デートをリードしない男との恋愛は、女性として色々と思うことがあると思う。
「本当はリードしてほしいのに、相手はリードできない男…。なんだか頼りがいがないし、デート中の態度を見てると寂しいって思っちゃう…」
恋愛におけるリードとは、「リードしてほしい」と頼んでやってもらうのでは意味がないから、好きな人や彼氏の性格次第では、意外と大きな問題になることだ。
「リードしない男ってどうなの?」と、ダメ男の特徴みたいに思えることも出てくる。
そこで今回は、「デートでリードしない男はダメな男なのか」という問題について徹底解説していく。
好きな人や彼氏がリードしてくれないことに悩んでいる女性のために考え方を伝えるので、これからの恋愛の仕方に生かしてみよう。
少し彼の見方が変わるはずだ。
リードしない男は普通?恋愛で「女性にリードしてほしいと思っている男性」は4割もいる
まず初めに、「リードしない男は普通なのか、異常なのか」という問題から整理しよう。
上の記事で詳しくまとめているのだが、女性にリードしてほしいと思っている男性の割合は約4割存在し、リードしたい男性6割に比べて割合は少ないものの、リードしてくれない男性はそこまで少数派ではないという結果が出ている。
男性がリードしてくれないことに不満を持っていると、「何で男なのにリードしてくれないの?」とイライラしたりさみしくなったり、強弱は別にしても相手男性に思うことが出てくるが、統計的には約4割の確率でそんな男性と恋愛する世の中であることは知っておいてほしい。
デートをリードできない男の理由と男性心理
では、デートをリードしたくないと思ってる男性やリードできない男は何を考えているのだろう?
ここでは、デートをリードできない男の理由と男性心理について5つのポイントで解説する。
デート経験が少ないから「デートをリードしたくてもリードできない」
先ほど紹介したアンケートを参考にしても、男性の6割が「自分がリードしたい」と思っているわけだが、それでも「リードできない男性」がいる理由は「デート経験が少なくて、デートをリードしたくてもできない」からだ。
デート経験が少ないと、そもそも自分自身がデートで何をするかがよく分かってないから、リードしたいと思っていてもその方法が分からない。
内閣府が発表した「令和4年版男女共同参画白書」によれば、20代男性の39.8%がデート未経験で、3人以上の女性とのデート経験がある男性の割合は10%を切っている。(詳細の図表:令和4年版男女共同参画白書 特-38図 これまでの恋人の人数・デートした人数)
デートでリードするには経験が必要だ。デートしたことない男性や、1人しかデートしたことがない男性だったらデートをリードしてあげるだけのスキルを持ち合わせてないから、デート前に考えていたことを別にして、デートを女性任せにしてしまう男性が少なくない。
色々とデート相手のために頑張ってくれる男性だったら「デート経験が少ないからリードしてくれないのかな?」と考えてみよう。
こういう男性は何度かデートすると、リードしてくれる男性に変わる可能性がある。
女性がどんなデートの仕方を好むのか分からないからリードできない
デートをリードしない男性心理には「自分がリードするより、女性が自分好みに色々提案してほしい」と思ってることもよくある。
このような男性は、「女性が好むデートの仕方が分からない」「自分がリードすると女子ウケしないデートになってしまうかもしれない」と思っていて、タイプによっては自分がリードしない方が良いと思ってることもある。
デートをリードしてほしいと思ってる女性はすれ違いが悲しいけど、女性の好みや女心が分からない男性はあえてリードしない選択をしがちだ。
自分に自信がないから引っ張ってくれない
デートをリードするには男性側に自信がないと難しい。リーダータイプの人をイメージするとわかりやすいけど、デートのリードにもリーダシップみたいなのが必要だ。
あなたが付き合った彼氏や、デート相手が “自信がない男” だと、ほとんどの場合でデートをリードしてくれないし、「次どうする?」「どこに行く?」などの質問を連発しがちだ。
もしデート中の態度に「おどおどしてる」「落ち着きがない」と思ったら、自信がないから女性をリードできない男性なのかもしれない。
