恋愛に興味を持っているのであれば、クリスマスの過ごし方を気にしはじめるのが今頃の時期だ。
クリスマスの予定がないと、みんなはクリスマスを誰と過ごすのか気になったり、クリスマスにぼっちの割合が気になったりすることがある。
クリスマスを1人で過ごすのは寂しいけれど、一緒に過ごす相手はいないし…と悩んでいる人もいるだろう。
そこでこの記事では、クリスマスの過ごし方を調査したアンケートをもとに「クリスマスがぼっちの人の割合(クリぼっちの割合)」や「クリスマスを恋人と過ごす人の割合(彼氏とクリスマスを過ごす女性の割合、彼女とクリスマスを過ごす男性の割合)」などを紹介していく。
コロナ禍前のクリスマスの過ごし方と、コロナ後のクリスマスの過ごし方を比較しつつ、みんなが2024年の今年のクリスマスをどんな風に過ごすのかについて解説しよう。
さらに、大学生のクリスマス事情も詳しく紹介しているから、気になる人はぜひチェックしてみてほしい。「一般的なクリスマス」を一緒に見てみよう。
2024年のクリぼっちの割合はどうなる?2022年と2023年のクリスマスのぼっちの割合から考察!
2024年のクリぼっちの割合は、クリスマス直前に予定が入ることがあることを踏まえると、直近の「2023年のクリスマスの過ごし方(割合)」を振り返るのが最も現実に即した方法になる。
このパートでは、過去3年以内に行われたクリスマスについてのアンケート調査を複数紹介しながら、2024年のクリぼっちの確率を考察する。
くりぼっちの割合:今年のクリスマスは誰と過ごす?
まず、最も直近の2023年にLINEが行った調査によると、去年のクリぼっちの割合は20%だった。
クリスマスは誰と過ごしますか?(調査元はこちら)
- 1人で過ごす(クリぼっち)=20%
- 家族と一緒に過ごす=49%
- 夫や妻、恋人、好きな人と2人きりで過ごす=32%
- 友達と過ごす=17%
- その他=2%
クリスマスは誰と過ごすのかの答えについては、「家族とクリスマスを過ごす人の割合」が最も多く、次に「夫や妻、恋人、好きな人と2人で過ごす人の割合」が多い結果となっている。
次に、2022年にViViが行った調査を紹介しよう。こちらの調査では、一昨年のクリスマスのくりぼっちの割合が18%だったと判明している。
クリスマスイブは誰と過ごす?(調査元はこちら)
- ひとりで(くりぼっち)=18%
- 家族と過ごす=37%
- 友達と過ごす=29%
- 恋人と過ごす=15%
こちらのアンケート調査でも「家族とクリスマスを過ごす人の割合」が最も多いのはLINE調査と共通していたものの、次に「友達とクリスマスを過ごす人の割合」が多かった点で2つのアンケート結果に相違があった。
2022年はコロナの影響があったとは言え、クリスマスを彼氏と過ごす女子や、クリスマスを彼女と過ごす男子は全体の2割にも満たず、クリスマスを一人で過ごす人の割合より低い結果となっている。
LINEの調査では、既婚者が含まれており、夫とクリスマスを過ごす女性や妻とクリスマスを過ごす男性が、恋人や好きな人とクリスマスを過ごす人の割合に含まれてしまっているため、3割を超える人がいわゆる “リア充” なクリスマスを過ごしたことになっているが、未婚者に対象を絞るとクリスマスリア充の割合は2割を切る状況である。
次に、LINEリサーチが行った調査をもとに、2021年のクリぼっちの割合を紹介しよう。
Q.今年のクリスマスは誰と過ごす?(調査元はこちら)
- 一人で過ごす(クリぼっち)=19%
- 家族と一緒に過ごす=53%
- 夫や妻、恋人、好きな人と二人きりで過ごす=33%
- 友達と過ごす=17%
こちらのアンケートを参考にすると、2021年のくりぼっちの割合は19%だった。
紹介した3年分のアンケート調査ではクリぼっちの割合がほぼ一致しており、今年2024年のクリぼっちの割合についても(未婚者においては)約2割になるものと予想される。
ちなみに、「クリスマス当日は誰と過ごすのか」についてはViViのアンケートで以下のようになっている。
クリスマス当日は誰と過ごす?
