付き合う前のデートは、「その場で決めるデート(ノープランデート)」と「計画的なデート」のどっちが正しいか、迷う人がよくいる。
事前に調べてデートプランを作っておく方が何かと安心だが、自分が決めたデートプランを相手が気に入るか分からないし、計画デートは気合が入ってるようで恥ずかしいと思う人もいるだろう。
しかし、好きな人や気になる人とのデートでは、とにかく「成功するデートの仕方がしたい」と思う人が大半だから、成功確率が高い方法でデートしたいと思うはず。
そこで今回は、心理学も踏まえながら「その場で決めるデートと計画デート」を比較し、どっちが成功率が高いのか具体的に解説する。
私はこれまで述べ200人以上と計800回以上のデートを経験してきた。デート経験が少ない人や、デート慣れしてない人に経験を通して分かっていることを詳しく解説するので、ぜひ参考にしてみてほしい。
【付き合う前のデート】その場で決める派 vs デートプランを計画する派、それぞれのデートの特徴
「その場で決めるデート」と「計画デート」は特徴が違うため、最初に2つのデートスタイルの特徴を解説する。
それぞれのデートでメリットも違っているから、簡単に全体像を把握しよう。
その場で決める派のデートの特徴とメリット
デートプランをその場で決める時は、以下の特徴とメリットがある。
- 形式ばってないデートなので、お互いにリラックスした雰囲気になる
- 天気や当日の気分、デートの流れを織り込んで臨機応変にデートプランが組める
- 予期せぬハプニングが良い思い出になる
- 相性が分かりやすい(その場のノリで決めていくデートは、盛り上がると計画的なデートより仲良くなる効果がある)
- デートプランを一緒に考えるので、デート当日の会話が持ちやすい
その場で決めるデートは、準備万端な計画デートと比較して「形式ばってない」のが特徴で、その場で2人で一緒に考えるので、ラフな雰囲気がある。
これは一見すると「気合が入ってないデート」のように思われることもあるのがデメリットだが、ラフな雰囲気のデートは気軽で、リラックスできるメリットがある。
デートの目的やデート相手への気持ち次第では、わかりやすく気合いが入ってるデートが合わない場合もあるので、私自身、付き合ってない関係性の相手と「その場のノリで決めるデート」をしたことがこれまで何度もあった。
その経験を通して思ったのは、計画デートと比較すると「2人で遊びに行く」という感覚が強いのがその場で決めるデートスタイルの特徴で、「過度な緊張感が出ない」「恋愛特有の気まずさが少ない」と感じることが多かった。
予期せぬハプニングが起きやすいデメリットはあるが、その場で決めているから臨機応変に対応できるし、対処の仕方を間違わなければ良い思い出になる。
その場で決めるデートは相性が分かりやすいから、「1回遊んでみたい」「デートしてみた雰囲気を確かめたい」と思ってる時は、計画的なデートより良い場合がある。
当日にデートプランを一緒に考えると、その話題で会話が持つのも特徴だから、あれこれ話しながら楽しいデートにしたいと思ってる人は、その場のノリで決めるデートプランを採用しがちである。
デートプランを計画する派のデートの特徴とメリット
一方、デートプランを計画する時は、以下の特徴とメリットがある。
- 事前に準備するので、デート当日にウダウダしないで済む
- じっくり考えてデートプランを組むことができるので、相手の好みや趣味嗜好を最大限デートに反映できる
- デート中に次にすることが決まっているので安心感があるデートができる
- 事前準備に時間をかけていることが自然に伝わるので、好意や優しさをアピールできる
- 自分から誘ったデートであれば、計画にそって自然にリードすることで相手的にしっくりくるデートができる
デートの計画を立てる人は、事前にデートプランをしっかり組んであるので、「次どうする?」という付き合ってない男女のデートにありがちな「ウダウダする時間がなくて済む」のが最大の特徴であり、メリットだ。
きちんと前もってデートの計画を立てれば、「○○ちゃんは△△が好きだら、食事はこの店にしよう」「○○くんは最近△△にハマってるって言ってたから、ここにも寄るようにしよう」という感じで、相手の好み・趣味嗜好に合ったデートをすることができ、ひいては楽しいデートができる確率を上げることができる。
また、デート計画がしっかりしていると安心感のあるデートができるのも特徴だ。ノープランデートは「次どうするんだろう…?」という問題が不安で盛り上がらないこともあるが、計画的なデートは1日の流れに軸があるので、そうした不安感はない。
計画的なデートは準備に時間をかけたことを相手が察してくれるので、「好意のアピール」「優しさのアピール」ができる点も、好きな人が相手のデートでは大きなメリットである。
特に女性心理では「デートプランを考えてくれてた」というエピソードを恋愛的にプラス評価する傾向が強く、デートを通して高評価を得ることに寄与しやすい。
自分から誘ったデートは、相手が「きっとリードしてくれるよね?まさかデートプランを丸投げしてくることなんてないよね?」と内心で思っているので、事前に計画したデートをすることで自然にリードできるのもメリットになっている。
心理学から考える理想のデートプランは、その場で決めるデートがおすすめ?それとも計画デートの方がいい?
