「年末年始に別れる」なんて本当にひどい体験だが、世の中には「年末に別れた」「年始に別れた」と言うカップルが意外と多く存在する。
カップルが別れる時というのはタイミングを選ぶのが普通の感覚だけど、本来は気を遣って別れ話を避ける判断をしそうな「年末年始」は、実は想像よりずっと別れるカップルが多い。
年末に振られた、年始に振ったと言う人が、毎年それなりの数出てきてしまう。
しかし、なぜ年末年始は別れるカップルが少なくないのだろう?
年末年始の別れ話は、普通の日の別れ話より気まずいし、余計に傷つけることも多い中、あえて別れる判断には当然ながら明確な理由と心理がある。
そこでこの記事では、年末年始に別れる理由と心理について徹底解説する。年末に別れた、年始に別れたと言うカップルが意外と多いのはなぜなのか、理由が分かるように解説するので、ぜひ参考にしてみてほしい。
年末年始に別れ話をする彼女や彼氏は最悪なのか
まず最初に、年末年始を別れるタイミングに選ぶことの是非について検討する。
年末年始に別れ話をする彼女や彼氏は最悪なのだろうか?
年末年始に別れ話をする彼女や彼氏は最悪とは言えない
年末年始に別れ話をされたら、他の何でもない日に別れ話をされるよりもショックを受けるのだけど、だからと言って「年末年始に振られるのは最悪な別れ方か」「年末年始に振るのは最悪な恋人か」と聞かれると、そうとは言えない。
決して良いタイミングではないのは前提だが、本当に最悪な別れ方と言うのは、たとえば「浮気が発覚して話の余地もなくあっけなく別れた」とか「大喧嘩して即ブロック後に音信不通になった」など、他に色々とある。
最悪なタイミングの別れ方についても、「(プレゼントを用意してたのに)クリスマスイブに振られた」「(数日前を含む)自分の誕生日に振られた」などがあり、年末年始の別れは最悪とまでは言えない。
もちろん別れ方によるのは当然だが、誠実に自分の気持ちを話してくれて、きちんと最後まで向き合ってくれたのであれば、最悪とは言えないだろう。
年末年始に振られたら、どんな人でも「最悪なタイミングだ」と思うと思うけど、失恋の傷が癒える中で評価は変わってくるものと思われる。
特に、この記事で解説する「年末年始に別れる理由と心理」を読めば、相手の気持ちも少しは分かるから、「なぜ年末年始に振られなければならなかったのか」を理解することで納得できる人も多いと思う。
本当に最悪な彼氏や最悪な彼女だったら、「適当に浮気しながら付き合ってキープする」とか「相手から振らせるように持っていく」などの行動を取ることもあって、2人の思い出ごと木っ端みじんにされるから、カップルの別れというのはタイミングも当然重要なのだけど、最終的には「どんな別れ方をしたのか」が評価を決める。
そういう意味で、年末年始の別れは「最悪な別れ方」には分類されない。
年末と年始はどっちの別れ方が傷つくのか:年末に振られるのと、年始に振られるのはどっちが辛い?
