恋愛はとても深いコミュニケーションの中で進むものだから、「好きな人のコンプレックス」と向き合う機会もある。
あなたは、付き合っている彼氏のコンプレックスや、彼女のコンプレックスと、どんな風に向き合ってきただろう?
好きな人と親しくなって距離が縮んでいく時は、たくさんの話する中で深い話になることもあり、好きな人が自分のコンプレックスを話してくる場面にも遭遇する。
付き合うことになり、彼氏や彼女になった時はなおさらその機会は必然的に訪れるだろう。
この時、あなたがどんな反応をして、どのように恋人に接していくかは、非常に重要な問題で、彼氏や彼女のコンプレックスの扱い方を間違えると、心の底から傷つけてしまうことがある。
特に問題なのは、無意識に恋人のコンプレックスに触れてしまった瞬間や、恋人のコンプレックスをからかったり馬鹿にしてしまった時だ。
カップルは深く長いコミュニケーションを取るから、「好きな人のコンプレックスの向き合い方」を知らない人は、無意識に恋人を傷つけるし、恋人と長く続かない。
そこで今回は、彼氏のコンプレックス、彼女のコンプレックスは、どう向き合うべきかを徹底解説する。
コンプレックスがないという人はほとんどいないし、グチを言いたい時もある。コンプレックスを指摘されて傷ついた時などは、彼氏や彼女に癒しを求める場合だって少なくなくて、相手のコンプレックスとの向き合い方は、恋愛の基本とも言うべきものだ。
この記事で、彼氏のコンプレックスや彼女のコンプレックスの向き合い方を知って、好きな人を大切にできる人になろう。
恋人のコンプレックスを聞いた時の反応の仕方や、無意識に恋人のコンプレックスに触れてしまった時の対処法、恋人のコンプレックスをからかってしまった時の対処法など、重要なポイントをしっかり解説していく。
- なぜ彼氏や彼女はコンプレックスを話してくるのか:コンプレックスを打ち明ける男性心理と女性心理
- 彼女や彼氏からコンプレックスを聞いたら、どんな反応をするべきか
- 彼氏や彼女のコンプレックスはどんな内容でも絶対に笑わない、馬鹿にしないこと
- 彼氏や彼女のコンプレックスを知ったら、自分からは話題に出さないようにする
- コンプレックスを話したがる彼氏や彼女の場合は、聞いてあげるのも恋人としての務め
- 恋人のコンプレックスを聞いたら「私(俺)は気にならない」と励ますだけじゃなく、「そういうところも含めて好きだよ」と言ってあげる
- 彼氏や彼女とコンプレックスが同じなら、伝えてあげると絆が強まる(コンプレックスが似ている場合も効果的)
- 彼氏や彼女のコンプレックスの解決策が浮かんだら、どうするべきか(アドバイスの必要性と有効性について)
- 何度もコンプレックスをグチる彼女や彼氏にはどう対応するか
- 無意識に彼氏のコンプレックスや彼女のコンプレックスに触れてしまったらどうするべきか
- 彼氏のコンプレックスをからかった、彼女のコンプレックスを馬鹿にしてしまったらどうするべきか
- まとめ
なぜ彼氏や彼女はコンプレックスを話してくるのか:コンプレックスを打ち明ける男性心理と女性心理
まずは、自分のコンプレックスを話してくる恋人の心理について解説する。
彼女から自分のコンプレックスを聞いた、彼氏が自分のコンプレックスを話してきた場合、相手がどんな心理になっているか解説しよう。
付き合って数ヶ月経つと、カップルの中に信頼関係ができるから自分のコンプレックスを話してくる
カップルとして付き合って数か月経つと、2人の中に信頼関係が生まれ、それが育つことで「なんでも話せる」という心理になることがある。
そうなると、カップルの会話は深い会話になることも増えていき、その中に「自分のコンプレックス」が含まれる。
友達のコンプレックスを聞いたことがない人は多いと思うけど、もし今まで他人のコンプレックスを聞いたことがない状態で彼氏のコンプレックスや彼女のコンプレックスを聞いたのなら、友達以上の信頼関係ができたサインだと受け取ろう。
