あなたに取って、理想の結婚とはどんな形の結婚だろう。
結婚の前段階である恋愛でもよく話題になる「愛したい派」と「愛されたい派」の2つの価値観だが、女性に聞いたアンケートでは明らかな違いが見られた。
まさに女性の価値観、感性を表したものだと思ったのでシェアしてみたい。
今回は、「女性は愛される結婚と愛する結婚のどっちが理想か」について徹底解説する。
愛される結婚のメリットや魅力、愛される結婚を成功させる秘訣についても解説するので、ぜひ参考にしてみてほしい。
「女性は愛される結婚と愛する結婚のどっちが理想か」の女性の答え
Q.女性に質問です。結婚するなら、どちらかと言えばどちらがうまくいくと思いますか?(詳細はこちら)
- 自分を愛してくれる人と結婚(自分の愛<相手からの愛)……87.8%
- 自分が愛する人と結婚(自分の愛>相手からの愛)……12.9%
25歳~34歳の未婚の社会人女性に聞いた理想の結婚相手は、愛情面で言うと、圧倒的大差で「自分を愛してくれる人」となった。
女性は、愛される結婚が理想と考えてる人の割合が非常に高いことが分かった。
女性の9割が愛される結婚の方が幸せになれると思っている
約9割近くの女性が「愛される結婚の方が上手く行く」と考えていて、違いは明らかだった。
これだけの割合で「愛される方が女は幸せになれる」と考えているのだから、(一般的な意味で)女性の結婚観だと言い切ってしまっても問題ないだろう。
愛する人と結婚する方が幸せになれると思ったのは、1割ちょっとしかいなかったのは意外に思った人も多いと思う。
男性は自分が愛する結婚の方が幸せになれると思っている
一方で、アンケートの主体を男性に置き換えると、女性ほど顕著に差は付かないにしても大差で「自分が愛する結婚が理想だ」と男性は答える。
つまり、女性は愛される結婚が理想で、男性は愛する結婚が理想だということだ。
では、なぜ女性は自分が愛される結婚を望むのだろう?
なぜ愛してくれる人と結婚する方が女は幸せになれると思うのか
女性は愛される結婚が理想の結婚だということだったが、なぜそう考えるのかの「理由」については、全部で7つのポイントがある。
それぞれ解説しているので、参考にしてみてほしい。
自分を愛してくれる男性は、愛を与え続けてくれるから結婚すると幸せになる
自分を愛してくれる男性と結婚すると、自分が愛する男性と結婚した場合と比較し、女性は生涯にわたって相手の愛情を受け続けることができる確率が高い。
自分が愛する結婚生活は不安や心配も付き物で、場合によっては心の安息が短い期間で終わってしまうこともあるが、愛される結婚ならその危険性が限りなくゼロになる。
結婚するならどんな夫婦も少なからず愛し愛される関係ができているけど、自分の結婚が「愛する結婚なのか愛される結婚なのか」でその後の夫婦生活は間違いなく変化し、後者なら愛される度合いと期間が長くなるのが特徴だ。
逆に言えば、夫への愛情がなくなっていく可能性があるということであるが、女性心理の場合は相手が愛してくれるから自分も愛したくなるという面があるので、女の結婚は愛される方が幸せだと言われる。
男性は自分が愛するから愛されることに喜びを覚えるという恋愛観の持ち主が多いため、女性とは逆の発想をした方が幸せになれる。
女性が愛される結婚は、夫が自分を支えてくれるから幸せになれる
女性が愛される結婚は、夫が愛されるために努力する結婚生活になるため、様々な意味で「夫が自分を支えてくれる」から女性が幸せになれる。
話を聞いてくれて心のケアをしてくれるだけでなく、家事分担に積極的になってくれる傾向もあるので、支えてくれてる感覚は本当に強い結婚になる。
これが女性が愛する結婚だった場合は、妻が夫に尽くす形になるため、妻が夫を支える結婚になりがちで、そこにももちろん幸せはあるが、何年かすると疲れてしまうこともよくある話だ。
夫婦になったのであればどんな形態であろうが支え合うカップルになれていることがほとんどではあるが、結婚生活が3年5年と月日が経つと「愛される結婚を選べば良かった」と思う女性が多い。
