付き合い始めの挨拶や、同棲の許可をもらうための挨拶、プロポーズ後の婚約・結婚の挨拶など、彼女の親へ挨拶に行く理由は様々ある。
初めて彼女の親に挨拶する男性は、どう振る舞えば良いのか色々なことで悩む人が多いはずだ。
今後、彼女の親と付き合いを考えると、男性にとって絶対失敗したくない場面である。
しっかりと要所のポイントを押さえて彼女の実家へ訪問することができれば、挨拶当日の成功に繋がるから、悩んでいる男性はこの記事を参考に事前に準備してほしい。
今回は、彼女の親への挨拶を「交際・同棲・結婚」の3パターン分けて、彼女の親に挨拶に行く時期(タイミング)や、挨拶する時の流れを解説するとともに、彼女の親に挨拶する時の服装や手土産の問題、成功させるコツや失敗しないための注意点など、彼女の親に挨拶に行く男性が必要な情報を徹底解説する。
男性の大きなハードルである彼女の親への挨拶に対する不安を少しでも解消し、リラックスして実家へ訪問できるようサポートしていきたい。
彼女の親に挨拶する時期とタイミング
彼女の親に挨拶をする時期は、状況によって異なる。
付き合い始めの彼女から親に会ってほしいとお願いされて挨拶に行く場合もあれば、交際中の二人が結婚の約束をして親に挨拶をしに行く場合もあり、同棲前の挨拶もよくある話だ。
そこで、このパートでは「付き合い始めの挨拶・付き合って半年~1年後の挨拶・同棲前の挨拶・プロポーズ後の挨拶」の4つのケースに分けて彼女の親に挨拶する時期について解説していく。
彼女から頼まれたら付き合い始めでも親に挨拶にいくのが普通
彼女から頼まれたら付き合い始めでも相手の両親に挨拶をしに行く場合が一般的だ。
女性は恋人を親に紹介することにあまり抵抗がないから、付き合ってすぐにでも親に紹介したいと考える人が多い。
特に親と仲が良く、距離が近い関係であるのならばなおさらだ。
また、親から「結婚はまだなの?」とプレッシャーをかけられている女性も、付き合ってすぐに親に挨拶してほしいと考える。
男性目線で言うと、交際期間が短いのに彼女の親に挨拶しに会いに行くのはちょっと不自然で、将来的に「もし別れてしまったら…」とリスクを感じる人もいると思うが、彼氏を嫌に紹介したがる女性心理としては「親に自分の好きな人を紹介したい」「親から結婚のプレッシャーを受けている」などがあるので、彼女の気持ちも理解してあげたい。
彼女の親に会うことに慎重になる気持ちもわかるが、付き合って1ヶ月や2ヶ月でも順調な交際になってるなら彼女の顔を立ててあげよう。
付き合って半年から1年で彼女の親に挨拶に行く場合もある
結婚をするのに具体的な日時は決まっていないが、近い将来結婚したいと真剣に考えている場合は、付き合ってから半年〜1年で挨拶に行くケースが意外と多くある。
真剣に交際している男性がいるなら、親に紹介したい女性は多いし、長く付き合ってるなら早く紹介してほしいと娘に言う親も少なくはない。
結婚を前提とした交際の挨拶は、相手の両親から結婚のタイミングを聞かれることが多いので事前に答えを用意してから挨拶に行こう。
「結婚のことは考えているのですが、今の仕事のプロジェクトが落ち着くまではなかなか先のことを話し合うことができていません。来年以降○○さんと話し合っていきたいと思っています」など、詰まることなく話せるように事前に考えておくと良い。
結婚の見通しが不透明だと、「いつ結婚するのだろう?」「本当に結婚前提の交際なのだろうか?」と彼女のご両親は不安に思うから、できるだけ結婚のタイミングを意識して彼女の親への挨拶に臨むのがベストだ。
すぐに結婚しない理由を話せるようにしておこう。
相手の両親は本当に娘の彼氏が真剣に結婚を考えてくれているのか不安な気持ちもあるから、説明できるように準備をしておくと挨拶が成功しやすい。
例えば、お互いのキャリアプランや貯金額、交際期間などがすぐに結婚しない理由として挙げられるので、あなたの事情に合わせて分かりやすい理由を説明できるようにしておこう。
彼女と同棲する前の親への挨拶も一般的
彼女と同棲する前も、一つの区切りとして彼女の親に挨拶する時期だ。
