前回(彼女を酔わせたい時~行きつけのバーの作り方と行きつけのない場合の対応)の続きで、今回は彼女を酔わせたいとき「バーで女性に勧めるレディーキラーカクテル」を8つ紹介したい。
前回の記事でも触れた通り、女性はバーを利用することが少なく、男性側のリードを求めることが非常に多い。女性はお酒を単独で楽しむことが少なくて、それよりも食の方に興味は行きがちなのもその理由の一つだろう。
彼氏として、男性として、せっかくバーに女性を連れていくなら彼女に楽しんでもらい、気持ち良く酔うことができるように「レディーキラーカクテル」を押さえておこう。
バーでオーダーに困った彼女に勧めることができるカクテルは、数種類知っておくのが男性のたしなみだ。女性を酔わせる方法は「酔わせるお酒」を知っていれば簡単になる。
酔わせたい女性をバーに連れていく機会があるなら、ぜひ参考にしてもらいたい。
彼女を酔わせたい!女性を酔わせるときのポイントとは
レディキラーカクテルの紹介の前に、「彼女を酔わせたい男性」にアドバイスを送りたい。女性を酔わせるために大切なことを先にまとめる。
彼女を酔わせたい時の理由は様々あると思うが、女性にグラスの数を求めてもうまくいかないことはよく知っておいてもらいたい。特に、付き合う前や付き合いはじめは無理に飲ませようとすると嫌われかねないので注意しよう。
そもそもバーでガンガン飲む彼女も見たくないだろうし、しっとりゆっくり飲むのがバーでの振る舞い方である。
飲みやすいのにアルコール度数が高い「レディーキラーカクテル」なら、ゆっくり飲んでも少しの量で女性を酔わせることができる。
彼女も、好きな人と飲んでいるなら「酔いたい」と思うことも少なくないので、「強いけどおいしいカクテル飲んでみる?」って誘ってみると、スマートにバーでリードすることができるだろう。
無理させずに、「今日だけは酔っちゃおう!」という気持ちを表現しながら勧めると、彼女も特別な日として楽しい気分で飲める。
「彼女を酔わせたい」と思うときは、男性にありがちな「焦って変に押し付ける」みたいな誘い方をせず、スマートにおいしいお酒を彼女に飲んでもらおう。
ポイントなのでぜひ押さえておいてほしい。
彼女にすすめたい「レディキラーカクテル」って何?
先ほどから登場している「レディーキラーカクテル」とは、すっきりとした飲みやすいカクテルなのに、アルコール度数が高いため、あっという間に女性が酔ってしまうようなカクテルを指す。
ジェントルマンキラーカクテルがないのは、「好きな人を酔わせたい」と強く思うのが男性だからだろう。女性は酔わないようにお酒を飲みすぎないことも関係していそうだ。
いずれにしても「女性がたった数杯のカクテルで酔ってしまう」のがレディキラーカクテルということになる。カクテルで酔わない女性でも、この記事で紹介するカクテルなら酔わせ方に迷わない。
しかし、レディキラーカクテルと言っても、お酒に薬を混ぜたり、変な材料を混ぜたりしているものではない。これから紹介するカクテルはみんな普通のカクテルだから、名前から変な意味を想像する必要はない。安心して好きな人に飲んでもらおう。
レディキラーカクテルでありながら女性もおいしく飲めるカクテルをこれから8つ紹介するので、彼女との関係を一歩進めたい時やお互いで素直に話をするため、彼女をスマートにリードして口説くために、参考にしてもらえればと思う。
カルーア・ミルク
まずは誰でも知っているカクテルから紹介していく。
カルーアミルクは、飲みはじめの助走的な意味で勧めてみることもできるので、緊張をほぐす役割も期待できる、おすすめのレディキラーカクテルだ。誰でも飲みやすいレディーキラーカクテルとしては代表的なものとなっている。
飲んだことのない人はほとんどいないと思うが、これほどお酒っぽくないカクテルはない。アルコールが苦手な人でも、何とかカルーアならおいしく飲めるという人はとても多いから、勧める相手を選ばないのもこちらの魅力。
しかし、実はこれ、アルコール度数は15%前後ある立派なレディキラーカクテルなのだ。女性と一緒に行くバーによって多少ミルクの配合が違うので度数は前後するが、決して弱いカクテルではないことを知っておこう。
バーではオシャレに出してくれるので、陳腐なカクテルにも見えない。居酒屋で飲むものとはまた違った味わいに感じるはずだから、彼女が飲み始めの段階から飲むカクテルに迷うようなら勧めてみよう。
カルーアミルクは、アルコールが苦手だと公言しているような女性には打って付けのカクテルなので、お酒っぽさを感じやすい飲み物で結局ちびちびしか飲まないよりも、ずっと酔いやすいのである。
ルシアン
ドライ・ジンとウォッカに加え、カカオのリキュールから構成されるカクテル「ルシアン」もレディーキラーカクテルの一つとして有名だ。
