好きな人や気になる人がいる男性は、バレンタインの時期が近づくと「バレンタインがもらえるかどうか」に期待の気持ちを持つけど、それと同時に浮かぶのは「バレンタインがもらえなかったら脈なしなのか」という不安の気持ちである。
男性にとってバレンタインは、”冬の片思いの答え合わせ” 的な意味合いを持っているように感じられることがあって、場合によってはバレンタインがきっかけで諦めるかどうか悩むこともある。
しかし、バレンタインは本当に片思いの答え合わせができるイベントなのだろうか?
バレンタインをくれない女性心理はそこまで単純に考えて良いのだろうか?
この記事では、「片思い中にバレンタインをもらえなかったら脈なしなのか」という問題について徹底解説していくので、バレンタイン前に不安な男性から、バレンタイン後にショックを受けた男性まで、ぜひ参考にしてみてほしい。
バレンタインスルーの恋愛的意味がわかるように「バレンタインをあげない女性心理と理由」を解説し、記事の後半ではバレンタインをもらえなかったその後の恋愛の進め方や、注意点も解説している。
- 好きな人からバレンタインをもらえないのは普通のこと?付き合ってない好きな人にバレンタインを渡す女性の割合
- なぜ脈なしじゃないのにバレンタインがもらえないのか:好きな人にバレンタインをあげない女性心理と理由
- バレンタインを渡す勇気がなかった:好きな人にバレンタインを渡すのは女性の気持ち的に非常に恥ずかしい
- バレンタインを渡すかどうか迷っていたらバレンタインデー当日になってしまった:気軽にスルーしたのではなく、内心では複雑な気持ちだった
- バレンタインをあげるのが迷惑だと思った:バレンタインはお返しの問題があるので、単純に「あげたいからあげる」と判断できない
- バレンタインデーに会わないからスルーした:付き合ってない関係性だと他の日にバレンタインをあげるのに抵抗感を覚えやすい
- バレンタインを渡すタイミングがないと思った:本命チョコを渡す時は誰にも見られたくないから、諦めるしかなかった
- バレンタインを持っていったけど渡せなかった:好きな人にバレンタインを渡すのは女性の気持ち的に非常に恥ずかしい
- バレンタイン前に気まずい雰囲気になって、チョコを渡す空気感じゃなかった
- 「気になる人」だったけど、「好きな人」じゃないからバレンタインを渡さなかった
- バレンタインを手作りしたけど好きな人に渡せる状態に仕上がらなかった
- 好きな人からバレンタインをもえなかったらどうするか:バレンタインをスルーされたその後
- バレンタインがもらえなかった時の注意点
- まとめ
好きな人からバレンタインをもらえないのは普通のこと?付き合ってない好きな人にバレンタインを渡す女性の割合
好きな人からバレンタインをもらえなかったら、「脈なしだからバレンタインをスルーされたんだ」と考えてしまうけど、そもそも女性は付き合ってない状況で好きな人にバレンタインを渡すのだろうか。
もし女性が片思い中の男性にバレンタインを渡さないのが普通のことなら、「脈なしが確定するサインにはならない」ということだし、客観的には「ショックを受けるべきシチュエーションではない」ということになる。
この点について、あるアンケートを基に解説したい。
女性が好意を持ってる男性にバレンタインを渡す確率
日本生命が2024年に18,877人を対象に行った調査によると、バレンタインに何らかのプレゼントを渡す女性の割合が62.3%で、その内、好意をいだいている人に渡す女性の割合が1.6%だった(複数回答可)。
つまり、単純計算で付き合ってない女性から本命のバレンタインをもらえる確率はわずか1%しかないということ。
この調査は既婚者の女性も含まれていたので、未婚女性に限定すると4%から5%程度まで上昇する計算になるが、いずれにしても非常に低い数値になっている。
同調査では、他に女性がバレンタインを渡す相手についても内訳が示されていたのだが、職場の人に渡す女性の割合が14.1%、職場以外の仕事関係者に渡す女性が1.7%、友達が8.2%、お世話になっている人が8.4%となっており、すべて低い割合に留まっていた。
バレンタインは、夫やパートナー、彼氏に渡す女性が多いから本命チョコがあちらこちらで行き交っているイメージがあるけど、付き合ってない好きな人に渡す女性は想像より少ない。