このパートでは、その場で決めるデートと計画デートを恋愛心理学の観点で比較する。
心理学的には、どっちのデートの仕方がおすすめなのだろう?
その場のノリで決めるデートは「共有体験」による親密度の向上が期待できる
心理学では、サプライズや偶発的な出来事は相手との絆を深める要素とされている。その点で、その場のノリで決めるデートは「成功デート」になった時に2人の親密度の大幅な向上が期待できる。
計画デートの弱点は、遠足的なデートになりやすいところで、スケジュールをこなしている感がサプライズ性に欠ける。
だが、その場で決めるデートは突発的なことが起きやすく、予期せぬ経験をすることで2人の間に「深い共感」が起こり、デートしたことがきっかけで親密度がアップする傾向にある。
単純に仲良くなりたいと思っている場合は、計画デートで予定調和的にデートするより、その場で決めていくデートをして、ラフな雰囲気から楽しい空気感が作れると目的を達成しやすい。
計画的なデートは、「信頼」と「安心感」が獲得できる!恋愛経験が少ない人との初デートでは計画デートがおすすめ?
計画的なデートをすると、相手に「あなたに任せておけば安心」と思わせることができ、信頼してもらえる心理的効果がある。
ここは、特に恋愛経験が少ない人との初デートで重要な部分で、なんとなく「初めてのデートだからしゃべりにくい」と思っている中で、「今日はどこで何しようか?」と聞かれると、どれだけ明るい雰囲気で質問しても「今日のデートは不安…」と思われやすく、失敗デートの確率を高めてしまう。
その場で決めるデートは、あなたのデート経験の量がまず大事になるが、「デート相手の経験値」も意外と重要な要素なので、「ノープランなの?」と思わせた時に「めちゃくちゃ心配…」と思ってしまうようなタイプには合ってない。
信頼と安心感が重要なデートになると思ったら、計画的なデートを考えるようにしよう。
心理学「ピーク・エンドの法則」を考慮した場合は、その場で決めるデート vs 計画デート、どっちが良いか
心理学では、ピークエンドの法則という概念がある。この法則では、人は経験のピーク(最も感情が高まった瞬間)と、経験の終わりの印象でその出来事を記憶するとされている。
これを考慮した場合、計画デートの弱点を補う方法が見えてくる。
具体的には、計画的なデートに「サプライズ」の要素を組み込むと、印象が良いデートができるのだ。
たとえば、「今日はみなとみらいに行って映画をみて、赤レンガをぶらぶらしてから、おいしいお肉食べに行こうと思うんだけど、どうかな?」みたいな話をしておき、途中でサプライズ的に調べておいた素敵なカフェを紹介する。
サプライズは、好きな人の食べ物じゃなくても、好きなコトだったり、好きなモノでも良い。デート計画を話す時にはわざと伏せておいて後からサプライズ的に案内してあげると、計画デートでありながら強く記憶に残るデートプランを提供できる。
計画的なデートを好む人は、真面目な性格の人が多く、「感動」「感激」などの気持ちの抑揚をつけることを疎かにしてしまうことがよくあるので、対策すると良い。恋愛心理学的に有効な方法だ。
「決断疲れ(Decision Fatigue)」の影響を考えると、その場で決めるデートより計画的なデートの方が良い
心理学で使われる「決断疲れ」とは、意思決定を繰り返すことで脳が疲労し、適切な判断ができなくなったり、選択をめんどくさいと思うようになる現象のことを差す。
決断疲れの影響を考えると、その場で考えるデートの仕方は「選択肢が多すぎる状態」がデートそのものに悪影響を与える可能性が高く、楽しくないと思う原因になったり、選んだ選択肢が魅力的に感じられなくなる可能性がある。
計画的なデートは予めデートプランを決めているので、決断疲れは少なく、ストレートにデートを楽しもうとするマインドで2人の時間を過ごせる。