バーと言ったら、やっぱりショートグラスで彼女にはセクシーに飲んでほしいと思うもの。
ルシアンはアルコール度数が30%台まであるからかなり強いお酒。ジンとウォッカのきつさをカカオのリキュールが優しく包んで、口当たりは驚く程いいのが魅力となっている。飲んでみると意外に飲み心地がすっきりしている。
赤は情熱を表す色で、恋愛には向いているのも魅力として挙げないわけにはいかないだろう。ルシアンはムード作りに生かせるカクテルで、女性を酔わせたい時は使えるレディーキラーカクテルである。
女性に勧めるタイミングを選ばないので、どんな時も提案できるから、さっそく一緒に飲んでほしい1杯だ。
キス イン ザ ダーク
ほのかにセクシーな名前がいつもと違った雰囲気を作るのにも役立つ「キス イン ザ ダーク」も酔いやすいレディキラーカクテルだ。
下ネタになり兼ねないあまり露骨な名前のカクテルは付き合いが浅ければ止めた方がいいが、キスくらいの表現なら悪い印象にはならない。素敵な男性だと思われたいなら、彼女の前で大人にキメてみよう。
こういった恋愛のアプローチもできる点が、バーデートでレディーキラーカクテルを勧める時の良いところである。名前もオシャレだから、二人の雰囲気もグッと良くなることをもう何度経験したかわからない。
「キス イン ザ ダーク」は、ドライ・ジンとドライ・ベルモットとチェリーブランデーで構成されるカクテル。飲むとチェリーブランデーの甘さが広がった後、ドライ・ベルモットの苦味が後味をしめて、キスの味を表現しているロマンティックなカクテルだ。
これも度数が高めなのにとても飲みやすい。レディーキラーカクテルの要件を満たしたカクテルなので、彼女を酔わせるのにお勧めだ。
こんな1杯だからこそ、好きな人とゆっくり飲んでほしい。
青い珊瑚礁
1950年の日本バーテンダー協会主催で行われた「第2回 オール・ジャパン・ドリンクス・コンクール」の優勝作品である「青い珊瑚礁」もレディキラーカクテルと呼ぶにふさわしいカクテル。ちょっとしたウンチク好きにもおすすめである。
バーデートをリードする上で、小刻みに知識を織り交ぜることは効果的だ。その場にあった話なら自慢みたいにならないように彼女に話してみよう。
でもあまりウンチクを語り過ぎるのは、絶対に厳禁なのでそこは注意。バーならではの話題として考えるといい。
「青い珊瑚礁」は、ドライジン、ミントリキュール、チェリーで構成され、グラスの淵に塗ってあるのはレモンとグラニュー糖。珊瑚礁と表現しているように実際に見てみるとすごくキレイなカクテルである。
見た目の女性のウケは間違いない上に、ミントが爽やかさを演出していて飲みやすい割に度数は30度前後もある。チビチビ飲んでもおいしいし、彼女は良い気分で十分酔うことができるだろう。
ロング アイランド アイスティー
「ロング アイランド アイスティー」は、ドライジン、ウォッカ、ラム、テキーラ、ホワイトキュラソーにレモンジュースとコーラ、シロップで構成されるカクテルだ。
紅茶を一滴も使っていないのに、紅茶の味がする魔法のカクテルだから、二人で飲んでみて感想を言い合うのも面白い。
いきなりシリアスな感じになるのも恥ずかしいなら、酔うまではこんなカクテルで少し盛り上げてみても上手くいくと思う。最初の掴みにおすすめしたい1杯だ。
構成をみても明らかだが、ロングアイランドアイスティーも度数が高いお酒。
バーでの会話が心配のあなたは、会話にカクテルの話を「きっかけ」程度に織り込むと、場全体が和むし、「ちょっとした知識」は彼女からの尊敬を得やすい。そういった側面からもお勧めできるレディキラーカクテルである。
名前がアイスティーだから、酔う前に微妙な空気になる可能性がある二人なら、1杯目に勧めて面白い飲み心地を好きな人と共有してみよう。酔うのも早いし、場が温まるはずだ。
ピンクレディー
「ピンクレディー」は名前とカクテルの色がチャーミングな1杯。彼女とのデートに似合う見た目がかわいらしいカクテルだから女性ウケ抜群。
ベースはジンで、グレナディンシロップと卵白を加えてよくシェイクして作る。
ジンの半分くらいの量でシロップが入るため、甘い味わいが特徴的で、卵白がお酒らしさを消すことで飲みやすいカクテルとなる。彼女もきっと気に入るはず。女性を酔わせたいときは、やはり美味しくてキレイなお酒がベストだ。
覚えやすいカクテルだから自分が酔っていてもすぐ思い出すことができ、彼女にさり気なく紹介できる。甘いカクテルは女性の支持が高く、彼女がおいしいと感じてくれたらついお酒のペースが上がるだろう。バーに誘う女性が、普段甘いお酒が好きなら特にお勧めだ。
この1杯を勧めてもらった彼女は自分に対する彼氏のイメージがこんな感じであることを感じてテンションをあげてくれる。せっかくなら「〇〇(彼女)に似合うカクテルを頼んだよ」って言って雰囲気をもっと高めてみよう。