ここまでのことを踏まえると、「付き合ってないなら好きな人からバレンタインをもらえないのは普通のこと」と言ってしまっても差し支えない状況なのが分かる。
付き合ってない女性から本命のバレンタインがもらえる状況とはどんな状況なのか
これだけ本命チョコがレアだとすると、付き合ってない状況では好きな人からバレンタインをもらえることが奇跡に近い現象ということになるが、本当に奇跡的にしかバレンタインがもらえないのかと言うと、そこまでレアでもない。
だから男性は「バレンタインがもらえないのは脈なしなのか」と思ってしまうのだが、では、付き合ってない女性から本命のバレンタインがもらえる状況とはどんな状況なのかというと、きちんと恋愛が進んでいる場合だ。
たとえば、バレンタイン前に両思いの雰囲気があり、女性が「自分のバレンタインチョコを好きな人が喜んでくれる可能性が高い」と思っているなら、50%くらいはバレンタインがもらえる確率がある。
また、両思いの雰囲気まで行かなくても、最近いい感じになっている場合なら3割程度の期待値がある。

ただ、ここまでの解説を逆に考えると、少し恋愛が進んでいてもバレンタインをもらえない確率は高く、まだ恋愛が進む前なら好きな人からどう思われていようとバレンタインをもらえない可能性の方がずっと高いということ。
「まだ2人でご飯に行ったことがない」「週に1回から2回LINEする程度」だったら、なおさらバレンタインがもらえない方がむしろ普通だと思わないといけない。
もちろん女性の中には「バレンタインでアピールしたい」「バレンタインをきっかけに好きな人や気になる人と仲良くなりたい」と思って、付き合ってない男性にバレンタインを渡すことはある。
でも、そういう展開を男性側が期待できるかと言うと非現実的で、自分は特に何もしない状況で意中の女性から自然にバレンタインをもらうのは、それこそ奇跡に近い確率だ。
よって、あなたの片思いがアプローチ不足になっていたり、関係性が弱かったのであれば、バレンタインをもらえなかったとしても脈なしを意味するわけじゃない。
しかも、本当は脈ありの男性にバレンタインをあげない女性は山ほど存在し、場合によっては複雑な気持ちでバレンタインを迎えていることもある。
バレンタインは毎年「くれると思ったのにもらえなかった」という男性が続出しているので、次の見出しで「好きな人にバレンタインをあげない女性心理」について解説する。
なぜ脈なしじゃないのにバレンタインがもらえないのか:好きな人にバレンタインをあげない女性心理と理由
「バレンタインがもらえなかった場合でも脈なしを意味するわけじゃない」と解説したが、これを読んでいる男性の中には「バレンタインをもらえると思ったのにもらえなかった」という男性や、「バレンタインで気持ちを確かめたかった」という男性も含まれていると思われる。
簡単に言うと、バレンタインをもらうことで脈ありサインや両思いが確認できると思ったのにスルーされたパターンだ。
このような男性は、バレンタインをもらえなかったことでショックを受けるし、脈ありだと思っていただけにバレンタインデーにがっかりすると思うけど、そんな時ほど相手の気持ちをもう少し注意深く考察しよう。
アンケートでも示した通り、女性は好きな人にもバレンタインをあげない人の方が多く、バレンタインをスルーされた場合でも「好きじゃない」と行動で示したわけじゃない。
期待があるとそう感じる男性がいるのは分かるが、バレンタインをあげない女性心理はそこまで単純じゃない。
このパートでは、「なぜ脈なしじゃないのにバレンタインがもらえないのか」という問いに答えを示すために、「好きな人にバレンタインをあげない女性心理と理由」を9個のポイントで解説するので、期待してたのにバレンタインをもらえなかったらぜひ参考にしてみてほしい。
バレンタインを渡す勇気がなかった:好きな人にバレンタインを渡すのは女性の気持ち的に非常に恥ずかしい
どれだけバレンタイン前にいい感じになっていても、女性からアクションを起こすバレンタインでは、好きな人に奥手な女性ほど “結果的にスルーしてしまう” ことが多い。
その最たる理由は「バレンタインを渡す勇気がなかった」という心理面の弱さだ。
男性であるあなたも、これまで好きな人に話しかけようとして話しかけられなかったり、LINEしようとしてトーク画面を開いたけどLINEできなった経験をしたことがあると思うが、女性が好きな人にバレンタインを渡す行為は、その他の恋愛的行動と比較して何倍も勇気がいることだ。