その場のノリで決めるデートは、後半でウダウダすることが多いイメージがあると思うけど、その原因には決断疲れも大いに関係している。
わかりやすく雰囲気が悪くならなくても、デート後半で相手が「適当でいい」「どこでもいい」と思いながらデートしていることはあるから、心理学的にはやはり計画的なデートの方が魅力的に見えてくる。
もう一つ、心理学的に計画的なデートが良い理由があるので、下で取り上げる。
「選択のパラドックス(Paradox of Choice)」によって、その場で決めるデートは満足度の低下が懸念される
その場で決めるデートは、イメージすると「その日に合わせて柔軟にデートプランが決められる」のが魅力であり、「行きたい場所・やりたいことが同じだと分かると一気に打ち解ける」などのメリットがあるのだが、選択肢が多すぎると「選択のパラドックス」のよって逆に満足度が下がるという心理学的効果が発生してしまう。
こうしてみていくと、その場で決めるデートは決断のしにくさが大きな問題になっており、トントン拍子に決断できて、2人ともが楽しめる内容にならないと、失敗デートのリスクが高いことが分かる。
計画デートは「型にはまりすぎてる」「面白みがない」などのデメリットがあるけれど、「事前に選択肢を2つや3つに絞っておく」ことで、弱点の克服が可能だ。
「次どうしようか?」より「○○と△△どっちがいい?」と聞く方が相手は答えやすいし、選択肢が制限されていると決断にパワーがいらない分、デートを楽しむ・盛り上げることに体力と気力が使える。
ただし、その場で決めるデートがナシかと言うと、そこまで単純な話でもないので、次の見出しで「その場で決めるデートが向いている人」を取り上げる。
その場で決めるデートが向いている人と、計画デートが向いている人は、それぞれどんなタイプ?
最初の見出しで取り上げているように、その場で決めるデートと計画的なデートは、それぞれに特徴とメリットがあり、評価も人によって違っている。
そこで、このパートでは、「その場で決めるデートが向いている人と、計画デートが向いている人は、それぞれどんなタイプか」を解説する。
どっちが良いか迷ったら、自分のタイプによって選択するのもアリなので、見ていこう。
その場で決めるデートが向いている人
その場で決めるデートが向いているのは、以下の特徴に当てはまる人だ。
- 決断力に自信があり、相手の意向を汲みつつ、スムーズにデートプランを考えられる人
- デート経験が多く、パッと思いつきで提案してもセンスが良い判断ができる人
- フレキシブルに動くのが得意で、冒険的デートにテンションが上がる人
その場で決めるデートは、デート相手の表情や雰囲気を見て、その場に合った提案ができる点が魅力なので、「決断力がある」「思いつきでもセンスが良い提案ができる人」は、その場で一緒に考えるデートプランの組み方をした方が、相手が満足できるデートになる可能性が高い。
また、その場で決めるデートの方がテンションが上がる人は、無理に計画デートをしようとして自分自身がつまらないデートをするより、結果的に楽しいデートができて相手を満足させることができる場合も多いので、「自分に合っているかどうか」も選択の基準だ。
冒頭で述べた通り、私はこれまで200人以上とデートしてきたのだが、その場で決めるデートが好きな女性は実際にたくさんいた。計画デートをしないタイプの男性にも、モテる人やデートの成功率が高い人がたくさんいる。
その場で決めるデートにもメリットと魅力があるので、ここで取り上げた特徴に当てはまる人はしっかり検討してどっちが良いか決めよう。
事前に計画するデートが向いている人
計画的なデートが向いているのは、以下の特徴に当てはまる人だ。
- 準備をするのが楽しくて好きな人
- デートに不安や心配がある人
- 計画にそって行動する方が楽しい人
事前に計画するデートが向いている人は、まずその準備期間を楽しめる人が筆頭だ。準備している時にテンションが上がってデートを楽しみにできる人は、計画的なデートに出かけた方が成功率が高い。