特に、男性心理では、プライドの問題があって女性よりも「他人に自分のコンプレックスを知られたくない」と思う心理が強いため、彼氏がコンプレックスを話してきたら本当に「なんでも話せる心理」になっている可能性が高く、あなたは強く信頼されてる可能性が高い。
コンプレックスを話してくる女性心理についても同様のことが言えるので、カップルでお互いのコンプレックスを知っている関係になれた場合は、「信頼関係ができたサイン」として見て良い。
恋人のコンプレックスを聞くと反応の仕方に困ることが多いと思うが、そこは次の見出しで解説するので注目してほしい。
付き合ってると彼氏や彼女にコンプレックスを話すタイミングが必然的に訪れる
付き合ってる彼氏や彼女については、一緒にいる時間が長く、様々な時を共にするので、コンプレックスを話すタイミングが必然的に訪れる面もある。
最初に信頼関係ができたら彼氏や彼女からコンプレックスを聞く機会があると言ったけど、交際期間が長くなると恋人にはコンプレックスを隠す方が難しくなっていく。
接していてコンプレックスに気づかれることもあるし、恋人から話題にされることもあるからだ。
恋愛経験が少ない人は、「好きな人に自分のコンプレックスを言うなんてあり得ない」と思うかもしれなけど、付き合った後は恋人から何か言われた時に「嘘をつく」ことになる場合は、コンプレックスについて話す判断をする人は意外と多く、真剣に付き合ってる人ほど「恋人と向き合おう」と思ってカミングアウトしてくることがある。
半年以上付き合ってる時のあるあるにもなっているから、自然に話してきた時は無意識に触れて傷つけないように対処しよう。
彼氏や彼女には、自分の全部を受け入れてほしいと思ってコンプレックスを話したくなる瞬間がある
彼氏や彼女には「自分の全部を受け入れてほしい」と思う人も多いため、タイプによっては自分からコンプレックスを話したくなる瞬間がある。
ここは、愚痴を言う感覚だったり、どう受け止めるか反応を見ていたり心理は様々だけど、本当に好きになった相手には自分のすべてを好きになってほしいと思って、自分が気にしていること(=コンプレックス)を恋人に話す。
意味合い的には「こんな私(俺)だけど、いいですか?」という感じだ。
彼氏や彼女に自分のコンプレックスを受け入れてもらうと、「強い愛情を感じる」「安心する」「分かり合えた気がする」などの心理的効果があるので、人によっては一定の交際期間が過ぎた段階で積極的に話してくることがある。
心配そうにしながらも自分のコンプレックスを話してくる彼氏や彼女は、あなたに「そういうところも含めて好きだよ」とか「私(俺)は気にしないよ(気にならないよ)」と言ってほしいと思っていることがあるから、雰囲気を見て安心させる言葉を言ってあげると、今までよりさらに仲良く付き合うことができる。
確認するように自分のコンプレックスを話す恋人は、自分の全部を受け入れてほしい心理でコンプレックスを話題に出してきた可能性が高い。
彼氏や彼女に自分のコンプレックスに触れてほしくないから話す
また、彼氏や彼女にコンプレックスを話す人は、事前にカミングアウトすることで「コンプレックスに触れてほしくない」とか「コンプレックスをからかわないでほしい」と思ってるケースも多い。
この場合は、「○○って言わないで」「○○のことは気にしてるから触れないで」などと、なぜ自分のコンプレックスを話したのか気持ちを伝えてくることが多いので、心理を理解するのが簡単なケースが多いのだけど、伝えるだけで精一杯になってしまう人も少なくないので、察してあげることができると付き合いやすい恋人に映る。
悲しそうに言う場合や、言いたくないのに言ってる感じがする場合は、自分のコンプレックスに触れられないように伝えてきた可能性が高いので、あなたの方も重く受け止めてあげるようにしよう。
この理由・心理で自分のコンプレックスを話してきた恋人は、あなたと長く仲良く付き合っていきたいと思ってカミングアウトしているので、対応を間違えなければ2人にとってプラスの出来事に変わって行くはずだ。
彼女や彼氏からコンプレックスを聞いたら、どんな反応をするべきか