特に女性に関しては、好きな人に積極的に行動したことがない人も多く、男性よりも受け身で恋愛するタイプが多い。
本来はバレンタインを渡す方が自然な流れになっていても、バレンタインは必ず誰か1人を選んで渡すイベントではないので、「好きでもバレンタインを渡さない女性」はたくさんいるし、その中には「バレンタインを渡したいけど渡せない女性」が含まれている。
勇気がなくてバレンタインを渡せない女性は、普段の性格が明るい女性や、活発な女性の中にもいるから、好きだったらバレンタインを渡しそうな印象がある女性に関しても、バレンタインをもらえないことが脈なしサインとは限らない。
特に恋愛における “恥ずかしい心理” に関しては、好きな人を大好きになっている時ほど強まる傾向があるので、義理チョコの雰囲気でバレンタインをもらうよりバレンタインをくれかった場合の方が脈ありパターンになっているケースもある。
バレンタインをもらえなかったら脈なしかもしれないと思って傷つく気持ちは分かるけれど、順調な恋になっていた場合は複雑な乙女心にもぜひ配慮してあげよう。
バレンタインを渡すかどうか迷っていたらバレンタインデー当日になってしまった:気軽にスルーしたのではなく、内心では複雑な気持ちだった
好きな人がいる女性は、好きな人と親しい関係性にある場合ほど、バレンタインに対して悩みを深める。
ちょっとでも両思いの雰囲気があったり、いい感じになっているなら、女性側も「バレンタインを渡した方がいい」と分かっているが、「それじゃどんなバレンタインをあげよう?」「どうやってバレンタインを渡したらいいの?」と具体的に考えると、どんどん悩みが増えて決断できない心理になるのだ。
実際、下の記事はバレンタインの1ヶ月以上前の1月上旬からたくさんの女性が読んでいる記事である。

女性の中には、1月から考えていたのに決断できないまま2月14日のバレンタインデー当日を迎えて「スルーするしかない」という状況に追い込まれることもあって、内心では複雑なバレンタインデーを過ごしていることがある。
バレンタインは2月14日という具体的な日取りがあるので、(もちろんその日を意識して前々から考えていくのだけど)決断できなかった場合はスルーされる。でも、何の気もなしに「普通にバレンタインデーを過ごしていたのか」という点は他人から推測することができず、本当はバレンタイン前日も悩んでいたのかもしれない。
付き合ってない関係性だと、ナイーブな本音ほど言う機会も聞く機会もないけど、「バレンタインがもらえない」という事実は、相手の気持ちが100%表現されてないことだけは確かだ。
これから恋愛が進んだ場合、付き合った後に「実はバレンタインの前後ですごく悩んでいた」という話をされることもあるので、脈なしだと決めつけるのはもう少し待ってみよう。
バレンタインをあげるのが迷惑だと思った:バレンタインはお返しの問題があるので、単純に「あげたいからあげる」と判断できない
バレンタインは、ホワイトデーのお返しの問題があるため、女性側が「あげたいからあげる」と単純に判断できない。好きな人に迷惑だと思われるなら、行動しないのが正解だからだ。
特に男性に関しては、甘い物を食べないイメージを持たれている人が多く、プレゼント交換をめんどくさいと思うだろうとイメージされてるタイプが多くいる。
バレンタインをくれない女性の中には「バレンタインをあげると迷惑になるかもしれない」「私からバレンタインをもらっても嬉しくないだろう」と本気で考える女性が多く含まれており、「バレンタインは気持ちが嬉しい」と思う男性と心理的ミスマッチが起きやすい状況がある。
特に女性心理では気遣いや配慮に意識が高く、「バレンタインを渡したいから渡す」と判断しにくい。男性は愛情が強い時ほど好きな人に突っ走るところがあるけれど、女性は好きな人のことを想って必要以上に我慢しがちだ。
男性がバレンタインに期待しながら当日を迎えた場合、もらえなかったら「がっかり」を超えて「傷つく」こともあるけど、もしかしたらあなたのことを慮った結果としてバレンタインを渡さない判断をした可能性もあるので、脈なしだと思うのは自分から行動した後にしよう。
バレンタインデーに会わないからスルーした:付き合ってない関係性だと他の日にバレンタインをあげるのに抵抗感を覚えやすい
前述しているように、付き合ってない男性にバレンタインを渡すのは基本的に “普通” のことではない。本命チョコっぽいバレンタインギフトならなおさらだ。