ポジティブな理由じゃなくても、「準備をすると不安がなくなる」「計画してあるデートは安心できる」という人も計画デートが向いている人で、デートへのネガティブ要素をつぶす目的で事前に計画するのは、成功率を高める上で効果的な方法となる。
また、計画にそって行動するのが楽しい人や、きちんと選択肢を検討してから決断する方が満足度が高いデートができるという人も、計画的なデートが向いている。
その場で決めるデートスタイルもそうだが、結局デートは自分自身のテンションが低い状態だと失敗しやすい。
論理的に成功デートの法則を考えることと同じくらい、より楽しめるようにデートを捉えることも重要なので、自分がどっちに向いているか考えて決断しよう。
その場で決めるデートを成功させるコツ
ここから2つの大見出しを使って、その場で決めるデートと計画的なデートのそれぞれについて「成功させるコツ」を解説する。
まずは、その場で決めるデートを成功させるコツを5つのポイントで解説しよう。
その場で良い決断ができるように、選択肢は確認しておく
その場で決めるデートは、事前にしっかり計画したデートと比較して、「間違った選択をする可能性が高い」デートスタイルである。
デートは最良の選択をしないと失敗するわけじゃないからベストな選択ができなくても全然OKなのだけど、本当に気分だけで適当に決めていくと、いくら何でもデートの質が下がる。
付き合う前の男女はたとえ好き同士でも、まだ一緒にいるだけで楽しい関係にはなれてないことがほとんどだから、最低限の準備をすることでデートの質を担保するのは重要なことだ。
その場で決めるつもりでも、デートスポットが決まったら事前に下調べは行っておき、「人気の場所」や「インスタで評判がいいお店」「高評価のレストラン」くらいは把握しておこう。
デート中に困った時も選択肢があるとスムーズにデートをリードできるので、インスピレーションだけに頼るのはやめよう。
自分の気分で「冒険的なデート」をせず、2人で考える
その場で決めるデートは、人によって「相手を振り回すデートの仕方」をすることがある。自分はそんなつもりじゃなくても、相手からそう見えている場合が多々ある。
成功率を上げたいなら、自分の冒険デートに付き合わせるのではなく、デートプランを2人で考える動きも取っていこう。
行き当たりばったりのデートも楽しいけれど、自分勝手な人とのデートはつまらないと思わせることが多いので、相手の意見も尊重しつつ、2人の好みが反映されるデートを展開しよう。
デート中のどっちでも良いと思われる選択には、自分が積極的に決断力を発揮する
その場で決めるデートは決断疲労を起こすのが弱点だったが、これを回避するにはどっちでも良いと思えるような選択に対して、自分が積極的に決断することで相手に負担をかけさせないようにすると良い。
先ほど、「相手の意見も取り入れそう」という趣旨で解説したばかりだが、その場で決めるデートをする時も優柔不断な人は意外といて、「どうする?」「何したい?」と質問が多くなってしまうタイプがいる。
デート中の決断は、正直言ってどっちでもいいと思う選択も多いので、重要な選択以外は自分が決断してリードしていくことも大切なことだ。
たとえば、「この席でいい?あっちの方がいいかな?」とか「ちょっと座る?もうちょっと後にする?」などの細かい質問は、1回2回なら「優しい」と思うけれど、何度もされると「どっちでもいいよ…」と思われ、相手を疲れさせるデートになってしまう。
決断力がないし、事前に準備もしないし…では、デートがしんどいと思わせてしまうから、繰り返し選択を迫るような行動は控えよう。
相手の表情や仕草、態度を見てデートの雰囲気を変える
その場で決めるデートは、臨機応変に行動できるのが最大のメリットなので、もしデート中に相手が楽しそうにしてくれなかったり、予想したよりつまらない場所に行ってしまった時などは、柔軟にデートプランを変更しよう。
