恋愛では「空気を読める人」が、逆に上手く行かないと言われる。
気持ちと気持ちが複雑に絡むのが恋愛だから、「なぜ空気を読むと恋愛が上手く行かないのか」を知ってることは、非常に重要な意味を持っている。
気遣いのつもりで空気を読んでるのに、逆に自分の恋愛を失敗させていたとしたら改善したい気持ちが強くなるはずだ。
そこで今回は、「空気を読むと恋愛がうまく行かない理由」と「恋愛が上手く行く空気の読み方」を徹底解説する。
恋愛が進められない人はぜひ参考にしてみてほしい。
いつまでも空気を読む人は恋愛が上手く行かない傾向が強い。その理由と対処法を解説する。
- 好きな人と仲良くなるまでは「空気を読む」ことが大事なこと!最初は常識がある人だと思われる方が印象が良い
- いつまでも空気を読む人は好意を伝えられないでずっと好きな人に消極的な態度を取るから恋愛成就しない
- 恋愛中に空気を読むと好きな人と親しくなった時点で引くから本気かどうか信用されない
- 付き合う前の恋愛中は一貫した態度を取らない、取れないから空気を読んでると好きな人にアプローチできなくなる
- 好きな人との関係性に応じて空気の読み方を変えると片思いの恋愛がうまくいく
- 好きな人が「本当に嫌がってること」には空気を読む:片思いの時の本当の気遣いはアプローチになる
- 「口説く」という行為は、空気を読まない状態じゃないとできないこと
- まとめ:嫌われないように踏み込む「恋愛の空気の読み方」をしよう
好きな人と仲良くなるまでは「空気を読む」ことが大事なこと!最初は常識がある人だと思われる方が印象が良い
恋愛自体は空気を読まない人の方が成功しやすいのだが、好きな人と仲良くなるまでは、空気を読める人の方が印象が良いのは間違いない。
空気を読まない方が良いのは、片思いの中期以降、好きな人とそれなりに打ち解けてきた段階からなので、そこは勘違いしないようにしてほしい。
誰かを気になった時、片思いの最初は自分に対するイメージがとても大事だから、最初から空気を読まないでアプローチしようとすると、「常識がない人」「痛い人」だと思われて、好きな人と仲良くなれない原因になってしまう。
特に相手が自分のことを気にしていなかったとしても、誰もが知り合った全ての人に何となくイメージを持つから、その段階で「空気を読めない人」だと思われたら、マイナスイメージが固まってしまうリスクが高い。
片思いの最初は、空気を読める人の方が恋愛上手である。
好きな人ができたら最初は空気が読める人だと思われた方が良い
みんなでいる時に空気を読める人は、気遣いが得意だ。
二人で一緒にいる時も空気を読んでくれる人はやさしい人だと思わる傾向があり、居心地が良い。
何より空気を読めない人に比べて「友達になりたい」と思ってもらえるタイプである。
人付き合いが得意な人の方が恋愛も上手く行くというのは間違いないところなので、気になる人ができたり、好きな人ができたら、恋愛の雰囲気を出すべき時期まで空気が読める人でいる方が良い。
最初は、相手から見て自分が仲良くなりたい人でいよう。空気を読む以外にも、優しい言葉や態度ばかりで問題ない。恋愛中に空気を読んでしまう人も好きな人と親しくなるまではキャラクター的な優位性がある。
この記事では、「恋愛を進める上で空気を読んじゃいけない瞬間がある」ということを伝えていくが、基本的には大勢でいる時のようなオフィシャルの場では空気を読めるタイプであることが望ましいし、仲良くなる前からガツガツ行くと嫌われるから空気を読みながら踏み込んでいけるタイミングを探すべきだ。
恋愛がうまくいく空気の読み方は、時期と状況を踏まえて「空気が読める人」としての振る舞いをするべき時にしっかり空気を読むのが前提になる。
その上で、恋愛を進めるために「どんな空気の読み方をしていくか」具体的な解説に移ろう。
いつまでも空気を読む人は好意を伝えられないでずっと好きな人に消極的な態度を取るから恋愛成就しない
一般的に、好きな人に対していつまでも空気を読む人は、受動的な性格の人が多く、アプローチも弱い傾向がある。
破天荒なタイプは空気を読まない変わりにとても自由に振舞い、自分の気持ちに行動やや態度が素直だ。それは恋愛傾向にも表れる。
恋愛中にずっと空気を読むと好意が伝わらないから恋愛成就しない
好きな人と仲良くなってもずっと友達の雰囲気で空気を読んでると、好意を伝えられない状況になってしまう。