娘が知らない男性と一緒に暮らすことに親は不安を感じるから、将来的に良い関係を築くためにも、同棲する前には挨拶をしておこう。
同棲前に彼女の親に挨拶をしておくと、その後の同棲生活も結婚への流れもスムーズに進む。逆に、同棲前に挨拶がないと彼女の親に非常識な人である印象を与えてしまい、交際を反対されることが多いから注意してほしい。
さらに、同棲する報告の挨拶は「◯◯さんと一緒に住んでいます。よろしくお願いします」と事後報告だと男性の印象が悪くなってしまうから、「○○さんと同棲させてください」と相手の親に許可を貰う形で挨拶をしてから同棲を始めることもポイントだ。
同棲の許可をもらってから引っ越し先を探すという流れにしたいので、入居する2〜3ヶ月前が親に挨拶をしに行くのにベストなタイミングだ。
プロポーズ後は速やかに彼女の親に挨拶する日取りを決める
プロポーズ後、お互いに結婚の意志が固まったら、速やかに彼女の親に挨拶する日取りを決めよう。
両家顔合わせや結納、結婚式の会場探しやゲスト選びなど、結婚に際して控えている準備をスムーズに行うためにも、早めに親への報告はするべきだ。場合によっては、彼女の親と何度かあって結婚の許可を取る流れになってしまうこともある。
彼女の両親へ結婚の挨拶をしに行くのに重要なポイントは、事前準備を怠らないことである。いつ結婚するのか、結婚式は挙げるのかなど、結婚に関することを二人で話し合っておく必要がある。
彼女の親に結婚したい意思を伝えるだけでなく、お互いの中で「来年の夏には」「今年の年末くらいに」と具体的な結婚時期を話し合えていると良いし、「○○な結婚式がしたい」「結婚式は親族だけで考えている」と結婚準備に関することが話し合いで決まっている状態で挨拶に行くのがベストな状況だ。
彼女の親に挨拶するまでの流れ
彼女の親への挨拶は今後の関係性を左右する重大なイベントだから、できるだけ失敗はしたくない。ここでは、挨拶の日取りを決めるところから彼女の親に挨拶をする当日までの流れを説明する。
特に、親に挨拶に行く時の服装や、彼女の親への手土産は、悩みやすい上にあなたの印象を決める重要な要素の一つでもあるから詳細に解説する。
彼女の親に挨拶する日を決める(2~3週間前の範囲)
まずは、彼女の両親に挨拶する日程を訪問する2週間前から3週間前の予定で決めよう。
急な訪問は迷惑になるので、日にちに余裕をもってアポを取るのがマナーだ。彼女のご両親の都合に合わせてあなたたちが合わせる形で日程を決めると良い。
「◯〇日か○○日」と自分の希望日程を先に伝えてしまうと、自己中心的な人を連想させてしまうからやめておこう。忙しい人は先方に2つ3つ候補日を出してもらうと良い。
ご挨拶する日を決める際の注意点は、お盆やお正月、ゴールデンウィークなどの長期休暇を避けることだ。
訪問する時間帯は、食事の気遣いをさせてしまうから午前ならば10時頃、午後ならば14時〜16時頃がおすすめだ。
どんな挨拶にするか二人ですり合わせる
彼女の親に挨拶する時は、どんな挨拶にするか二人の話し合い次第で決まるから、念入りに二人の考えをすり合わせておこう。
よく聞かれそうな質問には「ええと…」と詰まることなく答えられるように準備しておくと良い印象をもってもらえる挨拶になる。(※挨拶した後の話題で詳細に解説する)
また、二人の出会いや交際のことで話すことや将来の展望なども明確に話し合って、より本気度をアピールできると良い。
彼女の父親や母親は娘の交際に不安や心配があるので、安心させてあげられる挨拶にしよう。
挨拶する時の準備をして当日を迎える(服と手土産が必要、詳しくは後述)
彼女の両親に挨拶に行くなら、事前に服や手土産を準備して当日を迎えよう。
初めて会う娘の彼氏の雰囲気は彼女の親にとって重要なことだ。見た目の第一印象やその日の振る舞い方によってあなたの印象は変化するから、事前の準備は抜かりなくしておきたい。
次から2つの大見出しを使って、彼女の親に挨拶する時の服装と手土産についてのポイントを解説する。
彼女の親に挨拶する時の服装