相手の表情や仕草、態度を見てデートの雰囲気を変えると、失敗デートになりそうな流れを途中で止めることができ、成功率が上がる。
実際のデートはそこまでわかりやすくテンションが下がることは少ないので、細かいところもしっかり見て相手の気持ちを把握しよう。
「こういうデートは合わないのかも」と思った時にデートプランを変えると、それまでの雰囲気が嘘だったかのように盛り上がり始めることがある。
相手の好みを先読みした提案もしてみる
その場で決めるデートは、自分好みの遊び方をしているように思うと「自分勝手な人」とのイメージになるが、「私(俺)のために考えてくれてる」と思うと、「優しい」と思ったり、愛情を感じたりする。
そのため、成功率を上げたいならデート中は「相手の好みを先読みした提案もしてみる」のが効果的で、気分で決めていそうなのに自分好みのデートになると、相手は相性の良さを感じてくれる。
その場で決めるデートは、成功デートになった時に計画的なデート以上の恋愛効果を発揮するが、この成功率を高める方法を実践すると意図的に「距離が縮まる確率が高いデート」ができる。
このパートで解説したポイントをしっかり押さえると、その場で決めるデートを成功させられるはずなので、ぜひ良いきっかけにしてほしい。
計画的デートを成功させるコツ
計画的デートを成功させるコツについても、5つのポイントを挙げて解説する。
詰め込み型のハードなデートプランを計画しないで、余裕をもってスケジュールを組む
計画的なデートをする人は、その計画がなるべくパーフェクトなデートプランになるように考えるところがあり、多くの人が詰め込み型のデートプランを組む傾向にある。
下に挙げた通り、計画的なデートとその場で決めるデートは特徴が違っているだけで、完璧な意味の優劣はないのだけど、計画的なデートの「ハードスケジュールを組もうとしてしまう」という傾向を知って対策しておくと、成功率を上げることができる。
- 計画的デート=良いデートプランを組もうとして、スケジュールがタイトになりがち
- その場で決めるデート=デート中に選択肢を検討するため、ゆったりデートできるが、その分デート内容が薄くなりがち
計画的なデートをするなら、意識的に余裕を持ったスケジュールを組むようにし、予想よりもスムーズにデートが進んだ時のためのデートプランを用意しておこう。
そうすることで、完璧に計画を遂行しようという気持ちも弱まり、相手目線でデートしやすい計画になる。スケジュールをこなす感じになると窮屈なデートになってしまうので、気をつけると良い。
プランAだけでなく、プランBを考えておく(本命とのデートの場合はプランCがあるとさらにデートの成功率が上がる)
上のことにも付随するが、計画的なデートは、プランBがあると劇的に成功率が上がる。
計画的なデートは、自分の中でベターなデートプランだと思っても、相手にハマらないことがあるし、予想外のことが起きて計画が頓挫することもある。
事前準備に頑張る人は、アドリブに弱いところがあるので、特に本命の好きな人とのデートでは、プランB以外にプランCまで考えておくと、不測の事態に対処できる安心感も担保でき、「楽しいデートにする」という本来最も大切にするべきことに集中できる。
しっかりデートプランを計画したら、万が一のことを検討しておこう。あるお店がその日に限って臨時休業していることもあるし、インスタで見るよりリアルがしょぼいデートスポットもある。
すべてのデートプランを決めておくのではなく、相手が選択できる自由度を持ってデートプランを考える
計画的なデートは、学校の “遠足” のような感じになると、恋愛的にはやたら冷める。恋愛はドキドキ・キュンキュンするのが醍醐味なのに、計画的なデートは真面目過ぎるのが弱点だ。