これが空気を読むと恋愛がうまくいかないと言われる最大の理由だ。
- 好きな人と仲良くなると、友達として仲良くなるので、空気を読むと恋愛アプローチができないか、弱くなる
- 恋愛中に好きな人と仲良くなった段階から空気を読まない人は、友達の雰囲気を変えて行くから恋愛成就の可能性が高まる
好きな人と仲良くなった段階からわざと空気を読まない人は、好意を伝えながらアプローチすることで好きな人の気になる人になり、好きな人になっていく過程を進める。
特に外見に際立った魅力がない限り、恋愛における積極性は最も大事なものの1つだけど、いつまでも空気を読んでいる人はどうしても好きな人との間にある友達の雰囲気を受け入れるだけになってしまい、好きな人はあなたが好意を持ってることに気づけない。
いい人だと思われるけど、それは友達としての意味しか持ってない。
空気を読む人は、好きな人に遠慮しているような態度を取ることになるため、好意を伝えることができず、恋愛を進めることができないのである。
「今話しかける雰囲気じゃないな」
「何度も連絡したら迷惑かもしれないからやめておこう」
空気を読み過ぎると積極性は確実に損なわれる。
恋愛中に空気を読まない人は好意を伝えるから積極的な恋愛ができている
空気を読める人が、敢えて空気を読まないで好きな人にアタックするように接すると、好きな人が強い好意に気づくことで意識するようになる。
友だちの空気を読まないで、アプローチしてることがわかるように接すれば、積極的だなと思うだけじゃなく、好きな人も恋愛対象として見るようになるのだ。
- 空気を読む人は、遠慮してばかりで恋愛に消極的
- わざと空気を読まない人は、遠慮しないで好きな人にアプローチするから好意が伝わるし、積極的な人だと思われるから意識されやすい
恋愛がうまくいく空気の読み方は、わざと空気を読まない瞬間を定期的に作っていくのがコツで、好きな人に「自分のことを好きなのかもしれない」と疑わせて、自分から友達の空気を変えて行く行動力が求められる。
恋愛中に空気を読むと好きな人と親しくなった時点で引くから本気かどうか信用されない
空気を読まないで恋愛を強烈に進めていくタイプの人は、基本毎日振られるように恋愛する人もいるけど、そういう人は好きな人から「本気で自分のことが好きなんだ」と信用されるところがある。
空気を読まない人のアプローチは変な遠慮がないから好きな人から引かれることもあるのだけど、嫌われないで好きな人に踏み込むことができると「想いの強さ」について信用されるから、少しずつだけど「付き合うか付き合わない」を考えさせることができている。
好きな人がアプローチを真に受けるイメージだ。空気を読む人のアプローチは「真に受けない方がいいい」と思うくらいのニュアンスで好きな人に伝わっている。
空気を読む人は好きっぽい行動をとったかと思ったら急に空気を読んで友達の空気を出して接してくるので、いいなと思う瞬間があっても思わせぶりな態度をとってるようなイメージになる。
ここは、特に空気を読む男性があまり気づいてないデメリットだ。
無意識に空気を読んでしまう人は軸足自体が消極的な態度に偏っているので、ある一瞬だけアプローチに頑張っても「ちょっかいを出してる」ような感じに受け止められる。
この違いが恋愛の結果に大きく影響している。
- 空気を読む人=思わせぶりな態度を取ってるような感じになり、チャラいイメージや軽いイメージを持たれることもある
- 空気を読まない人=何を考えてるか明確で、想いの強さを感じるだけでなく、その想いを信用できる行動をとる
多かれ少なかれ、人は誰かから好かれると警戒するものだから、空気を読むことで好きな人から嫌われないように配慮しすぎると、中途半端なアプローチになってアプローチ効果が半減してしまうだけでなく、「どういうつもりか」悪い意味で疑われることも出てくる。
付き合う男女は友達同士の空気を壊して恋愛の空気になっていくから、アプローチする方が空気を読んでいると、「なんでちょっかいを出してくるの?」と思われる。
アプローチをし始めてしばらく経っているのに、空気を読む人は「あ、迷惑だ」と思ってとても表面的なところで引いてしまい、さらにそれより多い場面で相手の都合を伺ってしまうから、空気を読もうとするあまり、腰が引けたアプローチしかできないのが問題点だ。