彼女の親に挨拶をしに行く時は、とにかく「清潔感」のある服装を意識して臨もう。第一印象を良くするためには身だしなみが大切だから、清潔感のある服装を心がけると良い。
基本的には彼女の親への挨拶はオフィスカジュアルな格好が一般的だ。場合によってはスーツを検討する。
服装以外にも、靴の汚れ、髪型や髭、爪などの身だしなみを整えることも重要なポイントである。
以下では、結婚・同棲・交際の挨拶のパターンごとに当日の服装について解説する。
彼女と婚約後、結婚の挨拶で両親に会うならスーツを検討する
婚約後、結婚の挨拶をする時はビジネス用のきちんとしたスーツを着用を検討しよう。相手の親や厳格な人だったり、立場や役職が高い人であれば、スーツでの訪問が絶対になる。
その他、男性の場合だと誠実さや真剣さをアピールしたい場面ではスーツを着るのが無難になるので、結婚を許してくれるか微妙だったり、心配される可能性が高い場合はスーツで挨拶に行くと良い。
婚約の挨拶や結婚の挨拶の場合はスーツで行くのがむしろ普通なので、きちんと対応したなら変に崩す必要はない。
普段から家族ぐるみで交流する仲であったとしても、結婚の挨拶時はきちんとした装いを心がけよう。
スーツの色味に関しては、ベーシックカラー(黒・グレー・ネイビー)がおすすめで、無難な色のシャツやネクタイを合わせると良い。
ただ、彼女の親から「堅苦しい服を着なくても大丈夫よ」と言われた場合はオフィスカジュアルのようなスタイルで訪問するようにしよう。
彼女の両親がどんな顔合わせにするか希望を言ってくることがあるので、その場合は相手の意向にそった格好をしよう。
彼女の親に同棲の挨拶をするなら、スーツよりもビジネスカジュアルがおすすめ
彼女の親に同棲の挨拶をする際は、スーツよりもビジネスカジュアルな服装がおすすめだ。
ガチガチすぎるスーツは堅苦しい印象を与えてしまうから、同棲の挨拶時はきちんとした服装をしながらも、あまりに堅苦しい雰囲気にならないようにしよう。
具体的には「襟付きのシャツ+ジャケット+パンツ」のようなスタイルをイメージすると良い。基本的にはスーツと同じシルエットだが、ネクタイはしないので堅苦しい雰囲気にはならない。
彼女の親に同棲の挨拶をする時は、しっかりとした印象は与えたいからデニムやカットソー等、思い切りカジュアルなイメージのスタイルは避けるのが無難だ。
全体として清潔感を意識して、落ち着いた印象の服装を心がけよう。
付き合い始めの挨拶もビジネスカジュアルの雰囲気の格好が良い
付き合い始めの挨拶も同棲挨拶と同じく、ビジネスカジュアルくらいの雰囲気の格好がおすすめだ。
付き合い始めの挨拶では、堅苦しいイメージのスーツを着ていくと挨拶の趣旨を間違われたり、空気の読めない人とのイメージを与えることがある。
付き合い始めの彼女の親への挨拶はそこまで重い挨拶ではないので、ジャケットスタイルに少しカジュアル要素を取り入れると、清潔感・誠実感がでて爽やかな印象になって良い。
彼女の親に挨拶する時の手土産について
彼女の親に挨拶に行くなら、手土産持参で訪問しよう。
目上の人の家に挨拶に行くのが慣れてない人は、手土産を持って行くか迷うこともあると思うが、彼女の親に挨拶をしに行く時は、手土産を持参するのがマナーだ。
手土産の予算は3000〜5000円で菓子折が無難
彼女の親への手土産は3000〜5000円ほどの予算の中で、洋菓子や和菓子の詰め合わせなどの菓子折を選ぶのがおすすめだ。
これ以上安くなるとチープな印象になってしまうし、これ以上高いものだとご両親に気を遣わせてしまう。重すぎず軽すぎない手土産をもって訪問しよう。
手土産を渡す時のマナー
彼女の親に手土産を渡すときは、気の利いた一言添えて渡そう。
例えば、
「私の地元○○の銘菓なのですが、お口に合うと嬉しいです。」
「○○がお好きと伺ったので…」
などと言えると紳士的な印象を持ってもらえるだろう。
よく使いがちな「つまらないものですが」と言うのは失礼だから避ける。せっかく喜んでもらおうと用意した手土産なので、ポジティブな言葉で会話が弾むような言葉を添えよう。
手土産を選ぶ時のポイント