めんどくさいからデートをリードしてくれない
デートをリードしない男性の中には「めんどくさい」という心理が理由になっていることも多い。
下の記事で解説している通り、デートをリードするには様々な準備が必要で、デート前にすることがたくさんある。
ホスピタリティが高い男性は、好きな人を楽しませるためにむしろ喜んでデートの準備をするが、そうではない男性はデートがリードできるほどの準備ができず、デート当日も成り行きに任せがちだ。
一般的に男性の場合は初デートをリードしたり、2回目のデートまでリードしたりと、付き合う前はデートをリードしてくれることが多いのだが、付き合ったらリードしてくれなくなるケースが多々ある。
これはまさに「めんどくさいからリードしない」というのが理由になっていて、付き合ったら変わる男性が多い理由は下の記事で解説したことがあった。
デートでリードできないという男性がいる一方で、「リードしたくない」「りードするのはめんどくさい」と思って行動しない男性もいる。
男がリードするのはおかしいと思ってるからリードしてくれない
令和になって一気に増えてきているのが「デートは男がリードするもの」という古い考え方を否定する男性だ。
「男がリードするのはおかしい」と思っていると男性側がリードすることはなく、デート相手の女性と対等な立場で「2人でデートの仕方を決たい」と発想する。
昔は、デートでリードしない男を「女性をリードできない男」と表現することが多かったが、今はこの常識みたいなものが崩れてきていて、価値観がアップデートされつつある。
しかも、男がリードするのはおかしいと思ってる男性の中には「女性もリードされたいと思ってない」「男がリードしようとすると自分勝手なイメージを持たれる」と思ってるタイプも増えてきているので、リードしてほしい女性からすると問題はやや複雑化している。
今はデートをリードしてほしい時はそれとなく伝えていくことも大事になっているから、男性心理にも色々なところがあることを踏まえて適切に判断しよう。
現在は「男だから」「女だから」という考え方が古いと思ってる人が増えており、カップルの会計事情さえ変わってきている。
リードしてくれない男とは別れるべき?リードしない男の恋愛的な評価
リードしてほしいのにリードしてくれない彼氏と付き合うと、女性によっては「物足りない」「頼りない」と思ってしまうこともあると思う。
でも、リードしない男性心理や、リードできない理由を読んでもわかるように、デートをリードしない男性は悪気がない場合の方が多く、「リードする気がないわけじゃない」ケースの方も多い。
リードしてくれない彼氏に不満を持つことがあっても、それがあなたの愛情を削るわけじゃないなら「別れる」より「彼氏を自分好みに変えて行く」ような意識を持つ方が良い。
もし、リードしてくれない彼氏に不満があるならそれを遠回しに伝えていき、まずは自分の気持ちを伝えることが大切だ。
自分の気持ちを伝えると言っても「デートでリードしてほしいと言う」だけが方法じゃない。
たとえば、「次のデートは○○がデートプラン決めて?○○がエスコートしてほしい」と伝えたり、何気ない会話の中で「デートをリードしてくれる男の人って素敵だよね」と話してみるだけで変わってくる可能性がある。
たとえリードしてくれないまま変わらなかったとしても、リードできる男に大きな魅力があるように、リードできない男にも他の魅力がある。
ある男性に対し「リードできる・リードできない」というところに視点を当てれば、リードできない男は確かに頼りないイメージもあるけど、特徴というのは長所と短所の両面があるから、あなたの好きな人や彼氏がたとえリードできないタイプであったとしても、すべての要素を鑑みて本当に好きであったなら、やはり男としてダメってことはない。
現実的に約4割がリードしない男になってきていることを踏まえても、リードできる・リードできないと言った一つの面で考えるより、すべての魅力を踏まえた見方をする方が正しい男の見極め方になるだろう。
【許せる限界】リードしない男に求める最低限のライン
恋愛経験の少ない女性のために、リードしない男に関する「許せる限界ライン」を解説しておく。リードしない男に求める最低限のこととは、どんなことだろう。