この前提を踏まえると、バレンタインデー当日に会わない関係性の場合は、好きでもスルーする女性が多い。
自然な形でバレンタインデーに会うなら、女性側も義理チョコの雰囲気で好きな人に渡すこともできるし、「お世話になってる面もあるからバレンタインを渡さない方が失礼かもしれない」と思って勇気を振り絞ることができる。
でも、バレンタインデーに会わないのに他の日にチョコを渡すのは「不自然だ」と思いやすく、わざわざ別の日に渡すのが「あからさまだ」と思ったり、「気まずい」とも思いやすい。
好きな人が相手の場合、バレンタインデー前に仲良くなっているなら、「LINEでご飯に誘ってくれたらいいのに…」と思うのが男性心理だが、ここまで解説した通りバレンタインの女性心理は不安や心配も多いので、そこまで積極的に行動するより「バレンタイン会わないんだからバレンタインは渡せない」と半ば逃げる心理も手伝ってスルーしがちである。
好きな人と付き合ってない状況で、且つバレンタインに会えない場合は、バレンタインをもらえるのが奇跡と思うくらいが丁度いいので、過度な期待をしてがっかりしないようにしよう。
バレンタインを渡すタイミングがないと思った:本命チョコを渡す時は誰にも見られたくないから、諦めるしかなかった
女性が好きな人にバレンタインを渡そうとした場合、渡し方は大きな課題で、色々とシミュレーションした結果、「誰にも見られずに渡す方法はない」と思うと、本命の相手にほどバレンタインをあげない判断をしやすい。
なぜなら、本命チョコを渡すのは「第三者に見られる」のが最も恥ずかしいからだ。
女性が好きな人にバレンタインを選ぶ際は、義理チョコだと思われないバレンタインギフトを選ぶ都合上、有名ブランドのものだったり、まわりに差をつけたりして、何らの方法で好意を表現しようと思うのだが、そうなると「絶対に他の人に渡すところを見られたくない」と思いやすい。
しかし、好きな人と2人きりになる機会がなかったり、誰にも見られないでバレンタインを渡す方法がないと思うと、「諦めるしかない」と発想しがちだ。バレンタインを渡すのはメリットばかりじゃないから、デメリットにも注目する中で「今年はスルーしよう」と思うことは少なくない。
本当は事前にLINEしてアイコンタクトで2人になれると良いのだけど、付き合う前の恋愛ではそこまで積極的に行動できない女性も多く、自然なタイミングを探すと具体的にイメージできない場合が多い。
義理チョコなら気軽に渡せるものの、本命チョコになると他人の視線が気になるのは男性側も理解できると思うので、もし2人きりになれない状況だったらこんな女性心理も検討してみよう。
バレンタインをもらえないことが脈なしを意味してないことが多いのは、それぞれの環境で女性が行動しにくい状況がたくさんあるからだ。
バレンタインを持っていったけど渡せなかった:好きな人にバレンタインを渡すのは女性の気持ち的に非常に恥ずかしい
好きな人にバレンタインをあげなかった女性の中には「バレンタインデーにチョコを持っていったけど渡せなかった」という人も含まれている。
ここは、告白しようとして告白できなった経験をしている男性なら想像に難くないと思うけど、女性が好きな人にバレンタインを渡すという行動は人によって一大事ともいえる状況で、たとえバレンタイン前日に渡す決断ができても、実際に渡せるかはまた別の問題をはらむ。
「渡すタイミングがなかった」と思うこともあるし、「渡そうと思えば渡せたけど、その瞬間に勇気が出なかった」という場合もあって、本命チョコを自宅に持ち帰る女性は毎年たくさんいる状況だ。
私がなぜこんなことを断定的に言えるかと言うと、実際バレンタイン後に女の子から「実はバレンタインデーに○○君に渡そうとしていたチョコを持っていた(でも渡せなかった)」と言われたことが複数回あり、恋愛相談でも何度も聞いてきたからだ。
バレンタインは受け取る立場の男性も「恥ずかしい」と思いがちだが、バレンタインを渡す立場の女性はもっと恥ずかしい気持ちを持って当日を迎えている。
付き合う前の恋愛は「相手の行動」だけで気持ちが測れない部分があるので、「脈なしだからバレンタインがもらえなかった」と思うなら、「自分の行動」で相手の気持ちを確かめてみよう。
もしかしたら、「本当はあの日、〇○君のチョコ、バッグに入ってたんだよ」って話をされるかもしれない。
バレンタイン前に気まずい雰囲気になって、チョコを渡す空気感じゃなかった