彼女や彼氏からコンプレックスを聞いたら、反応の仕方に注意しないと思いがけず傷つけてしまうことがある。
どんな反応をするべきか、どこに気を付けてリアクションするべきか解説するので、恋人のコンプレックスを聞く機会があったら参考にしてほしい。
彼氏や彼女のコンプレックスはどんな内容でも絶対に笑わない、馬鹿にしないこと
一言にコンプレックスと言っても、色々あって問題の大小も様々である。
自分から見たら相手のコンプレックスが気にならないレベルのものに思えることも多いが、本人としては非常に気にしていることなのは間違いなくて、取り扱い注意なのは言うまでもない。
カップルは、多くの時間を共有すると恋人がコンプレックスに感じていることが理解できたり、相手から聞いたりするが、どんな内容であっても「自分の価値観」で判断してからかったり笑うのは、大きな間違いだ。
たとえ励ましの意味でも、彼氏や彼女のコンプレックスをばかにすると、最悪別れるまで至るケースがいくつもあるから、受け止め方に気をつけよう。
実際のカップルの交際では、いじりとして「これくらいなら平気だろう」と思って悪ふざけすることがあるけど、彼氏や彼女がコンプレックスにしていることについては絶対にいじるのがダメだし、笑ったり馬鹿にするのもNGだ。
コンプレックスに思っていることの大半は、他人からはあまり気にされないことだったりするので、自分の物差しで判断するべきではない。
時々、恋人のコンプレックスを自分が気にしていないアピールをするために冗談で指摘する人がいるのだが、どんな理由でも相手が気にしていると分かった時点で冗談でも笑わない方が良い。
恋人のコンプレックスを笑うと、その場は取り繕って受け流す人もいるけれど、どのくらい傷ついているかは他人からは理解しきることができない。コンプレックスがそういうものだと認識することが重要である。
彼氏や彼女のコンプレックスを知ったら、自分からは話題に出さないようにする
付き合っている彼氏や彼女のコンプレックスは、自分からあまり指摘しないようにして、話題に出すのもやめよう。
自分がコンプレックスに感じていることをバンバン突っ込んでくる彼氏や彼女とは精神的にしんどくなって付き合っていくことができなくなるから、そのまま長続きしない原因となる。
あからさまに話題を避ける態度も「気を遣っている感」が出てしまうけど、基本的にコンプレックスに関連することは思い出させないようにしてあげる方が、恋人としては付き合いやすい。
コンプレックスを話したがる彼氏や彼女の場合は、聞いてあげるのも恋人としての務め
彼女や彼氏がコンプレックスを悩みとして打ち明けるような時は、反応の仕方を間違えることが少ないように思うが、本人が冗談交じりにでもグチのように言う場合であっても、コンプレックスを話してくる彼氏や彼女の場合は、親しく付き合う相手としてちゃんと聞いてあげることが重要だ。
リアクションの基本だけど、自分のコンプレックスの話題はナイーブな問題であるだけに「すぐに話題を変えようとする人」も少なくないので、相手が自分から話してくる場面では「聞いてあげることが恋人の癒しになる」ことを伝えておきたい。
自分がコンプレックスに思っていることを誰かに言う時は、その人を信頼している時だし、受け入れてくれていることを期待している時だ。自分が気にしていることを誰かに話したくなるのはよくあることだし、恋人には愛情があるからこそ聞いてほしい心理になるので、他の悩み相談同様、コンプレックスを話してくるならちゃんと聞いてあげることが基本になる。
特にコンプレックスに関しては、問題に対する解決策が少ないことが多い。何年も自分の中で「弱点」「短所」だと思っていることなので、聞いてあげることで楽になってもらうとか、吐き出させることで癒しになるという感覚で会話に応じよう。
「どんな反応をしたらいいかわからない」と思って受け流すと、コンプレックスの種類によっては傷つくことも多いので、相手が真剣に話す時ほど向き合うことが重要だ。そんなに重い空気を作ることもないので、真剣に聞いていると思われるような態度で聞いてあげるといい。
