恋愛では「めんどくさい男」「めんどくさい女」が嫌われるのが有名な話だ。
もともと恋愛感情そのものが自分でも持て余すような気持ちであるし、恋愛は異性の心理を読まないといけない点もめんどくさい。こんな恋愛サイトを運営する私でも、「恋愛のめんどくささ」は何ら否定しない。
しかし、これだけめんどくさいことが多い「恋愛」にあって、「多少のめんどくささ」は、実は恋愛がうまくいく方向へと作用している面もある。
確かに「面倒臭い女や面倒臭い男」は、恋人から「重い」とか「うざい」と思われることだってあるのだが、めんどくさくならないように心配しすぎるがあまり、恋愛に必要なことまで無くしてしまう人がいる。
そこで今回は、「恋愛は多少めんどくさい人の方がうまくいく」という理由について解説してみようと思う。
なぜ恋愛はめんどくささも大事になるのか、その意味や理由を知って、自分の恋愛に活かしてみよう。自分は恋愛するのにめんどくさいタイプだと思う人には特にしっかり読んでもらいたい。
ちなみに、本当にめんどくさい人は当然この記事で言うタイプとは違うので、「多少」というニュアンスは間違いないようにしてほしい(参考:男性が「めんどくさい」と感じる女性の特徴~6つの視点でチェックしてみよう)。
多少めんどくさい人は、好きな人に想われていることを実感させるから恋愛がうまくいく
「多少めんどくさい人」はそのめんどくささが愛情表現になっているため、真逆の人と比べて片思い・両想いともに上手くいきやすい。
- 恋愛で多少めんどくさい人=好かれている実感が強い
- 恋愛でさっぱりした人=好かれている実感が弱い
「相手からの想い」は恋愛でとても大事な要素だ。付き合う前は好きになる理由の一つになるし、つきあってからはカップルの信頼関係を作る上でも前提となるものである。

めんどくさい人は重いけど、たくさんの愛情表現をしている
めんどくさい人は色々な特徴があるけれど、恋愛では「重い」のが代表例だろう。重い人は嫉妬が問題になったり、愛情の確認が頻繁だったり、ちょっとしたことで拗ねてしまうのが、付き合っているとめんどくさい。
でも、これは「重いと感じるくらいの愛情表現をしている」とも言え、サバサバし過ぎている人と比べて、恋愛に必要な「想われている実感」を相手に抱かせている。
当然、どれだけ相手に「めんどくさい」と感じさせるかの問題を考慮しないといけないが、「多少」であれば愛情を強く感じるタイプの人だと言える。
恋愛では想いの確認ができると片思い両想い問わず良いことが多いので、「恋愛は多少めんどくさい人の方がうまく行く理由」の一つになる。
以前から言っていることだが、恋愛では「気持ちが気持ちを動かす」面があるので、片思いにも「愛情を感じさせること」が効果的だ。
めんどくさい人にならないように注意しすぎている人は、このポイントをしっかり理解しておこう。

多少めんどくさい人は、素直で考えていることが分かるから恋愛がうまくいく
めんどくさい人の特徴として「わがまま」なのも有名だ。
めんどくさい人は自分がしたいことをはっきり言って嫌なことは断るし、相手に求めることも多い。ずっとわがままな人と一緒にいると、振り回される感覚があるために疲れるが、それでも相手の機嫌取りみたいなこともしなくちゃいけなくて、めんどくさいと思ってしまう。
でも、逆に何も言わない人と比べてみると「めんどくさい人の特徴」は恋愛する上でポジティブに捉えることもできる。
めんどくさくてもはっきり言ってくれるなら相手の好みが分かりやすいし、嫌なことなのに合わせられてしまうと相手とのコミュニケーションも良い雰囲気とはならないので、断れた方が二人に取ってプラスに働く。求めることが多いなら「どうしたら良いか」に迷わないで済むだろう。
わがままな人は素直な人であるとも言えるから、複雑な感情を持ち合う恋愛相手としては優位性がある性格でもあるのだ。
めんどくさい人は素直だから恋愛しやすい
これも「多少めんどくさい人」のレベルじゃないと、「本当にめんどくさい人」になって悪影響の方が大きい特徴になってしまうのだが、少しわがままなくらいであれば素直な人の方が人は付き合いやすいもので、好影響の方が大きい。
実際にデートすると、何も言わない人や素直さにかける人は何を考えているのかが分からなくて付き合い難いと感じる。
当然、恋愛でもうまくいく理由として「素直さ」はとても大事なので、「多少めんどくさい人の方が恋愛がうまくいく理由」の一つとなる。
考えていることが分からなければどうしても恋愛は進みにくい。
わがままな人は、嬉しいことや楽しいことも含めて「言葉や態度で気持ちを表現するタイプの人」なので、いずれにしてもフィーリングが合わないとうまくいかない恋愛においては、嫌なことは嫌と言う一方で、楽しいことは楽しいと表現する人の方が盛り上がりやすい。
多少めんどくさい程度なら、はっきり自分の意見を言うことが二人で意見交換をするきっかけを作る面もあるので、コミュニケーションが深くなりやすいのである。
好きな人に遠慮ばかりしてきた人は、「心の壁」を相手に感じさせていなかったかという点を考えてみよう。ちょっとめんどくさい人でいることが、2人が素直になることに繋がることもある。

多少めんどくさい人は、好きな人や恋人に「頼る・甘える」が得意だから恋愛がうまくいく
めんどくさい人は弱さを感じさせる「ネガティブな性格」なのも特徴で、よく人に話を聞いてほしいと思う人が多く、相談を持ち掛けるのも積極的だ。
この「好きな人に相談する」というのが恋愛を前に進めるところがある。一人で解決しようとする強い性格の人はめんどくさい人じゃないけど、恋愛向きかと言うと実は大きな疑問が残る。