- ひとりで=16%
- 家族と=39%
- 友達と=29%
- 恋人と=17%
基本的にクリスマスは12月24日クリスマスイブの夜のことだが、12月25日のクリスマス当日のことが気になったら参考にしてみてほしい。
クリスマスに予定がある人の割合と、クリスマスに予定がない人の割合
株式会社インテージが行った調査によると、2021年のクリスマスについて「予定がある」と答えた人の割合は全体で47%となっており、半分以上が「クリスマスに予定がない」と答えた。
このことから、クリスマスを家族と過ごす人の多くは「特に予定がない」という状況になっていると予測できる。
要は、クリスマスを家で過ごす人が「家族とクリスマスを過ごす」と答えているだけで、家の中に家族はいるけど自分の部屋でクリスマスイブ・クリスマス当日を過ごしている人も多いということだ。
Q.クリスマスに予定ある?
【全体】
- クリスマスに予定がある人の割合=47%
- クリスマスに予定がない人の割合=53%
【男性】
- クリスマスに予定がある男性の割合=41%
- クリスマスに予定がない男性の割合=59%
【女性】
- クリスマスに予定がある女性の割合=53%
- クリスマスに予定がない男性の割合=47%
2021年のクリスマスに予定があった人は47%で、予定がなかった人は53%だったことを踏まえると、2024年の今年のクリスマスに関しても、クリぼっちの人は自分のことをそこまで悲観する必要がないことが分かる。
クリスマススポットの賑わいを見ると世の中リア充だらけのように思ってしまうが、寂しいクリスマスを過ごす人の割合は想像よりずっと多い。
男女別の割合を見てみると、男性はクリスマスに予定ありが41%、予定なしが59%となっており、クリスマスに予定がない男性の方が圧倒的に多いという結果になっている。
このことから、特に男性に関してはクリぼっちを気にしないでも良い状況だ。
しかし一方で、女性に関してはクリスマスの予定ありが53%、予定なしが47%となっており、クリスマスに予定があった女性の方が多いという結果だった。
彼氏とクリスマスを過ごせないのは普通だけど、クリスマスに予定がない女性の割合は過半数より少ない状況なので、女性の場合はクリぼっちになってしまったら精神的にしんどい思いをするかもしれない。
ただ、女性の場合についても、クリスマスに予定がある人の割合と予定がない人の割合は拮抗していると表現でき、理屈的にはそこまで気にする必要性はない。
クリスマスの過ごし方の割合(クリスマスの予定の内容)
次に、クリスマスの過ごし方(予定)に関する調査結果を紹介する。
クリスマスの予定は?(調査元はこちら)
- クリスマスプレゼントを購入(自分用を含む)=30%
- 自宅でクリスマスパーティ=25%
- クリスマスイルミネーションなどを見に行く=5%
- レストランなど飲食店で食事をしたりパーティ=4%
- 友人・知人宅のパーティに参加=3%
- 日帰りのレジャーや旅行=2%
- 宿泊を伴う旅行=2%
クリスマスの予定として最も割合が大きかったのは「クリスマスプレゼントを購入」だった。
クリぼっちの人も、「クリスマスプレゼントを買う予定があれば、クリスマスに予定があると言えるのか」は甚だ疑問だが、アンケートでは選択肢が用意されているので、項目があればチェックを入れるのは自然なことかもしれない。
ただ、やはり「クリスマスと言えばクリスマスプレゼントだ」とイメージしている人は多い状況なのは間違いなくて、最近は自分用のプレゼントを買う人が増えているから、クリスマスの楽しみ方としては大いにアリだろう。
クリぼっちが寂しいと思ったら、クリスマスに使う予定だったお金を自分用のクリスマスプレゼントに変えると有意義なクリスマスになるかもしれない。
アンケートでは「自宅でクリスマスパーティーをする人の割合」が25%だったのだが、先ほど予想した通り「クリスマスを家族と過ごす人の割合」よりかなり少ない割合になっている。
クリスマスを家族と過ごす人の中には、クリスマスパーティをしない人がそこそこの割合で存在していることが分かる。
もともとクリスマスイブの夜は自宅で過ごす人が多いから、クリぼっちの人は「一家団欒のクリスマス」を想像して、幸せそうなクリスマスばかりをイメージする必要はない。
クリスマスデートスポットに出かけてイルミネーションを見たり、クリスマスツリーを見に行く人の割合は全体でわずか5%で、レストランに行く人の割合も4%なので、意外とイメージ通りのクリスマスの過ごし方をする人の割合は少ない。
自分だけクリぼっちだと思うとすごく寂しい気持ちになるけど、実査は自宅で過ごす人が多いくらいだから気にしすぎないでも良い状況である。
ただ、このアンケートは結婚して子供がいる夫婦や、クリスマスを気にしない高齢者も含まれている点が弱点で、10代後半から20代の若者だけにアンケートをしたら結果が変わる可能性がある。
そこで大学生のクリスマスの過ごし方について調査したものを探してみたのでシェアしよう。
大学生のクリスマスの過ごし方:10代後半から20代前半のクリぼっちの割合は?