愛される結婚は子育てにも安心感と夫の協力がある
上に挙げた点は、特に子育てが始まった時期から違いが顕著で、愛される結婚を女性が選んだ場合は、子育てにも安心感と夫の協力がある。
愛する結婚を選んだ男性は子育てに積極的に関わる傾向があり、イクメンになる男性は妻が大好きな男性の割合が高い。妻を愛してるから子供を愛する気持ちも強いのだ。
ここは、子供のことが念頭にあって結婚を選んだ女性からすると本当に大きなメリットで、愛する結婚を女性が選んだ場合は育児で苦労する確率が高いという側面がある。
最近は子供を欲しがらない男性が増えているのは知っていると思うが、愛される結婚を選んだ女性は「子供を設けるかどうか」の話し合いでも主導権を握ることができ、実際に子供が生まれた後も夫の協力を得られることが多いので、結婚後の不安や心配は愛される結婚を選んだ時に劇的に小さくなる。
女性が愛される結婚は浮気される確率が低いから幸せになれる
さらに、女性が愛される結婚を選んだ際は浮気される確率が低いのも、幸せになれる理由である。
愛する結婚を選ぶと、正直言って新婚生活の内は何にも代えがたい幸せを感じることができ、まさに最高の結婚を手に入れることができるのだけど、その後は徐々に愛される結婚に幸せの総量で追い抜かれ、ついには「夫に不倫される」という事態に陥る人も少なくない。
やはり、男性はどこか好きな人を追い続けないと他に目が行くところがあって、結婚後に愛され続けるのは難しいことではあるけれど、「女性が愛される結婚」の方が夫に愛され続ける難易度が低いのは間違いない。
特に、長く付き合ったことを理由に「結婚にプレッシャーをかけてプロポーズさせた女性」は、その後に不倫されることが比較的多いので、愛される結婚にならなかった場合は現実的に浮気への対策が必要になる。
男性に追わせる形で結婚しようとすると、やはり愛される結婚以外は選べないのが本音だろう。
自分を愛してくれる男性は、結婚後も家族のために仕事を頑張ってくれるから幸せになれる
自分を愛してくれる男性と結婚すると、男性は結婚相手を幸せにしようと「仕事」にも打ち込む傾向があり、愛する結婚をした男性ほど出世する傾向がある。ここも愛される結婚の魅力だ。
愛される結婚をした男性が頑張らないわけではないけど、愛する結婚をした男性の方が「妻から認められたい」「妻を喜ばせたい」と思う心理が強くなるのは当然で、結果にもそのモチベーションの効果が表れる。
ここはスポーツ選手や芸能人を見てもすぐに気づく傾向なので、愛妻家の男性の方が結婚後のパフォーマンスが高くなるのは裏付けがある事実だ。
やはり、女性を幸せにしてくれる男性はその女性を愛してることが条件で、自分の方が愛してると思ってる男性の方があらゆる意味で結婚後に頑張る傾向がある。
愛する男性と結婚すると重くなってしまう
愛されるよりも愛する人と結婚すると、重くなってしまうことを心配する女性も多い。
嫉妬や独占欲と言った負の感情は、相手を愛してる時ほど強まり、相手から愛されてないと思うほど苦しめるけど、愛する結婚を選んだ女性はその負の感情が原因でこじらせることがある。
ここは実際に嫉妬や独占欲が原因でこじらせた経験がある女性や、別れてしまった経験がある女性が特に気にするところで、恋愛関係のことでよく病む女性は「女は愛される結婚をしないとすぐにめんどくさい女になって余計愛されなくなる」と話す。
少しネガティブな理由だけど、愛される結婚がいいと言う女性の中には「愛する結婚はつらい」という意見も混ざっている。
愛される結婚は自分らしい生き方が選択できる
愛される結婚をすると「嫌われるかもしれない」という過度な恐怖に怯えない結婚生活になるため、愛する結婚をした場合と比較して心にゆとりがある生活となり、より自分らしい生き方ができる。
結婚後も女子会に参加したり、趣味に時間を使ったり、仕事に打ち込んだりが可能で、女性が愛される結婚は「自由を許される結婚」になりがちだ。もちろん愛する結婚にも自由はあって変に束縛されるわけじゃないけど、結婚相手に真の意味の安心がないと無意識にも気を遣ってしまう女性は多く、自分らしさを失う人は多い。