ビトウィーン ザ シーツ
カクテルでも珍しい黄色のキレイなカクテル「ビトウィーン ザ シーツ」もレディキラーカクテルだ。
このカクテルは名前の由来が良い。
「Between The Sheets」とは
「ベッドに入って」という意味。
カクテルを飲みながら甘い夜へと誘いたいあなたに打って付けだ。度数が強くても刺激は低めなので、飲みやすくて酔いやすい1杯に仕上がっている。
その名が示すように、「ビトウィーンザシーツ」はアルコール度数が25%を超えるレディーキラーカクテルと呼ぶのにふさわしい1杯。それまでのカクテルと彩りを変えて、バーデートの綺麗な演出をしたい時にお勧め。
色取り取りなカクテルで素敵な夜を演出しよう。
構成は、ブランデー、ホワイトラム、コアントロー(オレンジの果皮からつくられるホワイトキュラソーの代表)、レモンジュースである。
関係が進んでいて、その日のデートが勝負だったりするのなら、名前の由来を話しながら口説くのも一つ。色使いにまで気を利かせば彼女のテンションもきっとあがるはず。
そんな時なら、なかなか普段では出ない言葉が酔った時は出てくるものだ。相手の女性も酔っているから素敵な言葉で誘われれば、普段は固い女性のガードを崩せると思う。
B52
火が付くほど強力な、燃えるカクテル「B52」は、レディキラーカクテルを超えた最強の1杯。
コントラストが綺麗なカクテルだからインパクトがある。少しアルコールの入っている2杯目のカクテルに勧めると盛り上がること間違いなし。
構成は、一番下にカルーア、次にベイリーズ、最後にグランマリエを注ぐ。構成を見ても強いカクテルであることは言うまでもないが、意外と口当たりは良いのが驚き。割とアルコールが強い女性を酔わせるのに向くだろう。
ストレートのリキュールが注がれているだけというのが本当のところなので、二人で分けながら飲むと距離が縮まって良いと思う。間違っても一気に飲むようなカクテルではない。
飲み方は、火で演出するバーでは一通り楽しんだ後に火を吹き消して飲むか、そのまま消えるまで待ってから飲む。二人のアルコールの強さで調整してもいいだろう。消えるまで火をつけておくと度数が下がって飲みやすくなる。
普段のお酒を飲む席では出会わないカクテルなので、燃えるカクテルとして会話が弾む話題になるはず。一緒にお酒を飲んでいても自分の方が先に酔うことが多い男性は、使えるカクテルだ。
バーでしんみりするのが嫌な人は、こんな派手なカクテルで盛り上げていくのも手である。
レディーキラーカクテルを使って女性を酔わせるコツ
ここまでも触れてきているが、レディーキラーカクテルを使って女性を酔わせるコツは、「それぞれのカクテルが持っている特徴を活かして、彼女と一緒に飲むこと」だ。
酔わせ方に迷う際も、彼女に「酔わせようとしている」なんて思われないように、楽しく一緒に飲むことを意識しよう。
食事でもそうなのだが、お酒も一緒に飲んでいる人と楽しく飲めている時ほど進む。レディーキラーカクテルは飲みやすくておいしいだけでなく、いろいろな特徴を持っているので、お酒を話題に会話を盛り上げて、「いつの間にか飲んじゃった」という雰囲気を作れるといい。
今回紹介したカクテルならチビチビ飲んでいるだけで女性が酔うカクテルなので、会話が弾めばまず間違いなく彼女を酔わせることができる。飲ませようとするんじゃなくて、話に夢中にさせるのもコツになるから、楽しい夜を過ごせるようにトークで酔わせるくらいの気持ちを持とう。
女性の酔わせ方に失敗した時の対処法
女性を酔わせたいと思ってレディキラーカクテルを飲ませても、お酒に強い女性は酔わないこともある。
そんな時は、2次会や3次会でカラオケに行こう。歌う、踊ることでアルコールが回るので、時差で酔わせることができる。(※カラオケでも軽く飲みながら歌う方が酔いが早い)
女性の酔わせ方は、いくつかのレパートリーを持っているとどんな展開でも自分の思った雰囲気が作れる。「レディーキラーカクテルを飲んだのに酔わなかった」という場合は、無理に飲ませるんじゃなくてカラオケで体を動かすのがおすすめだ。
最初は盛り上がる歌を選んで、女性が酔ってきた後半はバラードを歌うことで恋愛の雰囲気に持って行けば甘い雰囲気ができる。
まとめ
今回は、彼女を酔わせたいとき「女性に勧めるレディーキラーカクテル」を8つ紹介した。好きな人と素敵な夜にぜひ一緒に飲んでみてほしい。
彼女の趣味がわかっているならその趣味に合わせてもいいと思うし、これをきっかけに色々調べてみてもいいだろう。今回紹介した8つは私の鉄板だが、おすすめのカクテルを自分で探すのも面白いと思う。
良い準備をして臨むバーデートなら、楽しく彼女を酔わせることが出来るはずだ。
頑張ってほしい。
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