ガクセイ協賛が、4年制大学・短期大学・専門学校を含む10代後半から20代前半の学生490人を対象に行ったアンケートから、大学生のクリスマス事情について解説していく(出典はこちら)。
クリスマスを楽しみにしている人の割合
Qクリスマスを楽しみにしているか?
- 非常に楽しみに感じている=41%
- 楽しみに感じている=41%
- あまり楽しみではない=16%
- 全く楽しみに感じていない=2%
大きく分けて、20歳前後の大学生は82%がクリスマスを楽しみにしていることが判明した。
残りの18%はクリスマスが楽しみに感じないと回答しているが、明らかに少数派である。
クリスマスは恋人や好きな人がいる人にとっては楽しいイベントだし、大学生は友人とクリパをしてワイワイ盛り上がる過ごし方もできるから、交友関係が多い人にとっては楽しみなイベントだ。
大多数の大学生がクリスマスを楽しみにする理由は、彼氏がいない女子や彼女がいない男子でも、サークルや学校の友達、バイト仲間で気軽に集まれる「学生特有の環境」があるからだろう。
しかし、友達が少ない大学生や、周りとうまく行ってない大学生は、ぼっちのクリスマスになってしまう傾向があり、不要なイベントであると思っている。
クリぼっちになってしまうと、街がキラキラと賑わっている様子が余計に寂しい気持ちを駆り立てて、クリスマスを1人で過ごす自分に悲しい気持ちになる。
また、恋人と別れたばかりの人にとってもクリスマスの雰囲気はきつい。好きな人に振られた人、失恋したばかりの人にとっては「クリスマスはなくなればいい」と思うくらい悲しいイベントになってしまう。
大学生のクリスマスの過ごし方の割合
Q 今年のクリスマスの過ごし方は?
- クリスマスイベントなどのために外出する=40%
- ホームパーティーをする=21%
- 外食をする=18%
- アルバイトや仕事をする=13%
- 学校の授業や勉強=2%
- オンラインのイベントに参加する=1%
- その他=5%
大学生のクリスマスの過ごし方として最も多かったのが「クリスマスイベントなどのために外出する」だった。
「外食をする」と「ホームパーティーをする」を合わせると、約8割の大学生がクリスマスを積極的に楽しんでいる。ここは、10代後半から20代前半の大きな特徴だ。
大学生は年齢と環境的にクリスマスのようなイベントを一緒に過ごせる友達が多い。イベントがあれば積極的に参加し、みんなで遊びたいという気持ちを周りと共有できる時期だから、クリスマスは楽しく過ごす人が多い。
クリスマスが嫌いな人ももちろんいるし、もっとドライにクリスマスをとらえてる大学生もいるので、そういう人はバイトを入れたり、テスト勉強をしたりするけど、統計上は約1割ちょっという割合だった。
大学生のクリぼっちの割合:大学生は誰とクリスマスを過ごすのか、クリスマスに一緒にいる相手の割合
Q今年のクリスマスは誰と過ごす予定か?(または過ごしたいか)
- 恋人=33%
- 友人=28%
- 家族・親戚=21%
- ひとりで=11%
- 大学や専門学校のサークル・体育会、バイト仲間などと大勢で=6%
- その他=1%
2021年のクリスマスでクリぼっちだった大学生は11%という結果だった。やはり、クリスマスを一人で過ごす大学生は圧倒的に少ない状況だ。
ただ、大学生は恋愛も多いはずだが、クリスマスを彼氏と過ごす女性の割合と、クリスマスを彼女と過ごす男性の割合を足した「クリスマスを恋人と過ごす大学生の割合」は33%で、3人に1人しかいない状況になっている。
恋人ができやすい時期である大学生でも、カップルでクリスマスを過ごす人は多数派にはなっていない。
全世代を対象にした「クリスマスを一緒に過ごす相手」の割合と比較すると、クリスマスを家族と過ごす大学生の割合と、ぼっちで過ごす大学生の割合は明らかに少ない結果だった。反対に、社会人より「クリスマスを友達と一緒に過ごす割合が高い」ことから、クリスマスをイベントとして楽しみたいと思う大学生が多いことが見て取れる。
クリスマスは好きな人と過ごす恋愛イベントだと捉えている大学生が一定数いる一方で、友人と賑やかに楽しむイベントであると捉えている人も多い状況だ。
大学生のクリスマスプレゼントを買う割合
Qクリスマスプレゼント(自分へのご褒美も含む)は購入するか?