すごく厳選されたタイミングで仲良く会話ができたとしても、普段は空気を読むから継続しないアプローチになり、恋愛が発展しない。1週間に1度頑張る程度では、空気を読む行動や態度に完全に打ち消されてしまうのである。
人の気持ちは見えないものだから、恋愛を進める時は空気を読まないで「表現」をしないと分からないのに、いつまでも空気を読んでいると好意が伝わらないか、思わせぶりだと思われる。
空気を読む人が恋愛を苦手にする理由は、人が好意を寄せられた時に抱きやすい「警戒心」を乗り越えることができないからである。
好きな人が警戒心を出したところで空気を読むと、それ以上踏み込めなくなってしまう。
付き合う前の恋愛中は一貫した態度を取らない、取れないから空気を読んでると好きな人にアプローチできなくなる
空気を読むと恋愛が上手く行かない理由で私が最も問題視しているのは、恋愛の複雑性を乗り越えることができない点だ。
人は恋愛中に一貫した態度を取らないし、取れないから、空気を読むと進んだ恋愛さえ壊してしまう可能性が非常に高い。
たとえば、「好き避け」を例に取ろう。(参考:好きな人の好き避けと嫌い避けの違いが分かるようになる9つのチェックポイント)
意識している男女は、意識しているからこそ避けてしまう瞬間がある。意識していることを悟られたくないのだ。恥ずかしいし、好きだと気づかれて関係が壊れることも怖いし、好きとは逆の態度でカモフラージュしたくなる。
特に片思い後期では、好きな人から好き避けされても空気を読まないで頑張ってアプローチできないと、関係が深まったからこそ起きる事象に対処できない。
意識されてから空気を読むと、引かざるを得ないことで溢れてしまうのである。
誰かに片思いをして、関係が深まったところでは、好きな人に取って「良かれ」と思うことを、相手が好意的に受け取ってくれると信じないといけない。そうしないと進んでいけなくなる瞬間を迎える。
空気を読むより、空気を作る力が恋愛では必要だ。
空気を読む人が、恋愛の複雑性まで理解して空気を読めることはほとんどないから、結局「今はどんな空気だろう?」と思うと気持ち的にも引いてしまう。
これを書いている私も、恋愛中に片思いがうまくいくように空気を読むことはできないと思う。それでも、ある意味空気を無視して頑張っている先に気持ちが届く面もあるので、空気を読もうとすると恋愛が上手く行かなくなるのだ。
- 空気を読む人は、恋愛が進んだとしても、片思い後期に簡単にすれ違う
空気を読むと恋愛が上手く行かないことをここまでで理解してもらったと思うので、次からは恋愛が上手く行く空気の読み方を説明しよう。
好きな人との関係性に応じて空気の読み方を変えると片思いの恋愛がうまくいく
好きな人と知り合ったばかりの頃に空気を読めない人は確かに嫌われる。ガツガツした人だって恋愛が上手く行かない。上の記事でまとめているように、好きな人との距離感は大事だ。そのために空気が読めないといけない。(参考:恋愛における「積極的な態度」と「ガツガツしている態度」の違いとは~片思いの時は、好きな人にどんな態度を取るべきか)
ただし、もし好きな人と仲良くなれたとして、あなたが変な空気の読み方をしていれば、心の距離が縮まっているはずのところを「距離を保つように接する」という状態になる。
これでは恋愛が進んでいかない。空気を読むことで生まれる “距離” がお互いの気持ちを近づけないのだ。
恋愛が上手く行く空気の読み方で大切なことは、まず信用してもらう時期に「気遣い」を優先して仲良くなることを目指し、その結果好きな人と仲良くなれた、人として信用してもらい友達になれたなら、そこからは空気を読まずに、積極性を押し出すタイミングを作っていくように接することが大切になる。
男女は親友になるにはすごく時間がかかるから、どことなく遠慮し合って接する。特に社会人になるとその傾向は顕著だ。そこで空気を読んでいると、恋愛を進めていくこととは裏腹な結果になる。
恋愛を進めていい空気などそうそう出来ないのである。ほとんどの場合、好きな人を誘う理由は「自分が一緒に居たいと思ったから」だ。そこに誘ってほしい空気を感じることなどほとんどない。
好きな人との関係性が変わっていくなかで、空気の読み方を変えることができれば、進んでいく段階で後一歩が出るようになるだろう。空気を読もうと頑張るだけなら親密な関係になれない。