年末年始のいつ別れ話をされるのが最も傷つくかと言うと、間違いなく「元旦(元日)」だ。元旦に振られたなら、その瞬間は最悪な別れ方だと思うくらいにショックを受ける。
大晦日に振られるのも相当にしんどいけど、大晦日の時点で別れるつもりになっている場合は、その日に振らないと「年越し」や「初詣」などカップルで過ごすイベントが控えているので、別れ話をしたくなる心理にまだ納得ができる。大晦日に別れるつもりならもっと前に言ってほしかったけど、決断のタイミングなどもあるので仕方ない。
一方、新年早々に振られると、お正月気分で浮かれているぶん振られた時の気持ちの落差が大きく、新しい年を迎えたばかりで「恋人と別れる」という最悪な出来事を経験することになるので、ショックが大きい。
やはり、どっちが最悪かと言うと、大晦日より元日が上回るかと思う。
まとめると、下の順番で傷つき方は大きくなる。
- 元旦、元日に振られる
- 大晦日に振られる
- 1月1日以外の年始に振られる
- 12月31日以外の年末に振られる
年末年始に別れるのは最悪な別れ方ではないと解説したばかりだけど、元旦・元日だけは例外だ。詳しくは2つ先の見出し「年末年始に振る心理」のパートで解説するが、1月1日に別れ話をする人は何かしらの黒い感情をぶつけてきているので、加害性がある。
「明けましておめでとう」と言う最初の日に振るとしたら、わざわざその日を選んだとしか思えない。実際に経験すれば、その瞬間は「最悪な彼氏・最悪な彼女だった」と思うだろう。
どちらにしても振られるなら、年末年始だろうが早く別れたいと言われた方が、失恋から立ち直る日は近くなる
ただ、大晦日と元日さえ避けてくれるのであれば、年末に振られたにしても、年始に振られたとしても、ある日に相手の気持ちの中で別れる未来が確定したのなら、早く別れる方が立ち直りが早いのも事実である。
振るつもりなのに「年末だから振れない…」「年始に振るのはかわいそう」と気を遣われるのも癪に障ることを考えると、年末年始の別れは「もう少し後だったら良かった」とは思わないはず。
年末年始の大型連休やお正月を楽しみにしていた気持ちが台無しにされるから、気持ちの面で色々と言いたいことは出てくるけど、なるべくなら早く受け入れて前を向きたい。
そうするためには「年末年始に別れる理由と心理」の理解が必要不可欠になってくるので、次の見出しから詳しく解説していこう。
年末年始に別れる理由:年末に別れた、年始に別れたカップルが意外と多いのはなぜなのか
年末年始に別れる理由は、大きく7つのポイントがある。ほとんどの場合で理由が重複しているので、すべての項目をチェックしてみよう。
年末に別れた、年始に別れたカップルが意外と多いのはなぜなのか、このパートを読めばわかるように解説していく。
「新年を迎える」という節目の日は、「別れる」という大きな決断と結びつく
年末年始は、1年が終わって新しい年が明ける「大きな節目」である。
この節目に対して、人は振り返りを行い、その1年の反省をして、新しい年を良い年にするべく「目標」や「抱負」を立てる。
このようなタイミングは大きな決断と結びつきやすく、恋愛では「告白を決意する」「別れることを決意する」といったことに繋がっていく。
たとえば、今年1年がそんなに良い年じゃなかったと思う人が少しでも「彼氏のせい」「彼女のせい」と思えば「このタイミングで別れよう、いつまでもダラダラ付き合っていられない」と思うし、来年1年を良い年にする上で「(今の)恋人はいらない」と思えば、同じ決断をする。
告白を決意する場合は、その準備やOKがもらえそうなタイミングの選定が行われるため、年末年始に告白する人が特段に増えるわけじゃないが、別れることを決意する場合は「なるべく早く別れた方がいい」と思いやすく、このパートで解説するその他の理由も重なって、年末年始の時期に別れ話をする人がたくさんいる。
年末年始に別れる決断をする時は、新しい年を良い年にする上で「別れた方がいい」と思っているからで、多くの場合で年末年始に入る前に「別れた方がいいかもしれない」「もう好きじゃないかもしれない」と思っている。
彼氏とのことや、彼女とのことが「悩み」になっていると、年末年始の節目のタイミングで別れることが多い。
