「私の彼氏が元カノと会ってるみたいなんだけど、どう思う?」
先日こんな質問を女友達からされたのだが、元カノに会う彼氏への悩みは意外と女性のあるあるになっていて、どうしたら良いか、対処法に迷っている彼女がたくさんいる。
男性に関しても同じく、二人で会わないまでもグループで元彼に会う彼女はいるもので、普通の交際範囲だと思いつつも、内心ではモヤモヤするものだ。
元カノと頻繁に会う彼氏や、元カレと頻繁に会う彼女に、現在の恋人である自分がどこまで踏み込んでいいのかという問題に迷うことは多いと思うので、この記事で考え方や対処法を解説したい。
今回は「元カノに会う彼氏、元カレに会う彼女に対してどう対処するか」をまとめる。
元カノに会う彼氏や、元彼に会う彼女をどう思う?
特別な事情が無い限り、元カノに会う彼氏や元カレに会う彼女は、一般的な感覚で「現在の恋人を傷つける行動」を取っている。
「もう好きじゃない」「もう友達だ」と言われても、今付き合っている彼氏や彼女からしてみたら、前に付き合っていた人と会われるのは気持ちが良いことじゃないし、嫉妬する。
自分の彼女が元カレに会うと言うなら、ほとんどの人が心にモヤモヤを溜めるだろう。
これは理屈や建前よりも、気持ちの問題だ。もう元彼と会わないと言ってくれる彼女の方が、彼氏として大切にされていると感じる。逆でも同じだから、男女共通して「昔付き合っていた人とはなるべく会ってほしくない」のが本音である。
ただし、元彼に会う・元カノに会う時の事情はその時々で考慮されるべきであり、考慮するのが常識だ。許せないのは特別な意味がないのに「二人で元彼や元カノと会う人」である。
グループで会うならまだしも、二人きりで元彼や元カノに会うのは許せない
たとえば、「仕事(学校)のことで元彼に会うから仕方ない」とか「みんなで集まる会にたぶん参加するから元カノに会うことになる」など、特別な事情がある場合で、かつグループで元カノや元彼と会うならまだ許せると考える人が多数だ。
中には、「正直に話してくれたから誠実だと思った。信頼できる!」と考える人もいる。
だが、特に意味もなく二人きりで元彼に会う彼女や元カノに会う彼氏のことを許せる人は圧倒的に少なく、会うこと自体が浮気だと思う人もいる。
特に、黙って会ってそれがバレた時には別れることも視野に入れた喧嘩になることもあって、元彼や元カノの存在は今彼や今カノにとって無意識ではいらない問題である。
しかし、ここで問題になるのは気持ちの上では元彼に会わないでほしい、元カノに会わないでほしいと思っているのに、それが直接言えない人である。
心の中ではわなわなしているのに、「何で元彼と会うの?」と言えない人は、想像するより遥かにつらい気持ちになることがある。
では、なぜ彼女や彼氏に元彼や元カノに会うなと言えないのだろう?