- 購入した、もしくは購入する予定=40%
- 購入しない=37%
- 未定もしくは検討中=23%
クリスマスプレゼントを買う大学生の割合は、40%(自分へのご褒美も含む)だった。
恋人と過ごす人だけでなく、クリスマスを友達と過ごす人もクリスマスプレゼント交換をすることがあるが、大学生同士のクリスマスはプレゼントを渡さないことも多くなっているようだ。
大学生は誰にクリスマスプレゼントを渡すのか
Q.それは誰宛のプレゼントか?
- 恋人=66%
- 自分=28%
- 友人=20%
- 家族・親戚=13%
クリスマスプレゼントを購入すると回答した大学生40%の中では、恋人へのプレゼントを用意する割合が圧倒的に多く、半数を超えていた。
クリスマスに付き合っている人がいれば彼氏や彼女にプレゼントを買うのは一般的だが、付き合ってる人がいない人についてはプレゼント先が、自分宛、友人宛、家族宛とバラけていた。
社会人では「自分にご褒美」という意味でクリスマスや誕生日に自分へのプレゼントを買う人が多くなってきているが、大学生についても28%が自分へのクリスマスプレゼントを買うという結果が出ていたのは少し意外だったかもしれない。
クリスマスは恋愛イベントであるのは言うまでもないが、自分を労う特別な日にしている人が大学生の時期から多いようだ。
大学生はクリスマスプレゼントに何を選ぶのか
Q.プレゼントの品目は?
- アクセサリー=31%
- 洋服=29%
- 化粧品や香水=22%
- 食品(お酒やクリスマスケーキなど)=21%
- 財布や名刺入れ=9%
- バッグ=8%
- 電化製品=7%
- 腕時計=5%
- 文房具=5%
- その他=8%
大学生に関しても、クリスマスプレゼントに選ぶのは他の世代同様「アクサセリー」が定番になっていることが分かった。
さらに、プレゼントの品目のアンケートを見てみると、洋服が29%、化粧品や香水が22%と続いており、世代特有で大学生に人気になっているクリスマスプレゼントはない。
大学生についても、一般的なクリスマスプレゼントからプレゼント内容を選ぶので問題ないと言えるだろう。
クリスマスは特別なイベントだから、プレゼントも非日常的なものを選ぶことで特別感を演出したいと考える人が多い一方で、日常的に買うもの(食品21%、文房具5%)もランクインしていることを踏まえると、「誰にクリスマスプレゼントを渡すのか」で内容を選ぶ方が喜ばれる確率が高いと考えられる。
日常的に購入する物でも、いつも買うものよりも少し良いものをクリスマスプレゼントに選んで渡すと喜んでくれる人が多いから、やはりプレゼント選びは相手のリサーチがカギを握っている。
例えば、コンビニスイーツを楽しんでいる人には、クリスマスプレゼントとしてお取り寄せスイーツを贈ってみたり、普段は文房具店のボールペンを使っている人には、少し高級感のあるボールペンをプレゼントするなどは、大学生のクリスマスプレゼントあるあるになっている。
クリスマスに特別なプレゼントを贈るのもいいけれど、日常的なものをワンランク上げたプレゼントをするのも大学生から喜ばれるクリスマスプレゼントである。
大学生のクリスマスの予算、平均金額
Q.クリスマスの予定支出金額は?