もしバレンタイン前に何かあった場合は、いくらそれまで好きな人といい感じになっていたとしても、バレンタインがもらえないのは当たり前だと思っていよう。
ときどき男性から「まだ脈ありだったらバレンタインをもらえると思っていた」という話をされるのだが、1月後半から2月14日のバレンタインデーまでに2人の関係が盛り上がっていく展開にならないと、なかなか本命チョコはもらえない。
男性が「まだ脈ありなのかな?」と思うような状況になっているなら、女性も同じ認識なので、バレンタインを渡すという特別な行動はとりにくいのだ。
たとえば、「年末に喧嘩して気まずくなった」「一時期よくLINEしてたけど最近LINEしてない」「年が明けてから誘ってない」という状況だと、バレンタインきっかけでもう一度親しくなる展開を期待するが、現実はスルーされることが圧倒的に多い。
最近仲良くなくなった男性(気まずくなった男性)にバレンタインを渡すのは、女性心理的に相当難しいし、勢いもなければノリでも行けない。喜んでくれない可能性も高いと思ってしまうので、検討することはあっても実際に行動する人は非常に少数派だ。
確かにバレンタインは男性が待ちのスタイルで望むイベントではあるのだけど、女性に関係性のリードを任せるような発想をしても空振りに終わりやすい。もし関係性を改善したい状況なら、自分から動いて気持ちを行動で示してみよう。そういうことを自分から実践できる男性の方が恋愛は成功する。
「気になる人」だったけど、「好きな人」じゃないからバレンタインを渡さなかった
バレンタインをあげない女性心理には「まだ本当に好きになったわけじゃないからバレンタインをスルーした」というケースもあるあるだ。
あなたが相手女性にとって気になる人であれば、男性側がバレンタインに期待するのも無理はないのだけど、まだ好きな人になっていないなら、真面目な恋愛観を持っている女性ほどバレンタインを回避したくなる心理が働く。
なぜなら、バレンタインを渡すことで「好きだと思われる」と心配するからであり、本命とも義理とも言えない微妙なバレンタインを渡すことに抵抗感を覚えることがよくあるから。
バレンタインの男性心理を前提にすると「気になってるならバレンタインがほしい」と思うから男女でミスマッチが起きるのだけど、バレンタインの女性心理からすると「これからどうなるか分からない男性にチョコは渡せない」と思ったり、「気になる人にどんなチョコを渡せばいいか分からない」と思って回避することもあるので、男性側はめげずにアプローチを続けたいところだ。
バレンタインをもらえないのは決して脈なしサインではないので、こういう乙女心があることを理解しておこう。
バレンタインを手作りしたけど好きな人に渡せる状態に仕上がらなかった
これも毎年のバレンタインあるあるだが、本命チョコは手作りする女性も多いため、自信を持って好きな人にあげられる状態に仕上がらないと、バレンタインをスルーされることがある。
これも実際に私が体験していることで、後から「実はバレンタイン作ったんだけど失敗しちゃって渡せなかった」と打ち明け話をされたことが何度かあった。
当然、女性は好きな人にバレンタインをあげるつもりなら練習する人が多いし、失敗しても作り直せるように準備する人も多いのだけど、それでも好きな人に渡せる状態に仕上がらないことはままある話だ。
本当は手作りチョコに失敗した時用のバレンタインを用意しておけば不測の事態に備えられるのだが、二重三重に安全策を講じてバレンタイン前の準備をする女性はそこまで多数派ではなく、不本意ながらバレンタインをあげないでスルーしてしまう女性が多くいる。
もしかしたらあなたの場合にも当てはまっている可能性があるので、「バレンタインくれるっって言ってのにくれなかった」とか「絶対もらえると思ったのにもらえなかった」場合は、こういう可能性も考えておこう。
好きな人からバレンタインをもえなかったらどうするか:バレンタインをスルーされたその後
バレンタインをもらえなかったら、その後の恋愛の進め方に迷う男性が多い。
このパートでは、「好きな人からバレンタインをもえなかったらどうするか」について解説するので迷ったら参考にしてみよう。
バレンタインをもらえなかったことは気にしないでそれまで通りのアプローチを続ける
もしバレンタインをもらえなかったとしても、それが脈なしサインにはならないので、ひとしきり落ち込んだ後は、気持ちを切り替えるようにしよう。