なぜ「元カノと会わないでよ」「元カレとは会わないでほしい」と言えないのか
なぜ「元カノと会わないでほしい」「元カレと会わないでほしい」と言えないかというと、それは下の5つが主な理由だ。
- 恋人との距離感を考えて言って良いことと悪いことの判断が難しい
- 恥ずかしくて本音が言えない
- 束縛女・束縛男になりたいない
- 自分のわがままで嫌われたくない
- 嫉妬しているのがバレたくない
付き合ったばかりなら余計に言えないと思うし、性格の問題で言えない人もいるため、「付き合っている人が過去に付き合っていた人と会う」という問題は、解決や対処に悩みやすい。
しかし、自分の恋人が前に恋仲だった人と会っているという事実は、直接自分たちの関係を壊さないとしても、気持ちがしんどい。しかも、直接自分たちカップルに取って脅威である可能性がある以上、当事者になると不安や疑問がどうしても自分を苦しめることになる。
では、元カノと会う彼氏や元彼と会う彼女はよりを戻す可能性があるのだろうか。
元カノと会う、元彼と会うとよりを戻すことはあるのか
今回のテーマ「元カノと頻繁に会う彼氏」「元カノと頻繁に会う彼女」は、元サヤとなり、よりを戻すことがあるのかという点が問題となるけれど、その可能性はそこまで高くはないと思いつつも、現実的に可能性は残っていると言わざるを得ない。
普通の友達とは違い、「昔付き合っていた」という関係性は、それこそ何が起きても不思議がない関係性だ。ただの異性の友達と会うのとは、恋愛的にレベルが違っている。
女友達や男友達と会う時と、別れた人に会う時の違い
前に付き合っていた人は、一度距離を縮め切った関係である。しかも好き同士になり、過去であってもキスなどもしている関係だ。
女友達や男友達などの他の人と会う場合と比べて、元カノや元彼は何かの間違いも起こりやすい相手と言い切れる。あくまでも他の友達や知り合いと比べてではあるが、警戒しないとあなたの恋愛を壊す可能性があるイベントである。

しかし、もし嫉妬や心配を理由に「元カノと会うな、元カレと会うな」と言ったところで「もう終わっている」と言われて終わりだろう。
逆に「信じられないの?!」とか「そこまで束縛するつもり?」なんて返ってきて、対処法として間違う場合すらある。
彼氏や彼女には、相手なりの考え方や価値観があり、意見の不一致みたくなると余計な問題に発展するので適切じゃないのだ。
では、どのように対処すると良いか。
元彼に会う彼女、元カノに会う彼氏の対処法
元彼に会う彼女の対処法や元カノに会う彼氏の対処法は、喧嘩にならないようにしながらも、きちんと自分の気持ちを理解してもらって、なるべく彼氏や彼女が自発的に自粛するのがベストである。
元彼や元カノに会わないでほしいと思った時に伝え方と注意点を解説する。
伝え方:元カノに会う彼氏、元彼に会う彼氏に「会わないでほしい気持ち」をどう伝えるか
元彼に会わないでほしい、元カノに会わないでほしいと思った時の伝え方は、元カレや元カノに会うことが「 “私(俺)” が嫌なんだ」という趣旨で伝えて、自分のことを大切にしてほしいという気持ちで解決するのがポイントになる。
「元カノに会うのやめてほしいな、なんか心配になっちゃうし、会ってる時ずっと落ち着かないから…。私の気持ち考えてくれると嬉しい」
付き合っている恋人をどこまで束縛していいのかという問題は人それぞれで価値観が違っているけど、「恋人は大切にするべきだ」という考え方は共通している。その大切にするということに「恋人が嫌がることはしない」という原則があるので、そこを主張する感じで伝えると、嫌な伝わり方がしない。
愛情が束縛したい気持ちに繋がっていることがきちんと伝わるからだ。


強制するかしないかと言えば「強制しない」との答えになるが、大切にしてくれる恋人ならあなたの気持ちを汲んでくれるもの。伝え方でパワーバランスを取ると、誰でもこの対処法が実践できるはず。
今回の問題では、二人が違う感覚で元カノ・元彼問題を捉えていることが問題の一つだと考える。つまり、相手は「特に問題じゃない」と思っていて、自分は「問題なんだ」と思っている点が問題だと言うことだ。
そこを解決・対処するのがポイントになるため、「元カレや元カノと会ってもいいのか悪いのか」を議題にするより、大切にしてほしいと伝えることが重要になっている。
「嫌な気持ちになるからやめてほしい」と言う気持ちを相手に分かるように説明する方が、「価値観の違い」などいう “解決が難しい問題” にまで話がこじれないで対処できる方法になる。
ここは問題をより大きく捉えているから、言ってみると「嫌がるなら会わないよ」となるかもしれないし、気にし過ぎかもしれないが、ここまで話の先まで準備ができると最初の一歩も進みやすくなるはずだ。