- 全体:21,331円
- 男性:22,412円
- 女性:20,522円
大学生のクリスマスの平均予算は、全体で21,331円だった。
10%ほど男性の平均予算額の方が高いけど、男性がクリスマスディナーのお会計を少し多めに出したり、奢ったりすることがよくあるため、女性の平均予算額を上回っている。
大学生のクリスマスプレゼントの予算
Q.プレゼントの金額は?
- 5000円~1万円=33%
- 1万円~3万円=27%
- 3000円~5000円=20%
- 3000円未満=13%
- 3万円~5万円=5%
- 5万円以上=2%
この調査結果をみると、大学生のクリスマスプレゼントの予算は平均で1万円に届かないことが分かる。
目立って集中している金額がないので「無難な金額」がないのが難しいところだが、友達へのクリスマスプレゼントなら5000円前後、恋人や親友へのクリスマスプレゼントなら1万円くらいというのが大学生の実情になっていると思われる。
ただし、大学生はバイトの量や両親からのお小遣いに非常に大きなばらつきがあり、社会人以上に「お金の余裕」には差がある状況だ。
クリスマスプレゼントは誕生日とならぶ1年に1回の特別なプレゼントなので、関係性を見て予算を決定しないと、がっかりされる可能性がある点には注意してほしい。
大学生のクリスマス事情まとめ
大学生のクリスマスの楽しみ方は他の世代のクリスマスの過ごし方と違う点がいくつもあった。
全体では、いつも通り自宅で過ごす人の割合が多かったのに対して、大学生は「クリスマスに外出する人の割合が高い」という特徴があった。
年齢的にも大学生は遊びたい年頃なので当然の結果ではあるが、ここまで顕著に差が出ているので、普通でありたいなら大学生はクリぼっち回避に本気になるべきだろう。
大学生は恋人と過ごす、親や友人と過ごす人が多く、クリぼっちの割合は約1割という結果だった。
恋人と過ごす人数と同じくらい友人と一緒に過ごす人がいたので、ワイワイみんなでクリスマスを楽しみたいと考えている人が多いのが大学生だ。恋人がいるいないにかかわらず「一緒にイベントを楽しめる人がいるかいないか」で大学生のクリスマスは幸福度が違いそうだ。
コロナ前とコロナ後のクリスマスの過ごし方を比較!クリぼっちの割合は増えた?減った?
このパートでは、コロナ前の2018年からコロナ後の2020年までのクリスマスを比較して、2024年のクリスマスがどんな状況になるのか、より具体的にイメージできるように解説する。
2018年のクリスマス、クリぼっちの割合
2018年12月18日に婚活総合サービスIBJが20歳から50歳の独身者924人を対象に行ったアンケートによると、去年のクリスマスを一人ぼっちで過ごした人の割合は、男性で約7割、女性で約4割という結果だった。
コロナ前もクリぼっちの割合が高いことが鮮明になっている。
Q今年のクリスマスは誰と過ごしますか?