手土産を選ぶときは、以下の2つがポイントだ。
- 嫌いな食べ物をリサーチし、避ける(嫌いなものだと印象が悪くなってしまう)
- 彼女の実家近くでは買わない(来るついでに買ってきた感が出てしまう、事前に準備していなかった印象になる)
上の2点を意識して選ぶと、手土産を渡す時に失敗することなく喜んでもらえるはずだ。
彼女の親への挨拶の仕方
彼女の親への挨拶となるとどうしても緊張してしまうものだ。
自己紹介や挨拶を忘れてしまったり、口ごもってしまうなど、普段の生活で当たり前にできていたことが突然できなくなってしまう人もいると思う。
彼女の親への挨拶は男性の人柄が伝わる重要な場面だから、しっかり事前の準備をしよう。
ここでは、男性に対して好印象を抱いてもらえるような彼女の親への挨拶の仕方を詳しく説明していく。
彼女の親への挨拶の言葉
まずは、彼女の親への挨拶する際のポイントを「自己紹介」と「本題」の2つの項目に分けて例文とともに紹介していく。
自己紹介の仕方
彼女の親と初対面なのであれば、家に到着し玄関に上がる前に「はじめまして。◯◯さんとお付き合いさせていただいております××です。本日はお忙しい中、お時間を作っていただきありがとうございます。」と名乗ってしっかりと挨拶をしよう。
ここできちんと挨拶ができていれば、良い第一印象を持ってもらえる。部屋に案内され、家族が揃ってからも改めて自己紹介をし、雑談をしつつ雰囲気を和ませ本題に入ろう。
本題の切り出し方
部屋に通されたら、「本日は◯◯さんとの結婚/同棲/交際のご挨拶に参りました。」と改めて来訪目的を伝えて本題に入る。
ハキハキと丁寧に挨拶ができれば、ご両親に誠実な方なのだろうと思ってもらえる。
彼女の親への挨拶では、「彼女のことを一生大切にする」という強い気持ちを表現することが最も重要だ。
以下では、それぞれのシーン別に挨拶例を紹介する。
交際の挨拶の言葉(例文)
【付き合い始めの挨拶】
「△ヶ月前から○○さんとお付き合いさせていただいております、××です。まだお付き合いさせていただいて間もないのですが、一度ご挨拶させていただきたいと思いまして○○さんにお願いしました。本日はお忙しい中、お時間をいただきましてありがとうございます」
【1年以上の交際期間がある時の挨拶】
「○○さんと結婚を前提にお付き合いさせていただいております、××です。◇年間○○さんとお付き合いさせていただいてます。真剣に○○さんとの将来を考えておりますので、本日はご挨拶をしに参りました。よろしくお願いします」
結婚の挨拶の仕方(例文)
「先日私の方からプロポーズをし、◯◯さんから結婚を承諾してもらいました。◯◯さんとは◇年間お付き合いさせていただく中で、お互いに結婚を意識するようになりました。○○さんと二人で、幸せな家庭を築いていきたいと考えています。◯◯さんを一生幸せにします。どうか結婚をお許しいただけないでしょうか」
【結婚の挨拶のNG例】
×「娘さんを僕にください」「○○さんをください」
結婚の挨拶でよく耳にする定型文のように思うが、娘がモノ扱いされていると不快に思う親が少なくない。避けておいた方が無難な挨拶の言葉だ。
同棲の挨拶の仕方(例文)
「◯◯さんとは◇年間、結婚を前提としたお付き合いをさせていただいています。近い将来、結婚することを見据えて○○さんと話し合い、お互いをもっとよく知るために二人で一緒に暮らしたいと考えました。どうか、○○さんと同棲させていただくお許しをいただけないでしょうか」
【同棲の挨拶のNG例】
×「○○さんと同棲しています」「○○さんと同棲することになりました」
既に同棲している、決まったことを事後報告する形になると印象が悪くなってしまうから、同棲の許可を貰うような言い方をしよう。
彼女の親に挨拶する時の雰囲気
彼女の親へ挨拶する時は、彼女を大切にするという強い気持ちを真剣な眼差しで表現しよう。
彼女の親にとって最も重要なのは、「男性が大事な娘を幸せにしてくれる人かどうか」ということだ。
そのため、あなたは「彼女のことを一生大切にする」という意思をご両親に真剣に伝える必要がある。