- 最初は空気を読んで友達になり、仲良くなれてきたら空気を読まずにアプローチしていく
好きな人が「本当に嫌がってること」には空気を読む:片思いの時の本当の気遣いはアプローチになる
恋愛が上手く行く空気の読み方で、大事になってくるのが、「本当に嫌がること」に対してきちんと空気を読むことだ。
ここははっきり言って経験がものをいうところがあり、異性への理解が基礎になって、そこから個別判断することでより正確になる部分だ。
「嫌よ嫌よも好きのうち」と「本当に嫌がってる時」がどう違っているのかは、説明がとても難しい。
先ほど好き避けを例に取ったが、好きだから避けるという行為は、本当に嫌がっている態度ではない。特に女性の場合、男性がアプローチすると、ウエルカム状態で受け入れるタイプが少ないから複雑な乙女心を読まないといけないが、ここが本当に大事な「空気の読み方」である。
人は、照れて嫌がっているかのような態度を取る。
人は、常識的な態度を取ろうと思って嫌がっているような態度を取る。
口説き文句に「ありがとう♡うふっ(笑)」って言う人はそう多くない。
「もう、何言っているの!」
「どうせ本気で言ってないでしょ!からかうのやめてよ。」
あなたが好きな人にアプローチしたらこんな反応をすることの方が多い。口説く時に限らず、恋愛を進めようとする行為のほとんどは、こんな感じになりやすい。
でも、上に挙げた反応は本人の気持ちとして、本当に嫌がっているかと言えばそれぞれまちまちだ。脈ありでもこんな態度になるし、脈なしでもこんな態度になる。恋愛がうまくいく空気の読み方は本当のところではこれだけ難しい。
恋愛が苦手な人は基本「遠慮」を主とするので、微妙な恋愛の空気に全てネガティブに捉えようとする向きが強いけれど、そこからもうワンアクション起こして、「本当に嫌がっているのかどうか」を確かめないといけない瞬間がある。
そこで空気を読むような感性を持ち出すと、恋愛を進めていくことができない。
もちろん、いつもできないといけないのではなく、「そんなタイミングを作ろう」という話だ。自分自身だって恋愛中は一貫した態度が取れない。踏み込む機会を見つけて繰り返していけばアプローチは届く。
本当に嫌がっている態度に対してきちんと引ければ、恋愛を進めていける態度を継続できつつ、嫌われないアプローチができるようになるから、恋愛の空気を作っていく意識で、本当の意味の気遣いをしつつ、好きな人の心を動かしていこう。
踏み込もうとするとき、それが嫌がられた時にどう対処するかを事前にイメージしておくと、心の押し引きにチャレンジできる。
- 一見ネガティブなリアクションをする時、脈ありか脈なしかはパッと分からない。もう一歩進む瞬間を作り、ダメならフォローを入れる。
「口説く」という行為は、空気を読まない状態じゃないとできないこと
口説く時というのは、空気を読まずに行う行為だ。言葉を使うが、気持ちで気持ちを動かすように会話を展開する。口説く時に空気を読めば、恐らく数分も口説いていられないだろう。相手は、照れるし、ごまかすし、空気を変えようとするし、真に受けないようにするからだ。
恋愛でも普段通りの空気を読み方をする人は、上の記事を読んでおこう。好きな人に強いアプローチをする時は、捨てないといけない気持ちがある。
口説くって言うと「何を言うの?」などの疑問が多いと思うが、結局はテクニックよりも気持ちの方が大事だ。好きな人を口説く時は、自分が好きだって気持ちを、好きって言わずに伝える行為だと思っていれば、後は「自分で空気を作るだけ」とも言える。
ただ、この口説く空気を作る時、多くの場合で相手はそれを受取ろうと積極的ではない。理由は上に書いた「気持ち」の部分が原因だ。
空気を読まずに会話を進めていくために色々な感情を捨てて、極端に言えば捨て身の覚悟で気持ちを伝えないと友達の空気になってしまう。遊びで口説くならこの限りではないのだけど、本気ならそこそこ覚悟が必要だという意味だ。
空気を読むと恋愛が上手く行かないのは、一つの恋愛が大きく動く瞬間が作れないのが大きい。好きな人に思い切ったアプローチができるかどうかの部分で「空気を読んでしまう」から上手く行かない。
口説くような恋愛の雰囲気を作るときは、決して空気を読んじゃいけない。口説いていい雰囲気は勝手にできることもないわけじゃないが、むしろ自分が口説いている内にそんな雰囲気になることの方が多い。