【男性】
- ひとり 67.3%
- 恋人 8.1%
- 意中の人 6.9%
- 家族 9.1%
- 同僚 1.9%
- 友達 6.7%
【女性】
- ひとり 37.6%
- 恋人 5.7%
- 意中の人 4.2%
- 家族 33.7%
- 同僚 3.6%
- 友達 15.2%
平成最後となる2018年のクリスマスは、恋愛の要素を含んでいる人が男性で約1.5割、女性で約1割しかいないという何とも悲しい結果だった。男女ともにクリぼっちの人が多数派になったのは本当に驚きだ。
- クリスマスに恋愛相手と会う人=男性1.5割、女性1割
- クリぼっちの割合=男性7割、女性4割
2022年の出生動向基本調査で、彼女のいない男性の割合は約70%、彼氏のいない女性の割合は60%という結果がでていたのだが、2018年のクリスマスは寂しいクリスマスになった人が多かったようだ。
2019年のクリスマス、クリぼっちの割合
コロナ禍前の最終クリスマスである2019年は、BookLiveのクリスマスに関する調査(こちら)によると、クリスマスに予定のある人の割合は33.5%で、クリスマスに予定がない人の割合66.5%に比べて非常に低い割合となっていた。(n=1126)
2019年のクリスマス
- クリスマスに予定がある人の割合=33.5%
- クリスマスに予定がない人の割合=66.5%
クリスマスに予定がある人は3人に1人という結果で、寂しいクリスマスになる人の方が圧倒的に多い状況だった。
クリスマスを過ごす場所については、未婚の人の場合こんな結果だ。
クリスマスを過ごす場所
- 第1位=自宅
- 第2位=友人・恋人宅
- 第3位=飲食店
クリスマスがぼっちの人は、イルミネーションがきらめく街に出かけたいとは思わないから、自宅でクリスマスを過ごす人の割合が1位になるのは当然かもしれない。
次に、「クリスマスを誰と過ごすか」という点についてのアンケート結果を紹介する。恋愛婚活ラボのクリスマス調査では、男性と女性それぞれにクリスマスの過ごし方を聞いていた。
これによると、「クリスマスがぼっちの人の割合」には男女で大きな開きがあった。
男性のクリスマスを一人で過ごす割合
- 恋人(彼女)=33%
- 恋人候補=5%
- クリぼっち=26%
- 家族=22%
- 友達=1人
- 未定=13%
男性のクリスマスの過ごし方は、1位が恋人(彼女)と一緒に過ごすパターンだが、クリスマスがボッチの人の割合は26%と第2位の結果に…。
男性の場合は寂しいクリスマスになる人が決して少なくない状況だ。
女性のクリスマスを一人で過ごす割合
- 恋人(彼氏)=28%
- 恋人候補=1%
- クリぼっち=10%
- 家族=39%
- 友達=2%
- 未定=20%
女性のクリスマスの過ごし方では、第1位が「家族と過ごす」という回答だった。恋人(彼氏)と過ごす女性の割合は28%と、男性より若干少ないが似たような数字である。
それよりも特筆するべきが「クリスマスを一人で過ごす女性の割合」だ。女性の場合はクリスマスに1人の人が10%で、ぼっちになってしまう人は10人に1人しかいない。
クリスマスの予定が未定だと答えた人が多かったのが気になるが、女性は母親と仲が良い人が多いため、クリスマスに1人ぼっちで過ごす人が少ないのかもしれない。
2020年のクリスマス、クリぼっちの割合
LINEリサーチが全国の男女58万人からアンケートした結果(こちら)によると、2020年にクリぼっちだった男性や女性の割合は以下の通りだった。
Q誰と過ごす?(※複数回答可)
- 家族と過ごす=52%
- 夫婦で、恋人・好きな人と過ごす=32%
- クリぼっち=20%
- 友達と=12%
コロナ禍真っ只中の2020年のクリスマスの過ごし方は、1位の「家族と過ごす」パターンが52%で、2位の「夫婦で、恋人・好きな人と過ごす人」が32%だった。
この結果を見るに、「クリスマスを誰と一緒に過ごすのか」については、コロナがクリスマスに及ぼした影響はそこまで大きなものではなかったことがうかがえる。
コロナ禍においてもクリスマスは特別なイベントだから、恋人や大切な人と一緒に過ごしたいと思っている人が多かった。
一方で、「クリぼっち」は20%と前年と比較して微減している。ステイホームの時期だったから、自然と家族と過ごすことになった人も多かったのではないだろうか。
Qクリスマスは何をして過ごす?(※複数回答可)
- いつも通り自宅で=62%
- ホームパーティー=27%
- 仕事やアルバイト=18%
- イルミネーションやツリーを見に行く=6%
- 飲みに行く/レストランに行く=5%
- 素敵なレストランで食事=5%
2020年のクリスマスは新型コロナが流行して初めてのクリスマスだったということもあり、62%が「いつも通り自宅で過ごす」と回答した。
前年のクリスマスに自宅で過ごすとした人は54%だったから、クリスマスをおうちで過ごす人が大幅に増加したと言える。
一方で、パーティーやおでかけをすると回答した人は43%と前年と変わらない結果に。自宅でのんびりクリスマスを満喫する人と、ワイワイ集まったりお出かけしてクリスマスを楽しむ人、それぞれの過ごし方の差が表れている。
ここまでで、コロナ前のクリスマスと、コロナ後のクリスマスを解説したところで、次の見出しでは、「クリスマスに告白すると成功確率はどうなのか」についてのアンケート結果を紹介する。
クリスマスを好きな人と過ごす人は注目!クリスマスの告白、成功確率は80%以上?その意味とは…
恋愛婚活ラボがマッチングアプリ「with」の会員200人を対象に行ったクリスマスに関する調査(詳しくはこちら)によると、クリスマスの告白は成功率が高いことが分かった。
Q.クリスマスにデートしていた男性から告白されたら受け入れますか?