他人のコンプレックスに思っていることの大半は、自分に取ってあまり気にならないことである。はっきり言って、本当に重いコンプレックスはそう多くない。
しかし、だからこそ彼氏のコンプレックスや彼女のコンプレックスは受け止め方が重要で、「本人が悩んでること」として受け止められないと恋人をがっかりさせることがある。
自分からコンプレックスを話す彼女や彼氏は、自分では恥ずかしいと思ってることを打ち明けているので、ちゃんと受け止めてあげるようにしよう。
恋人のコンプレックスを聞いたら「私(俺)は気にならない」と励ますだけじゃなく、「そういうところも含めて好きだよ」と言ってあげる
恋人のコンプレックスを聞いたら、ただ受け止めるだけじゃなくて反応をしないといけないのだが、その時の基本は「励まして愛情表現する」ことだ。
コンプレックスの内容による部分もあるけれど、カップルの場合は最終的に「相手のコンプレックスを受け入れてあげる」のが着地点になるので、「私(俺)は気にならないよ」と励ますだけじゃなく、「そういうところも含めて好きだよ」と言ってあげると安心してくれる。
第三者的な立場でポジティブな意見を言ってあげるのも重要だから、たとえば「丸顔なところがコンプレックスなの」と話す彼女には「周りからはそう見えないよ?可愛いと思うし」みたいなコメントが嬉しい言葉だったりする。
コンプレックスを否定するとまた別の問題が出てくることもあるから、「そんなことない」と言う時は匙加減が重要になるけど、「気にしなくていい」と思うなら言い方を考えて伝えてあげて、最後は自分の主観で良いと思ってることを伝えよう。
また、自分のコンプレックスは「見方」によっては「魅力」に映ることもよくある話なので、たとえば「声が低いのがコンプレックス」と話す彼氏には「私からしたら○○君の声は逆に魅力的なんだけどな」みたいなコメントも喜ばれる言葉になる。
彼女や彼氏から意外なコンプレックスを聞いたら、「そんなことないよ!気にしすぎだって笑」という感じでポジティブな気持ちを伝えようとする人もいるのだけど、この方法だと相手は馬鹿にされた・受け入れてくれなかったと思ってしまうので、本当に気にしないでいいと思ったことに関しては「私(俺)は○○と思う」という感じで伝えるようにしよう。
恋人同士の場合は、単純に共感してあげるだけだと「やっぱりそう思われてた」「否定してくれなかった」と思うタイプもいるので、愛情を伝えることを前提に反応の仕方も全体的に工夫できると良い。
彼氏や彼女とコンプレックスが同じなら、伝えてあげると絆が強まる(コンプレックスが似ている場合も効果的)
もし彼氏や彼女のコンプレックスが自分と同じなら、言い辛くても伝えてあげると2人の絆がより一層強まるし、恋人が救われた気持ちになる。
たとえば、自己主張できないのがコンプレックスだと言う彼女に対して、「俺もそれはコンプレックスなんだよね、本当はもっと自分の意見をはっきり言えたらいいんだけど、気を遣っちゃうんだよね」みたいに言うと、同じコンプレックスを持つ者同士としてカップル内で深い共感が生まれ、会話が盛り上がるだけじゃなく2人で励まし合うこともできる。
話を合わせるために「自分も同じコンプレックスがある」と嘘を言うのはおすすめできないけど、もし同じ悩みがあるなら恋人の話し方にトーンを合わせて、具体例を添えて話してみよう。
コンプレックスに思っていることが同じなら、更に仲間意識が強くなるし、恋人同士はわかり合えることがプラスに働く。共感できるなら積極的に伝えるべきだ。安心感にも繋がることなので、できたら隠さずに話してあげよう。
恋人のコンプレックスが自分と似ている場合も「反応の仕方」として話してあげると良い。「俺(私)も○○がコンプレックスでさ…」と話すと、彼氏や彼女は「共感してくれた」「○○も心を開いてくれた」と思ってポジティブな感想を持つ。
2人で励まし合う感じにもなるので、「なんて反応したらいいか分からない」と思ったら自分のコンプレックスをカミングアウトするのもおすすめだ。