愛される結婚は精神的に自由な生活につながり、自分らしい生き方の源になるから女性が幸せになれる結婚となる。SNSで不倫されてるかもしれないと訴えるアカウントが病んでおかしくなっていく様はあなたも見たことがあると思うから、結婚生活にいかに安心感が必要なのかは想像できるだろう。
やっぱり選ばれることに価値を感じるから、愛される結婚を選ぶ
女性は待ちの恋愛をするタイプが多く、好きな人を追いかけて落とす恋愛観より、素敵な人から選ばれることに幸せを感じる恋愛観の持ち主が多い。
愛される結婚か愛する結婚か、という問題以前に、愛される恋愛じゃないと続かない女性はたくさんいて、そういう女性が結婚する時は自然に愛される結婚をすることになる。
別に大人になった後も白馬の王子様を待っているわけじゃないけど、女性は大人になった後も「自分を愛してくれる人」から結婚相手を選びたいという恋愛観を持っている人が多く、特に奥手な女性が結婚するなら愛される結婚一択になっている面がある。
付き合った後は女性も様々な点で彼氏に要求するし、ずっと奥手に付き合うことはまずないが、いざ結婚という問題と向き合うと自分の奥底にある「待ちの恋愛観」がまた顔を覗かせる。
結果としてプロポーズを催促する女性は少なく、そういう女性にプローズをする男性は「愛する結婚を選んだ男性」という構図になる。
結婚した女性が愛する結婚も悪くないと言うなら、逆説的にその女性は自身の恋愛観として愛される恋愛しかできないタイプなのだろう。
愛したい派と愛されたい派、これだけ違いがはっきりした最大の理由は?
今回のアンケート結果を見て、これだけ違いがはっきりした最大の理由は、年齢を重ねる中で「愛する恋愛」から「愛される結婚」に幸せの価値観が変わっていったからだと思っている。
もちろん色々な理由はあって、それは紹介した通りなのだけど、それまでに色々な恋愛経験(付き合うか付き合わないかを別にして)をして、その結果も踏まえて「結婚相手」を考える時は、どうしても「愛してくれる人」を求める気持ちが強まるのが女性心理だ。
結婚は離婚しないことを前提に決意するとすれば、一生愛してくれる男性と結婚したいと思うのが女心であり、将来自分の子供の母親になることも織り込めば「良い父親になってくれる男」を選ぶ意味でも、家族のことを愛してくれる男性を選びたくなる。
私が様々な女性の結婚を決めた理由を聞いてきた経験では、「女性が結婚を決める瞬間が本当に愛されていると実感した時」だと感じてきた。
自分が相手を愛してると実感した時ではなく、相手の気持ちが信じられると確信した時に結婚の決意をした女性が多かったのだ。
心配したり不安になったり、そんな人生が長く続くことに「疲れる」と想像するのは、実際にそんな経験があったからである。
それなら「一生の問題」である結婚相手にふさわしくないと考える人が多いのも納得できる。何十年と先の未来の幸せを考えるなら猶更だ。
確かに愛される結婚は女性が幸せになる道に通じているので、もし自分を愛してくれる男性が現れたら大切にしよう。結婚したいと思えるくらい良い関係が築ければ、きっとあなたは幸せになれる。
愛される結婚を成功させる5つの秘訣
最後に、愛される結婚を成功させる秘訣について5つのポイントを解説する。
結婚前の女性も、結婚後の女性もぜひ参考にしてみてほしい。
愛される結婚をしたら、定期的に夫を褒めるのを継続する
自分を愛してくれる男性と結婚したら、「夫は褒めて伸ばす」ようにしよう。
あなたのことを愛する男性は、あなたのために頑張る。そこをきちんと認めてあげて褒めてあげると、男性はより一層頑張るようになる。
愛される結婚をした女性の中には、愛されるのが当たり前の感覚になってしまい、男性が頑張りたい気持ちをなくすように接する女性がいるので注意しよう。
妻を愛する夫も、愛されてる実感は絶えず必要だ。
愛される結婚をしたら、結婚後もスキンシップを大事にする
妻のために頑張る夫にとって、妻とのスキンシップは癒しであり、また明日も頑張ろうと思う原動力になる。