【男性】
- 受け入れる 89%
- 受け入れない 11%
【女性】
- 受け入れる 77%
- 受け入れない 23%
このアンケートでは、クリスマスデートが成立すれば「クリスマスに男性から告白する場合」であっても、約8割の確率で告白が成功するという結果が出ており、「クリスマスに女性から告白する場合」は約9割の成功率になっている。
好きな人がいる人は「クリスマスにデートできたら告白した方が良い」ということになるのだが、個人的にはここに罠が潜んでいるように思う。恋愛の専門家の立場から意見をまとめる。
クリスマス告白が成功率が高いのは、クリスマスへの妄想がふくらんだから?
クリスマス告白の成功確率が高くなった理由の一つは、そもそも今現在、クリスマスに告白される可能性を感じるような相手がいない人の解答が多かったからではないかと分析する。
誰かアプローチを受けている状況なら、相手からの告白をもっと現実的に考えて「断る」という選択肢が増えそうなものだが、実際に告白してくるような人がいないなら、クリスマスの雰囲気を妄想に近い感覚で想像して、告白をOKしたい心理になる。
特に女子に関してはクリスマスデートへの憧れが強く、乙女だったらクリスマスを好きな人と過ごす自分を誰でも一度は妄想する。
つまり、頭の中では素敵な男性が相手役となって「クリスマスイブの告白」をイメージするということ。もっと言えば「理想の男性と過ごすクリスマス」を想像してるかもしれない。非現実的な光景を思い浮かべてるからこそ、クリスマスの告白を受け入れる女性の割合がここまで高いのだろう。
現実的に考えられるかどうかには「告白された経験があるかないか」もここに絡んでいて、ビックリするような相手から急に気持ちを伝えられる経験をしていれば、約80%も「クリスマスなら好きな人以外の告白をOKする」と言う女子がいるのは、明らかに不自然である。
男性についても恋人がいない理由に「恋愛がめんどくさい」などの心理も絡んでいるので、約9割がクリスマスの告白をOKすると真正面からアンケート結果を受け止めるのは少し違うように思った。
クリスマスデート成立の難易度は?クリスマスを一緒に過ごす相手はどの程度選ぶ傾向があるのか
クリスマス告白が成功する確率が高い理由として、もう一つ思ったのが「クリスマスデートに行く相手は、好きな人か気になる人くらいしかOKしないのではないか?」という疑問である。
クリスマスに二人で出かける意味を女子は男子以上に高く見積もるから、クリスマスに誘いを入れた際、OKしてくれたことが「付き合う対象」としてもOK水準にあることを伺わせる。
しかし、実際のアンケートを見るとこの仮説は否定された。紹介しているアンケートでは「クリスマスデートに誘われたらOKするか」も質問しているので、男女それぞれの結果を示そう。意外にも、クリスマスデート成立は難しくない状況が確認された。
Q.異性からクリスマスデートに誘われたらOkしますか?