「恋愛」も大掃除の対象になる:年末に別れたカップルは「新年」を恋愛リセットのきっかけにした可能性が高い
私たち日本人には「大掃除」の文化がある。
この大掃除の意味は「1年で溜まった汚れを掃除して清める」「家と心を清めてお正月の神様である歳神様を迎える」という意味があるのだが、他に「厄介者を取り除いてすっきりさせる」という意味もある。
年末年始に別れる人が大掃除の意味なんて考えてないというのが本当のところだと思うが、年末に何かしらの大掃除をする人は高い割合で存在しており、「恋愛(=彼氏・彼女・好きな人)」もその対象になる。
年末に彼氏や彼女と別れたら、すっきりした新たな気持ちで新年が迎えられるし、新年を迎えるにあたって「恋愛リセット」を行えば、次の1年を良い年にするべく前向きな気持ちになれる。
実際、カップルが別れる時というのは振る方も振られる方も広義の意味の「失恋」をすることになるけど、失恋を乗り越えるのに重要なことは「気持ちの切り替えを行う」ことである。
新年はその気持ちの切り替えを行うのに良いタイミングとなるため、別れる決断をする人が多くいる。
年末年始の大型連休は、悩んでいたことに答えを出す精神的余裕と時間がある
恋愛に限らず「悩み」というのは、日常が忙しい時ほど気持ちの面で向き合うのが難しく、答えを出して行動しないといけないと思いつつも、時間がなければ放置してしまう。
だが、年末年始は悩みと向き合う精神的余裕と、答えを出す時間がある。
そのため、年末年始を迎える前に「別れた方がいいかもしれない」「このまま付き合っていてもしょうがない」と悩んでいた人は、別れる決断をしやすい。
ここは年始やお正月に振られる理由として大きい部分で、もし実際に別れ話をされるとしたら、相手としては「やっと決断できた」「ようやく行動できた」という心理かもしれない。
特に年末はどの業界も忙しくて、11月後半から12月は「仕事が忙しいから悩みは一旦放置する」と考える人が少なくない。そうなると、恋人に別れ話をするのはタイミング的に年末年始が選ばれる。
次の理由もここに大きく関係しているので小見出しを変えて続けよう。
年末年始に別れると、失恋してから立ち直るまでの期間を連休中に過ごせる
年末年始に振った人でも、別れた後にどんな気持ちになるかは人それぞれで、本当に冷めた場合であっても「寂しい」「喪失感がつらい」「情が残る」というケースがいくらでもある。
つまり、年末年始に別れたカップルの中には彼氏彼女のどっちも失恋状態になることがあって、特に1年以上付き合ったカップルにおいては、どんな別れ方をしようとも別れた直後に傷つかない人はいない。
恋人と別れるか悩む時は、別れた後の傷つき方や自分の精神状態を気にして決断できないものだ。長く付き合った相手の時ほど、色々と考えては決断を先送りしてしまうことがある。
しかし、年末年始に別れたら、「失恋の傷が癒える期間」を大型連休の中で過ごすことができ、最悪なお正月になってしまうリスクはあるものの、日常生活への影響を軽減できる効果がある。
簡単に言えば、年末年始に振ったらその期間内でメンタルの立て直しができるということ。
年末年始は「暦」を考えると別れるタイミングとして決して良いタイミングではないが、「休みが続く貴重な機会」と捉えると、痛みを伴う決断に積極的になれるタイミングだ。
彼氏を振った・彼女を振った時の精神的ダメージは1日後2日後と日を追うごとに癒えていくから、その時間を休みの日の中で過ごせるのは「振る方」にとって年末年始に別れるメリットである。
悩みと向き合う精神的ゆとりがあり、最良の答えを出すために考える時間もあり、行動後の反動を吸収する期間まである「年末年始」は、別れるタイミングとして理に適ったタイミングになってしまっている面がある。
年末年始は、普段会わない人と会うことで自分を見つめ直す機会になる(場合によっては友達から別れた方がいいと言われることも)
年末年始は、忘年会や新年会が行われる関係で、日常的に会えなくなった友達とも会う機会がある。「地元のみんなと集まる」「しばらく会ってなかった友達と会う」なんて機会が年末年始は多いものだ。
そんな普段会わない人との会話では、お互いに近況報告をしあったり、会わなかった期間に起こったことが話題になる。その中では「恋愛」や「結婚」もよく話題に上り、新年を迎える節目であることも影響して、彼氏のこと・彼女のことで悩んでいた人は「自分を見つめ直す機会」になる。