彼女との将来を真剣に考えているという強い意志を示した上で、ご両親から結婚・同棲・交際の承諾を得たいという気持ちもあわせて伝えると挨拶の雰囲気の全体感が良くなる。
一連のご挨拶が終わるまでは重い雰囲気にして、彼女の親が好意的な言葉をかけてもらってから空気を崩すようにしよう。
彼女の親に挨拶した後の話題
結婚の挨拶・交際の挨拶・同棲の挨拶いずれの場合も、彼女の親から今後の予定について質問されることが多い。
結婚の挨拶に行った時に想定される親からの質問
結婚の場合は、以下の質問を想定しておこう。
- 結婚式は挙げるのか
- 新居はどうするか
- 新婚旅行はするのか、どこへ行くのか
- 家族設計について(子供の数や時期)
- 仕事の変化(転勤、出世)
- 両家の顔合わせはいつか、どこでやるか
すぐに決められないものや、これから話し合っていきたいこともたくさんあると思うが、全部「これから話し合います」では彼女のご両親が心配になる。
見通しなり、話し合いの状況を伝えられると安心してもらえるので、工夫できると良い挨拶になるかと思う。
交際の挨拶、同棲の挨拶で想定される質問
結婚以外の場合は、以下の質問をされることが多い。
- どこで知り合ったのか
- 娘のどこが好きになったのか
- 結婚は考えているのか
- いつ頃結婚するのか
- (同棲の場合)どこに住むのか
- (同棲の場合)生活費はどうするのか
質問された時にうまく答えられないと彼女の親はあなたとの交際・同棲に不安を感じるから、きちんと答えられるようお互いで少し話し合っておくと良い。
どうしても話し合いで決められなかった事があったとしても、相手の両親に誠心誠意二人の考えを伝えると印象は悪くならない。
彼女の親への挨拶が終わった後の雑談の話題
一通りのご挨拶が終わったら普通に雑談する流れになるが、基本的には彼女の親が主導権を握って会話することになる。
ただ、口数が少ないご両親だったり、話題を振ってくれない場合もあるので、もし「彼女の親と話すことがない」と思ったら以下の5つの話題で対応しよう。
- 相手親の仕事について(どんな仕事をしているか事前に聞いておく)
- 相手親の趣味について(これも事前に聞いておく)
- 小さい頃の彼女について
- 離れてる実家ならその土地柄や、名産、観光地について
- インテリアに凝ってる様子があればそれについて(家を褒めるのもおすすめ)
会話がなくなると地獄なので、相手親が話題を振ってくれない時はあなたの方から質問して会話を広げよう。
挨拶する時の彼女の母親への接し方、父親への接し方
彼女の実家に挨拶へ行く際、彼女の母親・父親への接し方に悩む人も多いだろう。
挨拶時の彼女の親への接し方次第では、結婚・同棲・交際に反対されてしまうこともあるから、しっかりコツを押さえておこう。
はじめて彼女の実家に行く時は緊張してぎこちない接し方になりがちだけれど、基本的には「笑顔で礼儀正しく」を心がけると良い印象を持ってもらえるはずだ。
将来的に長い付き合いをしたいなら、挨拶時の親への接し方はポイントは押さえておきたい。以下では、彼女の親への接し方に関して詳細なポイントを解説していく。
彼女の母親の呼び方、父親の呼び方
彼女の母親・父親の呼び方は「○○さんのお母様」・「○○さんのお父様」にしよう。
ドラマで結婚前の男性が彼女の父親を「お義父さん!」と呼んだ時に「お前の父親になった覚えはない!」と叱られているシーンをよく目にするから分かってると思うが、失礼がない呼び方をしたい。
まだ結婚前だから、「お義母さん」・「お義父さん」と呼ぶのは避けて、「○○さんのお母様」・「○○さんのお父様」と呼ぶのが無難だ。
彼女の母親や父親にはかしこまった態度をとる
彼女のご両親が「きちんとした人だな」と思う要因は、「丁寧な言葉遣い」と「丁寧な接し方」をされた時だ。
決して楽しい会話ができた時ではないので、彼女の実家を出るまでは「かしこまった態度」でご両親に接するようにしよう。
「緊張しないでいいですよ」と言われたら少し崩すようなイメージでいると良い。接しやすい人としての振る舞い方をしよう。