そこでおすすめなのが、すべてのデートプランを決めておくのではなく、相手が選択できる自由度を持ってデートプランを考えること。
プランAと同じくらいおすすめのプランBを持っておき、相手に選択させる機会(※厳密には「選択させる」より「選択できる」が正しい)を作っておくと、計画デートが遠足のようにはならず、2人でデートを作り上げている感覚でデートできる。
計画的なデートは、「デートをエスコートしている」と捉えると素敵な雰囲気だが、「相手の計画に従わされてる」と捉えた時はすごく窮屈に感じる。最初は前者の印象だったのに、デートの途中で後者の印象に変わることもあるので、自由度を持った計画の進め方をしよう。
計画的なデートをする場合は、事前に準備していたことを恥ずかしがらずに伝え、優しさや愛情だと受け取ってもらう
もし、計画デートをするなら、事前に準備していたことを恥ずかしがらずに伝え、優しさや愛情だと受け取ってもらおう。
計画的なデートは、しっかり事前に準備する時間を作っていて、紳士的かつホスピタリティにあふれたデートの形だ。集合してから適当に遊ぶのとは違い、相手に愛情をもって接しようとしていることを行動で示している。
この点は、デート相手からすると「嬉しいこと」であって、実際に愛情を感じることだから、軽くで良いのでアピールした方がデートを盛り上げることができる。
デートプランを事前に考えておいても、付き合ってない人とのデート当日は、恐らく不安感や心配も多いと思うのだが、自分なりに一生懸命頑張って準備をしたなら、思いつきで提案してないことは伝えるようにしよう。
デートでは「事前に準備にしたのにこんなデートをするの?」と思われるより、「ちゃんと考えてくれてたんだ」と感動したり、「そんなに楽しみにしてくれてたの?」とドキドキ・キュンキュンする確率の方が何倍も高い。
結局、恋愛は気持ち次第なところもあるため、相手を想ってとった行動があるならアピールポイントにしたい。
もちろんドヤ感を出してしまっては「頼んでない」と興ざめさせるけど、軽いアピールで自分の気持ちを匂わされたら、デートをOKしている以上、嫌な気持ちになる人はいないので、あなたの言葉でデートを盛り上げるような意識が持てると、デート成功の確率はグッと高まる。
「ここ良さそうじゃない?」より、「昨日調べてたんだけど、ここが一番良さそうだったんだよね、行ってみない?」の方が、その日を大切にしてくれてる気がして楽しいデートができる。
デートプランが狂った際も、ハプニングを楽しむ意識でデートする
デートで計画的な行動を好むタイプの人は、ハプニングに弱いところがあり、計画通りにデートできなかった時に「デートを失敗した」と思いやすいのだけど、デートプランが狂った時も「楽しむ感覚」があれば、デートを成功させることは十分に可能だ。
デートは、内容の充実が本質的価値じゃない。コミュニケーションの方がよほど大事で、要は総合的な意味で「デートしてみて楽しかったかどうか」の方が何倍も重要だ。恋愛では、究極的に「好きな人と一緒にいるなら、何もしてなくても楽しい」と思うものである。
付き合う前の恋愛では、気まずい雰囲気になるのが嫌だったり、間延びした時間が辛いと思うところがあるから、デートプランの内容的な充実は確かに大事なのだけど、最終的に一緒にいて楽しいと思われることができれば、成功デートである。
ハプニングが起きた時は、せっかく準備したデートができなくなってテンションが下がるし、焦ることもあると思うが、そういう時こそデートの本質に立ち返って、楽しいデートにすることだけ考えるようにしよう。
きちんと会話が盛り上がって、2人とも笑顔でデートできたのであれば、そのデート自体は計画的に進められなかったとしても恋愛的にプラス評価だ。
起きたハプニングに気分が左右されて自分から失敗デートにしてしまうのが、計画的デートの典型的な失敗例なので、気をつけると良い。
結論:その場で決めるデート vs 計画デート、恋愛的にどっちが正解?