実際、年末年始に会う友達は付き合いが長くて気心が知れている相手が多く、悩みがあると聞いてほしくなる存在だったりする。さらに、自分が近況報告をした友達の方から「別れた方がいい」「もうはっきりさせなよ」みたいなアドバイスをされるような関係性であることもあって、彼氏や彼女と年末年始に別れる理由と密接に関係していく。
「恋人と別れる」という大きな決断をする時に、「きっかけがないと決められない」「一人じゃ決められない」という人もいるけれど、年末年始はそのどっちも環境的に手に入るため、決断する人が多くいる。
ここまでストレートに影響しない場合でも、「友達が幸せそうにしていて、このままじゃダメだと思った」「去年も似たような悩みを話してて、いい加減どうにかしないといけないと思った」などと思うケースも多く、年末年始に別れる人が毎年多く現れる。
別れるかどうか悩む時は、ある刺激が決断のきっかけになったりすることがあるけど、年末年始は「久しぶりの友達との会話」が自分の気持ちに刺激を与える。「友達の新婚生活の話を聞いて急に結婚願望が芽生えた」なんてこともあるから、交友関係が広がる年末年始は価値観の変化すら起こり得る。
年末年始に彼氏や彼女と会えないことが別れる理由になることも…
今述べたように、年末年始は様々な集まりに参加することで、プライベートが忙しくなってしまう人がたくさん出てくる。すごくゆっくり過ごす人もいるけれど、飲み会続きになってしまう人もいるものだ。
そうなると、普段からよく会っている彼氏や彼女のことはおざなりにしてしまう人が多い。「なかなか会えない友達だから…」「俺(私)にも付き合いがあるから」と年末年始にデートを断る人は多くて、この時期にすれ違いを起こすカップルが毎年たくさんいる。
年末年始に別れるカップルの中には、その直前にまったく別れることを考えてなかったカップルも含まれているのだ。年末年始に彼氏や彼女と会えないことが別れる理由になることがよくある。
ただ、ここは同じ状況・同じ価値観のカップルであれば簡単に乗り越えられる問題だったりする。カップル2人ともが年末年始を忙しくしていて、両方ともが普段会えない友達と遊ぶのであれば、変なすれ違いは生まれないものだ。カップルそれぞれがお互いに自由な時間を過ごす時は、意外と連絡を密に取り合ってお互いに心配し合う構図が出来上がる。
しかし、彼氏彼女のどちらか一方が暇をしていると、自分に構ってくれない恋人にイライラしてメンヘラ発言をしてしまったり、過度に心配してうざい連絡の仕方をしてしまったりして、すれ違いのリスクが現実化していく。
年末年始は普段と違う生活になるからこそすれ違う可能性があるので、自分たちは大丈夫と思うような付き合い方ができている時でも、油断しないようにしよう。
年末年始に別れるカップルは「クリスマス」がきっかけになっていることもある
年末年始に別れるカップルは、元をたどるとクリスマスがきっかけになっていることも少なくない。クリスマスに失敗したカップルが、少し時間を置いた年末年始に別れている現実があるのだ。
なぜクリスマスに失敗すると別れる原因になるかというと、恋愛中の人にとってクリスマスは期待値が高いイベントだからである。前々から楽しみにして、クリスマスデートやクリスマスプレゼントに期待があるからこそ、失敗した時に冷める人が多く、別れたくなる人が多い。
それなのに、クリスマスはその失敗要因が多いイベントになってしまっている。
世の中のカップルが同時に大事な日を迎えるので、「直前に調べたらクリスマスディナーの予約が取れなかった」「狙っていたクリスマスプレゼントが売り切れになってしまった(取り寄せになってイブに間に合わなかった)」なんてことが起きやすく、繁忙期に被っている人は「仕事が忙しくて準備不足になってクリスマスデートに失敗した」なんてことも起きやすい。
大切な日に恋人の期待を裏切るようなことがあれば、別れる流れになるのは想像に難くないだろう。
また、クリスマス前にうまく行かなくなっていたカップルは、クリスマスイブに「もうダメなんだ」と確信するような過ごし方をすることが多くて、一緒にいる時の雰囲気で「自分だけが好き」「相手はもう冷めた」と分かるような日になってしまうことがよくある。