彼氏や彼女のコンプレックスの解決策が浮かんだら、どうするべきか(アドバイスの必要性と有効性について)
彼氏のコンプレックスや、彼女のコンプレックスを聞くと、解決策が浮かぶ場合もあるけれど、相手がコンプレックスだと思ってる点にアドバイスをするのは基本的にNG行動だと思っておこう。
確かにコンプレックスの中には「○○したら解決するけど?」と思うこともある。たとえば「くびれがないのがコンプレックス」「足が太いのがコンプレックス」などなど、外見のコンプレックスはいくつか対処法が浮かぶものがあって、「なぜコンプレックスを解消しようと思わないんだろう?」と思ってしまうものがある。
しかし、他人がその場でパッと思い浮かぶ対処法やアドバイスは、そのコンプレックスと付き合ってきた本人が既に分かっていることであり、自分なりに思考錯誤しても解決できなかったから今でもコンプレックスだと思っている。
もし彼氏や彼女からコンプレックスを打ち明けられた時に「どうしたらいいんだろう?」と聞かれたのであれば自分なりの解決策を話してみても良いが、そうじゃないなら野暮なアドバイスは控えるようにしよう。
どうしても何か言いたくなった際は「○○は試してみた?」とか「○○と考えてみた?」と優しく聞くようにして、「○○したらいいじゃん」「そう思ってるなら○○した方がいいよ」とは言わないようにしよう。
私の場合は、彼女からコンプレックスを聞いたその場ではなるべくフォローしてあげることだけを考え、愛情を伝えて安心させるようにして、もし解決策が浮かんだ場合は後日違う話題の中でコンプレックスに触れないようにしながら伝えるようにしている。
遠回しに言うことには賛否があるけど、コンプレックスの解決策は私の経験上、遠まわしに言う方が傷つけなかったので、あなたも自分なりの対処法を模索する際に参考にしてみてほしい。
何度もコンプレックスをグチる彼女や彼氏にはどう対応するか
コンプレックスを話してくる彼氏や彼女のなかには、何度も自分のコンプレックスをグチる人がいると思う。
リアクションに気を付けながらその話を聞いてきたも、何度も同じ話をされるとなかなか辛いものに感じるだろう。
そんな時は、ついアドバイスが過激になったり、説教じみた話をしたくなるが、問題の解決が図れることは稀である。
なぜなら、コンプレックスをよくグチる人は、セルフイメージ(自己評価)が低いのが原因だからだ。
もし、そんな人でも末永く付き合っていきたいと思う時は、コンプレックスの解決策を考えるよりも(解決できるならその方がいいけど)、前向きな性格に変える努力をする方が良い。
ただし、時間がかかる取り組みになるし、直るかどうかも不透明なので、飽き飽きしたら「別れる」という極端な行動も実際にはあり得るだろう。
どうしようもないことを再三言われるのは、結構キツイ。自分はそうならないように気を付けることで学びを得ることも一つである。コンプレックスのことに限らず、よくグチる人の対策は非常に難しいことを繰り返し伝えておく。
不安だからグチる人へは、愛情を注ぐことでどうにかなっていきそうに思うが、性格的なものを変えるのは難しいし、場合によっては不可能なことも…。
したがって、良い聞き役に徹することが現実的な解決策になってくる。恋人が何度もコンプレックスをグチる人だったら、話を広げないようにしながらひたすら共感と承認を与え続け、「前向きにいることの重要性」を伝えていこう。コンプレックス自体をどうにかしようと思っても衝突する可能性が高いので、じっくり前向きにかえていく方向に努力する方が良い。
「許容」や「愛情」が不足している可能性も無いことは無いと思うので、その点を考えながら付き合ってみよう。
無意識に彼氏のコンプレックスや彼女のコンプレックスに触れてしまったらどうするべきか
彼氏のコンプレックスを知ったり、彼女のコンプレックスを知る時は「無意識に恋人のコンプレックスに触れてしまった」というきっかけも多い。
では、無意識に彼氏のコンプレックスや彼女のコンプレックスに触れてしまったらどうするべきなのだろう?