この記事の前半で解説したように、付き合ってないならバレンタインをもらえないのは普通のことで、相手女性は渡したいと思いながらもスルーした可能性もある。
もし好きな人がバレンタインをスルーしたことを気にしていた場合、男性側まで気にしていると、気まずい関係になるリスクが高まってしまうので、なるべくそれまで通りのアプローチを続けよう。
付き合う前の恋愛は、すれ違いを起こすとそれまでの流れが頓挫してしまったり、むしろ仲が悪くなってしまうことがよくあるので、「バレンタインをもらえなかったことは気にしない」のがバレンタイン後における恋愛の基本になる。
付き合う前のバレンタインは男女がお互いに複雑な気持ちを持ち合うことがよくあって、ストレートにバレンタインをくれたら一気に付き合うまで恋愛が発展しやすいものの、なかなかそういう展開になりにくい。
その理由については1つ前の見出しをよく読んでもらうと理解してもらえると思うが、付き合ってない関係性の場合は、バレンタインを渡さないのが普通だから、普段あまり積極的に好きな人に行動しない女性は「逃げる心理」にもなりやすい。
そういった諸々のことを踏まえると、バレンタインをもらえないことを気にする男性ほど、その後の恋愛も失敗するので、NOを突きつけてきたわけじゃないことをもう一度しっかり認識して気持ちを切り替えるようにしよう。
バレンタインをもらえなかったことがどうしても気になる場合は、LINEでコミュニケーションをとる
とは言っても、バレンタインをもらえないと「脈なしだと思ってしまって普通にできない」という人は多い。
もし、バレンタインをもらえなかったことがどうしても気になる場合は、LINEでコミュニケーションをとるようにしよう。
LINEだったら、あなたがバレンタインのことを気にしていることが相手にバレない。表情や話し方、雰囲気などがLINEなら分からないからだ。
バレンタイン後にLINEしなくなったらそれこそ自分から脈なしサインを送ることになるし、LINEで楽しく会話できたらバレンタインのことが気にならなくなっていくので、2月15日以降のなるべく早いタイミングでLINEしておこう。
その際は、普通の会話ができればいいので、話題に拘らないで良い。いつも通りの普通のLINEをして相手の反応を見てみよう。場合によっては、好きな人が普通にLINEしてくれるだけで気持ちが落ち着くこともある。
もしかしたら好きな人が自分からバレンタインの話題を出して、渡せなかった理由を教えてくれる可能性もゼロじゃない。
バレンタイン前にご飯や遊びに行っていた場合は、バレンタイン後に誘うことで「本当に脈なしになってしまったのか」を確かめる
もしバレンタイン前にご飯に行っていたり、遊びに行っていた関係性の場合は、バレンタイン後にLINEして普通の態度なのを確認したら、バレンタインのことに全然振れないでまた2人で会えるように誘いを入れよう。
誘うタイミングはバレンタイン後に数日置いてからで良いので、2月後半から3月上旬にかけて会おうとしてみる。
バレンタインがもらえなかった男性の最も気になるところは「本当は脈なしだったからバレンタインをもらえなかったのではないか」という点だが、ここをノーアクションの思い込みで決めつける男性は、繊細な女性との恋愛に100%失敗する。
バレンタイン前に2人で会っていたのなら、バレンタインの行動で相手の気持ちを確かめるのではなく、自分から誘った時の反応と、(OKしてくれたら)自分と2人で会ってる時の態度や雰囲気から見極めよう。
2人でご飯に行っていたり、デートしていた関係なら、相手女性も色々と考えてバレンタインを渡さなかったのかもしれないし、渡そうとして渡せなかったのかもしれない。
付き合う直前は2人の気持ちが煮詰まってあるきっかけで気まずい関係に変わってしまうことがあるので、バレンタインスルー問題は、アプローチしていた男性にとって “乗り越える壁” だと思って対処した方がいい。
もちろん、バレンタインで片思いの答え合わせができてるケースもあるから解説が難しいのだけど、基本的に男性は「女性の行動待ち」になると失敗するので、自分から動くことを大切にした方が良い。
バレンタインがもらえないと、その後に誘うのは勇気がいるし、断られるパターンばかりが頭を過ぎるが、どんな理由であれアプローチできなくなったら男性の片思いは本当に成就しにくい。
「気持ちを確かめる」くらいの強気になって誘えると次の展開も見えてくるので、バレンタインをもらえなかったら「諦めるのか」という点と向き合ってみよう。