リードしない男が最低限必要なのは「決断力」
リードしてくれない男性と出会った時、ダメな男だと言い切れる最低限のラインは、「決められるかどうか」である。
デートをリードできないまでも、自分の判断を固めて女性に伝えられる力は最低限ほしい。
そうでないと、女性がデート中に起こることをすべて決めていくことになるので、女性側がデートする度に疲れてしまう。
付き合う前に決められない男だと判断した場合は、見切りをつけるのが正解だろう。
基本的に恋愛では「相手任せ」が最低の行為で、そんな人との恋愛はそもそも上手く行かない。
決められない男はデート中にイライラするだけでなく、関係作りそのものが難しいのである。
決められない男に関しては頼もしさや、包容力も感じることができないので、接している内に恋は冷めていくはずだ。
時間の無駄とまで言わないにしても、これから変わっていく可能性も感じられないのなら、デート中に決断力がないと判断された男性についてはその時点で見切りをつけるのが正解だと思われる。
リードできない男性を許す最低限のラインは「デートに積極的であること」
さらに、もう一つポイントを挙げるなら「デートに関心をもっているのかどうか」だ。
リードしない態度が無関心を理由にしているなら、あなたの気持ちはすごい勢いで空回りしていく。
リードしない男性でも、愛情の有無は存在していて、優しさや思いやりを前提にリードしない男性はきちんと他の魅力があるものの、デートに関心がないから相手任せにしている男は、女性に愛情をもっていない。
都合のいい女みたいになっている場合は、自分ばかり頑張る恋愛をもう一度考えてみるべきだ。まだ付き合う前だった場合は、もっと親密になる前に次を探した方が良いだろう。
リードしない男に女性として思うことはたくさんあると思うのだけど、自分の理想とのギャップに苦しむような考え方をしている場合はもう少し柔軟に考えよう。
リードしてくれない男性を許せる限界ラインは「決められること、関心を持ってくれていること」なので、あなたの好きな人が決められる人で、あなたに関心を持っている限り、自分への愛情と2人の相性を確かめながら2人の時間を過ごしてみよう。
リードしない男の隠された魅力と、リードする男に存在する「短所」の問題
では、リードしない男の魅力とはどんなものだろう?
下に5つ挙げるので、長所と短所は紙一重であることを再認識してみよう。
- 優しい
- 女性の意見を尊重する
- 柔軟な考え方をする
- 男女平等の価値観
- 浮気しない
今回の記事はリードしない男を擁護する記事ではないのだが、リードする男性と比較してリードしない男には、その男なりの魅力があるのは間違いない。リードできる男にも、デメリットや長所の裏の短所があることは理解するべきことだ。
デートでリードする男は、女性から「強引」と思われたり、「自分勝手」と思われたりすることも多いので、実際のデート風景を思い浮かべると「リードできる・リードできない」と言った問題はもっと細分化された問題を孕んでいることが分かる。
あなたの好きな人がどちらのタイプであったとしても、好きな人の性格を全般的に見て、その人らしさを受け入れることができて、さらにそこを魅力的だと思えるかどうかが大事である。
女性が満足する「女性を上手にリードできる男」の重大な問題点
この恋愛サイトは男性向け記事も数多く投稿してきているのだが、リードしたい男性でも恋愛経験が少なかったり、女慣れしていないと、リードできないことに悩みがちだ。
要は、女性を上手くリードするためには、ある程度の恋愛経験が必要で、女慣れしていないと難しい。
特に初デートから2回目のデート、3回目のデートまでで上手くリードできる男性は、それまでの経験からデート相手の女性の好みを予想していて、まだまだ情報が少なく理解できていない状況でも、相手女性が満足できるリードの仕方を目指していく。
そうであれば、女性が満足するような上手いリードをする男性は「モテる男性」であり、「遊び人」であることが大きな問題点となる。
最初からセンスが良い人もいるし、いつもみんなのリーダーをやっているタイプは始めから上手くリードできるのかもしれないが、女性心理や女心の理解が不可欠であることを踏まえれば、やはり確率として低いと言わざるを得ない。
