最近、なぜ婚活する人が増えたのか~自然な出会いから恋愛できない人は必見!婚活利用者が増えた「今」を解説

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最近、なぜ婚活する人が増えたのか。結婚したい女性がイメージする結婚式の画像。

最近、明らかに「婚活利用者」は増加傾向を示している。

当ブログではなかなか上手く行っていない世間における「今の恋愛事情」について何度も情報発信をしているところだが、今回はもう一歩進んで「じゃあ、自然な出会いから恋愛できない人はどうしたらいいの?」という悩みを「みんながどう解決しているか」という点に注目して説明したい。

恋愛が苦手だけど、将来のこととか子供のことも考えて、「結婚にアプローチしたい」と思う読者に参考にしてもらえたらと思う。

この記事では「最近、なぜ婚活する人が増えたのか」、その理由を解説する。

婚活サービスの利用者は本当に増えているの?

リクルートブライダル総研の「婚活実態調査2016(詳しくはこちら)」によると、全国20代から40代の婚活サービス利用者は、年々増加の一途を辿っている。

【その年に結婚した人の内、婚活サービスを利用していた人の割合】

  • 2013年=4.7%
  • 2014年=6.7%
  • 2015年=8.3%

今現在、結婚する人の内、婚活サービスを利用していた人の割合は、1割弱にまでなってきている。年々増加傾向であることだけが理由ではない(※詳しくは後述)から、今後も婚活サービスの利用者は増えていくことが予想されており、婚活をきっかけに出会って結婚することが一般的な選択肢になってきている

なぜ婚活サービスの利用者が増えてきているのかの詳細な理由はまた説明をしていくが、最も大きな理由は「望んだ相手との出会いがあって、実際に結婚できるから」だろう。次のデータは「自然な出会いから恋愛できない人」に取って希望に見えるのも当たり前かもしれない。

【その年に婚活サービスを利用した人の内、結婚した人の割合】

  • 2014年=20.8%
  • 2015年=23.8%
  • 2016年=27.6%

婚活利用者の内、その年に結婚できた人の割合は約3割になってきている。実に約3人に1人が結婚できる環境へ身をおけることは、結婚を意識する人に取ってとても現実的に希望が叶う可能性が「婚活」にはあると言える。これにも当然ながら「理由」が存在する。

お互いに「結婚」を意識しながら出会う婚活サービスでは、実際に結婚できる可能性が高い出会い方になる。昔は「お見合いなんて…」みたいな感覚であった婚活だが、今は「恋愛結婚」を強く意識するサービス展開になってきているので、イメージの変化もダイナミックに進んでいる業界である。

利用者が増えれば「質」は上がる。一部のレアな人が使うサービスから、一般的な選択肢になれば、「普通の人」が使うようになるのだから、望む相手との出会いの質が男女ともにあがり、恋愛を経て結婚に至る人が多くなるわけだ。

自然な出会いから恋愛できない人の増加

当ブログの人気記事の一つである『【2019年最新】彼氏がいない女性の割合と彼女がいない男性の割合~世の中の恋愛事情に、私が思うことと伝えたいこと』では、男性の約7割、女性の約6割が「付き合っている恋人がいない」という今の恋愛事情を説明している。

恋愛が上手く行かない人の増加が婚活サービス利用者の増加に大きな理由となっており、「結婚したい」と思う人や「今の生活を充実させたい」と考える人が積極的に行動を起こす先が「婚活サービス」となっている。これは「環境の問題」でもあるのだ。

また、『付き合ったことない男性は20代で3割以上?年代別・男女別の「付き合ったことない人の割合」』でも紹介しているように、恋愛未経験の人も増えているため、「このままじゃ一生恋愛ができない」と現実的に悩んでいる人も多いため、普段の生活で恋愛ができない人は問題解決へもっと効果的な方法を探した結果、同じ気持ちの人と出会うことができる婚活へと興味を寄せる形となった。