ポイントを解説する。
彼氏のコンプレックスや彼女のコンプレックスに触れてしまったら、真剣に謝ることが最初の対応
もし無意識に恋人のコンプレックスに触れてしまったら、「笑いに変える」「ごまかす」のではなく、必ず一度は真剣に謝るようにしよう。
自分のコンプレックスに触れてきたら、いくら好きな人でも「許せない」「嫌いになる」ということが起こり得る。
付き合ってる彼氏や彼女だったら「一瞬で冷める」わけじゃないけど、傷つけたのに謝らない人に関してはほぼ100%の確率で失望を生み、好きだった気持ちがそがれることになる。
恋人を傷つけた時の原因が相手のコンプレックスに関係することだった場合は、いつもより重めの謝り方をしないと2人の関係にひびが入りかねないので軽く見ないようにしよう。
恋人のコンプレックスに触れてしまった時にその場で謝れなかった場合は、LINEや電話でしっかり謝る
もし恋人のコンプレックスに触れてしまったその場で謝れなかった場合は、その日の夜にLINEで謝るようにして、相手の反応が悪かった時ほど「電話で謝る」ようにしよう。
コンプレックスに触れてしまった時の謝り方は、軽い気持ちで言ってしまったことを伝え、本当はどう思っているのか説明し、今後は2度と言わないことを約束しよう。
彼氏や彼女にコンプレックスのことを言われたら、ショックを受ける人が多く、ムカつくと思うより傷つくことが圧倒的に多い。
傷つけた恋人のことは放置しないのが鉄則なので、たとえば変な空気になってデートが解散することになったり、口が少なくなって気まずい空気になることがあったら、その日中に謝るようにし、それができなかった場合は次の日に謝るようにしよう。
彼女や彼氏のコンプレックスに触れてしまったことを謝った後の対応方法
いずれかのタイミングで恋人のコンプレックスに触れてしまったことを謝ったら、許してくれた時点でしつこく謝るのをやめよう。
あなたが謝っている最中も、2人の会話の話題は相手の “コンプレックスについて” が続いてしまっているので、たくさん謝るとその分相手は嫌な話題が続くことになる。
許してくれたら話題を変える方が相手は楽な気持ちになるので、ちゃんと許してもらえるように謝ることも大事だけど、許してくれたら話題を変えてあげることも同じくらい重要なので、空気を変える努力をしよう。
自分のコンプレックスのことを言われたら、傷つく度合いが大きかった人ほど簡単に許してくれない。拒絶する感じを出したり、放っておいてと言ってきたり、今は話せないなどと言ってきて、しばらく時間がかかる感じになる。そうならずに、謝罪を受け入れてくれるなら相手は忘れたい、もう1回信じてみたいと思っているので、楽しい雰囲気まで行かなくても普通の会話にもどして空気を変えてあげる方が助かる。
ここは相手の反応による部分も大きいから臨機応変に動く必要はあるものの、「たくさん謝れば良い」と言えないところにも難しさがあるので、「自分だったらどうしてほしいか」も考えて行動しよう。
彼氏のコンプレックスをからかった、彼女のコンプレックスを馬鹿にしてしまったらどうするべきか
もし彼氏のコンプレックスをからかったり、彼女のコンプレックスを馬鹿にしてしまったら、無意識に触れた場合よりも罪は重い。
謝り方も対処法も違うので、解説しよう。
彼氏のコンプレックスをからかったり、彼女のコンプレックスを馬鹿にしてしまった時の謝り方
もし恋人のコンプレックスをいじるような感じで言ってしまった際は、傷つけたと確信した時点で空気を変えて、重めの謝り方をしよう。
最初に「ごめん、冗談のつもりだった」「ごめん、そんなに傷つけるとは思わなかった」といじってしまった瞬間の自分の気持ちを話しながら謝り、「本当はそんなこと思ってない」「可愛い・かっこいいと思ってるから付き合ってる」とフォローしつつ、「俺(私)も、○○から言われたくないことあるから、本当に反省してる」と言い、「これからは○○が気にしていることは絶対言わないようにするから許してほしい」と言って謝罪を受け入れてもらう。
長めのコメントになるけれど、彼女や彼氏のコンプレックスを馬鹿にしてしまった時は、事の重大さを分かってる態度をとるのが許されるコツだ。