「信頼しているかしていないか」の問題にはしない
束縛や浮気の問題は、話し合いみたいになったとき「信頼してないの?」という問題に発展しがちだが、そこを言い争うようなことはしない方が丸く収まる。
そもそも、浮気や気持ちが変わってしまうかもしれない不安や心のモヤモヤみたいなものは、感情の問題であって理屈じゃない。「信じられるから平気」だというものじゃないから、「なぜ恋人が嫌がるのに会わないといけないのか」を問題とするべきだ。
信じていないと付き合わないわけだし、信じていても色々不安になったりモヤモヤするから恋愛はしんどいのである。その気持ちは彼女や彼氏に理解してほしいことだから、本音で話せる関係を作ろう。
元カノや元彼と会わないといけないなら、最低限のルールみたいのを確認すると信頼できるようになる
今回の問題は、「どうしても会わないといけない」ってことがある問題なのでその対処法も考える。
元カノ・元カレと頻繁に会うのが仕方ない場合、最低限のルールみたいなものを決めておくと精神的に少し楽になる。
正直にその状況を話している以上、気にしないなら浮気防止のためにやる必要はないと思うけれど、モヤモヤするなら「二人で食事行ったりしないで」とか「プライベートな連絡は取り合わないで」などど、自分がどうしても許せないことは話しておくのをおすすめしたい。
カップルは言いたいことがあっても言えない時にこじれやすい。好きだって気持ちは自分でコントロールしきるのが難しい気持ちだから、モヤモヤを抱えすぎると心で暴れ出す場合があるのだ。元彼に会う・元カノ会う問題が原因でイライラしているのに、言えないから他のことで言ってしまう人は多いはず。そうなった場合、元カレとどうだとか元カノとどうだと言った問題じゃなく、その問題から派生した別の問題でカップルが危機を迎える可能性がある。
今我慢できても数日後は分からない。元カレや元カノと会われるのが嫌だという人は多いと思うから、もし会うならこんな考え方で対処してみよう。
相手だって仲良く付き合っていきたいと思っているのだから、信頼しているなら言えないことは少ないはず。言葉で約束すると安心できる人は多いと思うので、意外と大事なことだ。
溜まったストレスが違う形で表現されることもあると思うので、そうなると本格的にこじれてしまうことにはぜひ注意してもらいたい。
元カノや元彼と会ってることを隠すのは最低だし、やましさを感じる
最後に、「元カレと会っていることを隠された」「元カノと会っていることを隠された」という場合について言及しておく。
元カノや元カレと会っていることが分かった時、それが「バレた」という形なら本当に最低な行為であり、やましさすら感じるシチュエーションだ。
自分からきちんと説明するならまだしも、「バレなきゃいい」と思って元彼や元カノとこそこそ会うなら、二人の信頼関係を壊す行為の何物でもない。
隠し事をされたことが大問題
この状況で問題となるのは「隠したこと」である。会っている相手も相手だが、それ以上に隠れて会っていた事実が重い。
浮気に認定するかはまた別の話だと思うけれど、隠すならバレた時にあらぬ疑いまでかかることは、やっている本人が考えないといけない問題であり、嘘までついて隠したなら、その気持ちは「ごめんね」で許されない領域だ。
特に浮気することや気持ちが移ることがなかったなら、こんな時はきちんと話し合いをして、確実に対処しよう。
感情的になってしまうのが普通だから言いたいことは言っても良いが、「これから」を考えるならお互いで本音の話をし、もし二人の考え方に違いがあったり、論点がいくつかあるなら時間をかけて向き合うべき。
「裏切られた」ということがこの場合に重たいことだから、特にここはきちんと解決しないと、これから相手を信じて付き合っていくことが難しくなる。言いたくないことも言わないといけないのがこんな時だと思う。
カップルに取って「嘘」は関係を壊す問題だから、責めるだけにならないようにしよう。
まとめ
今回は「元カノと会う彼氏や元カレと会う彼女をどう思うのか、その対処法は?」ということで、なるべく上手く付き合っていくために色々な方向から考え方をまとめた。
嫉妬に絡む感情は恋人に伝えにくい気持ちだけど、言葉をうやむやにすると段々関係がこじれることがある。
カップルはなるべくコミュニケーションに素直になる方が上手く行くので、相手を思いやりながらも思いやってもらうことも考えておこう。
信頼とは、浮気しないとか気持ちが離れないと言ったことだけでなく、きちんと向き合ってくれるとか大切にしてくれると信じることも含まれる。話したくても話せないことで関係が悪化するのを防ごう。
女子は下の記事も参考にしてほしい。


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