片思いでは、好きな人に真剣な相談をするだけでも深いコミュニケーションに発展する可能性があるし、うまく好きな人に頼れているとも表現できる。
めんどくさい人の相談はグチに近いことも多くて毎度毎度になるとゲンナリすることもあるのだが、頼られること・甘えられることは、両想い・片思い問わず恋愛において良い影響がある。
多少めんどくさい女性や男性の方が、恋愛がうまくいくという理由を説明できるところだ。
強い人は恋愛向きではない!めんどくさい人の弱さは恋愛に好影響を及ぼす
サバサバしていて頼らない人・甘えない人は、逆の性格の人と比較して表面的なコミュニケーションが多くなって、「必要とされている」という感覚がない。
特に、いつも一人で大事な問題を考える人は、付き合っていても恋人から自分の存在価値を疑われるタイプだ。
「なんか元気ないね」との言葉に、毎回「ううん、何でもないよ。大丈夫」という気遣い型の人と、毎回「実はね…」って相手に取って多少めんどくさい話でも自分の話をする人だったら、どちらが「頼られている感・甘えられている感」を感じるだろうか?
どちらの方が、恋愛感情を持つきっかけがあるだろう?
多少めんどくさいくらいの人であれば、良い意味で恋人や好きな人に頼ることや甘えることができているのである。
頼られると嬉しいと感じるのは男性心理の特徴だけど、女性心理では「必要とされることが嬉しい」と感じる。甘えられることが嬉しいと感じるのは、心を開いていると感じるからだ。
表面的なコミュニケーションだけでは、どうしても上辺感を感じて男女としての雰囲気が出ないところもあるので、頼ることができる・甘えることができる人は良い雰囲気を作れる面は恋愛において意味深い。
いつも・毎回がめんどくさいのだけど、多少のめんどくささはやはり恋愛する上であった方が良いのである。
「彼女がめんどくさいけど好き、彼氏がめんどくさいけど好き」という心理とは?
ここまでの解説で、「恋愛するなら少しめんどくさい人の方がいい」ということは理解してもらえたと思うが、今度は「彼女がめんどくさいけど好き」という彼氏、「彼氏がめんどくさいけど好き」という心理について少し解説する。
めんどくさいけど、好きと言う気持ちはどんな感情なのだろう?
彼女や彼氏の性格が悪いところも含めて好き
「めんどくさい人」と言うのは、どんな状況でもほめ言葉としては使われない。
恋人がめんどくさいけど好きなのは、めんどくささはあんまり良いと思っていないけど、恋人のちょっと悪いところもすべて含めて「好き」だと思っているから「めんどくさいけど好き」なのだ。
本当にめんどくさい恋人であっても、好きだったら無理をしてでも付き合うし、それが相手の「自分らしさ」だと思っていることさえある。
交際期間としては3ヶ月を超えた辺りから、「彼氏(彼女)がめんどくさいけど好き」という人が増えてくるので、仲良く付きあう中で「恋人の性格を深く知る」ことが条件になっていると感じる。

好きだったらめんどくさくなってしまうことを知っている
彼氏持ちや彼女持ちの人の話を聞いていると、恋人を「めんどくさい」と言う時にのろけに近い話し方をする人が意外に多い。
さらに共通点を探していくと「恋愛経験が多い」のが特徴で、「好きだったらめんどくさくなるのが恋愛だと分かっているタイプ」がよくめんどくさいけど好きだと言う。
たとえば、夜が遅くなった彼女を迎えに行く友達に、「めんどくさくないの?」と聞くと、「めんどくさいけど、迎えに来てっていうの可愛くない?」と言う感じで、そこまでめんどくさくなさそうに迎えに行く光景はよく見てきた。
めんどくさい彼氏や彼女に「愛されてる実感」を持っているのだろう。
このように、ある程度の恋愛経験がある人は彼氏や彼女の発言に対して「めんどくさい」とは思うものの、「好きだったら多少はめんどくさくなるよね」と分かっているから、好意的に捉えるのだ。
めんどくさい男や女が好きな人も意外に多い
この記事の前半部分をよく読んでくれた人は理解してもらえると思うが、実は「めんどくさい男性や女性が好き」という人が少なくないと言う事実がある。
めんどくさい人が好きなのは、構ってほしいと思うタイプや、濃い交際をしたい人に多い。
今は、どちらかと言うとライトな交際を望む人が増えているのだけど、昔から根強く「恋愛するとめんどくさくなる人が好き」な人はいて、サバサバした人だと不満を持つ人がいる。
あなたがもし恋愛中にめんどくさい人になるなら、それが好きな人の好みに合わないと決まっているわけじゃないので、自分に嘘をついてまで恋愛の仕方を変える必要はないかもしれない。
女性は、下の記事も参考にしてみよう。

まとめ
今回は「恋愛は多少めんどくさい人の方がうまくいく」という理由を解説した。
自分のことを「めんどくさい男だ」「めんどくさい女だ」と思う人は、悪いところばかりに目を向けずに、恋愛中にこんな良い影響もあることを知っておいてほしい。
今回のテーマではやはり「多少」がキーワードだ。典型的に「めんどくさい人」と決めつけられては恋愛も人付き合いもうまく行かないことが多い。
恋愛する上でのめんどくささはバランスが大事であり、本文では対極にある人と比べて「恋愛にめんどくささが必要」としている面が多大にあるので、ポイントを押さえてほしい。
自分がめんどくさい女・男だからキライだと思っている人は、恋愛をした時に自分を抑えすぎてしまうタイプの人がいて、真逆の行動・態度を取ろうとする人がいるので、良い面にも注目してみてみよう。
セルフイメージを高めることも恋愛では大切だ。

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