「ごめんごめん、冗談だよ」みたいな謝り方をすると、謝ったのがきっかけでさらに傷つける恐れもあるので、重めに捉えた謝罪の仕方をして、恋人が「そんなに気にしてない、大丈夫だよ」と言ってくれるような展開に持っていこう。
恋人のコンプレックスをいじってしまった場合は、相手の反応が強かった時ほど、ちゃんと向き合うタイミングにしないといけない
人は、自分のコンプレックスを刺激してくる人が大嫌いだ。恋人にコンプレックスにしていることを言われると、本当に嫌な気持ちになるし、これから先付き合っていく自信がなくなることもある。
しかも、ただコンプレックスを刺激してくるだけでなく、「からかう」「馬鹿にする」と言うなら、愛情の否定をされてるようにも感じて「じゃ、別れたらいいんじゃん」「なんでこんな自分と付き合ってるの?」と思うことすらある。
こういった心理は、相手の反応によって予測できるので、もし「泣く」「ひどく落ち込む」「口をきいてくれない」などの態度を取られた時は、真剣に向き合ってしっかり謝るようにしよう。
強い態度を取られた場合は、その場で許してくれたとしても空気は重いまま解散になると思うので、その日のLINEでもう一度謝ると良い。
どうせ解散して1人になった後も恋人はあなたからコンプレックスをからかわれたのを思い出すので、本当に悪いと思ってることを2回目の謝罪で伝えて、気持ちが落ち着くのを待とう。
軽い反応だった場合もLINEでもう一度謝った方が良いのだが、その際は「今日はごめんね。次のデートは楽しく一緒にいられるように頑張るね」みたいな感じで具体的な言葉を避けつつ謝るようにしよう。「○○って言ってごめん」と言うと、余計なことを思い出させてしまって空気が戻らなくなる。
恋人のコンプレックスをからかった後は、謝罪の意味でプレゼントを贈るのはNG行動
時々、恋人のコンプレックスをいじってしまった謝罪としてプレゼントを贈ろうとする人がいるのだけど、完全にNG行動なので控えるようにしよう。
プレゼントを贈ると、物と自分のコンプレックスがリンクしてしまい、嫌な思い出として残ってしまう。謝罪の意味で何かしてあげたいなら「カフェやご飯を奢る」「恋人の行きたかった場所でデートする」などが喜ばれるので、物はやめよう。
恋人のコンプレックスを馬鹿にした場合でも、次に会った時は謝らないで楽しく一緒にいられるように盛り上げることが重要
彼氏のコンプレックスや彼女のコンプレックスを馬鹿にしてしまった後、謝罪を受け入れてもらったら相手が話題に出してこない限り次に会う時は「もう謝らない」のもポイントだ。
本当に悪いと思ってると、顔を見てもう一度謝りたいと思う人もいるけど、自分のコンプレックスのことは考えるだけでも苦痛で、既に2回謝っている相手がまた謝ってきたら、その日を楽しく過ごせなくなる。
十分に謝罪した後は「会った時に楽しく過ごす」ことがすごく大事になるから、切り替えるようにしよう。言葉ではなく、行動や態度に愛情を乗せて、悪いと思ってることを言葉以外の方法で伝えるようにすると、わだかまりが残らないはずだ。
彼氏や彼女のコンプレックスのことで喧嘩したみたいになった後は、もう一度2人で楽しく一緒にいられる雰囲気作りに頑張る方が結果的に恋人が喜ぶので、何度も謝ることで余計に嫌な空気が漂わないように対処しよう。
まとめ
今回は、彼氏のコンプレックスや彼女のコンプレックスにどう向き合うかを解説した。リアクションに困った時の対応策は浮かんだだろうか。
悩みの種類や深度は本当にそれぞれなので、全てを深刻に受け止める必要はないのだが、コンプレックスに関しては他人と自己で評価に大きな差がある場合が多いので、リアクションには気を付けよう。
向きあう機会が増えたのなら、それはそれだけ近い存在になった証拠とも言えるので、自分だったらどのようにリアクションをしてほしいか考えることも基本になる。
どんなことでもコンプレックスを頻繁に指摘しては良い付き合いを継続するのが難しいので、相手を傷つけないリアクションをして、仲の良いカップルでいられるように努力しよう。
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