婚活サービスを利用したいと思っている人の割合、「本当の数字」とは

では、みんな婚活したいと内心で思っているのかどうかという点についてだが、これは表面的な数字がそう高いようには見えないかもしれない。先程の調査結果を紹介する。

【婚活してみたい人の割合】

  • 男性=23.7%
  • 女性=27.4%

約4人に1人が婚活してみたいと思っていることがこの数字の表すところだが、それぞれの恋愛事情と婚活への興味はだいぶ関係性が強いため、下に挙げる人を除けば半数以上の人が内心で興味を持っているものと推測できる。

  • 出会いが日常的にある仕事へ就いている人
  • 人生全体で比較的恋愛が上手く行っている人
  • 恋愛や結婚に興味がない人

恋愛や結婚に興味を持っている人が「みんなどうしているの?」と思うなら上記のカテゴリーに属する人を除いて考えるべきで、理由はいくつかあったとしても「自然な出会いから恋愛できない人」は消極的に時間が解決するのを願うのか、それとも積極的に問題対処へ当たるのかに分かれ、その内の半数以上が何かしらの婚活サービスへ興味を持っている。

今はオーネットのように結婚相談所がCMを打つ時代。ニーズの高まりは日常にも表れるようになった。自分の条件に合う人が実際の婚活にいるのかを知れる「オーネットの結婚チャンステスト」を受ける人は今少しずつ増えている。

婚活の経験者の割合は?

上記の説明を裏付けるように、「婚活経験者の割合」はやはり高い数字となっている。

【婚活の経験者の割合】

  • 全体=17.8%
  • 男性=15.4%
  • 女性=20.2%

約5人に1人が何かしらの婚活サービスを利用した経験がある。男性よりも女性が婚活をしている理由はそれだけ女性の方が「結婚」に対して意識が高いからである。

実際、どちらかと言えば女性の方が男性より人生全体で恋愛が上手く行っている人の割合が高くなっているので、要は「自分から動くモチベーションの高さ」が婚活を経験するかしないかに大きく影響しているということだ。

日常の出会いや異性との関わりから恋愛するのに比べて、婚活というお互いが出会いを求めて恋愛相手や結婚相手を探す場においては日常を凝縮するような恋愛環境になるため、恋愛特有のストレスが増えるのはデメリットである。婚活をやめた理由についてもいくつかのワケがあると思うけれど、疲れてしまってやめる、又は中止する人が特に「ネット婚活」については多いようだ。結婚相談所タイプの婚活の方が成婚まで至る割合が高い。

婚活する人が増えたことを説明したところで、次からその理由を明確にしていく。

婚活利用者が増えた理由

調査結果を基にどの程度「婚活する人が増えたのか」を知ってもらった上で、なぜ婚活利用者が増えたかを説明していく。ここまでに至るまでもそこを説明しながら進めてきたが、将来結婚できるか不安だという人はぜひ当事者意識をもって読んでもらえたらと思う。

一般化した「婚活」というフレーズの影響

お見合い結婚という言葉が古くなり、婚活をいう言葉ができたことで「結婚するために前向きに取り組むこと」へより良いイメージがついた。婚活が一般的なフレーズになったことは、自分が日常的に関わる恋人を探す場所として、恋愛や結婚を意識する上でとても意義のあることだった。安心感が広がったのである。

その背景にはサービスの充実があり、良い口コミが広がっていったことも要因で、それが好循環を生んだ。量が増えると質があがる、質があがれば量が増えるの「循環」は、実際結婚できた人の増加で更に良いイメージへ繋がり、成長産業になったのも頷けるところだ。

実際、ひと昔前では「出会い系」に代表されるネットをきっかけにした出会いは否定派が圧倒していたが、SNSを通した触れ合いや気軽に使えるアプリの登場もあって、誰もがスマホを持つ今の環境は、昔と一変してきている。それが「普通の人」を呼び込み、結婚相手を決めるという人生の中でも超重要な相手探しにも現実的選択肢となった。恋人探しなら猶更である。