カップルの状態というのは、クリスマスや誕生日などの「愛を確かめる日」に分かるものだ。
いずれにしても、年末に別れる・年始に別れるカップルは、クリスマスの時から別れる流れに入っていることがあるので、このことも理解しておこう。
クリスマスにショックを受けた人は、しばらく考えた後「もう別れたい」と思って年末年始に別れ話をする。
年末年始に振る心理
このパートでは、シチュエーション別に年末年始に振る心理について解説する。
年末に振った彼氏や、年始に振った彼女がどんな気持ちだったか分かるように解説したい。
元旦に振る心理、元日に振る心理
元日に振る彼氏や彼女は、いくつかの候補の中からわざとその日を選んだ可能性が高く、別れる際に「恨み」や「これまで受けてきたストレス」をぶつけてきている可能性まである。
わざわざ暦の上で最もおめでたい日に別れ話をするのだから、「狙ってない」と言うのはあまりに不自然だ。
新年早々に振られた相手の気持ちを思えば「元日の1月1日だけは避ける」と判断しそうだが、それでも実行するということは「新年早々にショックを与えたい」と思ってるとしか思えない。
実際、元日に振られた方はお正月の浮かれ気分を吹き飛ばされて、場合によってはドン底気分を味わうのだから、恨みを晴らすなら元日の別れ話は効果絶大である。
元旦に振る心理、元日に振る心理は、非常に黒い感情が関係する。
大晦日に振る心理
大晦日に振った彼氏や彼女は、「今年のうちに別れたい」「新年を迎える前に今の彼氏・彼女とのことを清算したい」と思っていて、今の問題を来年に持ち越したくない心理で行動した可能性が高い。
年末の大晦日は、今年一年が終わる寂しさが少し残っていて、お正月や年始と比較すると別れ話がしやすい雰囲気を感じる。
もちろん大晦日に振られるのもなかなかにひどい体験ではあるのだが、振る方の立場としては「大晦日に別れる決断をしないとお正月の雰囲気になって別れたいと言えなくなる」という気持ちがあり、今年最後の日にお別れを言う。
ただ、大晦日に振る彼氏や彼女は最後の最後まで別れるか迷っていた人も含まれているので、気持ちの面ではそこまでひどい振られ方じゃないケースが多いのも特徴になっている。
ずっと悩んでいたけど、「やっぱり別れないといけない」と思えば、大晦日の別れ話は本人にとってラストチャンスにも思えてくる。
ここら辺の心理については別れ話の中で分からないこともあるから、辛そうに振るような素振りがあれば、大晦日に振るしかなかった相手の気持ちも考えてみるといいかもしれない。
年始に振る人の心理(1月1日以外)
お正月に振る場合を含め、年始に振る人の心理は最も読みにくいパターンなのだけど、よくあるのは下の2つだ。
- 年末に落ち着いて話せる時間がなかった
- 新年を迎えたことで別れる勇気や別れ話をする勇気が湧いた
もし年末に会えなかったり、お互いもしくは片方が年末に忙しかったりすると、仕方なくお正月に振る人や年始に振る人がいる。この場合は、既に振るタイミングを待った後なので、お正月や年始でも関係なく振ってしまう。
また、年末までは決断できなった人が、新しい年が明けて気分が変わることで別れる決断ができるケースがあり、この場合は別れ話をする勇気が湧いた勢いそのままに振ってしまうことがある。
本来は年始に振るより年末に振った方がいいと考える人が多いけど、年始に振るしかない状況にあると「1月中旬くらいまでは待ってあげよう」と考える人は非常に稀だ。別れたいと思っていた人と新年早々に別れられるのは、振る方にとっては自分を楽にする行動である。
年末に振る人の心理(12月31日以外)
年末に振る人は、お正月を迎える前に別れたいと思っていて、新年を新たな気持ちで迎えたいと思って行動に出る。
別れることが決定しているなら「年始より年末に振る方がお互いにとって良い」と思う人が多いので、このパートで挙げた中では最も別れることが多いのが大晦日を除く「年末」である。
「数週間前から別れを決断していた」という人も多く、この場合は仕事などを理由にクリスマスは会わないようにして別れる雰囲気を出し、年末になったところで別れ話をする。
年末に振られた人の中では「クリスマスから別れる雰囲気を感じていた」という人が少なくない。