【男性】
- 意中の相手であれば 10%
- タイプであれば 31.3%
- 生理的に嫌じゃなければ 50.1%
- どんな相手でも 10%
【女性】
- 意中の相手であれば 24.8%
- タイプであれば 36.6%
- 生理的に無理じゃなければ 38.2%
- どんな相手でも 2%
深く考えると色々思うところがあるのだけど、男女ともに「生理的に無理じゃなければ、クリスマスに誘われたらOKする」と答えた人が最も多かった。
女子はやっぱりある程度相手を選ぶものの、クリスマスデートは、誘えばOKされる可能性が高いと言うことが分かり、さらに告白の成功確率も高いことが分かった。
やはり、クリスマスにはある程度の「魔法(=クリスマスマジック)」がかかっているということなのかもしれない。
クリスマスに告白を考えている人は上の記事も参考にしてほしい。
最後に、クリぼっちの人へコラムを綴る。
来年のクリスマスはクリぼっちじゃない未来へ!クリスマスに一人が寂しい気持ちと向き合うと「次のクリスマス」が変わる
恋愛と寂しさは非常に関連深いというのが恋愛の専門家としての私の見解だ。クリぼっちが「寂しい」「しんどい」「つらい」と思ったら、ぜひ恋愛と向き合うきっかけにしてほしいと思う。
下の記事で季節と恋愛の関係について個人的意見をまとめているのだけど、私の経験では冬の人恋しさは夏のテンションが上がる感じよりも実際の恋愛に影響を与えた。寂しいからこそ、寂しくなくなる方向へ意識が向いたと振り返る。つまり、冬の寂しさは恋人が欲しいと思う気持ちに作用し、実際に恋愛的行動力の源泉となったということだ。
節目節目で人はいろいろ思うところだが、恋愛とクリスマスの関係を考える限り、いくつかの恋愛を進めることになるのは間違いない。
とても感情的な営みである恋愛は、「クリスマス」のように人の感情が動く局面で気持ちが弾けるものだ。クリスマスがきっかけで付き合ったカップルは多いし、クリスマスデートがきっかけで恋愛が進む男女も多い。
恋愛も問題解決型の思考で成功へとたどり着けるというのが私の持論なんだけど(要は、顔面偏差値やスペック以上に恋愛の仕方が大事という考え方)、「好きな人のさみしい気持ちが自分への愛情へと繋がらないか」と妄想に近い状態で期待するより、やはり自分の気持ちを盛り上げるきっかけにしてほしいと思う。
好きな人や気になる人の心境も変わるのが「クリスマス」だが、アプローチしていかない限り、自分と相手との距離はそのままだ。
好きになってもらう方法に特効薬や画期的な解決策は無いのだけど、アプローチらしいアプローチができなかったとしても、せめて関わりを持たないと進みようがないのが恋愛である。
「ずっとクリぼっちの人生は嫌だ」って思えば、もっと前向きに何かできないかを考える人も増えるはず。恋愛を進めるうえでも素直になることは本当に大事なことだが、自分の気持ちにすら嘘をついていれば自分の人生は輝きを手にすることはない。
恋愛だから、頑張ったからと言って今好きな人と結ばれるかは正直わからないけれど、幸せを手にした時の幸福はそれまでの努力が報われるだけの価値がきちんとあるから、恋愛に興味がある人は幸せになるための努力は続けてほしいなと思う。
クリスマスに一人ぼっちは恥ずかしいことじゃない。でも、寂しいと思ったら「来年のクリスマス」や「これから先の未来」を変える努力をしてみよう。恋愛したいなら、前に進む具体的な努力をしてほしい。
後悔しないためには、具体的な行動が必要だ。
まとめ
今回は、2024年の「クリスマスがぼっちの人の割合(クリぼっちの割合)」や「クリスマスを恋人と過ごす人の割合(彼氏と過ごす女性、彼女と過ごす男性の割合)」を解説した。
コロナ前のクリスマスと、コロナ後のクリスマスも比較しているので、みんながどのようにクリスマスを過ごしているか、たくさんのアンケート結果から具体的にイメージできたと思う。
クリスマスに一人がさみしい気持ちは告白の成功確率を上げるのかについても触れていったので、恋愛に興味がある人はぜひ参考にしてほしい。
調査結果では、クリスマスデートが成立すれば告白の成功確率が約80%近くまで上がることになるというだったが、私の見解については下の記事でまとめていることに基本変わりはなかった。
クリスマスに二人で会えるような状況なら脈ありである可能性は高いと思うものの、告白のタイミングについてはイベントごとだけで考えるべきではない。
勇気を出すきっかけにはなると思うので、上の記事も参考にしながら考えてみよう。
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