
「結婚の意思がない男性との付き合い」について書いた上の記事では、女性が結婚願望がない男性や結婚願望が薄い男性とダラダラ付き合うことの是非について触れているが、「結婚に対して彼氏の気持ちに変化が起こらないわけじゃない」と述べた。
そのきっかけの一つが男子会であり、「恋愛や結婚に関する男同士の会話」だ。
彼女がどうのこうのを抜きにして、男同士の飲み会で彼女の話をすれば「彼氏が自分自身で結婚のことを考える」という現象が起きる。
人の心理は時間が流れることで様々な変化が起きるが、外部からの影響も当然関係している。
この記事では、飲み会など「男同士の会話で結婚の話はするの?」って女性の疑問に答えながら、男子目線の結婚問題をテーマに、男性がする恋バナの内容やきっかけを紹介したい。
「男子は男友達と結婚の話をするの?」
「男子会で彼女の話をする時は、どんな話し方をするの?」
など、女性の疑問に答える。
「佐藤、結婚するってよ」みたいなきっかけから、男同士の会話が結婚の話題になる
男同士の会話で「結婚」が話題になる瞬間は、実はそこそこある。
10代男子はあんまり話さないし、具体性もないし、話題に出ても短い時間だが、20代半ばから後半以降になると周りに結婚する人が現れるため、「佐藤、結婚するってよ」みたいなフリをきっかけにして、男同士の会話で結婚問題が話題になり、恋バナが続くことも多い。最も多いってわけじゃないけど、かなり一般的なきっかけだ。
「あ、そーいや、佐藤結婚するってよ」
「らしいな。意外と早かったよな。あいつ」
「そういや、おまえも結婚しないの?そろそろじゃねーの?」
「あー、考えないわけじゃないけどオレはもうちょい先かな。」
「何だよ、おまえ彼女と付き合ってからそこそこ長いだろ」
「まーな。でもまだ落ち着かねーしな。稼ぎやらなんやら考えたらまだ先でいいかなってさ。それより、おまえこそ結婚しねーのかよ?」
「俺は相手探すところからだよ。絶賛婚活中だっつーの!」
男の恋バナは、大きな問題がない限り自分から自分の恋愛事情や結婚事情を聞いてほしいと思っている人が少ない。ここら辺は男子特有のシャイさも出る部分だ。
でも、恋愛や結婚が話題に上る限りは考えるし、興味がある男子が他にいれば話が盛り上がることもある感じだ。
結婚した男性から結婚してない男性へのツッコミで、男同士の会話で結婚のことや彼女の話が話題になる
男同士の会話で結婚の話がでるのは、結婚した男性からのツッコミもきっかけになっている。「ずっと独り身かよ」みたいな感じの言葉が結婚していない男性へ向けられることがある。
これがアラサー女子会だともうちょっとオブラートに包んで話したり、むしろ話題にしないようにしたりと気を遣う関係も少なくないが、男性の場合はそこまで気にしている人が少ないこともあって、もうちょっと気軽に恋愛事情を聞く感じだ。
男子の飲み会で「結婚はまだ?」などの質問から彼女の話をする時の話し方
彼女がいる男子は、男子同士の飲み会で「そろそろ結婚しないの?」とか「結婚はまだなの?」と聞かれると、あまり深い話をしない傾向があるのだが、結婚のことを考え始めた男子の場合だと彼女の話を色々してくることがある。
その時の話し方については「既婚者からのアドバイス」を求めるのが特徴だが、彼女との結婚に対して不安や心配を話すことも多い。
「彼女の親が少し厳しいんだけど、許してくれるかな」とか彼女の両親のことを心配していたり、「今の状態でプロポーズして彼女がOKするかな」などの彼女の気持ちに関しても男子会で話すことがある。
男性特有の問題としては、結婚するのにかかる費用や結婚式のイメージなど “結婚の手続き” に関する話題も多いのが特徴だろう。男性は女性と比較して、結婚の話をする時に舞い上がるよりも現実的な話が多いように感じる。
彼女がいない男性に「結婚しないの?」と聞く時の雰囲気は、からかうような話し方になるのが男子会
男子の場合、恋バナを笑いに変えることも多いので、彼女がいない男性に結婚や恋愛の話を振る時はツッコミを入れるような感じになる。
言われた方も不快な感じを受けることはなく、「俺はいいんだよ」とか「誰か紹介しろよ」みたいになるのが男子会の会話だ。