「最近、なぜ婚活する人が増えたのか」、その理由に「イメージが変わったことで一般化したこと」がまず大きく影響している。

草食男子の増加

男性よりも女性の方が多くの恋愛経験をしているのは、一般的に「男性が女性を追いかけるから」だ。待っているだけで恋愛しやすいのは男女どちらかと言えば「女性」である。

しかし、草食男子が増えたことで世間における恋愛そのものが減った。数字は先程示した通りだ。

好きになった女性にアプローチできない男性が増え、待っているだけでは幸せになれない女性は恋愛における肉食化も幾分か進めたところもあるが、それ以上に婚活を始めとした「恋愛・結婚活動」への積極性を高める結果となった自分が恋愛・結婚できる環境を作るということだ。

もちろん草食男子もまた、恋愛や結婚に悩むわけだから、普段の生活で積極的になれないなら、「恋愛や結婚を望んだ人が集まるサービス」に興味を抱くのも当たり前で、効率化を図ることも一部あると思うが、自分の性格を踏まえて婚活をスタートする人を増やした形だ。

恋愛に積極的な男性が減ったことで婚活する人が増えたのである。

結婚願望を持った人が以前よりも減少した

【2023年最新】結婚したい人の割合と、結婚したくない人の割合は?子供が欲しい人と子供がいらない人の割合を含めて「みんなの結婚観」を紹介する
2023年現在の「結婚したい人と結婚したくない人の割合」については、大きな規模だと国立青少年教育復興機構が2016年11月1日に発表した「若者の結婚観・子育て観等に関する調査」が最新となっている。 全国の20代から30代の4000人を対象に

上の記事で紹介している調査によれば、現在(2016年発表)、結婚したくないと思っている人の割合は20%程度にまで増えているというアンケート結果さえ出てきた。今は、出会った異性によって「結婚したいか・結婚したくないか」の価値観が以前よりも分かれる状況がある。

結婚を前提にした恋愛を目指す際、ただでさえ少ない日常の出会いの中で「自分と同じ価値観・考え方をしている人が減った」と感じれば、「同じ価値観・考え方と出会うには?」と考える人が増えるのは当たり前で、婚活が受け皿となって実際に幸せになった人がいる。

結婚願望を持つ人が減ったから、結婚願望のある人との出会いを求めて婚活する人が増えたのだ。

「空気を読む」ことと「恋愛」の相性の悪さ

昔から「場の空気を読むこと」は常識とされてきたが、現在は昔以上に空気を読むことをみんなが強制されていると感じる。恋愛は超個人的な感情の営みなので、その「空気を読むこと」との相性が悪い点は、「恋愛・結婚の空気がある場」へ興味を向かわせているように感じる。

恋愛が苦手なのも、空気を読む人間関係の作り方をしてきた人が陥りやすい。SNSによって婚活への好影響もあったが、気になった異性の知りたくないこと(過去の恋愛や普段の生活)が分かってしまったり、自分の恋愛のこともバレたりして、周りの人と恋愛がしにくい環境を作っている面もあるだろう。

日常に恋愛を持ち込む行為は他人からすると時に迷惑行為になってしまう。それを恐れる気持ちが恋愛を遠くにしていると感じるなら、空気を読む場合に恋愛が煩わしいものとなり、めんどくさいと感じる人が増えるのも当然の結果だろう。

真剣に恋人を探す際、その環境がある場所で活動する方が可能性自体を引き上げることができるため、様々な理由から婚活する人が増えたのである。

恋愛できない理由の第1位「出会いがない」を解決できる

当ブログでは恋愛に必要な力を以下の3つと定義している。

  • 出会い力
  • コミュニケーション能力
  • セルフイメージ(簡単に言えば、自信)