要するに、自分が満足するようなリード上手な男性は、実は自分が求める男性像ではないことも十分に考えられるということ。
真面目なタイプが好きだったり、何よりも優しさを求める女性は、角度を変えると「女をリードしない男」を自分から求めていることだってあるということになる。
実際の経験を踏まえても、ここに納得できる女性は一定数以上いるはずだ。恋愛がうまい男性、女性を上手にリードできる男性はモテる。そんな浮気される確率の高い男性を敢えて避ける女性もいるから、「好きな人のタイプ」は長所も短所も両方見てあなたの本音レベルで彼の評価はフェアにしてあげるべきだと思う。
そんな考え方ができれば、もっと楽に恋愛できる。
しかしだ、「リードしてほしい」と思っている気持ちを抑え込んで納得する必要は全くない。好きな人が女性をリードしない男だったのなら、リードできる男に変えていけば良い。
正しい付き合い方に少し言及する。
リードしない男がリードする男に変わることもある!自分に取って理想のパートナーは時間をかけてゆっくり作られる
どんなカップルも1年記念日を迎える頃には阿吽の呼吸ができていて、お互いにしっくりくる付き合い方をしている。これは、最初から相性が良いことが理由ではなくて、二人で築き上げてきた結果起こることだ。
自分の理想のパートナーは時間をかけてゆっくり作られていく。お互いに色々なことを話して好みや価値観を知っていき、段々とその二人らしい雰囲気が出来上がり、時にはケンカしながら「二人で作っていく」のが理想の関係である。
もしあなたが「彼がリードしてくれない」と悩んでいるなら、リードできる男に段々と変えて行けば良い。最初はリードさせるように促していくとしても、リードしていきたいと思わせることができれば、そんなに悪い意味ではなく、彼は彼で変わっていく。
大事なことは、「想い合う二人は、お互いでお互いのことを思いやって考えている」ということだ。もっと好きになってほしいと思うのは恋愛の本質である。誰もが好きな人に向けて持っている感情だ。
あなたが彼に自分の好みを伝えれば、「彼のなりたい自分像」があなたの理想に近づいていく。すぐにリードする男に変わることはないと思うけど、少しずつ起こる変化は体感できるレベルだ。
この「恋人に自分の好みを伝えること」がお付き合いにおいては本当に大切なことで、まだ付き合い始めなら彼に自分の好みが伝わっていない可能性があることはよく理解してほしい。
リードしない男は女性の意見を尊重したり、優しさが理由になっていることも多いので、男性が女性の気持ちを理解していないことが「リードしてくれない理由」になっていることがよくある。
単純に「どうしたら良いか分からないからリードできない」という男性だった場合は付き合っているうちにリードしてくれるようになるはずだから、彼が変わっていく未来はそこまで可能性の低いものではない。
現在の彼でも十分好きだと言えるのであれば、「リードしない男からリードする男に変わってもらうこと」で対処は可能だから、リードしない男ならではの魅力もちゃんと気づきながら、より好きになれる男に変わってもらおう。
良い彼女というのは、彼氏を良い男に変えて行く。
あなたも、そんな女を目指してみても良いのではないだろうか。
まとめ
今回は、好きな人や付き合う彼氏がリードしてくれないことに悩んでいる女性へ、「デートでリードしない男はダメな男なのか」という問題をまとめた。
リードする男とリードしない男では、単純に女性票が入るのは前者だと思うものの、長所の裏にある短所や、深い「タイプ」の理解によってもっと本質的な考え方ができれば、実際に接した時の評価は変わってくる。
加えて、最初から彼氏に自分の理想を求めて幻滅するような恋愛の仕方をしないこともポイントだ。
良い関係作りを行ってお互いにお互いの理想に近づいていく付き合い方ができれば、リードする男にこれから変わっていくことも期待できるはずだ。
リードしない男にイライラしたり、頼りなさを感じることもたくさんあるのだと思うけど、好きならあなたに取って彼がダメな男ではない。最終的に気持ちが冷めるならその時点でダメな男になるので、自分の希望を伝えていく方向で考えてみよう。
彼は彼であなたの気持ちが知りたいと思っているかもしれない。