結婚した男性から結婚していない男性への「結婚生活話」が出るのは、それだけ日常的な話だからだ。恋バナとは違ってくるようにも思うけれど、男子トークでもそこそこ結婚の話は出る機会がある。次でもう少し掘り下げよう。
男子会でも「結婚問題」は日常の一部なので、男同士で話をする機会がある
結婚は、考え方を変えるとお付き合いよりももっと大切な話だ。恋愛のことをじっくり話す機会というのが男子会では少ないが、結婚の話が出しやすいのは「大切な将来の話であって、日常の話に近いから」だろう。既婚者の生活をイメージするといいたいことが分かってもらえると思う。
したがって、ある男性の周りの友達に結婚している人が増えれば増えるほど「結婚生活」の話から「独身問題」に発展する場合が多くなってくる。
男子の飲み会で最も結婚が話題になるのは「上司」がいる席
男同士の飲み会で最も「結婚の話題」が出るのが上司と一緒に飲んでいる時だ。
年上の上司は多くが既婚者であるため、「お前、そろそろ結婚のこと考えてないの?」という探りから、「お前、いつ結婚するんだよ」という強めのツッコミまで、様々な強弱感で部下の結婚問題に言及してくる。
上司との飲み会は彼女の話も出るのだが、そこから結婚の話題に移行することが多いのが特徴だ。
特に社会人となってからは、会社内でちょくちょく結婚する人が出てくるし、結婚した方が仕事に身が入ると言った価値観を持っている上司が少なくない。
実際、会社の飲み会では「結婚の話題」が定期的にでやすい面があった。それだけ日常の話だから、「結婚してたっけ?」みたいな世間話の一環となる場合もある。
男子だからセクハラ的な意味合いが薄い面も話題に出やすい理由だろう。女性に「結婚しないの?」と聞く方が何となくハードルを高く見積もる面があるものだ。
男性が自分の中で「結婚への考え方」が変わってくるきっかけ


自分の彼氏が結婚の意思がない場合、今後に変化が起きるとしたらそのきっかけの一つがこういった男子トークでの会話だろう。結婚について、友達や同僚、上司と話すことで結婚観が培われていく面はある。
既婚者が増えれば結婚はどんどん身近なものとなり、彼自身も「漠然とした未来」から「具体的な将来」へと考え方に変化が起きる可能性がある。
逆に言えば、男性の場合は結婚に強い憧れを持っている人が少ないし、結婚を考えるにはまず仕事を頑張る必要があるので、身の回りの状況の変化がきっかけにならないとなかなか結婚を具体的に考えないところがある。
男性の結婚観が育つのは30代前後
特に男性の場合、20代前半と後半では結婚への考え方が大きく変わる時期だ。
「ずっと先」だと思っていた結婚問題が、適齢期を迎えることで価値観から変わっていく男子を相当数見てきた。「まだ、結婚は先…」の”先”がどの程度かは、意外と本人にもわかってない。
女性は「将来」に対してもっと具体的に、且つ現実的に考えるが、男性は20代から30代になる中でじっくり変わっていく人が多い。
晩婚化でもっとその傾向は出てきていて、「まだ先」だと思っていることを「具体的に考えていない」ところもあるのだ。
男子はアラサーを超えないと本気で結婚のことを考えない?
アンケート感覚と言ってしまうと誤解もありそうけど、結婚を真剣に考えていない彼氏が結婚問題を語るときは、大体当事者意識がない。アラサーを超えないといけないわけじゃないが、20代半ばから後半にかけて「結婚を意識する男性」が増えるイメージはある。
プレッシャーを与えちゃいけないと言うから「彼氏に結婚を考えてもらうためにはどうしたらいいの?」って問題が難しい乙女心があると思うのだが、男子会でも話題に上ることは年を重ねるごとに増えて行って、彼氏にも男子会がきっかけで当事者意識が芽生える可能性もある。
彼の友達が結婚ラッシュを迎えた際など、結婚への価値観や考え方の変化に注目すると、実は少し前よりも変わっていることが分かるかもしれない。
結婚が人生にとって大事な問題であるのは間違いないところなので、こういった側面にも注目してみよう。
結婚は勢いと言われるように、理屈では後回しにしたい心理を持ちやすいので、男女ともに「相手と自分の年齢」が大きく関係する。「いつかは結婚したいなぁ」と、まだ結婚が漠然としている人は、下の記事でイメージを具体化しておこう。


男同士で彼女の話はする?彼女のことを話す時はどんな内容になるの?