素敵な人と出会い、仲良くコミュニケーションを取ってお互いに好意を持ちあい、更に深い関係へ進めていく「恋愛」において、最初の1歩は「出会い」に他ならない。

そもそも恋人候補として仲良くなりたい人すらいない状況では結婚はおろか、恋愛すらやりようがないのである。

「最近婚活する人が増えた理由」というより「なぜ婚活するのか」という点についてではあるが、「出会いがない日常を変えることができる」という点は非常に大きなメリットである。

「一生結婚できないかもしれない…」

そう思う人が何万人も参加している婚活市場で活動することが「実際に結婚できる人」を増やしているのは紛れもない事実であり、それが口コミとなればさらなる参加者を増やして「恋愛しにくい今の世の中」の有力な選択肢になり続ける。

今起こっていることは婚活市場の好循環なので、そこは出会いが無いと思う人が当事者意識を持って一度考えるべきことなのだろう。将来結婚したい、今すぐでも結婚したいと思うなら、可能性がない無駄な時間を過ごすより、まず「恋愛できる可能性を作ること」が必要になっている人がいる。

あなたの環境は恋愛ができそうな雰囲気を持っているだろうか?

恋愛に必要なコミュニケーション能力は磨くことができるけれど

今回紹介した調査結果では「婚活サービスを併用した人の成婚割合が高い」というデータも出ている。「どれだけ本気で結婚を前提にした恋人探しをするのか」が複数の婚活サービスを使うかどうかに強く影響していると思うのだが、一方で婚活に頑張れば頑張るほど「恋愛に必要なコミュニケーション能力」が育つ面は婚活成功へのカギになっている。

自然な出会いから恋愛できない人は、「素敵な男性(女性)と出会ったとしても、うまくコミュニケーションが取れない」というところが恋愛や結婚へのハードルを高く見ることに繋がっているが、場数を踏めばうまくなるのは、スポーツなどと一緒で「コミュニケーション」にも言えることだ。日常的なコミュニケーションではなく、恋愛が上手く行くコミュニケーションの取り方となると、どうしても実践によって「あなたの表現方法」を知っていく過程が避けて通れない。

出会いがない日常でこの場数を踏むことができるかと言えば、答えは「NO」だとすれば、婚活を始めることで「これから出会う素敵な人」とのコミュニケーションが上手くなる点は見逃せないメリットである。もちろん過程をスっ飛ばしていきなり自分というピースにピタっとハマる出会いがあるのは婚活の魅力である。

以前から「モテる人はモテるからもっとモテるようになる」と言っている私だけど、これは3つの理由が主に要因だ。

  • 異性とのコミュニケーションに慣れる
  • 経験が増えることで男性心理・女性心理を理解し、扱い方が上手くなる
  • 自信がつき、表現方法にも工夫ができるようになる

「循環」というのは本当に大事で、上手く行かない経験を重ねる、又は悩みを解決できそうな雰囲気を感じない時間を長く過ごすことで、自分のポテンシャルすら否定して、よりモテなくなる面がある。

恋愛感情を含んだコミュニケーションは普段の生活で代替できるものがないから、場数を踏んで経験から学び、慣れによって自分らしさを表現できるようになる過程を辿る上で近道がない。そうなれば、日常でせっかく素敵な人と出会えたとしても、上手くコミュニケーションが取れずに恋愛関係になれないとしたら、そこへの対処は早い方が良いという答えが出せそうだ。

まとめ

今回は「最近、なぜ婚活する人が増えたのか」をテーマに、婚活がきっかけで結婚した人の割合や利用経験がある人の割合なども紹介し、最後は恋愛に必要な力として特に「コミュニケーション能力」についても触れていった。

婚活する人が増えたのはサービスの向上がまず挙げられるが、今の環境がどんどん恋愛結婚を遠ざけている面も否めない。もし将来を考えるような真剣な恋愛を望むなら下の記事も読んでみよう。

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