お茶を出してもらったらその場でお礼を言う!「ありがとうございます」は繰り返し使っていこう
お茶を出してもらったらその場できちんとお礼を言おう。
挨拶はマナーが重要だ。お茶を出してもらったら「ありがとうございます」と言い、一口いただいたら「おいしいです」とポジティブな感想を言うと良い。
緊張のあまり、会釈だけや無言で固まってしまう状況になってしまうこともあるが、基本的な挨拶ができないと印象が悪くなってしまうから注意しよう。
その他、お茶菓子を出していただいたり、何かしら彼女の親からお世話してもらったら、その場ごとにハキハキと「ありがとうございます」と繰り返し伝えていこう。
感謝されて嫌な気分になる人はいないので、明るく堂々とお礼を言えると、彼女の両親への接し方も良い印象になる。
彼女の親に挨拶する時の成功させるコツ
彼女の両親は、娘をこれまで大切に育ててきたからこそ、寂しさもありつつ、それでも幸せになってほしいと思って娘の彼氏に会っている。
娘の彼氏と会う親心は多少なりとも複雑なので、彼女の親への挨拶で最も重要なことは「この人なら安心して娘を任せられる」と安心してもらうことだ。
ここでは、「この人なら大丈夫!」と思ってもらえるよう、彼女の親への挨拶を成功させるコツを紹介する。
親の雰囲気に自分も合わせる
彼女の親への挨拶を成功させるコツは、彼女の親の雰囲気に自分も合わせることだ。
彼女のご両親は娘の彼氏・婚約者がどんな人か気になり、どんどん話をしたがる傾向があるので、その場合は質問にハキハキ答えながら会話を展開していこう。親の質問の仕方にあわせてどのくらい固い言葉を使うか判断しよう。ここでも、重すぎず軽すぎない受け答えがベストだ。
仕事のことを聞かれたり、友達付き合いの事を聞かれたり、質問の内容は色々だけど、ご両親の雰囲気に合わせて受け答えをしていくと、良い雰囲気の会話になっていく。
ラフな印象なら固すぎない受け答えをし、固い印象ならラフな受け答えをしないように注意しよう。
彼女の親が話をしている時は、途中で話を遮らずに適度にアイコンタクトをとりながら黙って相槌を打ちつつ話を聞くと印象が良い。
加えて、相手の親から質問された時は、ふた言以上で返すことを心がけるのもポイントだ。
「はい」や「いいえ」で完結してしまったり、ひと言で返したら会話に発展性がないから、会話をしたくないという印象を与えかねない。機械的な返答は避けるのが礼儀だ。
質問されたらふた言以上で返すようにして会話を盛り上げようとする姿勢でいると、彼女の親とも仲良くなれる。
親に彼女を褒める
彼女の親への挨拶は「娘を褒める」ことも成功させるのに重要なコツだ。
ご両親にとって彼女はこれまで大切に育ててきた自慢の娘だから、娘のことが褒められると自分のことのように嬉しい。
彼女を褒めることで、あなたが本当に彼女のことが好きだという気持ちも伝わるし、何より「この人になら安心して娘を任せられる」と彼女の親は思ってくれる。
注意点としては、「○○は気が利かないでしょ」「○○は昔から~で…」とご両親が彼女の至らない点を言及してきても決して肯定しないこと。
具体的なエピソードを添えて「私の前ではそんなことないですよ」「私は尊敬しています」と言いつつ、彼女を褒める方向にコメントすると良い。
ただただ娘のことを謙遜しているだけだから、ポジティブな発言に変えられるようにしよう。
彼女の親の情報を聞いておく:色々な事の好き嫌いを把握しておくと地雷を踏まないで済む
彼女の親の情報を聞いておくことは彼女の親への挨拶を成功させるコツだ。
事前に彼女の親の情報を聞いておくことで会話の話題になるし、親が嫌がることを避けることができる。
初めて会う場合もそうでない場合も、前もって相手の両親についての情報収集をしておくと挨拶当日の会話がスムーズだろう。
例えば、職業や家族構成の基本プロフィール、趣味や性格など、どんな会話が盛り上がるかを聞いておけば当日のイメージするのにも役立つ。
ご両親の色々な事の好き嫌いについて彼女から聞いておくと、手土産選びの参考になるし、嫌いなものやタブーなことを聞いておけば挨拶時のトラブル防止にもなる。