恋バナという点では、男同士の会話で最も話題になりやすいのはやはり彼女の話だろう。片思いしてる男子が男同士で色々話すのは非常に稀だ。
男同士で彼女の話題が出る時は、だいたい日常の報告的な話だが、ケンカした時や酔ってる時は「恋愛相談」的な話も出てくる。
ただ、彼女の愚痴を話すことは男子同士では少なくて、たとえば「彼女のプレゼント」や「彼女とのデート」などに「どうしたらいいんだろう?」みたいに話すことが多かったり、「それってのろけじゃね?」と聞きたくなるような話になるのが特徴だ。
女子会との対比で考えると、男子会は恋バナにおいて不満をいったり愚痴を言ったりするのが明らかに少ない。
男同士の飲み会で彼女の話をする時のきっかけ
男同士の飲み会では女子会と違ってあまり自分の近況報告などをしないから、彼女の話を定期的にする男性の多くは「デートで行った場所」や「彼女と食事した店や料理」などの話がきっかけになる。
「この間、彼女と○○に行ったんだけどさ…」みたいな切り出し方で始まる話しの中で、男友達の質問から彼女の話になる感じだ。自分から彼女の話をする時は前述したように恋愛相談の軽い感じのものが多い。
ただ、男同士の飲み会で彼女の話がメインになることはほとんどないので、もし恋バナがメインになるとしたら「何かあった時」である。
しかし、男性は彼女とのことで悩み事ができた時は一人で考えたい心理が強いので、恋バナがメインの話題になるとしたら「片思い中の男子に何かあった時」なのが特徴になっている。
恋愛や結婚のことで悩んでいる男性は、むしろ男子会で彼女の話をしたくないと考えていることが多いので、恋バナが出るとしたら「最近いい感じになっている女子の話」や「彼女とのろけに近い話」が多い。
結婚した男性が結婚の話題を出すときの話し方は?
最後に、既婚者男性が未婚者男性に対して「結婚」をどんな風に話すかについて触れておこう。
男子トークでは、結婚が話題になったときにどんな話をするのだろう?
男同士で結婚が話題になる時は基本的にポジティブな内容の話に
まず全体を通してよく思うことは、男同士で結婚の話題で話すときは、基本ポジティブな話が多いという特徴だ。
女子会ではもしかしたらグチも少なくないかもしれないが、男同士では愚痴りあうことが少なく、結婚の話題が出るタイミングでも、話題の方向はポジティブになりやすい。
既婚者が結婚した結果の「今」が幸せなのか不幸せなのかに問題は依存しそうな気もするが、男同士で結婚を話題にするときは、「既婚者がいる」という状況では「結婚生活の幸せや楽しさ」を語る場面に偏っていたのは間違いないところ。
既婚者がいない場合は「結婚はまだ先でいい」とネガティブに話すことがある感じだ。
こうした側面からも、やはり結婚の意思が強くなるには「周りの友達が結婚する」という条件が最もストレートに影響するものと言える。
好きな人と結婚することがどんなことかを具体的に聞くことで、男子でも結婚へ憧れを抱く場合が少なくないのである。
彼氏がいる女性で「早く結婚したい」と思った場合は参考にしてみてほしい。
彼氏の周りが次々に結婚する時はプロポーズされるチャンス?
彼氏の周りが続々と結婚していく状況は彼氏の気持ちに変化が起きる可能性が高まる。そんな土台がある中で結婚を話題に出せば、プロポーズされる可能性へアプローチできるだろう。
男性が持つ「結婚したい」という気持ちは、女性のように自分の中で少しずつ育つよりも、ある時を境に急速に育つ面があるため、「いつプロポーズしてくれるんだろう?」と不安な女性は「彼の環境の変化」を意識して結婚の話題を出すようにすると良い。
結婚したいけどできないという女性は下の記事も参考にしてみよう。
まとめ
今回は「男同士で結婚の話はするの?」って女子の疑問に答えられるよう、「男の恋バナ結婚問題」を語った。あなたのイメージと合致していただろうか?
結婚は日常を大きく変えるものだから、年齢を重ねるたびに既婚者が増加すると、話題に上ることもやっぱり増えていく。「まだ先だ」って感覚のままでは結婚への意識が低いままだが、周りが結婚すると急に当事者意識が出てくるのは、こういった側面からも説明が可能だ。
あなたの彼氏にも変化が起きるきっかけはいくつかあると思うので、結婚問題に悩む女性は参考にしてもらいたい。
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