもある程度のルール作りというか、暗黙の了解でもいいのだろうが、お互いで納得のいく連絡の頻度を模索する必要がある。

「返信は集中が途切れた時でいいよ」「挨拶LINEは入れてね」など、それぞれのカップルごとに彼氏や彼女の意見を聞きながらちょうどいい連絡頻度を探っている。

予備校のスケジュールだったり、生活サイクルは分かるから、もちろん気軽に連絡を取り合っている受験生もいるが、普通のカップルと違って気を遣うべきとの考えが主流であるため、会っている時にLINEや通話のことを話題に出して、二人に取って最適な連絡の取り方を二人で共有するべきだろうう。

こうして受験生の付き合い方を紹介していくと、距離を作りながら付き合っていくイメージになっていくことに気付く。だからこそ、落ち着いた関係になっているのがベストだし、付き合いはじめでも本音で言い合える関係作りが大事である。

恋愛で不安になるタイプの男性・女性は不向きであると言わざるを得ない。普通のカップルに比べて長続きするハードルが高いのは間違いないと思うところ。

受験生が恋愛するなら、後悔しないための積極性は必要だ。本音を隠しては上手く付き合っていくことができない時期だと自覚して、将来問題になることも踏まえて、彼氏や彼女と濃いコミュニケーションを取りながら最適な付き合い方をしよう。

まとめ

今回は「受験と恋愛の相性」について考えてきた。

受験生の時に恋人と別れる決断をした私だったが、私の周りには見事に受験勉強と両立させて上手く付き合ったカップルもあったので、それを参考にしながら受験生の付き合い方についても紹介したのだが、どんな感想を持っただろうか。

恋愛にのめり込むタイプの人や不安になるタイプなどは、受験生で彼氏や彼女を作るならよく考えて恋愛を進めていく必要がある。そういった人には個人的にお勧めできないけど、一生一緒にいるべき運命の人と出会っているなら、簡単に手放すのが間違いともなる。

正し、恋愛は良くも悪くも相手のいるもの。
カップルのカタチは自分だけでなく、相手の存在で変わってくることも多いからより良い選択をして欲しい。

大学生になってからの恋愛はまた違った恋愛の形がある。下の記事も参考に。

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