ただ、年末に振られる人は、「クリスマスに会ってくれなかった」「クリスマスデートで別れる雰囲気を出された」というパターンばかりというわけでもないのがややブラックなところだ。
クリスマスは普通に過ごして年末に振る人もそこまで少数派ではないので、12月の後半は恋愛的に大事件が起こりやすい。
なぜ年末に別れるつもりなのにクリスマスは普通に過ごすのかと言うと、心理は以下の4つがポイントになっている。
- クリスマスで最後の決断をしようと思っていた
- 前々からクリスマスの約束をしていたので、別れたいと言う雰囲気じゃなかった
- クリスマスプレゼントはもらいたかった
- クリスマスを一人で過ごすのは嫌だった
年末に別れると「クリスマスは何だったのか」という気持ちになるけど、上の心理を理解すれば少しは納得することができるかもしれない。
カップルが別れる時というのは、どちらかが冷めてどちらかが大好きな状態より、カップルの雰囲気が悪くなっていたり、2人とも上手くいってない雰囲気を感じている時の方が多いから、「年末」という節目に振られたら納得できることの方が多い。
年始に振られるよりは、「そういうことか」と思いやすいのが年末の別れ話だ。
年末年始に別れたら復縁の可能性は高いのか低いのか
最後に、年末年始に別れたカップルの復縁の可能性について解説する。
年末年始に別れたら、普通の日に別れるよりも復縁の可能性が低い
年末年始に振る人の心理を読んでもらって分かるように、年末に振る人についても年始に振る人についても、感情的かつ突発的に別れる人が少ないため、普通の日に別れるよりも復縁の可能性は低い。
年末年始はよくよく考えて振った人が多くて、別れを決定づける要素も強めな傾向があるので、年末年始に振られたら少なくても相手から「またやり直したい」と言われる確率は低いと考えるべきだ。
年末年始に別れたカップルで復縁の可能性があるカップルの特徴
ただ、世の中には「復縁カップル」「元サヤカップル」というのは多くいて、年末年始に別れたカップルでも当然「絶対に復縁しない」ということはない。
では、年末年始に別れたカップルで復縁の可能性があるカップルの特徴とは何かと言うと、下の3つが代表格である。
- 別れ話の中で「まだ好きだけど」「別れたくないけど」などの未練があるサインが出た
- 相手が明らかに感情的になって別れ話をしてきた(言い争いや、喧嘩きっかけで別れた場合はその後に冷静になって復縁したくなることがある)
- 年末年始に別れた後も、定期的に会う関係になった
年末年始に別れた場合でも、未練があるサインが出たり、別れ話が感情的だった場合は、復縁の可能性が残る。別れた後も定期的に会う関係になった場合も、復縁する可能性が現実的にあるパターンだ。
逆に言うと、「別れ話中に未練がある素振りが全くなかった」「冷静に落ち着いたトーンで別れ話をされた」「別れた後完全に疎遠になった」という場合は、年末年始に別れたケースだとほとんど復縁の可能性がないので、自分に未練が残っていても切り替えるようにしよう。
年末年始に振られたら余計にショックを受ける人が多いものの、年が切り替わるタイミングは気持ちの切り替えをするのに適している。振られた方としても、どうせ別れる未来しかなかったのであれば「新しい年を迎える」ことを前向きに捉えて、少しでも早く失恋から立ち直りたい。
まとめ
今回は、「年末年始に別れる理由と心理」について解説した。
「年末に別れた、年始に別れたと言うカップルが意外と多いのはなぜ?」という疑問に答えつつ、最後は「年末年始に別れたカップルの復縁の可能性」についても解説していったが参考になっただろうか。
年末年始は恋愛リセットの良い機会だと言われるが、実際うまく行ってなかったカップルは別れる可能性がある時期だ。新しい年を新たな気持ちで迎えるには「清算」が必要になることもある。
ただし、普通に仲良く付き合ってるカップルが別れやすい時期かと言うと、そんなことはない。忘年会と新年会で忙しくなることもあるけど、しっかりコミュニケーションを取りつつ、恋人にもきちんと時間を作っていれば、楽しいお正月を過ごせる。
この記事は年末年始に振られた人が少しでも冷静に状況や相手の心理が分かるように書いた記事なので、そこのところも理解してもらえたらと思う。
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