諦めない、諦められないのなら、バレンタイン後にノーアクションになって女性側があなたの気持ちを勘違いしてしまうリスクに対処するべきだし、せっかく良い流れがあったのなら手放すのがもったない。
私も片思いしてる女の子からバレンタインがもらえないで落ち込んだことが何度もあるから気持ちはよくわかるけど、実際20人以上と付き合ってきた私の経験では「男性側がバレンタインに脈なしの判断はできない」というのが答えで、「脈ありでもバレンタインがもらえないことは普通にある」という結果が出ているので、自分自身で気持ちを確かめる行動が重要になってくる。

バレンタインがもらえなかった時の注意点
最後に、バレンタインがもらえなかった時の注意点について、「脈なしだと決めつけない」「自分から行動して気持ちを確かめる」以外に2点だけ解説する。
バレンタインをもらえなかったら、男性側が自分からバレンタインのことに触れないこと
好きな人からバレンタインをもらえなかったら、相手からバレンタインの話題を出してくるまで、男性側は自分からバレンタインの話題を出さないようにしよう。
バレンタインをくれなかった女性に「何で?」「どうして?」と聞くのは、遠回しに聞く場合でもあまりにダサいし、気まずい会話になってしまうリスクが高い。
付き合ってない男女の場合は、うやむやにしておくべきことも多いので、気になったとしても直接聞くのはやめよう。
関連して「誰にあげたの?」「誰かにあげたの?」と聞くのもNGだ。
気にしてない振りをしながらもアプローチを続け、あなたが何を考えてるか分からない状況にする方が好きな人はあなたのことが気になってくれる。
バレンタインのことを「いじる」「自虐的に表現する」のもNG行動
バレンタイン後は、もらえなかったことを「いじる」「自虐的に表現する」のもNGだ。
期待していたバレンタインをもらえないと、男性側にストレスがかかって、つい余計なことを言ってしまうことがある。
たとえば、「○○ちゃんって男子に手作りチョコあげたことないでしょ、そういうの苦手そうだもんね」といじってしまったり、「今年のバレンタイン0だったよ、○○ちゃんもくれなかったしね」と自虐的に表現すると、ただただストレスをぶつけることになって良いことが一つもない。
バレンタインの時の好きな人の心理が気になっていると、変な表現で好きな人に絡んでしまうことがあるので、もしバレンタインでストレスがかかったら注意しよう。
例に出したセリフは少し極端だったけど、似たような趣旨で発言してしまう男性は多いので、余計なことを言いそうになったらグッと我慢して、気にしてない振りをしよう。
そういう態度を取っていると、女性から「今年のバレンタインって誰かからもらった?」とか「バレンタインいくつだった?」と聞かれたりして、気になってることが分かることもあるので、自分から価値を下げる発言はしないべきだ。
片思い中は、好きな人にストレスをぶつける人ほど失敗する。バレンタインに期待感があったら知らず知らずのうちにストレスがかかっていることがあるから気を付けてほしい。
まとめ
今回は、「片思い中にバレンタインをもらえなかったら脈なしなのか」をテーマに、バレンタインスルーの恋愛的意味を詳しく解説した。
付き合ってない関係性だと、どうしてもバレンタインがもらえる確率が低いので、男性目線では「バレンタインで好きな人の気持ちが分かる」と考えるのが間違いだ。
特に奥手な女性に関しては、両想いの男性にもバレンタインを渡さないケースが多くあるので、男性は自分から行動して好きな人の気持ちを確かめないといけない。
片思い中であっても、アプローチしていたなら好きな人からバレンタインをもらえるのが男性にとっての理想だが、現実的には脈の有無と無関係にスルーされることがあるので、「脈なしだ」と決めつけないでアプローチを続けてみよう。
女性の気持ちは結局のところ男性から行動していかない限り見えてこないから、「好きだったらバレンタインをくれるはず」との淡い期待はバレンタインデーまでで終わって、その後は自分から行動することで好きな人の気持ちを確かめていってほしい。
この記事をバレンタイン前に読んだ男性は、好きな人からバレンタインがもらえる確率を高めることができるように、下の記事も合わせて読んでみよう。

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