- 好きな人を口説きたいなら空気を読まない勇気を持つ
まとめ:嫌われないように踏み込む「恋愛の空気の読み方」をしよう
今回は、「恋愛が上手く行く空気の読み方」を解説していきたが、空気というのが何とも表現しにくい題材だったため、少し長めのまとめを綴っておく。
普段我々がコミュニケーションにおいて自然に行っている「空気を読む」という行為は、自分の気持ちよりもその場の空気を重んじて、円滑にコミュニケーションが成立するように振舞うことを指す。
「阿吽の呼吸」や「みんなの気持ちを先読みすること」で成立する。
これができない人を「痛い人」に認定するから、好きな人が「お近づきになりたい人」になるために、恋愛の初期では空気を読むのがやはり大事なことになる。
出会ったばかりの人は、相手をよく知らないため、いくらかの警戒心を持って接するし、コミュニケーションによって仲良くなるためには円滑なコミュニケーションが必要だ。空気を読むことができる人の方が恋愛を進めるための土台作りがしやすい。
しかし、そのまま空気を読み続ける限り、それは表面的な関係を意味して、本音を隠し、自分の個性を出さない接し方となって、恋愛ではマイナス面も出てくることになる。
「恋愛の距離感」は適切に詰めていくことが大事で、「嫌われないように近づきすぎなければ良い」と言えるのは知り合いか、少なくても友達関係までとなる。
恋仲の二人は、深いコミュニケーションによって親密な空気を作る必要があるため、「自分たちの空気」へ自分から作用していくことができないと進まない。
そう考えると、あくまでもスタンスは「積極的な態度」に置いておき、嫌われないように「空気を読む」のが恋愛の空気の読み方となるのが分かってもらえると思う。
踏み込まないと、関係は留まるだけなので、打ち解けたところでは少しずつコアな話をしていくべきだ。デートに誘えるタイミングがあれば、交わされることも覚悟しつつ、結局誘わなければ成立する見込みすらない。
「察してほしい」という心理が恋愛にあるのだけど、それは「空気を読んでほしい」という心理に近いようで遠い。もっと奥にある感情をくみ取ってほしいのだ。表面的な空気をあえて無視して、奥にある感情を読む力が時に必要になる。
「ね、今度二人で飲みに行こうよ」
「え?二人で?」
「あ、ごめんごめん、みんなでいこ。その方が盛り上がるもんね。」
「あ、うん…」
こんな会話になるとき、彼は「え?二人で?」と聞かれたところで空気を読んだつもりだ。「二人?って聞くってことは、いやだったかもしれない。まだ二人で飲みに行ける関係でもないしな」なんて思っている。
でも、このときの彼女の気持ちは、その発言だけじゃ分からない。驚いたかもしれないし、純粋に二人で行くのかを確かめたかっただけかもしれない。いや、そもそもはじめて二人で飲みに誘われたのだとしたら、とりあえず間を置いただけの可能性だってある。
彼女の言い方や表情まで見ていると、どんな気持ちだったかを「察することができる」けれど、空気を読む人は遠慮する方に軸足があるからすぐに引いてしまうのである。
例はあくまでも例であるし、踏み込んだからと言って二人で飲みに行けたかは分からない。でも、好きな人を誘う機会なんてそんなにないんだろうから、上の場合は空気を呼んでばかりいないでもう一歩踏み込みたい。本当に嫌がるなら、フォローすればこれだけで嫌われたりしないはずだ。
毎回毎回踏み込むような会話をしている人は押し過ぎだと思うのだが、踏み込まない限り友達状態のまま、片思いが進まない。
恋愛における「空気を読む」という行為は、「はじめから好かれていることを期待せずにアプローチし、嫌がる手前で引く」という状態が望ましい。しつこいと嫌わる原因になるから、踏み込むタイミングを探してみよう。
恋愛が上手く行く空気の読み方は「嫌われずに踏み込む」ことが大事。付き合っていない以上、なかなか二人きりの時間を多く作れないのだから、待っているだけでは恋が叶いようがない。
空気を読み過ぎてしまう人は、もっと奥にある気持ちに目を向けよう。特に男性は、あえて空気を読まない瞬間が作れるように、女性の気持ちを察する男になれるとモテるようになると思う。
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