彼女の親に挨拶する時の失敗しないための注意点
結婚や同棲をする予定があれば、彼女の親との関係性の構築は必要不可欠だ。
彼女の親への挨拶は関係性を作っていくファーストステップであるからできるだけ失敗は避けたいところ。
できれば、自分の好感度を上げて、家族ぐるみで仲良く付き合っていくためのコミュニケーションをとることが理想である。
しかし、初対面であれば、とても緊張するからいかにマイナス印象を与えないかが非常に重要だ。
そこでこのパートでは、彼女の親へ挨拶する時に失敗しないための注意点を解説する。
彼女から親に挨拶する時の注意点を聞いておく
親に挨拶する時は彼女から事前に注意点を聞いておこう。
相手の親について聞いた際、「私の父親は少し厳しめな人なんだよね、声が小さいと怒られるかもしれない」と事前に聞いていれば、挨拶時の覚悟は前もってできるはずだ。
注意点の中でも、特にご両親のNGなことに触れてしまうと印象が悪くなってしまうから、事前に嫌いなコト・モノや苦手な性格を彼女からリサーチし、それを避けるように振る舞おう。
例えば、ご両親がなよなよした性格の人が苦手だと彼女から聞いていれば、よりハキハキとした態度をとるよう意識できる。
事前に相手の親についての情報を聞いておくことでより良い振る舞いができるし、タブーな言動は避けられる。
親への挨拶に緊張したら彼女にその場のリードをしてもらう
彼女の親に緊張してうまく話すことができなくなってしまったら、彼女にリードしてもらおう。
緊張すると事前に考えておいた会話の話題や話すべきことが飛んでしまうこともある。そんなときのために、彼女に会話をリードしてもらう約束をしておこう。
「××くんは~が趣味で…。」「××くんは~な人で…」のように両親と自分を繋いでくれるような話題作りを彼女に頼んでおくのがおすすめだ。
彼女を一人の女性として尊重した接し方をする(ベタベタしない)
彼女の親への挨拶を失敗しないためには、彼女を一人の女性として尊重した接し方を意識しよう。
挨拶の際に相手の両親の前でベタベタした行動をとることは、不快感を持たれ、引かれてしまうから厳禁だ。
「娘はこの男性には任せて大丈夫なのか?」と男性に対して不信感が募る原因になるから注意しよう。
彼女のことは呼び捨てでなく○○さんと呼び、彼女の日頃の言動に感謝の気持ちを示すと良い。
彼女が素敵な女性であることを伝え、一人の女性として尊重した接し方をすると誠実なイメージで好印象だ。
彼女の親に挨拶する際にお酒を飲む時は酔いすぎない
彼女の親に挨拶に行った際、お酒を飲むときは酔い過ぎないようにコントロールしよう。
緊張をほぐそうとお酒を勧められるまま飲んで酔い過ぎてしまっては印象が悪くなってしまうから注意が必要だ。
今後の彼女との関係に影響してしまう可能性もある。
肝心の挨拶の本題に入れないまま終わってしまったり、失言をしてしまう危険もあるので、お酒はほどほどにしよう。勧められた時も節度を持って対応したい。
まとめ
この記事では、彼女の親への挨拶の仕方を徹底解説した。
挨拶に行くタイミングだけでなく、「結婚・同棲・交際」の3パターン分けて挨拶の言葉の例文や流れを解説して、マナーや服装、手土産についても解説したので、ぜひ参考にしてほしい。
プロポーズ後、結婚の挨拶・同棲の許可をもらうための挨拶・結婚を前提に真剣交際をしている挨拶など…彼女の親へ挨拶に行く理由は人によって様々であるから、悩んでいる男性の力に少しでもなれたら嬉しい。
彼女の親への挨拶を成功させるコツや失敗しないための注意点も紹介したので、彼女の親への挨拶を控えている男性は事前準備をして良い会にしてほしい。
悩むこともあるだろうが、自分らしく笑顔で礼儀正しい振る舞いを心がけて当日に臨めるよう、事前準備を怠らないようにしよう。
多くの男性にとって、彼女の親への挨拶は一大イベントであるし、大きなハードルであると思うから、本記事で不安を少しでも解消し、リラックスして実家へ訪問できるよう祈っている。
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