仲良し夫婦になるためにも日常的なスキンシップは大事になってくるので、仕事や子育てで忙しい時期が来ても欠かさないようにしよう。
夫婦のスキンシップは一度なくなると復活が難しい。そういう雰囲気じゃなくなるし、照れもある。だから、続けることが重要だ。
愛する結婚を選んだ男性も、妻とのスキンシップがなくなれば他の女性が気になることもあるだろうし、自分を男として見てない雰囲気を感じたら他の女性に癒しを求める。
不倫されることにも繋がる問題なので大事にしよう。
愛される結婚をしたら、夫に愛情を注ぎながらも「手に入れた」と思わせない行動と態度を取る
愛される結婚をした女性が夫婦仲がうまくいかなくなったり、最終的に離婚するパターンは、「愛情レベルの逆転現象」が原因になっている。
簡単に言えば、愛される結婚を選んだはずなのに、結婚生活が進むにつれ愛する結婚に変わってしまったということ。
これを意図的に防ぐには「愛さないようにする」のが正解ではない。夫婦は愛し愛される関係を築くのが最重要で、愛してくれる人を本気で愛することができたのならそれ以上に幸せなことはない。
では、どうすれば愛される結婚を維持できるかというと、夫に「もう手に入った」と思わせない行動と態度を織り交ぜて結婚生活を送ることが重要になる。
具体的には、「甘やかしっぱなしにしない」「主導権を維持する」「夫に頑張らせる機会を意図的に作っていく」ことがポイントだ。
飴と鞭を使い分け、夫をコントロールする意識を保ち続ければ、愛される結婚から愛される結婚生活の維持は可能となる。
この方法であれば、夫への愛情表現を抑制することなく、夫婦間には愛がありつつ女性が幸せになれる結婚生活が続く。理想の結婚が未来永劫続いていくだろう。
男も同じだけど、パートナーと余裕がありすぎる関係性を作ると、そう遠くない未来に破たんする。緩んだら引き締めるようにして、夫に追わせる状況を維持しよう。そうすることで、夫は一生愛すると決めた妻を愛し続ける。
愛される結婚をしたら、夫婦のピンチにも逃げずに向き合い続ける
女性が愛される結婚をしたとしても、夫婦がずっと順風満帆に生活できるわけじゃない。不安になる出来事があったり、喧嘩したりすることもあるだろう。
そんなとき、愛する結婚をした女性は愛されてる確信が弱いために大ごとにしたくない心理が働き逃げてしまうことが多いのだが、この繰り返しが夫婦間のすれ違いを生んでいく。
結婚前も結婚後も、カップルは向き合い続けることが本当に大事だからだ。大切なことを結果的にでもおざなりにしてしまうと、男女は心の距離が遠くなってしまい、いざ話し合おうとしても “後の祭り” になってしまう。
愛される結婚をしたなら夫の気持ちを信じることは可能だと思うので、何かあった時こそその信じる気持ちを大切にし、向き合う勇気を持とう。
女性が愛される結婚は、メンタルのブレが大きい女性にとって相性が良く、何か思うことがあった時に素直に夫と向き合う原動力になる。
夫婦が向き合い続けていれば本当に大きなピンチを迎えた時も話し合いができる関係性が維持でき、2人で乗り越えることができる。愛されてると確信していても本音を話すのは勇気がいるけど、愛する結婚を選んだ場合よりは簡単だ。
夫婦にとって大切な瞬間を文字通り大切にすることで幸せな結婚生活を維持しよう。
まとめ
今回は、「女性の理想の結婚」について、愛したい派と愛されたい派の割合を紹介し、なぜ愛される結婚は幸せになれるか解説し、最後は愛される結婚を成功させる秘訣について取り上げた。
約9割の女性が「愛してくれる男性との結婚」が理想の結婚相手だったが、あなたはどんな印象を持っただろう。
女性は結婚に現実思考をすると言われるが、アンケートの回答でも過去の恋愛からの学びがあったり、将来を具体的に想像して「愛される結婚の方が幸せになれる」と回答していたのは特徴だった。
男性は女性の結婚観を知るために、女性は自分の幸せをもう一度考えるきっかけとして参考になればと思う。下の記事も合わせて読んでみよう。
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