恋愛の正解は「計画的なデート」の方が成功率が高い
ここまでの解説をまとめると、これからデートに行く人の7割から8割は、計画デートの方が成功率が高く、恋愛的に正解と言って良い選択になる。
主な理由は、以下の3点だ。
なぜ計画的なデートの方が優れてる?
- 事前に準備してデートした方がスムーズ且つ満足度が高いデートができる
- 計画的なデートは心理学上もメリットが多い(その場で決めるデートは2人の精神的な負荷が大きい)
- デートプランの軸がしっかりしているため、デートの会話に集中でき、盛り上げられる確率が高い
しかも、計画的なデートは、弱点を知っていれば具体的な対策ができ、特段のデメリットがない。
デート相手の心理を考えても、「事前に準備してくれた」「エスコートしてくれてるみたいで優しさと愛情を感じる」などポジティブな印象を持ってくれる確率が高いので、恋愛的正解という意味では、大差をつけて計画的なデートに軍配が上がる。
特に、計画的なデートはデートにおいて最も大切なコミュニケーションに集中できる点が大きい。
計画デート成功の秘訣は「コミュニケーション」にある!デートの成功とは、2人ともが楽しいデートをすること
デートの成功と失敗を分けているのは、「2人で一緒にいる時間への満足度」だ。簡単に言えば、2人とも楽しいデートができれば成功だし、2人の内どちらかでもつまらないと思ったデートは失敗である。
その点で、計画的なデートは事前に考えたデートプランがあるので、その場で決めるデートと比較してデート当日に余計なことを考えてる時間が少ないから、会話や雰囲気の調整に割くリソースが大きくなり、デート相手のことを気遣う余裕も生まれて、デートへの満足度を高めることができる。
ノープランだったら、「この後どうしよう?」と思う気持ちが会話を疎かにする瞬間を作り出してしまうので、相対的に満足度が低いデートになる確率が高い。
特に付き合う前のデートは、「どこで何をしたか」より「デートしてみて相手をどう思ったか」の方が重要な意味を持っており、当然デートプランの満足度も重要ではあるけれど、それ以上にコミュニケーションにおける相性や共感の度合い、価値観や趣味嗜好の一致の方が総合的な満足度に影響を与えている。
その場で決めるデートで上手にリードでき、エスコートまでできれば良いけれど、それができる人は少数派なので、一般的には計画デートの方がおすすめだ。
デート前に色々と調べて当日を迎えると、「気合いが入ってるみたいで恥ずかしい」と思ってしまうかもしれないけど、恋愛はそういった気持ちを素直にポジティブに受け止めてくれる人と進展していく。
ぜひ、「せっかくだから楽しいデートがしたかったんだ」という気持ちを恥ずかしがらずに表現して、次につながるデートをしよう。

まとめ
今回は、「その場で決めるデート vs 計画デート、どっちが成功率が高い?」と題し、恋愛心理学も踏まえながら、両者を比較した。
誰かとデートするなら、みんなが「楽しいデートをしたい」と思うと思うけど、それを決定づけているのは「楽しい会話」である。
良いデートプランでデートするのは、「楽しい場所」で「楽しいことをする」のが最もデート中の会話が盛り上がるからであり、楽しい会話をする条件の一つだからだ。
その点で、計画デートは事前にデートプランが練られているので、「どこで何をするか」が高いクオリティを担保しながらクリアできた状態でデートできる優位性を持っている。
その場で決めるデートはハマれば強いが、ウダウダするリスクもあり、精神的な疲労度も高い。
デート慣れしている人は各シチュエーションや相手によって、その場で決めるデートと計画デートを使い分けるべきだけど、恋愛初心者やデート慣れしてない人は、事前に準備できることを済ませた状態でデートするのが成功デートにできる確率が高いだろう。
きちんと調べてきたことを「優しさ」や「愛情表現の一つ」としてアピールして、楽しいデートをすることで次につなげていこう。

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